連載小説
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終章
 あれから、どのくらい月日が経っただろうか。
 時間の感覚も無くなるくらい、俺はずっと地下に篭って妹と愛し合い続けていた。
 定期的に実家から俺らの様子を確かめるために使者が来ていたはずだが、それともしばらく会っていないような気がする。もしかしたら妹が何かしたのかもしれないが、まあどうでもいいことだ。

「お、お兄ちゃん、まだ出来るでしょう……? もっともっと、イかせて……」
「分かった分かった」

 壁に手をつき、こちらに尻を突き出してルクレツィアは催促する。もう何度となく膣内射精して、妹の股間は精液と愛液で真っ白に染まっているが、それでも彼女は満足しない。俺も、犯せば犯すほど具合の良くなる実妹まんこにもう、病みつきだった。
 ぐぐっとこっちに向けられた陰唇からは、子宮から逆流してきた精液と新たに分泌された愛液が流れ出している。びしょびしょに濡れた淫猥なクレバスを見ていると、俺はまた自分の股間が硬くなるのを感じた。

「じゃあ、挿れるぞ……しっかり、手ついてな」
「うん、うん、頂戴、はやくぅ……お兄ちゃんのおちんちん、ズコズコしてぇ!」

 可愛い妹に甘えられると、何でも言うことを聞きたくなってしまうのが兄というやつである。お言葉通り俺は妹の背後に立って、早くも復活した肉槍を股に挿し入れる。
 そのままずぶずぶ膣を犯すと、何度となくはめたにもかかわらず一向に飽きの来ない、どころか俺の好みを察知してセックスするごとに気持ちよくなる魔性の肉壷が極上の締りと無上の柔らかさで俺を歓迎した。

「あうぅっ……! お兄ちゃんの、気持ちいい……! 硬くてぶっとくて、最高……♪」
「あんまり激しく動くなよ」

 そう言って俺はルクレツィアのお腹を撫でさする。
 彼女の腹は大きく膨らんでいるが、それは脂肪などではない。毎日毎晩生出しセックスを繰り返した結果できた、俺と妹の子供なのだ。
 サキュバスの特性ゆえか、妊娠発覚後もルクレツィアの性欲は衰えず、どころか以前にもまして俺にセックスと中出しをせがむようになった。俺としても、お腹の大きな、近親相姦の子供を抱えた妹を犯すこの背徳感あるエッチが止められなくなってしまい、臨月でも構わずこうして交わっているのだ。
 既に先客のいる子宮に精液をさらに注ぎ込むのは、なんだか父娘相姦っぽいが、実の妹と結ばれた俺にとってそんなもの、何の問題も無い。むしろ、これから生まれる俺達二人の娘に大きく育って欲しくて、しっかり膣内射精したくなる程だ。
 お腹を守るように壁に手をついて、ルクレツィアは挿入の快楽に身を反らす。俺のものにぴったり適合する膣壁が亀頭粘膜を優しく愛撫すると、不意に先走りが漏れた。

「あ、お兄ちゃ、もう我慢汁出た……♪」
「精液も、もうすぐ出すからな。しっかり中で受け止めてくれよ」
「うん♪ お兄ちゃんの精子、大好き♪ もう一人妊娠できるくらい、たっぷり注ぎ込んでね……」

 言われずとも、妹のおまんこはあまりに気持ちよすぎて、体の外に射精することなど到底考えられない。斜め下からえぐりあげるようにピストンし始めると、たちまち俺達は我を忘れた。

「ああ、あああっ気持ちいい! お兄ちゃんのいい! おちんぽすきぃ……!」
「うっ……俺も、気持ちいいぞ。妊娠してるのにこんな締まるなんて、ルクレツィアはエロい妹だな……!」
「そうなの、そうなのぉっ! お兄ちゃんのおちんぽで、私えろえろしちゃうのぉっ! だからもっと、がんがんレイプして……!」

 子を孕んでますます大きくなる巨乳を揺らし、ルクレツィアは狂乱する。その媚態に中てられておれがもっと興奮し、ルクレツィアもまたそれで喜ぶ。まさしく兄妹ゆえの、完璧な連携といえよう。
 妹様の仰せのまま、膣奥を全力で突いて胎児を揺らしながら、俺はそっと胸の方へ手をやった。左腕で愛妻の腹を抑えつつ、右手でぎゅっと熟した乳房を揉んでやると、歓喜の叫びと共に白い乳汁が噴きでた。

「お、おっぱいぃ! そんな、揉んじゃ、ミルク出ちゃう……!」
「搾られると、いいんだろ? まんこもきゅんきゅんしてるぞ。こっちもたっぷり、可愛がってやる」

 膣を犯されながら胸を揉みしだかれ、母乳を噴き散らすルクレツィアはどこまでも淫らで、しかも美しい。どろっとした濃厚な乳が壁や床に飛び散り、未来の若妻は搾乳アクメに溺れる。
 右の五指に力を込めて、ふわふわと柔らかくて大きな魅惑の妹乳を思う様蹂躙する。柔軟な乳脂肪に俺の指が食い込むたび、乳首から白い液体が漏れ出て妊婦は喘ぐ。
 勿論ちんこのつき込みも疎かにはしない。上へ突き上げるように、ルクレツィアの身体を浮かすようにして陰茎を出し入れすると、爪先立ちになった彼女の体重が全て股間に掛かり、より深くまで亀頭が届いてしまう。こうして奥の奥まで挿入してから子宮に射精するのが、彼女の一番のお気に入りなのだ。
 子を孕んだサキュバスの肉体は通常以上の精を欲するというが、足りない分を男から搾って補うためにこうまで淫らになるのだろうか。
 そんなことを考えたり、胸を責めたりしてしているうちにちょっと我慢しきれなくなってきた俺は、妹にも一緒に気持ちよくなってもらおうと思った。サキュバスの膣は絶頂時に一番良く締まるため、二人で同時にイくのが一番気持ちいいやり方なのだ。

「な。胸とおまんこ、どっちがいい?」
「そ、そんにゃの分かんな……! どっちも、どっちも気持ちイイのぉ、どっちも好きなのっ!」

 思った通りの答えが帰ってきて、俺はちょっと嬉しくなった。お礼とばかりに右腕と腰に渾身の力を込め、射乳させながらエクスタシーへ導く。右の乳房を弄ばれて、泣き叫ぶルクレツィアを左腕で抱え、自由な動きを奪ってラストスパート。そろそろきつい、というタイミングで、彼女が言った。

「ねえ、わたし、またイっちゃう、から……」
「……分かってる。一緒に、な?」

 無言で頷く妹に、最後の攻勢を掛ける。一際強く突いてルクレツィアの身体がちょっと跳ね上がった瞬間、腕の中の恋人は全身を引き攣らせた。

「い、イくぅ……」
「俺も……!」

 ぎゅうぅぅっ、と全方位から圧迫してくる柔らかい肉に耐え切れず、俺は妹の膣に中出しした。
 絶頂した直後に胎内を温かい液体で満たされ、ボテ腹淫魔は緩んだ笑みを浮かべる。既に子がいる子宮へ更に子種を注がれる感覚は、筆舌に尽くしがたいらしい。
 大きなお腹を抱えながら毎晩セックスに耽る愛しい妹を見ていると、本当に他のことがどうでもよく思えてくる。
 今のこの屋敷があれば、親子三人悠々暮らしていけるし、何か不都合があれば出ていくだけの話だ。
 魔物やその夫に優しいという魔界に行ってもいいし、別に人間界のどこかでも構わない。小さい頃からずっと慈しんできた、可愛いルクレツィアさえいてくれれば、俺はそれで満足なのだ。
 短く喘ぎながら、臨月セックスの快楽を全身で楽しんでいる妹を見ていると、心から俺はこいつと一緒になれてよかったと思えるのだ。
11/08/30 17:39更新 / ナシ・アジフ
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■作者メッセージ
これにて終了。
ご愛読、ありがとうございました。
近親相姦に加えてボテ腹セックスはちょっと人を選びすぎるようにも思ったんですが、新刊に「魔物は妊娠するとより淫らになる」って記述を見つけたので強行しました。
皆もっと孕ませを書くべきそうすべき

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