『ドワーフという名の変態』
「あ、また動きました」
「元気だなぁ。さすがドワーフの子だ」
大きくなったお腹をさするティータ。
お腹がこんなにも膨らんでいるのは食べ過ぎたからではない。
ティータは俺の子を……『妊娠』しているからだ。
「個人的にはフタナリの娘が産まれてきてほしいですね」
「ばか! 普通でイイ普通で!」
「そうですか? 仮にもフレンさんとティータの愛の結晶ですよ? 突然変異が起こっても何ら不思議はありません」
「お前は自分の娘に何を期待してるんだ……?」
責任を取るという意味で、俺たちは驚くほど自然な流れで結婚した。
まぁ、既成事実を突きつけられた時点で自然もへったくれもないんだけど……。
「なぁティータ」
「はい」
「妊娠してるお前に聞くことではないんだけどさぁ」
数ヶ月の間黙っていた。
どうしても確かめたいことがある。
「俺……いつお前を孕ませたのか、覚えてないんだよ」
男としてダメな質問であることはわかっているけど……やはり気になってしまう。
「覚えていないも何も…そんなこと、あたりまえじゃないですか」
「……あたりまえ?」
「そもそも覚えている方が不思議です」
「んん?」
覚えていなくて当然?
どういうことだ?
「ティータは週に1度、フレンさんの夕食に特製睡眠薬を混ぜていました」
「す、睡眠薬!?」
「もちろん媚薬入りですb」
「いや聞いてない聞いてない!」
なにがbだよ!
犯罪紛いのことしやがって!
「そしてグッスリと眠るフレンさんに跨り、ティータは週1のペースで性欲を発散させていたわけです」
「っ…っ……」
言葉が出ない。
「いつもなら『ティータ特製・種馬の精子でも簡単に弾き返せる避妊薬』を飲むのですが……」
「飲み忘れた…とか?」
「いえ、違います」
「え、じゃぁ……」
「簡単な話です。フレンさんの凶暴精子がティータの特製避妊薬に打ち勝ったということです」
「なにーーーーー!?」
「いやーティータも、『遂に受精してしまいましたか』と苦笑いでした」
「なんだよその覚悟してたみたいな言い方は?」
ていうかどんだけ最強なんだよ俺の精子は!
避妊薬の効果突破して受精とかありえないだろ!!
「以上がティータの孕まされた経緯です」
「無理やりやられたみたいな物言いは止めろ」
「ときにフレンさん、ティータの性欲発散シーンを見てみませんか?」
「いや別に……」
「では回想スタート」
「おい!」
「あ…あっ…///」
「………」←睡眠中
「フレンさんの…とても…大きいです……///」
「………」←無意識
「ふふ…情けない顔ですね…フレンさん……?」
「………」←無表情
「ティ、ティータ…イ、イキそう…です……」
「………」←無関心
「ぁ…あぁぁ〜……出てます…フレン、さんの…遺伝子……///」
「………」←zzz
「はぁ…はぁ……とても、良かったです……///」
「………」
「と、いうわけです」
「ただの変態じゃねーか!!!」
動かない俺相手に何やってるんだよコイツは……!
「失礼ですね。マグロプレイ、もとい寝姦はセックス業界でも定番のスタイルなんですよ?」
「そんなこと知らないし知りたくもない!!」
てかどういう業界だよ。
「………」
「ん、なんだよ?」
「フレンさんは、ティータのことがお嫌いですか?」
「うっ」
ティータは都合が悪くなると決まってコレを聞いてくる。
「……き、嫌いじゃ…ない」
「では、好きでもないんですか?」
「うぅ」
この質問は……ず、ずるい。
「す、好きでもない奴と…け、結婚なんて…するわけないだろ?」
「素直じゃないですねー? しかし、ツンデレなフレンさん……萌え〜♪」
「うるさい!!」
「1つ試したいことがあるのですが」
「ボテ腹セックスは禁止な」
「違います。フレンさん変態ですね」
「お前に言われたくない!」
いつもの言葉遊び。
「実はティータ、『あっかちゃん100人でっきるっかな♪』というフレーズをリアルで試してみたいのです」
「YES or NOで答える前に、俺はお前の身体が心配だ」
お前の頭が心配だと言いたかったが面倒なので自重。
「心配せずとも、ティータはドワーフなので頑丈です」
「あぁ、そうだったな」
そういう問題じゃない気がするけど。
「それで、どうですか?」
「……や、やれるもんならやってみろよ?」
「そうですか。では1年に5人のペースで……」
「ムリ!!!」
できちゃった結婚だった俺たち。
仕方なく結ばれた…ように見えるかもしれない。
けど、実際は満更でもない。
俺としては、子供のおかげで踏み出せたと思っている。
こんなどうしようもない変態だけど、こいつは紛れもなく俺の嫁。
死ぬまで大切にすると決めた相手。
そう、
俺の愛した、
ただ1人の女性だから―――――
「元気だなぁ。さすがドワーフの子だ」
大きくなったお腹をさするティータ。
お腹がこんなにも膨らんでいるのは食べ過ぎたからではない。
ティータは俺の子を……『妊娠』しているからだ。
「個人的にはフタナリの娘が産まれてきてほしいですね」
「ばか! 普通でイイ普通で!」
「そうですか? 仮にもフレンさんとティータの愛の結晶ですよ? 突然変異が起こっても何ら不思議はありません」
「お前は自分の娘に何を期待してるんだ……?」
責任を取るという意味で、俺たちは驚くほど自然な流れで結婚した。
まぁ、既成事実を突きつけられた時点で自然もへったくれもないんだけど……。
「なぁティータ」
「はい」
「妊娠してるお前に聞くことではないんだけどさぁ」
数ヶ月の間黙っていた。
どうしても確かめたいことがある。
「俺……いつお前を孕ませたのか、覚えてないんだよ」
男としてダメな質問であることはわかっているけど……やはり気になってしまう。
「覚えていないも何も…そんなこと、あたりまえじゃないですか」
「……あたりまえ?」
「そもそも覚えている方が不思議です」
「んん?」
覚えていなくて当然?
どういうことだ?
「ティータは週に1度、フレンさんの夕食に特製睡眠薬を混ぜていました」
「す、睡眠薬!?」
「もちろん媚薬入りですb」
「いや聞いてない聞いてない!」
なにがbだよ!
犯罪紛いのことしやがって!
「そしてグッスリと眠るフレンさんに跨り、ティータは週1のペースで性欲を発散させていたわけです」
「っ…っ……」
言葉が出ない。
「いつもなら『ティータ特製・種馬の精子でも簡単に弾き返せる避妊薬』を飲むのですが……」
「飲み忘れた…とか?」
「いえ、違います」
「え、じゃぁ……」
「簡単な話です。フレンさんの凶暴精子がティータの特製避妊薬に打ち勝ったということです」
「なにーーーーー!?」
「いやーティータも、『遂に受精してしまいましたか』と苦笑いでした」
「なんだよその覚悟してたみたいな言い方は?」
ていうかどんだけ最強なんだよ俺の精子は!
避妊薬の効果突破して受精とかありえないだろ!!
「以上がティータの孕まされた経緯です」
「無理やりやられたみたいな物言いは止めろ」
「ときにフレンさん、ティータの性欲発散シーンを見てみませんか?」
「いや別に……」
「では回想スタート」
「おい!」
「あ…あっ…///」
「………」←睡眠中
「フレンさんの…とても…大きいです……///」
「………」←無意識
「ふふ…情けない顔ですね…フレンさん……?」
「………」←無表情
「ティ、ティータ…イ、イキそう…です……」
「………」←無関心
「ぁ…あぁぁ〜……出てます…フレン、さんの…遺伝子……///」
「………」←zzz
「はぁ…はぁ……とても、良かったです……///」
「………」
「と、いうわけです」
「ただの変態じゃねーか!!!」
動かない俺相手に何やってるんだよコイツは……!
「失礼ですね。マグロプレイ、もとい寝姦はセックス業界でも定番のスタイルなんですよ?」
「そんなこと知らないし知りたくもない!!」
てかどういう業界だよ。
「………」
「ん、なんだよ?」
「フレンさんは、ティータのことがお嫌いですか?」
「うっ」
ティータは都合が悪くなると決まってコレを聞いてくる。
「……き、嫌いじゃ…ない」
「では、好きでもないんですか?」
「うぅ」
この質問は……ず、ずるい。
「す、好きでもない奴と…け、結婚なんて…するわけないだろ?」
「素直じゃないですねー? しかし、ツンデレなフレンさん……萌え〜♪」
「うるさい!!」
「1つ試したいことがあるのですが」
「ボテ腹セックスは禁止な」
「違います。フレンさん変態ですね」
「お前に言われたくない!」
いつもの言葉遊び。
「実はティータ、『あっかちゃん100人でっきるっかな♪』というフレーズをリアルで試してみたいのです」
「YES or NOで答える前に、俺はお前の身体が心配だ」
お前の頭が心配だと言いたかったが面倒なので自重。
「心配せずとも、ティータはドワーフなので頑丈です」
「あぁ、そうだったな」
そういう問題じゃない気がするけど。
「それで、どうですか?」
「……や、やれるもんならやってみろよ?」
「そうですか。では1年に5人のペースで……」
「ムリ!!!」
できちゃった結婚だった俺たち。
仕方なく結ばれた…ように見えるかもしれない。
けど、実際は満更でもない。
俺としては、子供のおかげで踏み出せたと思っている。
こんなどうしようもない変態だけど、こいつは紛れもなく俺の嫁。
死ぬまで大切にすると決めた相手。
そう、
俺の愛した、
ただ1人の女性だから―――――
11/05/02 07:47更新 / HERO
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