海底の狂想曲
海上を滑るように進む一隻の船。それはとても優雅に、かつ、ゆっくりとジパングへ進んでいく。その中には何百人という教団の兵士がつめられており、
それぞれが不自由な船旅に文句を口にしていた。この中の兵士は、ある国がジパングと戦争するための先行部隊である。これから戦争する。船の中にいる兵士は不安とある種の気分の高揚の空気の中、そのときが来るのを静かに待っていた。そんな中、一人だけ青ざめた表情の青年がいる。彼は始めての戦が異国の地で行われるとは夢にも思っていなかった。
「なんで・・・こんなことに・・・」
青年は軍属になれれば、楽な暮らしができる。そう考え志願し、兵士となった。別に祖国や国民を守るために命を捨てるなどと、毛頭無く、ましてや、異国の戦に付き合う理由などどこにもない。ただ、人よりも贅沢で威張れるような人生を歩むためだけに選んだ。そんな青年の不満とは裏腹に船は順調に進んでいく。誰もが、この船はジパングにたどり着く。そう思い込んでいた。
あの渦潮が来るまでは。
「渦潮だ!渦潮が見えるぞ!」
甲板の誰かが叫ぶ。その声を聞き、先ほどまで緊張と興奮の空気にいた兵士や船員の表情が青ざめていく。船の進路上に突如として現れた渦潮は、その強力な潮の流れで船を飲み込み始めた。
「畜生!このままじゃ飲み込まれる!」
「早く回避しろ!!」
「無理だ!舵が言うこと聞かねぇ!」
船員の戸惑いや怒号の声を聞くたびに、部屋の片隅で怯えていた青年が無我夢中で生きてこの窮地を抜け出せるように祈りはじめた。海の上では何の技能もなく、泳ぐこともできない人間など赤子同然の存在でしかない。
先ほどまで優雅に海を滑っていた船は、渦潮の前に成す術も無く、飲み込まれていく。圧倒的な暴力によって、船は破損してゆき、海水の浸入を許してしまう。大量の海水の浸入を許してしまった船が辿る道は唯一つ。神に祈る者や、必死にあがいた者いたが、結局、そのもの達の怒号や悲鳴と共に船は海へと沈ずんでいった。その中で青年は薄れていく意識の中、自分がフジツボに飲まれるのを見た。
◆◆◆◆◆
先ほどまで、神に無事を祈っていた青年がゆっくりと間を覚ます。
「うっ・・・」
僅かなうめき声を上げながらも意識を回復させ、辺りを見回し、視界に移るのは岩盤で囲まれたような部屋。いや、部屋というよりは密室というべきか。その中で一人の少女が目に入る。最初はただの幼く、紺色の髪をおかっぱにそろえた少女に見えたが、体のいたるところに、フジツボがついておりすぐさま魔物という考えに至る。魔物はこちらが意識を取り戻したと見るや否や、
はじめは恥ずかしそうにしていたが、あたりを見渡し、二人しかいないことを確認すると、恥ずかしそうな表情はなりを潜めた。
次に、淫らな笑みを浮かべ、男を誘うかのように両足を広げ自らの花弁を拡げた。すると、体の何かが叫んだような錯覚に陥られる。
“あの雌を犯せ。今すぐに犯せ。いや、犯さなければならない。”
気がつけば自分の息子が痛いくらいに硬くなっており、青年は何の疑問も持たず、武具と衣服を脱ぎ捨て、魔物を押し倒した。
自らの分身を魔物の秘所に押し付け、何の躊躇いもなく、本能のままに欲望を持って、雌を貫いた。青年は蜜壺が男性器の根元まで飲み込んだことを確認したら、そのまま激しいピストン運動を行う。小さい身体の雌は歓喜に打ち震え、表情を快楽の色に染めていく。そして、手足で青年にしがみついた。
その雌の膣は青年のありのままのありのままの欲望を容易く受け入れ、肉棒が抜けないようにきつく締め付ける。ギュウギュウに締め付ける膣は、
激しく動く青年に更なる快楽を与え、その快楽を得た青年が更なる快楽を得ようとより腰の動きを加速させていく。静かなる海の底で、二人の喘ぎ声と激しく欲望がぶつかり合う音だけが響く。本能と本能がぶつかり合い、もはや獣同然に交わる2匹。互いに相手に快楽を要求していき、相手はそれに応える。そして、その動きが最高潮に達していき、
「アッアアアアアァァァァ!!」
獣の叫び声のように青年が叫ぶと同時に、肉棒が激しく動きながら精を、雌の膣内へと吐き出す。雌はその結果に満円の笑みを浮かべた。
一方、青年の方は、射精の衝動が収まるにつれ、顔が青ざめていく。魔物と交わってしまった。それだけではなくこれから自分はどうなってしまうのか。
まるで死の宣告を受けた罪人のような表情をした青年に対し、魔物は唇を奪い舌を入れた。それはとても濃厚で青年の口内を陵辱し、全てを舐めつくすかのように、
青年の口内で暴れる。そのときフジツボのうちの一つからでた気泡が青年の鼻に当たると、再び青年の肉棒は活力を取り戻し、熱を帯び、硬くなっていく。自分の分身がいきり勃つにつれ、理性が薄れ、また目の前の雌を貪るだけの獣へと変わった。硬くなった分身を雌の身体の一番奥に差し込む。自らが吐き出した精液が潤滑油になり、より滑らかに動かしていく。これから、青年は一匹の雄として、目の前のフジツボの魔物を犯し続けるだろう。その変化をフジツボの魔物は誰よりも喜んだ。
ここは深い深い海の底。聞こえるのは、お互いを貪りあう二匹の鳴き声と、本能がぶつかり合う音だけ。
それぞれが不自由な船旅に文句を口にしていた。この中の兵士は、ある国がジパングと戦争するための先行部隊である。これから戦争する。船の中にいる兵士は不安とある種の気分の高揚の空気の中、そのときが来るのを静かに待っていた。そんな中、一人だけ青ざめた表情の青年がいる。彼は始めての戦が異国の地で行われるとは夢にも思っていなかった。
「なんで・・・こんなことに・・・」
青年は軍属になれれば、楽な暮らしができる。そう考え志願し、兵士となった。別に祖国や国民を守るために命を捨てるなどと、毛頭無く、ましてや、異国の戦に付き合う理由などどこにもない。ただ、人よりも贅沢で威張れるような人生を歩むためだけに選んだ。そんな青年の不満とは裏腹に船は順調に進んでいく。誰もが、この船はジパングにたどり着く。そう思い込んでいた。
あの渦潮が来るまでは。
「渦潮だ!渦潮が見えるぞ!」
甲板の誰かが叫ぶ。その声を聞き、先ほどまで緊張と興奮の空気にいた兵士や船員の表情が青ざめていく。船の進路上に突如として現れた渦潮は、その強力な潮の流れで船を飲み込み始めた。
「畜生!このままじゃ飲み込まれる!」
「早く回避しろ!!」
「無理だ!舵が言うこと聞かねぇ!」
船員の戸惑いや怒号の声を聞くたびに、部屋の片隅で怯えていた青年が無我夢中で生きてこの窮地を抜け出せるように祈りはじめた。海の上では何の技能もなく、泳ぐこともできない人間など赤子同然の存在でしかない。
先ほどまで優雅に海を滑っていた船は、渦潮の前に成す術も無く、飲み込まれていく。圧倒的な暴力によって、船は破損してゆき、海水の浸入を許してしまう。大量の海水の浸入を許してしまった船が辿る道は唯一つ。神に祈る者や、必死にあがいた者いたが、結局、そのもの達の怒号や悲鳴と共に船は海へと沈ずんでいった。その中で青年は薄れていく意識の中、自分がフジツボに飲まれるのを見た。
◆◆◆◆◆
先ほどまで、神に無事を祈っていた青年がゆっくりと間を覚ます。
「うっ・・・」
僅かなうめき声を上げながらも意識を回復させ、辺りを見回し、視界に移るのは岩盤で囲まれたような部屋。いや、部屋というよりは密室というべきか。その中で一人の少女が目に入る。最初はただの幼く、紺色の髪をおかっぱにそろえた少女に見えたが、体のいたるところに、フジツボがついておりすぐさま魔物という考えに至る。魔物はこちらが意識を取り戻したと見るや否や、
はじめは恥ずかしそうにしていたが、あたりを見渡し、二人しかいないことを確認すると、恥ずかしそうな表情はなりを潜めた。
次に、淫らな笑みを浮かべ、男を誘うかのように両足を広げ自らの花弁を拡げた。すると、体の何かが叫んだような錯覚に陥られる。
“あの雌を犯せ。今すぐに犯せ。いや、犯さなければならない。”
気がつけば自分の息子が痛いくらいに硬くなっており、青年は何の疑問も持たず、武具と衣服を脱ぎ捨て、魔物を押し倒した。
自らの分身を魔物の秘所に押し付け、何の躊躇いもなく、本能のままに欲望を持って、雌を貫いた。青年は蜜壺が男性器の根元まで飲み込んだことを確認したら、そのまま激しいピストン運動を行う。小さい身体の雌は歓喜に打ち震え、表情を快楽の色に染めていく。そして、手足で青年にしがみついた。
その雌の膣は青年のありのままのありのままの欲望を容易く受け入れ、肉棒が抜けないようにきつく締め付ける。ギュウギュウに締め付ける膣は、
激しく動く青年に更なる快楽を与え、その快楽を得た青年が更なる快楽を得ようとより腰の動きを加速させていく。静かなる海の底で、二人の喘ぎ声と激しく欲望がぶつかり合う音だけが響く。本能と本能がぶつかり合い、もはや獣同然に交わる2匹。互いに相手に快楽を要求していき、相手はそれに応える。そして、その動きが最高潮に達していき、
「アッアアアアアァァァァ!!」
獣の叫び声のように青年が叫ぶと同時に、肉棒が激しく動きながら精を、雌の膣内へと吐き出す。雌はその結果に満円の笑みを浮かべた。
一方、青年の方は、射精の衝動が収まるにつれ、顔が青ざめていく。魔物と交わってしまった。それだけではなくこれから自分はどうなってしまうのか。
まるで死の宣告を受けた罪人のような表情をした青年に対し、魔物は唇を奪い舌を入れた。それはとても濃厚で青年の口内を陵辱し、全てを舐めつくすかのように、
青年の口内で暴れる。そのときフジツボのうちの一つからでた気泡が青年の鼻に当たると、再び青年の肉棒は活力を取り戻し、熱を帯び、硬くなっていく。自分の分身がいきり勃つにつれ、理性が薄れ、また目の前の雌を貪るだけの獣へと変わった。硬くなった分身を雌の身体の一番奥に差し込む。自らが吐き出した精液が潤滑油になり、より滑らかに動かしていく。これから、青年は一匹の雄として、目の前のフジツボの魔物を犯し続けるだろう。その変化をフジツボの魔物は誰よりも喜んだ。
ここは深い深い海の底。聞こえるのは、お互いを貪りあう二匹の鳴き声と、本能がぶつかり合う音だけ。
11/12/17 22:33更新 / のり