キミの牛さん
レスカティエの空から青色が消えていった。みやこがある方から、真っ黒な雲がどんどんひろがって、ぼくのいる牧場の空までおおってしまった。マモノがきたんだとか、ゆうしゃ様がアクマにされたかもしれないとか、いろいろなうわさが聞こえた。
町へ買いだしに行っていたぼくは、おおあわてで牧場へかえった。でもおやかたや、オトナたちは一人もいなくなっていた。牛たちもいない。にげてしまったのか、それともマモノに食べられてしまったのか分からないけど、とてもこわくなった。おやかたは気に入らないことがあると、すぐにぼくをなぐるけど、一人ぼっちの牧場はもっとこわかった。
ぼくは物置にとびこんで、毛布にくるまってずっと、ずっとふるえていた。くすねてあったチーズを少しずつ食べながら、じっとしていた。外を見るのもこわかった。だってあの黒い雲を見ると、今にもそこからアクマがおりてきそうだったから。
外はしずかだった。ぼくしかいないからだ。それがますますこわい。
ぼくはいつも物置でねて、おきたらヘトヘトになるまではたらかされた。オトナなんて大キライなのに、一人もいなくなってしまったのがとても悲しかった。
でもしばらくして、誰かがドアをたたいた。びっくりして、マモノがきたんだと思って、毛布で体をかくした。でもマモノがノックなんてするのかな、とも思った。
「誰かいますか〜?」
その声を聞いて、ぼくははっと立ち上がった。聞いたことのある声。だいすきな声だった。
ゆっくりとドアがあいて、あの人が入ってきた。市場のロシェリーさんだ。ときどき牛を売りにくる、三角の頭巾とエプロンをした、いつもぼくに優しくしてくれるお姉さんだ。ぼくがなぐられた後、いつもアザに薬草をぬってくれる優しい人だ。ぼくが好きなオトナはロシェリーさんだけだった。
「あら、こんにちは」
ぼくを見て、ロシェリーさんは優しくわらった。ずっとこわかったから、うれしくてうれしくて、すぐにかけ寄って抱きついた。
「どうしたの? また親方に怒られたの?」
ロシェリーさんはしんぱいそうに、ぼくを見おろす。いつもみたいに優しくあたまをなでてくれた。いつもと同じ白いエプロンをつけていて、とてもいいニオイがした。
ぼくは泣きながら、牧場にだれもいなくなった、きっとマモノに食べられたんだ、もうレスカティエの人たちはみんな食べられちゃうんだと、ロシェリーさんに話した。ロシェリーさんはぼくを抱きしめながら、にっこりとわらって、
「そんなことはないよ。町のみんなは……ううん、国中どこでも、食べられたり、酷い目にあってる人なんかいないわ。みんな楽しく過ごしているわよ」
と話してくれた。でもみんないないんだ、と言うと、ロシェリーさんはエプロンのすそで、ぼくの涙をそっとふいてくれた。
「うーん、私、牛を売りにきたんだけど、誰もいないんじゃ困るなぁ。……そうだ!」
ロシェリーさんはもってきていたミルクの缶を、ぼくのまえであけた。中に入っているのはまっ白なミルクで、あまいニオイがする。いつもしぼっているミルクとはちがう、もっとこくて、うっとりしてしまうような、とてもおいしそうなミルクだった。
チーズのかけらしか食べていなかったぼくは、すぐにお腹がなってしまった。
「美味しそうでしょ。売りにきた牛のミルクなの。飲んでみる?」
コップにミルクをくんで、ロシェリーさんはそれをぼくにくれた。ぼくはお礼を言って、ぐっとそのミルクを飲む。一気にぜんぶ、飲んでしまった。おいしすぎたから。とろっとして、あまさがあって、元気がでる味だった。
ロシェリーさんがもっと飲んでいいと言うので、たくさん飲んでしまう。今までずっとこわかったけど、ロシェリーさんとこのミルクがあればだいじょうぶだと思った。そのくらい、おいしいミルクだった。
ぼくがのむところを、ロシェリーさんはうれしそうに見ていた。ぼくはロシェリーさんにも飲ませてあげたくて、いっしょに飲もうよと言ってみた。
「ありがとう。でもね、私は後でも〜っと美味しいミルクを飲むから、大丈夫だよ〜」
もっとおいしいミルクってどんな?
きいてみようとしたら、ロシュリーさんはぼくのうしろにすわって、抱っこしてくれた。
「沢山飲んで、大きくなろうね〜。キミは栄養が足りてないから……」
まるでお母さんに言われているみたいで、あたたかくて、うれしい。ロシェリーさんの声とニオイがだいすき。しあわせな気分で、ぼくはミルクをどんどん飲んだ。おなかいっぱいになるまで。
ごちそうさま、と言うと、ロシェリーさんはぎゅっとつよく抱きしめてくれた。すると、あたまにふかふかした、やわらかいおっぱいが当たった。
とつぜん、ヘンな気分になった。体がムズムズした。
「どうしたの? お腹痛いの?」
しんぱいそうに、ロシェリーさんに見つめられる。なんだか、とてもはずかしい。だいじょうぶですと言ったけど、
「病気だといけないわ。お腹、見せて」
と、シャツをめくられた。ぼくのおへそをじっと見られる。
「ううん、これだけじゃよく分からないなぁ……」
とてもはずかしいのに、ロシェリーさんはじっくりと見ていた。ぼくのために見てくれているのだから、はずかしがっちゃダメだ。そう自分に言いきかせて、ぎゅっと目をとじてガマンした。
「じゃあ、パンツも脱いで見せて」
びっくりして目をあけると、ロシュリーさんがぼくのズボンをおろそうとしていた。やめて、と言いそうになったけど、ロシュリーさんはにっこりわらって、「私に任せて」と言った。それでなんだか安心してしまって、でもすごくドキドキしたままで、半ズボンとパンツをぬがせてもらった。
すると、ぼくは自分でもびっくりした。おちんちんがピンとかたくなって、まっすぐに伸びていた。大きくなっている。ぼくは今どうなってるの、とロシェリーさんにきいてみる。
「安心して。これはとてもいいことだから、大丈夫よ」
むぎゅっ、とまた抱きしめられた。こんどは前から。顔にロシェリーさんのおっぱいがくっついたとき、おちんちんがぴくんとうごくのが分かった。
そうか、おっぱいにさわったから、ヘンになったんだ。そう思っておっぱいからはなれようとしても、ロシェリーさんのおっぱいはとてもやわらかくて、きもちいい。もっとくっついていたい。会ったことのない、死んだお母さんも、こんなあたたかいおっぱいをしていたのかな。そう思うと、もっとはなれられなくなった。
また、おちんちんがうごいた。
「良い子ね。おっぱい好きかな〜?」
まるで赤ちゃんに言うみたいに、ロシェリーさんは話しかけてくる。はずかしいけど、うれしい。おちんちんがどんどんムズムズしてくる。
たまらなくて、僕もロシェリーさんにぎゅっと抱きつく。するとちんちんの先が、ロシェリーさんのおなかに当たってしまった。
そのとき、きゅーんって気持ちいい感じがした。なにかが出てきた。おちんちんの中から、なにか出してしまった。おしっこみたいなものを、ロシェリーさんのエプロンにもらしてしまった。
「わぁ、ミルク出たねぇ〜」
あわてておなかを見ると、エプロンに白いネバネバしたものが、べっとりとついていた。ぼくがもらした、おしっこみたいなものらしい。
どうしたらいいんだろう、おしっこかどうか分からないけど、そんなのをロシェリーさんにひっかけてしまうなんて。はずかしくてたまらなくて、あやまろうとしたけど、ロシェリーさんは優しくわらっていた。
「これはね、男の子の出すミルクなの。とても気持ちよくなったときに出るもので、これを出すのはとてもいいことなのよ」
ぼくのあたまをなでながら、ロシェリーさんはエプロンのすそをつまんで、ぼくの出した白いのをなめてみせた。とてもおいしそうに。
もっとおいしいミルクというのは、男の子のミルクのことだったんだ。ぼくはとてもふしぎで、でも気持ちいい気分で、ロシェリーさんを見ていた。するとまた、おちんちんがむくむくと大きく、かたくなってしまった。なんでこうなるの、ときいてみた。
「おちんちんが大きくなるのは、もっと気持ちよくなりたい、ミルクを出したいっていうことなの」
ロシェリーさんはそうおしえてくれた。ロシェリーさんはミルクのことなら何でも知っているんだ。すごいなぁ、と思った。
「だからね、いっぱいミルクを出した方がいいの」
どうすればいいの? ときくと、ロシェリーさんはぽんと、自分のむねをたたいた。
「ふふっ、お姉さんに任せて。いっぱい気持ちよくしてあげるから、いっぱい、いーっぱいミルクを出しましょうね」
ロシェリーさんはゆっくり、エプロンをはずした。服のボタンもはずして、ぬぎはじめる。おっぱいが丸出しになってしまった。
「ほぉら、見て見て」
おっぱいが、ぷるんぷるんって、ぼくの前でゆれた。だいすきなロシェリーさんの、きれいなおっぱい。見ちゃいけないと思ったけど、ロシェリーさんが見ていいと言うからいいんだ。どうしてこんなに、大きくふくらんでいるんだろう。どうしてこんなに、やわらかそうなんだろう。
火がついたみたいに、体がどんどんあつくなる。おちんちんのムズムズが止まらない。やっぱり、おっぱいのせいなの?
「そう。おっぱいを見ると、男の子のおちんちんは元気になるの。よく分かったね、えらいえらい〜」
ロシェリーさんにほめられちゃった。また抱きしめてくれたから、おっぱいが顔にくっつく。服をきていないから、とてもすべすべで、とてもやわらかい。それにとても、あまいニオイがする。
目がとろんとしてくる。このまま、おっぱいをマクラにしてねたら、きっと気持ちいい。でもおきていれば、ロシェリーさんがもっと気持ちよくしてくれると思ったから、がんばって目をあけていた。
「そのまま、おっぱいが大好きな男の子になってね」
ぼくの顔が、ロシェリーさんのおっぱいにはさまれてしまった。右も左もムニュムニュされる。なんだかとても、とってもしあわせ。ロシェリーさんのおっぱいがだいすき。
手でさわると、とてもふかふかしている。先の方のピンク色のところは少しだけかたくて、こりってしていた。おっぱいをさわるのがとても楽しい。
とつぜん、おっぱいの先からあたたかいものが、ぴゅって出てきた。ぼくの手にかかったそれは白くて、いいニオイがする。あまいニオイの、おいしそうなもの。
これはロシェリーさんがくれたミルクのニオイだ。あのミルクが、ロシェリーさんのおっぱいから出てきたんだ。何で、って言おうとしたけど、その前におっぱいで口をふさがれちゃった。ミルクが出たピンク色のところが、口にくっついた。
「吸ってみて……」
言われたとおり、おっぱいをチュウチュウすってみた。赤ちゃんみたいでちょっとはずかしかったけど、口の中においしいミルクがいっぱい出てきた。さっきおなかいっぱいになるまで飲んだのに、もっと飲みたくなった。ロシェリーさんのおっぱいから出たミルクが、もっと飲みたかった。
「もう片方も飲んでね」
もう一つのおっぱいも飲ませてもらった。味はおなじ。とてもおいしくて、あたまがぼーっとしてくる。
でも、なんでロシェリーさんがこのミルクを出せるのかふしぎに思って、きいてみたくて顔を見た。見てびっくりした。ロシェリーさんの目が、さっきまで青かった目が、まっ赤になっていたから。
ぼくのおどろいた顔を見て、ロシェリーさんはクスクスとわらった。そしてゆっくり、頭巾をとって……
「じゃーん」
そこには、牛にそっくりの耳と角があった。
「お姉さんはぁ、牛さんになりました〜」
ニコニコしながら、ロシェリーさんはまたぼくをギュッてしてくれた。びっくりしていたのに、少しこわかったのに、おっぱいで抱っこされるとすぐに安心してしまった。ロシェリーさんはきっと牛のアクマにされてしまったんだ。それでもいいや。おっぱいがこんなにきもちいいんだもの。
またミルクを飲ませてもらおうとおもったら、おちんちんがウズウズしてきた。手がかってにおちんちんをつかんで、もみもみしはじめた。
「だーめっ♥」
ロシェリーさんにうでをつかまれ、おちんちんから手をはなす。なんだかおちんちんが、さびしいような、じれったいような、ヘンなかんじ。大きく、かたくなって、ミルクを出したがっている。そうだ、もっともっと、ぼくもミルクを出して、きもちよくなりたい。
するとロシェリーさんは、ぼくのかんがえていることが分かったみたいに、やさしくおでこにキスをしてくれた。くちびるも、ぷるぷるで、しあわせなかんじ。
「キミのミルクはちゃーんと、お姉さんが搾ってあげるからねー♥」
しぼってもらえるんだ。そう思うとむねがドキドキして、体がすごくあつくなった。
ロシェリーさんはぼくの体を抱っこして、ひょいっともち上げた。きっと牛になったから、とても力もちになったんだ。そしてぼくを毛布の上におろし、ねかせてくれた。そのままぼくを上からみおろして、大きなおっぱいをおちんちんの上にもってきた。ロシェリーさんがそのおっぱいをギューッとしぼると、おいしいミルクがいっぱい出てきて、おちんちんにビチャビチャとかかった。
ミルクは温かくて、ちょっとトロッとしていて。とてもいいニオイがして。
それだけでもきもちいいのに、ロシェリーさんはもっときもちいいことをしてくれた。大きなおっぱいで、ぼくのおちんちんをはさんでくれたんだ。
おっぱいはとってもやわらかくて、ミルクがヌルヌルして、おちんちんがとけちゃいそうだった。二つの丸いおっぱいが、おちんちんをムニュムニュしてくれる。まるで天国にきたみたいなきぶん。
ミルクがおちんちんにしみこんでくる。きもちよすぎて、あつくなって、頭がまっしろになりそう。
ぴゅっ。
おちんちんから男の子のミルクが出ちゃった。おっぱいがベトベトになっていく。ぼくとロシェリーさん、二人のミルクがおっぱいの間でまざっていく。
ロシェリーさんにしぼってもらえた。おっぱいでしぼってもらえた。
「はーい、ちゃんとぴゅっぴゅって出せたね。いいこ、いいこ〜」
また、ほめてもらえた。それがうれしくてうれしくて、おちんちんはまたすぐに大きくなってしまった。やわらかいおっぱいが、はなしてくれないから。
なんだかさっきより、もっとおちんちんが大きくて、固くなっている気がする。ロシェリーさんはおっぱいの間に指を入れると、中にかくれているおちんちんの先をつまんでくれた。それだけでもきもちよくて、いつまでもつまんでいてほしいくらい。
「今度は、皮を剥いてあげるね」
かわをむく、って聞いて、少しこわくなった。いたいんじゃないかと思ったけど、でもロシェリーさんがひどいことをするわけない。
じっとしていると、おっぱいの間でロシェリーさんの指が、ゆっくりとおちんちんの先、かわのところを下へさげてくれた。ミルクでヌルヌルで、ぜんぜんいたくなかった。にゅるっと、かわの中にある本当のおちんちんがでてくる。それがおっぱいに当たって、体がぴくんとふるえた。
きもちいい。
「ここはね、亀頭っていうの。優しく触ってあげると……」
ロシェリーさんはおっぱいの中で、指で『きとう』をなでてくれた。すると体がビリビリってなって、またきもちよさで頭がまっしろになってきた。
どくどく。
おっぱいの間に、またおちんちんミルクを出しちゃった。きもちいい。ミルクを出すのがきもちいい。ロシェリーさんのミルクもきもちいい。おっぱいもきもちいい。
「ふふ♥ 気持ちいいでしょ〜♥」
おっぱいとおちんちんはミルクでいっぱい。ねちゃねちゃ音をたててる。ロシェリーさんの指にはぼくのミルクがついていて、それをおいしそうになめていた。その顔がとてもきれいだった。赤い目も、牛の角や耳も、ぜんぶ好きになった。
もうロシェリーさんからはなれたくない。ずっといっしょにいたい。
「うんうん、大丈夫よ。これからずーっと、お姉さんはキミの牛さんよ」
むにむにって、おっぱいが大きくうごいた。おちんちんがめちゃめちゃにされる。『きとう』がおっぱいにこすれてきもちいい。ミルクのヌルヌルもきもちいい。
ぴゅぴゅぴゅっ。
さっきよりもたくさん、おちんちんからミルクが出た。さっきよりももっと、きもちよかった。
「沢山、気持ちいいことを教えてあげるね。それに、それだけじゃないの」
ロシェリーさんがおっぱいをうごかす。おちんちんはきもちよくなる。
どくどくどくっ。
ミルクがどんどん出てくる。
「今日からこの牧場はキミの物よ。私の他にも、牛さんになった女の子、羊さんになった女の子、お馬さんになった女の子……みんなが集まる、素敵な牧場になるの」
ロシェリーさんはおっぱいをしぼる。ミルクがどんどん出てくる。ぼくの体がミルクでいっぱい。
ぴゅぴゅっ。どくどくっ。
ぼくのミルクもしぼられちゃう。
「キミは毎日、お姉さんのミルクを飲んで……お姉さんはキミのミルクを飲むの」
やさしくわらうロシェリーさんの顔は、おっぱいの間からとびだしたぼくのミルクでベトベトだ。それを見ていると、なんだかますますドキドキして、おちんちんが大きくなっちゃう。
でも何だかぼーっとしてきた。とてもきもちいいけど、もっときもちよくなりたいけど、体に力がはいらない。
「あはは、眠くなっちゃたかな……?」
ロシュリーさんのおっぱいがはなれる。おちんちんが少しさびしくなった。顔や胸についたミルクをおいしそうになめて、ロシェリーさんはうっとりとわらっていた。タオルで体をふいて、おっぱいをきれいにしている。そしてこんどは、ぼくのおちんちんの上にまたがってきた。
何をするのかな、と思っていると、ロシュリーさんのスカートにおちんちんがかくされた。
「それじゃあ、おちんちんを挿れてあげるね」
いれる? どこに?
ぼくがきくと、ロシェリーさんは「おまんこ」と答えた。
おまんこってどこだろう?
そう思ったとたん、ロシェリーさんのスカートの中でふしぎなことがおきた。おちんちんの『きとう』が、何かやわらかくて、ヌルヌルで、温かいものにさわった。それはくにゅっと広がって、おちんちんを少しずつつつんでいった。
ぼくの体はまたふるえた。さっきおっぱいでしてくれたみたいに、『おまんこ』というものはキュッとおちんちんをしめつけてくれた。中につぶつぶしたものがあって、それがおちんちんをくすぐってくる。くすぐったいのがとてもきもちいい。
おちんちんがすっぽり『おまんこ』に入ったとたん、ぼくはまたミルクをふき出していた。かってに声が出ちゃうくらい、きもちよかった。どく、どく、どくって、『おまんこ』の中にミルクを出す。ロシェリーさんはとろんとした顔で、ぼくと同じようにピクピクとふるえていた。それを見てやっと、『おまんこ』がロシェリーさんの体の中なんだとわかった。
ぼくはロシェリーさんの体の中で、ミルクをしぼってもらっているんだ。
「んっ、あはぁ♥ ……分かる? 今、お姉さんと繋がってるのよ♥」
わかる。ぼくとロシェリーさんはつながっちゃった。おちんちんと『おまんこ』で。
ロシェリーさんはぼくの上にねてきた。おっぱいで顔がはさまれる。体がふわふわしてくる。大きくて、やわらかい、やさしいおっぱい。まるでお母さんみたいに。ミルクのいいニオイがした。
ねむい。温かい。きもちいい。
「このまま寝ちゃっていいのよ。夢の中でも、夢から覚めても、ミルクをしぼってあげるからね……♥」
ちゅっと、おでこにキスをしてくれた。それがきもちよくて、またミルクをもらしちゃった。ロシェリーさんの中に、たっぷりと。
「ふふ。出しながら寝ていいよ。お腹が空いてきたら、お姉さんのミルクを飲んでいいからね♥」
ロシェリーさんはやさしく抱きしめてくれた。『おまんこ』はゆっくりとうごいて、まだおちんちんをきもちよくしてくれる。
「ずっとキミを助けてあげたかった……だから、私のおっぱいで安らいで……」
どんどんねむくなってきて、目をあけていられない。目をとじるとき、おちんちんがかってにミルクを出すのがわかった。
ロシェリーさんは国中の人がみんな、たのしくくらしていると言っていた。じゃあもしかすると、ぼくみたいな子供はみんな、ロシェリーさんみたいなやさしい人に、きもちよくしてもらっているのかな。アクマはレスカティエをどうしちゃったんだろう。オトナたちはどうしているんだろう。
起きてからでいいや。起きて、またロシェリーさんのミルクを飲んで、それからかんがえよう。
いつもぼくの寝床はこの物置だったけど、今日からはロシェリーさんがいてくれるんだ。夢の中でもいっしょだし、起きたあとでもいっしょ。ロシェリーさんはぼくの牛さんになったんだから。
今まで何度も、ぼくは何で生まれてきたんだろう、って思った。辛いくらし、いやなオトナたち……みんなガマンしてきた。
それもきっと、こうやってロシェリーさんに抱っこしてもらうためだったんだ。
――fin
町へ買いだしに行っていたぼくは、おおあわてで牧場へかえった。でもおやかたや、オトナたちは一人もいなくなっていた。牛たちもいない。にげてしまったのか、それともマモノに食べられてしまったのか分からないけど、とてもこわくなった。おやかたは気に入らないことがあると、すぐにぼくをなぐるけど、一人ぼっちの牧場はもっとこわかった。
ぼくは物置にとびこんで、毛布にくるまってずっと、ずっとふるえていた。くすねてあったチーズを少しずつ食べながら、じっとしていた。外を見るのもこわかった。だってあの黒い雲を見ると、今にもそこからアクマがおりてきそうだったから。
外はしずかだった。ぼくしかいないからだ。それがますますこわい。
ぼくはいつも物置でねて、おきたらヘトヘトになるまではたらかされた。オトナなんて大キライなのに、一人もいなくなってしまったのがとても悲しかった。
でもしばらくして、誰かがドアをたたいた。びっくりして、マモノがきたんだと思って、毛布で体をかくした。でもマモノがノックなんてするのかな、とも思った。
「誰かいますか〜?」
その声を聞いて、ぼくははっと立ち上がった。聞いたことのある声。だいすきな声だった。
ゆっくりとドアがあいて、あの人が入ってきた。市場のロシェリーさんだ。ときどき牛を売りにくる、三角の頭巾とエプロンをした、いつもぼくに優しくしてくれるお姉さんだ。ぼくがなぐられた後、いつもアザに薬草をぬってくれる優しい人だ。ぼくが好きなオトナはロシェリーさんだけだった。
「あら、こんにちは」
ぼくを見て、ロシェリーさんは優しくわらった。ずっとこわかったから、うれしくてうれしくて、すぐにかけ寄って抱きついた。
「どうしたの? また親方に怒られたの?」
ロシェリーさんはしんぱいそうに、ぼくを見おろす。いつもみたいに優しくあたまをなでてくれた。いつもと同じ白いエプロンをつけていて、とてもいいニオイがした。
ぼくは泣きながら、牧場にだれもいなくなった、きっとマモノに食べられたんだ、もうレスカティエの人たちはみんな食べられちゃうんだと、ロシェリーさんに話した。ロシェリーさんはぼくを抱きしめながら、にっこりとわらって、
「そんなことはないよ。町のみんなは……ううん、国中どこでも、食べられたり、酷い目にあってる人なんかいないわ。みんな楽しく過ごしているわよ」
と話してくれた。でもみんないないんだ、と言うと、ロシェリーさんはエプロンのすそで、ぼくの涙をそっとふいてくれた。
「うーん、私、牛を売りにきたんだけど、誰もいないんじゃ困るなぁ。……そうだ!」
ロシェリーさんはもってきていたミルクの缶を、ぼくのまえであけた。中に入っているのはまっ白なミルクで、あまいニオイがする。いつもしぼっているミルクとはちがう、もっとこくて、うっとりしてしまうような、とてもおいしそうなミルクだった。
チーズのかけらしか食べていなかったぼくは、すぐにお腹がなってしまった。
「美味しそうでしょ。売りにきた牛のミルクなの。飲んでみる?」
コップにミルクをくんで、ロシェリーさんはそれをぼくにくれた。ぼくはお礼を言って、ぐっとそのミルクを飲む。一気にぜんぶ、飲んでしまった。おいしすぎたから。とろっとして、あまさがあって、元気がでる味だった。
ロシェリーさんがもっと飲んでいいと言うので、たくさん飲んでしまう。今までずっとこわかったけど、ロシェリーさんとこのミルクがあればだいじょうぶだと思った。そのくらい、おいしいミルクだった。
ぼくがのむところを、ロシェリーさんはうれしそうに見ていた。ぼくはロシェリーさんにも飲ませてあげたくて、いっしょに飲もうよと言ってみた。
「ありがとう。でもね、私は後でも〜っと美味しいミルクを飲むから、大丈夫だよ〜」
もっとおいしいミルクってどんな?
きいてみようとしたら、ロシュリーさんはぼくのうしろにすわって、抱っこしてくれた。
「沢山飲んで、大きくなろうね〜。キミは栄養が足りてないから……」
まるでお母さんに言われているみたいで、あたたかくて、うれしい。ロシェリーさんの声とニオイがだいすき。しあわせな気分で、ぼくはミルクをどんどん飲んだ。おなかいっぱいになるまで。
ごちそうさま、と言うと、ロシェリーさんはぎゅっとつよく抱きしめてくれた。すると、あたまにふかふかした、やわらかいおっぱいが当たった。
とつぜん、ヘンな気分になった。体がムズムズした。
「どうしたの? お腹痛いの?」
しんぱいそうに、ロシェリーさんに見つめられる。なんだか、とてもはずかしい。だいじょうぶですと言ったけど、
「病気だといけないわ。お腹、見せて」
と、シャツをめくられた。ぼくのおへそをじっと見られる。
「ううん、これだけじゃよく分からないなぁ……」
とてもはずかしいのに、ロシェリーさんはじっくりと見ていた。ぼくのために見てくれているのだから、はずかしがっちゃダメだ。そう自分に言いきかせて、ぎゅっと目をとじてガマンした。
「じゃあ、パンツも脱いで見せて」
びっくりして目をあけると、ロシュリーさんがぼくのズボンをおろそうとしていた。やめて、と言いそうになったけど、ロシュリーさんはにっこりわらって、「私に任せて」と言った。それでなんだか安心してしまって、でもすごくドキドキしたままで、半ズボンとパンツをぬがせてもらった。
すると、ぼくは自分でもびっくりした。おちんちんがピンとかたくなって、まっすぐに伸びていた。大きくなっている。ぼくは今どうなってるの、とロシェリーさんにきいてみる。
「安心して。これはとてもいいことだから、大丈夫よ」
むぎゅっ、とまた抱きしめられた。こんどは前から。顔にロシェリーさんのおっぱいがくっついたとき、おちんちんがぴくんとうごくのが分かった。
そうか、おっぱいにさわったから、ヘンになったんだ。そう思っておっぱいからはなれようとしても、ロシェリーさんのおっぱいはとてもやわらかくて、きもちいい。もっとくっついていたい。会ったことのない、死んだお母さんも、こんなあたたかいおっぱいをしていたのかな。そう思うと、もっとはなれられなくなった。
また、おちんちんがうごいた。
「良い子ね。おっぱい好きかな〜?」
まるで赤ちゃんに言うみたいに、ロシェリーさんは話しかけてくる。はずかしいけど、うれしい。おちんちんがどんどんムズムズしてくる。
たまらなくて、僕もロシェリーさんにぎゅっと抱きつく。するとちんちんの先が、ロシェリーさんのおなかに当たってしまった。
そのとき、きゅーんって気持ちいい感じがした。なにかが出てきた。おちんちんの中から、なにか出してしまった。おしっこみたいなものを、ロシェリーさんのエプロンにもらしてしまった。
「わぁ、ミルク出たねぇ〜」
あわてておなかを見ると、エプロンに白いネバネバしたものが、べっとりとついていた。ぼくがもらした、おしっこみたいなものらしい。
どうしたらいいんだろう、おしっこかどうか分からないけど、そんなのをロシェリーさんにひっかけてしまうなんて。はずかしくてたまらなくて、あやまろうとしたけど、ロシェリーさんは優しくわらっていた。
「これはね、男の子の出すミルクなの。とても気持ちよくなったときに出るもので、これを出すのはとてもいいことなのよ」
ぼくのあたまをなでながら、ロシェリーさんはエプロンのすそをつまんで、ぼくの出した白いのをなめてみせた。とてもおいしそうに。
もっとおいしいミルクというのは、男の子のミルクのことだったんだ。ぼくはとてもふしぎで、でも気持ちいい気分で、ロシェリーさんを見ていた。するとまた、おちんちんがむくむくと大きく、かたくなってしまった。なんでこうなるの、ときいてみた。
「おちんちんが大きくなるのは、もっと気持ちよくなりたい、ミルクを出したいっていうことなの」
ロシェリーさんはそうおしえてくれた。ロシェリーさんはミルクのことなら何でも知っているんだ。すごいなぁ、と思った。
「だからね、いっぱいミルクを出した方がいいの」
どうすればいいの? ときくと、ロシェリーさんはぽんと、自分のむねをたたいた。
「ふふっ、お姉さんに任せて。いっぱい気持ちよくしてあげるから、いっぱい、いーっぱいミルクを出しましょうね」
ロシェリーさんはゆっくり、エプロンをはずした。服のボタンもはずして、ぬぎはじめる。おっぱいが丸出しになってしまった。
「ほぉら、見て見て」
おっぱいが、ぷるんぷるんって、ぼくの前でゆれた。だいすきなロシェリーさんの、きれいなおっぱい。見ちゃいけないと思ったけど、ロシェリーさんが見ていいと言うからいいんだ。どうしてこんなに、大きくふくらんでいるんだろう。どうしてこんなに、やわらかそうなんだろう。
火がついたみたいに、体がどんどんあつくなる。おちんちんのムズムズが止まらない。やっぱり、おっぱいのせいなの?
「そう。おっぱいを見ると、男の子のおちんちんは元気になるの。よく分かったね、えらいえらい〜」
ロシェリーさんにほめられちゃった。また抱きしめてくれたから、おっぱいが顔にくっつく。服をきていないから、とてもすべすべで、とてもやわらかい。それにとても、あまいニオイがする。
目がとろんとしてくる。このまま、おっぱいをマクラにしてねたら、きっと気持ちいい。でもおきていれば、ロシェリーさんがもっと気持ちよくしてくれると思ったから、がんばって目をあけていた。
「そのまま、おっぱいが大好きな男の子になってね」
ぼくの顔が、ロシェリーさんのおっぱいにはさまれてしまった。右も左もムニュムニュされる。なんだかとても、とってもしあわせ。ロシェリーさんのおっぱいがだいすき。
手でさわると、とてもふかふかしている。先の方のピンク色のところは少しだけかたくて、こりってしていた。おっぱいをさわるのがとても楽しい。
とつぜん、おっぱいの先からあたたかいものが、ぴゅって出てきた。ぼくの手にかかったそれは白くて、いいニオイがする。あまいニオイの、おいしそうなもの。
これはロシェリーさんがくれたミルクのニオイだ。あのミルクが、ロシェリーさんのおっぱいから出てきたんだ。何で、って言おうとしたけど、その前におっぱいで口をふさがれちゃった。ミルクが出たピンク色のところが、口にくっついた。
「吸ってみて……」
言われたとおり、おっぱいをチュウチュウすってみた。赤ちゃんみたいでちょっとはずかしかったけど、口の中においしいミルクがいっぱい出てきた。さっきおなかいっぱいになるまで飲んだのに、もっと飲みたくなった。ロシェリーさんのおっぱいから出たミルクが、もっと飲みたかった。
「もう片方も飲んでね」
もう一つのおっぱいも飲ませてもらった。味はおなじ。とてもおいしくて、あたまがぼーっとしてくる。
でも、なんでロシェリーさんがこのミルクを出せるのかふしぎに思って、きいてみたくて顔を見た。見てびっくりした。ロシェリーさんの目が、さっきまで青かった目が、まっ赤になっていたから。
ぼくのおどろいた顔を見て、ロシェリーさんはクスクスとわらった。そしてゆっくり、頭巾をとって……
「じゃーん」
そこには、牛にそっくりの耳と角があった。
「お姉さんはぁ、牛さんになりました〜」
ニコニコしながら、ロシェリーさんはまたぼくをギュッてしてくれた。びっくりしていたのに、少しこわかったのに、おっぱいで抱っこされるとすぐに安心してしまった。ロシェリーさんはきっと牛のアクマにされてしまったんだ。それでもいいや。おっぱいがこんなにきもちいいんだもの。
またミルクを飲ませてもらおうとおもったら、おちんちんがウズウズしてきた。手がかってにおちんちんをつかんで、もみもみしはじめた。
「だーめっ♥」
ロシェリーさんにうでをつかまれ、おちんちんから手をはなす。なんだかおちんちんが、さびしいような、じれったいような、ヘンなかんじ。大きく、かたくなって、ミルクを出したがっている。そうだ、もっともっと、ぼくもミルクを出して、きもちよくなりたい。
するとロシェリーさんは、ぼくのかんがえていることが分かったみたいに、やさしくおでこにキスをしてくれた。くちびるも、ぷるぷるで、しあわせなかんじ。
「キミのミルクはちゃーんと、お姉さんが搾ってあげるからねー♥」
しぼってもらえるんだ。そう思うとむねがドキドキして、体がすごくあつくなった。
ロシェリーさんはぼくの体を抱っこして、ひょいっともち上げた。きっと牛になったから、とても力もちになったんだ。そしてぼくを毛布の上におろし、ねかせてくれた。そのままぼくを上からみおろして、大きなおっぱいをおちんちんの上にもってきた。ロシェリーさんがそのおっぱいをギューッとしぼると、おいしいミルクがいっぱい出てきて、おちんちんにビチャビチャとかかった。
ミルクは温かくて、ちょっとトロッとしていて。とてもいいニオイがして。
それだけでもきもちいいのに、ロシェリーさんはもっときもちいいことをしてくれた。大きなおっぱいで、ぼくのおちんちんをはさんでくれたんだ。
おっぱいはとってもやわらかくて、ミルクがヌルヌルして、おちんちんがとけちゃいそうだった。二つの丸いおっぱいが、おちんちんをムニュムニュしてくれる。まるで天国にきたみたいなきぶん。
ミルクがおちんちんにしみこんでくる。きもちよすぎて、あつくなって、頭がまっしろになりそう。
ぴゅっ。
おちんちんから男の子のミルクが出ちゃった。おっぱいがベトベトになっていく。ぼくとロシェリーさん、二人のミルクがおっぱいの間でまざっていく。
ロシェリーさんにしぼってもらえた。おっぱいでしぼってもらえた。
「はーい、ちゃんとぴゅっぴゅって出せたね。いいこ、いいこ〜」
また、ほめてもらえた。それがうれしくてうれしくて、おちんちんはまたすぐに大きくなってしまった。やわらかいおっぱいが、はなしてくれないから。
なんだかさっきより、もっとおちんちんが大きくて、固くなっている気がする。ロシェリーさんはおっぱいの間に指を入れると、中にかくれているおちんちんの先をつまんでくれた。それだけでもきもちよくて、いつまでもつまんでいてほしいくらい。
「今度は、皮を剥いてあげるね」
かわをむく、って聞いて、少しこわくなった。いたいんじゃないかと思ったけど、でもロシェリーさんがひどいことをするわけない。
じっとしていると、おっぱいの間でロシェリーさんの指が、ゆっくりとおちんちんの先、かわのところを下へさげてくれた。ミルクでヌルヌルで、ぜんぜんいたくなかった。にゅるっと、かわの中にある本当のおちんちんがでてくる。それがおっぱいに当たって、体がぴくんとふるえた。
きもちいい。
「ここはね、亀頭っていうの。優しく触ってあげると……」
ロシェリーさんはおっぱいの中で、指で『きとう』をなでてくれた。すると体がビリビリってなって、またきもちよさで頭がまっしろになってきた。
どくどく。
おっぱいの間に、またおちんちんミルクを出しちゃった。きもちいい。ミルクを出すのがきもちいい。ロシェリーさんのミルクもきもちいい。おっぱいもきもちいい。
「ふふ♥ 気持ちいいでしょ〜♥」
おっぱいとおちんちんはミルクでいっぱい。ねちゃねちゃ音をたててる。ロシェリーさんの指にはぼくのミルクがついていて、それをおいしそうになめていた。その顔がとてもきれいだった。赤い目も、牛の角や耳も、ぜんぶ好きになった。
もうロシェリーさんからはなれたくない。ずっといっしょにいたい。
「うんうん、大丈夫よ。これからずーっと、お姉さんはキミの牛さんよ」
むにむにって、おっぱいが大きくうごいた。おちんちんがめちゃめちゃにされる。『きとう』がおっぱいにこすれてきもちいい。ミルクのヌルヌルもきもちいい。
ぴゅぴゅぴゅっ。
さっきよりもたくさん、おちんちんからミルクが出た。さっきよりももっと、きもちよかった。
「沢山、気持ちいいことを教えてあげるね。それに、それだけじゃないの」
ロシェリーさんがおっぱいをうごかす。おちんちんはきもちよくなる。
どくどくどくっ。
ミルクがどんどん出てくる。
「今日からこの牧場はキミの物よ。私の他にも、牛さんになった女の子、羊さんになった女の子、お馬さんになった女の子……みんなが集まる、素敵な牧場になるの」
ロシェリーさんはおっぱいをしぼる。ミルクがどんどん出てくる。ぼくの体がミルクでいっぱい。
ぴゅぴゅっ。どくどくっ。
ぼくのミルクもしぼられちゃう。
「キミは毎日、お姉さんのミルクを飲んで……お姉さんはキミのミルクを飲むの」
やさしくわらうロシェリーさんの顔は、おっぱいの間からとびだしたぼくのミルクでベトベトだ。それを見ていると、なんだかますますドキドキして、おちんちんが大きくなっちゃう。
でも何だかぼーっとしてきた。とてもきもちいいけど、もっときもちよくなりたいけど、体に力がはいらない。
「あはは、眠くなっちゃたかな……?」
ロシュリーさんのおっぱいがはなれる。おちんちんが少しさびしくなった。顔や胸についたミルクをおいしそうになめて、ロシェリーさんはうっとりとわらっていた。タオルで体をふいて、おっぱいをきれいにしている。そしてこんどは、ぼくのおちんちんの上にまたがってきた。
何をするのかな、と思っていると、ロシュリーさんのスカートにおちんちんがかくされた。
「それじゃあ、おちんちんを挿れてあげるね」
いれる? どこに?
ぼくがきくと、ロシェリーさんは「おまんこ」と答えた。
おまんこってどこだろう?
そう思ったとたん、ロシェリーさんのスカートの中でふしぎなことがおきた。おちんちんの『きとう』が、何かやわらかくて、ヌルヌルで、温かいものにさわった。それはくにゅっと広がって、おちんちんを少しずつつつんでいった。
ぼくの体はまたふるえた。さっきおっぱいでしてくれたみたいに、『おまんこ』というものはキュッとおちんちんをしめつけてくれた。中につぶつぶしたものがあって、それがおちんちんをくすぐってくる。くすぐったいのがとてもきもちいい。
おちんちんがすっぽり『おまんこ』に入ったとたん、ぼくはまたミルクをふき出していた。かってに声が出ちゃうくらい、きもちよかった。どく、どく、どくって、『おまんこ』の中にミルクを出す。ロシェリーさんはとろんとした顔で、ぼくと同じようにピクピクとふるえていた。それを見てやっと、『おまんこ』がロシェリーさんの体の中なんだとわかった。
ぼくはロシェリーさんの体の中で、ミルクをしぼってもらっているんだ。
「んっ、あはぁ♥ ……分かる? 今、お姉さんと繋がってるのよ♥」
わかる。ぼくとロシェリーさんはつながっちゃった。おちんちんと『おまんこ』で。
ロシェリーさんはぼくの上にねてきた。おっぱいで顔がはさまれる。体がふわふわしてくる。大きくて、やわらかい、やさしいおっぱい。まるでお母さんみたいに。ミルクのいいニオイがした。
ねむい。温かい。きもちいい。
「このまま寝ちゃっていいのよ。夢の中でも、夢から覚めても、ミルクをしぼってあげるからね……♥」
ちゅっと、おでこにキスをしてくれた。それがきもちよくて、またミルクをもらしちゃった。ロシェリーさんの中に、たっぷりと。
「ふふ。出しながら寝ていいよ。お腹が空いてきたら、お姉さんのミルクを飲んでいいからね♥」
ロシェリーさんはやさしく抱きしめてくれた。『おまんこ』はゆっくりとうごいて、まだおちんちんをきもちよくしてくれる。
「ずっとキミを助けてあげたかった……だから、私のおっぱいで安らいで……」
どんどんねむくなってきて、目をあけていられない。目をとじるとき、おちんちんがかってにミルクを出すのがわかった。
ロシェリーさんは国中の人がみんな、たのしくくらしていると言っていた。じゃあもしかすると、ぼくみたいな子供はみんな、ロシェリーさんみたいなやさしい人に、きもちよくしてもらっているのかな。アクマはレスカティエをどうしちゃったんだろう。オトナたちはどうしているんだろう。
起きてからでいいや。起きて、またロシェリーさんのミルクを飲んで、それからかんがえよう。
いつもぼくの寝床はこの物置だったけど、今日からはロシェリーさんがいてくれるんだ。夢の中でもいっしょだし、起きたあとでもいっしょ。ロシェリーさんはぼくの牛さんになったんだから。
今まで何度も、ぼくは何で生まれてきたんだろう、って思った。辛いくらし、いやなオトナたち……みんなガマンしてきた。
それもきっと、こうやってロシェリーさんに抱っこしてもらうためだったんだ。
――fin
15/05/03 00:33更新 / 空き缶号