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中出し中毒な淫乱シスター・サーシャさんとのラブラブ孕ませっくす
 先日俺は、レスカティエ城の書庫から発掘した一冊の本を読んでいた。
 それはいわゆる推理小説、それも犯罪を犯した犯人が語り手となる、倒叙モノだった。
 小説の主人公は女性であり、育児のストレスから生まれたばかりの我が子を殺してしまう。その罪を隠そうとする主人公や体面を気にする冷血な夫、その他諸々の思惑が複雑に絡み合い、なかなかスリリングな物語に仕上がっていた。
 読み終えて思い出したのは、小さな頃から俺の姉的存在で在り続けてきたサーシャさんのこと。ここレスカティエで、我がハーレムの一員でありながら幼い少女二人の世話もこなす、実に献身的な女性だ。
 心身ともに人間より遥かにタフな魔物が、それも勇者の素質を持ちながら戦いを厭い、いくら教会に乞われても決して孤児院の経営を止めなかったサーシャさんが、まさか子供二人を世話するくらいで疲れるとも思えないが、あの本の主人公だって周りからはそんなふうに思われていたに違いない。
 やはり、誰にも休息は必要ということだろう。
 思い立ったが吉日。俺は早速彼女の姿を求めて廊下へ出た。

 城内の一室で子供たちに何やらいかがわしい話をしていたサーシャさんを見つけた俺は、早速彼女を自室へ連れ込んだ。
 俺に随分懐いてくれている少女達は最初、置いて行かれることを嫌がっていたが、

「サーシャお姉さんと二人で、大事なお話があるんだ。大人の話なんだよ」

 と言うと心得顔で退いた。今頃はどこか別の部屋で俺達二人のしていることを想像して股を濡らしているか、それか天井裏からでも覗き見しているのか、どちらにしても構わない。いずれにせよ堕落神の信徒としては、賞賛されるべき行動だろう。
 同じく堕神を信奉するサーシャさんは、突然の呼び出しに顔を赤らめていた。
 魔と化した男女が密室で二人きり。これから起こることは一つしかありえない。

「……でも、急にどうしたんです? 私だけ、なんて」
「いや何、たまにはサーシャさんと二人っきりで居たくてね。大体いつも、あの娘たちと一緒だろう?」
「それは、そうですが」
「サーシャさんは俺と二人になるの、イヤか?」

 そう言ってみると彼女の表情はみるみるうちに緩んだ。ダークプリーストとして当然持っている愛欲が、幼い子らを思う心を上回ったのだろう。

「イヤだなんて、そんなこと。私はいつでも……」

 聞き終わるのも待ち切れず、俺はサーシャさんを引き倒した。流石に元王族が使っていただけはあり、寝床はふわっふわの超高級品。体が沈み込みそうなほど柔らかいベッドの上で二人寝転んで見つめ合うと、どちらからともなく唇を求め合った。

「あーむっ……ちゅ、ちゅ、……んっ……」
「ぇろぇろ……んふふ、ふぅ……」

 いかにも大人の女性といった感じの肉付きの良い身体に両手を回し抱き寄せると、腕の中の美女もそれに応えて抱き返してきてくれた。
 普段は一体多数のハーレム大乱交セックスが主流であるため、こうやって恋人っぽく(勿論恋人同士ではあるのだが)優しく愛しあうことは多くなかった。魔族らしく乱交と荒淫を楽しんできた俺だが、こういう一対一のエッチもなかなか悪くない。
 しばらくお互いに唇を貪り合っていると、先に忍耐力が尽きたらしきサーシャさんがもじもじし始めた。むっちりフトモモを忙しなく擦り合わせ、薄い黒衣の下から甘く淫らな水音を立てている。
 あえて言葉にするまでもない。二人並んで寝転がった状態から俺はそっと彼女の上に移り、組み伏せる体勢をとった。
 まだキスしかしていないというのに、眼下の堕落僧は早くも顔を上気させ、息を荒げている。そんな、敏感でせっかちで感じやすい彼女がたまらなく愛しい。
 俺は無言で服を脱ぎ捨て、サーシャさんの服の股を覆っている部分を捲り上げた。
 あの僧服の大胆過ぎるデザイン、この上無くアグレッシヴなスリットから垣間見える腰骨を見れば分かる通り、彼女は常日頃から下着を着けていない。布をたった一枚隔てたすぐそこに女性器があるという事実は、今更ながら酷く扇情的だった。
 そそり立った俺の肉棒を見てサーシャさんが涎を垂らしている。言うまでもなくぐしょぐしょに濡れた彼女のおまんこを満足させてやりたくて、俺は前戯を全部すっ飛ばし、いきなり挿入に掛かった。
 サーシャさんの足を割り開き、ベッドに抑えつけるような体勢で股間同士を触れさせる。両手の指を絡ませ合い、正常位で一気に突き込むと、豊満な身体がびくんと跳ねた。

「ひ、ゃあ……っ! 大っき……!」

 インキュバスである俺の陰茎が妻を満足させられる程度にまで膨張するのは当たり前のことなのだが、それでもやはり大きいといってもらえるのは嬉しい。男なんだから仕方ない。
 入れただけで楽しめるような俺達ではない故、早速ピストン運動を開始。
 サーシャさんが俺のものを大きく感じるのと同様に、俺もサーシャさんのものを小さく感じている。きゅぅっとイイ感じに絞めつけてくる肉壷は他の女たちのものよりも幾分ザラザラしており、そこから生まれる独特な摩擦がまた心地いい。

「ひっ……や、やぁ、ゴリゴリ、してっ……! 気持ちイイ、です……!」
「キスだけでこんなに濡れたのか。サーシャさんはほんと、エッチだよなぁ」
「は、はいぃっ! わた、し、あなたと居るだけで、どんどんエッチになっちゃいます……!」

 外へ張り出たカリ首がサーシャさんの肉筒を掻き回し、その勢いで膣口からは収まりきらなくなった愛液がだらだらと流れだす。それでも淫膣は乾くことがなく奥から分泌される潤滑液で絶えずびっしょびしょだ。ただの水と違って触れるとヌルヌルするサーシャさんの淫蜜は彼女の熱い体で温められて、まるでマグマのようだ。
 両脚をダラしなく広げ、喉を反らせて一心不乱にセックスしている彼女の姿は、かつて俺を孤児院で育ててくれていた時のあの清楚さ(着ていた服は聖職者にしてはやけに露出度が高くてエロかったけど)とは似ても似つかぬもので、それ故に酷く興奮させられる。
 昔から優しく自分を見守ってくれたお姉さんを組み伏せ犯しよがらせ孕ませる行為の、そのあまりの背徳感に俺の忍耐はもう潰えそうになっていたが、しかし俺よりもサーシャさんのほうがもっと我慢弱かった。

「イ、いく、イっちゃいます、おねがい、ナカに……!」
「俺はまだなんだけどなぁ。一人で勝手にイったら駄目だぞ」
「そ、そん、な、ムリです、もうムリ、あなたのおちんぽで、私……!」
「先にイったら、中出し無しな。我慢して」

 わざと冷たく言ってみると、それだけで下の女体はぴくっと痙攣した。絞り出すような喘ぎ声に、悲壮な色が交じる。

「う、嘘っ!? いやぁっ! ナカに、ナカに出して! でないと、私、私!」
「だったら我慢してみてよ。もうすぐ俺も射精するから」

 魔物娘の性質から言って、イきそうなのにそれを我慢するなんてことはまず不可能だ。サーシャさんの一番の弱点、膣道の天井部奥をガンガン突くと、僧服を着たままの彼女はシーツを両手で握りしめて身体を硬直させた。

「……! ひっ、も、もう……!」

 おまんこの締りが急激に強くなる。サーシャさんの喘ぎ声が細くなり、掠れるような声に変わる。一瞬息を止め両目の焦点が合わなくなった彼女は明らかに絶頂していた。
 突然の収縮に思わず達しそうになったが、なんとか持ち直した俺はそのまま肉茎を膣から抜き、同時に彼女の腹へ向けて射精した。服を捲り上げられて晒された白いお腹を精液で汚され、まるで強姦された直後のようだ。

「うぅ……いじわる。いじわるです。どうして中出ししてくれないんですかぁ……?」

 その、乱れきった彼女はまだまだ満足しきれていない表情。頬の紅みは全く引いていない。

「外出しなんて、物足りないです……。ちゃんと膣内射精してくれなきゃ、イヤです」 
「そうなのか……分かったよ。じゃあ四つん這いになって」

 いつになく従順なサーシャさんは俺の言うがままだ。さんざんイかされた挙句、結局中に精液をもらえなかったのが余程堪えたのか、今まで見たことの無い凄い表情をしている。
 腹這いになって尻だけを突き上げる獣じみた格好で、サーシャさんが挿入をねだる。恥ずかしげもなく俺を求める姿はどこまでも魅力的だ。
 インキュバスの男根は一度や二度の射精など物ともしない。完全に受け入れ態勢となった彼女の女陰に今度こそ種付けしてあげるため、俺はまた一気に挿入した。
 膣口から溢れた愛液が滴り落ちてベッドシーツに卑猥なシミを作るほど濡れきったおまんこは、一度奥まで入れただけでいかされそうになるくらい強烈な快楽を生み出す。が、瞬殺されそうになっているのは俺だけではない。

「……ふ、うぅんっ……! はぁ、ァ、き、気持ちいい……!」
「またすぐに、イっちゃいそう?」
「はい、我慢なんて、ムリ、ですよぉ……! アナタのこと、大好き、何だからぁぁぁっ!」

 嬉しいことを言われてつい勢いに乗ってしまった。サーシャさんのちょっと大きめのおしりを鷲づかみにして、最初のラブラブムードを吹き飛ばすように荒々しく腰を振る。と、彼女の嬌声が一気に高まった。

「あああいい、いいいっ! いく、またイっちゃう……!」
「サーシャさんって凄く淫乱だよなあ。お尻が上がってきてるよ」
「い、淫乱ですぅっ! 淫乱です、から、精液、中に……!」
「うん。いっぱい出してこの子宮、孕ませるよ」

 そう言った瞬間サーシャさんの体温が上がったように感じられた。同時にサーシャさんの声も一気に喜色に染まる。

「お、おおお願いしますぅっ! ナカダシ、ナカダシして、赤ちゃん妊娠させてぇ……!」

 かつて俺を庇護していたあの優しい綺麗なサーシャ先生が、今俺にいいようにされて、散々よがらされて狂って種付けを乞うている。
 若き日の思い出を快楽で塗りつぶす奇妙な満足感と、もう俺はただ守られるだけの存在ではなく、あのサーシャ先生と愛し合う事のできる存在になったのだという実感とで、俺の精神は幸福一色となった。

「じゃあ出すよ。一番奥に注いであげるから、心置きなくイッて」
「はい、く、下さい! 精子、下さい……!」

 本能に従って俺は目の前の美女を貪る。姉のように自分を慈しんでくれた女性に子供を産ませろと叫ぶ。その勢いのまま、サーシャさんの一番奥で精を放った。

「……!」
「ああああい、イくぅぅぅぅッ! 熱いせーしで、子宮がイっちゃううっ……!」

 ようやく本日一発目の膣内射精を貰えたサーシャさんの顔はもう完全に蕩けきっていた。

 しかしこんな所ではまだまだ満足できない。一旦膣から男性器を抜いて仰向けに寝転ぶと、逆流した精液を股から垂れ流して恍惚の表情を浮かべた彼女に催促した。

「次はサーシャさんが動いてみてよ」
「……あはぁ、いいですよぉ……がんがん、やっちゃいますからね……」

 虚ろな瞳で俺の腰を跨ぎ、サーシャさんは反り立った男性器に手を添えて一気に腰を落としてきた。
 まださっきの中出しアクメが引ききっていない感じの彼女は、イッたばかりの敏感な身体を酷使して騎乗位搾精に耽る。愛欲に浸った彼女は既に呂律が回らなくなってきていた。

「はひぃ、き、きもひいぃ……」
「俺も、良いよ……サーシャさん、愛してる」
「! い、いひなりそんなうれひぃこと、言わないれ下さい……また、モエてきひゃうじゃないですかぁ……」

 火に油を注ぐとはこのことか。思わず口を突いて出た愛の言葉で、サーシャさんはベッドがギシギシ軋むほど激しく腰を振り立て始めた。膝立ちになって上半身を直立させ、もう一度その胎内に生を受けるべく俺のものを搾る。一回腰を上下させるごとに手足が僅かに痙攣しピクピク跳ねているところから、軽い絶頂を何度も何度も繰り返し感じていることが見て取れた。

「あは、こうしてると、なんらか私があなたをレイプしちゃってるみたいれすねぇ……」
「サーシャさんになら、レイプされたっていいよ。大歓迎だ」
「またぁ、そんな調子の良い事ばっかり言っれも、らめれす……ちゃあんと今回も、膣内射精してもらいまふからね」

 一体何が駄目だというのか。最初に外出しされたのがそれほど辛かったのか。いつも以上に生出し種付けをねだってくるサーシャさんはとてもエロくって、勃起が止まらない。
 やはり連続セックスで感じやすくなっているのだろう、明らかにサーシャさんの「出来上がる」ペースが早い。もう早くもイきかけている彼女の全身からは眼に見えそうなくらい濃い淫気がムンムン出ている。あえて必要以上に我慢はせず、俺はサーシャさんと一緒にイくことにした。

「もう、出るよっ……」
「あああ、ああ、じゃ、じゃあ、いっしょに、イきましょうねぇ……!」

 精液と愛液で最高に滑りの良くなった肉筒が俺の男性器を捕らえる。二人の会陰を白っぽい汚濁で汚しながら、俺とサーシャさんは上り詰めていった。

「中に射精するよっ!」
「だ、出して、らしてくらさい! しきゅー、せいえきでタプタプにしてくらはいぃっ!」

 感じすぎたサーシャさんは普段の言葉遣いがどんどん崩れて、いやらしい舌足らずな喋り方になっていく。もっともっと乱れさせたくなって、俺は再び彼女の膣奥に射精した。

「あああっ、どくどく、してます……これ、やっぱり最高……中出し無しじゃ、わらひ生きていけないれす……」

 ぼうっとした、とても満足気なサーシャさん。腰の動きも止めて、子宮に注がれたスペルマがもたらす受精と懐胎の快楽に耽溺している。
 そこで俺は彼女の腰をぐっと掴み、腰を下から突き上げてまだ萎えていなかった男根をえぐり込むように出し入れした。突然襲った性感に、サーシャさんが絶叫した。

「ひぃあああっ! ひゃっ! ら、らめ、らめっ! イッてますっ! 今イッってます、から! あ、あああっ!」
「もっとイッてよ。サーシャさんのエロいイキ顔、見せてくれ……ほら、ほらぁ!」

 胎の中を俺の精液で一杯にされてこんなにもよがっているサーシャさんを見ていると首筋の毛がぞわぞわと逆立って、普段なら言いそうもない事まで言ってしまいそうになる。出せども出せども弱まらず、それどころかますます滾る性欲の趣くまま、しっかりと彼女の身体を掴んでどこへも逃げられないようにして、イき狂うおまんこをベッドのスプリングの反発力も借りてガンガン責めた。

「ひぃぃっ!? やめ、やめてぇぇっ! そ、しょんなあっ! ごりごり、いい、すごく、ああ、んああああっ!」
「ふふ、きついよサーシャさん! ぎゅうぎゅうしまって、気持いいの……!?」
「おね、おねはい、やしゅまへて……! こ、こ、こわれ、ひゃいまふぅっ!」

 やめてなどという言葉は反射的に放たれただけであろう。酷く餓えさせられた後に休みなく激しい中出しセックスをしてしまったことでイきっぱなしな状態になったサーシャさんは、一度膣内を俺のものが往復するごとに絶頂しているのだから。
 おまんこからは、まるで栓の壊れた水道のように独特な臭気を放つ愛液が絶え間なく噴きでており、それはもはや潮吹きと変わらない。シーツをびたびたにしてエクスタシーに達し続けるサーシャさんが可愛すぎて、つい意地悪な気分になってしまう。
 手近なところに筆がなかったので、魔力で代用することにした。右手人差し指の先に黒い色素を集め、今まさにイっている彼女のフトモモをそっとなぞる。黒い線を一本引かれても、彼女はそれに気付けない。

「ほら。これからサーシャさんがイくたびに、こうして回数を記録してあげるよ」
「え、う、れも、そんな、はずかひいれふ……!」
「サーシャさんの服の裾は短いから、あんまりたくさん線を引かれると隠しきれなくなるかもね」
「ら、らからぁ……そんなの、やめて……! ひ、いぃぃぃっ!?」
「はい、もう一本。……でも俺も、またそろそろイきそうだよ。このまま中に出すからね」
「やっ、やめへ、中にだはれたら、またイっひゃう……!」

 淫語に誘われるがまま、俺はサーシャさんの子宮に思い切り射精した。狭い肉の筒の奥で濃い子種汁が溢れかえっているのが分かる。熱い精液を身体の一番奥にぶちまけられて、淫乱シスターはまたイッた。

「うああっ! なきゃだしれ、まらイふっ……! や、あ、出てるっ、っあん! アツ、いですぅっ! や! あん、やああぁ……」

 そしてまた一本、彼女のフトモモに線を引く。このまま線が増え続ければ、どれだけ自分がアクメを感じたか、誰の眼にも明らかになってしまうのだ。
 といっても、それでイくのを我慢できる彼女でもないし、第一子宮を精子で満たされた状態では放っておいてもエクスタシーに至ってしまうだろう。
 これは罰などではない。夫婦の楽しいエッチにこの手の背徳感が必要不可欠だということは、俺も彼女も分かっているのだ。

「あふぅ……おなか、ぱんぱ、ん……んあぁ……あっ、あぅっ」
「サーシャさんのエッチなおまんこ、俺のザーメンで溢れかえってるよ。だらだら零しちゃって、勿体無いな」
「あっ、ふふぁ、あ、う、うあ、ああ……」

 連続アクメに思考力を奪われ、虚脱して人形のようになったサーシャさんは一層美しい。さっきはああ言ったが、もう既に回数など数える意味も無い、常にイきっぱなしであることは分かっていた。

「……むり、も、もう、もうムリです、んあああっ……!」
「まだまだ。もっともっとイかせてあげるよ」

 膣内射精しながら垂直にピストン運動を仕掛けると、おまんこからは薄い液体がまた噴き出た。挿入でイかせて、射精でイかせて、中出ししている最中にも動いてイかせる。インキュバスならではの力技で、俺はサーシャさんのトロけた顔を心行くまで堪能した。

 結局朝まで俺はサーシャさんに膣内射精し続け、せっかくの綺麗な顔を汗と涙で汚しながら彼女はイきつづけた。夜が明ける頃には、サーシャさんのフトモモには無数の、とても隠しきれないほどの線が引かれてしまっていた。

 その後。
 魔物娘にはもともとあまり無い羞恥心を煽ってエッチを楽しくするこの考えはレスカティエでも受け入れられるかと、当初思われた。しかし、いろんな女にこのプレイを試し続けたところ、自体はまた違った様相を見せ始めた。
 隠すべきものとして当初定めた筈の黒い線が、どれだけ自分の感度が良いか、どれだけ淫魔として魅力ある存在かを示す、ある種の勲章の様に扱われ始めたのだ。
 魔物娘にとってセックスとは秘すべきものでないのだから、考えてみればこれは当たり前のことである。
 実際に試すまで予想を付けられなかった辺り、まだまだ俺も人間的な思考が抜けきっていないなあと、自嘲するほか無かった。
12/03/06 21:20更新 / ナシ・アジフ

■作者メッセージ
「声に出して読みたくない日本語」を目指しました。

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