連載小説
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第二話 番人・・・?
どうも皆さんこんにちは、皐です。

先ほどサソリのような人に行き先がピラミッドだと聞かされ、ちょっとテンションが下がりました

だってピラミッドってあれでしょ、遠い昔の王様のためのお墓でしょ?

さすがにお墓に行くのは、ねぇ・・・なんか墓荒らしみたいじゃん

しかも話によるとピラミッドには

“番人”“兵士”“守護者”

などという方々がいらっしゃるとか。聞くからに物騒なイメージが

それでも他に行くあても無いし、一丁行って来ますか〜


あ、そう言えば携帯は圏外でした
いくら経ってもアンテナ一つ立ちませんでした
・・・・・・コンチクショウorz











〜ギルタブリルに会ってから約30分後〜


目の前にあるとてつもなくでかいピラミッド
これだけでかいなら埋葬されてる王様も民に愛され、尊敬されてたんだな〜
となんとなくだけど思った

けど今はそのことはあんまり関係ない
ともかく入り口を探してみるか!




  

〜数分後〜


入り口らしき所はわりとすぐに見つかった
でもちょっと問題が発生

「にゃ〜、ひ〜ま〜にゃ〜」

入り口の所でゴロゴロ転がっている猫のコスプレをしたきゃわいい何かを発見
とても暇そうなご様子

え、やだこれ動物好きにはかなり嬉しいんだけど
ちなみに無類の動物好きです、わたし
あ、どうでもいい?これは失礼

耳とか尻尾とか超動いてんだけど・・・
すごい触りたいモフりたいああ抱きしめ(ry



〜しばらくお待ち下さい〜






うん、ちょっと暑さでおかしくなってたようだサバクッテコワイナー

でもさ、一つ言いたい
さっきの人(?)もそうだけどさ



な ん で 露 出 度 高 い ん だ よ !?



テレビとかだとよく白いローブ?みたいなの着てんじゃん
あとターバンとか

なのに彼女らはエrゲフン
もとい肌を全面的に出しているし・・肌の健康上大丈夫なのか?

正直、あの格好は健全な男子ならばいやらしい目で見てしまうだろう
それぐらいの露出度の高さだった

ちなみに俺も例外ではない、とだけ言っておきます


いろんなことはともかく、ちょっと話しかけよう
とりあえずここどこだろう、帰りたい

「あの〜、すいません」

「にゃっ!!侵入者かにゃ!?」

違うよ

「あ、違います。ちょっとはなs」

「卑しい盗賊め!ここを通りたかったら番人であるこのパーナ様を倒してからにするにゃ!!」

うわぁ・・思いっきり勘違いされてる・・・・・
というか自分を様付けかよ、暇そうにしてた番人様

「さて、どうするにゃ?諦めて尻尾を巻いて帰るかにゃ?」

挑発するように言ってくる番人様
・・・・ちょっとカチンときた
男が女に嘗められてたまるかってんだ!

「上等だ。受けて立つ」

こちらには売れ残りの剣(マイバディ)があるし
これでも少しは武術の心得がある

簡単には倒されない・・・・・ハズだ

「それじゃあ、始めるにゃ・・・」

カバンから剣を取り出す俺

「?、剣なんか出してどうするにゃ?」

・・・・あれっ?

「私はあいにく武闘派じゃないにゃ。」

「え、倒せゆうたやん。さっき」

思わずツッコむ俺

「違う違う、私を“知恵”で倒すにゃ!!」

・・・・なんか肩透かしをくらった気分・・
そういうわけだ、またカバンで寝ていてくれ出番なしのマイバディよ

かわいそうな剣をしまい、再び対峙する

「さて、ルールを説明するにゃ

今から私が先祖代々より伝わる問題を出すにゃ
問題は全部で3問
もしもそっちが負けたら・・・罰ゲームにゃ♥」

先祖代々伝わる問題だと・・
かなり難しそうだ・・
ちなみに俺は一応進学校の部類に入る高校に通ってるけど・・・
成績はせいぜい中の上ぐらいだ

「むふふ〜、さ〜てそれでは第一問!」

くそっ、なるようになれっ

「あるところに“金持ちの男”と“頭のいい男”と“優しい男”が町にいました。
ある日その町で槍投げ大会が開かれ、彼らはその大会に出場しました。
さて彼らの中で一番飛距離が無かった男は誰っ!」














・・・・・・・これってただのなぞなぞじゃね?

「わからないにゃ〜?私の部下でも全員解けなっかったにゃ〜♪」

超ドヤ顔な猫コスプレが一匹
もといパーナ様(笑)
この程度の問題なら・・・・・

「さ〜て、ちょっとサービスして5分くらいd」

「“優しい男”」

「・・・・・・にゃに?」

「だから“優しい男”だって。優しい=思いやりがある人。思いやり=重い槍ってトコか」

「・・・・に、にゃんだと〜!!」

甘く見るな、こちとら日常的にクイズ研究会の奴に問題解かされてんだ
さっきも解かさせられたし(一話目の最初)

「この程度か、大したことないな (ドヤァ)」

あ、今俺すごく悪い顔になってる

「くっ、うっ///、まだにゃ!第二問!」



「あるところに一人の女に恋した男がいました。
彼は一年前の春に桜の木の下で告白をしましたがフラれました。
しかし彼は諦めずにその年の秋に銀杏の木の下で告白しました。
そうすると彼女はOKしたのです。さてなぜでしょう?」







うん、これも大して難しくない
でもなんだろう、彼女の顔が少し赤い気がする

「さ、さてどうにゃ?これはさすがにわk」

「木(気)が変わったから、かな。よくある連想言葉だな」

「フニャニャニャーーーー!!??////」

フッ、甘すぎだ。
こんなものならマイバディが出るまでもない
決して取り出すのが面倒とかじゃないよ?

「フーッ//、フーッ//、や、やるにゃぁ〜///」

なんだか顔がめっちゃ赤いし、目が獲物を狩る獣の目だけど
俺は何も見ていない。暑さが見せる幻覚だと思うことにした

「さ、最後にゃぁ//第三問!//」

問題を解く度に変になってるのか・・・?
・・・・・変態だ

「人に、ンッ♥、絶対に見え、アン♥、無いのに、ウンッ♥、何故か人に“大きい”とか
“綺麗”とか言われるのは、何♥?」





なんだか問題も単純になってるし、息が荒いし、
心なしか声にも艶がある気がする
え、なに?喘ぎ声?ソンナノキコエナイナー

「さ、さあ、わかるk」

「声、な。大きい声、綺麗な声、その他もろもろ」


も う 一 思 い に 止 め を さ す こ と に し た

だってもうこれ以上はもうめんd、ではなくかわいそうなので


「フニャーーーーーー!!!!イクイクイクゥーーーー///♥♥」

その場に倒れて、体を痙攣させているパーナ様
なにやら足元に水溜りがあるが、これは彼女がこぼしてしまった飲み水であると俺は信じている

「お〜い、生きてるか〜」

一応声をかける。しかし返事は

「ハへェ♥、なんれ、なんれ解けたろ〜♥」

もうなにこの人ただの変態じゃん・・・・・

12/08/18 12:38更新 / 野良猫
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■作者メッセージ
皆様こんにちは、野良猫です

【迷い込んだ世界は】の二話目はいかかでしたでしょうか

倉田は学校では基本つっこみ役の設定です
でも最近はボケに憧れてるとかいないとか

誤字・脱字報告、感想などお待ちしてます。


PS,
感想と投票がある・・・!!
嬉しいです、本当に(´ω`*)

あ、マイバディが役に立つ予定は今のところありません
魔物娘を殴るなんてとんでもない!!

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