アリスちゃんアリスちゃん
アリスちゃんアリスちゃん。
「えへへ、マイクくんっ!」
笑った顔がかわいいアリスちゃん。
青い目がきれいなアリスちゃん。
おみみも長いアリスちゃん。
そのうえから出てる、二つの角の先に結んだリボンがかわいいアリスちゃん。
「いっしょにあそぼっ!」
「うん!」
ぼくとアリスちゃんはずっと前からおともだち。
だから、アリスちゃんはいっしょに遊んでくれる。
「アリスちゃん、きょうは何してあそぶの?」
「えーとね、うーんとね、あ、ひさしぶりに、おいしゃさんごっこしたい!」
「!!」
いつもは鬼ごっことか、おままごととか、かくれんぼとかしてるけど。
ぼくは、本当にたまにしかやらない、おいしゃさんごっこが大好きだ。
アリスちゃんのきれいなお肌を見たり、触ったりできるから、大好きだ。
腕とか、足とか、ぼくと違ってとってもぷにぷにでやわらかいんだ。
いつも触りたいけど、おいしゃさんごっこは、何となくはずかしくて自分からは言いだせなかった。
「マイクくん……だめ?」
「ううん! じゃあ、おいしゃさんごっこするときに使う、いつもの場所に行こうよ」
「うんっ!」
アリスちゃんと久しぶりのおいしゃさんごっこ。
とっても楽しみだ。
外れにある、誰もいないおうち。
ここには、おいしゃさんが使うようなものが、いっぱいある。
誰も来ないししずかだから、まるでアリスちゃんとひみつのことをしているみたいな気分になる。
「じゃあぼくがおいしゃさんやるから、アリスちゃんは外にでてノックしてね」
「うんっ!」
ぼくは大きすぎる白衣をきながら、アリスちゃんに言った。
アリスちゃんもうなずいて、外に出ていく。
すると、すぐにコンコンと言う音が聞こえた。
「どーぞ」
「せんせー。こんにちは」
アリスちゃんはぼくの前まで来ると、ペコリとおじぎした。
長い金色の髪がさらさらとゆれて、とてもきれいだった。
「やぁやぁアリスちゃん、お身体の調子はいかがですか」
「はい、せんせー。アリスはとってもげんきです!」
アリスちゃんはげんきなことを示すために、その場でぴょんぴょん飛び跳ねた。
青いスカートがふわふわと揺れ動いて、とてもかわいかった。
「そうかいそうかい。それはよかった。これからもげんきのまんまでいてね」
「はい、せんせー! ありがとうございました!」
「お大事にどーぞー」
アリスちゃんが後ろをむいて、部屋から出ていく。
赤いはねと赤いしっぽが、ぴょこぴょことゆれた。
「…………」
「…………」
しばらくして、アリスちゃんはもうしわけなさそうな顔でもどってきた。
「マイクくん……ごめんね、そのままこたえたらおわっちゃった……」
「うん、ぼくも」
「「えへへー」」
もう一度やりなおすことにした。
「あ、そうだっ! ママがいってたの!」
「なにを?」
部屋から出る前に、アリスちゃんが思いだしたように言った。
アリスちゃんのママ。とってもきれいな人。
アリスちゃんよりも長い金色の髪で、背も高くて、すっごくやさしい人。
ぼくはアリスちゃんのママも大好きだ。
「ママ、よくおまたとおむねがむずむずするんだって!」
「そうなの?」
「うんっ! そのとき、よくパパに”しょくしん”して触ってもらってたんだって! だから、マイクくんも”しょくしん”してね!」
「わかった!」
アリスちゃんと打ち合わせをしてから、もういちどやりなおす。
コンコンと、ドアをノックされた。
「どーぞ」
「せんせー。こんにちは」
アリスちゃんはさっきと同じように、ぼくの前まで来るとペコリとおじぎした。
「アリスちゃん、具合がわるいのかい」
「はい、せんせー。アリス、なんだかおむねとおまたが、むずむずするの」
「それは大変だ。今すぐ”しょくしん”します。ベッドに横になってね」
アリスちゃんがベッドの上にいそいそとのぼって、横になる。
「じゃあ、まずはおむねをみます。えっと……服をぬがします」
「はい、せんせー。よろしくおねがいします」
アリスちゃんの白いエプロンを後ろから取ると、あおい服が出てきた。
その服のボタンをはずすと、アリスちゃんの白いお肌が丸見えになる。
おっぱいも丸見えになる。
「ぅゎ……」
はじめて見るアリスちゃんのおっぱい。
いつもは、腕と足とお腹と背中しか見ないから、何だかいやらしいことをしているみたいだ。
「せんせー。はやくおむね、さわってたしかめてよぉ」
「わ、わかった。”しょくしん”します」
アリスちゃんのおっぱいに手を伸ばす。
たいらだけど、腕やお腹よりもやわらかかった。
そのまま、アリスちゃんのむずむずを探すために、おっぱいをもみもみする。
「ふぁ……やぁ……♪」
「だいじょうぶ?」
「なんか、ほんとにむずむずしてきたよぉ」
「えっ」
その言葉を聞いて、ぼくは手をひっこめた。
自分のせいで、むずむずさせてしまった。
どうしよう。
「どうしよう」
「マイクくん、もっと、もっとさわって?」
「う、うん」
アリスちゃんに言われて、またおっぱいを触る。
もみもみ。
「んぅ……あふぅ……♪」
ふにゅふにゅでやわらかい。ずっと触りたい。
そのとき、アリスちゃんのおっぱいのさきっちょが、さっきよりもぷっくりしてきてるのをみつけた。
「アリスちゃん、なんかおっぱいのさきっちょ、おおきくなってる」
「うん……そこがおむねで、いちばんむずむずするの。そこも、さわって?」
「わかった」
おっぱいだけじゃなくて、さきっちょを指でつまむ。
そのまま、おしつぶしたり、くりくりしたりしてみる。
おっぱいと違ってくりくりぷにぷにしててとても気持ちいい。
「んぁっ、ひぁぁ、むずむず、きもちいいよぉ♪」
アリスちゃんがびくんびくん、とからだをふるわせる。
聞いたことのない色っぽい声に、どきどきしてきた。
「マイクくん、おまたもぉ」
アリスちゃんが足をもじもじさせながら、ぼくに言った。
ぼくは一度うなずくと、スカートをめくりあげた、
アリスちゃんの白いおぱんつ。それだけで、すっごくどきどきだ。
さわってみると、ぷにっとしてて、何だかぬれているみたいだった。
「やぅぅっ! ピリってきたぁ……♪」
「おぱんつ、ずらすね」
ぬがす時間がもったいなくて、おぱんつのおまたの部分をずらして触る。
くちゅくちゅって音がした。
「ふぁぁ♪ おまた、へんなかんじするよぅ……」
指を押し付けてこすると、おまたのお肉がすいついてくるみたいだった。
触ってるぼくもとっても気持ちいい。
あまりに気持ちよすぎて、思わず触ってる指をぎゅっと押し付けてしまう。
「あっ、んぅ、やぁん、きもちいいよぉ、マイクくぅん♪」
アリスちゃんも、腰を動かしておまたをすりすりしてくる。
その動きがすごくいやらしかった。くちゅくちゅと音がなるのもとてもいやらしかった。
あまりのいやらしさに、何だかぼくのおまたにも、むずむずがうつってきたみたいだった。
「あ、アリスちゃん……なんか、ぼくも、おまたむずむずしてきた」
ズボンをぬいで、ぼくのおまたにあるものを外に出す。
ぼろんっと出てきたそれは、いつも見るのとは違って、上を向いて大きくなっていた。
「ま、マイクくん……それ、おちん、ちん……?」
「た、たぶん」
自分でもはじめて見るちんちんに、ちょっと自信がなくなった。
でも、ぼくのおまたにはこれしかついてないし、むずむずしてるから、きっとこれはちんちんなんだ。
「そ、それ、どうす――ひゃあ!」
アリスちゃんの上に覆いかぶさると、とっても不安げな目でぼくを見つめてきた。
青い目が揺れて、すごくきれい。
アリスちゃんの身体にくっつけるように、ぼくのからだを落として、おまたをくっつけると。
くちゅり、といやらしいな音がなった。
「んくぅぅ……♪ マイク、くん? なに、するの……?」
アリスちゃんの言葉は、やっぱり不安そうだった。
ぼくはどう答えていいかわからなくて、ぼくのしたい事をそのまま言う事にした。
「ぼくたちのむずむずを、くちゅくちゅするんだ」
「え、ぁ……ふぁっ、マイク、くふぅ♪」
ぼくはくっつけた腰をうごかすと、ぬちゅぬちゅ聞こえてきて、むずむずしているところがすっごく気持ちよかった。
アリスちゃんは自分だけ、こんなに気持ちよくなってたんだ。
ちょっとだけズルいと思った。
「んぁ、あん、ふぁ、んんぅ、おまた、くちゅくちゅって、えっちだよぉ♪」
言葉とちがって、アリスちゃんも腰を動かしてくれて、自分だけで動かすよりもずっと気持ちよかった。
もっと気持ちよくなりたくて、腰をずっとうごかす。
すると、アリスちゃんが両手をぼくの背中に回して、ぎゅっとしてきた。
「マイクくんっ、マイクくんっ♪」
やわらかくてふわふわするアリスちゃんのにおいにどきどきする。
なんだか、くちゅくちゅもさっきよりももっともっと気持ちいい。
このまま、ずっとくちゅくちゅしたいと思った、そのときだった。
「!!」
むずむずの感じが、おしっこの感じになった。
「あ、アリスちゃん、もれそう!」
「ふぁ、ぁ♪ やぁん、マイクくん♪」
でも、アリスちゃんはぼくをぎゅっとしてて、はなしてくれそうになかった。
腰もぐちゅぐちゅに動かされて、ちんちんが溶けちゃいそうなくらい熱い。
「あぁん♪ むずむずぅ♪ きもちいいよぉ♪ おかしくなっちゃうよぉ♪」
ぼくもおしっこがもれちゃいそうでおかしくなっちゃいそうだ。
でもぐちゅぐちゅがすっごくきもちいい。
アリスちゃんのくちゅくちゅでこのままもらしちゃいたい。
「マイクくん♪ マイクくぅん♪」
「あ、あ、あ――」
アリスちゃんにつよくぎゅってされて、おまたがつよくくっつく。
まるでちんちんが吸い付かれてるみたいで。
「アリスちゃーん!」
ぼくはそのままおもらしした。
「ふぁぁぁぁ♪♪」
ちんちんから、びゅるるーっとおしっこが飛び出た。
今まで出したことのないおしっこの感覚は、いままででいちばん気持ちよかった。
「はぁ……ふはぁ……マイク、くん……♪」
アリスちゃんがやっと、はなしてくれた。
ぼくは自分の出したおしっこを見てみる。
なんかおしっこが白くなっていた。
「……!」
いつものおしっこと違って、どろどろのねとねとだった。
それがアリスちゃんのおまたにいっぱい付いてて、アリスちゃんのおまたを汚くしていた。
ほんとうなら、アリスちゃんに謝らなきゃいけないくらいなのに。
ぼくは、すっごくどきどきしていた。
「ふぁ、マイクくん……? どうしたの?」
アリスちゃんがよいんの残ったいやらしい声で、ぼくに聞いてきた。
その声だけでもどきどきして、またむずむずしてくる。
ちいさくなりかけていたちんちんも、またむくむくと大きくなってきた。
だから、もういっかいくちゅくちゅするんだ。
「マイクくん――ひゃぁ!」
またアリスちゃんに覆いかぶさって、すぐにアリスちゃんのおまたにちんちんをくっつけて動かした。
白いおしっこのせいもあるのか、ぐちゅっ、ぐちゅっ、とさっきよりも音がいやらしい。
「アリスちゃん、ぼくまたむずむずしてきた」
「え、ま、またするのぉ?」
「うん」
今度はぼくからアリスちゃんをぎゅってしながら、腰を上下に動かす。
その時、ちんちんのさきっちょが、アリスちゃんのおまたの中に入りかけて、全部つつまれた。
「うわぁ、アリスちゃん!」
「ひぃあっ! ま、マイクくん! まってぇ!」
きっとこの中に入れたらもっと気持ちよくなる。
アリスちゃんが止めようとしてくるけど、さっきぼくが止めたときにはアリスちゃんは止めてくれなかったんだ。
だから、これでおあいこだ。
ぼくは、そのままアリスちゃんのおまたの中に、ちんちんを突っ込んでいく。
「ひぎ――ぃったぁい!!」
「うわぁ!」
ぶちぶち、と何かをちんちんが破った。
でも、それ以上にちんちんが気持ちいい。
さっきとはくらべものにならないくらい、気持ちいい。
「ひぐっ、マイク、くん! いたい、よぉ!」
アリスちゃんが泣きながら、ぼくに痛みをうったえる。
どうしてかはわからないけど、アリスちゃんのその顔がとっても興奮した。
「アリスちゃん、ごめんね……っ! でもぼく、とまらないんだ!」
アリスちゃんの中は、熱くてとろとろでぎゅーぎゅーだった。
腰を動かしてちんちんを動かすと、色んなところがこすれてすっごく気持ちいい。
「いやぁ、マイクくん、やぁ、ぁ……♪」
ぐっちゅぐっちゅ、といやらしい音がきこえる。
まるで中でちんちんがちゅーちゅー吸われているようで、もっと気持ちよくなってしまう。
「すごいよアリスちゃん! きもちよすぎて、ぼく、もうアリスちゃんだいすきだよ!」
「はくぅっ、いたいよぉ♪ んひぃ、はぁ、ふぁぁ、やだよぉ♪」
アリスちゃんの声が、さっき聞いたのと似たようなかんじになってきてるのがわかった。
きっとアリスちゃんも気持ちいいんだ、と思うと、ぼくの腰も勝手にはげしくなっていく。
ぐっちゅぐっちゅ、という音のほかに、ぱんぱんぱん、という音もふえていた。
「ふぁ、ぁ、だ、めぇ♪ そんな、ぱんぱん、しちゃ、らめぇ♪」
「あぁ……アリスちゃん……! アリスちゃん……!」
むずむずが強くなってきた。また白いおしっこがもれちゃいそうだ。
腰を打ち付けて、アリスちゃんのおまたの中にむずむずをこすりつける。
「アリスちゃん、出ちゃうよ……また出ちゃうよ!」
「やぁぁぁ♪ らめなの♪ あぅん♪ それらめぇ♪」
腰を動かしながら、アリスちゃんの耳をぺろぺろと舐める。
何だか甘酸っぱくて、すっごく興奮する味だった。
アリスちゃんをつよくぎゅってだきしめて、中のずっと奥にちんちんをつよくくっつける。
「ひゃぁぁ、とんじゃうぅ、アリスとんじゃうよぉ♪♪」
「アリスちゃん……! アリスちゃん……!」
その時、ちんちんの先っちょにくっついてきた何かに、思いっきり吸い付かれて、頭の中が真っ白になった。
「アリスちゃーーーん!!!」
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁ♪♪♪」
びゅるろろろーっと白いおしっこが、アリスちゃんの中でもれた。
さっきよりも量がおおくて、さっきよりも気持ちよかった。
「うあ、ぁぁ……アリスちゃん……」
「ふぁぁ……おなか、いっぱいだよぉ♪」
頭だけじゃなくて、目の前も真っ白になった。
あと、しあわせだった。
そのあと、ぼくたちはなにごともなく、おうちにもどった。
おうちにもどって、ぼくははんせいしたんだ。
だって、あの時アリスちゃんは泣いてたから。
好きな子にいやらしいことした上に、泣かせるなんて、さいていなんだ。
だから明日、ちゃんとごめんなさいして、ゆるしてもらうんだ。
つぎのひ。
「えへへ、マイクくんっ!」
アリスちゃんはいつもどおり、笑った顔がかわいいアリスちゃんだった。
でも、ぼくは違う。
ちゃんと言わなきゃいけないことがあったからだ。
「あ、アリスちゃん……」
「?」
「えっと、その、きのう……アリスちゃんにひどいことして……」
「?? きのう? あそんでただけだよね?」
「――――」
ぼくはどこかで聞いたことがあった。
計り知れないほどのショックから、その記憶を無かったことにしてしまうことがあるんだって。
アリスちゃんは、きっとそれなんだと思った。
ほんとうに、イヤな事だったんだ。
ぼくは、アリスちゃんにひどいことをしてしまったんだ。
「うん……ご、ごめんね。へんなこと、きいて」
「ううん、そんなことよりマイクくん、きょうもあそぼ?」
そんなぼくは、アリスちゃんのそばにいる資格なんてないんだ。
「え、えっと、きょうは……気分わるいから」
「……そうなの? それじゃ、おうちにいってやすまなきゃ」
「うん、だから――」
「それから、アリスがマイクくんのこと、かんびょうしてあげるね!」
それでもアリスちゃんは笑ってくれる。
ぼくのために笑ってくれる。
それがとってもつらかった。
「も、もしわるい病気だったらアリスちゃんに移っちゃうかもしれないから……」
「ううん、だいじょーぶ。だってマイクくん、アリスのこと、”だいすき”って言ってくれたもん!」
「え――」
「アリスもマイクくんのこと、だいすきだから……だから、マイクくんといっしょにあそびたいから、はやくそうなるように、アリスがかんびょうしてあげる!」
アリスちゃんのその言い方は、忘れてるはずのことを覚えてる言い方だった。
「アリスちゃん……き、きのうのこと、おぼえてないんじゃ……」
「? きのうは、とってもたのしかったよね! それから、マイクくんが、アリスに”だいすき”って……えへへー」
おぼえてない。
それは、まちがいないんだ。
でも、おぼえててくれてる。
それも、まちがいないんだ。
どっちにしても、アリスちゃんはぼくのことをキライになったわけじゃないんだ。
「あ、ご、ごめん……なんか、きぶんよくなっちゃった」
「え? どうして? ……あ、マイクくんもしかして”けびょう”だったんだ! アリスとおいしゃさんごっこしたくて”けびょう”つかったんだ!」
おいしゃさんごっこ。
それはしたいことだけど、しばらくはもういいかなって思う。
アリスちゃんはおぼえてないかもしれないけど、ぼくがアリスちゃんを泣かせちゃったことはまちがいないんだ。
「そ、そんなことないよ! ほんとうに、気分わるかったから……」
「……そうなの?」
「……うん」
「そっか……」
ぼくは、アリスちゃんのそばにいていいのかわからない。
「じゃあ、マイクくん、きょうはおままごとしよっ!」
「うん……うんっ!」
でも、もしそばにいていいなら。
もうアリスちゃんを泣かせることはしないって決めた。
ぼくが、アリスちゃんをまもるんだ。
「じゃあね、じゃあね、マイクくんはパパで、アリスがママで――」
アリスちゃんアリスちゃん。
ごめんね。もうひどいことしないからね。
「アリスが、なにかいったらおままごと、すたーとね!」
「わかった!」
アリスちゃんアリスちゃん。
ぼくのだいすきなアリスちゃん。
ずっと、一緒だよ。
「ねぇパパ、アリス、あかちゃんがほしくなっちゃった」
「えっ」
「えへへ、マイクくんっ!」
笑った顔がかわいいアリスちゃん。
青い目がきれいなアリスちゃん。
おみみも長いアリスちゃん。
そのうえから出てる、二つの角の先に結んだリボンがかわいいアリスちゃん。
「いっしょにあそぼっ!」
「うん!」
ぼくとアリスちゃんはずっと前からおともだち。
だから、アリスちゃんはいっしょに遊んでくれる。
「アリスちゃん、きょうは何してあそぶの?」
「えーとね、うーんとね、あ、ひさしぶりに、おいしゃさんごっこしたい!」
「!!」
いつもは鬼ごっことか、おままごととか、かくれんぼとかしてるけど。
ぼくは、本当にたまにしかやらない、おいしゃさんごっこが大好きだ。
アリスちゃんのきれいなお肌を見たり、触ったりできるから、大好きだ。
腕とか、足とか、ぼくと違ってとってもぷにぷにでやわらかいんだ。
いつも触りたいけど、おいしゃさんごっこは、何となくはずかしくて自分からは言いだせなかった。
「マイクくん……だめ?」
「ううん! じゃあ、おいしゃさんごっこするときに使う、いつもの場所に行こうよ」
「うんっ!」
アリスちゃんと久しぶりのおいしゃさんごっこ。
とっても楽しみだ。
外れにある、誰もいないおうち。
ここには、おいしゃさんが使うようなものが、いっぱいある。
誰も来ないししずかだから、まるでアリスちゃんとひみつのことをしているみたいな気分になる。
「じゃあぼくがおいしゃさんやるから、アリスちゃんは外にでてノックしてね」
「うんっ!」
ぼくは大きすぎる白衣をきながら、アリスちゃんに言った。
アリスちゃんもうなずいて、外に出ていく。
すると、すぐにコンコンと言う音が聞こえた。
「どーぞ」
「せんせー。こんにちは」
アリスちゃんはぼくの前まで来ると、ペコリとおじぎした。
長い金色の髪がさらさらとゆれて、とてもきれいだった。
「やぁやぁアリスちゃん、お身体の調子はいかがですか」
「はい、せんせー。アリスはとってもげんきです!」
アリスちゃんはげんきなことを示すために、その場でぴょんぴょん飛び跳ねた。
青いスカートがふわふわと揺れ動いて、とてもかわいかった。
「そうかいそうかい。それはよかった。これからもげんきのまんまでいてね」
「はい、せんせー! ありがとうございました!」
「お大事にどーぞー」
アリスちゃんが後ろをむいて、部屋から出ていく。
赤いはねと赤いしっぽが、ぴょこぴょことゆれた。
「…………」
「…………」
しばらくして、アリスちゃんはもうしわけなさそうな顔でもどってきた。
「マイクくん……ごめんね、そのままこたえたらおわっちゃった……」
「うん、ぼくも」
「「えへへー」」
もう一度やりなおすことにした。
「あ、そうだっ! ママがいってたの!」
「なにを?」
部屋から出る前に、アリスちゃんが思いだしたように言った。
アリスちゃんのママ。とってもきれいな人。
アリスちゃんよりも長い金色の髪で、背も高くて、すっごくやさしい人。
ぼくはアリスちゃんのママも大好きだ。
「ママ、よくおまたとおむねがむずむずするんだって!」
「そうなの?」
「うんっ! そのとき、よくパパに”しょくしん”して触ってもらってたんだって! だから、マイクくんも”しょくしん”してね!」
「わかった!」
アリスちゃんと打ち合わせをしてから、もういちどやりなおす。
コンコンと、ドアをノックされた。
「どーぞ」
「せんせー。こんにちは」
アリスちゃんはさっきと同じように、ぼくの前まで来るとペコリとおじぎした。
「アリスちゃん、具合がわるいのかい」
「はい、せんせー。アリス、なんだかおむねとおまたが、むずむずするの」
「それは大変だ。今すぐ”しょくしん”します。ベッドに横になってね」
アリスちゃんがベッドの上にいそいそとのぼって、横になる。
「じゃあ、まずはおむねをみます。えっと……服をぬがします」
「はい、せんせー。よろしくおねがいします」
アリスちゃんの白いエプロンを後ろから取ると、あおい服が出てきた。
その服のボタンをはずすと、アリスちゃんの白いお肌が丸見えになる。
おっぱいも丸見えになる。
「ぅゎ……」
はじめて見るアリスちゃんのおっぱい。
いつもは、腕と足とお腹と背中しか見ないから、何だかいやらしいことをしているみたいだ。
「せんせー。はやくおむね、さわってたしかめてよぉ」
「わ、わかった。”しょくしん”します」
アリスちゃんのおっぱいに手を伸ばす。
たいらだけど、腕やお腹よりもやわらかかった。
そのまま、アリスちゃんのむずむずを探すために、おっぱいをもみもみする。
「ふぁ……やぁ……♪」
「だいじょうぶ?」
「なんか、ほんとにむずむずしてきたよぉ」
「えっ」
その言葉を聞いて、ぼくは手をひっこめた。
自分のせいで、むずむずさせてしまった。
どうしよう。
「どうしよう」
「マイクくん、もっと、もっとさわって?」
「う、うん」
アリスちゃんに言われて、またおっぱいを触る。
もみもみ。
「んぅ……あふぅ……♪」
ふにゅふにゅでやわらかい。ずっと触りたい。
そのとき、アリスちゃんのおっぱいのさきっちょが、さっきよりもぷっくりしてきてるのをみつけた。
「アリスちゃん、なんかおっぱいのさきっちょ、おおきくなってる」
「うん……そこがおむねで、いちばんむずむずするの。そこも、さわって?」
「わかった」
おっぱいだけじゃなくて、さきっちょを指でつまむ。
そのまま、おしつぶしたり、くりくりしたりしてみる。
おっぱいと違ってくりくりぷにぷにしててとても気持ちいい。
「んぁっ、ひぁぁ、むずむず、きもちいいよぉ♪」
アリスちゃんがびくんびくん、とからだをふるわせる。
聞いたことのない色っぽい声に、どきどきしてきた。
「マイクくん、おまたもぉ」
アリスちゃんが足をもじもじさせながら、ぼくに言った。
ぼくは一度うなずくと、スカートをめくりあげた、
アリスちゃんの白いおぱんつ。それだけで、すっごくどきどきだ。
さわってみると、ぷにっとしてて、何だかぬれているみたいだった。
「やぅぅっ! ピリってきたぁ……♪」
「おぱんつ、ずらすね」
ぬがす時間がもったいなくて、おぱんつのおまたの部分をずらして触る。
くちゅくちゅって音がした。
「ふぁぁ♪ おまた、へんなかんじするよぅ……」
指を押し付けてこすると、おまたのお肉がすいついてくるみたいだった。
触ってるぼくもとっても気持ちいい。
あまりに気持ちよすぎて、思わず触ってる指をぎゅっと押し付けてしまう。
「あっ、んぅ、やぁん、きもちいいよぉ、マイクくぅん♪」
アリスちゃんも、腰を動かしておまたをすりすりしてくる。
その動きがすごくいやらしかった。くちゅくちゅと音がなるのもとてもいやらしかった。
あまりのいやらしさに、何だかぼくのおまたにも、むずむずがうつってきたみたいだった。
「あ、アリスちゃん……なんか、ぼくも、おまたむずむずしてきた」
ズボンをぬいで、ぼくのおまたにあるものを外に出す。
ぼろんっと出てきたそれは、いつも見るのとは違って、上を向いて大きくなっていた。
「ま、マイクくん……それ、おちん、ちん……?」
「た、たぶん」
自分でもはじめて見るちんちんに、ちょっと自信がなくなった。
でも、ぼくのおまたにはこれしかついてないし、むずむずしてるから、きっとこれはちんちんなんだ。
「そ、それ、どうす――ひゃあ!」
アリスちゃんの上に覆いかぶさると、とっても不安げな目でぼくを見つめてきた。
青い目が揺れて、すごくきれい。
アリスちゃんの身体にくっつけるように、ぼくのからだを落として、おまたをくっつけると。
くちゅり、といやらしいな音がなった。
「んくぅぅ……♪ マイク、くん? なに、するの……?」
アリスちゃんの言葉は、やっぱり不安そうだった。
ぼくはどう答えていいかわからなくて、ぼくのしたい事をそのまま言う事にした。
「ぼくたちのむずむずを、くちゅくちゅするんだ」
「え、ぁ……ふぁっ、マイク、くふぅ♪」
ぼくはくっつけた腰をうごかすと、ぬちゅぬちゅ聞こえてきて、むずむずしているところがすっごく気持ちよかった。
アリスちゃんは自分だけ、こんなに気持ちよくなってたんだ。
ちょっとだけズルいと思った。
「んぁ、あん、ふぁ、んんぅ、おまた、くちゅくちゅって、えっちだよぉ♪」
言葉とちがって、アリスちゃんも腰を動かしてくれて、自分だけで動かすよりもずっと気持ちよかった。
もっと気持ちよくなりたくて、腰をずっとうごかす。
すると、アリスちゃんが両手をぼくの背中に回して、ぎゅっとしてきた。
「マイクくんっ、マイクくんっ♪」
やわらかくてふわふわするアリスちゃんのにおいにどきどきする。
なんだか、くちゅくちゅもさっきよりももっともっと気持ちいい。
このまま、ずっとくちゅくちゅしたいと思った、そのときだった。
「!!」
むずむずの感じが、おしっこの感じになった。
「あ、アリスちゃん、もれそう!」
「ふぁ、ぁ♪ やぁん、マイクくん♪」
でも、アリスちゃんはぼくをぎゅっとしてて、はなしてくれそうになかった。
腰もぐちゅぐちゅに動かされて、ちんちんが溶けちゃいそうなくらい熱い。
「あぁん♪ むずむずぅ♪ きもちいいよぉ♪ おかしくなっちゃうよぉ♪」
ぼくもおしっこがもれちゃいそうでおかしくなっちゃいそうだ。
でもぐちゅぐちゅがすっごくきもちいい。
アリスちゃんのくちゅくちゅでこのままもらしちゃいたい。
「マイクくん♪ マイクくぅん♪」
「あ、あ、あ――」
アリスちゃんにつよくぎゅってされて、おまたがつよくくっつく。
まるでちんちんが吸い付かれてるみたいで。
「アリスちゃーん!」
ぼくはそのままおもらしした。
「ふぁぁぁぁ♪♪」
ちんちんから、びゅるるーっとおしっこが飛び出た。
今まで出したことのないおしっこの感覚は、いままででいちばん気持ちよかった。
「はぁ……ふはぁ……マイク、くん……♪」
アリスちゃんがやっと、はなしてくれた。
ぼくは自分の出したおしっこを見てみる。
なんかおしっこが白くなっていた。
「……!」
いつものおしっこと違って、どろどろのねとねとだった。
それがアリスちゃんのおまたにいっぱい付いてて、アリスちゃんのおまたを汚くしていた。
ほんとうなら、アリスちゃんに謝らなきゃいけないくらいなのに。
ぼくは、すっごくどきどきしていた。
「ふぁ、マイクくん……? どうしたの?」
アリスちゃんがよいんの残ったいやらしい声で、ぼくに聞いてきた。
その声だけでもどきどきして、またむずむずしてくる。
ちいさくなりかけていたちんちんも、またむくむくと大きくなってきた。
だから、もういっかいくちゅくちゅするんだ。
「マイクくん――ひゃぁ!」
またアリスちゃんに覆いかぶさって、すぐにアリスちゃんのおまたにちんちんをくっつけて動かした。
白いおしっこのせいもあるのか、ぐちゅっ、ぐちゅっ、とさっきよりも音がいやらしい。
「アリスちゃん、ぼくまたむずむずしてきた」
「え、ま、またするのぉ?」
「うん」
今度はぼくからアリスちゃんをぎゅってしながら、腰を上下に動かす。
その時、ちんちんのさきっちょが、アリスちゃんのおまたの中に入りかけて、全部つつまれた。
「うわぁ、アリスちゃん!」
「ひぃあっ! ま、マイクくん! まってぇ!」
きっとこの中に入れたらもっと気持ちよくなる。
アリスちゃんが止めようとしてくるけど、さっきぼくが止めたときにはアリスちゃんは止めてくれなかったんだ。
だから、これでおあいこだ。
ぼくは、そのままアリスちゃんのおまたの中に、ちんちんを突っ込んでいく。
「ひぎ――ぃったぁい!!」
「うわぁ!」
ぶちぶち、と何かをちんちんが破った。
でも、それ以上にちんちんが気持ちいい。
さっきとはくらべものにならないくらい、気持ちいい。
「ひぐっ、マイク、くん! いたい、よぉ!」
アリスちゃんが泣きながら、ぼくに痛みをうったえる。
どうしてかはわからないけど、アリスちゃんのその顔がとっても興奮した。
「アリスちゃん、ごめんね……っ! でもぼく、とまらないんだ!」
アリスちゃんの中は、熱くてとろとろでぎゅーぎゅーだった。
腰を動かしてちんちんを動かすと、色んなところがこすれてすっごく気持ちいい。
「いやぁ、マイクくん、やぁ、ぁ……♪」
ぐっちゅぐっちゅ、といやらしい音がきこえる。
まるで中でちんちんがちゅーちゅー吸われているようで、もっと気持ちよくなってしまう。
「すごいよアリスちゃん! きもちよすぎて、ぼく、もうアリスちゃんだいすきだよ!」
「はくぅっ、いたいよぉ♪ んひぃ、はぁ、ふぁぁ、やだよぉ♪」
アリスちゃんの声が、さっき聞いたのと似たようなかんじになってきてるのがわかった。
きっとアリスちゃんも気持ちいいんだ、と思うと、ぼくの腰も勝手にはげしくなっていく。
ぐっちゅぐっちゅ、という音のほかに、ぱんぱんぱん、という音もふえていた。
「ふぁ、ぁ、だ、めぇ♪ そんな、ぱんぱん、しちゃ、らめぇ♪」
「あぁ……アリスちゃん……! アリスちゃん……!」
むずむずが強くなってきた。また白いおしっこがもれちゃいそうだ。
腰を打ち付けて、アリスちゃんのおまたの中にむずむずをこすりつける。
「アリスちゃん、出ちゃうよ……また出ちゃうよ!」
「やぁぁぁ♪ らめなの♪ あぅん♪ それらめぇ♪」
腰を動かしながら、アリスちゃんの耳をぺろぺろと舐める。
何だか甘酸っぱくて、すっごく興奮する味だった。
アリスちゃんをつよくぎゅってだきしめて、中のずっと奥にちんちんをつよくくっつける。
「ひゃぁぁ、とんじゃうぅ、アリスとんじゃうよぉ♪♪」
「アリスちゃん……! アリスちゃん……!」
その時、ちんちんの先っちょにくっついてきた何かに、思いっきり吸い付かれて、頭の中が真っ白になった。
「アリスちゃーーーん!!!」
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁ♪♪♪」
びゅるろろろーっと白いおしっこが、アリスちゃんの中でもれた。
さっきよりも量がおおくて、さっきよりも気持ちよかった。
「うあ、ぁぁ……アリスちゃん……」
「ふぁぁ……おなか、いっぱいだよぉ♪」
頭だけじゃなくて、目の前も真っ白になった。
あと、しあわせだった。
そのあと、ぼくたちはなにごともなく、おうちにもどった。
おうちにもどって、ぼくははんせいしたんだ。
だって、あの時アリスちゃんは泣いてたから。
好きな子にいやらしいことした上に、泣かせるなんて、さいていなんだ。
だから明日、ちゃんとごめんなさいして、ゆるしてもらうんだ。
つぎのひ。
「えへへ、マイクくんっ!」
アリスちゃんはいつもどおり、笑った顔がかわいいアリスちゃんだった。
でも、ぼくは違う。
ちゃんと言わなきゃいけないことがあったからだ。
「あ、アリスちゃん……」
「?」
「えっと、その、きのう……アリスちゃんにひどいことして……」
「?? きのう? あそんでただけだよね?」
「――――」
ぼくはどこかで聞いたことがあった。
計り知れないほどのショックから、その記憶を無かったことにしてしまうことがあるんだって。
アリスちゃんは、きっとそれなんだと思った。
ほんとうに、イヤな事だったんだ。
ぼくは、アリスちゃんにひどいことをしてしまったんだ。
「うん……ご、ごめんね。へんなこと、きいて」
「ううん、そんなことよりマイクくん、きょうもあそぼ?」
そんなぼくは、アリスちゃんのそばにいる資格なんてないんだ。
「え、えっと、きょうは……気分わるいから」
「……そうなの? それじゃ、おうちにいってやすまなきゃ」
「うん、だから――」
「それから、アリスがマイクくんのこと、かんびょうしてあげるね!」
それでもアリスちゃんは笑ってくれる。
ぼくのために笑ってくれる。
それがとってもつらかった。
「も、もしわるい病気だったらアリスちゃんに移っちゃうかもしれないから……」
「ううん、だいじょーぶ。だってマイクくん、アリスのこと、”だいすき”って言ってくれたもん!」
「え――」
「アリスもマイクくんのこと、だいすきだから……だから、マイクくんといっしょにあそびたいから、はやくそうなるように、アリスがかんびょうしてあげる!」
アリスちゃんのその言い方は、忘れてるはずのことを覚えてる言い方だった。
「アリスちゃん……き、きのうのこと、おぼえてないんじゃ……」
「? きのうは、とってもたのしかったよね! それから、マイクくんが、アリスに”だいすき”って……えへへー」
おぼえてない。
それは、まちがいないんだ。
でも、おぼえててくれてる。
それも、まちがいないんだ。
どっちにしても、アリスちゃんはぼくのことをキライになったわけじゃないんだ。
「あ、ご、ごめん……なんか、きぶんよくなっちゃった」
「え? どうして? ……あ、マイクくんもしかして”けびょう”だったんだ! アリスとおいしゃさんごっこしたくて”けびょう”つかったんだ!」
おいしゃさんごっこ。
それはしたいことだけど、しばらくはもういいかなって思う。
アリスちゃんはおぼえてないかもしれないけど、ぼくがアリスちゃんを泣かせちゃったことはまちがいないんだ。
「そ、そんなことないよ! ほんとうに、気分わるかったから……」
「……そうなの?」
「……うん」
「そっか……」
ぼくは、アリスちゃんのそばにいていいのかわからない。
「じゃあ、マイクくん、きょうはおままごとしよっ!」
「うん……うんっ!」
でも、もしそばにいていいなら。
もうアリスちゃんを泣かせることはしないって決めた。
ぼくが、アリスちゃんをまもるんだ。
「じゃあね、じゃあね、マイクくんはパパで、アリスがママで――」
アリスちゃんアリスちゃん。
ごめんね。もうひどいことしないからね。
「アリスが、なにかいったらおままごと、すたーとね!」
「わかった!」
アリスちゃんアリスちゃん。
ぼくのだいすきなアリスちゃん。
ずっと、一緒だよ。
「ねぇパパ、アリス、あかちゃんがほしくなっちゃった」
「えっ」
13/12/02 14:38更新 / edisni