連載小説
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愛しい彼女への罰ゲームは擽り責め
「ふぅ、ようやく終わった・・・やっと帰れるよ全く。」

学園の先生に厄介な手伝い・・・荷物運びを頼まれて随分と遅くなってしまった。クロバは先に帰って晩御飯の支度をすると言っていた、寄り道する理由も無いし早く帰ろう。

左手の薬指にキラリと輝く契約の指輪へキスを落とす・・・毎度小っ恥ずかしいがこうしないとクロバのカードへのワープゲートが現れないのだから仕方がない。

目の前に現れるキラリと光るカード状のワープゲートをくぐればアッという間に愛しい我が家へと帰宅である。

「ただいまー」
「アッッ・・・オカエリナサイマセ、ゴシュジンサマ」

目の前に広がる悲劇は、スーパーで売っている3つ入りで子供のお小遣いで簡単に買える、プチンと器からお皿へとプリンと出せる例のアレ。数量限定の店前に長蛇の列が出来上がるような、決してそんな大層なモノでは無いのだが・・・その3つ全てをペロリと平らげた容器を片付けて証拠隠滅を図ろうとした恋人、フォリア・クロバの姿だった。

「ふぅーん・・・ほぉ・・・?さてと、クロバ・・・何か言い訳があるのかな?」

「イイエ、ナニモアリマセン」

普段から2つ食べるのは分かっているのだが、最後の1つは自分の分だろうに。

少し凄んで見せると目を逸らしてソワソワと落ち着きない様子のクロバ、でもまぁ正直なところ別に怒ってもいないし謝罪が欲しい訳でもないのだが・・・少し揺さぶりをかけてみようか。

「僕だって最後の1つは食べたかったのに・・・我慢出来なかったの?」

「ハイ、キガツイタラタベテマシタ・・・とても美味しかったです❤」

ペロリと口の周りの舐めまわしてご満悦な顔、結構なことだ。
さては反省していないなコヤツ。

ようし、お仕置の時間だ。

「別にいいよクロバ、それよりこっちに来て座ってギュッとさせてよ」
「・・・はい❤」

3人がけの広々としたソファに座った後に嬉しそうにクロバが背中を預けるように座ってきた、逃がさないようにギュッと抱きしめて両手の中に幸せな温もりを感じる。

「はへぇ・・・❤私ね、今日は甘えたい気分だったんですよ先輩・・・❤」

愛しい人の腕の中で完全にリラックス、思わずお風呂にでも入っているかのような安堵のため息を漏らしている。

少しだけ申し訳なさを感じつつ両手をクロバの後ろから脇へと差し入れて軽く持ち上げる。全く身体の何処を触ってもモチモチふにふに柔らかい極上の女体だ。

「んふっっ!?あっっちょっっ!!先輩っっ??」

脇の下に走る本能的なむず痒さにピクリと震えたクロバが一体これから何をされるのかようやく理解したようだ。

「騙してごめんねクロバ。でも、それはそれとしてプリンを全部食べたお仕置として罰ゲームはさせてもらうからね」

「あっっ・・・先輩のコチョコチョ攻撃・・・本当に擽ったくてキツイんですから、どうか何卒手加減を!本当にキツいんで手加減をお願いしますね!!」

そうは問屋が卸さないし最近擽る方に限るが擽りフェチであることを自覚している自分、クロバを擽り倒すチャンスに胸がドキドキしているのだ。

御託はここまで、それでは早速こちょこちょ・・・こちょこちょ・・・

「ひはっっ❤ふひはっっ・・・ひっうっぅぅっっ❤❤」

優しく脇の下を揉みあげるように擽り攻撃を敢行、優しくねちっこく揉みあげるように擽るのが自分流である。

コチョコチョ・・・コチョコチョ・・・

「んっひっひっひっ❤❤ひっぐっ❤️やだっ❤やだっ❤手加減してよぉぉっっ❤❤❤」

さほど早くも激しくも擽っていないのに・・・手付きがねちっこいって??クロバが擽られるのが弱すぎるだけだろうに・・・。

「・・・はひっ❤❤・・・ひはっっ・・・❤んひひっ?!?!ひひひひっ❤その動きダメったら❤❤擽った過ぎるからぁぁ❤❤」

拳を猫の手にして脇の下へ当てがって三角を描くようにして脇肉をぐにぐにコチョコチョ、これは指先では到達出来ない骨身まで染み渡る擽ったさなのだ。

「んふふふっ❤んふふふっっっ・・・えっ詠唱出来ないぃぃ・・・ひふふふっっ❤逃げらんないぃぃ❤❤ふひひひひ❤❤❤」

相当擽ったいのか脇の下を蠢く手を払い除けようと抵抗してくる・・・が魔法なしでは男の力には敵わない。魔法で逃げようにも詠唱出来なくて使用不可。完全に詰みの状況にクロバはジタバタ悶えるのみ。

そろそろ可哀想になってきたし、トドメに脇の肉を揉み込むように・・・むにゅむにゅ・・・コチョコチョ・・・。

「ひはっっ❤それダメっ擽ったい❤もうダメっ・・・❤❤んっひっひっひっ❤❤あぁあっっはっはっはっはっ❤❤❤」

とうとう堪えきれずに笑い転げるクロバ、そう簡単には逃がさないとばかりにギュッと足を絡めてガッチリホールド、脇の下は優しくこちょこちょ擽り続ける。

「ごめんなさい❤❤ごめんなさいっっ❤❤ひっっひっ❤ひっうううあっはっはっはっはっ❤❤んっっやぁんっっもう許してぇ❤❤❤」

ひとしきり楽しんだし流石にもうそろそろいいか、擽る手を脇の下から抜き取るとクタリと脱力したクロバがしなだれかかり、肩で大きく息をしている。

「はぁ・・・はぁ・・・手加減してって言ったのにぃ・・・もう、先輩のエッチ、鬼畜、むっつりスケベ❤❤」

「クロバが3つ全部プリンを食べるのが悪いだろう?それともまだ擽られ足りなかったかな?」

目の前で手をワキワキ脅しかける。

「ヒッ?!ジュウブンハンセイシマシタ!!」

その手は再び脇の下へと差し込まれるのだった。
24/05/04 01:25更新 / たっぷりとしたクリーム
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■作者メッセージ
短めで申し訳ない。でも擽りシーンは是非とも書きたかった。

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