後編
その後。
かつてのツンツンした、攻撃的で排他的な所がきれいさっぱり無くなり、欲望に正直になったノルンを、アティスは妻として受け入れた。
彼と一緒に住むようになって、自分の女性性を肯定できるようになった彼女が充実した生活を送るようになってしばらく。
ノルンは家で一人、留守番をしていた。
寂しいことだが、いくら新妻といっても商人として多忙である旦那様に一日中構って貰う訳にはいかない。
ノルンは彼の居ない昼間は暇つぶし兼社会勉強として、アティスが古本屋から買い集めて来た実用書やら小説、学術書なんかを読んで暮らしていた。
「……こう、でいいのかな」
その本の中に一冊、他の書物と比べて一際軽い娯楽小説があった。アティスとしては、まあ堅い本ばかりでは疲れるだろう程度の考えで買って来たのだろうが、その中には「裸エプロンは新妻の戦闘服」との記述があったのだ。
薬草を取ったり、薬を精製したりで、エルフとしての知識を多いに役立て夫に仕えているノルンだったが、このフレーズには感じ入るものがあった。
常々、自分に広い外の世界を見せてくれて、更にはこうして世俗的なことについて教育もしてくれるアティスの優しい心に報いたいと考えていたのだ。
学を授けてくれた人に報いるには、それを活用して見せれば良い。きちんと本の内容をものにした事を示すため、こうして素肌の上にエプロン一枚を身に着けたのだが。
「……なんだか裸よりえっちだな、この格好」
身体の前面、小さいながらも綺麗で敏感なおっぱいや欲しがりな膣だけを最低限のみ隠すこの装いは、酷く羞恥心を喚起する。
アティスにこんな格好を見られる、と考えただけでも、身体が熱くなって股間が潤んできてしまうのだ。
玄関先に座り込んで、短い息を吐きながらノルンは自分自身を抱き締める。
待ち切れず、そっと一人で胸や陰唇を弄ってみても、ただただ高められるだけで解放されることは無い。その程度、既に身を以て知っている筈なのに。
「……んっ……はぁっ、はぁっ……」
ほてった肉体を抑え切れず、ノルンは自分で自分を慰めはじめた。
股間を指で触り、入口付近をそっと撫でると電流のような強い刺激が脊髄を走る。同時に掌を胸に当て、最近段々大きくなってきたおっぱいを強く圧迫してみると、甘い痺れ脳へが走り、自然と脚が開いてしまうのだった。
「……早く……早く帰ってきてくれよアティス……私、切ないよ……」
息も絶え絶えになりながら、淫らな一人遊びに耽るノルン。その願いが届いたか、玄関扉が開き、遂に愛しい人が現れた。
「ただいま、っと……!?」
半裸で自慰する妻を帰宅早々目にして、アティスは硬直した。彼の姿を認めるや否や、ノルンは腹這いになり尻を突き出して、浅ましくおねだりする。
「おかえり……なあ、いきなりで悪いけど、私もう限界なんだ……
こんなえっちな格好して興奮しちゃう、どうしようも無い変態女を……鎮めてくれないか?」
裸エプロンでオナニーして満たされず、更に夫のものを求める痴女は、ずいっと女性器を旦那様に寄せる。前掛けは床へと垂れ下がり、もう何も隠そうとはしない。
興奮のためか、物も言わずアティスはノルンにのし掛かってきた。もどかしげに下半身を露出させるカチャカチャという音がしたかと思うと、さっきまで渇望してやまなかった熱い棒が触れる。前戯も何もなく、陰茎が一気に膣へと入ってきた。
狭い肉の筒を割り開き、微かに汗ばんだ竿はエルフの淫穴を犯した。一番好きなバックの体位でいきなりおまんこの奥まで突き込まれた、たったそれだけでノルンは軽く達した。
「ひゃああっ! ……アティスの、やっぱり、硬くて大きい……! これ、これじゃなきゃ、私……!」
「なんだよお前……どうしてもう、こんなに濡れてるんだよ……! エロ過ぎんだろ……!」
「あ、あ、うん、そうだ、私はエロい女なんだ……こんな、裸みたいな格好して、一人でオナニーして、それでも全然満足出来なくて……アティスのちんぽが欲しくって!」
卑猥な言葉を吐きながら、ノルンは不便な体勢で腰を前後に振り、今まさに挿入されている女性器からより多くの快感を得ようとする。
靴脱ぎ場を濡らす程の愛液を垂らして、なお浅ましくも性の悦びを貪る彼女の姿は、他の何よりも愛妻家を奮い立たせる。
腰を両手で抱えて、飢えた魔物娘を楽しませるべく素早いピストン運動を加える。荒々しく背後から犯され、組み伏せられたエルフは誘惑の喘ぎをあげた。
「いい、いい、アティスのおちんぽいいィっ! もっと、もっと一杯突いて、ぐちゃぐちゃにしてえっ!」
「ああ……! お前のまんこ、締まりが良過ぎて、気持ち良過ぎて、止められねえ!」
「うん、止めちゃ、抜いちゃやだ……最後まで、いくまでしてえっ!」
どろどろした淫蜜を漏らして、エプロンにえっちな染みを付けながら、ノルンは子作りに没頭していた。少しでも高く尻を持ち上げ、いっぱい旦那様に愛して貰おうとしていると、張ったおっぱいが床に当たってむにっと変形した。
「! ム、ムネ……」
「胸? 触って欲しいのか?」
「やっ、いや……」
腰から手を離して、アティスは脇の下から胸を触りににきた。エプロンの下、ふっくらした乳脂肪を大きな手で揉まれると、甘い電撃が乳首に走った。
「むっ……!」
「痛くないか? ……気持ち、良いんだな?」
「うん、おっぱい揉まれるとピリピリして、とっても気持ちいい……」
上半身と下半身を同時に愛されて、いいようによがらされ続けるノルンは、自分から身体をアティスの手に押しつけ、もっと強く揉むよう催促する。淫乱な妻の要望に応えてアティスが五指に力を込めると、エルフの理性は完全に吹っ飛んだ。
「ね、あ、ねぇアティス。私最近、おっぱいおっきくなったの、気付いた?」
「ああ。随分いやらしく膨れてるな……!」
「ん、ふふっ……やっぱり、オトコの人は、奥さんのおっぱい大きい方がいい?」
「そりゃあなあ。前のお前が嫌いだったわけじゃあないが。大きいなら、それに越したことは」
「……うふふ。だったら、ねぇ。アティスが、私の胸大きくしてくれる?」
「……俺が? もっとたくさん揉めってか?」
「違うよ。妊娠したら、女の人はおっぱいが大きくなって、母乳も出るようになるんだぞ」
そこまで言うと、ノルンの意図がアティスにも飲み込めたらしい。息を飲んで、妻の言葉を待っているのが背後から感じられた。
「アティスの濃いザーメン、いっぱい中出しして赤ちゃん孕ませてくれたら、私のおっぱいはきっともっと大きくなるぞ……? だから、中に、子宮に、早く……!」
「あああ、ノルンっ……!」
膣内射精を乞い願う余りにも淫らな言葉で、アティスは理性の糸を振り千切ってしまったらしい。唸り声をあげながら、猛然と腰を振って亀頭で子宮口をゴツゴツ叩く。女の一番弱い部分を熱い肉槍で激しく責め立てられ、ノルンは一気に絶頂へと押し上げられて行く。
「ああ、あハッ、私、もう……やっとイけそう! お願い、膣内で、一緒に!」
「分かってる……!」
ぱんぱんと乾いた音を立て、アティスがラストスパートを掛ける。壊れた蛇口のようにだらしなく愛液を分泌し続けるおまんこの天井部、最も敏感な所を渾身の力で突かれ、ノルンの意識は飛んだ。
「かはっ……!」
「!!」
絶頂する瞬間、一際強く締まった膣肉が、男の方にもエクスタシーを促す。アクメに白く染まった意識が、中出しの快楽に侵食されて行く。火傷しそうな程熱い子種汁が胎内で暴れ回って卵子に群がるのを、ノルンは虚ろな意識で感じていた。
子宮に直接スペルマを注がれ、忘我状態にあったエルフを余所に、アティスは女体を貪る気力を残していた。どろどろの肉壺から抜いた男根はまだ、硬さを失ってはいない。
その、萎え知らずなペニスが肛門にあてがわれた時、ノルンは意識を取り戻した。
何か今までに味わった事の無い、異様な雰囲気を感じ取った、次の瞬間。
余りにあっさりと、アティスのものはエルフの尻穴に植わってしまっていた。男女の精液や性液で激しくぬめった男性器は、膣よりなお狭い直腸にスルリと侵入する。内臓を犯される感覚に、流石の淫婦も白目を剥いた。
「!! な、なにこれ……!」
「物欲しげに、ひくひくさせやがって……こっちにも、精液注いでやるよ……」
誘惑しすぎたか、過剰に興奮したアティスは妻の後ろの穴をターゲットとしたのだ。
アナルは本来、ペニスをいれるための場所ではない。そんなところに無理に挿入した事で尻の穴は通常以上に広げられ、しかしそれでも魔物化したエルフは痛みを感じない。むしろ、今までに無い新鮮な快楽に溺れていると言って良かった。
消化器に突っ込まれたペニスは、犯されているノルンにとっておまんこに突っ込まれているとき以上に大きく感じられた。尻の穴から入ったペニスが腸や胃の方まで伸びて、喉元に亀頭が顔を出しているんじゃないかと思われる程に。
「わっ、うああ、これ、すごいよ……お尻ごりごりされるの、楽しい……」
「なんか、ぬるぬるしてきゅうきゅう締まって、おまんこ並に気持ちいいなこれ。こっちでも、中出しして良いよな?」
「いいよぉ♪ 前も後ろも、アティスのどろどろせーえきで一杯にしてぇ♪」
直腸を犯されながら、ノルンは弛み切った笑みを浮かべる。恥も慎みも捨てて純粋に欲望のみを求めるその様は魔界のサキュバスにも劣らない程淫靡で、アテられた魔物夫は一層陰茎を大きく勃起させられたのだった。
墜ちてもエルフというべきか、本来使うべきでない場所なのに無理矢理ペニスを挿し込まれた淫らな穴は括約筋を強く収縮させ、異物を排除しようとする。
だが、その強力な締まりは当然激しい刺激と快楽を男にもたらし、逆にもっと激しく、早くピストンするよう促してしまう。
膣内射精で絶頂させられた直後のこの荒淫に、ノルンの正気はがりがりと削り取られていった。まだ恍惚感が抜けきっていないところに後ろの処女を乱暴に散らされ、脳内が旦那様のおちんぽで埋め尽くされていく。
目の焦点すら合わず、ぼやけた視界の中、涎を垂れ流しながら若妻は狂った。
「はあああっ! これ、おしりしゅごいいぃっ! おしり、おしりの穴レイプされて、私おかしくなりゅうぅぅ!」
愛する旦那様にアナルヴァージンを散らされたノルンは、まるで尻穴に刺さった棒で突かれて脳を直接揺らされるような思いでいた。
呂律も回らないまま、淫乱エルフは快楽にとろけた意識で訳のわからないことを叫ぶ。肛門括約筋以外の筋肉は緩み切り、えっちな肉の人形のようになった彼女はただアナルセックスの快楽に翻弄された。
「ひ、い、ひぃいっ、おしり、でかちんぽで突かれて、私、わたしおしりで、えぇぇぇっ!!」
「き、気持ちええ……狭くってきつくって、なんでケツ穴がこんなエロいんだよっ……!」
「きき気持ちい、気持ちいいから、ケツ穴レイプされて、イきそうだからっ! アナルにせーし欲しくって、死んじゃいそうだからあっ!!」
裸エプロンオナニーに中出しセックスにと、散々に性感を開発され高められた後だったからか、初めての肛門性交にもかかわらずノルンは早くもいきそうになってきていた。
舌を口から出して、逆流してきた精液と愛液と腸液でエプロンがべたべたに汚れるのも忘れ、途切れ途切れに喘いでエクスタシーをねだる。旦那様は自分の欲しい物を何でも与えてくれるのだと、盲目的に信じて疑わず。
「あてぃす……ねえ、あついのがほしいの。なかに、おしりのなかに、しろいの、ねえ……!」
きつい穴から肉棒が抜けてしまわないようにしっかりと尻を抱えて、アティスは腸の奥まで犯しぬく。いよいよ、という時にはしっかりと、奥の奥まで挿入してくれるのが彼の愛情表現なのだ。
「ちゃんと、出してやるから……な!」
「あ、……きゃああっ! なにこれ、熱い……!」
どくどくと音が聞こえそうなほど激しく、直腸内でアティスが射精した。
腸粘膜に染み込む白濁の味を知り、ノルンはまた一つ自分が変わったのを感じた。
おしりのあなにおちんちんを入れてこんなに気持ち良くなれるなんて、エルフであり続けていれば決して知ることはなかっただろう。自分をこの楽しい俗世に追放してくれた族長と、男との楽しいセックスを授けてくれた魔王様に、感謝至極だった。
かつてのツンツンした、攻撃的で排他的な所がきれいさっぱり無くなり、欲望に正直になったノルンを、アティスは妻として受け入れた。
彼と一緒に住むようになって、自分の女性性を肯定できるようになった彼女が充実した生活を送るようになってしばらく。
ノルンは家で一人、留守番をしていた。
寂しいことだが、いくら新妻といっても商人として多忙である旦那様に一日中構って貰う訳にはいかない。
ノルンは彼の居ない昼間は暇つぶし兼社会勉強として、アティスが古本屋から買い集めて来た実用書やら小説、学術書なんかを読んで暮らしていた。
「……こう、でいいのかな」
その本の中に一冊、他の書物と比べて一際軽い娯楽小説があった。アティスとしては、まあ堅い本ばかりでは疲れるだろう程度の考えで買って来たのだろうが、その中には「裸エプロンは新妻の戦闘服」との記述があったのだ。
薬草を取ったり、薬を精製したりで、エルフとしての知識を多いに役立て夫に仕えているノルンだったが、このフレーズには感じ入るものがあった。
常々、自分に広い外の世界を見せてくれて、更にはこうして世俗的なことについて教育もしてくれるアティスの優しい心に報いたいと考えていたのだ。
学を授けてくれた人に報いるには、それを活用して見せれば良い。きちんと本の内容をものにした事を示すため、こうして素肌の上にエプロン一枚を身に着けたのだが。
「……なんだか裸よりえっちだな、この格好」
身体の前面、小さいながらも綺麗で敏感なおっぱいや欲しがりな膣だけを最低限のみ隠すこの装いは、酷く羞恥心を喚起する。
アティスにこんな格好を見られる、と考えただけでも、身体が熱くなって股間が潤んできてしまうのだ。
玄関先に座り込んで、短い息を吐きながらノルンは自分自身を抱き締める。
待ち切れず、そっと一人で胸や陰唇を弄ってみても、ただただ高められるだけで解放されることは無い。その程度、既に身を以て知っている筈なのに。
「……んっ……はぁっ、はぁっ……」
ほてった肉体を抑え切れず、ノルンは自分で自分を慰めはじめた。
股間を指で触り、入口付近をそっと撫でると電流のような強い刺激が脊髄を走る。同時に掌を胸に当て、最近段々大きくなってきたおっぱいを強く圧迫してみると、甘い痺れ脳へが走り、自然と脚が開いてしまうのだった。
「……早く……早く帰ってきてくれよアティス……私、切ないよ……」
息も絶え絶えになりながら、淫らな一人遊びに耽るノルン。その願いが届いたか、玄関扉が開き、遂に愛しい人が現れた。
「ただいま、っと……!?」
半裸で自慰する妻を帰宅早々目にして、アティスは硬直した。彼の姿を認めるや否や、ノルンは腹這いになり尻を突き出して、浅ましくおねだりする。
「おかえり……なあ、いきなりで悪いけど、私もう限界なんだ……
こんなえっちな格好して興奮しちゃう、どうしようも無い変態女を……鎮めてくれないか?」
裸エプロンでオナニーして満たされず、更に夫のものを求める痴女は、ずいっと女性器を旦那様に寄せる。前掛けは床へと垂れ下がり、もう何も隠そうとはしない。
興奮のためか、物も言わずアティスはノルンにのし掛かってきた。もどかしげに下半身を露出させるカチャカチャという音がしたかと思うと、さっきまで渇望してやまなかった熱い棒が触れる。前戯も何もなく、陰茎が一気に膣へと入ってきた。
狭い肉の筒を割り開き、微かに汗ばんだ竿はエルフの淫穴を犯した。一番好きなバックの体位でいきなりおまんこの奥まで突き込まれた、たったそれだけでノルンは軽く達した。
「ひゃああっ! ……アティスの、やっぱり、硬くて大きい……! これ、これじゃなきゃ、私……!」
「なんだよお前……どうしてもう、こんなに濡れてるんだよ……! エロ過ぎんだろ……!」
「あ、あ、うん、そうだ、私はエロい女なんだ……こんな、裸みたいな格好して、一人でオナニーして、それでも全然満足出来なくて……アティスのちんぽが欲しくって!」
卑猥な言葉を吐きながら、ノルンは不便な体勢で腰を前後に振り、今まさに挿入されている女性器からより多くの快感を得ようとする。
靴脱ぎ場を濡らす程の愛液を垂らして、なお浅ましくも性の悦びを貪る彼女の姿は、他の何よりも愛妻家を奮い立たせる。
腰を両手で抱えて、飢えた魔物娘を楽しませるべく素早いピストン運動を加える。荒々しく背後から犯され、組み伏せられたエルフは誘惑の喘ぎをあげた。
「いい、いい、アティスのおちんぽいいィっ! もっと、もっと一杯突いて、ぐちゃぐちゃにしてえっ!」
「ああ……! お前のまんこ、締まりが良過ぎて、気持ち良過ぎて、止められねえ!」
「うん、止めちゃ、抜いちゃやだ……最後まで、いくまでしてえっ!」
どろどろした淫蜜を漏らして、エプロンにえっちな染みを付けながら、ノルンは子作りに没頭していた。少しでも高く尻を持ち上げ、いっぱい旦那様に愛して貰おうとしていると、張ったおっぱいが床に当たってむにっと変形した。
「! ム、ムネ……」
「胸? 触って欲しいのか?」
「やっ、いや……」
腰から手を離して、アティスは脇の下から胸を触りににきた。エプロンの下、ふっくらした乳脂肪を大きな手で揉まれると、甘い電撃が乳首に走った。
「むっ……!」
「痛くないか? ……気持ち、良いんだな?」
「うん、おっぱい揉まれるとピリピリして、とっても気持ちいい……」
上半身と下半身を同時に愛されて、いいようによがらされ続けるノルンは、自分から身体をアティスの手に押しつけ、もっと強く揉むよう催促する。淫乱な妻の要望に応えてアティスが五指に力を込めると、エルフの理性は完全に吹っ飛んだ。
「ね、あ、ねぇアティス。私最近、おっぱいおっきくなったの、気付いた?」
「ああ。随分いやらしく膨れてるな……!」
「ん、ふふっ……やっぱり、オトコの人は、奥さんのおっぱい大きい方がいい?」
「そりゃあなあ。前のお前が嫌いだったわけじゃあないが。大きいなら、それに越したことは」
「……うふふ。だったら、ねぇ。アティスが、私の胸大きくしてくれる?」
「……俺が? もっとたくさん揉めってか?」
「違うよ。妊娠したら、女の人はおっぱいが大きくなって、母乳も出るようになるんだぞ」
そこまで言うと、ノルンの意図がアティスにも飲み込めたらしい。息を飲んで、妻の言葉を待っているのが背後から感じられた。
「アティスの濃いザーメン、いっぱい中出しして赤ちゃん孕ませてくれたら、私のおっぱいはきっともっと大きくなるぞ……? だから、中に、子宮に、早く……!」
「あああ、ノルンっ……!」
膣内射精を乞い願う余りにも淫らな言葉で、アティスは理性の糸を振り千切ってしまったらしい。唸り声をあげながら、猛然と腰を振って亀頭で子宮口をゴツゴツ叩く。女の一番弱い部分を熱い肉槍で激しく責め立てられ、ノルンは一気に絶頂へと押し上げられて行く。
「ああ、あハッ、私、もう……やっとイけそう! お願い、膣内で、一緒に!」
「分かってる……!」
ぱんぱんと乾いた音を立て、アティスがラストスパートを掛ける。壊れた蛇口のようにだらしなく愛液を分泌し続けるおまんこの天井部、最も敏感な所を渾身の力で突かれ、ノルンの意識は飛んだ。
「かはっ……!」
「!!」
絶頂する瞬間、一際強く締まった膣肉が、男の方にもエクスタシーを促す。アクメに白く染まった意識が、中出しの快楽に侵食されて行く。火傷しそうな程熱い子種汁が胎内で暴れ回って卵子に群がるのを、ノルンは虚ろな意識で感じていた。
子宮に直接スペルマを注がれ、忘我状態にあったエルフを余所に、アティスは女体を貪る気力を残していた。どろどろの肉壺から抜いた男根はまだ、硬さを失ってはいない。
その、萎え知らずなペニスが肛門にあてがわれた時、ノルンは意識を取り戻した。
何か今までに味わった事の無い、異様な雰囲気を感じ取った、次の瞬間。
余りにあっさりと、アティスのものはエルフの尻穴に植わってしまっていた。男女の精液や性液で激しくぬめった男性器は、膣よりなお狭い直腸にスルリと侵入する。内臓を犯される感覚に、流石の淫婦も白目を剥いた。
「!! な、なにこれ……!」
「物欲しげに、ひくひくさせやがって……こっちにも、精液注いでやるよ……」
誘惑しすぎたか、過剰に興奮したアティスは妻の後ろの穴をターゲットとしたのだ。
アナルは本来、ペニスをいれるための場所ではない。そんなところに無理に挿入した事で尻の穴は通常以上に広げられ、しかしそれでも魔物化したエルフは痛みを感じない。むしろ、今までに無い新鮮な快楽に溺れていると言って良かった。
消化器に突っ込まれたペニスは、犯されているノルンにとっておまんこに突っ込まれているとき以上に大きく感じられた。尻の穴から入ったペニスが腸や胃の方まで伸びて、喉元に亀頭が顔を出しているんじゃないかと思われる程に。
「わっ、うああ、これ、すごいよ……お尻ごりごりされるの、楽しい……」
「なんか、ぬるぬるしてきゅうきゅう締まって、おまんこ並に気持ちいいなこれ。こっちでも、中出しして良いよな?」
「いいよぉ♪ 前も後ろも、アティスのどろどろせーえきで一杯にしてぇ♪」
直腸を犯されながら、ノルンは弛み切った笑みを浮かべる。恥も慎みも捨てて純粋に欲望のみを求めるその様は魔界のサキュバスにも劣らない程淫靡で、アテられた魔物夫は一層陰茎を大きく勃起させられたのだった。
墜ちてもエルフというべきか、本来使うべきでない場所なのに無理矢理ペニスを挿し込まれた淫らな穴は括約筋を強く収縮させ、異物を排除しようとする。
だが、その強力な締まりは当然激しい刺激と快楽を男にもたらし、逆にもっと激しく、早くピストンするよう促してしまう。
膣内射精で絶頂させられた直後のこの荒淫に、ノルンの正気はがりがりと削り取られていった。まだ恍惚感が抜けきっていないところに後ろの処女を乱暴に散らされ、脳内が旦那様のおちんぽで埋め尽くされていく。
目の焦点すら合わず、ぼやけた視界の中、涎を垂れ流しながら若妻は狂った。
「はあああっ! これ、おしりしゅごいいぃっ! おしり、おしりの穴レイプされて、私おかしくなりゅうぅぅ!」
愛する旦那様にアナルヴァージンを散らされたノルンは、まるで尻穴に刺さった棒で突かれて脳を直接揺らされるような思いでいた。
呂律も回らないまま、淫乱エルフは快楽にとろけた意識で訳のわからないことを叫ぶ。肛門括約筋以外の筋肉は緩み切り、えっちな肉の人形のようになった彼女はただアナルセックスの快楽に翻弄された。
「ひ、い、ひぃいっ、おしり、でかちんぽで突かれて、私、わたしおしりで、えぇぇぇっ!!」
「き、気持ちええ……狭くってきつくって、なんでケツ穴がこんなエロいんだよっ……!」
「きき気持ちい、気持ちいいから、ケツ穴レイプされて、イきそうだからっ! アナルにせーし欲しくって、死んじゃいそうだからあっ!!」
裸エプロンオナニーに中出しセックスにと、散々に性感を開発され高められた後だったからか、初めての肛門性交にもかかわらずノルンは早くもいきそうになってきていた。
舌を口から出して、逆流してきた精液と愛液と腸液でエプロンがべたべたに汚れるのも忘れ、途切れ途切れに喘いでエクスタシーをねだる。旦那様は自分の欲しい物を何でも与えてくれるのだと、盲目的に信じて疑わず。
「あてぃす……ねえ、あついのがほしいの。なかに、おしりのなかに、しろいの、ねえ……!」
きつい穴から肉棒が抜けてしまわないようにしっかりと尻を抱えて、アティスは腸の奥まで犯しぬく。いよいよ、という時にはしっかりと、奥の奥まで挿入してくれるのが彼の愛情表現なのだ。
「ちゃんと、出してやるから……な!」
「あ、……きゃああっ! なにこれ、熱い……!」
どくどくと音が聞こえそうなほど激しく、直腸内でアティスが射精した。
腸粘膜に染み込む白濁の味を知り、ノルンはまた一つ自分が変わったのを感じた。
おしりのあなにおちんちんを入れてこんなに気持ち良くなれるなんて、エルフであり続けていれば決して知ることはなかっただろう。自分をこの楽しい俗世に追放してくれた族長と、男との楽しいセックスを授けてくれた魔王様に、感謝至極だった。
11/08/13 17:25更新 / ナシ・アジフ
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