『後日談?』
……………………ん?
ああ! みんな(読者の皆さん)久しぶり!!
また『生きて』会えるとは思わなかったよ!
最後に会ったのはぁ、そうだな……………5年くらい前だったか…。
ほら、俺が4人の旅仲間にプロポーズしたとき以来じゃないか?
いやぁ〜〜〜でもホント久しぶり!
元気そうでなによりだな!!
え? お前は大丈夫だったのかって?
そりゃぁ今こうして生きてんだから、当たり前だろ?
………………まぁ確かに、俺よく生きてるよなぁ………。
でもそこんとこは、親父の加護か何かで守られてると思ってるよ。
…………………………………。
なんだよ? なんか言いたい事でもあんのか?
え? お前は今幸せかって?
野暮なこと聞くなぁ………。
当たり前だろ! 幸せに決まってる!
こう見えても、俺だって『子持ち』の父親なんだからな!
子供『達』が元気に育ってくれるのが今の俺の、一番の願いだからな………。
…………………………………。
な、なんだよ? 言いたい事があんなら言えって…。
え? 妻とは仲良くやってんのかって?
まぁそうだな……………よろしくやってるよ。 夜なんか特にな………。
…………………はぁぁ。
やっぱ嫁が『7人』もいると、苦労が絶えん………。
………え? どうかしたか? 嫁は4人のはずだろって?
……………………………………………………。
わかったよ………。
せっかく再会できたんだ、俺の生い立ち………話してやるよ………。
ご存じの通り、俺の家族形式は『一夫多妻』。
まぁ………成り行きでね………。
今はぁ………『22人家族』の状態だな。
いやぁ〜〜〜……………………多いな………。
さらにその内情は………
夫→俺
妻→レビィ・エステル・フライヤ・アルク・マスター・レン・リン
子→省略………(14人 内7人は4歳 もう7人は2歳)
といった感じ。
まぁ待て待て、聞きたい事はわかってる。
順番に片づけていこうか。
妻である最初の4人はOKで、後の3人が気になるんだろ?
じゃぁ教えよう。
まずはマスター。
旅の途中で知り合った、とある村に店を構える酒場の店主。
訳あって彼女に怪我を介抱してもらったことがあるんだけど………。
要するに『既成事実』を作らされたわけよ。
まぁ『種』は間違いなく俺のだから、旅の帰りにマスターを拾って帰った………ってわけ。
責任はとらないとダメだろ、男として………。
そうそう、ちなみにマスターの本名は『ミルヒー=ホルスン』。
まぁマスターって呼び方がピンとくるから、あんま本名では呼ばないけど。
そしてリンとレン。
一章にあった通り、俺の義妹で家族同然の存在。
魔物だけあって『イタズラ』された事もあるけど………。
その妹2人が旅から戻った俺に………あろうことか『嫁』になりたいと言ってきた。
もちろん断固拒否したが、2人は一向に諦めなかった。
母であるフランに相談したのが……………これが大間違いだった。
束縛されて、結果俺が2人の初めてを奪う形に。
まったくフランの奴……………昔はぶっかけしただけで折檻だったのによ………。
で、責任を取れって言われたわけ。
わかった?
プラスαの妻に関してはこれでお終い。
………おっといけね! そういえば4人にプロポーズした直後の話し、聞かせてなかったよな?
あぁ俺としたことが………ここが一番重要だろうに………。
「みんなに俺の子を産んでほしい!!」
我ながら古い言い回しだったけど、これしか言い様がなかったんだから勘弁してくれ。
んで、言った後は正直……………………死んだと思った。 跡形もなく。
魔物は独占欲が強い印象があったから、「ふざけるな! 殺す!」とか言われると思った。
が…………………………
「子はまぁ当然だが………貴様の故郷か。 悪くない。」 byレビィ
「………ルークさん………嬉しい…です………///」 byエステル
「その言葉を待ってたんだよ!! ったく、いつになるかと思ったぜ…。」 byフライヤ
「ならば新居はルークの故郷でいいのだな? ではさっそく向かうとしよう。」 byアルク
…………………………。
誰も一夫多妻に関しては触れなかった。
それどころか快諾。
ああ奇跡ってあるもんだなぁ………と心から思ったよあん時は。
親父の加護を信じ始めたのも、その時からだったなぁ。
………どうよ? 俺の人生。
ハイリスクでノーリターンだろ?
………え? 羨ましいぞコノヤローだって?
おいおい簡単に言ってくれるなよな………。
正式に結婚した後、俺がどれだけ苦労したことか………。
毎夜毎夜の子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り……………。
もちろん妻達からの強要。
……………身が持たないと判断した結果、俺はアラビアータで露店を出していたあのバフォメット店長に頼らざるを得なくなった。
今やあの人、俺達だけのために村に店出して、しかも村に居座っている。(表向きは道具屋)
まさかあの怪しい品物に俺が手をつけることになるとは、マジで夢にも思わなかった………。
まぁでもそのおかげで、俺は『出しまくって死ぬ』なんて事にならなかった。
ちなみに今もあの人の世話になってる。 俺は店長って呼んでるけど。
店長は良く俺の家に遊びに来る。
そして子供達に何やら吹き込んで帰っていく。
……………怪しい…怪しいけど……………今は聞かないでおく。
子供達に必要な知識かもしれないしさ………。
……………え? いくらなんでも子供が14人は多すぎだろって?
そればっかりは仕方ないだろ!?
それを条件に俺が生きてるようなもんだし………。
…………………そうか、子供の話もしてなかったなぁ………。
まぁ聞いてくれや。
俺には今14人の子供………いや、娘がいる。
ちなみにあと数ヶ月で、俺達は『29人家族』になる。
いやぁ、今みんな妊娠してるから。
妻達にとっては第3児で、俺にとっては21人目の子供になる。
2年につき7人増える計算になる。
まぁでも、人数が多いと経済的にも厳しくなるわけよ。
だから家族総出で稼ぎに出てる状態。
それでも追いつかないだろと思われがちだけど………意外になんとかなってる。
一番大きいのは、エステルの武器商売。
これは非常に儲かるから、家の家計の大黒柱といっても過言ではない。
他にも、レビィは剣術の師範代をしていて、これもそこそこ儲けている。
フライヤはとにかく力仕事。 人材が不足している様で、その分儲けている様子。
マスターは村の酒場を引き継いで経営していて、なかなかの看板娘として活躍中。
一方アルクは教師をしている。 村には先生があまりいないので、かなり優遇されている。
リンとレンの2人は、例の店長の手伝い。 給料代わりに薬を持ってくるから、経済的には助かる。 経済的には…ね…………………。
………………。
お前は何もしてないのかって?
馬鹿野郎! 娘達を家に置いとけるわけねえだろ?
妻がいない間は、娘達の面倒は大体俺が全部こなしてる。
だから俺は仕事に就いてない。
恐らく仕事より忙しいだろうなぁ子守って………。
みんな同時に産んじゃうもんだから、赤ん坊7人を初めて請け負った時なんか大変大変………。
まぁ、おかげ様で慣れたけど。
4歳の娘達は、もうあんまり手が掛からない。
必要以上に腕白なのは御愛嬌。
それと、親バカって言われても仕方ないけどさぁ……………ホント可愛いんだよ、俺の娘達。
この気持ちを口頭で述べるのはムリだな。
みんな母親に似てる。
そして、みんな母親を二頭身にした感じ。
…………………カワイスギル………。
いや………1人変わった娘がいたなぁ………。
エキドナのリンから生まれた第2児(今は2歳)。
生まれたこの子が………………ハーピー種だったことには驚いた。
そういえばフランから聞いたことがある………。
エキドナは第1児は同種で、2児はランダム又は新種が生まれるらしい。
今回は新種らしく、俺を含めた家族一同全員が驚愕した。
リンはこの子の魔族名を『セイレーン』と名付けた。
さらにもう1つ驚いたこと、それは言葉を覚えるスピードが異常なまでに早く、また歌がとても上手いとゆうこと。
ちなみにこの歌、俺の前で聞かせてくれるのは嬉しいんだけど……なんか…こう………魔力的なものが宿ってるとゆうか……興奮するとゆうか………。
………2歳になる自分の娘に欲情するって…………………マズイな……父親として……。
長話になったな。
悪いけど、そろそろ家に戻るわ。
先月から産休で、みんな家で子供達の世話してる。
この時期はかなり楽だけど、その後が…………………。
………まぁ家族が増えるのは良いことだし、喜ばなくちゃな!
今晩は確かぁ……………アルクの番だったかな………。
………………………なんのことかって?
…………営みだよ……………。
営み………。
………。
…。
ボテ腹でもやるんだよ…これが………。
だから………これを飲むんだよ!!
『永遠の巨根』
店長ネーミングセンス無さ過ぎ!
あと恐ろしくマズイ!
でも効果は絶大なんだなぁ〜これが………。
あとで飲んどかないと………。
久しぶりに会えて嬉しかったよ。
またいつか、機会があれば会おう。
その時にでもまた、俺の体験談聞かせてやるよ。
…………………しつこいぞ?
俺はなぁ………………………。
まったく………何度も言わせんなよ………。
俺は今
幸せだよ………
Fin
ああ! みんな(読者の皆さん)久しぶり!!
また『生きて』会えるとは思わなかったよ!
最後に会ったのはぁ、そうだな……………5年くらい前だったか…。
ほら、俺が4人の旅仲間にプロポーズしたとき以来じゃないか?
いやぁ〜〜〜でもホント久しぶり!
元気そうでなによりだな!!
え? お前は大丈夫だったのかって?
そりゃぁ今こうして生きてんだから、当たり前だろ?
………………まぁ確かに、俺よく生きてるよなぁ………。
でもそこんとこは、親父の加護か何かで守られてると思ってるよ。
…………………………………。
なんだよ? なんか言いたい事でもあんのか?
え? お前は今幸せかって?
野暮なこと聞くなぁ………。
当たり前だろ! 幸せに決まってる!
こう見えても、俺だって『子持ち』の父親なんだからな!
子供『達』が元気に育ってくれるのが今の俺の、一番の願いだからな………。
…………………………………。
な、なんだよ? 言いたい事があんなら言えって…。
え? 妻とは仲良くやってんのかって?
まぁそうだな……………よろしくやってるよ。 夜なんか特にな………。
…………………はぁぁ。
やっぱ嫁が『7人』もいると、苦労が絶えん………。
………え? どうかしたか? 嫁は4人のはずだろって?
……………………………………………………。
わかったよ………。
せっかく再会できたんだ、俺の生い立ち………話してやるよ………。
ご存じの通り、俺の家族形式は『一夫多妻』。
まぁ………成り行きでね………。
今はぁ………『22人家族』の状態だな。
いやぁ〜〜〜……………………多いな………。
さらにその内情は………
夫→俺
妻→レビィ・エステル・フライヤ・アルク・マスター・レン・リン
子→省略………(14人 内7人は4歳 もう7人は2歳)
といった感じ。
まぁ待て待て、聞きたい事はわかってる。
順番に片づけていこうか。
妻である最初の4人はOKで、後の3人が気になるんだろ?
じゃぁ教えよう。
まずはマスター。
旅の途中で知り合った、とある村に店を構える酒場の店主。
訳あって彼女に怪我を介抱してもらったことがあるんだけど………。
要するに『既成事実』を作らされたわけよ。
まぁ『種』は間違いなく俺のだから、旅の帰りにマスターを拾って帰った………ってわけ。
責任はとらないとダメだろ、男として………。
そうそう、ちなみにマスターの本名は『ミルヒー=ホルスン』。
まぁマスターって呼び方がピンとくるから、あんま本名では呼ばないけど。
そしてリンとレン。
一章にあった通り、俺の義妹で家族同然の存在。
魔物だけあって『イタズラ』された事もあるけど………。
その妹2人が旅から戻った俺に………あろうことか『嫁』になりたいと言ってきた。
もちろん断固拒否したが、2人は一向に諦めなかった。
母であるフランに相談したのが……………これが大間違いだった。
束縛されて、結果俺が2人の初めてを奪う形に。
まったくフランの奴……………昔はぶっかけしただけで折檻だったのによ………。
で、責任を取れって言われたわけ。
わかった?
プラスαの妻に関してはこれでお終い。
………おっといけね! そういえば4人にプロポーズした直後の話し、聞かせてなかったよな?
あぁ俺としたことが………ここが一番重要だろうに………。
「みんなに俺の子を産んでほしい!!」
我ながら古い言い回しだったけど、これしか言い様がなかったんだから勘弁してくれ。
んで、言った後は正直……………………死んだと思った。 跡形もなく。
魔物は独占欲が強い印象があったから、「ふざけるな! 殺す!」とか言われると思った。
が…………………………
「子はまぁ当然だが………貴様の故郷か。 悪くない。」 byレビィ
「………ルークさん………嬉しい…です………///」 byエステル
「その言葉を待ってたんだよ!! ったく、いつになるかと思ったぜ…。」 byフライヤ
「ならば新居はルークの故郷でいいのだな? ではさっそく向かうとしよう。」 byアルク
…………………………。
誰も一夫多妻に関しては触れなかった。
それどころか快諾。
ああ奇跡ってあるもんだなぁ………と心から思ったよあん時は。
親父の加護を信じ始めたのも、その時からだったなぁ。
………どうよ? 俺の人生。
ハイリスクでノーリターンだろ?
………え? 羨ましいぞコノヤローだって?
おいおい簡単に言ってくれるなよな………。
正式に結婚した後、俺がどれだけ苦労したことか………。
毎夜毎夜の子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り子作り……………。
もちろん妻達からの強要。
……………身が持たないと判断した結果、俺はアラビアータで露店を出していたあのバフォメット店長に頼らざるを得なくなった。
今やあの人、俺達だけのために村に店出して、しかも村に居座っている。(表向きは道具屋)
まさかあの怪しい品物に俺が手をつけることになるとは、マジで夢にも思わなかった………。
まぁでもそのおかげで、俺は『出しまくって死ぬ』なんて事にならなかった。
ちなみに今もあの人の世話になってる。 俺は店長って呼んでるけど。
店長は良く俺の家に遊びに来る。
そして子供達に何やら吹き込んで帰っていく。
……………怪しい…怪しいけど……………今は聞かないでおく。
子供達に必要な知識かもしれないしさ………。
……………え? いくらなんでも子供が14人は多すぎだろって?
そればっかりは仕方ないだろ!?
それを条件に俺が生きてるようなもんだし………。
…………………そうか、子供の話もしてなかったなぁ………。
まぁ聞いてくれや。
俺には今14人の子供………いや、娘がいる。
ちなみにあと数ヶ月で、俺達は『29人家族』になる。
いやぁ、今みんな妊娠してるから。
妻達にとっては第3児で、俺にとっては21人目の子供になる。
2年につき7人増える計算になる。
まぁでも、人数が多いと経済的にも厳しくなるわけよ。
だから家族総出で稼ぎに出てる状態。
それでも追いつかないだろと思われがちだけど………意外になんとかなってる。
一番大きいのは、エステルの武器商売。
これは非常に儲かるから、家の家計の大黒柱といっても過言ではない。
他にも、レビィは剣術の師範代をしていて、これもそこそこ儲けている。
フライヤはとにかく力仕事。 人材が不足している様で、その分儲けている様子。
マスターは村の酒場を引き継いで経営していて、なかなかの看板娘として活躍中。
一方アルクは教師をしている。 村には先生があまりいないので、かなり優遇されている。
リンとレンの2人は、例の店長の手伝い。 給料代わりに薬を持ってくるから、経済的には助かる。 経済的には…ね…………………。
………………。
お前は何もしてないのかって?
馬鹿野郎! 娘達を家に置いとけるわけねえだろ?
妻がいない間は、娘達の面倒は大体俺が全部こなしてる。
だから俺は仕事に就いてない。
恐らく仕事より忙しいだろうなぁ子守って………。
みんな同時に産んじゃうもんだから、赤ん坊7人を初めて請け負った時なんか大変大変………。
まぁ、おかげ様で慣れたけど。
4歳の娘達は、もうあんまり手が掛からない。
必要以上に腕白なのは御愛嬌。
それと、親バカって言われても仕方ないけどさぁ……………ホント可愛いんだよ、俺の娘達。
この気持ちを口頭で述べるのはムリだな。
みんな母親に似てる。
そして、みんな母親を二頭身にした感じ。
…………………カワイスギル………。
いや………1人変わった娘がいたなぁ………。
エキドナのリンから生まれた第2児(今は2歳)。
生まれたこの子が………………ハーピー種だったことには驚いた。
そういえばフランから聞いたことがある………。
エキドナは第1児は同種で、2児はランダム又は新種が生まれるらしい。
今回は新種らしく、俺を含めた家族一同全員が驚愕した。
リンはこの子の魔族名を『セイレーン』と名付けた。
さらにもう1つ驚いたこと、それは言葉を覚えるスピードが異常なまでに早く、また歌がとても上手いとゆうこと。
ちなみにこの歌、俺の前で聞かせてくれるのは嬉しいんだけど……なんか…こう………魔力的なものが宿ってるとゆうか……興奮するとゆうか………。
………2歳になる自分の娘に欲情するって…………………マズイな……父親として……。
長話になったな。
悪いけど、そろそろ家に戻るわ。
先月から産休で、みんな家で子供達の世話してる。
この時期はかなり楽だけど、その後が…………………。
………まぁ家族が増えるのは良いことだし、喜ばなくちゃな!
今晩は確かぁ……………アルクの番だったかな………。
………………………なんのことかって?
…………営みだよ……………。
営み………。
………。
…。
ボテ腹でもやるんだよ…これが………。
だから………これを飲むんだよ!!
『永遠の巨根』
店長ネーミングセンス無さ過ぎ!
あと恐ろしくマズイ!
でも効果は絶大なんだなぁ〜これが………。
あとで飲んどかないと………。
久しぶりに会えて嬉しかったよ。
またいつか、機会があれば会おう。
その時にでもまた、俺の体験談聞かせてやるよ。
…………………しつこいぞ?
俺はなぁ………………………。
まったく………何度も言わせんなよ………。
俺は今
幸せだよ………
Fin
09/12/17 00:24更新 / HERO
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