闇のなかで
「封鎖していたルーシーの研究所の魔力が異常に高くなってきている、このままでは封印を破壊し高濃度の魔力が溢れでてしまう
この街は代々明緑魔界として栄えている 暗黒魔界も悪くないが領民達が選挙で決めた事を守らなければならない そこで魔術に長けたバフォメット達サバトで原因を調査 解決をして欲しい」領主エリザベート
と言う依頼を受けたバフォメット達サバトチーム
その長バフォメットは苦虫を噛み潰した表情をしながら手紙を読んでいた
「うーむ、ルーシーの所かぁ 儂が直々に封印を施したのに、まさかたった五年やそこらで破れるとは思わなんだのぅ」
最後にルーシーを見たあの日 儂は直感的に感付いた あぁルーシー、経箱壊れてしまったんじゃなと
本能のままに快感を貪り 愛情を与え合う獣達 ルーシーをみて魔物娘として羨ましいと思いながらも、もうあやつとエロを語り合うこともなくなるのじゃなと少し淋しい気持ちにもなった
せめて誰にも二人の邪魔をさせないために魔力を通さない結界を張ったのじゃが…
儂は依頼の手紙をしまい 一人の魔女を呼び寄せた
魔女
「はい!バフォさま、なんでしょうか?」
こやつの名前はリリア、少々そそっかしい所はあるがうちのサバトでは一番魔術が上手い
「領主様からの依頼じゃ、ルーシーの屋敷に今から向かうぞ準備せい」
そうして儂らはルーシーの屋敷へと出発した
ルーシーの屋敷に近づくと やはり魔力濃度が高くなっているのがわかるのぅ 今まででも明緑魔界なので甘ったる空気が漂っているのじゃが ここらへんは段違いだ 空は暗いし 暗黒魔界の植物もチラホラしておる
屋敷の中はさらに濃い魔力を感じるわぃ
「ふっ、こんな所に入ったらたちまち理性などぶっ飛んでイヤッフー♪しちゃうのう よしリリア これを装着するのじゃ!」
「魔力遮断マスク〜なのじゃ♪これさえあればどんなに魔力が濃い場所でも理性を保ったままいられるのじゃ♪」
リアルな、なにも可愛くないガスマスクを押しつける
「えっ?こ、これって…か、かわいくない… もっとデザインにも力を入れた方がよろしかったのでは…」
「…………………………」
「…これってロリっ子的にどうなんでしょ?お兄ちゃんに愛してもらえますかねぇ…」
「…言うでない効果はあるんだから、それにもしかしたら欲情してくれるお兄様も…」
「高レベルなお兄様ですね」
グチグチと文句を垂れながら儂らは屋敷の中を探索した
あちこちと埃がたまり汚れているが、あの当時そのままである
そして、儂がルーシーを最後にみた部屋の前に辿り着いた
「この部屋じゃのう」
部屋の前に立つとさらに高濃度魔力がねっとりと二人を包み込む、もしマスクをしていなければ即ハイパーなケダモノじゃ!
この部屋にいることは間違いないようだのう
「では開けるぞ、リリア、細心の注意を払うのじゃ」
そして扉をゆっくり開け―――
「あんっ! ♥ あんっ! ♥ あん! ♥ あんっ! ♥ あん! ♥ 」
バタンっ!
「「ふぃーーー」」
「凄かったのぅ?」
「ええ、想像以上でしたね」
そこにはあらゆる汁をまき散らしながら夫とまぐわいあっているライバル、
ルーシーがいた
こやつとは長いからのぅ色々あったのぅ前時代には殺されかけたこともあったのにのぅ
こんな姿を見ることになるとはのぅ
時の移ろいを感じ、つい遠い目をしてしまう
まったく近所迷惑にならんからと言って好き放題大声で喘ぎよって
羨ましい
さてここで躊躇している暇もないの、
意を決して 扉をあける 盛大な喘ぎ声と魔力が儂らを歓迎するが 気にしない気にしない
そして、ルーシー達の前に立つ
もう、熱気がすごい
「おぉ〜ルーシーや ちょっと話を聞いてくれんかのう?」
「あっ、あっはぁん ♥ 」
…喘ぎで返事するでない…
「お〜い」
「あ゛ーーっ!」
やはり予想通りダメじゃな 儂らのこと全然見えておらん
しかたない
「リリア、あれを持ってくるのじゃ」
「わかりました」
そうしてリリアがもってきたものはストイックラブと呼ばれる魔界ハーブ 効能は愛し合ってる最中でも本能に流されず、理性的に愛し合える代物なのじゃ
そうしてハーブを焚く なにやらすっきりとする香りが部屋中を漂いはじめる
しばらくするとーーー
「はぁはぁ、どうやら久しぶりにお客様が来たようだよルーシー」
「あぁん、もう!愛し合う二人の邪魔するとは無粋な人たちね」
「ふふっでもこうやって人に見られながらするエッチもたまにはいいかもね そら!僕達が繋がっているところをこの人達に見せつけてあげよう!」
グィ
「あぁ〜見ちゃダメェ、見ちゃだめぇ見ちゃだめなのぉ〜はずかしぃ〜 ♥ 」
二人は理性的になってもさらにエロエロしはじめる
なにが恥ずかしいじゃこの色ボケめ、爆発しろなのじゃ そろそろいい加減にするのじゃ
「おーい!ルーシー!ヤりながらでもいいから少し話を聞いて欲しいのじゃ」
エリックとルーシーは腰のスピードを少しおとしてこちらをみる
「?君たちは一体誰だ?こんな面妖な知り合い私にはいなかったように思えるが?」
誰のせいでこんな不細工なマスクつけてるとおもってるんじゃ
「儂じゃ!おまえの永遠のエロライバル、バフォメットじゃ!!」
ルーシーは少しビックリしたような顔をした後、哀れんだ目で
「あぁ確かにその声は…君もいろいろあったんだね? 最後に会って何年かわからないがこんな面白い顔になるとは…お兄ちゃんの趣味なのかい?」
ムキーーーっ!!!
「儂はまだ独り身じゃ!先に旦那見つけたからといって調子にのりやがってー!!」
じたんだ踏んでくやしがるバフォメット
「もう!バフォ様落ち着いてください!それよりもルーシー様 最近バフォ様の結界を打ち破るほどの魔力がここで生まれています!なにか心当たりはないですか?!」
「バフォの結界をか?ふぅむ、多分わかったよ!おーい!ふたりともー!出ておいでー!」
と誰かを呼ぶルーシー 何じゃ?ルーシー達以外に他にだれかがいると言うのか?
それはありえない、結界を張るまえにきちんと魔力探知で二人しかいないことは確認済み 子供でもできたか?いや、リッチも上位種の魔物だから短期間に二人もポンポン産まれるのも考えにくい とすると一体?
ふよふよふよ
儂が考え事をしていると闇の中からドロドロの黒球に跨がった全裸の白髪の幼女が現れた
儂はこの魔物を知っている!
「ダークマターじゃとぉ?バカな、魔力の濃い暗黒魔界にしか生まれない闇精霊ではないか?いくらここの魔力が強いと言っても一個人の魔物娘が出せる魔力の範囲で生まれる精霊ではないぞ!?」
「ふっふっふ、バフォでもわからんか、バフォよ、あそこにあるものに見覚えはないかい?」
驚く儂を面白がるようにニヤニヤしながら部屋の奥の方を指し示す
儂はその方を見るとそこには、
「あっーーー!!!!わ、儂の作ったエロティカルworld製造機!!すっかり忘れておったーーーー!」
あの時、もう一度部屋に入る気力がなくて、存在を一切忘れていた 儂は自分の
ドジっこ属性に愕然とする
「恐らくは私達が放出する魔力が反応して動き出したようだな、二人が産まれたとき壊れたようだが ナニが起こったのか皆目見当もつかないが、どうでもいい この二人が生まれてきてくれたんだからな。閉鎖空間で私たちの魔力100%で産まれてきたのだ、私たちの子供と言っても差し支えないだろう ♥」
たしかにどことなく面影と魔力の質があやつと似ているな
「あのぅさっきから二人って言ってますけど、もう一人はどちらにいるんですか?」
そういえばそうじゃ、あやつさっきから二人二人いっとるが、ここには一人のダークマターがおるだけじゃないか、もう一人のダークマターはどこに?
魔力探知を行うが、この部屋以外に魔物娘は確認できない
「あはは、君たちの目は節穴なのかな?最初からずっといるじゃないか目の前に」
ウジュ!
「きゃあ!」
ダークマターの魔力塊がリリアのお尻をふんわりタッチした
「自分を無視するなって怒ってるようだぞ 紹介しようこの私似のかわゆい女の子がアイリス でこっちの玉のように愛らしい男の子がルークだ」
「は!?はぁぁぁああ!?なんじゃと魔力塊に意志があるじゃとぉ?そんなもん常識が通用しないにも程があるじゃろぅ!」
「そんなこともないだろう もともとダークマターの魔力塊は男性の欲望の塊なんだからね、男性の意志がでても不思議ではないだろ? だからこの子は私の大事な息子と娘なんだな、ふふっ念願の娘どころか息子をもててエッチな旦那もいて私はなんて幸せモノなんだ!」
うっとりと陶酔しきっているルーシー あぁ殴りたい!今日はこんな気持ちになってばっかりじゃ!帰ったらきつめのココアをたらふく飲んでやる!!
「さっ 二人ともお姉ちゃん達に挨拶して!」
「………………アイリス、よろしく……」
…なかなか愛想がないのぅ
ウジュウジュジュジュビジュラバジュビジュジャネスウジュバジュジュラサジュピタージュジュス ジュジャジジュジャンウジュウジュジャジャジュラシックパークジュジュジュンジュワーウジュウジュウジャジュンジュワーゥジュラ
ヴャジュラ!!
「…な、なんて言っておるのじゃ…?」
「ルークです!よろしくお願いしますって」
「尺があわんのじゃ!!」
「さて、今日バフォがここに来てくれて助かった、頼みたいことがある」
急に真面目な顔をするルーシー
「なんなのじゃ?しょうもないことなら聞かないのじゃ?」
「この二人をバフォの所で預かって欲しい」
「何故じゃ?」
「このまま親子4人で暮らすのも良いが、私とエリックと違いこの子らは外の世界を知らない 外に出て色んなことを見て欲しい 特にアイリスは私に似て研究者肌でな いつも私とエリックの交わりを眺めていたよ」
「うーむしかしな、うちは明緑魔界じゃからの、しかもその髪の色から恐らく普通のダークマターではないじゃろう 魔界に及ぼす影響は計り知れん、他の領民からなんといわれるか…」
「そこらへんはちゃんと対策しているよ、アイリス、そこの箱を持ってこっちにおいで」
アイリスはふよふよふよと箱をルーシーの所にもってくる
あの箱はまさか…
ルーシーは箱に魔力を注入して、壊れた黒い箱を小さい箱付きのペンダントに作り替えた
「さぁこれから、アイリスはお外に出るんだけど、これはママからのお守りだよ」
ペンダントをアイリスの首にかけ、なにやら呪文を詠唱しはじめる すると真っ黒な箱は真っ白に塗り替えられてしまった
「この箱はけっして開けちゃいけないよ でももし、いつかアイリスが一緒になりたい男の子もしくは女の子が現れたときは開けてもかまわないよ」
「…うーんよくわかんない、あたしおにぃちゃんがいてくれたらそれでいい ♥ 」
ウジュ なんか照れてる黒玉
「ふふ、いつかわかるさパパに出会ったママのようにね ルークそれまでアイリスを守ってあげるんだぞ、お兄ちゃんなんだからね」
ウジュ!! 敬礼をする黒玉
「うん!いい子だ! さてバフォよ魔力の影響に関しては私が経箱に封印しておいた これで頼めるかい?まさかサバトの長がこんな可愛いロリとショタを受け入れ拒否するとは言うまいね?」
「ふん!当たり前なのじゃ!例え封印とかしなくても儂がなんとかしたのじゃ!」
「ありがとう…子供達をよろしく頼む」
「さぁ私達の可愛い子供たち はん っ♥ 広い世界をみて んっ ♥ しっかり勉強しておいで あぁ ♥ 」
…ハーブの効果が切れてきたかのう
「つらいことも ひぎぃ ♥あるかもしれない いぃ ♥ けど あなたたちなら乗り越えられると らめぇ〜 ♥信じてるわよ 私たちは ぁぁん ♥あなた達を愛してる ああぁ〜ん ♥ ガクッ 」
「パパァ!ママァ!」
ウジュ〜〜!!!
「イキ狂って気絶したようですね…」
なんなのじゃこの茶番は …
「さて、お主らいくぞぃ と街に向かうその前にアイリス、魔物娘といえど服は着ておこうかの」
「服…興味ない…ママも着てなかったし…」
ぬぅやはりあの変態の娘だけあるの
ウジュウジュ!
するとルークが魔力でアイリスを包みこみ それを解くとアイリスは真っ黒なワンピースを着ていた
「えへへ、おにぃちゃんに抱きしめられてるみたい ♥ 」
満面の笑顔である
「ぐぬぬ!産まれた瞬間からお兄ちゃんがいるとはなんと羨ましい妹だ、ぐぬぬぬぬ!」
「バフォ様…妹って本来そういうものなんですけど…」
こうして事件は解決したのじゃ しかし あのルーシーの息子と娘か…
絶対にトラブるがあるのじゃ!絶対にじゃ
絶対的な確信を持ちバフォ様たちは帰路についたのであった…
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この街は代々明緑魔界として栄えている 暗黒魔界も悪くないが領民達が選挙で決めた事を守らなければならない そこで魔術に長けたバフォメット達サバトで原因を調査 解決をして欲しい」領主エリザベート
と言う依頼を受けたバフォメット達サバトチーム
その長バフォメットは苦虫を噛み潰した表情をしながら手紙を読んでいた
「うーむ、ルーシーの所かぁ 儂が直々に封印を施したのに、まさかたった五年やそこらで破れるとは思わなんだのぅ」
最後にルーシーを見たあの日 儂は直感的に感付いた あぁルーシー、経箱壊れてしまったんじゃなと
本能のままに快感を貪り 愛情を与え合う獣達 ルーシーをみて魔物娘として羨ましいと思いながらも、もうあやつとエロを語り合うこともなくなるのじゃなと少し淋しい気持ちにもなった
せめて誰にも二人の邪魔をさせないために魔力を通さない結界を張ったのじゃが…
儂は依頼の手紙をしまい 一人の魔女を呼び寄せた
魔女
「はい!バフォさま、なんでしょうか?」
こやつの名前はリリア、少々そそっかしい所はあるがうちのサバトでは一番魔術が上手い
「領主様からの依頼じゃ、ルーシーの屋敷に今から向かうぞ準備せい」
そうして儂らはルーシーの屋敷へと出発した
ルーシーの屋敷に近づくと やはり魔力濃度が高くなっているのがわかるのぅ 今まででも明緑魔界なので甘ったる空気が漂っているのじゃが ここらへんは段違いだ 空は暗いし 暗黒魔界の植物もチラホラしておる
屋敷の中はさらに濃い魔力を感じるわぃ
「ふっ、こんな所に入ったらたちまち理性などぶっ飛んでイヤッフー♪しちゃうのう よしリリア これを装着するのじゃ!」
「魔力遮断マスク〜なのじゃ♪これさえあればどんなに魔力が濃い場所でも理性を保ったままいられるのじゃ♪」
リアルな、なにも可愛くないガスマスクを押しつける
「えっ?こ、これって…か、かわいくない… もっとデザインにも力を入れた方がよろしかったのでは…」
「…………………………」
「…これってロリっ子的にどうなんでしょ?お兄ちゃんに愛してもらえますかねぇ…」
「…言うでない効果はあるんだから、それにもしかしたら欲情してくれるお兄様も…」
「高レベルなお兄様ですね」
グチグチと文句を垂れながら儂らは屋敷の中を探索した
あちこちと埃がたまり汚れているが、あの当時そのままである
そして、儂がルーシーを最後にみた部屋の前に辿り着いた
「この部屋じゃのう」
部屋の前に立つとさらに高濃度魔力がねっとりと二人を包み込む、もしマスクをしていなければ即ハイパーなケダモノじゃ!
この部屋にいることは間違いないようだのう
「では開けるぞ、リリア、細心の注意を払うのじゃ」
そして扉をゆっくり開け―――
「あんっ! ♥ あんっ! ♥ あん! ♥ あんっ! ♥ あん! ♥ 」
バタンっ!
「「ふぃーーー」」
「凄かったのぅ?」
「ええ、想像以上でしたね」
そこにはあらゆる汁をまき散らしながら夫とまぐわいあっているライバル、
ルーシーがいた
こやつとは長いからのぅ色々あったのぅ前時代には殺されかけたこともあったのにのぅ
こんな姿を見ることになるとはのぅ
時の移ろいを感じ、つい遠い目をしてしまう
まったく近所迷惑にならんからと言って好き放題大声で喘ぎよって
羨ましい
さてここで躊躇している暇もないの、
意を決して 扉をあける 盛大な喘ぎ声と魔力が儂らを歓迎するが 気にしない気にしない
そして、ルーシー達の前に立つ
もう、熱気がすごい
「おぉ〜ルーシーや ちょっと話を聞いてくれんかのう?」
「あっ、あっはぁん ♥ 」
…喘ぎで返事するでない…
「お〜い」
「あ゛ーーっ!」
やはり予想通りダメじゃな 儂らのこと全然見えておらん
しかたない
「リリア、あれを持ってくるのじゃ」
「わかりました」
そうしてリリアがもってきたものはストイックラブと呼ばれる魔界ハーブ 効能は愛し合ってる最中でも本能に流されず、理性的に愛し合える代物なのじゃ
そうしてハーブを焚く なにやらすっきりとする香りが部屋中を漂いはじめる
しばらくするとーーー
「はぁはぁ、どうやら久しぶりにお客様が来たようだよルーシー」
「あぁん、もう!愛し合う二人の邪魔するとは無粋な人たちね」
「ふふっでもこうやって人に見られながらするエッチもたまにはいいかもね そら!僕達が繋がっているところをこの人達に見せつけてあげよう!」
グィ
「あぁ〜見ちゃダメェ、見ちゃだめぇ見ちゃだめなのぉ〜はずかしぃ〜 ♥ 」
二人は理性的になってもさらにエロエロしはじめる
なにが恥ずかしいじゃこの色ボケめ、爆発しろなのじゃ そろそろいい加減にするのじゃ
「おーい!ルーシー!ヤりながらでもいいから少し話を聞いて欲しいのじゃ」
エリックとルーシーは腰のスピードを少しおとしてこちらをみる
「?君たちは一体誰だ?こんな面妖な知り合い私にはいなかったように思えるが?」
誰のせいでこんな不細工なマスクつけてるとおもってるんじゃ
「儂じゃ!おまえの永遠のエロライバル、バフォメットじゃ!!」
ルーシーは少しビックリしたような顔をした後、哀れんだ目で
「あぁ確かにその声は…君もいろいろあったんだね? 最後に会って何年かわからないがこんな面白い顔になるとは…お兄ちゃんの趣味なのかい?」
ムキーーーっ!!!
「儂はまだ独り身じゃ!先に旦那見つけたからといって調子にのりやがってー!!」
じたんだ踏んでくやしがるバフォメット
「もう!バフォ様落ち着いてください!それよりもルーシー様 最近バフォ様の結界を打ち破るほどの魔力がここで生まれています!なにか心当たりはないですか?!」
「バフォの結界をか?ふぅむ、多分わかったよ!おーい!ふたりともー!出ておいでー!」
と誰かを呼ぶルーシー 何じゃ?ルーシー達以外に他にだれかがいると言うのか?
それはありえない、結界を張るまえにきちんと魔力探知で二人しかいないことは確認済み 子供でもできたか?いや、リッチも上位種の魔物だから短期間に二人もポンポン産まれるのも考えにくい とすると一体?
ふよふよふよ
儂が考え事をしていると闇の中からドロドロの黒球に跨がった全裸の白髪の幼女が現れた
儂はこの魔物を知っている!
「ダークマターじゃとぉ?バカな、魔力の濃い暗黒魔界にしか生まれない闇精霊ではないか?いくらここの魔力が強いと言っても一個人の魔物娘が出せる魔力の範囲で生まれる精霊ではないぞ!?」
「ふっふっふ、バフォでもわからんか、バフォよ、あそこにあるものに見覚えはないかい?」
驚く儂を面白がるようにニヤニヤしながら部屋の奥の方を指し示す
儂はその方を見るとそこには、
「あっーーー!!!!わ、儂の作ったエロティカルworld製造機!!すっかり忘れておったーーーー!」
あの時、もう一度部屋に入る気力がなくて、存在を一切忘れていた 儂は自分の
ドジっこ属性に愕然とする
「恐らくは私達が放出する魔力が反応して動き出したようだな、二人が産まれたとき壊れたようだが ナニが起こったのか皆目見当もつかないが、どうでもいい この二人が生まれてきてくれたんだからな。閉鎖空間で私たちの魔力100%で産まれてきたのだ、私たちの子供と言っても差し支えないだろう ♥」
たしかにどことなく面影と魔力の質があやつと似ているな
「あのぅさっきから二人って言ってますけど、もう一人はどちらにいるんですか?」
そういえばそうじゃ、あやつさっきから二人二人いっとるが、ここには一人のダークマターがおるだけじゃないか、もう一人のダークマターはどこに?
魔力探知を行うが、この部屋以外に魔物娘は確認できない
「あはは、君たちの目は節穴なのかな?最初からずっといるじゃないか目の前に」
ウジュ!
「きゃあ!」
ダークマターの魔力塊がリリアのお尻をふんわりタッチした
「自分を無視するなって怒ってるようだぞ 紹介しようこの私似のかわゆい女の子がアイリス でこっちの玉のように愛らしい男の子がルークだ」
「は!?はぁぁぁああ!?なんじゃと魔力塊に意志があるじゃとぉ?そんなもん常識が通用しないにも程があるじゃろぅ!」
「そんなこともないだろう もともとダークマターの魔力塊は男性の欲望の塊なんだからね、男性の意志がでても不思議ではないだろ? だからこの子は私の大事な息子と娘なんだな、ふふっ念願の娘どころか息子をもててエッチな旦那もいて私はなんて幸せモノなんだ!」
うっとりと陶酔しきっているルーシー あぁ殴りたい!今日はこんな気持ちになってばっかりじゃ!帰ったらきつめのココアをたらふく飲んでやる!!
「さっ 二人ともお姉ちゃん達に挨拶して!」
「………………アイリス、よろしく……」
…なかなか愛想がないのぅ
ウジュウジュジュジュビジュラバジュビジュジャネスウジュバジュジュラサジュピタージュジュス ジュジャジジュジャンウジュウジュジャジャジュラシックパークジュジュジュンジュワーウジュウジュウジャジュンジュワーゥジュラ
ヴャジュラ!!
「…な、なんて言っておるのじゃ…?」
「ルークです!よろしくお願いしますって」
「尺があわんのじゃ!!」
「さて、今日バフォがここに来てくれて助かった、頼みたいことがある」
急に真面目な顔をするルーシー
「なんなのじゃ?しょうもないことなら聞かないのじゃ?」
「この二人をバフォの所で預かって欲しい」
「何故じゃ?」
「このまま親子4人で暮らすのも良いが、私とエリックと違いこの子らは外の世界を知らない 外に出て色んなことを見て欲しい 特にアイリスは私に似て研究者肌でな いつも私とエリックの交わりを眺めていたよ」
「うーむしかしな、うちは明緑魔界じゃからの、しかもその髪の色から恐らく普通のダークマターではないじゃろう 魔界に及ぼす影響は計り知れん、他の領民からなんといわれるか…」
「そこらへんはちゃんと対策しているよ、アイリス、そこの箱を持ってこっちにおいで」
アイリスはふよふよふよと箱をルーシーの所にもってくる
あの箱はまさか…
ルーシーは箱に魔力を注入して、壊れた黒い箱を小さい箱付きのペンダントに作り替えた
「さぁこれから、アイリスはお外に出るんだけど、これはママからのお守りだよ」
ペンダントをアイリスの首にかけ、なにやら呪文を詠唱しはじめる すると真っ黒な箱は真っ白に塗り替えられてしまった
「この箱はけっして開けちゃいけないよ でももし、いつかアイリスが一緒になりたい男の子もしくは女の子が現れたときは開けてもかまわないよ」
「…うーんよくわかんない、あたしおにぃちゃんがいてくれたらそれでいい ♥ 」
ウジュ なんか照れてる黒玉
「ふふ、いつかわかるさパパに出会ったママのようにね ルークそれまでアイリスを守ってあげるんだぞ、お兄ちゃんなんだからね」
ウジュ!! 敬礼をする黒玉
「うん!いい子だ! さてバフォよ魔力の影響に関しては私が経箱に封印しておいた これで頼めるかい?まさかサバトの長がこんな可愛いロリとショタを受け入れ拒否するとは言うまいね?」
「ふん!当たり前なのじゃ!例え封印とかしなくても儂がなんとかしたのじゃ!」
「ありがとう…子供達をよろしく頼む」
「さぁ私達の可愛い子供たち はん っ♥ 広い世界をみて んっ ♥ しっかり勉強しておいで あぁ ♥ 」
…ハーブの効果が切れてきたかのう
「つらいことも ひぎぃ ♥あるかもしれない いぃ ♥ けど あなたたちなら乗り越えられると らめぇ〜 ♥信じてるわよ 私たちは ぁぁん ♥あなた達を愛してる ああぁ〜ん ♥ ガクッ 」
「パパァ!ママァ!」
ウジュ〜〜!!!
「イキ狂って気絶したようですね…」
なんなのじゃこの茶番は …
「さて、お主らいくぞぃ と街に向かうその前にアイリス、魔物娘といえど服は着ておこうかの」
「服…興味ない…ママも着てなかったし…」
ぬぅやはりあの変態の娘だけあるの
ウジュウジュ!
するとルークが魔力でアイリスを包みこみ それを解くとアイリスは真っ黒なワンピースを着ていた
「えへへ、おにぃちゃんに抱きしめられてるみたい ♥ 」
満面の笑顔である
「ぐぬぬ!産まれた瞬間からお兄ちゃんがいるとはなんと羨ましい妹だ、ぐぬぬぬぬ!」
「バフォ様…妹って本来そういうものなんですけど…」
こうして事件は解決したのじゃ しかし あのルーシーの息子と娘か…
絶対にトラブるがあるのじゃ!絶対にじゃ
絶対的な確信を持ちバフォ様たちは帰路についたのであった…
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13/07/14 00:57更新 / さ