駅馬車テンションエクスペリメント
乗合馬車に揺られる長い時間、ずっと立っているというのは実際以上に体力を消耗するものだ。
景色を見ても暇つぶしになるわけではないし、車内に珍しいものなどあるはずもない。
もみくちゃにされ押しつぶされるには至らないが、それなりに混雑した車内。視界の端、少し珍しい影がある。
全身を真っ黒い外套で覆いフードを目深にかぶった、小柄な人物である。その外套はかなり擦り切れ、端は破れ色は褪せまるで浮浪者のように見える。
だが、背中に背負った大きな十字型の石が、その者がただの貧民ではないことを示している。同乗者たちは気に留めていないようだが、俺にはそれがリッチと呼ばれる魔物娘たちがよく用いる魔道具であることが分かった。
もしその人物が本当にリッチならば、外套の中にはとても可愛らしい少女がいるはずだ。
無聊に耐えかねる前に、俺は壁に向いて立っているその外套の女の背後に忍び寄り、同乗者たちの視線を俺自身の身体で遮った。
相手はまだこちらに気づいていない。さり気なく顔を見てみると、血色が悪く目の下に大きな隈が出来てはいるが、しかし紛れも無い美少女である。
やはりこの娘はリッチで間違いない。珍しいものを見られたなあ、で済ましたいところだったが、その女の体の前面、外套の合わせ目から青ざめた肌が垣間見えた時、俺の心臓は急に心拍数を増した。
やはりこのリッチ、素肌に直接ローブを羽織っている。衣服どころか下着も着けずに、無防備に外へ出てきている。実際そういうスタイルのリッチがいると知ってはいても、男としては布一枚隔てた先の裸体に興味を引かれずにはいられない。
当のリッチはまだ、こちらのことを気にしていない。同乗者たちが干渉してくる気配も無い。
右手を押さえられず、つい俺は彼女の服の中へ手を突っ込んでしまった。
俺の胸くらいまでしか身長のない彼女を抱きすくめるような感じで、左の乳房を鷲掴みにしてしまう。
声くらいはあげられるかと覚悟したが、しかしリッチは胸を揉まれても黙ったままでいた。
経箱という特殊な箱に魂を隔離した魔術師は、おっぱい揉まれるくらいのことで動揺したりしないのだろうか。
そう考えるとなんだか無性に腹が立って、俺は右手にもっと力を込めた。
今触っている胸は、リッチの小柄な体躯に反してなかなかのサイズを誇っている。片手でぎりぎり掴み切れるか切れないか、といった絶妙な大きさの巨乳だ。
生物学的には死んでいるはずの彼女の身体は、触ってみるとその青白い色の割にやけに瑞々しく、肌のハリも生きている人間と遜色ない。
ぎゅむっ、とおっぱいを揉んで指を乳房に食い込ませてみると変形に耐えかねた乳肌が反発してくるのだ。柔らかい脂肪とその奥の乳腺が、指に心地よい抵抗感を与えてくれる。
他の誰かに見られるかもしれない、という緊張感がさらに俺を興奮させる。
庇うように、あるいは追い込むようにリッチを車内の角に向かせ、二面の壁と俺自身の間に閉じ込める。
陵辱者から逃れるための場所を奪われても、まだ彼女は平然としていた。
少し呼吸が速くなっているようにも思えるが、確証は無い。何とか反応を引き出すべく、左腕を彼女の腰へ回し抱きしめるように拘束し更に乳を揉む。
血が通っていないはずの胸は俺の手の中で自在に形を変え、しかも元へ戻ろうとする。
豊かなおっぱいはただ下から捧げ持っているだけでも手の端からこぼれそうになるくらい柔らかい。
そんなふわふわおっぱいを鷲掴みにしてどのくらい深く指が乳房に沈み込むのか試したり、指と指の間から開放を求めてはみ出てくる乳肉を指の股へ挟み込んでいじめてみたり、コリコリした感触の乳首を掌でさすって優しく刺激してみたり、相手が抵抗しないのをいいことにたっぷり楽しんでしまった。
しかし、ここまでやってみてもまだリッチは声を出さない。
一体どれだけやればいいのか、胸だけじゃなくてもっと他のところも触ったほうがいいだろうかと考え始めた時、下の方から水音がした。
腰を支える左手、その少し下から粘ついた音が鳴ったのだ。
聞き違えるはずもない。媚びるような淫らな音は紛れも無く彼女の、女の欲情を示している。
大きな胸を蹂躙されて、上の口から声を出すのは我慢出来たが、下までは意識が向かなかったといったところか。
経箱に遮断されていても、感覚を完全に断ち切ることは出来ないらしい。平然とした顔も、嬌声を抑えているのだと思って見ればいっそ魅力的。
掌でおっぱいを軽く押し潰しながら人差指と中指で乳首を強く挟んでみると、触れた乳頭がどんどん硬く、熱くなってくるのが分かった。
顔には何の変化もないのに乳首はぴんぴんに勃起しているというギャップがえろい。もっとえろいリッチが見たくて、硬くなった頂点を指の間で転がす。おっぱいで一番敏感な部分を手荒く愛撫してやると、少女は短く喘いだ。
聞き逃してしまいそうなほど小さな声だったが、確かに嬌声。
馬車の中という公共の場で胸を蹂躙されて乳首を愛されて、ポーカーフェイスは保てても淫らな身体は抑えられないのか。
クールな印象のこの娘は、実はとんでもない淫乱なのではないか。それを確かめるため、左手をそっと、水音のした方へ伸ばす。腰辺りをまさぐると、ぬるりとした粘膜がすぐ指に触れた。
くちゅっ、と割れ目に指先を少しだけ沈めてみると腕の中のリッチがびくんと震えた。
指に触れる熱い液体は尿などではあり得ない。女が男を受け入れるための、淫らな蜜に違いない。
何事も無いような素振りの少女が、密かに身体を火照らせて股をびしょびしょに濡らしていた知るともう止まれない。
そっと背中を押すと、リッチはまるで全て心得たように壁に手を付き、尻を突き出してきた。
外套をめくると陰毛も疎らな女性器が見える。かなり幼い、初潮が来てまだ間も無いようにも見える女陰がはしたなく蜜を漏らしている、それを見るだけでめまいがしそうなほど興奮する。
何もかもがもどかしく、俺は同乗者たちのこともほとんど忘れてズボンから男性器を取り出した。
小柄な少女の規格外な巨乳を揉みしだいたことで既に勃起しきっているそれを、陰液に塗れて光る膣口へ触れさせる。
先端を濡れた粘膜に撫でられる刺激は、一瞬で射精してしまいそうなほど。
瞬殺されそうなところを何とか耐えて、そのまま腰を押し進める。
身体のサイズに比例して狭い膣道は、侵入してくる肉棒に絡みついてぎゅうぎゅう搾る。
まだ奥まで挿れ終わらない内に、少しづつリッチが身体を動かし始めた。
相変わらず無表情だが少し息が荒く、バックで犯される体位を取りながらも自ら腰を振って男を貪ろうとしている。澄ました顔をして、どう見ても男を求め、種付けされたがっている。
クールな表情を作りながらも性欲に抗えない彼女をもっと悦ばせたくて、俺は細い腰を両手で掴んで一気に男性器を突き込んだ。
肉筒を押し広げて亀頭を一番奥まで届かせると、溢れた淫蜜が床に滴り落ちる。
肉の締りがあまりに良すぎて竿が押し出されそうになるが、その勢いも利用して何度も子宮を突き上げる。
茎の部分は膣がかなり強く圧搾しているが、先端に触れてくる子宮口の方は優しく、柔らかくカリ首や尿道口を責めてくれる。
なんとも言えない感触が気持ちよすぎてピストンを止められない。
会陰と会陰のぶつかる音が周りに響くのを気にしている余裕も無い。
ただ、リッチの頼りない、まるで子供のような腰骨を掴んで腰を打ち付けることしか出来ない。
幼い膣を獣のように貪りながらふと顔を下に向けてみると、リッチの素足が見えた。
小さくて細い足、何も履かないその足は爪先立ちになっている。
身体を前に倒して両手で壁にしがみつく無理な姿勢で、さらに深く突かれたがって爪先立ちになっている。
彼とキスする時、必死になって背伸びする小さな女の子のようで、どこかいじらしい。
恋とも愛とも付かない感情は性感をさらに煽る。
公共の場で、いつ誰に見られていてもおかしくない状況でバックの快感に溺れる少女。
体重を掛けて、より勢い良く男性器を受け入れようとする彼女の膣には、もう我慢がならない。
いよいよ射精を堪え切れなくなって来た俺はリッチの腰骨を掴み直し、一気にピストンの速度をあげた。
それだけで彼女には俺の状況が伝わったらしく、口を真一文字に引き結んで両手指にぐっと力を込める。
何処へも行けないようしっかり捉えた尻、突かれるごとに粘液を垂れ流す淫乱な膣の奥へ、精を放った。
「……！ ん、ふ、ぅ……」
胎の最奥で男性器が脈動する。痙攣しながら断続的に精液を出して、子宮を犯していく。
子種を注がれた女性器は歓喜して、絶頂中の竿を抱擁し、最後の一滴まで搾り出そうとしてくれる。
出しきった後、肉棒を抜くと奥から白濁液がどろりと逆流し、太股と尻、暗色の肌を白く汚した。
たっぷり中出しされて、さすがのリッチも少し消耗したらしい。
俺の方を向きかけて、そのまま力なく座り込んだ。
女の子座りをして、膣から抜くときの摩擦が良すぎてまだ勃起したままの男性器を上目遣いで見つめてくる。
見られているだけで感じてしまいそうなほど、彼女の視線は蠱惑的だった。
へたり込んだリッチを見下ろすと、その胸元、開けられた外套の裏側に小さなポケットがある。
そこはかすかに膨らんでおり、なにか小さな箱のようなものが入っているらしい。
直感に従い、俺はその中身を奪い取った。
「あ……！ それ、それはだめ……！」
抗議の声に耳を貸すつもりは無い。
手に取った箱は手のひらに収まるくらい小さなものだが、リッチの慌てようから言ってただの箱であるはずがない。
これはリッチの魂を隔離し保護するための経箱に違いない。
わけもなく確信した俺は、その小さな箱を思い切り握りつぶした。
変化はすぐに現れた。
座り込んでいた彼女の顔が、みるみるうちに紅潮していく。
目が潤み息は荒く、俺の勃起したものをじっと見つめている。
誰に言われたわけでもないのに顔を近づけ、強い性臭を嗅いで涎を垂らす。
経箱を破壊され快楽に対する最後の防波堤を失ったリッチは、もはや欲望に抗うことが出来ないのだ。
先ほどまでの無感情なセックスをやり直すかのように、彼女は汚れた剛直に口を近づけてきた。
「……あぁむっ……ふ、ぅぐっ……！」
小さな口が猛り狂う肉棒を無理矢理に飲み込んでいく。
先端から3分の1ほどを飲み込んだところでもう口の中が一杯になってしまったようで、唇と舌が亀頭とカリ首を集中的に責めてくる。
愛液と精液の汚れに嫌悪を示すでもなく、リッチは頬を凹ませる。
「……ちゅぅぅぅぅっ……んぐ、ぷは、あふ、ふ、うぅぅ……！」
尿道を吸い上げられると、その強烈な快感と卑猥に歪んだ彼女の表情とで我慢汁が止まらなくなる。
竿が吸っても吸っても綺麗にならないことをむしろ悦ぶかのように、リッチは激しすぎるお掃除フェラを続行した。
跪き、両腕を俺の膝裏に回し、脚に抱きつくような姿勢で肉茎に吸い付いてくる。
首を反らし、息を大きく吸い込むと、もっと深く飲み込み始めた。
口の中だけでは含みきれない男性器を、喉まで使って全部舐めしゃぶろうとしているのだ。
くぐもった呻き声を上げながら、ゆっくりと少女は肉棒を咥え込んでいく。
咳き込みかけたりえづいたりしながら、陰毛が唇に触れるくらい深くフェラチオしてくれる。
喉奥を亀頭で突かれて、どろっとした涎が唇の端から止めどなく流れ落ちていた。
「……ぅ……あぐ、ぐ、ん、じゅ、じゅるっるるる……！ う、ぁ……！」
両手を使わず、口と喉だけでこんなにも激しくディープスロートされて、脚が震えるほど気持ちいい。
涙目を通り越して、もはやぽろぽろ泣いているリッチは、それでも俺の股間から口を離さない。
頭を斜め後方に降ろし、張り出た部分を唇と頬の裏で撫で上げ、その後勢い良く根元の方まで咥えていく。
きゅっと締まった唇で竿を扱かれ、喉奥で亀頭を荒々しく愛撫される。
その間、溢れ出てくるカウパー氏腺液をバキュームで吸い取られる。
唇と肉棒の間で、淫猥な水音がちゅぅちゅぅと鳴る。
細くて青白い喉が時折上下に動いて、我慢汁や唾液を飲み込んでいるのが分かる。
胸ばかり大きく育って手足も背丈も未成熟なままの少女が、自分の負担も顧みず、こうして激しすぎるほどの口腔奉仕をしてくれている。
その事実があまりに嬉しくて、俺は思わずリッチの頭を撫でた。
フェラチオ中に優しく愛撫されるとは思っていなかったらしく、リッチの動きが一瞬止まる。が、その直後。
今まで以上の速さで少女は頭を振り始めた。
暗い瞳に悦びを燃やし、リッチは精液を搾り出しにかかる。フードが脱げるほど激しく顔を前後させ、鈴口を吸引する。
二度目の絶頂の瞬間、頭を撫でる手を止めてしまった瞬間に、彼女は竿を根本まで飲み込んでいた。
気管全体を使った吸引に抗うことなど出来ない。吸われるままに精液を少女の口と喉、そして食道から胃へ注ぐ。
喉頭に射精されたリッチは目を剥いて、大量の白濁液を少しづつ嚥下していった。
「うぐ……こく、んぐっ。ご、ごくっ……ん、ふは、あぐっ……！」
男性器を咥えたまま、舌で鈴口をほじって射精を促しながらザーメンを飲む。
臭くて粘ついて最高に飲みにくい液体を、微かに震えながら食べる。
股からは先ほど膣内射精した分のザーメンを押し流すくらい大量の愛液が垂れ流され、床との間に糸を引いている。
飲みきれず唇の端からこぼした精液や、むせた時に飛び散った涎などでもう床はべたべただ。
「んぁ……はぁ、はぁ、あは……」
長時間かけてなんとか精液を飲みきり、口を大きく開いて汚液が一滴も残っていないことを示したリッチは、しかし俺から離れようとしない。
最後にもう一度亀頭を咥え、頬の裏でカリ首を撫でて、別れを惜しむかのようにひょっとこ顔で尿道から残った精液を吸い取る。
ザーメンを飲み切る時、軽く目を閉じて喉越しを楽しんでいる様が好きすぎて男性器はまだまだ萎えられない。
リッチの方も口だけでは満足できていないらしい。
内股になって脚をひくひくさせながら、濡れた、熱っぽい視線を投げかけてくる。勃ちっぱなしのものを凝視して、欲望を訴えてくる。
脇の下に手を入れて無理矢理立たせると、外套の前が完全に開いて彼女の裸が顕になった。
びしょびしょに濡れた股間を隠そうともせず、リッチは俺の首に手を回して抱きついてくる。
両太ももを抱えて持ち上げ、隅へ追い詰めて脚を広げさせ、餓えっぱなしの女陰にいきなり挿入した。
「ひッ……！」
一回目にセックスした時の余裕は既に無い。
経箱を破壊され魂を肉体に戻されたリッチは快楽を直に感じることしかできない。
胸を揉まれてバックから突かれて中出しされて精液飲んで、もう魔物の身体はどうしようもないほど昂ってしまっているだろう。
下半身が求めるものを与えてやれば、魔法のことも、実験のことも考えられまい。
ただ奥まで挿入しただけなのに、少女は息を詰まらせた。
喉を反らせて頭を壁の角に押し付け、よく育った豊乳を魅せつけてくる。
絶頂している様子を隠すことも出来ず、足の付け根を掴まれ犯され、もう両手で俺の首に縋りつくことしか出来ない彼女が愛しくて仕方ない。
もはや何処へも行けない少女の子宮を再び精液で満たしてやるため、俺は腰を使い始めた。
二人の粘液で潤った膣壁は、イきながらも一層の粘りをもって竿に絡みつく。
しなやかで柔軟で、俺のものにぴったり合って変形する肉筒を何度も犯す。
カリ首で掻き出された愛蜜が膣口から床へぽとぽと垂れ落ちるが、潤滑液が後から後から分泌されるせいでおまんこには一向に乾く気配が無い。
「あっ……！ あひ、や、ひ、ぃあ……！ あー……！ あー……！！」
か細く、知性を欠いた声。
普段から経箱に頼っている分「直」の感覚に耐性を持たないリッチは、ただ性器に翻弄されるばかり。
一度押し上げられた快感の頂から降りることも出来ず、エクスタシーを感じ続け、いきっぱなしになっている。
そんな無力な彼女をもっと可愛がってやりたくて、俺は腰の動きを止めないまま目の前に揺れるおっぱいに吸い付いた。
これ以上無いほど勃起した乳首を甘噛みして、赤ん坊のように吸ってみる。
まだ活動していない乳腺を刺激して、苛む。
おまんこに続いておっぱいも愛されたリッチは涙すら流し始めた。
「や……！ や、これ、やぁー……！ あぁ、う、やぁこれ、いい、いひぃ……！」
声というより吐息の鳴る音と呼んだ方が正しいような、全く意味を成さない喘ぎ。
壁と壁と俺とで挟まれて無理矢理感じさせられる死霊術師の身体は、既に死んでいるにもかかわらず温かいように思えた。
手頃に大きい乳房の割に小さく控えめな乳首を唇で弄ぶ。
胸揉みとセックスとフェラチオでコリコリに凝った乳頭は授乳機能を持たない、単なる快感受容器だ。
子供のためではなく男のため、育児のためではなく遊びのために女性性の象徴が酷使されている。
ただ一時の悦楽に使われるおっぱいがまるで喜んでいるかのようにぷるぷる震える。
もう我慢できない。この淫乱な少女の子宮に生中出しして、おっぱいから母乳が出るようにしてやらないと気がすまない。
子供のために作られる母乳を吸って、飲んで搾ってセックスのため浪費してみたい。
出したてのザーメンを求めてだらしなく開いているであろう子宮口を突き上げながら、胸の谷間に顔を埋めて言った。
「出る、精液出る……」
「は、はひ……！ うあ、せーし、ナカ……！ いい、いい、ほしぃいっ！ ざーめん、ころも……！」
完全に理性を流されてしまったリッチはまともな返答を返さないが、もとより承諾を得るつもりも無い。
そのままピストン運動のスピードを上げて、胎内を何度も突き回す。
何十回目かに濡れきったヒダが亀頭が抱きしめた時、そのまま精液を放った。
「……！」
「あ……！ はっ、あ、ああ、ふあ……！」
虚ろな瞳で、リッチが身体の力を抜く。
床に落ちないようそっと支えてやると、ぼうっとした表情に少し紅が差した。
お互い落ち着くまで、少し時間がかかりそうだった。
一息ついてはみたが、しかしここは未だ乗合馬車の中だ。散々楽しんだ後だが、捕まる前に何とか逃れねば、と思っていると女の子座りになった少女が上目遣いで言った。
「……おんぶ」
オーガズムが抜けきらず、まだ脚が立たないらしい。
ふわふわした雰囲気の彼女を立ち上がらせ、速やかに馬車を出た。
性臭を嗅ぎ取られないよう注意しながら、俺達の家に戻る。
予備の経箱に魂を戻したリッチが、ようやくいつもの落ち着きを取り戻して言う。
「……実験大成功。この気配遮断魔術があれば、どこでもえっちできる」
「そりゃよかった。しかし、やっぱ緊張したなあ。気付かれてないといっても。
お前の魔力を疑うわけじゃないんだが」
「そんなこと言って。あんなに私に、ひどいことしたくせに。痴漢、楽しかった？」
「正直言って、燃えたな……痴漢も、その後も」
「そうだよね。私の経箱、壊しちゃうくらいだもんね。……ま、別にいいけど。データは取れたし」
「どうも」
わざわざ実験開始時、痴漢になりきって気分を盛り上げた甲斐があったというものだ。
楽しくエッチできて、新しい魔術も実験できる。リッチとの生活はやはりこうでなくてはならないと、改めて俺は確信した。
景色を見ても暇つぶしになるわけではないし、車内に珍しいものなどあるはずもない。
もみくちゃにされ押しつぶされるには至らないが、それなりに混雑した車内。視界の端、少し珍しい影がある。
全身を真っ黒い外套で覆いフードを目深にかぶった、小柄な人物である。その外套はかなり擦り切れ、端は破れ色は褪せまるで浮浪者のように見える。
だが、背中に背負った大きな十字型の石が、その者がただの貧民ではないことを示している。同乗者たちは気に留めていないようだが、俺にはそれがリッチと呼ばれる魔物娘たちがよく用いる魔道具であることが分かった。
もしその人物が本当にリッチならば、外套の中にはとても可愛らしい少女がいるはずだ。
無聊に耐えかねる前に、俺は壁に向いて立っているその外套の女の背後に忍び寄り、同乗者たちの視線を俺自身の身体で遮った。
相手はまだこちらに気づいていない。さり気なく顔を見てみると、血色が悪く目の下に大きな隈が出来てはいるが、しかし紛れも無い美少女である。
やはりこの娘はリッチで間違いない。珍しいものを見られたなあ、で済ましたいところだったが、その女の体の前面、外套の合わせ目から青ざめた肌が垣間見えた時、俺の心臓は急に心拍数を増した。
やはりこのリッチ、素肌に直接ローブを羽織っている。衣服どころか下着も着けずに、無防備に外へ出てきている。実際そういうスタイルのリッチがいると知ってはいても、男としては布一枚隔てた先の裸体に興味を引かれずにはいられない。
当のリッチはまだ、こちらのことを気にしていない。同乗者たちが干渉してくる気配も無い。
右手を押さえられず、つい俺は彼女の服の中へ手を突っ込んでしまった。
俺の胸くらいまでしか身長のない彼女を抱きすくめるような感じで、左の乳房を鷲掴みにしてしまう。
声くらいはあげられるかと覚悟したが、しかしリッチは胸を揉まれても黙ったままでいた。
経箱という特殊な箱に魂を隔離した魔術師は、おっぱい揉まれるくらいのことで動揺したりしないのだろうか。
そう考えるとなんだか無性に腹が立って、俺は右手にもっと力を込めた。
今触っている胸は、リッチの小柄な体躯に反してなかなかのサイズを誇っている。片手でぎりぎり掴み切れるか切れないか、といった絶妙な大きさの巨乳だ。
生物学的には死んでいるはずの彼女の身体は、触ってみるとその青白い色の割にやけに瑞々しく、肌のハリも生きている人間と遜色ない。
ぎゅむっ、とおっぱいを揉んで指を乳房に食い込ませてみると変形に耐えかねた乳肌が反発してくるのだ。柔らかい脂肪とその奥の乳腺が、指に心地よい抵抗感を与えてくれる。
他の誰かに見られるかもしれない、という緊張感がさらに俺を興奮させる。
庇うように、あるいは追い込むようにリッチを車内の角に向かせ、二面の壁と俺自身の間に閉じ込める。
陵辱者から逃れるための場所を奪われても、まだ彼女は平然としていた。
少し呼吸が速くなっているようにも思えるが、確証は無い。何とか反応を引き出すべく、左腕を彼女の腰へ回し抱きしめるように拘束し更に乳を揉む。
血が通っていないはずの胸は俺の手の中で自在に形を変え、しかも元へ戻ろうとする。
豊かなおっぱいはただ下から捧げ持っているだけでも手の端からこぼれそうになるくらい柔らかい。
そんなふわふわおっぱいを鷲掴みにしてどのくらい深く指が乳房に沈み込むのか試したり、指と指の間から開放を求めてはみ出てくる乳肉を指の股へ挟み込んでいじめてみたり、コリコリした感触の乳首を掌でさすって優しく刺激してみたり、相手が抵抗しないのをいいことにたっぷり楽しんでしまった。
しかし、ここまでやってみてもまだリッチは声を出さない。
一体どれだけやればいいのか、胸だけじゃなくてもっと他のところも触ったほうがいいだろうかと考え始めた時、下の方から水音がした。
腰を支える左手、その少し下から粘ついた音が鳴ったのだ。
聞き違えるはずもない。媚びるような淫らな音は紛れも無く彼女の、女の欲情を示している。
大きな胸を蹂躙されて、上の口から声を出すのは我慢出来たが、下までは意識が向かなかったといったところか。
経箱に遮断されていても、感覚を完全に断ち切ることは出来ないらしい。平然とした顔も、嬌声を抑えているのだと思って見ればいっそ魅力的。
掌でおっぱいを軽く押し潰しながら人差指と中指で乳首を強く挟んでみると、触れた乳頭がどんどん硬く、熱くなってくるのが分かった。
顔には何の変化もないのに乳首はぴんぴんに勃起しているというギャップがえろい。もっとえろいリッチが見たくて、硬くなった頂点を指の間で転がす。おっぱいで一番敏感な部分を手荒く愛撫してやると、少女は短く喘いだ。
聞き逃してしまいそうなほど小さな声だったが、確かに嬌声。
馬車の中という公共の場で胸を蹂躙されて乳首を愛されて、ポーカーフェイスは保てても淫らな身体は抑えられないのか。
クールな印象のこの娘は、実はとんでもない淫乱なのではないか。それを確かめるため、左手をそっと、水音のした方へ伸ばす。腰辺りをまさぐると、ぬるりとした粘膜がすぐ指に触れた。
くちゅっ、と割れ目に指先を少しだけ沈めてみると腕の中のリッチがびくんと震えた。
指に触れる熱い液体は尿などではあり得ない。女が男を受け入れるための、淫らな蜜に違いない。
何事も無いような素振りの少女が、密かに身体を火照らせて股をびしょびしょに濡らしていた知るともう止まれない。
そっと背中を押すと、リッチはまるで全て心得たように壁に手を付き、尻を突き出してきた。
外套をめくると陰毛も疎らな女性器が見える。かなり幼い、初潮が来てまだ間も無いようにも見える女陰がはしたなく蜜を漏らしている、それを見るだけでめまいがしそうなほど興奮する。
何もかもがもどかしく、俺は同乗者たちのこともほとんど忘れてズボンから男性器を取り出した。
小柄な少女の規格外な巨乳を揉みしだいたことで既に勃起しきっているそれを、陰液に塗れて光る膣口へ触れさせる。
先端を濡れた粘膜に撫でられる刺激は、一瞬で射精してしまいそうなほど。
瞬殺されそうなところを何とか耐えて、そのまま腰を押し進める。
身体のサイズに比例して狭い膣道は、侵入してくる肉棒に絡みついてぎゅうぎゅう搾る。
まだ奥まで挿れ終わらない内に、少しづつリッチが身体を動かし始めた。
相変わらず無表情だが少し息が荒く、バックで犯される体位を取りながらも自ら腰を振って男を貪ろうとしている。澄ました顔をして、どう見ても男を求め、種付けされたがっている。
クールな表情を作りながらも性欲に抗えない彼女をもっと悦ばせたくて、俺は細い腰を両手で掴んで一気に男性器を突き込んだ。
肉筒を押し広げて亀頭を一番奥まで届かせると、溢れた淫蜜が床に滴り落ちる。
肉の締りがあまりに良すぎて竿が押し出されそうになるが、その勢いも利用して何度も子宮を突き上げる。
茎の部分は膣がかなり強く圧搾しているが、先端に触れてくる子宮口の方は優しく、柔らかくカリ首や尿道口を責めてくれる。
なんとも言えない感触が気持ちよすぎてピストンを止められない。
会陰と会陰のぶつかる音が周りに響くのを気にしている余裕も無い。
ただ、リッチの頼りない、まるで子供のような腰骨を掴んで腰を打ち付けることしか出来ない。
幼い膣を獣のように貪りながらふと顔を下に向けてみると、リッチの素足が見えた。
小さくて細い足、何も履かないその足は爪先立ちになっている。
身体を前に倒して両手で壁にしがみつく無理な姿勢で、さらに深く突かれたがって爪先立ちになっている。
彼とキスする時、必死になって背伸びする小さな女の子のようで、どこかいじらしい。
恋とも愛とも付かない感情は性感をさらに煽る。
公共の場で、いつ誰に見られていてもおかしくない状況でバックの快感に溺れる少女。
体重を掛けて、より勢い良く男性器を受け入れようとする彼女の膣には、もう我慢がならない。
いよいよ射精を堪え切れなくなって来た俺はリッチの腰骨を掴み直し、一気にピストンの速度をあげた。
それだけで彼女には俺の状況が伝わったらしく、口を真一文字に引き結んで両手指にぐっと力を込める。
何処へも行けないようしっかり捉えた尻、突かれるごとに粘液を垂れ流す淫乱な膣の奥へ、精を放った。
「……！ ん、ふ、ぅ……」
胎の最奥で男性器が脈動する。痙攣しながら断続的に精液を出して、子宮を犯していく。
子種を注がれた女性器は歓喜して、絶頂中の竿を抱擁し、最後の一滴まで搾り出そうとしてくれる。
出しきった後、肉棒を抜くと奥から白濁液がどろりと逆流し、太股と尻、暗色の肌を白く汚した。
たっぷり中出しされて、さすがのリッチも少し消耗したらしい。
俺の方を向きかけて、そのまま力なく座り込んだ。
女の子座りをして、膣から抜くときの摩擦が良すぎてまだ勃起したままの男性器を上目遣いで見つめてくる。
見られているだけで感じてしまいそうなほど、彼女の視線は蠱惑的だった。
へたり込んだリッチを見下ろすと、その胸元、開けられた外套の裏側に小さなポケットがある。
そこはかすかに膨らんでおり、なにか小さな箱のようなものが入っているらしい。
直感に従い、俺はその中身を奪い取った。
「あ……！ それ、それはだめ……！」
抗議の声に耳を貸すつもりは無い。
手に取った箱は手のひらに収まるくらい小さなものだが、リッチの慌てようから言ってただの箱であるはずがない。
これはリッチの魂を隔離し保護するための経箱に違いない。
わけもなく確信した俺は、その小さな箱を思い切り握りつぶした。
変化はすぐに現れた。
座り込んでいた彼女の顔が、みるみるうちに紅潮していく。
目が潤み息は荒く、俺の勃起したものをじっと見つめている。
誰に言われたわけでもないのに顔を近づけ、強い性臭を嗅いで涎を垂らす。
経箱を破壊され快楽に対する最後の防波堤を失ったリッチは、もはや欲望に抗うことが出来ないのだ。
先ほどまでの無感情なセックスをやり直すかのように、彼女は汚れた剛直に口を近づけてきた。
「……あぁむっ……ふ、ぅぐっ……！」
小さな口が猛り狂う肉棒を無理矢理に飲み込んでいく。
先端から3分の1ほどを飲み込んだところでもう口の中が一杯になってしまったようで、唇と舌が亀頭とカリ首を集中的に責めてくる。
愛液と精液の汚れに嫌悪を示すでもなく、リッチは頬を凹ませる。
「……ちゅぅぅぅぅっ……んぐ、ぷは、あふ、ふ、うぅぅ……！」
尿道を吸い上げられると、その強烈な快感と卑猥に歪んだ彼女の表情とで我慢汁が止まらなくなる。
竿が吸っても吸っても綺麗にならないことをむしろ悦ぶかのように、リッチは激しすぎるお掃除フェラを続行した。
跪き、両腕を俺の膝裏に回し、脚に抱きつくような姿勢で肉茎に吸い付いてくる。
首を反らし、息を大きく吸い込むと、もっと深く飲み込み始めた。
口の中だけでは含みきれない男性器を、喉まで使って全部舐めしゃぶろうとしているのだ。
くぐもった呻き声を上げながら、ゆっくりと少女は肉棒を咥え込んでいく。
咳き込みかけたりえづいたりしながら、陰毛が唇に触れるくらい深くフェラチオしてくれる。
喉奥を亀頭で突かれて、どろっとした涎が唇の端から止めどなく流れ落ちていた。
「……ぅ……あぐ、ぐ、ん、じゅ、じゅるっるるる……！ う、ぁ……！」
両手を使わず、口と喉だけでこんなにも激しくディープスロートされて、脚が震えるほど気持ちいい。
涙目を通り越して、もはやぽろぽろ泣いているリッチは、それでも俺の股間から口を離さない。
頭を斜め後方に降ろし、張り出た部分を唇と頬の裏で撫で上げ、その後勢い良く根元の方まで咥えていく。
きゅっと締まった唇で竿を扱かれ、喉奥で亀頭を荒々しく愛撫される。
その間、溢れ出てくるカウパー氏腺液をバキュームで吸い取られる。
唇と肉棒の間で、淫猥な水音がちゅぅちゅぅと鳴る。
細くて青白い喉が時折上下に動いて、我慢汁や唾液を飲み込んでいるのが分かる。
胸ばかり大きく育って手足も背丈も未成熟なままの少女が、自分の負担も顧みず、こうして激しすぎるほどの口腔奉仕をしてくれている。
その事実があまりに嬉しくて、俺は思わずリッチの頭を撫でた。
フェラチオ中に優しく愛撫されるとは思っていなかったらしく、リッチの動きが一瞬止まる。が、その直後。
今まで以上の速さで少女は頭を振り始めた。
暗い瞳に悦びを燃やし、リッチは精液を搾り出しにかかる。フードが脱げるほど激しく顔を前後させ、鈴口を吸引する。
二度目の絶頂の瞬間、頭を撫でる手を止めてしまった瞬間に、彼女は竿を根本まで飲み込んでいた。
気管全体を使った吸引に抗うことなど出来ない。吸われるままに精液を少女の口と喉、そして食道から胃へ注ぐ。
喉頭に射精されたリッチは目を剥いて、大量の白濁液を少しづつ嚥下していった。
「うぐ……こく、んぐっ。ご、ごくっ……ん、ふは、あぐっ……！」
男性器を咥えたまま、舌で鈴口をほじって射精を促しながらザーメンを飲む。
臭くて粘ついて最高に飲みにくい液体を、微かに震えながら食べる。
股からは先ほど膣内射精した分のザーメンを押し流すくらい大量の愛液が垂れ流され、床との間に糸を引いている。
飲みきれず唇の端からこぼした精液や、むせた時に飛び散った涎などでもう床はべたべただ。
「んぁ……はぁ、はぁ、あは……」
長時間かけてなんとか精液を飲みきり、口を大きく開いて汚液が一滴も残っていないことを示したリッチは、しかし俺から離れようとしない。
最後にもう一度亀頭を咥え、頬の裏でカリ首を撫でて、別れを惜しむかのようにひょっとこ顔で尿道から残った精液を吸い取る。
ザーメンを飲み切る時、軽く目を閉じて喉越しを楽しんでいる様が好きすぎて男性器はまだまだ萎えられない。
リッチの方も口だけでは満足できていないらしい。
内股になって脚をひくひくさせながら、濡れた、熱っぽい視線を投げかけてくる。勃ちっぱなしのものを凝視して、欲望を訴えてくる。
脇の下に手を入れて無理矢理立たせると、外套の前が完全に開いて彼女の裸が顕になった。
びしょびしょに濡れた股間を隠そうともせず、リッチは俺の首に手を回して抱きついてくる。
両太ももを抱えて持ち上げ、隅へ追い詰めて脚を広げさせ、餓えっぱなしの女陰にいきなり挿入した。
「ひッ……！」
一回目にセックスした時の余裕は既に無い。
経箱を破壊され魂を肉体に戻されたリッチは快楽を直に感じることしかできない。
胸を揉まれてバックから突かれて中出しされて精液飲んで、もう魔物の身体はどうしようもないほど昂ってしまっているだろう。
下半身が求めるものを与えてやれば、魔法のことも、実験のことも考えられまい。
ただ奥まで挿入しただけなのに、少女は息を詰まらせた。
喉を反らせて頭を壁の角に押し付け、よく育った豊乳を魅せつけてくる。
絶頂している様子を隠すことも出来ず、足の付け根を掴まれ犯され、もう両手で俺の首に縋りつくことしか出来ない彼女が愛しくて仕方ない。
もはや何処へも行けない少女の子宮を再び精液で満たしてやるため、俺は腰を使い始めた。
二人の粘液で潤った膣壁は、イきながらも一層の粘りをもって竿に絡みつく。
しなやかで柔軟で、俺のものにぴったり合って変形する肉筒を何度も犯す。
カリ首で掻き出された愛蜜が膣口から床へぽとぽと垂れ落ちるが、潤滑液が後から後から分泌されるせいでおまんこには一向に乾く気配が無い。
「あっ……！ あひ、や、ひ、ぃあ……！ あー……！ あー……！！」
か細く、知性を欠いた声。
普段から経箱に頼っている分「直」の感覚に耐性を持たないリッチは、ただ性器に翻弄されるばかり。
一度押し上げられた快感の頂から降りることも出来ず、エクスタシーを感じ続け、いきっぱなしになっている。
そんな無力な彼女をもっと可愛がってやりたくて、俺は腰の動きを止めないまま目の前に揺れるおっぱいに吸い付いた。
これ以上無いほど勃起した乳首を甘噛みして、赤ん坊のように吸ってみる。
まだ活動していない乳腺を刺激して、苛む。
おまんこに続いておっぱいも愛されたリッチは涙すら流し始めた。
「や……！ や、これ、やぁー……！ あぁ、う、やぁこれ、いい、いひぃ……！」
声というより吐息の鳴る音と呼んだ方が正しいような、全く意味を成さない喘ぎ。
壁と壁と俺とで挟まれて無理矢理感じさせられる死霊術師の身体は、既に死んでいるにもかかわらず温かいように思えた。
手頃に大きい乳房の割に小さく控えめな乳首を唇で弄ぶ。
胸揉みとセックスとフェラチオでコリコリに凝った乳頭は授乳機能を持たない、単なる快感受容器だ。
子供のためではなく男のため、育児のためではなく遊びのために女性性の象徴が酷使されている。
ただ一時の悦楽に使われるおっぱいがまるで喜んでいるかのようにぷるぷる震える。
もう我慢できない。この淫乱な少女の子宮に生中出しして、おっぱいから母乳が出るようにしてやらないと気がすまない。
子供のために作られる母乳を吸って、飲んで搾ってセックスのため浪費してみたい。
出したてのザーメンを求めてだらしなく開いているであろう子宮口を突き上げながら、胸の谷間に顔を埋めて言った。
「出る、精液出る……」
「は、はひ……！ うあ、せーし、ナカ……！ いい、いい、ほしぃいっ！ ざーめん、ころも……！」
完全に理性を流されてしまったリッチはまともな返答を返さないが、もとより承諾を得るつもりも無い。
そのままピストン運動のスピードを上げて、胎内を何度も突き回す。
何十回目かに濡れきったヒダが亀頭が抱きしめた時、そのまま精液を放った。
「……！」
「あ……！ はっ、あ、ああ、ふあ……！」
虚ろな瞳で、リッチが身体の力を抜く。
床に落ちないようそっと支えてやると、ぼうっとした表情に少し紅が差した。
お互い落ち着くまで、少し時間がかかりそうだった。
一息ついてはみたが、しかしここは未だ乗合馬車の中だ。散々楽しんだ後だが、捕まる前に何とか逃れねば、と思っていると女の子座りになった少女が上目遣いで言った。
「……おんぶ」
オーガズムが抜けきらず、まだ脚が立たないらしい。
ふわふわした雰囲気の彼女を立ち上がらせ、速やかに馬車を出た。
性臭を嗅ぎ取られないよう注意しながら、俺達の家に戻る。
予備の経箱に魂を戻したリッチが、ようやくいつもの落ち着きを取り戻して言う。
「……実験大成功。この気配遮断魔術があれば、どこでもえっちできる」
「そりゃよかった。しかし、やっぱ緊張したなあ。気付かれてないといっても。
お前の魔力を疑うわけじゃないんだが」
「そんなこと言って。あんなに私に、ひどいことしたくせに。痴漢、楽しかった？」
「正直言って、燃えたな……痴漢も、その後も」
「そうだよね。私の経箱、壊しちゃうくらいだもんね。……ま、別にいいけど。データは取れたし」
「どうも」
わざわざ実験開始時、痴漢になりきって気分を盛り上げた甲斐があったというものだ。
楽しくエッチできて、新しい魔術も実験できる。リッチとの生活はやはりこうでなくてはならないと、改めて俺は確信した。
13/08/28 00:40更新 / ナシ・アジフ