砂漠に結ぶ恋
古代の貴重な武具や珍しい呪具、黄金の装飾品が数多く隠されたピラミッドは、人間にとってこの上なく魅力的な探索対象だ。
勿論、ただ探索すれば手に入るというわけでもなく、大抵の場合ピラミッドはアヌビスやスフィンクス、マミーの軍団などによって防衛されている。体力や魔力で人間を遥かに凌駕するそれら魔物たちの防備を突破して財宝を手に入れるのは、並大抵のことではない。
しかし、遺跡を守る魔物たちが居なければ、ピラミッドが作られてもう何千年、あらゆる貴重品は奪い去られ、俺たちみたいな遺跡盗掘業が成り立つ余地など無くなっていただろう。そう考えると、本来障害であるはずのアヌビスたちも、余り憎らしくなくなってくる。
加えてその魔物たちは近年、一匹残らず人間の女性のような、男と番って子を成すことのできる「魔物娘」となった。見目麗しく淫乱な彼女らを心から憎む事など、教会派でもない俺には到底できない。
まあ、俺には既に同じ遺跡探索者たる伴侶、ニフィルティが居るわけで、魔物娘にアプローチされてもノーサンキューとしか言えないわけだが。
そのニフィルティは、今日もどこぞのピラミッドにアタックしている。だのに、今も自宅の居間で寛いでいる俺は、仕事をサボっているのかというと、そうではない。
魔物が男と愛し合えるようになって以来、余程のことがなければ彼女らが人に害なす事は無くなった。どころか、快楽に貪欲な彼女らは、生まれ持った任務よりも男漁りやセックスに重きを置くようになった。ピラミッド防衛のために配されたはずのスフィンクスなども、気に入った男を見つければ王墓を放っぽり出して愛の逃避行と洒落込むとか。
ピラミッド内部で歩兵として哨戒任務に付く、マミーという魔物たちもそれは例外ではない。アヌビスに従っているのも表面上だけのことで、彼女らはピラミッドの防御よりも、男を見つけてエロエロすることをずっと重視しているらしいのだ。
ならば、女ばかりでアタックチームを組んで潜入すれば、迎撃されにくいのではないか、とニフィルティの知り合いが思いついたらしい。
前代未聞の試みだが、やって見る価値はあるとトレジャーハンター達は思った。故に、今俺は家に待機し、ニフィルティの帰宅を待っているというわけ。
と、玄関の方から物音がした。
成果があろうと無かろうとまずは労ってあげたくて、部屋の扉を開けると、果たして俺の妻、愛しいニフィルティが飛び込んできた。
彼女はしかし、出ていった時とは全く異なる奇妙な姿をしていた。
衣服の類は何も身に着けておらず、代わりに長い包帯で全身をぐるぐる巻きにしている。急いで巻いたのか、腕や足はともかく、胸や股間の隠し方はかなりいい加減で、乳首が秘裂や今にも見えそうである。
裸に包帯。これではまるでピラミッドの番兵たるマミーの格好そのものである。ミイラ取りがミイラになる、なんて言ってみてもちっとも笑えない。とにかく事情を聴こうとニフィルティに近づいたとき、俺は彼女の異常に気がついた。
全身を震わせ、荒い息を吐き、熱に潤んだ虚ろな瞳。股の包帯をびしょびしょに濡らし、水滴を床に零しながらこちらににじり寄ってくる。夢見がちに俺の名前を呟きながら、ニフィルティは俺の方へ手を伸ばした。
「レシェフ……レシェフ……ねえ、レシェフ……」
「な、なんだ。どうしたんだ一体」
「う、うふふ、うふふふふ、わ、わたし、もう、むり、もうむり……」
「！？」
直後、俺は床に押し倒された。動転するこちらの気も知らず、ニフィルティは譫言のように何かを囁き続ける。
「ねえ、私、我慢したんだよ。でももう、むり。だから、ちょうだい。ね？」
「ニフィルティお前、魔物に……」
「ん。私、マミーにされちゃった。もう、お肌が疼いて疼いて、死にそうなの」
手慣れた様子と強い力で俺の服を脱がし、彼女は俺の腰に跨った。今も身体がびくんびくん震えているのは期待のせいか、それとも飢えか。
身を隠す僅かな包帯の端から恥毛や乳首が垣間見えるという、あまりにも淫ら過ぎる装束は、いつの間にか俺のものを勃たせていた。
マミーにされたというのがどういう事かはよく分からないが、見た目にはほとんど変化無いし、恋人がセックスを求めるというのなら応ずるのが男の勤めだろう。俺は警戒を解いた。
「よく分からんが……エッチしたいって言うなら、良いよ。しよう。でも、先に寝室へ行かないか？」
「やぁだ、もう待てない♪ 今すぐするの♪」
受け入れてもらえたのが余程嬉しかったのか、見るからに機嫌の良くなったニフィルティはもどかしげに股の包帯を解くと、濡れに濡れた陰唇を俺の亀頭に合わせてきた。
両脚を大きく開いて身体を支え、一気に腰を下ろし交わる。騎乗位の体勢でペニスを膣に収め、普通ならここから腰を振るのに、何故か彼女は動きを止めた。
見上げると、頬を紅く染め口を半開きにし、唇の端から粘ついた涎を垂らした、あまりに緩みきった表情があった。確かにニフィルティは元々感度の良い女だったが、挿れただけでこんなアクメ顔を晒すことなど今までに無かったことである。
淫蕩そのものといった彼女の様子に驚いている俺を放って、ニフィルティは急に動きを再開した。両膝と両腕を床に突いて、凄まじいスピードで腰を上下に動かす。まるで潮吹きのように多量の愛液がいやらしい音と共に溢れ、膣襞一擦りごとに彼女の感度を高めているようだった。
「ひ、ひゃ、レシェフ、これ、すごいよぉ……」
「どうしちゃったんだよニフィルティ、なんか凄いじゃないか」
「ん、そ、そう、わたし、すごいのぉ……だからレシェフも、もっと突いてぇ♪」
熱い吐息と喘ぎ声にせがまれ、俺も否応なく、その気にさせられてしまった。
ピラミッドで何かがあったのは事実だろうが、今はそのことについて詮索するよりも、二人で楽しくなろうと思うのだった。
激しい上下運動に合わせて淫らに揺れるニフィルティのおっぱいに右手を伸ばし、包帯の上から柔らかい乳脂肪を掴み揉みしだく。五指に力を込めてぎゅっと乳をしぼってやると、騎乗位搾精を止めないまま淫乱包帯女は全身を痙攣させた。
「ひゅうっ……！ おっぱ、そんな、もまれちゃ……いっちゃう……！」
「なっ……！？」
掌で乳房を下から支え、五本の指をそのふわふわおっぱいにめり込ませ同時に人差指と中指で乳首をコリコリいじめてやると、ニフィルティの女性器が突然、強烈に締まった。
おっぱいへの責めに集中していなかったら思わず射精していたかもしれない激しい刺激に少なからず狼狽えていると、乳を俺の手に押し付けるようにニフィルティが上体をこちらに倒してきた。
腹と腹が密着し、手付かずの乳房が俺の胸板に当たって潰れる体勢で、悩ましげに彼女が囁く。
「……さっき、おっぱい揉まれて私、……いっちゃったぁ……♪ おまんこがきゅーってして、レシェフも、気持ちよかったでしょ……？」
「ああ……やばかったよ。思わず射精しそうだった」
「……うふふ。でもね、私、おっぱいだけじゃないの。体中みんな、熱くって、もどかしくって、疼いて……口でも背中でもどこでも、レシェフに触られるだけで気持ちよくなって、トんじゃうの……♪」
言うと、ニフィルティはそのまま俺の唇を奪った。まるで砂漠で迷った冒険者のように、必死に俺の唾液を啜って渇きを満たそうとしている。ぴちゃぴちゃという卑しい音に、俺の興奮は更に高められてしまった。
「ちゅっ、じゅる、ずるる……えへへ……ちゅうぅぅぅっ♪」
腰に跨る体勢から腹や唇をくっつけられる体勢に移ったことで、ニフィルティの蜜壺は更にその締まりと潤いを増してきた。
一回ストロークしてペニスを突き入れられるごとに、膣の奥から潮吹きのような薄くて量の多い愛液がぷしゅっと噴き出る。まさか一回腰をふるごとにエクスタシーに達しているのか、と考えてしまうと、もう俺も耐えられなくなってきた。
「ニフィルティ、俺ももうそろそろ……！」
「ん、いくの、私のおまんこで、しゃせーしちゃうの？ ……じゃあ、いくとき、私のこと、ぎゅってして？ ……きっと凄く、気持ちいいから……」
ぱんぱんと音を立てるほどに、彼女のピストンが激しくなる。亀頭の先から淫密でどろどろに溶かされるような思いがして、俺は思い切りニフィルティの身体を抱きしめた。
「膣内に、出るぞ、いいよなっ……！？」
「んんんっ！！」
両腕で彼女の上半身を捉え、俺の胸板へと抱き寄せる。肌と肌を強く触れ合わせた瞬間、膣がきゅっと締まり、俺は射精した。
絶頂した男性器がどくどくと白濁を注ぎこみ、包帯痴女のまんこは一層潤う。中出ししながらも両手の力は緩めず、逃がさんとばかりに強く背中と尻をホールドしていてやると、いやに感じやすいニフィルティは絶頂しながらもまたアクメに達し、射精中の肉棒を更に強く刺激した。
中出しされた女陰と、むにっと潰れたおっぱいと、背部への十指の接触で歓喜する女は、股の間から狭い肉筒に収まりきらない子種を逆流させながら快楽に溺れる。抱きしめる両手に力を入れてやると再びイったのか、射精直後の男根を襞が乱暴に撫で、まるでお掃除フェラされているかのようだった。
一発やってようやく人心地着いたニフィルティに、事の詳細を聞いてみた。
彼女の言うには、女ばかり10人程でピラミッドに攻勢を掛けてみたはいいものの、守りのマミー共が予想外に手強く、アタックチームは一人残らず捕えられてしまったのだという。
男ならば逆輪姦されたり、そのまま夫にされたりするのだろうが、女ならどうしようもあるまいなどとタカをくくっていると、如何なる秘術によるものか、女たちは皆マミーにされてしまったというのだ。
見た目には人間とほとんど変わらないマミーたちの特徴はその敏感肌に在り、風が当たるだけで妖しい気分になってしまう彼女らは特殊な包帯で快楽を抑え、どうにか日常生活を送っているのだとか。
そんな楽しくも不便な体質に作り替えられてしまったニフィルティは一時は脱出を諦めたが、一瞬のスキを突いて形勢を逆転し、責めに回っていたはずのマミーたちを逆に感じさせ、失神させて包帯を奪って、命からがら逃げてきた。が、巻き慣れない包帯では全身を覆い尽くすことなど到底出来ず、空気との接触に股間を濡らしながらようやく帰宅し、俺を見た瞬間我慢がならなくなったと、そういう訳らしい。
「じゃあお前、今はもう人間じゃないのか。何か実感沸かないな」
「うん。マミーの恋人は、嫌？」
「そんなことないさ。教会派じゃあるまいし、魔物ってだけで恋人を捨てたりなんか、しないよ。触手が生えたわけでも、スライムみたいになったわけでもないのに」
「……ありがと♪」
魔物化したということで少し不安げだったニフィルティの表情に、明るさが戻った。
頼まれたって、俺は別れるつもりなんか無かった。異常な性感に苛まれながらも、他の手近な男に走らず、伴侶たるこの俺を求めて耐えてくれたことで、俺のニフィルティへの愛情は揺るぎないものになっていたのだ。
それに、セックス一回であんなに感じて、乱れてくれる恋人を嫌うことなど、男として出来はしない。肌に空気が触れるだけでも気持ちいい、と聞いた時から、俺はもっと彼女と一緒に楽しみたいと、そう考えていたのだ。
「しかし、マミーか。包帯がないと敏感すぎて、すぐいっちゃうなんてな」
「……さっきエッチしてる時も、お尻とか、胸とか、包帯のないところにレシェフが触るたびに、私、いってた……床、びしょびしょになっちゃったね」
「まあ、後で拭けばいいだろ。それより、だ」
さっきたっぷり膣内射精したと言うのに、もう俺は臨戦態勢となっていた。どうしても試したいことがあったのだ。
「ニフィルティ、ちょっとそこに横になってみてくれないか」
「？ こう？」
床に仰向けになったニフィルティの巨乳は、胸に軽く巻かれた包帯のおかげで左右に垂れ落ちることなく、胸板の上で大きく深い谷間を作ってくれていた。これなら、万事OKだ。
胸を跨ぎ腰を下げ、硬くなったものを乳と乳との間に添えると、彼女にも俺の狙いが分かったらしい。
「……パイズリ？」
「うん。前からやってみたいと思っていたんだ。触るだけでも気持ちいいってんなら、きっとこんなのでも一緒に楽しめるんじゃないか？」
「レシェフって結構、エッチな子だったんだね……私、びっくりだよ」
「いいじゃないか。せっかく魔物になったんだ、お互い楽しまないと損だぜ」
「……振られないか不安に思ってたのが、馬鹿みたい……」
「全くだな。こんなにエロ可愛くなったお前を、俺が見捨てるわけ無いだろうが」
さすがにこの言葉はストレートすぎたか、ニフィルティは顔を背けてしまった。
まあそっぽを向いたと言っても、機嫌を損ねたわけではないだろう。褐色の頬は羞恥か期待か、あるいは別の何かによって薄桃色に染まっているし、さり気無く両腕を持ち上げて、上腕でおっぱいを挟みこみ、より深い谷間を作ってくれているからだ。
というわけで遠慮無く、俺は陰茎を、褐色乳によって作られた魅惑的な谷間に挿し入れた。腰を押し進め、手で乳房を掴んで真ん中に寄せると、冷たい肌が雁首に当たって気持ちよかった。
包帯無しにはまともに歩くことすら出来ないマミーが、乱暴に胸を揉まれ男性器を擦りつけられ、気持ちよくなれないはずがない。柔らかい乳の反発と胸骨のコリコリした感触を楽しんでいると、忽ちニフィルティは艶っぽい喘ぎ声を上げ始めた。
艶めかしい声を漏らしながら、マミー女はただ乳を寄せるのみで、抵抗らしい抵抗もしない。女を組み伏せ、無理矢理おっぱいに擦りつけるこの暴虐には、酷くそそられるものがあった。
ずりっ、ずりっと腰を前後に動かし、ふわふわおっぱいの感触を楽しんでいると、だんだん乳肌が湿ってきた。粘ついた汗は下の彼女の悦楽を象徴しているようで、腰の動きにもいっそう身が入る。液体が生まれ肌と肌の摩擦が減り、滑らかな胸乳が竿や雁首をこともあり、俺はますます乳姦に溺れていった。
無論、俺一人で気持ちよくなっていたわけではない。直前のやりとりのせいかちょっと不満げで、口を閉じてそっぽを向いていたニフィルティだったが、パイズリされ始めるとすぐに唇を開き、欲情に濡れた嬌声を発していた。こうも容易くよがらされてしまうマミーの肉体を心のなかで賞賛しながら、俺は言った。
「お前のおっぱい、柔らかくてひんやりして、気持ちいいな……ニフィルティはどうだ？ 胸にちんこ擦りつけられて、いけそうか？」
「……うん。おっぱいずりずりされると、なんか、いい……。もっと強く、揉んで？」
「ふふ。分かったよ」
仰せのままに、掌に力を込めるとともに、親指でいつの間にか勃起していた赤い乳首を押して見る。きゅっと左右同時に刺激してやると、効果は覿面。
「きゃっ！」
「乳首、気持ちいいか？ おっぱいと、どっちがいい？」
「そ、そんなの分かんな……ひゃっ、ちょっと、強……」
ビクビク震えて全身で快楽を伝えてくれるニフィルティを見ていると、こっちの性感まで高められてしまう。乳房と乳首を同時に可愛がりながら、谷間には勃起しきった男性器が激しく出入りするという状況は、マミーにはハードすぎただろうか。
しばらくおっぱいを犯し続けていると、段々彼女は大きなよがり声を隠そうともしなくなってきた。胸を一度擦るごとに唇から絶頂のため息が漏れ、胸を一度いじめるごとに腕や足がひきつり、虚空を掴む。二人汗だくになっての乳遊びに、俺は没入していた。
「や、私、いっちゃ、おっぱいレイプされて、いっちゃ、あぁっ！？」
「いっていいぞ。何度でも、いかせてやるからな」
「ちょ、やめ、イッてるのに、おちんちん、こすられて……ん、うぅんんっ！！」
首を反らし、褐色の綺麗な喉を思い切り見せて、ニフィルティは潮を吹いた。背後でびたびたと、床の濡れる音がする。
「いっちゃったか。でも、まだまだこれからだぞ。捨てられるなんて考えられなくなるくらい、一杯犯してやるからな」
「やだ、まだ、もう、また、いっちゃ……！」
もう何度も絶頂しているのだろうか、最初綺麗に拭き取ったはずの彼女の股間は、また粘っこい液体で濡れていた。
涙を垂れ流して愛撫と挿入を待ち望んでいるらしいそこには、まだ手を出さない。今の俺の脳内には、ニフィルティの大きな乳を犯し抜くことしかなかった。
形だけの拒絶には耳を貸さず、手の力を入れたり抜いたりしながらガンガン谷間に抜き差ししていると、敏感肌を弄られ続けイきっぱなしになったか、焦点の合わない目をした彼女が全身をぴくぴくさせながら何事か呟いた。耳を済ませて聞いてみると。
「すき……すき……れしぇふ、あいひてる……らから、せーえきちょーらい……？おっぱいに、びゅーって、らして……？」
こんなエロ過ぎる淫語を囁かれてしまっては、もう止まりようが無い。手に力を込め直し、思いっきり中央に寄せて谷間をきつくすると、さっきからずっと絶頂し続けているニフィルティはまたアクメに達した。
「やぁぁぁっっ！！ おっぱい、おっぱいきついぃっ！！」
「出すぞ……！ お前の胸に、中出しするからな……！」
「ちょーらい、おっぱい、どろどろせーえきでにんしんさせてぇっ！！」
訳の分からぬことを叫び、人形のような彼女はイき狂う。俺も忘我の境地に至り、前体重をニフィルティの胸に掛ける。柔らかくも靭やかなおっぱいが強い負荷に反発し、真ん中で運動する肉棒が強く圧迫される。膣に勝るとも劣らないその刺激に、俺は達した。
「っ！？」
「ふぇ、あ、せーし、でたぁ……？ あったか……」
おっぱいとおっぱいの丁度中間にぶち撒けられた子種汁は、その高い粘度のため、酷くゆっくりとニフィルティの肌を垂れ落ちる。谷間から溢れた白濁が胸骨、喉を通って鎖骨辺りまで白く染めていく感触で、淫乱マミーはまた大量の愛液を漏らした。
「れしぇふの、どろどろだね。きれいにしたげる。……あぁむっ」
「おおっ、そんなことまで……」
まだ胸の上に俺が乗っかったままなのに、首を持ち上げた不便な体勢でニフィルティは俺のものを舐めて清めてくれる。じゅっるる、じゅるる、と緩んだ唇の端から涎を垂らして、飛び散ったザーメンを愛おしげに口に含み、飲み下す。その献身的かつ淫猥な仕草に、まだまだ俺は鎮まれないのだった。
「ニフィルティ……！」
「ぅんっ！？ ん、うん、えろっ、んちゅちゅ……」
再び腰を振り中出しおっぱいを犯し始めた俺の肉槍から、彼女は口を離さない。頬を窄め、敏感な先端粘膜を紅い唇でキュッと締め、今度は口内射精を乞い願うのだ。
「ああ、すげえ気持ちいいぞニフィルティ……！ 絶対放さないからな、何があっても……！」
「わらしも……んぐちゅ、るるっ、わらしも、ずっとれしぇふと、いっひょらから、……ずずずっ、らから、もっろ、おっぱいれいぷしてね……？」
言われるまでもない。ピラミッドに残してきたというニフィルティの仲間や、これからの生活のことなども忘れ、俺たちは快楽の渦に沈んでいった。
勿論、ただ探索すれば手に入るというわけでもなく、大抵の場合ピラミッドはアヌビスやスフィンクス、マミーの軍団などによって防衛されている。体力や魔力で人間を遥かに凌駕するそれら魔物たちの防備を突破して財宝を手に入れるのは、並大抵のことではない。
しかし、遺跡を守る魔物たちが居なければ、ピラミッドが作られてもう何千年、あらゆる貴重品は奪い去られ、俺たちみたいな遺跡盗掘業が成り立つ余地など無くなっていただろう。そう考えると、本来障害であるはずのアヌビスたちも、余り憎らしくなくなってくる。
加えてその魔物たちは近年、一匹残らず人間の女性のような、男と番って子を成すことのできる「魔物娘」となった。見目麗しく淫乱な彼女らを心から憎む事など、教会派でもない俺には到底できない。
まあ、俺には既に同じ遺跡探索者たる伴侶、ニフィルティが居るわけで、魔物娘にアプローチされてもノーサンキューとしか言えないわけだが。
そのニフィルティは、今日もどこぞのピラミッドにアタックしている。だのに、今も自宅の居間で寛いでいる俺は、仕事をサボっているのかというと、そうではない。
魔物が男と愛し合えるようになって以来、余程のことがなければ彼女らが人に害なす事は無くなった。どころか、快楽に貪欲な彼女らは、生まれ持った任務よりも男漁りやセックスに重きを置くようになった。ピラミッド防衛のために配されたはずのスフィンクスなども、気に入った男を見つければ王墓を放っぽり出して愛の逃避行と洒落込むとか。
ピラミッド内部で歩兵として哨戒任務に付く、マミーという魔物たちもそれは例外ではない。アヌビスに従っているのも表面上だけのことで、彼女らはピラミッドの防御よりも、男を見つけてエロエロすることをずっと重視しているらしいのだ。
ならば、女ばかりでアタックチームを組んで潜入すれば、迎撃されにくいのではないか、とニフィルティの知り合いが思いついたらしい。
前代未聞の試みだが、やって見る価値はあるとトレジャーハンター達は思った。故に、今俺は家に待機し、ニフィルティの帰宅を待っているというわけ。
と、玄関の方から物音がした。
成果があろうと無かろうとまずは労ってあげたくて、部屋の扉を開けると、果たして俺の妻、愛しいニフィルティが飛び込んできた。
彼女はしかし、出ていった時とは全く異なる奇妙な姿をしていた。
衣服の類は何も身に着けておらず、代わりに長い包帯で全身をぐるぐる巻きにしている。急いで巻いたのか、腕や足はともかく、胸や股間の隠し方はかなりいい加減で、乳首が秘裂や今にも見えそうである。
裸に包帯。これではまるでピラミッドの番兵たるマミーの格好そのものである。ミイラ取りがミイラになる、なんて言ってみてもちっとも笑えない。とにかく事情を聴こうとニフィルティに近づいたとき、俺は彼女の異常に気がついた。
全身を震わせ、荒い息を吐き、熱に潤んだ虚ろな瞳。股の包帯をびしょびしょに濡らし、水滴を床に零しながらこちらににじり寄ってくる。夢見がちに俺の名前を呟きながら、ニフィルティは俺の方へ手を伸ばした。
「レシェフ……レシェフ……ねえ、レシェフ……」
「な、なんだ。どうしたんだ一体」
「う、うふふ、うふふふふ、わ、わたし、もう、むり、もうむり……」
「！？」
直後、俺は床に押し倒された。動転するこちらの気も知らず、ニフィルティは譫言のように何かを囁き続ける。
「ねえ、私、我慢したんだよ。でももう、むり。だから、ちょうだい。ね？」
「ニフィルティお前、魔物に……」
「ん。私、マミーにされちゃった。もう、お肌が疼いて疼いて、死にそうなの」
手慣れた様子と強い力で俺の服を脱がし、彼女は俺の腰に跨った。今も身体がびくんびくん震えているのは期待のせいか、それとも飢えか。
身を隠す僅かな包帯の端から恥毛や乳首が垣間見えるという、あまりにも淫ら過ぎる装束は、いつの間にか俺のものを勃たせていた。
マミーにされたというのがどういう事かはよく分からないが、見た目にはほとんど変化無いし、恋人がセックスを求めるというのなら応ずるのが男の勤めだろう。俺は警戒を解いた。
「よく分からんが……エッチしたいって言うなら、良いよ。しよう。でも、先に寝室へ行かないか？」
「やぁだ、もう待てない♪ 今すぐするの♪」
受け入れてもらえたのが余程嬉しかったのか、見るからに機嫌の良くなったニフィルティはもどかしげに股の包帯を解くと、濡れに濡れた陰唇を俺の亀頭に合わせてきた。
両脚を大きく開いて身体を支え、一気に腰を下ろし交わる。騎乗位の体勢でペニスを膣に収め、普通ならここから腰を振るのに、何故か彼女は動きを止めた。
見上げると、頬を紅く染め口を半開きにし、唇の端から粘ついた涎を垂らした、あまりに緩みきった表情があった。確かにニフィルティは元々感度の良い女だったが、挿れただけでこんなアクメ顔を晒すことなど今までに無かったことである。
淫蕩そのものといった彼女の様子に驚いている俺を放って、ニフィルティは急に動きを再開した。両膝と両腕を床に突いて、凄まじいスピードで腰を上下に動かす。まるで潮吹きのように多量の愛液がいやらしい音と共に溢れ、膣襞一擦りごとに彼女の感度を高めているようだった。
「ひ、ひゃ、レシェフ、これ、すごいよぉ……」
「どうしちゃったんだよニフィルティ、なんか凄いじゃないか」
「ん、そ、そう、わたし、すごいのぉ……だからレシェフも、もっと突いてぇ♪」
熱い吐息と喘ぎ声にせがまれ、俺も否応なく、その気にさせられてしまった。
ピラミッドで何かがあったのは事実だろうが、今はそのことについて詮索するよりも、二人で楽しくなろうと思うのだった。
激しい上下運動に合わせて淫らに揺れるニフィルティのおっぱいに右手を伸ばし、包帯の上から柔らかい乳脂肪を掴み揉みしだく。五指に力を込めてぎゅっと乳をしぼってやると、騎乗位搾精を止めないまま淫乱包帯女は全身を痙攣させた。
「ひゅうっ……！ おっぱ、そんな、もまれちゃ……いっちゃう……！」
「なっ……！？」
掌で乳房を下から支え、五本の指をそのふわふわおっぱいにめり込ませ同時に人差指と中指で乳首をコリコリいじめてやると、ニフィルティの女性器が突然、強烈に締まった。
おっぱいへの責めに集中していなかったら思わず射精していたかもしれない激しい刺激に少なからず狼狽えていると、乳を俺の手に押し付けるようにニフィルティが上体をこちらに倒してきた。
腹と腹が密着し、手付かずの乳房が俺の胸板に当たって潰れる体勢で、悩ましげに彼女が囁く。
「……さっき、おっぱい揉まれて私、……いっちゃったぁ……♪ おまんこがきゅーってして、レシェフも、気持ちよかったでしょ……？」
「ああ……やばかったよ。思わず射精しそうだった」
「……うふふ。でもね、私、おっぱいだけじゃないの。体中みんな、熱くって、もどかしくって、疼いて……口でも背中でもどこでも、レシェフに触られるだけで気持ちよくなって、トんじゃうの……♪」
言うと、ニフィルティはそのまま俺の唇を奪った。まるで砂漠で迷った冒険者のように、必死に俺の唾液を啜って渇きを満たそうとしている。ぴちゃぴちゃという卑しい音に、俺の興奮は更に高められてしまった。
「ちゅっ、じゅる、ずるる……えへへ……ちゅうぅぅぅっ♪」
腰に跨る体勢から腹や唇をくっつけられる体勢に移ったことで、ニフィルティの蜜壺は更にその締まりと潤いを増してきた。
一回ストロークしてペニスを突き入れられるごとに、膣の奥から潮吹きのような薄くて量の多い愛液がぷしゅっと噴き出る。まさか一回腰をふるごとにエクスタシーに達しているのか、と考えてしまうと、もう俺も耐えられなくなってきた。
「ニフィルティ、俺ももうそろそろ……！」
「ん、いくの、私のおまんこで、しゃせーしちゃうの？ ……じゃあ、いくとき、私のこと、ぎゅってして？ ……きっと凄く、気持ちいいから……」
ぱんぱんと音を立てるほどに、彼女のピストンが激しくなる。亀頭の先から淫密でどろどろに溶かされるような思いがして、俺は思い切りニフィルティの身体を抱きしめた。
「膣内に、出るぞ、いいよなっ……！？」
「んんんっ！！」
両腕で彼女の上半身を捉え、俺の胸板へと抱き寄せる。肌と肌を強く触れ合わせた瞬間、膣がきゅっと締まり、俺は射精した。
絶頂した男性器がどくどくと白濁を注ぎこみ、包帯痴女のまんこは一層潤う。中出ししながらも両手の力は緩めず、逃がさんとばかりに強く背中と尻をホールドしていてやると、いやに感じやすいニフィルティは絶頂しながらもまたアクメに達し、射精中の肉棒を更に強く刺激した。
中出しされた女陰と、むにっと潰れたおっぱいと、背部への十指の接触で歓喜する女は、股の間から狭い肉筒に収まりきらない子種を逆流させながら快楽に溺れる。抱きしめる両手に力を入れてやると再びイったのか、射精直後の男根を襞が乱暴に撫で、まるでお掃除フェラされているかのようだった。
一発やってようやく人心地着いたニフィルティに、事の詳細を聞いてみた。
彼女の言うには、女ばかり10人程でピラミッドに攻勢を掛けてみたはいいものの、守りのマミー共が予想外に手強く、アタックチームは一人残らず捕えられてしまったのだという。
男ならば逆輪姦されたり、そのまま夫にされたりするのだろうが、女ならどうしようもあるまいなどとタカをくくっていると、如何なる秘術によるものか、女たちは皆マミーにされてしまったというのだ。
見た目には人間とほとんど変わらないマミーたちの特徴はその敏感肌に在り、風が当たるだけで妖しい気分になってしまう彼女らは特殊な包帯で快楽を抑え、どうにか日常生活を送っているのだとか。
そんな楽しくも不便な体質に作り替えられてしまったニフィルティは一時は脱出を諦めたが、一瞬のスキを突いて形勢を逆転し、責めに回っていたはずのマミーたちを逆に感じさせ、失神させて包帯を奪って、命からがら逃げてきた。が、巻き慣れない包帯では全身を覆い尽くすことなど到底出来ず、空気との接触に股間を濡らしながらようやく帰宅し、俺を見た瞬間我慢がならなくなったと、そういう訳らしい。
「じゃあお前、今はもう人間じゃないのか。何か実感沸かないな」
「うん。マミーの恋人は、嫌？」
「そんなことないさ。教会派じゃあるまいし、魔物ってだけで恋人を捨てたりなんか、しないよ。触手が生えたわけでも、スライムみたいになったわけでもないのに」
「……ありがと♪」
魔物化したということで少し不安げだったニフィルティの表情に、明るさが戻った。
頼まれたって、俺は別れるつもりなんか無かった。異常な性感に苛まれながらも、他の手近な男に走らず、伴侶たるこの俺を求めて耐えてくれたことで、俺のニフィルティへの愛情は揺るぎないものになっていたのだ。
それに、セックス一回であんなに感じて、乱れてくれる恋人を嫌うことなど、男として出来はしない。肌に空気が触れるだけでも気持ちいい、と聞いた時から、俺はもっと彼女と一緒に楽しみたいと、そう考えていたのだ。
「しかし、マミーか。包帯がないと敏感すぎて、すぐいっちゃうなんてな」
「……さっきエッチしてる時も、お尻とか、胸とか、包帯のないところにレシェフが触るたびに、私、いってた……床、びしょびしょになっちゃったね」
「まあ、後で拭けばいいだろ。それより、だ」
さっきたっぷり膣内射精したと言うのに、もう俺は臨戦態勢となっていた。どうしても試したいことがあったのだ。
「ニフィルティ、ちょっとそこに横になってみてくれないか」
「？ こう？」
床に仰向けになったニフィルティの巨乳は、胸に軽く巻かれた包帯のおかげで左右に垂れ落ちることなく、胸板の上で大きく深い谷間を作ってくれていた。これなら、万事OKだ。
胸を跨ぎ腰を下げ、硬くなったものを乳と乳との間に添えると、彼女にも俺の狙いが分かったらしい。
「……パイズリ？」
「うん。前からやってみたいと思っていたんだ。触るだけでも気持ちいいってんなら、きっとこんなのでも一緒に楽しめるんじゃないか？」
「レシェフって結構、エッチな子だったんだね……私、びっくりだよ」
「いいじゃないか。せっかく魔物になったんだ、お互い楽しまないと損だぜ」
「……振られないか不安に思ってたのが、馬鹿みたい……」
「全くだな。こんなにエロ可愛くなったお前を、俺が見捨てるわけ無いだろうが」
さすがにこの言葉はストレートすぎたか、ニフィルティは顔を背けてしまった。
まあそっぽを向いたと言っても、機嫌を損ねたわけではないだろう。褐色の頬は羞恥か期待か、あるいは別の何かによって薄桃色に染まっているし、さり気無く両腕を持ち上げて、上腕でおっぱいを挟みこみ、より深い谷間を作ってくれているからだ。
というわけで遠慮無く、俺は陰茎を、褐色乳によって作られた魅惑的な谷間に挿し入れた。腰を押し進め、手で乳房を掴んで真ん中に寄せると、冷たい肌が雁首に当たって気持ちよかった。
包帯無しにはまともに歩くことすら出来ないマミーが、乱暴に胸を揉まれ男性器を擦りつけられ、気持ちよくなれないはずがない。柔らかい乳の反発と胸骨のコリコリした感触を楽しんでいると、忽ちニフィルティは艶っぽい喘ぎ声を上げ始めた。
艶めかしい声を漏らしながら、マミー女はただ乳を寄せるのみで、抵抗らしい抵抗もしない。女を組み伏せ、無理矢理おっぱいに擦りつけるこの暴虐には、酷くそそられるものがあった。
ずりっ、ずりっと腰を前後に動かし、ふわふわおっぱいの感触を楽しんでいると、だんだん乳肌が湿ってきた。粘ついた汗は下の彼女の悦楽を象徴しているようで、腰の動きにもいっそう身が入る。液体が生まれ肌と肌の摩擦が減り、滑らかな胸乳が竿や雁首をこともあり、俺はますます乳姦に溺れていった。
無論、俺一人で気持ちよくなっていたわけではない。直前のやりとりのせいかちょっと不満げで、口を閉じてそっぽを向いていたニフィルティだったが、パイズリされ始めるとすぐに唇を開き、欲情に濡れた嬌声を発していた。こうも容易くよがらされてしまうマミーの肉体を心のなかで賞賛しながら、俺は言った。
「お前のおっぱい、柔らかくてひんやりして、気持ちいいな……ニフィルティはどうだ？ 胸にちんこ擦りつけられて、いけそうか？」
「……うん。おっぱいずりずりされると、なんか、いい……。もっと強く、揉んで？」
「ふふ。分かったよ」
仰せのままに、掌に力を込めるとともに、親指でいつの間にか勃起していた赤い乳首を押して見る。きゅっと左右同時に刺激してやると、効果は覿面。
「きゃっ！」
「乳首、気持ちいいか？ おっぱいと、どっちがいい？」
「そ、そんなの分かんな……ひゃっ、ちょっと、強……」
ビクビク震えて全身で快楽を伝えてくれるニフィルティを見ていると、こっちの性感まで高められてしまう。乳房と乳首を同時に可愛がりながら、谷間には勃起しきった男性器が激しく出入りするという状況は、マミーにはハードすぎただろうか。
しばらくおっぱいを犯し続けていると、段々彼女は大きなよがり声を隠そうともしなくなってきた。胸を一度擦るごとに唇から絶頂のため息が漏れ、胸を一度いじめるごとに腕や足がひきつり、虚空を掴む。二人汗だくになっての乳遊びに、俺は没入していた。
「や、私、いっちゃ、おっぱいレイプされて、いっちゃ、あぁっ！？」
「いっていいぞ。何度でも、いかせてやるからな」
「ちょ、やめ、イッてるのに、おちんちん、こすられて……ん、うぅんんっ！！」
首を反らし、褐色の綺麗な喉を思い切り見せて、ニフィルティは潮を吹いた。背後でびたびたと、床の濡れる音がする。
「いっちゃったか。でも、まだまだこれからだぞ。捨てられるなんて考えられなくなるくらい、一杯犯してやるからな」
「やだ、まだ、もう、また、いっちゃ……！」
もう何度も絶頂しているのだろうか、最初綺麗に拭き取ったはずの彼女の股間は、また粘っこい液体で濡れていた。
涙を垂れ流して愛撫と挿入を待ち望んでいるらしいそこには、まだ手を出さない。今の俺の脳内には、ニフィルティの大きな乳を犯し抜くことしかなかった。
形だけの拒絶には耳を貸さず、手の力を入れたり抜いたりしながらガンガン谷間に抜き差ししていると、敏感肌を弄られ続けイきっぱなしになったか、焦点の合わない目をした彼女が全身をぴくぴくさせながら何事か呟いた。耳を済ませて聞いてみると。
「すき……すき……れしぇふ、あいひてる……らから、せーえきちょーらい……？おっぱいに、びゅーって、らして……？」
こんなエロ過ぎる淫語を囁かれてしまっては、もう止まりようが無い。手に力を込め直し、思いっきり中央に寄せて谷間をきつくすると、さっきからずっと絶頂し続けているニフィルティはまたアクメに達した。
「やぁぁぁっっ！！ おっぱい、おっぱいきついぃっ！！」
「出すぞ……！ お前の胸に、中出しするからな……！」
「ちょーらい、おっぱい、どろどろせーえきでにんしんさせてぇっ！！」
訳の分からぬことを叫び、人形のような彼女はイき狂う。俺も忘我の境地に至り、前体重をニフィルティの胸に掛ける。柔らかくも靭やかなおっぱいが強い負荷に反発し、真ん中で運動する肉棒が強く圧迫される。膣に勝るとも劣らないその刺激に、俺は達した。
「っ！？」
「ふぇ、あ、せーし、でたぁ……？ あったか……」
おっぱいとおっぱいの丁度中間にぶち撒けられた子種汁は、その高い粘度のため、酷くゆっくりとニフィルティの肌を垂れ落ちる。谷間から溢れた白濁が胸骨、喉を通って鎖骨辺りまで白く染めていく感触で、淫乱マミーはまた大量の愛液を漏らした。
「れしぇふの、どろどろだね。きれいにしたげる。……あぁむっ」
「おおっ、そんなことまで……」
まだ胸の上に俺が乗っかったままなのに、首を持ち上げた不便な体勢でニフィルティは俺のものを舐めて清めてくれる。じゅっるる、じゅるる、と緩んだ唇の端から涎を垂らして、飛び散ったザーメンを愛おしげに口に含み、飲み下す。その献身的かつ淫猥な仕草に、まだまだ俺は鎮まれないのだった。
「ニフィルティ……！」
「ぅんっ！？ ん、うん、えろっ、んちゅちゅ……」
再び腰を振り中出しおっぱいを犯し始めた俺の肉槍から、彼女は口を離さない。頬を窄め、敏感な先端粘膜を紅い唇でキュッと締め、今度は口内射精を乞い願うのだ。
「ああ、すげえ気持ちいいぞニフィルティ……！ 絶対放さないからな、何があっても……！」
「わらしも……んぐちゅ、るるっ、わらしも、ずっとれしぇふと、いっひょらから、……ずずずっ、らから、もっろ、おっぱいれいぷしてね……？」
言われるまでもない。ピラミッドに残してきたというニフィルティの仲間や、これからの生活のことなども忘れ、俺たちは快楽の渦に沈んでいった。
11/06/19 23:04更新 / ナシ・アジフ