おとこのこは サンドウォームに たべられた
見渡す限り、黄色い景色しか広がらない砂漠地帯の中、この気候に似合わぬ白肌の幼い男の子が、虚ろな足取りで歩いていた。
黄色い景色しかない、とは言ったが、後ろを見ればオアシスが存在する。
むしろ、彼はそこから出てきたところだった。
「あついよぉ……おとぅさん、おかぁさん……」
両親と共に町を転々とし、次の目的地へと馬車に乗って移動していたのだが、休憩としてこのオアシスで案内人共々、身体を休めていた。
しかし、男の子が退屈過ぎるオアシスの外へ出て、少しした後に戻ってきてみれば、馬引きの人はおろか、両親の姿もなくなっていた。
何故いなくなったのか、自分を置いて出て行ってしまったのか、それは今になっては誰にも分からない事である。
途端に心細くなってしまった男の子は、藁にもすがる想いでオアシスを出るが、既に馬車に乗る両親の姿も見えず、その足跡も残ってはいなかった。
戻っても誰もいないオアシスに、外を出れば建物らしきものも見えない砂漠。
見知らぬ土地、さらに救いも見えぬ場所での孤独に、まだまだ小さな子供が耐えられるはずもなかった。
「おとぅさん……おかぁさん……どこにいるの……ぐすっ……ひっく……」
その目から涙が零れ落ちて砂地に落ちていくが、猛暑の太陽に照らされ、その痕跡もすぐに消されていく。
構わず泣き続けていると、遠くから何かが迫ってくるような地響きが聞こえた。
しかし、男の子が顔を上げてみても、辺りは砂漠一帯。
その地響きは、まるでこちらに近付いてくるように大きくなるが、景色が揺れている以外に変化は無い。
得体の知れない恐怖に、男の子は泣く事も忘れてその場でがくがくと震え上がっていた。
そして立っていることすら困難なほどに、地響きが大きくなったかと思えば。
ドパァン、っと言う破裂音と共に、地中から巨大な怪物が目の前に現れた。
「……！！」
男の子はあまりに衝撃的な出来事に、逃げる事はおろか悲鳴をあげる事も出来なかった。
その砂虫のような姿をした巨大な怪物は、己が身に付着した砂を落とすように、無数の牙を持った頭を大きく振り払う。
大の大人三人ぐらいならば容易く丸呑みできるだろう、というほどの大きさ。
そんな怪物が、男の子にその頭を向ける。
左右に三つずつある巨大な紅目が、まるで宝石のように光り輝き、太陽を反射していた。
その宝石から浴びせられる強大な視線に、男の子は恐怖に歯をガチガチと鳴らし、身を震わせるしか術はなかった。
今度は恐怖に涙を流す男の子に構わず、怪物は威嚇するように無数の牙に囲まれた口を開く。
そして、その開かれた口内には。
ピンク色の長い髪を持つ女の人が、全裸でにっこりと笑みを浮かべ、控えめではあるがこちらに手を振ってきていた。
「えっ……え？」
それを見て、男の子の頭の中は、恐怖もろとも吹き飛ばされていった。身震いも消えた。涙も止まった。
見るだけでおぞましい怪物の口内に、女の人がいたのだ。
しかも、その人はどこか淑やかにも見える笑みを浮かべ、自らの胸の横に片手を上げて手を振ってきていたのだ。
常識的に考えれば、突っ込みどころがありすぎる状況である。彼女が全裸だったことがどうでもよくなるほどに、ぶっ飛んでいたのである。
その異状に逃げる事も忘れた男の子に、怪物は俊敏な動作で男の子を頭から飲み込み、まるで喜ぶようにその頭をぶんぶん振り回した。
しかし、一度ピタっと動作を止めて、その地上に出ている全身を、天に向けてピンっと伸ばす。
その姿はさながら、天上の神へ供物を捧げる、高尚な生物――に見えなくもない。
かと思えば、先ほどよりも激しくその頭をぶんぶんぶんぶん振り回した。
時に単純な前後に、時に8の字を書くように、時に頭を大きく回転させるように。
やがて気が済んだのか、その怪物――サンドウォームは男の子を飲み込み、地中へと戻っていく。
そして、残ったのは強烈な日光に照らされる静かな砂漠地帯だったが、その様子を遠くから見ていたらしいある魔物は、の後にこう語る。
――なんかよくわかんないけど、めちゃくちゃ嬉しそうだった、と。
「う……ぅ？」
わずかに気を失ってた男の子が目を開けると、そこは真っ暗だった。先ほどまで眩しい場所にいたせいか、目を開けているのに何も見えない。
まず最初に感じたのは、ぬちゃっとしているのに、とてつもなく柔らかくて気持ちのいい物が顔を覆う感触だった。
抗いがたいその感触に、自ら顔を押し付ける。
「……♪」
すると、自分のすぐ頭上で嬉しそうな声が聞こえ、頭を優しく撫でられた。
顔を上げて目を凝らし、この暗さにようやく慣れてきて、彼の視界に映ったのは。
「あ……」
あの巨大な怪物の口内で手を振ってきた、ピンク色の長い髪を持った女の人だった。
淡いピンク色にも見える素肌のその人は、目が合うと嬉しそうに微笑み、男の子を粘液塗れの大きな胸へと再び頭を埋めさせる。
「あぅ……」
気持ちよかった感触の正体が彼女の乳房だと知り、男の子は恥ずかしさに顔を赤くしてしまう。
しかし、それ以上に目の前で揺れる乳の誘惑に勝てず、自ら女の人に抱きついて胸の奥へと顔を埋める。
「ふふっ♪」
女の人が嬉しそうな声を漏らしながら、両手で乳房を掴んで動かし始めた。
左右交互に動かして男の子の顔を乳肉で揉み擦り、そのたびにぬちゃぬちゃと粘っこい音が空間内に響く。
「あ、ふぁ……おねぇさぁん……」
「ん……っ……♪」
柔乳に顔をねっとりと気持ちよく蹂躙され、顔が粘液に塗れる事も厭わず、恍惚の表情を浮かべてお姉さんに甘える。
お姉さんも時折声を漏らしつつ、より強く男の子の顔に乳房を擦り付けていく。
「ふぁぁ……おっぱいぃ……」
既に男の子は、おっぱいの幸せな感触に蕩けきっていた。
ここがあの怪物の体内であるとか、粘液が自分の全身にかかって衣服を溶かしているとか、そんなことは彼の中ではもうどうでもよくなっていた。
「……ぁ♪」
完全に服が溶かされ、生まれた状態の姿となった男の子の小さな屹立が、自分の腿に当たっていることに気付き、お姉さんは淫らな笑みを浮かべた。
どうやら、幼いながらも性的な欲求を感じていたらしい。
お姉さんが乳房を動かす手を止めて、片手を下半身へと持っていき、その皮被りのペニスを撫で上げる。
「う、あぅっ」
初めての快感に戸惑うように身体を震わせ、自分に強く抱きついてくる男の子の姿に、お姉さんは目を細めながら包茎をさらに撫で回す。
彼女の手によって、ぬちゅくちゅと卑猥な音を立てるまで撫で回され、そしていとも容易く包皮を剥かれてしまった。
「うあぁ！」
男の子が声を上げるが、粘液のおかげでほとんど痛みはなかった。
小さいながらも限界まで大きくなった亀頭の先からは、お姉さんの身体中に付いている粘液とは別の液体が、早くも漏れ出していた。
「……♪」
お姉さんは淫らに頬を綻ばせて、男の子を肉床に押し倒した。
ぐちゃぁ、と卑猥な音を立てて背中全体に柔らかい感触が伝わり、男の子は小さく声を上げてその勃起をピクンと震わせる。
くすっ、と笑うと、お姉さんはその震える怒張を大きな胸で包み込んだ。
「あっ、おっぱいが……ふあぁ」
肉床よりも柔らかな乳肉に包まれ、男の子が肉棹をさらに震わせた。
優しくもいやらしい笑みを浮かべながら、お姉さんは双乳を左右交互に上下させ始める。
「っ……ぁ……んっ……♪」
「あ、う、はぁぁ……」
乳肉が絡みついて柔らかく蕩けそうな気持ちよさに、男の子は恍惚のため息を吐いた。
お姉さんはより一層笑みを深めながら、男の子を乳房でむにゅむにゅと優しく蹂躙する。
ぬちゃぁ、くちゃぁ、と淫猥な音が周囲に響いた。
左右の乳房が押し付けられ、中の肉棒をゆっくりと嬲るように動かされる。
「あぅぅ……これ、すごいよぉ……」
「くすっ♪ んふ……んっ……ぁん……♪」
むちゅむちゅといやらしい音を出す乳房にペニスを揉み捏ねられ、男の子は完全に与えられる快楽の虜になった。
お姉さんも快感を感じているのか、その息遣いは荒くなっていた。
「ふぁぁ……おねぇさぁん……」
「んふっ……ぁ……んっ……あはっ♪」
さらなる快感を求めて、男の子が腰をゆらゆらと動かす。
お姉さんも男の子が喘ぐ度に、楽しそうな表情で乳房を押し付けて擦り合わせる。
肉幹全体を吸い付くようにまとわりついてくる乳肉の幸せな快感に、男の子は口元から涎を垂らしてさらに腰を揺らした。
「あぁ、ふぁぁ……」
「……♪ んっ、ぁ、ふふっ♪」
男の子の恍惚とした表情に、お姉さんは意地悪な表情を浮かべると、双乳を強く押し付けて小刻みに動かし始めた。
ぬちゃぬちゅっ、と粘りつくような音が漏れて、男の子が男根をびくびくと震わせる。
「うあぁ……！ おねぇさん、それっ、はげしいよぉ……！」
いきなり与えられる快感が激しくなり、男の子は思わず身を固くした。
許容量を超えた快感に、ペニスが強く震えてお姉さんの胸の中で限界を伝えていた。
それを悟ったお姉さんが、さらに双乳を強く動かす。
「あ、んっ、ぁ♪」
「ひぁぁ、おねぇさん、なんか、出ちゃうよぉ……！」
必死に身体を震わせながら、未知の射精欲を訴える男の子に、お姉さんは顔を寄せて少しいたずらっぽく笑う。
そして、我慢しないで射精して、と言わんばかりに激しく乳房を動かした。
「っ、んっ、ぁ、はっ♪♪」
ぬちゅむちゅぐちゅっ、と谷間で粘液が泡立つくらい、乳肉でペニスを擦り立てる。
そして、胸の中の怒張が限界まで震え上がった瞬間、双乳をぎゅぅっと押し付けて圧迫し、男の子を絶頂に導いた。
「あ、あっ、ふあぁぁぁ！！」
男の子は身体を大きく仰け反らせて身体全体を痙攣させながら、お姉さんの乳内に精を吐き出していく。
「……っ♪♪♪」
お姉さんも身体をわずかに震わせながら、乳房を押さえつける手を強くする。
乳内に精液が吐き出されるたび、お姉さんの表情が淫らにだらしなくなる。
「っ♪ ぁ♪ んぅ♪」
射精の勢いが衰えると、乳房を動かしてさらに搾り取ろうとする。
その度に男の子の身体が跳ね、精を吐き出し、お姉さんの乳内を白く汚していく。
そうして、精液が出なくなるまで搾り取ると、ようやくその肉棒を乳房から解放した。
「ふあっ……はぁっ……」
「……くすっ♪」
男の子が荒い息を吐きながら余韻に浸る姿に、お姉さんは小さく笑う。
そして、添い寝するように男の子の隣で横になり、彼の身体を自分の方に向かせると、豊かな乳房を差し出した。
目の前に差し出された大きな胸に、男の子は迷わず顔を埋め、ピンクの乳頭に吸い付いた。
「――っあ♪ んっ♪」
お姉さんが嬉しそうな喘ぎ声を上げて、ぴくんっと身体を跳ねさせた。
その反応が嬉しくなり、口内の突起をさらに舌で転がしていく。
「っ♪ あん♪ ふぁ♪ んふっ♪ んっ♪」
こりこりと乳首を転がすたびに、お姉さんは声を上げて、男の子を頭を強く抱き締める。
柔らかな乳肉に顔全体を埋められ、息が出来なくなっても、乳頭から口を離すことはなかった。
それ以上に、もっとお姉さんの声が聞きたくなった男の子は、手が付けられていない片方の乳房に手を伸ばした。
「――あはっ♪ んぁ♪ はぁっ♪ んんっ♪」
もう片方の乳房に触れられ、お姉さんが嬉しそうに頬を綻ばせる。
およそ小さな手では収まりきらない大きな乳肉に、指を沈ませていく。
触れているだけで吸い付いてくるような柔肌に気持ちよさを覚え、男の子は甘えるように乳房を求めていた。
「……んっ♪ ふふっ♪ ぁん♪ はっ♪」
それを悟ったのか、お姉さんから喘ぎながら優しく笑う声が聞こえ、乳に吸い付く頭を撫でられた。
その感触に安らぎを覚え、よりお姉さんに身体を密着させて甘えていく。
「――くすっ♪」
「……っ！」
しかし、再び股間から快楽の電流が通った。
安らぎながらもしっかりと屹立していた陰茎を、お姉さんが密着していた身体を動かして、腿で擦ったのだ。
「んーっ！」
強い刺激に、思わず手にしていた乳房をぎゅうっと強く掴み、さらに乳頭に歯を軽く立ててしまう。
「っ、あっ、〜〜〜〜っ♪♪♪」
それが大きな快感となったのか、お姉さんが今までにない大きな嬌声を上げ、身体を痙攣させた。
びくんびくんっと身体を震わせるお姉さんを、男の子が身体をわずかに離して心配そうに見上げる。
「……っ、あはっ、はぁ……♪」
やがて落ち着いてきて、恍惚の表情で荒い息を吐くお姉さんが、男の子に顔を向ける。
お姉さんのそれが絶頂である事を知らない男の子は、申し訳無さそうにお姉さんの乳首を吸っていた。
「はっ、はぁ、はぁ……ふふっ♪」
そんな男の子の頭を愛しそうに撫でると、彼の身体を抱き寄せてさらに密着させる。
その最中に、勃起している彼の陰茎が、お姉さんの腿をぬるんっと滑る。
「んんっ！」
「ぁはん♪♪」
男の子がびくりと震え上がり、また快感の連鎖をお姉さんにも伝える。
上気した表情で男の子を見下ろしながら、また頭を撫でた。
「……♪」
「ふぁ、あっ、おねぇさ――んむっ！」
そして、男の子を頭を撫でていない手で肉棒を掴まれ、顔を上げるがすぐに乳房に抑えつけられた。
掴まれただけで、ねちょねちょ、と粘液が絡みつくような気持ち良さが全身を走る。
眼を細めてこちらを見続けるお姉さんに、何回か扱かれて身体を震わせていると。
いきなり肉棒が、ぱちゅん、という音と共に、熱い何かに飲み込まれた。
「んっ、んんーっ！」
熱い何かに飲み込まれた瞬間に、まるで歓迎されるように、肉棒を柔らかくもきつく締め付けてきた。
電流のように快感が身体中を走り抜け、男の子の身体がびくんっと跳ねた。
「はっ、あぁんっ♪」
それによって腰を突くことになり、それがお姉さんに快感を伝えていく。
男の子が感じているのは、お姉さんの膣内の柔壁だった。
「お、おねぇさん、なにこ――むぐっ！」
先ほどとはまた違う快感に顔を上げようとするが、先読みしていたらしいお姉さんに顔を抑えられて阻止された。
お姉さんが蕩けたような表情で、くすくすっと笑うと腰をゆらゆらと動かした。
既に愛液で満たされている膣内は、それだけでくちゅくちゅと大きな音を周囲に響かせる
「んくっ、んむっ、んっ！」
「……ふふっ♪」
腰が動くたびに、膣内の柔壁がまとわりつくように絡み付いてきた。
さらに緩急をつけるように収縮も繰り返され、絶え間ない刺激が送られてくる。
身体を震わせることしか出来ない男の子に、お姉さんは意地悪な笑みを浮かべたかと思えば、本格的に腰を動かし始めた。
「うわぁ、おねぇ――んむむっ！」
上下に動かされ、膣壁で小さな怒張を扱かれる。
男の子が顔をあげようとするが、やはりお姉さんの胸に顔を戻される。
それでも構わず口を開けて息を荒くして耐えていると、さらに強く胸に顔を押し付けられた。
「っ……んっ……！」
ぐちゅっぐちゅっ、と響く結合部からの快感に翻弄されながら、目だけをお姉さんに向けると。
快感に上気させながらも、どこか不満げで怒っているようにも見える表情だった。
顔を押し付けられ、唇にあたるのは乳房の突起物。
何となく、お姉さんの意図を察した男の子は、口元の乳首に再び吸い付いた。
「♪♪♪」
すると、お姉さんの表情は歓喜に染まり、いい子いい子、と男の子の頭を撫でられる。
腰の動きが少しだけ激しくなったような気がした。
「っ、んっ♪ ぁ、はっ♪」
「んっむ、んーっ！」
ぐっちゅぐっちゅ、と音を鳴らす下半身からもたらされる刺激に、頭が真っ白になりそうだった。
その強烈な快感を誤魔化すように、お姉さんの乳首を強く吸い上げる。
「っ、あぁっ♪♪」
お姉さんが先ほどよりも大きな喘ぎ声を上げて、身体を跳ねさせた。
それが喜んでいるのだとようやく理解した男の子は、さらに口を使ってお姉さんを喜ばせようと奮起する。
「あは、ぁん♪ は――っあ♪♪」
お姉さんが心底嬉しそうな声をあげた。
男の子が腰を動かすお姉さんに合わせて、その小さな剛直を突き上げていた。
無意識でやっているのか、彼は気にも留めず、ただお姉さんの乳房に夢中になっている。
そんな男の子の頭を強く抱き締め、自分の動きを、彼の動きに合わせ始めた。
「んふっ♪ んっ♪ ぁ♪」
ぱちゅんぱちゅん、と粘液音と腰を打ち付ける音が混じり合う。
男の子の身体とお姉さんの身体が擦れ合う音も、にちゅにちゅと響き渡る。
お姉さんの身体はとてつもなく柔らかく、まるで身体の前面を包み込むように愛撫されるような快感だった。
男の子は、お姉さんにすがりつくように抱きつき、乳房に顔を深く押し付けながら腰を振る。
「むっ、んむぅ、んぐぅぅっ！！」
「はぁっ♪ あんっ♪♪ ふふ――んっ♪」
お姉さんが淫猥な表情で目を細めると、膣壁が狭くなりペニスが締め付けられる。
そして、まるで吸い付かれるような強い快感が襲い掛かってきた。
「んくぅっ、ふわぁ……！」
男の子が時折口を開けて快感に喘ぐ。
腰を引けば、膣肉が名残惜しむように最後まで肉棒にちゅぅっと吸い付き、奥まで突けば歓迎するように膣ひだがちゅっちゅぅと吸着してくる。
絶え間ない快楽に魅入られ、男の子はさらに激しく腰を動かし、お姉さんの乳首を舌で何度も転がした。
「ふぁ、あむぅ、おねぇ、さぁん、んくっ、ぼく、んんぅ……！」
「ん♪ んっ♪ ぅんっ♪」
切なげな男の子の言葉を示すように、中の男根が限界を訴え、大きく震え始めた。
お姉さんは何度も頷きながら、男の子の頭を胸の中にぎゅぅぅぅっと強く抱き締める。
そして膣壁が、震える怒張に応えるように蠕動運動を始めた。
「うあぁっ！ おねぇさん！ おねぇさん！」
「あっ♪ んくっ♪ あぅん♪♪」
奥へ奥へと導くように吸い付く膣肉が男性器を包み込む。
根元から搾り出されるような動きに、奥に溜まっていた白い衝動が、引き出されていく。
導かれるままに腰を最奥まで突き上げると、先端にこつっと固いものが当たった。
「あ――」
男の子が声を上げた瞬間、亀頭が何かに包み込まれ、そしてちゅぅぅぅ♪っと言う吸い上げに、とどめを刺された。
「ぁ、ふあぁぁぁぁぁ！」
「あ、ぁ、っ、んぅぅぅぅぅ♪♪♪」
お姉さんの膣内に白濁の溶岩が迸った。
喜ぶように膣壁の蠕動運動は大きく激しくなり、底まで溜まった精液を搾り取っていく。
「あぁぁ……！ おねぇ、さん！」
「っ♪♪ んぅ♪♪ あはぁ♪♪♪」
男の子はお姉さんに抱きついたまま、搾精の快感に震え、お姉さんは男の子を強く抱き締めたまま、子宮内に降り注ぐ幸福に恍惚としていた。
射精が終わっても、膣壁の蠕動運動はしばらく収まらず、男の子は執拗な快感に股間を震わせ、空打ちを繰り返すことになった。
「はぁ……んっ……ふふっ♪」
やがて性器の動きが収まってきた頃、お姉さんが男の子の頭を優しく撫でる。
その顔は未だ上気しているが、淫靡な色よりも愛情の色に染まっていた。
「ふぁ……」
男の子がチラッと顔を上げ、お姉さんと目を合わせるが、すぐに顔を胸の中に隠した。
べちゃっ、とお姉さんの身体に纏う粘液が跳ねる音がしたが、二人にとっては些細過ぎて気にもならない問題だった。
「おねぇさん……好きぃ……」
お姉さんの乳房に顔を擦りつけながら、男の子はそう呟くように告白した。
「……！ っ♪ っ、っ♪♪」
その言葉に、お姉さんはひどく喜んだ様子で、男の子をぎゅぅぅぅっと抱き締め、その頭を頬擦りしながら撫でる。
しばらくずっとそうやって男の子に可能な限りの愛情表現を示していたお姉さんだが、何をしても男の子の反応が無いことに気付いた。
お姉さんは少しだけ焦り、困ったような表情を浮かべて、男の子の顔を覗き見ようとする。
そうして、男の子に顔を近づけると、寝息が聞こえてきた。
「……ふふっ」
動かなくなった原因に安堵し、お姉さんは思わず笑う。
そして、すやすやと寝ている男の子の耳元に顔を近づけ。
「……だいすき♪」
そう男の子に先ほどの言葉を返し、その耳にちゅっと口付けをしたのだった。
黄色い景色しかない、とは言ったが、後ろを見ればオアシスが存在する。
むしろ、彼はそこから出てきたところだった。
「あついよぉ……おとぅさん、おかぁさん……」
両親と共に町を転々とし、次の目的地へと馬車に乗って移動していたのだが、休憩としてこのオアシスで案内人共々、身体を休めていた。
しかし、男の子が退屈過ぎるオアシスの外へ出て、少しした後に戻ってきてみれば、馬引きの人はおろか、両親の姿もなくなっていた。
何故いなくなったのか、自分を置いて出て行ってしまったのか、それは今になっては誰にも分からない事である。
途端に心細くなってしまった男の子は、藁にもすがる想いでオアシスを出るが、既に馬車に乗る両親の姿も見えず、その足跡も残ってはいなかった。
戻っても誰もいないオアシスに、外を出れば建物らしきものも見えない砂漠。
見知らぬ土地、さらに救いも見えぬ場所での孤独に、まだまだ小さな子供が耐えられるはずもなかった。
「おとぅさん……おかぁさん……どこにいるの……ぐすっ……ひっく……」
その目から涙が零れ落ちて砂地に落ちていくが、猛暑の太陽に照らされ、その痕跡もすぐに消されていく。
構わず泣き続けていると、遠くから何かが迫ってくるような地響きが聞こえた。
しかし、男の子が顔を上げてみても、辺りは砂漠一帯。
その地響きは、まるでこちらに近付いてくるように大きくなるが、景色が揺れている以外に変化は無い。
得体の知れない恐怖に、男の子は泣く事も忘れてその場でがくがくと震え上がっていた。
そして立っていることすら困難なほどに、地響きが大きくなったかと思えば。
ドパァン、っと言う破裂音と共に、地中から巨大な怪物が目の前に現れた。
「……！！」
男の子はあまりに衝撃的な出来事に、逃げる事はおろか悲鳴をあげる事も出来なかった。
その砂虫のような姿をした巨大な怪物は、己が身に付着した砂を落とすように、無数の牙を持った頭を大きく振り払う。
大の大人三人ぐらいならば容易く丸呑みできるだろう、というほどの大きさ。
そんな怪物が、男の子にその頭を向ける。
左右に三つずつある巨大な紅目が、まるで宝石のように光り輝き、太陽を反射していた。
その宝石から浴びせられる強大な視線に、男の子は恐怖に歯をガチガチと鳴らし、身を震わせるしか術はなかった。
今度は恐怖に涙を流す男の子に構わず、怪物は威嚇するように無数の牙に囲まれた口を開く。
そして、その開かれた口内には。
ピンク色の長い髪を持つ女の人が、全裸でにっこりと笑みを浮かべ、控えめではあるがこちらに手を振ってきていた。
「えっ……え？」
それを見て、男の子の頭の中は、恐怖もろとも吹き飛ばされていった。身震いも消えた。涙も止まった。
見るだけでおぞましい怪物の口内に、女の人がいたのだ。
しかも、その人はどこか淑やかにも見える笑みを浮かべ、自らの胸の横に片手を上げて手を振ってきていたのだ。
常識的に考えれば、突っ込みどころがありすぎる状況である。彼女が全裸だったことがどうでもよくなるほどに、ぶっ飛んでいたのである。
その異状に逃げる事も忘れた男の子に、怪物は俊敏な動作で男の子を頭から飲み込み、まるで喜ぶようにその頭をぶんぶん振り回した。
しかし、一度ピタっと動作を止めて、その地上に出ている全身を、天に向けてピンっと伸ばす。
その姿はさながら、天上の神へ供物を捧げる、高尚な生物――に見えなくもない。
かと思えば、先ほどよりも激しくその頭をぶんぶんぶんぶん振り回した。
時に単純な前後に、時に8の字を書くように、時に頭を大きく回転させるように。
やがて気が済んだのか、その怪物――サンドウォームは男の子を飲み込み、地中へと戻っていく。
そして、残ったのは強烈な日光に照らされる静かな砂漠地帯だったが、その様子を遠くから見ていたらしいある魔物は、の後にこう語る。
――なんかよくわかんないけど、めちゃくちゃ嬉しそうだった、と。
「う……ぅ？」
わずかに気を失ってた男の子が目を開けると、そこは真っ暗だった。先ほどまで眩しい場所にいたせいか、目を開けているのに何も見えない。
まず最初に感じたのは、ぬちゃっとしているのに、とてつもなく柔らかくて気持ちのいい物が顔を覆う感触だった。
抗いがたいその感触に、自ら顔を押し付ける。
「……♪」
すると、自分のすぐ頭上で嬉しそうな声が聞こえ、頭を優しく撫でられた。
顔を上げて目を凝らし、この暗さにようやく慣れてきて、彼の視界に映ったのは。
「あ……」
あの巨大な怪物の口内で手を振ってきた、ピンク色の長い髪を持った女の人だった。
淡いピンク色にも見える素肌のその人は、目が合うと嬉しそうに微笑み、男の子を粘液塗れの大きな胸へと再び頭を埋めさせる。
「あぅ……」
気持ちよかった感触の正体が彼女の乳房だと知り、男の子は恥ずかしさに顔を赤くしてしまう。
しかし、それ以上に目の前で揺れる乳の誘惑に勝てず、自ら女の人に抱きついて胸の奥へと顔を埋める。
「ふふっ♪」
女の人が嬉しそうな声を漏らしながら、両手で乳房を掴んで動かし始めた。
左右交互に動かして男の子の顔を乳肉で揉み擦り、そのたびにぬちゃぬちゃと粘っこい音が空間内に響く。
「あ、ふぁ……おねぇさぁん……」
「ん……っ……♪」
柔乳に顔をねっとりと気持ちよく蹂躙され、顔が粘液に塗れる事も厭わず、恍惚の表情を浮かべてお姉さんに甘える。
お姉さんも時折声を漏らしつつ、より強く男の子の顔に乳房を擦り付けていく。
「ふぁぁ……おっぱいぃ……」
既に男の子は、おっぱいの幸せな感触に蕩けきっていた。
ここがあの怪物の体内であるとか、粘液が自分の全身にかかって衣服を溶かしているとか、そんなことは彼の中ではもうどうでもよくなっていた。
「……ぁ♪」
完全に服が溶かされ、生まれた状態の姿となった男の子の小さな屹立が、自分の腿に当たっていることに気付き、お姉さんは淫らな笑みを浮かべた。
どうやら、幼いながらも性的な欲求を感じていたらしい。
お姉さんが乳房を動かす手を止めて、片手を下半身へと持っていき、その皮被りのペニスを撫で上げる。
「う、あぅっ」
初めての快感に戸惑うように身体を震わせ、自分に強く抱きついてくる男の子の姿に、お姉さんは目を細めながら包茎をさらに撫で回す。
彼女の手によって、ぬちゅくちゅと卑猥な音を立てるまで撫で回され、そしていとも容易く包皮を剥かれてしまった。
「うあぁ！」
男の子が声を上げるが、粘液のおかげでほとんど痛みはなかった。
小さいながらも限界まで大きくなった亀頭の先からは、お姉さんの身体中に付いている粘液とは別の液体が、早くも漏れ出していた。
「……♪」
お姉さんは淫らに頬を綻ばせて、男の子を肉床に押し倒した。
ぐちゃぁ、と卑猥な音を立てて背中全体に柔らかい感触が伝わり、男の子は小さく声を上げてその勃起をピクンと震わせる。
くすっ、と笑うと、お姉さんはその震える怒張を大きな胸で包み込んだ。
「あっ、おっぱいが……ふあぁ」
肉床よりも柔らかな乳肉に包まれ、男の子が肉棹をさらに震わせた。
優しくもいやらしい笑みを浮かべながら、お姉さんは双乳を左右交互に上下させ始める。
「っ……ぁ……んっ……♪」
「あ、う、はぁぁ……」
乳肉が絡みついて柔らかく蕩けそうな気持ちよさに、男の子は恍惚のため息を吐いた。
お姉さんはより一層笑みを深めながら、男の子を乳房でむにゅむにゅと優しく蹂躙する。
ぬちゃぁ、くちゃぁ、と淫猥な音が周囲に響いた。
左右の乳房が押し付けられ、中の肉棒をゆっくりと嬲るように動かされる。
「あぅぅ……これ、すごいよぉ……」
「くすっ♪ んふ……んっ……ぁん……♪」
むちゅむちゅといやらしい音を出す乳房にペニスを揉み捏ねられ、男の子は完全に与えられる快楽の虜になった。
お姉さんも快感を感じているのか、その息遣いは荒くなっていた。
「ふぁぁ……おねぇさぁん……」
「んふっ……ぁ……んっ……あはっ♪」
さらなる快感を求めて、男の子が腰をゆらゆらと動かす。
お姉さんも男の子が喘ぐ度に、楽しそうな表情で乳房を押し付けて擦り合わせる。
肉幹全体を吸い付くようにまとわりついてくる乳肉の幸せな快感に、男の子は口元から涎を垂らしてさらに腰を揺らした。
「あぁ、ふぁぁ……」
「……♪ んっ、ぁ、ふふっ♪」
男の子の恍惚とした表情に、お姉さんは意地悪な表情を浮かべると、双乳を強く押し付けて小刻みに動かし始めた。
ぬちゃぬちゅっ、と粘りつくような音が漏れて、男の子が男根をびくびくと震わせる。
「うあぁ……！ おねぇさん、それっ、はげしいよぉ……！」
いきなり与えられる快感が激しくなり、男の子は思わず身を固くした。
許容量を超えた快感に、ペニスが強く震えてお姉さんの胸の中で限界を伝えていた。
それを悟ったお姉さんが、さらに双乳を強く動かす。
「あ、んっ、ぁ♪」
「ひぁぁ、おねぇさん、なんか、出ちゃうよぉ……！」
必死に身体を震わせながら、未知の射精欲を訴える男の子に、お姉さんは顔を寄せて少しいたずらっぽく笑う。
そして、我慢しないで射精して、と言わんばかりに激しく乳房を動かした。
「っ、んっ、ぁ、はっ♪♪」
ぬちゅむちゅぐちゅっ、と谷間で粘液が泡立つくらい、乳肉でペニスを擦り立てる。
そして、胸の中の怒張が限界まで震え上がった瞬間、双乳をぎゅぅっと押し付けて圧迫し、男の子を絶頂に導いた。
「あ、あっ、ふあぁぁぁ！！」
男の子は身体を大きく仰け反らせて身体全体を痙攣させながら、お姉さんの乳内に精を吐き出していく。
「……っ♪♪♪」
お姉さんも身体をわずかに震わせながら、乳房を押さえつける手を強くする。
乳内に精液が吐き出されるたび、お姉さんの表情が淫らにだらしなくなる。
「っ♪ ぁ♪ んぅ♪」
射精の勢いが衰えると、乳房を動かしてさらに搾り取ろうとする。
その度に男の子の身体が跳ね、精を吐き出し、お姉さんの乳内を白く汚していく。
そうして、精液が出なくなるまで搾り取ると、ようやくその肉棒を乳房から解放した。
「ふあっ……はぁっ……」
「……くすっ♪」
男の子が荒い息を吐きながら余韻に浸る姿に、お姉さんは小さく笑う。
そして、添い寝するように男の子の隣で横になり、彼の身体を自分の方に向かせると、豊かな乳房を差し出した。
目の前に差し出された大きな胸に、男の子は迷わず顔を埋め、ピンクの乳頭に吸い付いた。
「――っあ♪ んっ♪」
お姉さんが嬉しそうな喘ぎ声を上げて、ぴくんっと身体を跳ねさせた。
その反応が嬉しくなり、口内の突起をさらに舌で転がしていく。
「っ♪ あん♪ ふぁ♪ んふっ♪ んっ♪」
こりこりと乳首を転がすたびに、お姉さんは声を上げて、男の子を頭を強く抱き締める。
柔らかな乳肉に顔全体を埋められ、息が出来なくなっても、乳頭から口を離すことはなかった。
それ以上に、もっとお姉さんの声が聞きたくなった男の子は、手が付けられていない片方の乳房に手を伸ばした。
「――あはっ♪ んぁ♪ はぁっ♪ んんっ♪」
もう片方の乳房に触れられ、お姉さんが嬉しそうに頬を綻ばせる。
およそ小さな手では収まりきらない大きな乳肉に、指を沈ませていく。
触れているだけで吸い付いてくるような柔肌に気持ちよさを覚え、男の子は甘えるように乳房を求めていた。
「……んっ♪ ふふっ♪ ぁん♪ はっ♪」
それを悟ったのか、お姉さんから喘ぎながら優しく笑う声が聞こえ、乳に吸い付く頭を撫でられた。
その感触に安らぎを覚え、よりお姉さんに身体を密着させて甘えていく。
「――くすっ♪」
「……っ！」
しかし、再び股間から快楽の電流が通った。
安らぎながらもしっかりと屹立していた陰茎を、お姉さんが密着していた身体を動かして、腿で擦ったのだ。
「んーっ！」
強い刺激に、思わず手にしていた乳房をぎゅうっと強く掴み、さらに乳頭に歯を軽く立ててしまう。
「っ、あっ、〜〜〜〜っ♪♪♪」
それが大きな快感となったのか、お姉さんが今までにない大きな嬌声を上げ、身体を痙攣させた。
びくんびくんっと身体を震わせるお姉さんを、男の子が身体をわずかに離して心配そうに見上げる。
「……っ、あはっ、はぁ……♪」
やがて落ち着いてきて、恍惚の表情で荒い息を吐くお姉さんが、男の子に顔を向ける。
お姉さんのそれが絶頂である事を知らない男の子は、申し訳無さそうにお姉さんの乳首を吸っていた。
「はっ、はぁ、はぁ……ふふっ♪」
そんな男の子の頭を愛しそうに撫でると、彼の身体を抱き寄せてさらに密着させる。
その最中に、勃起している彼の陰茎が、お姉さんの腿をぬるんっと滑る。
「んんっ！」
「ぁはん♪♪」
男の子がびくりと震え上がり、また快感の連鎖をお姉さんにも伝える。
上気した表情で男の子を見下ろしながら、また頭を撫でた。
「……♪」
「ふぁ、あっ、おねぇさ――んむっ！」
そして、男の子を頭を撫でていない手で肉棒を掴まれ、顔を上げるがすぐに乳房に抑えつけられた。
掴まれただけで、ねちょねちょ、と粘液が絡みつくような気持ち良さが全身を走る。
眼を細めてこちらを見続けるお姉さんに、何回か扱かれて身体を震わせていると。
いきなり肉棒が、ぱちゅん、という音と共に、熱い何かに飲み込まれた。
「んっ、んんーっ！」
熱い何かに飲み込まれた瞬間に、まるで歓迎されるように、肉棒を柔らかくもきつく締め付けてきた。
電流のように快感が身体中を走り抜け、男の子の身体がびくんっと跳ねた。
「はっ、あぁんっ♪」
それによって腰を突くことになり、それがお姉さんに快感を伝えていく。
男の子が感じているのは、お姉さんの膣内の柔壁だった。
「お、おねぇさん、なにこ――むぐっ！」
先ほどとはまた違う快感に顔を上げようとするが、先読みしていたらしいお姉さんに顔を抑えられて阻止された。
お姉さんが蕩けたような表情で、くすくすっと笑うと腰をゆらゆらと動かした。
既に愛液で満たされている膣内は、それだけでくちゅくちゅと大きな音を周囲に響かせる
「んくっ、んむっ、んっ！」
「……ふふっ♪」
腰が動くたびに、膣内の柔壁がまとわりつくように絡み付いてきた。
さらに緩急をつけるように収縮も繰り返され、絶え間ない刺激が送られてくる。
身体を震わせることしか出来ない男の子に、お姉さんは意地悪な笑みを浮かべたかと思えば、本格的に腰を動かし始めた。
「うわぁ、おねぇ――んむむっ！」
上下に動かされ、膣壁で小さな怒張を扱かれる。
男の子が顔をあげようとするが、やはりお姉さんの胸に顔を戻される。
それでも構わず口を開けて息を荒くして耐えていると、さらに強く胸に顔を押し付けられた。
「っ……んっ……！」
ぐちゅっぐちゅっ、と響く結合部からの快感に翻弄されながら、目だけをお姉さんに向けると。
快感に上気させながらも、どこか不満げで怒っているようにも見える表情だった。
顔を押し付けられ、唇にあたるのは乳房の突起物。
何となく、お姉さんの意図を察した男の子は、口元の乳首に再び吸い付いた。
「♪♪♪」
すると、お姉さんの表情は歓喜に染まり、いい子いい子、と男の子の頭を撫でられる。
腰の動きが少しだけ激しくなったような気がした。
「っ、んっ♪ ぁ、はっ♪」
「んっむ、んーっ！」
ぐっちゅぐっちゅ、と音を鳴らす下半身からもたらされる刺激に、頭が真っ白になりそうだった。
その強烈な快感を誤魔化すように、お姉さんの乳首を強く吸い上げる。
「っ、あぁっ♪♪」
お姉さんが先ほどよりも大きな喘ぎ声を上げて、身体を跳ねさせた。
それが喜んでいるのだとようやく理解した男の子は、さらに口を使ってお姉さんを喜ばせようと奮起する。
「あは、ぁん♪ は――っあ♪♪」
お姉さんが心底嬉しそうな声をあげた。
男の子が腰を動かすお姉さんに合わせて、その小さな剛直を突き上げていた。
無意識でやっているのか、彼は気にも留めず、ただお姉さんの乳房に夢中になっている。
そんな男の子の頭を強く抱き締め、自分の動きを、彼の動きに合わせ始めた。
「んふっ♪ んっ♪ ぁ♪」
ぱちゅんぱちゅん、と粘液音と腰を打ち付ける音が混じり合う。
男の子の身体とお姉さんの身体が擦れ合う音も、にちゅにちゅと響き渡る。
お姉さんの身体はとてつもなく柔らかく、まるで身体の前面を包み込むように愛撫されるような快感だった。
男の子は、お姉さんにすがりつくように抱きつき、乳房に顔を深く押し付けながら腰を振る。
「むっ、んむぅ、んぐぅぅっ！！」
「はぁっ♪ あんっ♪♪ ふふ――んっ♪」
お姉さんが淫猥な表情で目を細めると、膣壁が狭くなりペニスが締め付けられる。
そして、まるで吸い付かれるような強い快感が襲い掛かってきた。
「んくぅっ、ふわぁ……！」
男の子が時折口を開けて快感に喘ぐ。
腰を引けば、膣肉が名残惜しむように最後まで肉棒にちゅぅっと吸い付き、奥まで突けば歓迎するように膣ひだがちゅっちゅぅと吸着してくる。
絶え間ない快楽に魅入られ、男の子はさらに激しく腰を動かし、お姉さんの乳首を舌で何度も転がした。
「ふぁ、あむぅ、おねぇ、さぁん、んくっ、ぼく、んんぅ……！」
「ん♪ んっ♪ ぅんっ♪」
切なげな男の子の言葉を示すように、中の男根が限界を訴え、大きく震え始めた。
お姉さんは何度も頷きながら、男の子の頭を胸の中にぎゅぅぅぅっと強く抱き締める。
そして膣壁が、震える怒張に応えるように蠕動運動を始めた。
「うあぁっ！ おねぇさん！ おねぇさん！」
「あっ♪ んくっ♪ あぅん♪♪」
奥へ奥へと導くように吸い付く膣肉が男性器を包み込む。
根元から搾り出されるような動きに、奥に溜まっていた白い衝動が、引き出されていく。
導かれるままに腰を最奥まで突き上げると、先端にこつっと固いものが当たった。
「あ――」
男の子が声を上げた瞬間、亀頭が何かに包み込まれ、そしてちゅぅぅぅ♪っと言う吸い上げに、とどめを刺された。
「ぁ、ふあぁぁぁぁぁ！」
「あ、ぁ、っ、んぅぅぅぅぅ♪♪♪」
お姉さんの膣内に白濁の溶岩が迸った。
喜ぶように膣壁の蠕動運動は大きく激しくなり、底まで溜まった精液を搾り取っていく。
「あぁぁ……！ おねぇ、さん！」
「っ♪♪ んぅ♪♪ あはぁ♪♪♪」
男の子はお姉さんに抱きついたまま、搾精の快感に震え、お姉さんは男の子を強く抱き締めたまま、子宮内に降り注ぐ幸福に恍惚としていた。
射精が終わっても、膣壁の蠕動運動はしばらく収まらず、男の子は執拗な快感に股間を震わせ、空打ちを繰り返すことになった。
「はぁ……んっ……ふふっ♪」
やがて性器の動きが収まってきた頃、お姉さんが男の子の頭を優しく撫でる。
その顔は未だ上気しているが、淫靡な色よりも愛情の色に染まっていた。
「ふぁ……」
男の子がチラッと顔を上げ、お姉さんと目を合わせるが、すぐに顔を胸の中に隠した。
べちゃっ、とお姉さんの身体に纏う粘液が跳ねる音がしたが、二人にとっては些細過ぎて気にもならない問題だった。
「おねぇさん……好きぃ……」
お姉さんの乳房に顔を擦りつけながら、男の子はそう呟くように告白した。
「……！ っ♪ っ、っ♪♪」
その言葉に、お姉さんはひどく喜んだ様子で、男の子をぎゅぅぅぅっと抱き締め、その頭を頬擦りしながら撫でる。
しばらくずっとそうやって男の子に可能な限りの愛情表現を示していたお姉さんだが、何をしても男の子の反応が無いことに気付いた。
お姉さんは少しだけ焦り、困ったような表情を浮かべて、男の子の顔を覗き見ようとする。
そうして、男の子に顔を近づけると、寝息が聞こえてきた。
「……ふふっ」
動かなくなった原因に安堵し、お姉さんは思わず笑う。
そして、すやすやと寝ている男の子の耳元に顔を近づけ。
「……だいすき♪」
そう男の子に先ほどの言葉を返し、その耳にちゅっと口付けをしたのだった。
14/11/17 21:35更新 / edisni