大好き❤大好き❤大好きッスよ❤
―――――8月1日、晴れ、15時8分
「ここがカフェテリアの“ミルクレープとカモミール”ッス!略してミルカモ・・・ブレイブハート・アカデミーで唯一の甘味所ッス!」
「へぇ・・・塾なのにカフェテリアまであるんだ・・・」
「我らがブレイブハート・アカデミーにおいて、ここでお茶してゆくのが最高の贅沢って訳ッスね!」
ジョアンヌの手に引かれ、宿舎の係に荷物を預けてから・・・僕はブレイブハート・アカデミーの中をぐるりと1週、武道館やら体育館、教室に図書室に保健室・・・食堂に教員室など、もはや学校かと思うほどの設備の充実さを案内されていた。
そして最後に案内されたのがこのカフェテリア・・・入り口のショーケースに蝋作りの食品サンプルたちが所狭しと並んでいる。コーヒーに紅茶、色とりどり様々な甘味達が目で見て香りすらも感じてしまいそうなほどに、力強く食欲をそそってくる。
こういった場所でジョアンヌと共にお茶をする・・・デートの教科書に書かれた基本中の基本のようなこと、ジョアンヌと共にこのカフェテリアでおしゃべりをしながら・・・僕はコーヒーをダンディに飲んでいる空想をついついしてしまう。が、残念ながらまだまだ僕はその夢見るダンディには程遠いセリフを吐かねばならない・・・誠に世知辛い現実が僕を阻むのがいけないのだ。
「でもジョアンヌ・・・こういう所のメニューって高いんじゃ・・・?大変申し訳ないけど僕にはそんなに持ち合わせが・・・無いんですよね・・・」
なにせこのブレイブハート・アカデミーへの入塾のために僕は貯めに貯めたお金をほとんど使い果たしてしまっている・・・無一文とは言わないが、残額はラーメン一杯とギョーザが付けられるかどうか・・・しか残っていないのだから。奢る奢らない論争は置いておくにしても、寂しい懐事情ははっきりと伝えておくべきだろう。
「大丈夫ッスよ!・・・っていうか大切な物を渡し忘れていたッスねぇ・・・マコトとバディが組めた嬉しさで、ついつい浮かれポンチになってたッスよ・・・ええと・・・はい!コレを受け取ってほしいッス!」
ジョアンヌが懐から渡してきたのは白地にグレーでブレイブハート・アカデミーの塾章が描かれた1枚のカード・・・コンビニのポイントカードのような手のひらサイズのカードである。
「それはYGPポイントカードッス!このブレイブハート・アカデミーではYGPポイントを通貨として支払えば、様々なオプションサービスを受けられるッスよ!」
「YGP・・・ってなに?」
「ユーシャ・ガンバッタ・ポイントの略称ッスよ、ちなみに初回入会ボーナスで一律50万YGPが付与されているッス!大切に使ってゆくッスよ!」
「50万?!?!・・・っていうとどれだけいっぱい貰えてるのかイマイチ分からないんだけど・・・何かいい例えはないの?」
「1ポイントあたりの価値は外の通貨とほぼ同じッス!ジュース1本120YGPッス・・・という訳で改めて、ここでいったんお茶していかないッスか?」
そう微笑みかけながらジョアンヌが小首を傾げてくる。あんまりの可愛らしさに直視できないままコクコクと頷き、カフェテリアの中へ・・・店内は当然ヴァルキリーとそのバディによるの2人組で賑わっており、その中でも特に大柄で目立つ男を・・・その人懐っこい見知った顔を見かけた。
「おお!マコト!こっち来いよ!一緒にお茶しようぜ!」
相も変わらず気やすい奴だと肩をすくめながらも呼ばれるがままに、4人席のちょうど空いていた対岸の席にジョアンヌと座る。コーイチの隣に座っているのは柔らかなミルクティーブラウンに澄んだ水色の瞳が特徴的なヴァルキリー・・・にしても彼女も結構な高身長、コーイチとほとんど変わらない長身の女性だ。彼女もまた、聞くまでもなくコーイチのバディなのだろうが・・・・・・
「初めまして、私はフィオナ・ネフェルト・・・コーイチのバディです」
「こちらこそ初めまして、僕は園崎マコト・・・ジョアンヌのバディです」
「そしてフィオナは私と昔からのマブダチッス!マコトとコーイチもマブダチッスか?」
「おうともよ!袖振り合ったら誰でもマブダチ!それが俺の信念よぉ!」
ガハハと豪快に笑うコーイチ・・・まだ僕はマブダチだなんて認めたつもりはないのだが・・・まぁ今更になって否定するのもなんだかなと飲み込むことにする。
「ちょうど私達も席に着いたばかりなのです・・・ジョアンヌは何時ものだよね?」
「虜の果実山盛りパンケーキ!やっぱこれを食べないとダメッス!マコトも覚えてて欲しいッス!私の大好物ッスよ!」
「で、私はスペシャルジャンボクリームパフェ・・・私はこれが大好物ですからね、コーイチ?」
「おうよ!覚えたぜフィオナ!・・・で、俺たちは何を食おうかマコト・・・俺・・・こういうの迷って決められないタイプなの・・・どうしよう・・・どれにしよう・・・」
コーイチが情けない声で助けを求めて縋る様にこちらを見つめてくる・・・ウルウルとうるませたその瞳はまるで子犬・・・ではなく大型犬だ。
「ははは・・・フィオナさんと一緒のヤツにするわけにはいかないの?」
「おいおいそれじゃあ一口あ〜ん作戦が意味なくなっちまうよ!」
「それじゃあ・・・無難にティラミスとかにしたら?」
「おお!それじゃあそうするぜ!マコトはどうするんだ?」
「僕も同じティラミスかなぁ・・・」
ひとまず全員分のコーヒーとオーダーを取り決め、タッチパネルで注文・・・今時はもう店員さんを呼びつける機会がめっきり減ったことにありがたみと寂しさを覚える。
注文したメニューが届くまでしばらく歓談の時・・・お冷を一口飲んだところで、コーイチが話を切り出してきた。
「メニューを決めてくれた礼に、1つイイコトを教えてやるぜマコト!俺たちがこれからブレイブハート・アカデミーでの生活における最序盤で物凄く頼りにすることになるアイテムの存在を!」
「んおう・・・頼りになるアイテム?いったい何のアイテムなのさ?」
「“活力100倍!スーパーギンギンZ”って栄養ドリンクさ!・・・これ1本飲むだけで枯れ果てたお爺さんですらも20代の元気を取り戻せる・・・っていう精力剤だな、若い俺たちが飲んだら・・・眠れない夜を過ごすことになるって有名だぜ?」
思わずガクリと肩を落とし、なんだか居たたまれなさに咳払いを1つ。ジョアンヌにフィオナさんがいるこの場で話すようなことではないだろうと無言の抗議をコーイチに向ける。
「・・・マコトさ、魔物娘って知ってる?」
「へ?知ってるけど・・・それが何か?」
「いいや知ってないね・・・少なくとも精力剤の話をしたらデリカシーのない男だなって仏頂面な面をしたってことは、これからお前がどんな目に遭うのかを想像すらもしていないと見た」
うんうんそうだとうなづく様子のジョアンヌとフィオナさん・・・何だか今日何度目かの嫌な予感がする。この場で一番無知なのは・・・間違いなくこの僕だ。安っぽいプライドはかなぐり捨てるほうが世の中上手く行く・・・それがバイト漬けの日々を送ってきた僕の教訓。ここは過ちを速やかに認め、何やら色々と詳しそうなコーイチに教えを乞うべきである。
「生意気な事を言って申し訳ございませんでしたコーイチさん!」
「良いってことよ!素直なコーイチ君!・・・でもそう来なくっちゃ教えがいが無いってモンだよな!」
「その言い分だとコーイチ君は随分とブレイブハート・アカデミーに詳しそうな感じッスね・・・部外者は入れないはずだし、どうやって情報を仕入れたッスか・・・?」
得意げに笑うコーイチに、不思議そうな顔でジョアンヌが尋ねる。確かに妙にコーイチは情報通だ・・・まさかスパイだとかエージェントの家系に生まれている・・・だとか?
「これまで7年間毎日の様に双眼鏡でここを覗きながら、読唇術で言葉を読み続けただけだよ!7年かけてこの塾のカリキュラムはバッチリ予習済みって訳さ!・・・さてマコトよ、明日までにバディと“5回以上”親睦を深め合う事・・・をつ〜よ〜く、おススメしておくぜ?じゃなきゃキビシ〜イお仕置きが待ってるからな!」
再びガクリとスっ転びそうになる。読唇術は魔ぁ凄いのだろうが、よりにもよって覗きだったとは・・・っていうか今聞き捨てならない言葉が聞こえたぞ?
「ちょっとまって・・・お仕置きって何さ!それに親睦って・・・」
「後はジョアンヌちゃんに聞きなコーイチ!・・・うっひっひっひっひ・・・やべ・・・鼻の下が伸びる〜〜楽しみすぎる〜〜〜♪」
5回以上親睦を深め合う事・・・何かの隠語なのは間違いないのだが、親睦を深め合う事に対し回数が指定されるのは一体どういうことなのか。そしてなぜコーイチはだらしなく鼻の下を伸ばすのだろうか。
「ふふふ・・・安心するッスよコーイチ、後は私から説明するッスよ!・・・だって大切なバディとの大切な事ッスからね・・・」
「そりゃそうだな!それじゃあ俺たちはちょ〜とだけ席を外すからよ、頃合い見て戻ってくっから・・・じゃあまた後でな」
コーイチとフィオナさんが席を立ち、手を繋ぎながら店外へと去ってゆく。4人席の隣り合わせにジョアンヌと2人きりになる・・・先ほどまでは打って変わって気恥ずかしさというか初心な心というか・・・今更ながらジョアンヌという絶世の美少女と一緒にカフェでお茶をしようとしている奇跡に心がたじろいでしまう。
隣り合わせに目と目が合う、それだけで心臓が跳ねまわってしまいそうだった。目と目が合うだけでジョアンヌに一目惚れしなおしてしまう・・・心の底から、魂の全てがジョアンヌに対する愛慕の感情に染まってゆく。
多分、この時僕の心は最高に・・・無防備だったと言える。だからこそ、何気ない愛の言葉が・・・僕の心の柔らかいところに、深く、優しく、幸せをもたらしてきた。
「えへへ・・・私ね・・・コーイチのことが“大好き”ッスよ❤」
「へっっっ・・・あ・・・?!?!?!」
―――――ジョアンヌが・・・僕の事を・・・好き・・・?
その言の葉が僕の鼓膜を揺らした瞬間、脳みそへ伝達されたその言の葉を言語野が理解した瞬間、世界が光に満ち溢れた。
全身の細胞に至る1つ1つが歓喜の雄叫びを上げている。脳みそが幸福物質の濁流でオーバーヒートしている。理性は人生でこれ以上ない歓喜の感情を上手く整理できずにいる。訳が分からない、間違いなく嬉しい、間違いなく嬉しい、間違いなく嬉しいのだ。どうしようどうしようどうしよう。なんだか訳もなくこの辺りを走り回りたい気分だ・・・このままフルマラソンだって3週は余裕で完走できてしまうとすら、脳内が全知全能感で満ち溢れていた。
が、無慈悲な神様は更なる追撃を僕に食らわせてきた。恐らく言葉にならないアウアウといった反応に焦れたのか、ジョアンヌがモジモジと照れながら更に問いかけてきたのだ。
「もちろんlikeじゃなくて、loveの方ッスよ?・・・コーイチはどうッスか?私のこと・・・どうッスか?」
「あっぁつ・・・ぐ・・・僕も・・・ジョアンヌの事が・・・大・・・大好き・・・」
「良かったぁぁ・・・!分かってたけど両想いだったッス!絶対そうだって分かってたけど両想いだったッス!!両想いだったッス〜〜〜〜!!!」
言葉に詰まりながらも、どうにかこうにか絞り出せた本心の言葉。たちまちジョアンヌが歓喜の満ち溢れたかのように、力強く僕に抱き着いてくる。おずおずと刺し伸ばされた両の腕が、ジョアンヌの背に回った瞬間・・・ジョアンヌの顔が視界いっぱいに広がって、唇に柔らかな感触を覚えた。
それが僕のファーストキス・・・だった。けれども味は分からなかった・・・多分これが・・・甘酸っぱい青春の味って・・・やつなのだろうと後になって推察する事しか出来ない。だってこの後の僕とジョアンヌは相当な・・・相当な浮かれポンチだったと言われたって仕方がない程にニヤケ面のままだったから。コーイチとフィオナさんが戻ってきて、注文したメニューを食べさせあいっこしあったり・・・したはずなのだが、正直味もロクに思い出せない、浮かれポンチすぎて記憶がうろ覚えなのである。
夕食の時間ですらもまだ僕は浮かれポンチだった。ジョアンヌに手を引かれながら食堂に導かれ、まるでひな鳥のようにあ〜んされながら夕食を食べた気がする。だからこそどうやって宿舎の部屋まで戻ってきたのかを覚えていない。なぜ宿舎の部屋が男女兼用でバディと同室なのかも・・・むしろ喜ばしいことだと素直に受け入れてしまう。
それでも律儀に帰り道で“活力100倍!スーパーギンギンZ“を買い忘れていなかったことは・・・というか買ったその場で一気飲みして見せたのはスケベ心が成した必然・・・”親睦を深め合う事“が何を意味するのかを薄々感づいていたからなのだろう。
飲んだ瞬間から身体中に活力が漲るのを感じながら、明日コーイチにもう一度ちゃんとお礼を言わなければと思うのだった。
――――――――――――――――――――
「改めて、ここが私とマコトの部屋になるッス!今日からここに寝泊まりするッス!もうひと頑張り!部屋を色々ご案内するッスよ〜♪」
現時刻は19時過ぎ、随分といろいろあった長い一日だった気がするが、ようやく僕とジョアンヌは宿舎の部屋へと帰り着いたところ。疲れ知らずに楽し気なジョアンヌに導かれるがまま、宿舎の部屋中を一回りぐるり。宿舎の部屋は1LDKの間取りで風呂とトイレが別々、洗濯機置き場は無し。8畳の部屋と6畳の部屋となっていて、寝室として使っているのは6畳の部屋、だが肝心のベッドは・・・ダブルベッドが1つだけ・・・つまりこれは・・・
「これからは一緒のベッドで眠るッスよ❤」
「う・・・うん・・・一緒の・・・ベッド・・・」
無論、言うまでもなく、嬉しい。ただ、気恥ずかしいだけである・・・今更ながら。
そして2人してダブルベッドを見つめながらソワソワしてしまう。これからの事を思う心が、初心な心が、ドギマギと心臓を早打たせる。
「普通っていったら何だかなって思うッスけど・・・お風呂に入ってからだとか・・・考えてたッスけど、もうお互いに・・・限界ッスよね❤もう分かってるッスよね・・・親睦を深め合うって言葉の本当の意味・・・❤」
「う・・・ん・・・ジョアンヌ・・・僕は・・・僕は君と・・・」
―――――君とエッチがしたい・・・!
―――――私もマコトとエッチがしたいッス❤喜んでお相手するッス❤
手を引かれるがまま寝室へ数歩・・・目の前のダブルベッド、これからあのベッドでジョアンヌとエッチする・・・期待感で頭がどうにかなってしまいそうだった。一足先にぴょんとベッドの上に仰向けになる様に飛び込むジョアンヌ。リラックスするかのように伸びた両脚の付け根・・・白地でミニ丈のワンピースから伸びる魅惑の太もも・・・見えそうで見えないギリギリのラインが僕の心を酷く狂わせる。
「えへへ・・・❤どこ見てるかバレバレっすよマコト・・・❤」
「あっ・・・ごめんジョアンヌ・・・そ・・・その・・・」
「マコトのスケベ❤エッチ❤大好きッス・・・❤そんなマコトに大大大サービスしてあげるッス❤・・・ほら、見てもいいッスよ❤」
―――――あぁっ・・・ピンク色・・・っっ
その絶景が目に飛び込んできた瞬間・・・息が詰まった。
ジョアンヌがパックリと両足を大きく開け広げたのだ・・・そう、それは僕の目の前で行われる魅惑的で扇情的すぎるM字開脚・・・無防備にさらけ出されたミニ丈のワンピースの奥、その絶景が刺激的すぎて僕は全く直視できず、チラリチラリと目の端で浅ましく盗み見る事しか出来ない。
「うあぁっ・・・ジョアンヌダメだよ・・・そんな・・・女の子がはしたなく開けっ広げなんて・・・」
「ぬっふっふっ〜❤下着見せサービスは効果抜群ッスね❤刺激的すぎて直視できない❤でもそれじゃあスケベ心が満足出来ない❤だってマコトは女の子の下着が大好きだから・・・ッスよね❤」
ジョアンヌが作戦通りだと言わんばかりのしたり顔。思わず頬がカァッと赤らんでしまうのは図星を突かれた恥ずかしさと、ジョアンヌの下着が僕の心を鷲掴みにしてきたから。
艶やかなニーソックスが映える健康的な肉付きの太もも、その内ももに至るむっちり加減が堪らない。そして何よりもジョアンヌの股間を護るピンク色の薄布・・・股間の割れ目にかけてのイヤらしいスジに盛り上がる2つの秘肉がギリギリ隠しきれていない。大人びたレースの刺繍なんかは見当たらず、伸縮性を伺わせる柔らかそうな素材で作られたその下着は、言うなればスポーティーかつオシャレさを追求したデザインなのだろう。
何せジョアンヌはヴァルキリーなのだ。戦いの日々の中でも女の子らしくオシャレをしたい・・・そんなジョアンヌの可愛らしさと元気さに似合った最高にオシャレな下着である。
「随分と見惚れているところ申し訳ないっすけど❤今後のサービス向上のために、是非ともご感想を聞かせてほしいッス❤」
「あっっ・・・う・・・うん・・・良い・・・セクシーっていうよりも・・・凄く・・・似合っていて・・・見惚れちゃうような・・・うぅ・・・凄くそそられる・・・下着です」
「えへへ・・・マコトは小学校4年生の頃からこういうのが好きだって分かってたッスけど、想像以上に気に入ってもらえたようで何よりッス❤」
「え・・・なんで小学校4年からって・・・僕がこういうの好きって・・・」
「フルソウルリンクの契約を結んだからッス❤あの契約は身も心も全てがリンクする契約・・・つまり性癖なんて全部お見通しッス❤マコトはM字開脚で開けぴろげられたムチムチの内腿と❤土手高おまんこでふっくら盛り上がったスジが好き❤さらに言えばそれがピンク色のパンティだったら最高・・・ッスよね❤」
一字一句違いない、まさしく僕の性癖を完全に言い当てられてしまっている。ここまでくるともはや畏怖だとかよりも、その性癖を完璧に受け入れてもらえているこの状況の方に対する喜びの方が遥かに大きかった。
「だからマコトにも私の性癖が・・・私がしてほしいエッチな事・・・❤もう分かってるッスよね❤」
ジョアンヌの言う通りだった。聞いたわけでも推理した訳でもない、答えが心の中に自然と思い浮かんでくるのだ。その答えが正答である確信がある・・・だってジョアンヌはそうしてほしいのだと理解できている。
「後ろから羽交い絞めにされながら、乳首をこちょこちょくすぐってほしい・・・まずはノーブラの服の上から、その後に頃合を見て直接・・・」
「大正解ッス❤・・・ね?こんな風に心の中に思い浮かんでくるッスよね❤でもそれはまた明日以降のお楽しみにするッス❤」
「え・・・いいの・・・?」
「残念そうな顔しないでほしいッス❤絶対に明日やるッス❤明日乳首をこちょこちょしてもらうッス・・・だってM時開脚で思いっきり見つめられちゃうのがドキドキ恥ずかしくて❤実はもうおまんこ濡れ濡れッス❤もう我慢の限界ッス❤食べ頃おまんこを早くズポズポして欲しいッス❤」
ジョアンヌが待ちきれなさそうに微笑みかけてくる。期待に満ち溢れたその視線が僕の下腹部、ジョアンヌの下着見せサービスで痛い程に隆起している股間に夢中であり・・・僕だってもう我慢の限界、ズボンのベルトを緩め、下着ごとばさりと床に脱ぎ降ろす。大好きな女の子の前でおちんちんをさらけ出す羞恥心は、これからの行為に対しての期待と興奮で塗りつぶされていた。
「わぁ・・・・・・❤」
ヒクンヒクンと武者震いするおちんちん・・・にジョアンヌの顔つきは熱に浮かされたかのようなものになる。そして僕にとって最後の理性が、キチンと着けるべきものを着けろと促してくるも・・・
「ダメっすよマコト❤魔物娘を相手に避妊なんて禁止ッスよ❤外出しも禁止❤オンリー腟内射精ッス❤早く私のおまんこでおちんちんメロメロにしてほしいッス❤幸せいっぱいびゅるびゅる中出し大歓迎ッス❤」
もはやフルソウルリンクは互いの思考すらも共有してしまうのだろうか、ジョアンヌが僕から吐き出される熱がお腹に迸る様を空想したのか、僕の方までもお腹の辺りに熱を感じてしまう。そして僕がお返しに空想してしまうのは、今更になって思い出した全然自分で処理していなかった性欲の溜まり具合・・・数えてはいないが1カ月くらい禁欲しているはず・・・こんな状況でジョアンヌのおまんこに挿入なんてして・・・彼女が満足する前に出してしまったらどうしようと不安に駆られてしまったのだ。
「未来予知してあげるッスよマコト❤マコトは私のおまんこに初めて挿入したら・・・3擦り半でびゅるびゅる〜って大量射精しちゃうッス❤その中出しが気持ち良すぎて私もつられてイっちゃうッス❤だって最近は最後の追い込みだってバイトばかりで忙しくて、全然オナニー出来てなかったって事❤私にはお見通しッスよ❤」
「うっ・・・が・・・がんばるさ・・・せめて10回はピストン出来るように・・・」
「言うまでもないことッスけど、1度や2度暴発したって全然大丈夫ッスよ❤溜まりに溜まった特濃せーし❤一滴残らず私のおまんこに中出ししてもらうッスから❤」
一滴残らずジョアンヌのおまんこに中出しする・・・その甘美なる響きが僕に生唾を飲み込ませ、連動しているかのように大きくおちんちんも上下にビクリ。溜まりに溜まっている子種袋がジクジクと疼いて仕方がない。
「ううっ・・・ジョアンヌ・・・脱がせるね・・・?」
「何時でもどうぞッス❤私が腰を持ち上げたら一息にスルっと脱がせるッスよ❤」
ふりふりと楽しそうに、左右に揺れ動くM字開脚に開かれた魅惑の花園へとすり寄る。目の前いっぱいに広がる最高にエッチで煽情的な絶景に、もう一度グッと生唾を飲み込んでから下着のサイドに手をかける。震えそうになる手付きを必死に抑えながら、ジョアンヌが腰を持ち上げてくれたのを見計らってスルリと脱がせる。
―――――うあっっ・・・え・・・エロすぎる・・・
ジョアンヌのおまんこは想像通りの土手高のマン肉と、その割れ目から美しいサーモンピンクがちらりと覗く、陰毛は一切生えていないツルツルのおまんこ・・・ハツラツとした可愛らしい美少女の秘所・・・その割目の中心が目指す先なのだろうか。
全身が興奮と欲望の坩堝の中、荒い息を必死に抑えつけながら、ガッチガチに反り返ったおちんちんをマン肉の割れ目に差し当てる。
―――――あぅっ・・・まだ・・・くっつけただけなのに・・・
おちんちんの先端とおまんこの入口・・・粘膜と粘膜のファーストキスに背筋がゾクりと震えてしまう。思わず込み上げてしまいそうな身体を必死に抑えつけ、深呼吸を何度も何度も繰り返す。
「マコトってばホントに初めてッスか?初っ端おまんこの入口を狙い撃ちできるなんて・・・❤ふふふ〜♪そのまま腰を前に突き出せば・・・童貞卒業ッス❤さぁ・・・勇気を出して・・・私の処女を貰ってほしいッス❤」
「う・・・うん・・・いくよ・・・ジョアンヌ・・・!!!」
ぬぷぷ・・・ずにゅる・・・にゅぷぷぷ・・・パチュッ・・・にゅるるるっっっ❤
ジョアンヌの言う通りだった。ほんの少しぐいっと腰を前に突き出すようにすれば・・・おちんちんの先っぽが熱いぬかるみへと的確に埋まり、そのまま驚くほどスムーズにずにゅるるるっ・・・と・・・おちんちんがジョアンヌの処女を散らして、僕は童貞を卒業してしまったのだった。
「んあぁぁぁぁぁっ❤マコトのおちんちん入ってきたっ❤大好きな男の子のガチガチおちんちん入ってきたぁぁ・・・❤ふあぁぁぁ・・・❤最高ッス・・・❤気持ち良すぎてどうにかなりそうッス・・・❤」
「うぁぁっ・・・こ・・・これが女の子のおまんこのナカ・・・ジョアンヌのおまんこのナカ・・・ぐっ・・・気持ち・・・良すぎるっ・・・」
異口同音の感想、熱くため息がこぼれるかのように重なった幸せ・・・2人は身体をピタリと重ね合ったまま、互いの温もりに酔いしれる。互いにつながりあったまま・・・既に5分も経過していたなんて思いもよらない。
だってジョアンヌのおまんこの入れ心地は、一言で言えばぬくぬくと居心地の良い、おちんちんを甘やかして骨抜きにしてしまうような感触だったから。
おちんちんの根元の方は、ふんわり優しく包み込まれて甘やかされているのに、ちょうどカリ首のあたりから狙いすましたかのようにぎゅうっ・・・ぎゅうぅっと不規則に締め付けられる。さらに言えば抱きしめているジョアンヌの暖かさと柔らかさ、鼻腔に満ちる彼女自身の香りが嗅覚すらも魅了して、指先一つ動かす気力も起きないまま・・・ジョアンヌのおまんこの感触に屈服してしまったのだ。
それでも本能は腰を振らせようと体に銘じてくるようで、僕の腰はジョアンヌを押しつぶさんばかりに密着させながら、へこへこ・・・へこへこ・・・と情けなく、非常にゆったりとしたペースで前後に腰を揺さぶり始める。コリっとした子宮口におちんちんが何度も何度も舐る様なディープキスを繰り返すのが堪らない。脳みそを甘くしびれさせる快楽信号に全面降伏の無血開城。知能指数は性欲に塗りつぶされて本能がままに、ナメクジよりも穏やかに腰振り・・・ならぬ腰へこセックスが繰り広げられる。
「あぁぁぁ・・・き・・・きもちいい・・・きもちいい・・・・・」
「んへへへへ・・・❤えへへへへ・・・❤私の大好きな人が・・・私のおまんこで腑抜けになってしまったッス・・・❤でも私もメロメロ〜❤マコトに一番奥をねちっこくキスされるの気持ちが良すぎてメロメロッス〜〜❤
「あえっ・・・え・・・えへへへ・・・ごめんねジョアンヌ・・・こんな・・・こんな・・・男らしくない腰振りしか出来なくて・・・」
「大丈夫ッスけど・・・大丈夫じゃないッス❤もうダメッス・・・こうやってマコトにぎゅうって押しつぶされながらエッチするの大好きになったッス・・・❤」
「僕も・・・こうやってジョアンヌの一番奥におちんちんスリスリするの・・・癖になった・・・あぁぁ・・・気持ち良い・・・気持ち良い・・・」
「私も気持ち良いッス・・・❤おまんこ幸せッス・・・❤夢みたいに幸せッス・・・❤マコト・・・大好きッス・・・❤大好きッスよ・・・マコト❤」
ぬちっ・・・❤ぬちゅ・・・❤ぬちっ・・・❤にちゅっ・・・❤ぬちっ・・・❤ぬちゅ・・・❤ぬちっ・・・❤
穏やかな腰へこが続く。ジョアンヌのおまんこをゆったりと・・・幸せいっぱいに・・・堪能し続ける。おちんちんが蕩けてしまいそうな心地の良い蜜窟の奥に、何度も何度も先っぽを擦りつけ続ける。ぐつぐつと下腹部の熱が込み上げて来そうな予感・・・それでも腰へこは止まらない、ヒクンヒクンと喜びに震えるおちんちんを・・・欲望一色の脳みそがもっともっと快楽を寄越せと腰へこは止まらない。
「あぁぁ・・・気持ち良い・・・あ・・・うぁぁっ・・・気持ち良い・・・」
「えへへへ・・・❤はっきりと射精の予兆が見えてきたッスね・・・❤このまま腰へこし続けて・・・❤おちんちんの赴くままに❤最高に気持ちが良いお漏らし射精をするッス❤とろ火でじっくりと昂った射精・・・❤夢見心地のびゅるびゅる中出しッス〜❤」
嬉しそうに茶化すジョアンヌ、もう僕が限界すぐそこまで昂ってしまっているのは、おそらくフルソウルリンクの契約が無くともバレていたに違いない。だって僕の余裕のない顔つきを見れば一目瞭然なのだから。
「うあぁぁ・・・ジョアンヌ・・・まだ・・・我慢するっ・・・もっと・・・ジョアンヌのおまんこ・・・味わいたい・・・のにっ・・・」
「もう・・・❤我慢なんて禁止ッスよマコト・・・❤私のおまんこに中出ししていいのはこれ一度きりな訳が無いッスよ❤これから数えきれないくらいに中出ししてもらうッスから❤ほらほら・・・おちんちん我慢しちゃダメッスよ〜❤びゅるびゅる〜❤びゅるびゅる〜って濃ゆいせーし❤お腹いっぱい出してほしいッス❤」
ジョアンヌが僕の我慢を窘めるように、耳元で淫らな言葉を立て続けに並べてくる。身体どころか心までもを優しく揺さぶる甘ったるい射精懇願・・・僕の身体はその言葉が最後一押しとなってしまう。
たちまち今日一番にだらしのない顔つきになってしまった。
尻の穴に込めた力が・・・優しく解かれてしまった気がした。
下腹部の一番奥から熱がたちまち込み上げてくる・・・おちんちんがビクンビクンと暴れ始めた。
もう・・・この衝動は抑えきれない。
「あぅっ・・・我慢・・・出来ない・・・❤あぁぁぁ・・・ジョアンヌ・・・もう・・・で・・・出るぅっ❤」
「大好き❤大好き❤大好きっ❤大好きッス❤」
鼓膜を揺さぶる愛の言葉に反して最後は浅ましく、ジョアンヌの子宮口にぎゅうっと亀頭を押し付けて・・・吹き出す快楽に身を委ねてしまう。
びゅぷっ❤とぷぷぷ・・・❤どぷぷっ❤びゅぷぷっ❤どぷぷぷぷっ❤びゅう・・・❤とぷぷぷ・・・❤
最後までねちっこく、とろ火でじっくりと高められた絶頂は・・・それにふさわしい穏やかな射精となった。ゆったりと何度も繰り返すように込み上げてくる子種は、甘ったるい腰へこセックスによって煮詰められてからかどっぷりと重く、ジョアンヌの子宮を満たさんと景気よく注ぎ込まれてゆく。
「あっ・・・こ・・・腰が・・・蕩ける・・・きもちよすぎるっ・・・あぁぁぁ・・・ジョアンヌ・・・おぉぉぉぉっ・・・」
「やっ・・・❤あっ・・・熱いっ❤んはあぁぁぁぁぁぁっ・・・❤マコトのせーしが・・・私のナカに・・・あぁぁぁぁ・・・❤」
お互いに今日一番、力いっぱいにぎゅうっと抱きしめ合う。力加減だとかを気にする余裕は全くない・・・身体中をビリビリと痺れさせる快楽が・・・大好きな女の子のおまんこのナカに・・・中出ししているという途方もない悦楽が・・・全身をくまなく駆け巡っているのだから。
・・・・・・・・・・ちゅうっ❤
身体中が飲み干せない程の幸福感に満ち満ちているのに・・・唇が重なり合った。
身体中が飲み干せない程の快楽でどうにかなってしまいそうなのに・・・まだ気持ち良くなりたいと願ってしまった。
「うぅ・・・ジョアンヌ・・・大好き・・・」
「私も大好きッスよ・・・マコト❤」
口から零れ落ちた愛の言葉は・・・正直ちょっと男らしくはないかなと思う。
でももうそんなことはどうでも良くなり始めている自分がいた。
「ジョアンヌ・・・もう一回・・・おまんこの奥にスリスリしてもいい・・・?」
「えへへへ〜❤満足いくまで何度でも❤イチャラブ甘々セックス・・・❤私のおまんこ思う存分堪能してほしいッス〜〜❤」
だって今は・・・ジョアンヌの事しか・・・考えられないのだから。
「ここがカフェテリアの“ミルクレープとカモミール”ッス!略してミルカモ・・・ブレイブハート・アカデミーで唯一の甘味所ッス!」
「へぇ・・・塾なのにカフェテリアまであるんだ・・・」
「我らがブレイブハート・アカデミーにおいて、ここでお茶してゆくのが最高の贅沢って訳ッスね!」
ジョアンヌの手に引かれ、宿舎の係に荷物を預けてから・・・僕はブレイブハート・アカデミーの中をぐるりと1週、武道館やら体育館、教室に図書室に保健室・・・食堂に教員室など、もはや学校かと思うほどの設備の充実さを案内されていた。
そして最後に案内されたのがこのカフェテリア・・・入り口のショーケースに蝋作りの食品サンプルたちが所狭しと並んでいる。コーヒーに紅茶、色とりどり様々な甘味達が目で見て香りすらも感じてしまいそうなほどに、力強く食欲をそそってくる。
こういった場所でジョアンヌと共にお茶をする・・・デートの教科書に書かれた基本中の基本のようなこと、ジョアンヌと共にこのカフェテリアでおしゃべりをしながら・・・僕はコーヒーをダンディに飲んでいる空想をついついしてしまう。が、残念ながらまだまだ僕はその夢見るダンディには程遠いセリフを吐かねばならない・・・誠に世知辛い現実が僕を阻むのがいけないのだ。
「でもジョアンヌ・・・こういう所のメニューって高いんじゃ・・・?大変申し訳ないけど僕にはそんなに持ち合わせが・・・無いんですよね・・・」
なにせこのブレイブハート・アカデミーへの入塾のために僕は貯めに貯めたお金をほとんど使い果たしてしまっている・・・無一文とは言わないが、残額はラーメン一杯とギョーザが付けられるかどうか・・・しか残っていないのだから。奢る奢らない論争は置いておくにしても、寂しい懐事情ははっきりと伝えておくべきだろう。
「大丈夫ッスよ!・・・っていうか大切な物を渡し忘れていたッスねぇ・・・マコトとバディが組めた嬉しさで、ついつい浮かれポンチになってたッスよ・・・ええと・・・はい!コレを受け取ってほしいッス!」
ジョアンヌが懐から渡してきたのは白地にグレーでブレイブハート・アカデミーの塾章が描かれた1枚のカード・・・コンビニのポイントカードのような手のひらサイズのカードである。
「それはYGPポイントカードッス!このブレイブハート・アカデミーではYGPポイントを通貨として支払えば、様々なオプションサービスを受けられるッスよ!」
「YGP・・・ってなに?」
「ユーシャ・ガンバッタ・ポイントの略称ッスよ、ちなみに初回入会ボーナスで一律50万YGPが付与されているッス!大切に使ってゆくッスよ!」
「50万?!?!・・・っていうとどれだけいっぱい貰えてるのかイマイチ分からないんだけど・・・何かいい例えはないの?」
「1ポイントあたりの価値は外の通貨とほぼ同じッス!ジュース1本120YGPッス・・・という訳で改めて、ここでいったんお茶していかないッスか?」
そう微笑みかけながらジョアンヌが小首を傾げてくる。あんまりの可愛らしさに直視できないままコクコクと頷き、カフェテリアの中へ・・・店内は当然ヴァルキリーとそのバディによるの2人組で賑わっており、その中でも特に大柄で目立つ男を・・・その人懐っこい見知った顔を見かけた。
「おお!マコト!こっち来いよ!一緒にお茶しようぜ!」
相も変わらず気やすい奴だと肩をすくめながらも呼ばれるがままに、4人席のちょうど空いていた対岸の席にジョアンヌと座る。コーイチの隣に座っているのは柔らかなミルクティーブラウンに澄んだ水色の瞳が特徴的なヴァルキリー・・・にしても彼女も結構な高身長、コーイチとほとんど変わらない長身の女性だ。彼女もまた、聞くまでもなくコーイチのバディなのだろうが・・・・・・
「初めまして、私はフィオナ・ネフェルト・・・コーイチのバディです」
「こちらこそ初めまして、僕は園崎マコト・・・ジョアンヌのバディです」
「そしてフィオナは私と昔からのマブダチッス!マコトとコーイチもマブダチッスか?」
「おうともよ!袖振り合ったら誰でもマブダチ!それが俺の信念よぉ!」
ガハハと豪快に笑うコーイチ・・・まだ僕はマブダチだなんて認めたつもりはないのだが・・・まぁ今更になって否定するのもなんだかなと飲み込むことにする。
「ちょうど私達も席に着いたばかりなのです・・・ジョアンヌは何時ものだよね?」
「虜の果実山盛りパンケーキ!やっぱこれを食べないとダメッス!マコトも覚えてて欲しいッス!私の大好物ッスよ!」
「で、私はスペシャルジャンボクリームパフェ・・・私はこれが大好物ですからね、コーイチ?」
「おうよ!覚えたぜフィオナ!・・・で、俺たちは何を食おうかマコト・・・俺・・・こういうの迷って決められないタイプなの・・・どうしよう・・・どれにしよう・・・」
コーイチが情けない声で助けを求めて縋る様にこちらを見つめてくる・・・ウルウルとうるませたその瞳はまるで子犬・・・ではなく大型犬だ。
「ははは・・・フィオナさんと一緒のヤツにするわけにはいかないの?」
「おいおいそれじゃあ一口あ〜ん作戦が意味なくなっちまうよ!」
「それじゃあ・・・無難にティラミスとかにしたら?」
「おお!それじゃあそうするぜ!マコトはどうするんだ?」
「僕も同じティラミスかなぁ・・・」
ひとまず全員分のコーヒーとオーダーを取り決め、タッチパネルで注文・・・今時はもう店員さんを呼びつける機会がめっきり減ったことにありがたみと寂しさを覚える。
注文したメニューが届くまでしばらく歓談の時・・・お冷を一口飲んだところで、コーイチが話を切り出してきた。
「メニューを決めてくれた礼に、1つイイコトを教えてやるぜマコト!俺たちがこれからブレイブハート・アカデミーでの生活における最序盤で物凄く頼りにすることになるアイテムの存在を!」
「んおう・・・頼りになるアイテム?いったい何のアイテムなのさ?」
「“活力100倍!スーパーギンギンZ”って栄養ドリンクさ!・・・これ1本飲むだけで枯れ果てたお爺さんですらも20代の元気を取り戻せる・・・っていう精力剤だな、若い俺たちが飲んだら・・・眠れない夜を過ごすことになるって有名だぜ?」
思わずガクリと肩を落とし、なんだか居たたまれなさに咳払いを1つ。ジョアンヌにフィオナさんがいるこの場で話すようなことではないだろうと無言の抗議をコーイチに向ける。
「・・・マコトさ、魔物娘って知ってる?」
「へ?知ってるけど・・・それが何か?」
「いいや知ってないね・・・少なくとも精力剤の話をしたらデリカシーのない男だなって仏頂面な面をしたってことは、これからお前がどんな目に遭うのかを想像すらもしていないと見た」
うんうんそうだとうなづく様子のジョアンヌとフィオナさん・・・何だか今日何度目かの嫌な予感がする。この場で一番無知なのは・・・間違いなくこの僕だ。安っぽいプライドはかなぐり捨てるほうが世の中上手く行く・・・それがバイト漬けの日々を送ってきた僕の教訓。ここは過ちを速やかに認め、何やら色々と詳しそうなコーイチに教えを乞うべきである。
「生意気な事を言って申し訳ございませんでしたコーイチさん!」
「良いってことよ!素直なコーイチ君!・・・でもそう来なくっちゃ教えがいが無いってモンだよな!」
「その言い分だとコーイチ君は随分とブレイブハート・アカデミーに詳しそうな感じッスね・・・部外者は入れないはずだし、どうやって情報を仕入れたッスか・・・?」
得意げに笑うコーイチに、不思議そうな顔でジョアンヌが尋ねる。確かに妙にコーイチは情報通だ・・・まさかスパイだとかエージェントの家系に生まれている・・・だとか?
「これまで7年間毎日の様に双眼鏡でここを覗きながら、読唇術で言葉を読み続けただけだよ!7年かけてこの塾のカリキュラムはバッチリ予習済みって訳さ!・・・さてマコトよ、明日までにバディと“5回以上”親睦を深め合う事・・・をつ〜よ〜く、おススメしておくぜ?じゃなきゃキビシ〜イお仕置きが待ってるからな!」
再びガクリとスっ転びそうになる。読唇術は魔ぁ凄いのだろうが、よりにもよって覗きだったとは・・・っていうか今聞き捨てならない言葉が聞こえたぞ?
「ちょっとまって・・・お仕置きって何さ!それに親睦って・・・」
「後はジョアンヌちゃんに聞きなコーイチ!・・・うっひっひっひっひ・・・やべ・・・鼻の下が伸びる〜〜楽しみすぎる〜〜〜♪」
5回以上親睦を深め合う事・・・何かの隠語なのは間違いないのだが、親睦を深め合う事に対し回数が指定されるのは一体どういうことなのか。そしてなぜコーイチはだらしなく鼻の下を伸ばすのだろうか。
「ふふふ・・・安心するッスよコーイチ、後は私から説明するッスよ!・・・だって大切なバディとの大切な事ッスからね・・・」
「そりゃそうだな!それじゃあ俺たちはちょ〜とだけ席を外すからよ、頃合い見て戻ってくっから・・・じゃあまた後でな」
コーイチとフィオナさんが席を立ち、手を繋ぎながら店外へと去ってゆく。4人席の隣り合わせにジョアンヌと2人きりになる・・・先ほどまでは打って変わって気恥ずかしさというか初心な心というか・・・今更ながらジョアンヌという絶世の美少女と一緒にカフェでお茶をしようとしている奇跡に心がたじろいでしまう。
隣り合わせに目と目が合う、それだけで心臓が跳ねまわってしまいそうだった。目と目が合うだけでジョアンヌに一目惚れしなおしてしまう・・・心の底から、魂の全てがジョアンヌに対する愛慕の感情に染まってゆく。
多分、この時僕の心は最高に・・・無防備だったと言える。だからこそ、何気ない愛の言葉が・・・僕の心の柔らかいところに、深く、優しく、幸せをもたらしてきた。
「えへへ・・・私ね・・・コーイチのことが“大好き”ッスよ❤」
「へっっっ・・・あ・・・?!?!?!」
―――――ジョアンヌが・・・僕の事を・・・好き・・・?
その言の葉が僕の鼓膜を揺らした瞬間、脳みそへ伝達されたその言の葉を言語野が理解した瞬間、世界が光に満ち溢れた。
全身の細胞に至る1つ1つが歓喜の雄叫びを上げている。脳みそが幸福物質の濁流でオーバーヒートしている。理性は人生でこれ以上ない歓喜の感情を上手く整理できずにいる。訳が分からない、間違いなく嬉しい、間違いなく嬉しい、間違いなく嬉しいのだ。どうしようどうしようどうしよう。なんだか訳もなくこの辺りを走り回りたい気分だ・・・このままフルマラソンだって3週は余裕で完走できてしまうとすら、脳内が全知全能感で満ち溢れていた。
が、無慈悲な神様は更なる追撃を僕に食らわせてきた。恐らく言葉にならないアウアウといった反応に焦れたのか、ジョアンヌがモジモジと照れながら更に問いかけてきたのだ。
「もちろんlikeじゃなくて、loveの方ッスよ?・・・コーイチはどうッスか?私のこと・・・どうッスか?」
「あっぁつ・・・ぐ・・・僕も・・・ジョアンヌの事が・・・大・・・大好き・・・」
「良かったぁぁ・・・!分かってたけど両想いだったッス!絶対そうだって分かってたけど両想いだったッス!!両想いだったッス〜〜〜〜!!!」
言葉に詰まりながらも、どうにかこうにか絞り出せた本心の言葉。たちまちジョアンヌが歓喜の満ち溢れたかのように、力強く僕に抱き着いてくる。おずおずと刺し伸ばされた両の腕が、ジョアンヌの背に回った瞬間・・・ジョアンヌの顔が視界いっぱいに広がって、唇に柔らかな感触を覚えた。
それが僕のファーストキス・・・だった。けれども味は分からなかった・・・多分これが・・・甘酸っぱい青春の味って・・・やつなのだろうと後になって推察する事しか出来ない。だってこの後の僕とジョアンヌは相当な・・・相当な浮かれポンチだったと言われたって仕方がない程にニヤケ面のままだったから。コーイチとフィオナさんが戻ってきて、注文したメニューを食べさせあいっこしあったり・・・したはずなのだが、正直味もロクに思い出せない、浮かれポンチすぎて記憶がうろ覚えなのである。
夕食の時間ですらもまだ僕は浮かれポンチだった。ジョアンヌに手を引かれながら食堂に導かれ、まるでひな鳥のようにあ〜んされながら夕食を食べた気がする。だからこそどうやって宿舎の部屋まで戻ってきたのかを覚えていない。なぜ宿舎の部屋が男女兼用でバディと同室なのかも・・・むしろ喜ばしいことだと素直に受け入れてしまう。
それでも律儀に帰り道で“活力100倍!スーパーギンギンZ“を買い忘れていなかったことは・・・というか買ったその場で一気飲みして見せたのはスケベ心が成した必然・・・”親睦を深め合う事“が何を意味するのかを薄々感づいていたからなのだろう。
飲んだ瞬間から身体中に活力が漲るのを感じながら、明日コーイチにもう一度ちゃんとお礼を言わなければと思うのだった。
――――――――――――――――――――
「改めて、ここが私とマコトの部屋になるッス!今日からここに寝泊まりするッス!もうひと頑張り!部屋を色々ご案内するッスよ〜♪」
現時刻は19時過ぎ、随分といろいろあった長い一日だった気がするが、ようやく僕とジョアンヌは宿舎の部屋へと帰り着いたところ。疲れ知らずに楽し気なジョアンヌに導かれるがまま、宿舎の部屋中を一回りぐるり。宿舎の部屋は1LDKの間取りで風呂とトイレが別々、洗濯機置き場は無し。8畳の部屋と6畳の部屋となっていて、寝室として使っているのは6畳の部屋、だが肝心のベッドは・・・ダブルベッドが1つだけ・・・つまりこれは・・・
「これからは一緒のベッドで眠るッスよ❤」
「う・・・うん・・・一緒の・・・ベッド・・・」
無論、言うまでもなく、嬉しい。ただ、気恥ずかしいだけである・・・今更ながら。
そして2人してダブルベッドを見つめながらソワソワしてしまう。これからの事を思う心が、初心な心が、ドギマギと心臓を早打たせる。
「普通っていったら何だかなって思うッスけど・・・お風呂に入ってからだとか・・・考えてたッスけど、もうお互いに・・・限界ッスよね❤もう分かってるッスよね・・・親睦を深め合うって言葉の本当の意味・・・❤」
「う・・・ん・・・ジョアンヌ・・・僕は・・・僕は君と・・・」
―――――君とエッチがしたい・・・!
―――――私もマコトとエッチがしたいッス❤喜んでお相手するッス❤
手を引かれるがまま寝室へ数歩・・・目の前のダブルベッド、これからあのベッドでジョアンヌとエッチする・・・期待感で頭がどうにかなってしまいそうだった。一足先にぴょんとベッドの上に仰向けになる様に飛び込むジョアンヌ。リラックスするかのように伸びた両脚の付け根・・・白地でミニ丈のワンピースから伸びる魅惑の太もも・・・見えそうで見えないギリギリのラインが僕の心を酷く狂わせる。
「えへへ・・・❤どこ見てるかバレバレっすよマコト・・・❤」
「あっ・・・ごめんジョアンヌ・・・そ・・・その・・・」
「マコトのスケベ❤エッチ❤大好きッス・・・❤そんなマコトに大大大サービスしてあげるッス❤・・・ほら、見てもいいッスよ❤」
―――――あぁっ・・・ピンク色・・・っっ
その絶景が目に飛び込んできた瞬間・・・息が詰まった。
ジョアンヌがパックリと両足を大きく開け広げたのだ・・・そう、それは僕の目の前で行われる魅惑的で扇情的すぎるM字開脚・・・無防備にさらけ出されたミニ丈のワンピースの奥、その絶景が刺激的すぎて僕は全く直視できず、チラリチラリと目の端で浅ましく盗み見る事しか出来ない。
「うあぁっ・・・ジョアンヌダメだよ・・・そんな・・・女の子がはしたなく開けっ広げなんて・・・」
「ぬっふっふっ〜❤下着見せサービスは効果抜群ッスね❤刺激的すぎて直視できない❤でもそれじゃあスケベ心が満足出来ない❤だってマコトは女の子の下着が大好きだから・・・ッスよね❤」
ジョアンヌが作戦通りだと言わんばかりのしたり顔。思わず頬がカァッと赤らんでしまうのは図星を突かれた恥ずかしさと、ジョアンヌの下着が僕の心を鷲掴みにしてきたから。
艶やかなニーソックスが映える健康的な肉付きの太もも、その内ももに至るむっちり加減が堪らない。そして何よりもジョアンヌの股間を護るピンク色の薄布・・・股間の割れ目にかけてのイヤらしいスジに盛り上がる2つの秘肉がギリギリ隠しきれていない。大人びたレースの刺繍なんかは見当たらず、伸縮性を伺わせる柔らかそうな素材で作られたその下着は、言うなればスポーティーかつオシャレさを追求したデザインなのだろう。
何せジョアンヌはヴァルキリーなのだ。戦いの日々の中でも女の子らしくオシャレをしたい・・・そんなジョアンヌの可愛らしさと元気さに似合った最高にオシャレな下着である。
「随分と見惚れているところ申し訳ないっすけど❤今後のサービス向上のために、是非ともご感想を聞かせてほしいッス❤」
「あっっ・・・う・・・うん・・・良い・・・セクシーっていうよりも・・・凄く・・・似合っていて・・・見惚れちゃうような・・・うぅ・・・凄くそそられる・・・下着です」
「えへへ・・・マコトは小学校4年生の頃からこういうのが好きだって分かってたッスけど、想像以上に気に入ってもらえたようで何よりッス❤」
「え・・・なんで小学校4年からって・・・僕がこういうの好きって・・・」
「フルソウルリンクの契約を結んだからッス❤あの契約は身も心も全てがリンクする契約・・・つまり性癖なんて全部お見通しッス❤マコトはM字開脚で開けぴろげられたムチムチの内腿と❤土手高おまんこでふっくら盛り上がったスジが好き❤さらに言えばそれがピンク色のパンティだったら最高・・・ッスよね❤」
一字一句違いない、まさしく僕の性癖を完全に言い当てられてしまっている。ここまでくるともはや畏怖だとかよりも、その性癖を完璧に受け入れてもらえているこの状況の方に対する喜びの方が遥かに大きかった。
「だからマコトにも私の性癖が・・・私がしてほしいエッチな事・・・❤もう分かってるッスよね❤」
ジョアンヌの言う通りだった。聞いたわけでも推理した訳でもない、答えが心の中に自然と思い浮かんでくるのだ。その答えが正答である確信がある・・・だってジョアンヌはそうしてほしいのだと理解できている。
「後ろから羽交い絞めにされながら、乳首をこちょこちょくすぐってほしい・・・まずはノーブラの服の上から、その後に頃合を見て直接・・・」
「大正解ッス❤・・・ね?こんな風に心の中に思い浮かんでくるッスよね❤でもそれはまた明日以降のお楽しみにするッス❤」
「え・・・いいの・・・?」
「残念そうな顔しないでほしいッス❤絶対に明日やるッス❤明日乳首をこちょこちょしてもらうッス・・・だってM時開脚で思いっきり見つめられちゃうのがドキドキ恥ずかしくて❤実はもうおまんこ濡れ濡れッス❤もう我慢の限界ッス❤食べ頃おまんこを早くズポズポして欲しいッス❤」
ジョアンヌが待ちきれなさそうに微笑みかけてくる。期待に満ち溢れたその視線が僕の下腹部、ジョアンヌの下着見せサービスで痛い程に隆起している股間に夢中であり・・・僕だってもう我慢の限界、ズボンのベルトを緩め、下着ごとばさりと床に脱ぎ降ろす。大好きな女の子の前でおちんちんをさらけ出す羞恥心は、これからの行為に対しての期待と興奮で塗りつぶされていた。
「わぁ・・・・・・❤」
ヒクンヒクンと武者震いするおちんちん・・・にジョアンヌの顔つきは熱に浮かされたかのようなものになる。そして僕にとって最後の理性が、キチンと着けるべきものを着けろと促してくるも・・・
「ダメっすよマコト❤魔物娘を相手に避妊なんて禁止ッスよ❤外出しも禁止❤オンリー腟内射精ッス❤早く私のおまんこでおちんちんメロメロにしてほしいッス❤幸せいっぱいびゅるびゅる中出し大歓迎ッス❤」
もはやフルソウルリンクは互いの思考すらも共有してしまうのだろうか、ジョアンヌが僕から吐き出される熱がお腹に迸る様を空想したのか、僕の方までもお腹の辺りに熱を感じてしまう。そして僕がお返しに空想してしまうのは、今更になって思い出した全然自分で処理していなかった性欲の溜まり具合・・・数えてはいないが1カ月くらい禁欲しているはず・・・こんな状況でジョアンヌのおまんこに挿入なんてして・・・彼女が満足する前に出してしまったらどうしようと不安に駆られてしまったのだ。
「未来予知してあげるッスよマコト❤マコトは私のおまんこに初めて挿入したら・・・3擦り半でびゅるびゅる〜って大量射精しちゃうッス❤その中出しが気持ち良すぎて私もつられてイっちゃうッス❤だって最近は最後の追い込みだってバイトばかりで忙しくて、全然オナニー出来てなかったって事❤私にはお見通しッスよ❤」
「うっ・・・が・・・がんばるさ・・・せめて10回はピストン出来るように・・・」
「言うまでもないことッスけど、1度や2度暴発したって全然大丈夫ッスよ❤溜まりに溜まった特濃せーし❤一滴残らず私のおまんこに中出ししてもらうッスから❤」
一滴残らずジョアンヌのおまんこに中出しする・・・その甘美なる響きが僕に生唾を飲み込ませ、連動しているかのように大きくおちんちんも上下にビクリ。溜まりに溜まっている子種袋がジクジクと疼いて仕方がない。
「ううっ・・・ジョアンヌ・・・脱がせるね・・・?」
「何時でもどうぞッス❤私が腰を持ち上げたら一息にスルっと脱がせるッスよ❤」
ふりふりと楽しそうに、左右に揺れ動くM字開脚に開かれた魅惑の花園へとすり寄る。目の前いっぱいに広がる最高にエッチで煽情的な絶景に、もう一度グッと生唾を飲み込んでから下着のサイドに手をかける。震えそうになる手付きを必死に抑えながら、ジョアンヌが腰を持ち上げてくれたのを見計らってスルリと脱がせる。
―――――うあっっ・・・え・・・エロすぎる・・・
ジョアンヌのおまんこは想像通りの土手高のマン肉と、その割れ目から美しいサーモンピンクがちらりと覗く、陰毛は一切生えていないツルツルのおまんこ・・・ハツラツとした可愛らしい美少女の秘所・・・その割目の中心が目指す先なのだろうか。
全身が興奮と欲望の坩堝の中、荒い息を必死に抑えつけながら、ガッチガチに反り返ったおちんちんをマン肉の割れ目に差し当てる。
―――――あぅっ・・・まだ・・・くっつけただけなのに・・・
おちんちんの先端とおまんこの入口・・・粘膜と粘膜のファーストキスに背筋がゾクりと震えてしまう。思わず込み上げてしまいそうな身体を必死に抑えつけ、深呼吸を何度も何度も繰り返す。
「マコトってばホントに初めてッスか?初っ端おまんこの入口を狙い撃ちできるなんて・・・❤ふふふ〜♪そのまま腰を前に突き出せば・・・童貞卒業ッス❤さぁ・・・勇気を出して・・・私の処女を貰ってほしいッス❤」
「う・・・うん・・・いくよ・・・ジョアンヌ・・・!!!」
ぬぷぷ・・・ずにゅる・・・にゅぷぷぷ・・・パチュッ・・・にゅるるるっっっ❤
ジョアンヌの言う通りだった。ほんの少しぐいっと腰を前に突き出すようにすれば・・・おちんちんの先っぽが熱いぬかるみへと的確に埋まり、そのまま驚くほどスムーズにずにゅるるるっ・・・と・・・おちんちんがジョアンヌの処女を散らして、僕は童貞を卒業してしまったのだった。
「んあぁぁぁぁぁっ❤マコトのおちんちん入ってきたっ❤大好きな男の子のガチガチおちんちん入ってきたぁぁ・・・❤ふあぁぁぁ・・・❤最高ッス・・・❤気持ち良すぎてどうにかなりそうッス・・・❤」
「うぁぁっ・・・こ・・・これが女の子のおまんこのナカ・・・ジョアンヌのおまんこのナカ・・・ぐっ・・・気持ち・・・良すぎるっ・・・」
異口同音の感想、熱くため息がこぼれるかのように重なった幸せ・・・2人は身体をピタリと重ね合ったまま、互いの温もりに酔いしれる。互いにつながりあったまま・・・既に5分も経過していたなんて思いもよらない。
だってジョアンヌのおまんこの入れ心地は、一言で言えばぬくぬくと居心地の良い、おちんちんを甘やかして骨抜きにしてしまうような感触だったから。
おちんちんの根元の方は、ふんわり優しく包み込まれて甘やかされているのに、ちょうどカリ首のあたりから狙いすましたかのようにぎゅうっ・・・ぎゅうぅっと不規則に締め付けられる。さらに言えば抱きしめているジョアンヌの暖かさと柔らかさ、鼻腔に満ちる彼女自身の香りが嗅覚すらも魅了して、指先一つ動かす気力も起きないまま・・・ジョアンヌのおまんこの感触に屈服してしまったのだ。
それでも本能は腰を振らせようと体に銘じてくるようで、僕の腰はジョアンヌを押しつぶさんばかりに密着させながら、へこへこ・・・へこへこ・・・と情けなく、非常にゆったりとしたペースで前後に腰を揺さぶり始める。コリっとした子宮口におちんちんが何度も何度も舐る様なディープキスを繰り返すのが堪らない。脳みそを甘くしびれさせる快楽信号に全面降伏の無血開城。知能指数は性欲に塗りつぶされて本能がままに、ナメクジよりも穏やかに腰振り・・・ならぬ腰へこセックスが繰り広げられる。
「あぁぁぁ・・・き・・・きもちいい・・・きもちいい・・・・・」
「んへへへへ・・・❤えへへへへ・・・❤私の大好きな人が・・・私のおまんこで腑抜けになってしまったッス・・・❤でも私もメロメロ〜❤マコトに一番奥をねちっこくキスされるの気持ちが良すぎてメロメロッス〜〜❤
「あえっ・・・え・・・えへへへ・・・ごめんねジョアンヌ・・・こんな・・・こんな・・・男らしくない腰振りしか出来なくて・・・」
「大丈夫ッスけど・・・大丈夫じゃないッス❤もうダメッス・・・こうやってマコトにぎゅうって押しつぶされながらエッチするの大好きになったッス・・・❤」
「僕も・・・こうやってジョアンヌの一番奥におちんちんスリスリするの・・・癖になった・・・あぁぁ・・・気持ち良い・・・気持ち良い・・・」
「私も気持ち良いッス・・・❤おまんこ幸せッス・・・❤夢みたいに幸せッス・・・❤マコト・・・大好きッス・・・❤大好きッスよ・・・マコト❤」
ぬちっ・・・❤ぬちゅ・・・❤ぬちっ・・・❤にちゅっ・・・❤ぬちっ・・・❤ぬちゅ・・・❤ぬちっ・・・❤
穏やかな腰へこが続く。ジョアンヌのおまんこをゆったりと・・・幸せいっぱいに・・・堪能し続ける。おちんちんが蕩けてしまいそうな心地の良い蜜窟の奥に、何度も何度も先っぽを擦りつけ続ける。ぐつぐつと下腹部の熱が込み上げて来そうな予感・・・それでも腰へこは止まらない、ヒクンヒクンと喜びに震えるおちんちんを・・・欲望一色の脳みそがもっともっと快楽を寄越せと腰へこは止まらない。
「あぁぁ・・・気持ち良い・・・あ・・・うぁぁっ・・・気持ち良い・・・」
「えへへへ・・・❤はっきりと射精の予兆が見えてきたッスね・・・❤このまま腰へこし続けて・・・❤おちんちんの赴くままに❤最高に気持ちが良いお漏らし射精をするッス❤とろ火でじっくりと昂った射精・・・❤夢見心地のびゅるびゅる中出しッス〜❤」
嬉しそうに茶化すジョアンヌ、もう僕が限界すぐそこまで昂ってしまっているのは、おそらくフルソウルリンクの契約が無くともバレていたに違いない。だって僕の余裕のない顔つきを見れば一目瞭然なのだから。
「うあぁぁ・・・ジョアンヌ・・・まだ・・・我慢するっ・・・もっと・・・ジョアンヌのおまんこ・・・味わいたい・・・のにっ・・・」
「もう・・・❤我慢なんて禁止ッスよマコト・・・❤私のおまんこに中出ししていいのはこれ一度きりな訳が無いッスよ❤これから数えきれないくらいに中出ししてもらうッスから❤ほらほら・・・おちんちん我慢しちゃダメッスよ〜❤びゅるびゅる〜❤びゅるびゅる〜って濃ゆいせーし❤お腹いっぱい出してほしいッス❤」
ジョアンヌが僕の我慢を窘めるように、耳元で淫らな言葉を立て続けに並べてくる。身体どころか心までもを優しく揺さぶる甘ったるい射精懇願・・・僕の身体はその言葉が最後一押しとなってしまう。
たちまち今日一番にだらしのない顔つきになってしまった。
尻の穴に込めた力が・・・優しく解かれてしまった気がした。
下腹部の一番奥から熱がたちまち込み上げてくる・・・おちんちんがビクンビクンと暴れ始めた。
もう・・・この衝動は抑えきれない。
「あぅっ・・・我慢・・・出来ない・・・❤あぁぁぁ・・・ジョアンヌ・・・もう・・・で・・・出るぅっ❤」
「大好き❤大好き❤大好きっ❤大好きッス❤」
鼓膜を揺さぶる愛の言葉に反して最後は浅ましく、ジョアンヌの子宮口にぎゅうっと亀頭を押し付けて・・・吹き出す快楽に身を委ねてしまう。
びゅぷっ❤とぷぷぷ・・・❤どぷぷっ❤びゅぷぷっ❤どぷぷぷぷっ❤びゅう・・・❤とぷぷぷ・・・❤
最後までねちっこく、とろ火でじっくりと高められた絶頂は・・・それにふさわしい穏やかな射精となった。ゆったりと何度も繰り返すように込み上げてくる子種は、甘ったるい腰へこセックスによって煮詰められてからかどっぷりと重く、ジョアンヌの子宮を満たさんと景気よく注ぎ込まれてゆく。
「あっ・・・こ・・・腰が・・・蕩ける・・・きもちよすぎるっ・・・あぁぁぁ・・・ジョアンヌ・・・おぉぉぉぉっ・・・」
「やっ・・・❤あっ・・・熱いっ❤んはあぁぁぁぁぁぁっ・・・❤マコトのせーしが・・・私のナカに・・・あぁぁぁぁ・・・❤」
お互いに今日一番、力いっぱいにぎゅうっと抱きしめ合う。力加減だとかを気にする余裕は全くない・・・身体中をビリビリと痺れさせる快楽が・・・大好きな女の子のおまんこのナカに・・・中出ししているという途方もない悦楽が・・・全身をくまなく駆け巡っているのだから。
・・・・・・・・・・ちゅうっ❤
身体中が飲み干せない程の幸福感に満ち満ちているのに・・・唇が重なり合った。
身体中が飲み干せない程の快楽でどうにかなってしまいそうなのに・・・まだ気持ち良くなりたいと願ってしまった。
「うぅ・・・ジョアンヌ・・・大好き・・・」
「私も大好きッスよ・・・マコト❤」
口から零れ落ちた愛の言葉は・・・正直ちょっと男らしくはないかなと思う。
でももうそんなことはどうでも良くなり始めている自分がいた。
「ジョアンヌ・・・もう一回・・・おまんこの奥にスリスリしてもいい・・・?」
「えへへへ〜❤満足いくまで何度でも❤イチャラブ甘々セックス・・・❤私のおまんこ思う存分堪能してほしいッス〜〜❤」
だって今は・・・ジョアンヌの事しか・・・考えられないのだから。
25/10/02 08:30更新 / たっぷりとしたクリーム
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