連休の使い道
僕は今誰もいない海にいる。
小さい頃海で遊んでいた記憶を思い出し、ただ無性に行きたくなった。
砂浜を裸足で歩いたり、海に入って膝まで浸かって波を直接感じてみたり、寝転んで落ちてくるような青い空を眺めるだけでとても楽しく感じた、、、少し童心に帰った気分になった。
そんなことを繰り返したら、ふと時間が気になった、、、、もうお昼か。
しかし今はそんな気分ではない。かといって特にやることも無いので持ってきたパラソルを組み立て、シートも引きそこに寝転んだ。
潮風がとても心地よく呆然としていると、いつの間にか船を漕いでいた、、、
どうせ明日も予定がない日だ、、、、少しだけ寝ても構わんだろう、、、、
そんなことを思いながら重たくなった瞼を閉じ、意識を手放した。
。
。
。
。
。
ぼんやりと目が覚めると海に沈み掛かろうとしている太陽が見えた。
もうこんな時間か、、、帰る支度をしよう。
覚醒しきってない頭でそんなことを思っているとふと誰かに膝枕をされていることに気が付く。
「おはようございます。いい夢、見られたでしょうか?」
その女性はとても綺麗な声音で問いかけられる。
「えっと、、、、君は?」
知らない女性に膝枕をされている事に内心とても驚きながらも冷静を装い彼女に問う。
「あぁ!すみません!自己紹介がまだでしたね。私は白蛇の白亜と申します。」
「白蛇?、、、あぁ、最近話題になってる魔物娘のこと?」
体を起こしてよく見ると彼女の膝ではなく、蛇の胴体を枕にしていた。
「ご存じだったのですね!よかったぁ、、怖がられてしまったらどうしようかと思いました。」
一瞬だけ怖かったのは秘密にしておこう、、、
「えーっと、、、どうして僕に膝枕?をしていたの?」
「ごめんなさい、、、丁度砂浜を歩いてたら気持ちよさそうに寝ているあなたがいたものですからつい、、、、ご迷惑でしたか?」
「ああぁ、いや、全然迷惑じゃなかったです、、その、、おかげでいい夢が、、見れました、、、」
女性経験が皆無だった僕はしどろもどろになりながら答えた。
「そうですか!それはよかったです!、、、、、それでしたらもう少し寝ていただいても構いませんよ?」
妖艶な笑みを浮かべながら彼女は言う。
「い、いや、遠慮しておくよ。それに、もう帰らないといけない時間だから、、、」
「そうですか、、、では少しだけ、、少しだけお話しても構いませんか?」
「えっと、はい、少しだけなら構いませんよ。」
そういって僕はいらなくなったパラソルを片付けて彼女と喋った。
。
。
。
。
僕は少しだけでなく、彼女と話が合いつい話し込んでしまった。
自分の趣味や彼女の趣味、普段何してるか、どんな料理が好きだとか、色々話し込んだ。
気づけば月が真上に昇っており星があちらこちらに散らばっていた。
「もうそろそろ帰らないと、、、」
「もうですか?、、、、残念です、もう少しお話したかったです、、、」
「、、、、、、、、、また、明日も来るよ。」
「、、、、本当ですか?」
「うん、どうせ明日も暇だし、、、続きはまた明日でいいよね?」
「はい!わかりました!明日ここでお待ちしております。」
。
。
。
。
。
彼女と連絡交換した後、明日会う日時を決めて車で帰宅した。
明日、彼女にまた会えるのかと思うと中々寝付けなかった。
明日はどんな話をしようか、、、、
。
。
。
。
。
翌日、彼女と日時を決めていたはずだが待ちきれなくて一時間ほど早く着いてしまった。
しかしそこには満面の笑みで迎えてくれる彼女がそこにいた。
小さい頃海で遊んでいた記憶を思い出し、ただ無性に行きたくなった。
砂浜を裸足で歩いたり、海に入って膝まで浸かって波を直接感じてみたり、寝転んで落ちてくるような青い空を眺めるだけでとても楽しく感じた、、、少し童心に帰った気分になった。
そんなことを繰り返したら、ふと時間が気になった、、、、もうお昼か。
しかし今はそんな気分ではない。かといって特にやることも無いので持ってきたパラソルを組み立て、シートも引きそこに寝転んだ。
潮風がとても心地よく呆然としていると、いつの間にか船を漕いでいた、、、
どうせ明日も予定がない日だ、、、、少しだけ寝ても構わんだろう、、、、
そんなことを思いながら重たくなった瞼を閉じ、意識を手放した。
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ぼんやりと目が覚めると海に沈み掛かろうとしている太陽が見えた。
もうこんな時間か、、、帰る支度をしよう。
覚醒しきってない頭でそんなことを思っているとふと誰かに膝枕をされていることに気が付く。
「おはようございます。いい夢、見られたでしょうか?」
その女性はとても綺麗な声音で問いかけられる。
「えっと、、、、君は?」
知らない女性に膝枕をされている事に内心とても驚きながらも冷静を装い彼女に問う。
「あぁ!すみません!自己紹介がまだでしたね。私は白蛇の白亜と申します。」
「白蛇?、、、あぁ、最近話題になってる魔物娘のこと?」
体を起こしてよく見ると彼女の膝ではなく、蛇の胴体を枕にしていた。
「ご存じだったのですね!よかったぁ、、怖がられてしまったらどうしようかと思いました。」
一瞬だけ怖かったのは秘密にしておこう、、、
「えーっと、、、どうして僕に膝枕?をしていたの?」
「ごめんなさい、、、丁度砂浜を歩いてたら気持ちよさそうに寝ているあなたがいたものですからつい、、、、ご迷惑でしたか?」
「ああぁ、いや、全然迷惑じゃなかったです、、その、、おかげでいい夢が、、見れました、、、」
女性経験が皆無だった僕はしどろもどろになりながら答えた。
「そうですか!それはよかったです!、、、、、それでしたらもう少し寝ていただいても構いませんよ?」
妖艶な笑みを浮かべながら彼女は言う。
「い、いや、遠慮しておくよ。それに、もう帰らないといけない時間だから、、、」
「そうですか、、、では少しだけ、、少しだけお話しても構いませんか?」
「えっと、はい、少しだけなら構いませんよ。」
そういって僕はいらなくなったパラソルを片付けて彼女と喋った。
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僕は少しだけでなく、彼女と話が合いつい話し込んでしまった。
自分の趣味や彼女の趣味、普段何してるか、どんな料理が好きだとか、色々話し込んだ。
気づけば月が真上に昇っており星があちらこちらに散らばっていた。
「もうそろそろ帰らないと、、、」
「もうですか?、、、、残念です、もう少しお話したかったです、、、」
「、、、、、、、、、また、明日も来るよ。」
「、、、、本当ですか?」
「うん、どうせ明日も暇だし、、、続きはまた明日でいいよね?」
「はい!わかりました!明日ここでお待ちしております。」
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彼女と連絡交換した後、明日会う日時を決めて車で帰宅した。
明日、彼女にまた会えるのかと思うと中々寝付けなかった。
明日はどんな話をしようか、、、、
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翌日、彼女と日時を決めていたはずだが待ちきれなくて一時間ほど早く着いてしまった。
しかしそこには満面の笑みで迎えてくれる彼女がそこにいた。
17/08/17 00:51更新 / kamina