中編
ふと目が覚めると、ノルンは愛しい匂いがたっぷり籠った布団に包まれていた。
見覚えの無い部屋だが、状況から考えて間違いない。彼が、アティスが自分を助けて家まで運んでくれたに違いない、と発情エルフは確信した。
予想あやまたず、ベッドの上で体を起こしていると、間もなく戸が開いて待ち望んだ影が現れた。目の前のエルフが今どんな状態にあるのかも知らず、ただ心配そうな顔をしてこちらに寄ってくるアティスを見て、その優しさにノルンはますます執着心を深める。
「おう、起きたのか。意識が無かったんで取り敢えず俺の家に運ばせてもらったんだが……お前、大丈夫か? どうしたんだよ一体」
「うん。平気だ。ありがとうな、わざわざ……」
「なんだ、やけに殊勝だな。本当に平気なのかよ」
そんな風に言いながらも、アティスはノルンのそばに膝まずき、目線を合わせてくれる。間近でその顔を目にしたエロフは、いよいよ我慢がならなくなった。
「うーん、実は、ちょっと。平気じゃないかも」
「苦しいのか? 例のエルフの薬、持って来ようか?」
「いや、要らない。……お前に、側に居て欲しいんだ」
身を乗り出して、ノルンはアティスの首を捕らえベッドへ引きずり込んだ。
人間よりも身体能力に優れるエルフの力は、男女の体格差などものともしない。驚く彼を手早く組み伏せ、仰向けに寝かせて押し倒すと、ようやく彼もノルンをつき動かしているのが何なのか感づいたようだった。
「お、お前……」
「好き……好き。愛してる。気付いてなかったか? 私は、ずっと……」
「そんな、いきなり……」
「なあ、いいだろう? お前の全てが欲しいんだ。私の初めて、全部あげるから……いいだろう?」
答えも聞かず、ノルンはアティスの服を剥ぎ取る。器用な手つきで下着まで脱がせ、よく見知っていたはずの女が突然見せたエロ過ぎる媚態でこの上なく硬くなった男性器を露出させると、その男臭さに彼女の脳は茹だった。
「……大きいな。それに、もうこんなにガチガチだ。私に好きって言われて、こんなにしちゃったのか?」
「あ、いや、その」
「いいよ、何にも言わなくても。私のせいでこんなに腫れちゃったんだろう?
ちゃぁんと責任は取ってやる……ん、はぁむっ」
「!!」
生殖本能の叫ぶまま、ノルンはその剛直を口に含んだ。
陰茎に口を付けると同時に、青臭くて汗臭い男性の臭いが口一杯に広がり、つい先程まで純潔を保っていたエルフの鼻や喉までも性臭が満たしていく。まだキスすらもしたことのない処女の口で、娼婦の如く貪欲に、ノルンは肉棒を頬張った。
そそり立ったアティスのものは若いエルフの小さな口腔に収まり切らない程大きく、竿の根元までは飲み込めない。それを残念に思いつつも、口の奥から唾液を垂れ流しながら彼女は愛撫を始めた。
紅くて柔らかい上下の唇で肉槍をはむはむしながら、頭を上下に動かして喉奥や頬の裏の粘膜で敏感な男性器に熱心に奉仕する。
男の人のものを咥えるなんて生まれて初めてなのに、苦しくもなく、むしろ楽しんでできるのがとても不思議だった。
んくっ、んくっ、んじゅじゅっと卑猥な水音を立てて献身的にお口まんこを使ってあげると、しゃぶられているアティスも手足をビクビクさせて喜んでくれている。愛しい男が自分の口や舌で楽しんでいるのを見ると、ノルンの自尊心は大いに満たされるのだった。
「はふぅ……ぇろぇろぇろ……なあアティス、気持ちいいか? 私のクチ、射精できそうなくらい、いやらしいか?」
「ああ、すげぇいい……って、そうじゃなくて。なんで……」
「なんで、か。くくく、なんでだろうな。私にも分からん。
……ただ、いつからだろうな、お前のことを考えるだけで私、おかしくなっちゃうんだ……おまんこが疼いて、胸が切なくて、口が渇いて……いやらしい事で頭の中が一杯になるんだ。今だって、私……」
殊更に下品な言葉を吐いて見ると、かつて清純だった肉体が一層燃え上がり欲望にたぎり狂う。
もっともっと二人で気持ち良くなりたい、その一心でノルンは上着を脱ぎ、控え目で可愛いおっぱいを晒した。白く清らかな肌、僅かに盛り上がったその頂点に紅く勃起した乳首が存在を主張している。
「……ここも、お前の事が愛しくて堪らないんだ……あんまりおっきくないけど、ちゃんとこれでもちゃんと、おちんちん気持ち良くしてやれるから」
ちょっと身体を下にずらし、ノルンはアティスの肉竿を微乳の谷間に迎え入れた。エルフらしい均整の取れた、長い手足や高い背丈とは裏腹に、彼女のおっぱいは人間の中学生程度にしか膨らんでいない。
お皿を伏せたくらいのその両乳は、辛うじて谷間と呼べるか否かという程度の隙間を成している。細やかな胸でアティス自身をぎゅっと抱き締め、先端をぺろりと舐めてやると、尿道口から透明な液体が漏れてきた。
「……? これ、精液じゃないよな……美味しいけど、一体なんだこれは」
「そ、それはその。気持ちいいと、出るんだよ」
「そうか! やっぱり、私の胸が、好きなんだな。じゃあもっと、可愛がってやる……!」
興の乗ってきたノルンは、そのまま上体を倒した体勢で身体を前後させ始めた。
腕でおっぱいを無理矢理寄せては上げ、少ない乳脂肪をありったけ恋人の勃起し切ったものに擦り付ける。汗でしっとり湿った乳肌や、硬くコリコリした乳首で摩擦を加えると、透明液の量がいや増した。
ぬめる液体はすべすべお肌にまとわりついて、さらに摩擦を低減させる。初潮前の少女のような薄い胸で、立派な大人の女がエロく蕩けた眼をして奉仕する、この快感はアティスの欲望を否応なしに駆り立てた。
ずりっ、ずりっと上半身全体で熱心に胸奉仕すれば、それだけ多くの快感が生まれ透明な液もよりたくさん溢れるようになる。
男が感じているのを見て、ちっぱいエルフも悦び、奮い立ち、頬を染めて胸奉仕に熱を入れる。
ノルンが強く自分の胸を抱けば抱くほど、速く激しく薄い乳を陰茎に擦りつければつけるほど、かつて清純で気高かったエルフの両目は欲望で曇り、熱い吐息でその興奮を恥ずかしげもなく見せつける。
ホルスタウロスなどの巨乳にもまったく劣らない、薄くて可愛いエルフ乳のいやらしさではぁはぁさせられっぱなしのアティスをもっと楽しませてあげたくなって、ノルンは舌を伸ばした。
「……凄くベタベタして、ぬるぬるして……なんだかえっちだな、これ。……ぅれろぉっ」
「ひっ……待て、そんなに、舐められたら!」
「……れぉれぉ……。舐められたら、なんだ? ぴゅぴゅって、精子が出ちゃうのか?」
ほんの最近まで知らなかったはずの、使ったこともない卑語がポンポン口から飛びだしてくる。アティスの体液を舐めてその美味を味わうごとに、ノルンは自分がエルフからもっと楽しくて素晴らしい生き物に変わっていくのを感じていた。
「出したかったらいつでも出していいけど……やっぱり飲ませて欲しいな。私の喉の奥に、お前の濃くて熱いザーメン直接注いで、精子に溺れさせてくれ……」
処女とは思えぬ器用さで、ノルンは貧乳パイズリ奉仕をしながら、止めどなく先走りを垂らす亀頭を再び口に含んだ。
いやらしく外に張り出たカリ首を唇で、裏筋周りを舌で、誰に習った訳でもなく彼女は的確に男の弱点を責める。胸での摩擦が何十回目かに到達したとき、アティスは限界に呻いた。
「ノルンっ……!」
「んくっ、ちゅっ、じゅじゅじゅじゅっ……れるのか……いーよ。ちょーらい、せーし……のまへて……」
「……!!」
ちゅううう、とノルンが強く鈴口を吸引する。と同時に、柔らかいちっぱいと硬い胸骨の三点で竿を激しく刺激する。変幻自在の性感に、余りに容易くアティスは屈した。
狭い口内に突然、しろいマグマのような熱の塊が弾けた。喉奥に張り付いた粘液を反射的に飲み下したノルンは、その濃厚な味わいに思わず失神しそうになった。
次から次へと放たれ溢れる精液を、発情エルフは飢えに任せて飲み下していく。
「ん!! ……んぐ、ぅくっ、ふっ……ふぅふぅ、ぐごくっ、んじゅ、んぐくっ……」
「うわっ、お前そんな、苦いだろ! 吐き出せよ!」
「やぁら……おいひいせーひ、れんぶのむの……む、れろれろ、こくこくっごくっ、……んぅぅぅんっ……」
生まれて初めて味わう男の精、その甘美さに魔と化しつつある彼女は逆らえない。口から鼻まで栗の花の匂いで満され、ぼーっとして定まらない意識でひたすら陰茎を啜り続ける。
あまりに射精が激しすぎて、食べきれない精子が鼻道を逆流して鼻の穴から流れ出る。嗅粘膜を熱くて臭いザーメンに浸されて、ノルンの魂は揺り動かされた。強すぎる性の匂いを直接嗅がされて、興奮しきった膣は白っぽい汁を分泌しだした。
ごくっごくっと白濁を飲み下すごとに、ノルンは変わっていく。見た目の変化は無いが、精神と価値観が、魔界で生きるに相応しいそれへと変質していく。
濃過ぎる所は時に噛んでまで、一滴も零さずスペルマを飲み終えたノルンは、完全に衝動につき動かされていた。
射精直後で軽い虚脱状態にある男の腰を跨いで、膝立ちになってイカ臭い息を吐きながら、もどかしげに下半身の衣も脱ぎ捨てびしょびしょになった女陰を見せつけた。処女らしく、ぴっちりと閉じて未だ一度も使われていないことを示す割れ目から、大量の淫液が分泌されている。
遂に忍耐の限界に達したそれをまだ萎えていないアティスのものに添え、先端を割り入れると、さすがに下の男は声を上げた。
「おい、いいのか……?」
「いいんだ……お前じゃなきゃ、嫌だ」
色に狂った頭からようやくそれだけの言葉を搾り出すと、ノルンは一気に腰を落とした。
勃起した男性器を突っ込まれ、処女膣がめりめりと音を立てる。膜の裂ける音とともに、赤い血が少しだけ垂れる。
「血……! ノルン、お前無理するなよ! 痛いだろ……!」
「だ、大丈夫、だ……痛いのは、痛いんだけど、でも、気持ちいい。痛いのが、気持ちイイっ!」
衝撃的なまでの気持ち良さがノルンの脳髄を刺し貫く。性愛の求めるまま、血が飛ぶのも気にせず彼女は腰を上下に使い始めた。
今までやったことも無い身体の使い方なのに、特に意識することもなく騎乗位ピストンが出来てしまう。
「ああ、あああっ! ……どうだぁアティス、わたしのおまんこはぁ……びくんびくんして、きゅうきゅうして、気持ちいいだろう……? ちゃんと私、お前を気持ちよくできるんだぞ……」
以前までの凛々しく高潔な感じの言動と、恥かしげもなく隠語を吐いて騎乗位逆レイプに溺れる今の様、その大きなギャップに下の男が心臓を握り締められるような強い興奮を覚えていることを、ノルンはなんとなく感じ取っていた。
果てしなく溢れでてくる愛液とカウパー、それと破瓜の血が混ざり合って、一種異様なまでの粘り気を発揮している。エロ堕ちエルフのきつきつ処女マンコで激しい腰使いができるのも、この天然ローションによるところが大きかった。
「ふっ、くっ、ああっ、ごりごり、お前のちんぽ私の中でごりごりいって、きゅうきゅうするっ……! こんなにおっきくして、溜まってたんじゃないかぁ?」
「い、いや、たしかに最近は忙しかったんだけど」
「うふふ、そうかそうかぁ。これからは心配要らないぞ。ムラムラしたらいつでも、私がおまんこでヌいてあげるからなぁ……私の子宮まで届く、このでかちんぽ、毎日射精させてやる……!」
でかい、といったものの、生まれて初めて男を胎内へ迎え入れた彼女は、アティスのものが大きいのか小さいのかを判断することができない。が、他と比べて大きいか小さいかなど、今の彼女にとっては些細な問題だった。生娘の膣道をめりめりこじ開けて、腹の奥、子宮口まで突き挿さりそうな愛しい肉棒が、ノルンの全てだった。
自分に、こんなに楽しいセックスを与えてくれた魔王の恵みと魔物の性に感謝しながら、ノルンはガンガン膣で肉棒を擦りたて、愛する人に挿し犯される楽しみを貪る。
破瓜の快楽は性を厭うエルフの精神を綺麗に洗い流し、生を享楽し愛を肯定する魔物の精神が取って代わっていく。
先端付近を残してアティスのものが肉壺から引き抜かれ、そして一気に突き込まれる。ペニスが一回ピストンするごとに、股から鮮血を流して騎乗位セックスに耽るノルンの心から、森で暮らしていた時の記憶は急速に薄れていった。
「あああっ気持ちいい! 気持ち、いい、いい、セックス、エッチ、凄くいい! こんななら、もっと、早く……!」
「ぐっ……」
口で抜かれた直後に、ヴァージンのきつきつまんこで搾られるアティスはさすがに苦しそうだ。歯を食いしばって、腰の上で荒れ狂うノルンの暴虐に耐えている。
が、しかしそんな忍耐も長くは続かず、間も無くエロフの大好きなお汁が出始めた。
「あは、また出たぞ、美味しいの……」
お口に精子を出して貰った時も意識が飛びそうなくらい気持よかったのに、直接身体の中に注がれたりしたら、一体自分はどうなってしまうんだろうか。
恐怖と期待のせめぎあいは期待が悠々勝り、ノルンはアティスの肩を両手で押さえて何処へも逃げられないように捕らえた。
「なあ、またそろそろ、出ちゃうんじゃないか……?
射精するんだろう? な、出すなら私の中にしてくれ……お前の子種が欲しくて、さっきから子宮がきゅんきゅんいってるんだ……!」
甘い声で囁くと、下の男が抗う心を完全に無くしたのが見て取れた。ならば遠慮なく、とラストスパートを掛ける。
いつしかエルフの股は血を流さなくなり、代わりにぬるぬるする泡立った粘液を吐き出していた。腰が上下するごとに股と股の間で淫隈な水音が生まれ、興奮の高みへと二人を押し上げていく。
度重なる突き込みでノルンに残った微かな理性も朽ち始めた頃、絶頂が近付いて来るのを彼女は本能的に悟った。
「いいぞ出せ……! 膣内に、一杯出せ、妊娠しても良いからっ!」
そう言葉を発するのとほぼ同時に、アティスも限界に達した。
一回目の射精よりも多いザーメンが、膣の奥に撒き散らされて未到地たる子宮を白く染め上げていく。愛する旦那様の子種を受けて、ノルンは種付けアクメに恍惚としていた。
「あふっ……やっぱり、気持ちいい……これ、いい……」
物も言わない木々とともに森で静かに暮らすことの何がそんなに良いのか、もはや彼女には理解出来なくなっていた。
外の世界にはこんなにも愛しい男がいて、二人ならとっても気持ち良くなれるのに。そう考える彼女の思想は、完全に魔物のものと化したのだった。
見覚えの無い部屋だが、状況から考えて間違いない。彼が、アティスが自分を助けて家まで運んでくれたに違いない、と発情エルフは確信した。
予想あやまたず、ベッドの上で体を起こしていると、間もなく戸が開いて待ち望んだ影が現れた。目の前のエルフが今どんな状態にあるのかも知らず、ただ心配そうな顔をしてこちらに寄ってくるアティスを見て、その優しさにノルンはますます執着心を深める。
「おう、起きたのか。意識が無かったんで取り敢えず俺の家に運ばせてもらったんだが……お前、大丈夫か? どうしたんだよ一体」
「うん。平気だ。ありがとうな、わざわざ……」
「なんだ、やけに殊勝だな。本当に平気なのかよ」
そんな風に言いながらも、アティスはノルンのそばに膝まずき、目線を合わせてくれる。間近でその顔を目にしたエロフは、いよいよ我慢がならなくなった。
「うーん、実は、ちょっと。平気じゃないかも」
「苦しいのか? 例のエルフの薬、持って来ようか?」
「いや、要らない。……お前に、側に居て欲しいんだ」
身を乗り出して、ノルンはアティスの首を捕らえベッドへ引きずり込んだ。
人間よりも身体能力に優れるエルフの力は、男女の体格差などものともしない。驚く彼を手早く組み伏せ、仰向けに寝かせて押し倒すと、ようやく彼もノルンをつき動かしているのが何なのか感づいたようだった。
「お、お前……」
「好き……好き。愛してる。気付いてなかったか? 私は、ずっと……」
「そんな、いきなり……」
「なあ、いいだろう? お前の全てが欲しいんだ。私の初めて、全部あげるから……いいだろう?」
答えも聞かず、ノルンはアティスの服を剥ぎ取る。器用な手つきで下着まで脱がせ、よく見知っていたはずの女が突然見せたエロ過ぎる媚態でこの上なく硬くなった男性器を露出させると、その男臭さに彼女の脳は茹だった。
「……大きいな。それに、もうこんなにガチガチだ。私に好きって言われて、こんなにしちゃったのか?」
「あ、いや、その」
「いいよ、何にも言わなくても。私のせいでこんなに腫れちゃったんだろう?
ちゃぁんと責任は取ってやる……ん、はぁむっ」
「!!」
生殖本能の叫ぶまま、ノルンはその剛直を口に含んだ。
陰茎に口を付けると同時に、青臭くて汗臭い男性の臭いが口一杯に広がり、つい先程まで純潔を保っていたエルフの鼻や喉までも性臭が満たしていく。まだキスすらもしたことのない処女の口で、娼婦の如く貪欲に、ノルンは肉棒を頬張った。
そそり立ったアティスのものは若いエルフの小さな口腔に収まり切らない程大きく、竿の根元までは飲み込めない。それを残念に思いつつも、口の奥から唾液を垂れ流しながら彼女は愛撫を始めた。
紅くて柔らかい上下の唇で肉槍をはむはむしながら、頭を上下に動かして喉奥や頬の裏の粘膜で敏感な男性器に熱心に奉仕する。
男の人のものを咥えるなんて生まれて初めてなのに、苦しくもなく、むしろ楽しんでできるのがとても不思議だった。
んくっ、んくっ、んじゅじゅっと卑猥な水音を立てて献身的にお口まんこを使ってあげると、しゃぶられているアティスも手足をビクビクさせて喜んでくれている。愛しい男が自分の口や舌で楽しんでいるのを見ると、ノルンの自尊心は大いに満たされるのだった。
「はふぅ……ぇろぇろぇろ……なあアティス、気持ちいいか? 私のクチ、射精できそうなくらい、いやらしいか?」
「ああ、すげぇいい……って、そうじゃなくて。なんで……」
「なんで、か。くくく、なんでだろうな。私にも分からん。
……ただ、いつからだろうな、お前のことを考えるだけで私、おかしくなっちゃうんだ……おまんこが疼いて、胸が切なくて、口が渇いて……いやらしい事で頭の中が一杯になるんだ。今だって、私……」
殊更に下品な言葉を吐いて見ると、かつて清純だった肉体が一層燃え上がり欲望にたぎり狂う。
もっともっと二人で気持ち良くなりたい、その一心でノルンは上着を脱ぎ、控え目で可愛いおっぱいを晒した。白く清らかな肌、僅かに盛り上がったその頂点に紅く勃起した乳首が存在を主張している。
「……ここも、お前の事が愛しくて堪らないんだ……あんまりおっきくないけど、ちゃんとこれでもちゃんと、おちんちん気持ち良くしてやれるから」
ちょっと身体を下にずらし、ノルンはアティスの肉竿を微乳の谷間に迎え入れた。エルフらしい均整の取れた、長い手足や高い背丈とは裏腹に、彼女のおっぱいは人間の中学生程度にしか膨らんでいない。
お皿を伏せたくらいのその両乳は、辛うじて谷間と呼べるか否かという程度の隙間を成している。細やかな胸でアティス自身をぎゅっと抱き締め、先端をぺろりと舐めてやると、尿道口から透明な液体が漏れてきた。
「……? これ、精液じゃないよな……美味しいけど、一体なんだこれは」
「そ、それはその。気持ちいいと、出るんだよ」
「そうか! やっぱり、私の胸が、好きなんだな。じゃあもっと、可愛がってやる……!」
興の乗ってきたノルンは、そのまま上体を倒した体勢で身体を前後させ始めた。
腕でおっぱいを無理矢理寄せては上げ、少ない乳脂肪をありったけ恋人の勃起し切ったものに擦り付ける。汗でしっとり湿った乳肌や、硬くコリコリした乳首で摩擦を加えると、透明液の量がいや増した。
ぬめる液体はすべすべお肌にまとわりついて、さらに摩擦を低減させる。初潮前の少女のような薄い胸で、立派な大人の女がエロく蕩けた眼をして奉仕する、この快感はアティスの欲望を否応なしに駆り立てた。
ずりっ、ずりっと上半身全体で熱心に胸奉仕すれば、それだけ多くの快感が生まれ透明な液もよりたくさん溢れるようになる。
男が感じているのを見て、ちっぱいエルフも悦び、奮い立ち、頬を染めて胸奉仕に熱を入れる。
ノルンが強く自分の胸を抱けば抱くほど、速く激しく薄い乳を陰茎に擦りつければつけるほど、かつて清純で気高かったエルフの両目は欲望で曇り、熱い吐息でその興奮を恥ずかしげもなく見せつける。
ホルスタウロスなどの巨乳にもまったく劣らない、薄くて可愛いエルフ乳のいやらしさではぁはぁさせられっぱなしのアティスをもっと楽しませてあげたくなって、ノルンは舌を伸ばした。
「……凄くベタベタして、ぬるぬるして……なんだかえっちだな、これ。……ぅれろぉっ」
「ひっ……待て、そんなに、舐められたら!」
「……れぉれぉ……。舐められたら、なんだ? ぴゅぴゅって、精子が出ちゃうのか?」
ほんの最近まで知らなかったはずの、使ったこともない卑語がポンポン口から飛びだしてくる。アティスの体液を舐めてその美味を味わうごとに、ノルンは自分がエルフからもっと楽しくて素晴らしい生き物に変わっていくのを感じていた。
「出したかったらいつでも出していいけど……やっぱり飲ませて欲しいな。私の喉の奥に、お前の濃くて熱いザーメン直接注いで、精子に溺れさせてくれ……」
処女とは思えぬ器用さで、ノルンは貧乳パイズリ奉仕をしながら、止めどなく先走りを垂らす亀頭を再び口に含んだ。
いやらしく外に張り出たカリ首を唇で、裏筋周りを舌で、誰に習った訳でもなく彼女は的確に男の弱点を責める。胸での摩擦が何十回目かに到達したとき、アティスは限界に呻いた。
「ノルンっ……!」
「んくっ、ちゅっ、じゅじゅじゅじゅっ……れるのか……いーよ。ちょーらい、せーし……のまへて……」
「……!!」
ちゅううう、とノルンが強く鈴口を吸引する。と同時に、柔らかいちっぱいと硬い胸骨の三点で竿を激しく刺激する。変幻自在の性感に、余りに容易くアティスは屈した。
狭い口内に突然、しろいマグマのような熱の塊が弾けた。喉奥に張り付いた粘液を反射的に飲み下したノルンは、その濃厚な味わいに思わず失神しそうになった。
次から次へと放たれ溢れる精液を、発情エルフは飢えに任せて飲み下していく。
「ん!! ……んぐ、ぅくっ、ふっ……ふぅふぅ、ぐごくっ、んじゅ、んぐくっ……」
「うわっ、お前そんな、苦いだろ! 吐き出せよ!」
「やぁら……おいひいせーひ、れんぶのむの……む、れろれろ、こくこくっごくっ、……んぅぅぅんっ……」
生まれて初めて味わう男の精、その甘美さに魔と化しつつある彼女は逆らえない。口から鼻まで栗の花の匂いで満され、ぼーっとして定まらない意識でひたすら陰茎を啜り続ける。
あまりに射精が激しすぎて、食べきれない精子が鼻道を逆流して鼻の穴から流れ出る。嗅粘膜を熱くて臭いザーメンに浸されて、ノルンの魂は揺り動かされた。強すぎる性の匂いを直接嗅がされて、興奮しきった膣は白っぽい汁を分泌しだした。
ごくっごくっと白濁を飲み下すごとに、ノルンは変わっていく。見た目の変化は無いが、精神と価値観が、魔界で生きるに相応しいそれへと変質していく。
濃過ぎる所は時に噛んでまで、一滴も零さずスペルマを飲み終えたノルンは、完全に衝動につき動かされていた。
射精直後で軽い虚脱状態にある男の腰を跨いで、膝立ちになってイカ臭い息を吐きながら、もどかしげに下半身の衣も脱ぎ捨てびしょびしょになった女陰を見せつけた。処女らしく、ぴっちりと閉じて未だ一度も使われていないことを示す割れ目から、大量の淫液が分泌されている。
遂に忍耐の限界に達したそれをまだ萎えていないアティスのものに添え、先端を割り入れると、さすがに下の男は声を上げた。
「おい、いいのか……?」
「いいんだ……お前じゃなきゃ、嫌だ」
色に狂った頭からようやくそれだけの言葉を搾り出すと、ノルンは一気に腰を落とした。
勃起した男性器を突っ込まれ、処女膣がめりめりと音を立てる。膜の裂ける音とともに、赤い血が少しだけ垂れる。
「血……! ノルン、お前無理するなよ! 痛いだろ……!」
「だ、大丈夫、だ……痛いのは、痛いんだけど、でも、気持ちいい。痛いのが、気持ちイイっ!」
衝撃的なまでの気持ち良さがノルンの脳髄を刺し貫く。性愛の求めるまま、血が飛ぶのも気にせず彼女は腰を上下に使い始めた。
今までやったことも無い身体の使い方なのに、特に意識することもなく騎乗位ピストンが出来てしまう。
「ああ、あああっ! ……どうだぁアティス、わたしのおまんこはぁ……びくんびくんして、きゅうきゅうして、気持ちいいだろう……? ちゃんと私、お前を気持ちよくできるんだぞ……」
以前までの凛々しく高潔な感じの言動と、恥かしげもなく隠語を吐いて騎乗位逆レイプに溺れる今の様、その大きなギャップに下の男が心臓を握り締められるような強い興奮を覚えていることを、ノルンはなんとなく感じ取っていた。
果てしなく溢れでてくる愛液とカウパー、それと破瓜の血が混ざり合って、一種異様なまでの粘り気を発揮している。エロ堕ちエルフのきつきつ処女マンコで激しい腰使いができるのも、この天然ローションによるところが大きかった。
「ふっ、くっ、ああっ、ごりごり、お前のちんぽ私の中でごりごりいって、きゅうきゅうするっ……! こんなにおっきくして、溜まってたんじゃないかぁ?」
「い、いや、たしかに最近は忙しかったんだけど」
「うふふ、そうかそうかぁ。これからは心配要らないぞ。ムラムラしたらいつでも、私がおまんこでヌいてあげるからなぁ……私の子宮まで届く、このでかちんぽ、毎日射精させてやる……!」
でかい、といったものの、生まれて初めて男を胎内へ迎え入れた彼女は、アティスのものが大きいのか小さいのかを判断することができない。が、他と比べて大きいか小さいかなど、今の彼女にとっては些細な問題だった。生娘の膣道をめりめりこじ開けて、腹の奥、子宮口まで突き挿さりそうな愛しい肉棒が、ノルンの全てだった。
自分に、こんなに楽しいセックスを与えてくれた魔王の恵みと魔物の性に感謝しながら、ノルンはガンガン膣で肉棒を擦りたて、愛する人に挿し犯される楽しみを貪る。
破瓜の快楽は性を厭うエルフの精神を綺麗に洗い流し、生を享楽し愛を肯定する魔物の精神が取って代わっていく。
先端付近を残してアティスのものが肉壺から引き抜かれ、そして一気に突き込まれる。ペニスが一回ピストンするごとに、股から鮮血を流して騎乗位セックスに耽るノルンの心から、森で暮らしていた時の記憶は急速に薄れていった。
「あああっ気持ちいい! 気持ち、いい、いい、セックス、エッチ、凄くいい! こんななら、もっと、早く……!」
「ぐっ……」
口で抜かれた直後に、ヴァージンのきつきつまんこで搾られるアティスはさすがに苦しそうだ。歯を食いしばって、腰の上で荒れ狂うノルンの暴虐に耐えている。
が、しかしそんな忍耐も長くは続かず、間も無くエロフの大好きなお汁が出始めた。
「あは、また出たぞ、美味しいの……」
お口に精子を出して貰った時も意識が飛びそうなくらい気持よかったのに、直接身体の中に注がれたりしたら、一体自分はどうなってしまうんだろうか。
恐怖と期待のせめぎあいは期待が悠々勝り、ノルンはアティスの肩を両手で押さえて何処へも逃げられないように捕らえた。
「なあ、またそろそろ、出ちゃうんじゃないか……?
射精するんだろう? な、出すなら私の中にしてくれ……お前の子種が欲しくて、さっきから子宮がきゅんきゅんいってるんだ……!」
甘い声で囁くと、下の男が抗う心を完全に無くしたのが見て取れた。ならば遠慮なく、とラストスパートを掛ける。
いつしかエルフの股は血を流さなくなり、代わりにぬるぬるする泡立った粘液を吐き出していた。腰が上下するごとに股と股の間で淫隈な水音が生まれ、興奮の高みへと二人を押し上げていく。
度重なる突き込みでノルンに残った微かな理性も朽ち始めた頃、絶頂が近付いて来るのを彼女は本能的に悟った。
「いいぞ出せ……! 膣内に、一杯出せ、妊娠しても良いからっ!」
そう言葉を発するのとほぼ同時に、アティスも限界に達した。
一回目の射精よりも多いザーメンが、膣の奥に撒き散らされて未到地たる子宮を白く染め上げていく。愛する旦那様の子種を受けて、ノルンは種付けアクメに恍惚としていた。
「あふっ……やっぱり、気持ちいい……これ、いい……」
物も言わない木々とともに森で静かに暮らすことの何がそんなに良いのか、もはや彼女には理解出来なくなっていた。
外の世界にはこんなにも愛しい男がいて、二人ならとっても気持ち良くなれるのに。そう考える彼女の思想は、完全に魔物のものと化したのだった。
11/08/09 14:35更新 / ナシ・アジフ
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