愛してる・アイシテル
どうも、零細印刷会社に勤めて2年目突入の佐藤 俊夫です。結婚願望持ちでいいお嫁さん欲しいなぁ〜と思いながら合コンに行くも毎回彼女できる瀬戸際でなぜか絶対振られてました。まぁ、今回はそんな俺と嫁との馴れ初めでも聞いてくださいよ。
「あぁ〜、はやく所帯持ちてぇ〜。」
「先輩、未だに彼女もできないんですか??(笑)」
「うるせぇっ!なんだ急にっ!お前最近マリーとかいう別嬪さんと結婚したからって調子に乗ってんじゃねぇぞ!?しかもなんだよ海で溺れてたらマーメイドのごとくたすけてくれました!って!!」
「いやぁ、だって本当に助けてくれたんですよ?そしてそれから熱い看病によって・・・・・・・気丈なんですが実はデレやすくて・・・・・・・あ、騎乗位は苦手なんですがね?」
「アアアアアアアァァァァァァァ!!!?!?なんでこんな新卒のペーペーにできて俺にできないんダァァァ!!!!?!?」
「佐藤くん、例の新しい取引先の件だが・・・」
「ああ、はい!この間の資料は一応プリントアウトして送っておきましたよ?」
「そうかそうか、仕事が早いね。さすが二年目と行ったところかな??」
「いえいえ、失敗ばかりですよ。ところで失礼ながら聞きたいんですがいいですか??」
「なんだね?」
「いえ、前と比べると凄く丸くなったというか・・・いえっ!悪い意味ではなく凄く・・こう・・・落ち着きと余裕を感じるというか・・・」
「おぉ!!気づくか?いや気づいてしまうかぁ!?そうなんだ、最近妻が出来てねぇ!!
出会いは・・・・・・・・・」
「なんなんだ・・・みんながみんな結婚かよ・・・・合コンとかは結構頑張ってんだけどなぁ、そもそも合コンで探そうとしてるのが間違いか?いやいや、毎回いいところまでは行くんだが・・・・」
「あっ!佐藤さん!!お疲れ様です。今日はお仕事終わりですか??」
「ん?ああ、事務の白亜さんか。うん、今日は仕事終わってこのまま帰ろうかなって。
白亜さんも?」
「はいっ!ちょうど今終わったところなんです!!良かったら飲みに行きませんか??私見ですがどうやら佐藤さんは悩んでるご様子!!お悩み相談っ承っておりますよっ!!」
「おおぉ!さすが出来る事務白亜さんっ!!ならお願いしましょうかねっ。ご飯代は全部自分が持つので!」
「まっかせてくださいっ!!!って、え、ええ!?ご飯代くらい自分で出しますよぉ〜!」
「ははっ、いいからいいから、さて、んじゃ出陣しますかっ!」
「おおぉ〜〜!!」
「それでねぇーみんなみんな結婚結婚結婚ですよぉ〜??そりゃね?出会いなんて運命なわけですからぁ?自分はまだなだけだと信じてますよ?それでもねぇ?合コンはがんばってみてるし?毎回いいところまでは行くんですよ??でもなぜか相手がたさんからごめんなさいメールが突然来て・・・」
「ポッと出の女に佐藤さんを渡すわけないじゃないですか」
「え?なんかいいましたか?」
「いえいえ、続けてくださいな」
「あっ!でも、そういえば最近なぜか視線を感じるんですよねっ!すっごい強い・・・・会社内に実は自分のこと好きな人いたりしてっ」
「(⌒-⌒; )」
「ん?どうかしましたか?白亜さん?」
「な、なんでもありませんよ?そ、それはあれじゃないですか??気のせいじゃないですか??」
「でもー、もうこの際そういう人とでも付き合ってみたいですねっ!」
「!?!?!?」
「どうかしましたか?さっきからなんか変ですよ??もしかして体調が・・・・」
「いえいえいえいえきえいえいえっ!?続けてください?全然元気ですし!?!?お話まだまだ聞きたいですし!?」
「そ、そうですか?で、では・・・・確かにじっとみてるのは少し怖いけどそれだけ強く愛してくれるなら・・・・」
「そ、それならいっそ今度声かけてみたらいいじゃないですか??案外うまくいくかもですよ??」
「いや実際怖いので声はかけないですけどね?」
「(⌒-⌒; )」
「嘘じゃないれすよっ!本当にれすからねっ!」
「周りの女性の方には佐藤さんの良さがわからないんですよ!佐藤さんはいい男ですっ!自信持ってくださいっ!!」
「ううぅ!はぐあざんはぁっ!女神だったんですね!?!?!?ぞうなんですねっ!?」
「女神だなんて大げさな、むしろ女神だなんて称号はいらないから好きな人にもう少し気持ちを気づいて欲しいなぁ」
「ええぇ!?はぐあざん、すきなひといるんですかぁ!?」
「え、えぇ!?あー〜、いえっ!あの〜いますけど、、あっいえ!!その〜〜〜〜実は・・・・・・えええーいっ!ままよっ!
佐藤さんっっ!!!実は!!!!!」
「・・zzzzzzzzz(-_-)zzz」
「(⌒-⌒; )」
「あの〜、佐藤さん??寝てらっしゃいます??佐藤さーん???」
「(-_-)zzz」
「完全にドリームワールドに入っちゃってるじゃないですか・・・」
「あれ?ここどこだ?・・・・確か白亜さんと飲みに行って・・・・・完全に潰れちゃったのか・・・・しかも見た所どうやらホテル・・・・運んでくれたのかぁ。迷惑かけちゃったなぁ、やっぱダメな男なのか俺は・・・・・」
「ダメなんかじゃないですっ!!!!」
「うわっ!?びっくりしたぁー、白亜さん急に声出さないでくださいよ、あ、ありがとうございます・・・・・・・・・・・・・あのぉ質問よろしいでしょうか??」
「あっ、ご、ごめんなさいっ!質問ですか?かまいませんよ?」
「えっとー、どうして白亜さんは風呂上がりなんですか??」
「体を綺麗にしておくためですっ!」
「・・・・どうして俺はパンツ一丁なのですか?」
「これから服が邪魔になるからですっ!」
「ど、どうして白亜さんは俺にうっ、馬乗りになってるんですか!?」
「それはぁ〜〜、俊夫さんを〜〜今から〜、、、、、食べちゃうからですっ!!!!」
「どうどうどうどうどうっっ!?!?お、落ち着いてっ!?白亜さん酔っぱらってますよっ!?」
「酔っぱらってなんかいませんっっっ!!!ずーーーーっとずーーーーっと今まで佐藤さんをみてきましたっ、入社したての頃は失敗ばかりで一人遅くまで残業してたのも知ってます。今でこそ上司のKさんもスキュラさんに陥落させられて丸くなってますが昔はそれこそおもちゃのように佐藤さんをいじめ倒してたのも知ってます!何もできなかったのは悔しかったのでわざわざ無茶な出張でこちら側に引き込むように手配はしましたが・・・・それにしてもですっ!!佐藤さん凄く頑張ってたじゃないですかっ!毎日休まず仕事に来て、誰よりも早く来て誰よりも遅く帰って・・・・お酒を弱いのによく飲むところも可愛いしっ!いっぱいっ!いーーーっぱい佐藤さんにはいいところありますっ!!!!
今まではこっそり工作をして来ただけですがもう我慢できませんっっっ!!今日は直球どストレートです!!」
「佐藤俊夫さんっ!!!」
「は、はいっ!?」
「私のお婿さんになってくださいっっっっ!!!!」
「じ、自分でよければ・・・・・・・」
「!!!!!!やっとっ!やっとっ!結ばれましたっ!!・・・・ふふふふ、心は結ばれたんです・・・・次は体ですねぇぇ??蛇の行為は長いんですっ!三日は寝かせませんからね?」
「ちょっ!?蛇!?下半身蛇っ!?少し落ち着く時間をっ・・・」
「あげません(^ω^)」
「アアアアアアアァァァァァァァあああっっっっ!!!」
「先輩、首に・・・・なんすかそれ?キスマークつけてくるのではなく、なんか蛇の締め跡?みたいなものつけてくる人なんて初めてみましたよ何変なもん巻いてるんですか?」
「おい、お前、俺の愛の跡を変なもんだと??ぶっ殺されてぇのか????」
「ひぇっ!?い、いえ、すみません!!でもなんの跡なのか全然わかんなくて・・・・
「愛妻が巻きついてないと寝れないらしくてな、俺に他の虫が寄らないようにマーキング??ってのをしてるそうだ」
「は、はぁ・・(なるほど・・・ラミア系のお相手さんね)」
「あっ、すまん、俺今からお昼だわ」
「え?いつも一緒に・・・」
「俊夫さん?」
「あぁ、すまない百合。今いくよ。
というわけでさらばだ川崎よ」
「え、えぇ〜〜お、おめでたですけど・・・そりゃないですよぉ〜」
「すみません、川崎くん」
「いえいえ、まぁ、自分は一人で食べときますよ」
「それじゃぁなっ」&「それでは」
「いってらっさーい」
「・・・・・・。(それにしてもマリー(嫁さん)がお前んとこ多分魔物娘がいるぜって言ってたのは白亜 百合さんのことだったのかいや、今は佐藤百合さんか?(笑)・・・)」
「それにしても会社で一緒にお昼って・・・・学生かよ・・・。しゃーないっ、愛妻弁当一人でつまんどきますかっっ!」
「それでは俊夫さん。はい、あーん」
「て、照れるなぁ〜、あ、あーん」
「「幸せなだなぁ(ですね)」」
p.s.
白亜 百合(27)−白蛇
白髪灼眼の髪の長いおっとり美人さんです
二作目です。
まず前回の、ツンデレ・マリーンズ(ツンデレではない では色々な感想、批評ありがとうございましたm(__)m
とても励みであったりアドバイスであったりになりました。
ここから次の投稿は期間が少し空くと思いますがこれからもよろしくお願いしますm(__)m
ちなみに今回も感想及び批評はどしどし募集中ですっ!
17/02/02 04:54
hashoyoka
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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33