連載小説
[
TOP
]
ルージュ街の稲荷と、不器用な仕立屋
いや、奴は手先は器用だ。仕立屋としての腕前は一流と言っていい。
ただ生き方が不器用でな。自分の技術への執着が凄まじいんだ。一度仕事に入れば他のことなんて目に入らなくなるし、どれだけ賞賛されても、絶対に満足しない。
まったく、過去に何があったんだか……救いようのない技術馬鹿だよ。それに恋してしまったんだから、あの狐っ娘もかなり苦労したようだ。
だが、世の中ああいう男もいた方が面白い。
そう思わないか?
■
前編
11/09/25 09:45
■
中編
11/10/05 23:05
■
後編
11/10/04 01:08
■
余話
11/10/05 23:12
≪
TOP
|
感想
|
メール登録
|
RSS
≫
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33