サムシングブルーと結婚式のパレード
今朝から通算するのならばフェラチオで1度、パイズリで1度、膣内へ2度、計4回も射精しているのに僕の身体は干からびるどころか燃え上がる情欲に支配されていた。
「あぁぁぁぁ・・・♥コーデリア・・・待ち合わせの時間ってまだ大丈夫だよね・・・もう一回くらいセックスする時間あるよね・・・?」
「あと一度だけならば大丈夫です、愛しき私の素敵な旦那様っ・・・どうぞお心のままに・・・おちんちんをお挿れくださいませ♥」
生まれたままの姿でベッドに寝転ぶ愛しい恋人へもう一回戦のオネダリ。おまんこの周りは愛液と白濁にまみれている。既に2度膣内へ射精しているのに何度でも味わいたくなる気持ち良すぎる名器。絶えることの無い性欲がいまだにぐつぐつと腹の底で煮えたぎっている。
正上位で組み伏せたコーデリアが快楽に蕩け切った瞳で見上げてくる、それでいて更なる快楽への期待で頭の炎が大きくたなびくように揺れている。互いが互いを求めあっているという情熱的な衝動に駆られ、ぐちゅっっという粘ついた水音を立てて愛しい恋人の膣内へガチガチの肉棒を突き入れてゆく。
「んはぁぁ・・・き・・・きもちよすぎるっ・・・♥」
「ぁぁう・・・愛しき私の素敵な旦那様っ・・・♥私も・・・堪りません♥」
肉棒を包む心地良い淫摩擦、ため息が出るほどの快楽に背筋がブルリ。きゅうきゅう締め付けられて肉棒が悦楽の極致でヒクンヒクンと震えている。
ぱちゅんっ♥ぱちゅんっ♥ぐちゅっん♥ぬちゅっ♥ぱちゅんっ♥ぱちゅんっ♥ぬちぃっ♥ぐちゅっん♥ぬちゅっ♥
「あっ♥あっ♥素敵でっ♥逞しい腰使いっ♥んぁん♥ひぃぁぁぁ♥旦那様っ♥愛しき私の素敵な旦那様♥あぁん♥」
ハイペースな抽挿にコーデリアが甘い喘ぎ声をあげながらシーツを握りしめて繰り返し襲い来る快楽に身悶えしている。普段見る無表情でクールな姿から想像もつかない程の淫らで余裕のない姿が燃え上がる情欲に油を注ぎ込む。
何度身体を交えたか数えきれない経験もあって一般的にみれば逞しくリズミカルな腰使いをできているのかもしれない。しかしその心は今なおコーデリアをどこまでも気持ちよくさせてあげたいという奉仕欲が燃え上がっている。
ゆったりとしたペースでピストンしないとあっという間に暴発してしまうようなヒダヒダツブツブまみれの蜜壺へ暴発を必死に堪えながら腰を打ち込み続ける。コーデリアもそうだが僕自身も全く余裕がない。もうヒクヒクと精巣が甘く疼き、射精の準備をし始めている。気が付いた時にはもう限界だった。
「あぁぁぁぁ・・・♥コーデリア・・・で・・・でるっ」
「どうぞ・・・♥お心のままに・・・♥私のナカにお出しくださいませ♥」
どっぷ・・・♥どぷっっ♥・・・びゅうっ♥どぷっっ♥どぷっっ♥
愛しい恋人の身体に思い切り射精する原初的な喜びが全身を貫いて、5度目とは思えぬほど濃ゆく粘ついた白濁が絞り出されてゆく。
―――――もう流石に限界、空っぽだ・・・
最後の一滴まで膣内へしっかりと出し切った後、コーデリアへと覆いかぶさるように脱力する。重たくないのかと以前訊ねたが力持ちな彼女にとって僕程度の体重ではビクともせず、むしろ嬉しいし心地良いから身を委ねてほしいそうだ。
丁度首筋の横辺りに着地していた頭をフカフカして柔らかくていつもお世話になっているコーデリアの爆乳へと頭を包み込むように抱きしめられた。母の胸の中のような原初の安らぎに包まれてこのままひと眠りしたくなるが・・・
「愛しき私の素敵な旦那様、3分だけ・・・このまま抱きしめさせてくださいませ」
胸に顔をうずめている僕は見えていないがもう片手で懐中電灯を見ていたのだろう。待ち合わせの時刻に間に合うギリギリのラインを見定めているようだ。お言葉に甘えて3分間・・・至福の微睡へと身を委ねることにする・・・
シャワーで体を流し、ラブホテルから待ち合わせ場所へと向かう道すがら、互いに硬く手を繋ぎアーケード街を歩く。
キャンドルガイスト特有の頭の炎がそよ風に揺れている・・・澄み渡るような青空の下で本日何度目になるか分からない余所見・・・愛しい恋人のコーデリアを見てしまう。
何度見ても飽きる気配がない、そんな誇らしい僕の恋人は白いブラウスに薄黄色をした膝丈のフレアスカートを身に着けて、清楚なコーディネートを肩に羽織った紫紺のマントがエレガントに引き締めていた。
容姿端麗、文句なしの美女。街行く男たちは皆コーデリアへと視線が吸い寄せられていて・・・そんな誰もが羨む絶世の美女と並んで手を繋ぎながら歩く。クセになりそうな愉悦感に顔をだらしなくニヤついてしまう。
「ふう、待ち合わせ場所の電光掲示板が見える広場は・・・ここっぽいね」
「そのようですね、まだお母様たちはいらしていないようです」
待ち合わせ場所の駅前広場、広告の電光掲示板が結婚披露宴パレードの広告を繰り返し表示していた。道すがらにも様々な場所に同じようなポスターが張られていたが、いったいどんなお偉い様が結婚式を挙げるのだろうか。
「今すぐは無理だけど、いつかちゃんと結婚式しようね」
結婚という文字をじっと見つめるコーデリアに優しく語りかけた。ピクンと身体が震え、頭の炎が一瞬大きく膨れ上がる。今まで何度も見てきた反応・・・コーデリアに愛の言葉を囁いたとき見られる「ときめきの感情」・・・やはり彼女も魔物娘、結婚式には大きな憧れがあるのだろう。
―――――おーい待たせたねえ!
懐かしい声が横断歩道の向こう側から聞こえてきた。相変わらず大きくて遠くまでよく響く母さんの声だ。
「やぁ久しぶり!我が息子よ!いきなり呼び付けるような真似して悪かったね」
「久しぶり、母さんに父さん、随分若返ったねえ」
久しぶりに会えた両親はテレビ通話で見たまま、随分と若々しく覇気に満ち溢れていた。サキュバスになった母さんなんか顔のシワが気になり始めたとか騒いでいたのに潤いたっぷりの肌ツヤをしている。
「改めて初めまして、キャンドルガイストのコーデリアと申します。どうぞよろしくお願い致します」
「ふふ、こちらこそよろしくね、コーデリアちゃん。息子がいつもお世話になっております」
朗らかに笑う母さんと父さん、立ち話もそこそこにお昼ご飯へと老舗のとんかつ屋さんへとやってきた。結構いい値段がするお店だが太っ腹にも母さんが上トンカツ定食を4人前注文し、温かい緑茶を一口すする。
「さて、二人にわざわざ夜行バスで来てもらった本当の理由を話そうかね」
「ははは・・・母さん達のことだから絶対何かあるって思ってたよ」
母さんがバレてたかと苦笑い、父さんがポリポリと頬をかく。別に悪気があったわけでもない理由だろうから気にしないでと両親に笑いかける。
「父さんの仕事がウエディングプランナーってのは覚えてるよな?」
「うん、結婚式のありとあらゆる準備をするとか」
「父さんの出張が長引きに長引いた理由を話すよ・・・ちっと長くなるが聞いてくれな」
まだこの街が反魔物領だったころ、街を牛耳る貴族と主神教団の間で盛大な結婚式が計画されていた。勇者といっても家柄に箔を付けたい貴族の回し者、聖女といっても求心力を回復させたい教団の回し者。子の都合を完全に無視した親同士が決めた許嫁同士、結ばれる当の本人たちにはそれぞれ別に想い人がいたとか。
街を2分する大きな勢力の今後に関わる重要な結婚式。その打ち合わせは難航したと一言で片づけるにはあまりにも困難の連続だった。
「長時間の打ち合わせ、こうしようと決められたことが次の日には白紙に戻ってまた打ち合わせ・・・いやはや大変だったよ」
「うげぇ・・・想像したくないね」
「それは・・・お疲れさまでした、お父様」
「あははは、ありがとうなコーデリアちゃん・・・でな・・・」
未だ決まらぬ結婚式の議事進行、今日もまた長時間の会議だなぁと会社へと向かう空がピンク色だったのが人間だったころの父が目にした最後の光景だった。あっという間に魔物娘たちの襲撃のもと街の主要機関が制圧されて、艶やかな悲鳴というか喘ぎ声というか・・・とにかくそういった混乱に包まれる街中を父は走った。専業主婦で家に居るであろうであろう母の身を案じて・・・。
父が家に帰りついたとき、すでに母はサキュバスとなっていた。見た目麗しく若返った妻の女体は・・・忘れかけていた自分自身の男を狂おしく刺激して、随分とご無沙汰だった二人はそのまま互いの身体に溺れていったのだった。
話はもう少しだけ続く。晴れて新魔物領となった街では至る所で結ばれたカップルが生まれ、結婚式場が数年先まで予約でいっぱいになる問題が発生したのだ。律儀に待っているだけでは何時まで経っても処理しきれない。あとから次々にカップルたちが結ばれているのだ。ウエディングプランナー達は根本的な解決策が求められた。
「街で至る所に張り出されてるポスターとか広告を見たろう?さばききれない量のカップルがいるのならばまとめて一気に結婚式をしてしまえばいいというアイディアを父さんが思いついたのさ!・・・披露宴という名のパレードとしてな」
「という訳で、あんた達二人も結婚式パレードに参加したらどうかなって思って急いで呼びつけたって訳さ」
「飛び入り参加もできるのなら良いんだけど・・・でも僕らドレスやタキシードなんて持ってきてないよ?」
僕らの懸念顔を待ってましたとばかりに母さんが不敵な笑みを浮かべた。
「そこは心配いらないさ!二人分の衣装は・・・っとトンカツが来ちまったね、話はあとにして食べようじゃないか!」
朝から激しい運動・・・もといセックスをしてきた僕らは思い出したかのように腹ペコを覚えた。是非もなく、全員が美味しそうなトンカツに箸を伸ばした。
美味しいトンカツをごちそうになった僕らは父さんの車で出張先の家へと移動する。車内でコーデリアとの日々の様子や学校でのことなど他愛のない会話をしているのもそこそこに駅からそう遠くない郊外の閑静な住宅街、結構立派なマンションに父さん達は住んでいた。
3階の角部屋が幸運にも空いていたようで、間取りは2LDKで広々とした清潔感のあるいい部屋だった。
「父さん達・・・思ってたより随分いい所に住んでるんだねぇ」
「最初はここじゃなかったんだが、出張の任期が延びたから上層部にゴネて見たらいい所に引っ越させてくれたんだよ!・・・その代わりまだ2年ちょっとこっちに残ることになっちゃったんだけどな」
「ははは・・・じゃあ僕の高校卒業まではこっちにいる訳だね」
「さてとコーデリアちゃん、こっちで一緒に着替えようか」
どういうことだと訊ね返す前に母さんとコーデリアが別室へ引っ込んだ。何に着替えるのか尋ねても父さんは見てのお楽しみ・・・と教えてくれなかった。というか答えを知っているはずの父さんまでソワソワしている・・・。
時間にして十数分ほどだっただろうか?男二人がそわそわし続けたころに別室のドアが開かれて・・・女神が降臨した。
純白のドレスを身に纏ったコーデリア、胸元から胴にかけてたくさんのレースで縁取られて豪華さを感じ、スカートは膝上短めですらりとした太ももにガーターベルトが目を引いて非常にセクシー。キャンドルガイストだから元から色白のコーデリアが純白のドレスを着こなして見せるのも彼女の魅力さ故なのだろうか、女神のごとき美しさに目が離せない。
「あっ・・・あぁ・・・」
「如何ですか?愛しき私の素敵な旦那様?この素敵なドレスをお母様に仕立てていただいたのです」
「すっかり見とれちゃって何も言えてないじゃないか!まぁ無理もないね、コーデリアちゃんったら素敵すぎるよ、ドレスを縫い上げた甲斐があったってもんだね」
―――――Aラインのシルエットを基本としてミディ丈よりもミニ丈までスカートは詰めたから気品さの中にセクシーさを演出させて、後ろ姿はたっぷりのドレープで・・・とかウエディングプランナーの職業病か父さんがドレスの解説してくれている。
が、馬耳東風・・・肝心な僕の耳には全く入ってこなかった。
「ほら、コーデリアちゃんが感想を求めてるじゃないか!しっかりおしよ我が息子!」
「あっ・・・あぁ・・・とっても・・・素敵すぎて言葉が出ないよコーデリア・・・」
「光栄でございます、愛しき私の素敵な旦那様・・・月並みな言葉の中に伝えきれない想いをしかと受け止めました」
「母さんも・・・ドレスのことはよくわからないけど似合っているよ・・・」
「ふふふ、ありがとさんよ・・・ところでアンタはサムシングフォーって知ってるかい?」
「え?なにそれ・・・知らないけども」
―――――古来より言い伝えられている花嫁に幸せをもたらす4つの物のこと。古い物は家族との絆や伝統、新しい物は未来への希望、借りた物は友人または隣人との繋がり、青い物は花嫁の清らかさを示し、それら4つをそれぞれ身に着けるのだそうだ。
「古いものは私が何時も羽織っているマント、あれは私の生まれ故郷の屋敷の主人からいただいたものです」
「なるほどね・・・古びていてもボロじゃない、まさしくヴィンテージってやつだね」
「我が息子ながら良い誉め言葉が出てきたもんだ、新しいものはこのドレスさ、なにせ私が一から仕上げたんだからね!」
「こ・・・これを母さんが・・・すごいや・・・」
「仕事柄試着用のウエディングドレスを修繕したりすることを母さんにお願いしてたらすっかり裁縫に目覚めちゃってな・・・まさかドレスを縫い上げられるようになるとは思いもしなかったが」
照れくさそうに片手で顔を隠しながら母さんがくねくね身悶えしている。とても素人の裁縫とは思えない、このドレスは職人によるオーダーメイドと言って差し支えない領域の仕上がりだろう。
「こほん、えーーと・・・借りた物はもうコーデリアちゃんとそれぞれハンカチを交換したからいいんだけど・・・アンタ、最後の青い物・・・私たちはもう身に着けているんだけど、何だと思う?」
「ええ?青い物って言ったってドレスに青いところなんて・・・」
青い物・・・青い物・・・とコーデリアの全身を見回すが純白のドレスはどこにも青い布などなく、さりとて青いアクセサリーの類なども見当たらない。
「ふふふ、コーデリアちゃんのスカートをめくってごらんよ・・・」
「ええ?!ちょっ母さん何を?!」
「アタシもこれから父さんにちゃんと青い物を身に着けているのか確かめてもらうからさ、思う存分確かめておきな?スカート捲りは男の子のロマンだろう?」
―――――花嫁の清らかさを象徴する青い物・・・清らかな花嫁のスカートを捲る行為。その青を見ても良いのは伴侶たる自分だけ。言葉にできない愉悦感とも違う何かが僕の心を支配する。
「どのみちパレード会場の近くはホテル街も満員になってムラムラしてもなかなか場所が無いよ!スカート捲りしておちんちん硬くしたら今のうちにコーデリアちゃんに金玉空っぽになるまで搾り取ってもらいな」
「だから?!母さん?!」
「今朝待ち合わせの前に空っぽにしてきたみたいだけど、アンタ見たところインキュバス化が進んでるからもう既に2、3回出せるくらいは溜まってるだろう?私も父さんの金玉を空っぽにしてくるから、隣の客間が2人の部屋として使って構わないからね。防音施工はこの間やってもらったから大声出しても平気だよ!」
「はい、何から何までありがとうございますお母様」
「うん、コーデリアちゃん、息子の事をよろしく頼むよ。それじゃあまた後でね!」
一気にまくし立てるだけまくし立てて両親は寝室へと引きこもってしまった。早速扉からギシギシと軋む音が聞こえ始めている・・・
状況に流されている感は否めないが・・・もういちいち驚くのも意味が無いだろう。壁に手を付いてお尻を突き出すようにイヤらしく誘惑するコーデリア、清純な白のミニスカートが魅惑的なヒップでふっくらと捲れ上がり、エロティックな曲線を描いていた。
しかしスカートの奧・・・パンティまではギリギリ見えていない。ムラリとした欲望、その奥の花園を見たいという欲望がスカートに手を掛けさせる。
「愛しき私の素敵な旦那様、どうぞお心のままに捲りあげくださいませ」
まずは下から上に勢いよくスカートを捲る・・・ふわりと巻き上がる純白のミニスカートの奧、ちらりと鮮やかで深い青色がドキリと心臓を跳ね上げさせ、重力に轢かれたスカートが舞い降りる。肯定されながら行うスカート捲りのなんとイヤらしいことか・・・。
今度はゆっくりと捲りあげられてゆくスカートの中、その絶景を存分にみることを許された僕の網膜へ「青」の下着が焼きついて行く。柔らかく丸いお尻を包み込んでいるフルバックタイプの下着、間近で見るから花柄の刺繍もお洒落で・・・煽情的で目が吸い寄せられて離れない。
もにゅんっ・・・♥すりすり・・・♥
断りもなく柔らかなお尻を下着越しに撫でさする。お尻を撫でる痴漢の気持ちが今更理解できた。これは・・・この感触は癖になる・・・コーデリア以外には絶対にしないというかそもそも犯罪だけれど。
「伴侶だけが知っている青い物・・・如何ですか?愛しき私の素敵な旦那様、この下着はお気に召したでしょうか?」
「さ・・・さいこう・・・♥えっちすぎ・・・♥はぅっ?!・・・あっ・・・あぁ・・・玉揉み・・・気持ちいい♥」
すっかりスカート捲りと痴漢に夢中になっていた僕は後ろ手に伸びてきたコーデリアの手に気が付けなかった。ズボン越しにコーデリアが玉袋を揉みあげてジンワリと興奮が高められてゆく。
後ろ手なのに器用にもベルトを緩められてズボンが重力にひかれて落ちる。ボクサーブリーフの布地が怒張したおちんちんで方取られてふっくらと盛り上がってしまい、少しの羞恥心が込み上げるが、布一枚越しの玉揉みの前に恥ずかしさは霧散し、心地良い感触の虜になる。
全くの無抵抗なまま最後の下着までも脱がされて、いよいよ愛しい恋人に全幅の信頼で男の弱点を委ねると最高の力加減が玉袋を包み込んだ。温かなコーデリアの手で玉袋をふよんふよんと優しく丹念に揉み上げられて股間全体に血流が集まり、じくじくと性感と熱がこもってゆく。
「ふむ・・・お母様の仰る通り2回分程度の精液が溜まっておりますね。今朝空っぽになるまで出して頂いたのに・・・♥さすがは愛しき私の素敵な旦那様」
「うう・・・玉揉み堪んないかも・・・♥」
「かしこまりました・・・それでは今しばらく、玉袋のほうを揉み揉み致しますね」
ふにっ・・・♥ふにゅっ・・・♥もにゅ・・・♥もみぃ・・・♥ふにゅ・・・♥
「あぁぁぁぁ・・・♥コーデリア・・・上手すぎる・・・」
今朝からフル稼働している睾丸を労わるマッサージ。このまま為すがまま、思う存分揉みほぐしてもらいたいところだが・・・
「ふふ・・・ではそろそろ、愛しき私の素敵な旦那様、私をお使いいただけますか?」
「あうっ・・・ふぅ・・・そうだね、気持ち良かったよ・・・ありがとコーデリア、またしてね」
「お褒め頂き光栄です・・・では愛しき私の素敵な旦那様、どうぞお挿れくださいませ」
たっぷりと目に焼き付けた青の下着へ手を掛けて、するりと脱がせる。クロッチの部分にうっすらと愛液が糸を引く。至近距離で下着を目に焼き付けられるという行為はコーデリアにとっても平常心ではいられなかったのだろう。
立ちバックのままガチガチの肉棒をおまんこにあてがって突き込んでゆく。亀頭が、竿が温かくぬめついた肉筒に包み込まれてゆく感触。何度突き入れようと慣れることの無い気持ちよさに歯を食いしばって暴発しないように堪える。
最奥のコリッとした子宮口の感触を先端に感じうっとりとしてしまいながら呼吸を整えて本格的な抽挿を始める。甘美で最高に気持ちの良いおまんこの感触が背筋を駆けのぼって脳髄を蕩けさせてゆく。
ぱちゅんっ♥ぐちゅっん♥ぬちゅっ♥ぬじゅっ♥ぱちゅんっ♥ぐちゅっ♥ぱちゅんっ♥ぱちゅんっ♥
熱くぬめつく肉壺をかき回すたびにコーデリアが甘い声を上げて頭の炎が大きく揺れ動く。腰を引くたびにきゅうきゅう膣壁が肉棒へと吸い付くようにまとわりついて、逆に突き入れるときはぎゅうぎゅうと狭く締まった蜜壺をかき分けさせられる。
これが精液満タンの1発目のセックスだったらとっくに射精感が込み上げ始めているだろう。今もさほど余裕がある訳でもないが、せめてもう少し、コーデリアに気持ち良くなって欲しいと想いを込めて極上の名器へ腰を打ち込み続ける。
「あぁぁぁぁ・・・♥コーデリア・・・気持ちいい・・・?」
「んぅん・・・♥あんっ・・・♥んぁん・・・♥旦那様の力強い腰使い・・・私も心地よくて堪りません・・・あぁん♥」
「良かった・・・今朝は騎乗位で気持ち良くしてもらってるから・・・今回は僕がコーデリアをうんと気持ちよくさせてあげる・・・♥」
「ひぅ・・・♥愛しき私の素敵な旦那様、あぁん♥・・・お慕いしております♥愛しき私の素敵な旦那様♥愛しておりますっ♥んぁんっ♥」
「僕も・・・愛してるっ・・・♥・・・愛してるっコーデリア・・・♥」
互いに至上の快楽に浸りながら愛の言葉を伝えあう幸せを噛み締める。身も心も満たされるセックスは愛しさが際限なく高まってゆく。ぎゅうぎゅう締め付ける膣内が震える感触・・・コーデリアが一足先に絶頂に至っているようだった。
胸を満たす達成感にほっとした瞬間精液が込み上げてくる感触、睾丸が持ち上がり、精巣から白濁が絞り出されてゆく感覚が僕を蕩けさせる。
「あっ・・・あぁ・・・もう・・・出るっ・・・でちゃう・・・♥」
「あぁぅ・・・何時でもどうぞ愛しき私の素敵な旦那様っ♥もう私は・・・既に私はイっておりますから♥」
びゅるるるっ♥びゅるっ♥びゅくっ♥びゅるるるっ♥
最奥の子宮口へしっかりと押し込んで未だに絶頂に震えているコーデリアの膣内へ白濁を吐き出してゆく。全身を貫く快楽に身悶えしながら愛しい恋人へと後ろからしがみつくように抱き着いて、むっちりと柔らかなお尻へぐりぐりと腰を押し付けて最後の一滴までしっかりと注ぎ込んでゆく。
あまりの快楽にお互い膝から崩れ落ちて、おまんこからおちんちんが抜け落ちた。コーデリアが振り返って僕の顔を両手でつかみ唇を激しく重ねてくる。口内で舌先が激しくまとわりつき互いに鼻で激しく息をするから少しくすぐったい。
「ぷはぁ・・・愛しき私の素敵な旦那様、心地良い最高のセックスでした・・・♥あまりにも気持ち良すぎて、どうにかなってしまいそうでした・・・♥」
「僕も・・・最高だったよ・・・♥コーデリアをちゃんとイかせてあげられたって・・・自信が付いたかも」
「ふふ・・・使っていただいているときも、ご奉仕しているときも、私は何時も気持ち良くて息も絶え絶えなのですよ?」
コーデリアの大きな手で布団の上に仰向けに寝転がらせられる、先程まで快楽に蕩けていた目つきは一転して上位存在のような・・・捕食者の目をしていた。
「では愛しき私の素敵な旦那様、お返しにご奉仕をさせていただきますね」
ご奉仕という言葉は僕の身体に騎乗位セックスの経験を刻み込んでいる言葉、まるでパブロフの犬のようにゴクリと生唾を飲み込む。セックスはギブ&テイクだというけれど、お互いを想う心が際限なくテイクしたくなるし、快楽に溺れるギブも最高に幸せなのだ。
結局僕ら含めて母さんたちも結構時間ギリギリまで盛り上がってしまったのだった。
大慌てでセックスの残滓をきれいに拭い、着なれないタキシードを身に纏って父さんの車を飛ばしてパレードの行われる繁華街へとやってきた。今朝がた歩いた時とはうって変わったお祭り騒ぎでにぎやかな繁華街は目につく駐車場は満車の表示ばかり。
「いやーーどこも満車ばかり!職員用駐車場に停められなかったら危なかったなあ!」
「もうパレード開始予定まで10分しかないけど参加申請とか大丈夫なの?」
「カップルの数が不特定多数すぎてな、もういっそ諦めて参加申請とかなく飛び入り参加も可にしたんだ、今まで事情があって結ばれていることを隠しているカップルたちもこれで結婚式が出来ると喜んでいたよ」
人の善性に頼った議事進行だと思うが魔物娘とのカップルにそんな悪人はいないだろうという妙な納得感もあった。パレードのパンフレットを眺めると、どうやらスタート地点は母さんたちと最初に待ち合わせをした駅前の広場からアーケード街を歩き、ちょうど駅前と反対側に建っている聖堂前の広場までを歩くというもの。そして最後は聖堂前に設営されたステージ上で代表のカップルが夫婦の誓いをたて、キスをするという進行だった。
職員用駐車場は駅前広場のすぐそばで、どうにか開始時刻に間に合った。駅前の広場には様々な魔物娘だけでなく人間の夫婦に見える方々も多くみられた。その皆がウエディングドレスや、魔物娘特有の衣装を身に纏っており、頭にヴェールをかぶった小さな女の子と男の子までいるようだった。
「パレードが終わったらそのまま出店巡りも楽しんできな、アタシは父さんと一緒に本部に顔を出してくるからまたあとで連絡するよ」
「了解、じゃあ母さんたちもまたあとで」
時刻は午後6時半過ぎ、空は夕暮れの中を父さんと母さんが人込みをかき分けて去ってゆく。パレードは予定時刻に開始しますのでこのままお待ちくださいませ!とハーピーの娘さんが空から拡声器で呼びかけている。
「まさかこんなに早く結婚式が出来るとは思っていなかったけど・・・これはこれとして、いつか僕らも式をあげようね」
「ええ、いつか必ず・・・このパレードにも負けない素敵な式をあげましょう」
互いに手を繋ぎあい、約束する。叶えられるのは卒業して働き始めて何時になるか・・・気を長くして待つことにしよう。
―――――パンパンパン!・・・と空砲が3発鳴り響いた、お待たせしました!結婚式パレードの開宴です!!とハーピーの女の子が叫び、あたりのスピーカーが結婚式で聞いたようなあのBGMを奏で始める。
賑やかな街中を幸せいっぱいなカップルたちが互いの伴侶と硬く手を繋ぎパレードとなり歩き始めた。
――――――嫁さん大事にしてやれよーーー!!!
――――――二人ともおめでとーーー!!!
――――――ようやく結ばれやがって!お幸せになーーー!!!
街道の脇から見物人のカメラのフラッシュや鳴りやまぬ祝福の声やライスシャワーが飛び交っている。
「こんなにもいっぱいの人たちが祝福してくれるなんて・・・」
「ええ、とても胸が温かくなります・・・」
―――――僕と結婚してください!!!
―――――ふふ・・・いいですよ!!!
―――――おめでとうございます!!!飛び入り参加も可能ですよ!!!今この場の勢いで想いを伝えるのも全然ありですよーーー!!!
空を飛びながらパレードを先導するハーピーが先だって祝福すると街中を包み込む祝福ムードにつられて想いを伝え、結ばれたカップルがパレードの輪に加わってくる。
ならば僕も私もと至る所で告白の声、OKを返す声が聞こえてくる。新しいカップルたちでパレードの列は当初よりもはるかに長く伸びていき、幸せの連鎖は終わることを知らなかった。
パレードを歩く伴侶たちは僕とコーデリア含め皆全員幸せで、夢見心地だったのだろう。気が付けばパレードのゴール地点たる聖堂前広場へとたどり着いていた。
聖堂前に設営されたステージの上は深紅のカーペットが敷かれていて、その上で白のタキシードを着た男性とメイド服を着たキキーモラの女性、黒のタキシードを着た男性と修道服を着た女性が並び立っていた。
「愛しき私の素敵な旦那様、あの人がこの街の勇者様と聖女様らしいですよ」
「へぇ、あの人が・・・でも残りの二人は誰なんだろう?」
「ええ、聖女様の御付きの従者様と勇者様に仕えていたメイドさんだったとか・・・ややこしいですが、勇者と聖女様は二人とも互いに仕えてくれている従者に恋をしていて、新魔物領化の影響で互いの陣営が勝手に決めた婚約の話も破談となり、晴れて互いの想い人と結ばれるようになったとか」
「なるほど、つまり万事ハッピーエンドってわけだね」
壇上の神父様が誓いの文を述べ始める・・・いつか自分たちも同じように誓いをたてるのだと固く心の中で誓いをたてる。
―――――これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか。
――――――誓います
――――――では、誓いのキスを
ステージ上の2組の夫婦だけではない、聖堂前広場に集う数えきれないほどのカップルたちも互いの伴侶と向き合って・・・一瞬の静寂があたりを包む。
そして皆、愛しい伴侶と誓いのキスを交わした。
―――――この場に集う数えきれないほどの夫婦たちに幸多からんことを
神父様の言葉を以って結婚式のパレードは閉宴となり、賑やかな後夜祭が始まった。
「いっぱい出店があるねぇ・・・あ、魔界豚の串焼き・・・コーデリアも食べる?」
「ええ、いただきます・・・あちらに虜のレモネード、私はあちらに並びますね」
二手に分かれて出店に並ぶ。香ばしい油の香りが狂おしくすきっ腹を刺激してくる。程なくして2本分の串焼きを買ってレモネードを買いに行ったコーデリアを探そうと人混みに目を凝らす・・・までもなく特徴的な頭の炎が目に留まる、あちらもこっちに気が付いたようで、何やらいろいろと食べ物を両手いっぱいに持って近寄ってくる。肉巻きおにぎりにフランクフルト、箸巻きにフライドポテト、そして虜の果実入りのレモネードだ。
「愛しき私の素敵な旦那様、お好きそうな食べ物を一通り買ってみました、お気に召しますでしょうか?」
「ふふふ・・・いいねえ・・・お祭りの出店フルセットだねえ」
「こういったジャンキーな料理は普段作りませんからね、あちらの席で食べましょう」
聖堂前広場に多数の机や椅子が設営されており、各々に出店で買った料理を並べている。とりあえず近くの席に座ってパレードに歩き詰めでパンパンなふくらはぎを揉みほぐす。
「じゃあ・・・かんぱーい!」
プラスチックのカップになみなみと入ったレモネードで乾杯、まずは魔界豚の串焼きへ思い切りかぶりつく。まだまだ芯の方はアツアツ、美味しい肉汁で舌をヤケドしながらハフハフ肉を貪る。レモネードでいったん舌を冷やしたのちに箸巻きにかぶり付き、濃厚でフルーティーなソースが生地とキャベツにバッチリ合っている。
「こういった場だからこそ、こういったチープな料理がひときわ美味しいですね・・・」
「ほんと・・・パレードもあっという間だったけど楽しかったし・・・わざわざ夜行バスに乗ってまで来て良かったよ」
ピロンッとスマホがチャットアプリの新着を知らせる。母さんたちが合流しようとのこと、聖堂前広場だと返信、了解!と可愛らしい猫のスタンプが即座に返ってきた。
ちょうど粗方食べ終えたところで母さんたちがやってきた。道が混み始める前に帰ろうとのこと、出店もひとしきり見て回ったしちょっとくたびれ気味だったし父さんの車までもうひと踏ん張り歩くのだった。
父さんたちの部屋まで帰り着いて、久しぶりに一人でシャワーを浴びる。いつもコーデリアと当たり前のように混浴してたから何だか変な気分だ。それにしてもコーデリアのドレス姿は本当に言葉にできない程見惚れてしまったなあとかしみじみ思いながら脱衣所へ、バスタオルで体を拭いてパジャマに着替える。
客間へ戻るとありがたいことに布団が2組敷かれていて、先にシャワーを浴びたパジャマ姿のコーデリアが布団に寝転んでいた。流石に疲れたのかスヤスヤと寝息をたてているようで、安らかな寝顔を眺めているとリビングで待っていた母さんが小声で話しかけてくる。
「アンタも疲れたろう?こっちも寝るから、また明日ね」
「うん、お休み母さん」
ゆっくりと寝室へ引っ込んだ母さんを見届けてから眠っているコーデリアを起こさないようにゆっくりと隣へ、掛布団をかけた瞬間愛しい温もりが潜り込んでくる。
「あっ・・・ごめんね、起こしちゃったかな」
「いいえ、少し微睡んでいただけですから・・・愛しき私の素敵な旦那様、共に眠りましょう?」
「うん、お休み・・・コーデリア」
「お休みなさいませ、愛しき私の素敵な旦那様」
心地の良い疲労と愛しい温もりに包まれて、睡魔に身を委ねた瞬間・・・体感10秒も経っていない自信がある・・・世界新記録を樹立しながら僕は眠りの世界へと引きずり込まれていくのだった。
「あぁぁぁぁ・・・♥コーデリア・・・待ち合わせの時間ってまだ大丈夫だよね・・・もう一回くらいセックスする時間あるよね・・・?」
「あと一度だけならば大丈夫です、愛しき私の素敵な旦那様っ・・・どうぞお心のままに・・・おちんちんをお挿れくださいませ♥」
生まれたままの姿でベッドに寝転ぶ愛しい恋人へもう一回戦のオネダリ。おまんこの周りは愛液と白濁にまみれている。既に2度膣内へ射精しているのに何度でも味わいたくなる気持ち良すぎる名器。絶えることの無い性欲がいまだにぐつぐつと腹の底で煮えたぎっている。
正上位で組み伏せたコーデリアが快楽に蕩け切った瞳で見上げてくる、それでいて更なる快楽への期待で頭の炎が大きくたなびくように揺れている。互いが互いを求めあっているという情熱的な衝動に駆られ、ぐちゅっっという粘ついた水音を立てて愛しい恋人の膣内へガチガチの肉棒を突き入れてゆく。
「んはぁぁ・・・き・・・きもちよすぎるっ・・・♥」
「ぁぁう・・・愛しき私の素敵な旦那様っ・・・♥私も・・・堪りません♥」
肉棒を包む心地良い淫摩擦、ため息が出るほどの快楽に背筋がブルリ。きゅうきゅう締め付けられて肉棒が悦楽の極致でヒクンヒクンと震えている。
ぱちゅんっ♥ぱちゅんっ♥ぐちゅっん♥ぬちゅっ♥ぱちゅんっ♥ぱちゅんっ♥ぬちぃっ♥ぐちゅっん♥ぬちゅっ♥
「あっ♥あっ♥素敵でっ♥逞しい腰使いっ♥んぁん♥ひぃぁぁぁ♥旦那様っ♥愛しき私の素敵な旦那様♥あぁん♥」
ハイペースな抽挿にコーデリアが甘い喘ぎ声をあげながらシーツを握りしめて繰り返し襲い来る快楽に身悶えしている。普段見る無表情でクールな姿から想像もつかない程の淫らで余裕のない姿が燃え上がる情欲に油を注ぎ込む。
何度身体を交えたか数えきれない経験もあって一般的にみれば逞しくリズミカルな腰使いをできているのかもしれない。しかしその心は今なおコーデリアをどこまでも気持ちよくさせてあげたいという奉仕欲が燃え上がっている。
ゆったりとしたペースでピストンしないとあっという間に暴発してしまうようなヒダヒダツブツブまみれの蜜壺へ暴発を必死に堪えながら腰を打ち込み続ける。コーデリアもそうだが僕自身も全く余裕がない。もうヒクヒクと精巣が甘く疼き、射精の準備をし始めている。気が付いた時にはもう限界だった。
「あぁぁぁぁ・・・♥コーデリア・・・で・・・でるっ」
「どうぞ・・・♥お心のままに・・・♥私のナカにお出しくださいませ♥」
どっぷ・・・♥どぷっっ♥・・・びゅうっ♥どぷっっ♥どぷっっ♥
愛しい恋人の身体に思い切り射精する原初的な喜びが全身を貫いて、5度目とは思えぬほど濃ゆく粘ついた白濁が絞り出されてゆく。
―――――もう流石に限界、空っぽだ・・・
最後の一滴まで膣内へしっかりと出し切った後、コーデリアへと覆いかぶさるように脱力する。重たくないのかと以前訊ねたが力持ちな彼女にとって僕程度の体重ではビクともせず、むしろ嬉しいし心地良いから身を委ねてほしいそうだ。
丁度首筋の横辺りに着地していた頭をフカフカして柔らかくていつもお世話になっているコーデリアの爆乳へと頭を包み込むように抱きしめられた。母の胸の中のような原初の安らぎに包まれてこのままひと眠りしたくなるが・・・
「愛しき私の素敵な旦那様、3分だけ・・・このまま抱きしめさせてくださいませ」
胸に顔をうずめている僕は見えていないがもう片手で懐中電灯を見ていたのだろう。待ち合わせの時刻に間に合うギリギリのラインを見定めているようだ。お言葉に甘えて3分間・・・至福の微睡へと身を委ねることにする・・・
シャワーで体を流し、ラブホテルから待ち合わせ場所へと向かう道すがら、互いに硬く手を繋ぎアーケード街を歩く。
キャンドルガイスト特有の頭の炎がそよ風に揺れている・・・澄み渡るような青空の下で本日何度目になるか分からない余所見・・・愛しい恋人のコーデリアを見てしまう。
何度見ても飽きる気配がない、そんな誇らしい僕の恋人は白いブラウスに薄黄色をした膝丈のフレアスカートを身に着けて、清楚なコーディネートを肩に羽織った紫紺のマントがエレガントに引き締めていた。
容姿端麗、文句なしの美女。街行く男たちは皆コーデリアへと視線が吸い寄せられていて・・・そんな誰もが羨む絶世の美女と並んで手を繋ぎながら歩く。クセになりそうな愉悦感に顔をだらしなくニヤついてしまう。
「ふう、待ち合わせ場所の電光掲示板が見える広場は・・・ここっぽいね」
「そのようですね、まだお母様たちはいらしていないようです」
待ち合わせ場所の駅前広場、広告の電光掲示板が結婚披露宴パレードの広告を繰り返し表示していた。道すがらにも様々な場所に同じようなポスターが張られていたが、いったいどんなお偉い様が結婚式を挙げるのだろうか。
「今すぐは無理だけど、いつかちゃんと結婚式しようね」
結婚という文字をじっと見つめるコーデリアに優しく語りかけた。ピクンと身体が震え、頭の炎が一瞬大きく膨れ上がる。今まで何度も見てきた反応・・・コーデリアに愛の言葉を囁いたとき見られる「ときめきの感情」・・・やはり彼女も魔物娘、結婚式には大きな憧れがあるのだろう。
―――――おーい待たせたねえ!
懐かしい声が横断歩道の向こう側から聞こえてきた。相変わらず大きくて遠くまでよく響く母さんの声だ。
「やぁ久しぶり!我が息子よ!いきなり呼び付けるような真似して悪かったね」
「久しぶり、母さんに父さん、随分若返ったねえ」
久しぶりに会えた両親はテレビ通話で見たまま、随分と若々しく覇気に満ち溢れていた。サキュバスになった母さんなんか顔のシワが気になり始めたとか騒いでいたのに潤いたっぷりの肌ツヤをしている。
「改めて初めまして、キャンドルガイストのコーデリアと申します。どうぞよろしくお願い致します」
「ふふ、こちらこそよろしくね、コーデリアちゃん。息子がいつもお世話になっております」
朗らかに笑う母さんと父さん、立ち話もそこそこにお昼ご飯へと老舗のとんかつ屋さんへとやってきた。結構いい値段がするお店だが太っ腹にも母さんが上トンカツ定食を4人前注文し、温かい緑茶を一口すする。
「さて、二人にわざわざ夜行バスで来てもらった本当の理由を話そうかね」
「ははは・・・母さん達のことだから絶対何かあるって思ってたよ」
母さんがバレてたかと苦笑い、父さんがポリポリと頬をかく。別に悪気があったわけでもない理由だろうから気にしないでと両親に笑いかける。
「父さんの仕事がウエディングプランナーってのは覚えてるよな?」
「うん、結婚式のありとあらゆる準備をするとか」
「父さんの出張が長引きに長引いた理由を話すよ・・・ちっと長くなるが聞いてくれな」
まだこの街が反魔物領だったころ、街を牛耳る貴族と主神教団の間で盛大な結婚式が計画されていた。勇者といっても家柄に箔を付けたい貴族の回し者、聖女といっても求心力を回復させたい教団の回し者。子の都合を完全に無視した親同士が決めた許嫁同士、結ばれる当の本人たちにはそれぞれ別に想い人がいたとか。
街を2分する大きな勢力の今後に関わる重要な結婚式。その打ち合わせは難航したと一言で片づけるにはあまりにも困難の連続だった。
「長時間の打ち合わせ、こうしようと決められたことが次の日には白紙に戻ってまた打ち合わせ・・・いやはや大変だったよ」
「うげぇ・・・想像したくないね」
「それは・・・お疲れさまでした、お父様」
「あははは、ありがとうなコーデリアちゃん・・・でな・・・」
未だ決まらぬ結婚式の議事進行、今日もまた長時間の会議だなぁと会社へと向かう空がピンク色だったのが人間だったころの父が目にした最後の光景だった。あっという間に魔物娘たちの襲撃のもと街の主要機関が制圧されて、艶やかな悲鳴というか喘ぎ声というか・・・とにかくそういった混乱に包まれる街中を父は走った。専業主婦で家に居るであろうであろう母の身を案じて・・・。
父が家に帰りついたとき、すでに母はサキュバスとなっていた。見た目麗しく若返った妻の女体は・・・忘れかけていた自分自身の男を狂おしく刺激して、随分とご無沙汰だった二人はそのまま互いの身体に溺れていったのだった。
話はもう少しだけ続く。晴れて新魔物領となった街では至る所で結ばれたカップルが生まれ、結婚式場が数年先まで予約でいっぱいになる問題が発生したのだ。律儀に待っているだけでは何時まで経っても処理しきれない。あとから次々にカップルたちが結ばれているのだ。ウエディングプランナー達は根本的な解決策が求められた。
「街で至る所に張り出されてるポスターとか広告を見たろう?さばききれない量のカップルがいるのならばまとめて一気に結婚式をしてしまえばいいというアイディアを父さんが思いついたのさ!・・・披露宴という名のパレードとしてな」
「という訳で、あんた達二人も結婚式パレードに参加したらどうかなって思って急いで呼びつけたって訳さ」
「飛び入り参加もできるのなら良いんだけど・・・でも僕らドレスやタキシードなんて持ってきてないよ?」
僕らの懸念顔を待ってましたとばかりに母さんが不敵な笑みを浮かべた。
「そこは心配いらないさ!二人分の衣装は・・・っとトンカツが来ちまったね、話はあとにして食べようじゃないか!」
朝から激しい運動・・・もといセックスをしてきた僕らは思い出したかのように腹ペコを覚えた。是非もなく、全員が美味しそうなトンカツに箸を伸ばした。
美味しいトンカツをごちそうになった僕らは父さんの車で出張先の家へと移動する。車内でコーデリアとの日々の様子や学校でのことなど他愛のない会話をしているのもそこそこに駅からそう遠くない郊外の閑静な住宅街、結構立派なマンションに父さん達は住んでいた。
3階の角部屋が幸運にも空いていたようで、間取りは2LDKで広々とした清潔感のあるいい部屋だった。
「父さん達・・・思ってたより随分いい所に住んでるんだねぇ」
「最初はここじゃなかったんだが、出張の任期が延びたから上層部にゴネて見たらいい所に引っ越させてくれたんだよ!・・・その代わりまだ2年ちょっとこっちに残ることになっちゃったんだけどな」
「ははは・・・じゃあ僕の高校卒業まではこっちにいる訳だね」
「さてとコーデリアちゃん、こっちで一緒に着替えようか」
どういうことだと訊ね返す前に母さんとコーデリアが別室へ引っ込んだ。何に着替えるのか尋ねても父さんは見てのお楽しみ・・・と教えてくれなかった。というか答えを知っているはずの父さんまでソワソワしている・・・。
時間にして十数分ほどだっただろうか?男二人がそわそわし続けたころに別室のドアが開かれて・・・女神が降臨した。
純白のドレスを身に纏ったコーデリア、胸元から胴にかけてたくさんのレースで縁取られて豪華さを感じ、スカートは膝上短めですらりとした太ももにガーターベルトが目を引いて非常にセクシー。キャンドルガイストだから元から色白のコーデリアが純白のドレスを着こなして見せるのも彼女の魅力さ故なのだろうか、女神のごとき美しさに目が離せない。
「あっ・・・あぁ・・・」
「如何ですか?愛しき私の素敵な旦那様?この素敵なドレスをお母様に仕立てていただいたのです」
「すっかり見とれちゃって何も言えてないじゃないか!まぁ無理もないね、コーデリアちゃんったら素敵すぎるよ、ドレスを縫い上げた甲斐があったってもんだね」
―――――Aラインのシルエットを基本としてミディ丈よりもミニ丈までスカートは詰めたから気品さの中にセクシーさを演出させて、後ろ姿はたっぷりのドレープで・・・とかウエディングプランナーの職業病か父さんがドレスの解説してくれている。
が、馬耳東風・・・肝心な僕の耳には全く入ってこなかった。
「ほら、コーデリアちゃんが感想を求めてるじゃないか!しっかりおしよ我が息子!」
「あっ・・・あぁ・・・とっても・・・素敵すぎて言葉が出ないよコーデリア・・・」
「光栄でございます、愛しき私の素敵な旦那様・・・月並みな言葉の中に伝えきれない想いをしかと受け止めました」
「母さんも・・・ドレスのことはよくわからないけど似合っているよ・・・」
「ふふふ、ありがとさんよ・・・ところでアンタはサムシングフォーって知ってるかい?」
「え?なにそれ・・・知らないけども」
―――――古来より言い伝えられている花嫁に幸せをもたらす4つの物のこと。古い物は家族との絆や伝統、新しい物は未来への希望、借りた物は友人または隣人との繋がり、青い物は花嫁の清らかさを示し、それら4つをそれぞれ身に着けるのだそうだ。
「古いものは私が何時も羽織っているマント、あれは私の生まれ故郷の屋敷の主人からいただいたものです」
「なるほどね・・・古びていてもボロじゃない、まさしくヴィンテージってやつだね」
「我が息子ながら良い誉め言葉が出てきたもんだ、新しいものはこのドレスさ、なにせ私が一から仕上げたんだからね!」
「こ・・・これを母さんが・・・すごいや・・・」
「仕事柄試着用のウエディングドレスを修繕したりすることを母さんにお願いしてたらすっかり裁縫に目覚めちゃってな・・・まさかドレスを縫い上げられるようになるとは思いもしなかったが」
照れくさそうに片手で顔を隠しながら母さんがくねくね身悶えしている。とても素人の裁縫とは思えない、このドレスは職人によるオーダーメイドと言って差し支えない領域の仕上がりだろう。
「こほん、えーーと・・・借りた物はもうコーデリアちゃんとそれぞれハンカチを交換したからいいんだけど・・・アンタ、最後の青い物・・・私たちはもう身に着けているんだけど、何だと思う?」
「ええ?青い物って言ったってドレスに青いところなんて・・・」
青い物・・・青い物・・・とコーデリアの全身を見回すが純白のドレスはどこにも青い布などなく、さりとて青いアクセサリーの類なども見当たらない。
「ふふふ、コーデリアちゃんのスカートをめくってごらんよ・・・」
「ええ?!ちょっ母さん何を?!」
「アタシもこれから父さんにちゃんと青い物を身に着けているのか確かめてもらうからさ、思う存分確かめておきな?スカート捲りは男の子のロマンだろう?」
―――――花嫁の清らかさを象徴する青い物・・・清らかな花嫁のスカートを捲る行為。その青を見ても良いのは伴侶たる自分だけ。言葉にできない愉悦感とも違う何かが僕の心を支配する。
「どのみちパレード会場の近くはホテル街も満員になってムラムラしてもなかなか場所が無いよ!スカート捲りしておちんちん硬くしたら今のうちにコーデリアちゃんに金玉空っぽになるまで搾り取ってもらいな」
「だから?!母さん?!」
「今朝待ち合わせの前に空っぽにしてきたみたいだけど、アンタ見たところインキュバス化が進んでるからもう既に2、3回出せるくらいは溜まってるだろう?私も父さんの金玉を空っぽにしてくるから、隣の客間が2人の部屋として使って構わないからね。防音施工はこの間やってもらったから大声出しても平気だよ!」
「はい、何から何までありがとうございますお母様」
「うん、コーデリアちゃん、息子の事をよろしく頼むよ。それじゃあまた後でね!」
一気にまくし立てるだけまくし立てて両親は寝室へと引きこもってしまった。早速扉からギシギシと軋む音が聞こえ始めている・・・
状況に流されている感は否めないが・・・もういちいち驚くのも意味が無いだろう。壁に手を付いてお尻を突き出すようにイヤらしく誘惑するコーデリア、清純な白のミニスカートが魅惑的なヒップでふっくらと捲れ上がり、エロティックな曲線を描いていた。
しかしスカートの奧・・・パンティまではギリギリ見えていない。ムラリとした欲望、その奥の花園を見たいという欲望がスカートに手を掛けさせる。
「愛しき私の素敵な旦那様、どうぞお心のままに捲りあげくださいませ」
まずは下から上に勢いよくスカートを捲る・・・ふわりと巻き上がる純白のミニスカートの奧、ちらりと鮮やかで深い青色がドキリと心臓を跳ね上げさせ、重力に轢かれたスカートが舞い降りる。肯定されながら行うスカート捲りのなんとイヤらしいことか・・・。
今度はゆっくりと捲りあげられてゆくスカートの中、その絶景を存分にみることを許された僕の網膜へ「青」の下着が焼きついて行く。柔らかく丸いお尻を包み込んでいるフルバックタイプの下着、間近で見るから花柄の刺繍もお洒落で・・・煽情的で目が吸い寄せられて離れない。
もにゅんっ・・・♥すりすり・・・♥
断りもなく柔らかなお尻を下着越しに撫でさする。お尻を撫でる痴漢の気持ちが今更理解できた。これは・・・この感触は癖になる・・・コーデリア以外には絶対にしないというかそもそも犯罪だけれど。
「伴侶だけが知っている青い物・・・如何ですか?愛しき私の素敵な旦那様、この下着はお気に召したでしょうか?」
「さ・・・さいこう・・・♥えっちすぎ・・・♥はぅっ?!・・・あっ・・・あぁ・・・玉揉み・・・気持ちいい♥」
すっかりスカート捲りと痴漢に夢中になっていた僕は後ろ手に伸びてきたコーデリアの手に気が付けなかった。ズボン越しにコーデリアが玉袋を揉みあげてジンワリと興奮が高められてゆく。
後ろ手なのに器用にもベルトを緩められてズボンが重力にひかれて落ちる。ボクサーブリーフの布地が怒張したおちんちんで方取られてふっくらと盛り上がってしまい、少しの羞恥心が込み上げるが、布一枚越しの玉揉みの前に恥ずかしさは霧散し、心地良い感触の虜になる。
全くの無抵抗なまま最後の下着までも脱がされて、いよいよ愛しい恋人に全幅の信頼で男の弱点を委ねると最高の力加減が玉袋を包み込んだ。温かなコーデリアの手で玉袋をふよんふよんと優しく丹念に揉み上げられて股間全体に血流が集まり、じくじくと性感と熱がこもってゆく。
「ふむ・・・お母様の仰る通り2回分程度の精液が溜まっておりますね。今朝空っぽになるまで出して頂いたのに・・・♥さすがは愛しき私の素敵な旦那様」
「うう・・・玉揉み堪んないかも・・・♥」
「かしこまりました・・・それでは今しばらく、玉袋のほうを揉み揉み致しますね」
ふにっ・・・♥ふにゅっ・・・♥もにゅ・・・♥もみぃ・・・♥ふにゅ・・・♥
「あぁぁぁぁ・・・♥コーデリア・・・上手すぎる・・・」
今朝からフル稼働している睾丸を労わるマッサージ。このまま為すがまま、思う存分揉みほぐしてもらいたいところだが・・・
「ふふ・・・ではそろそろ、愛しき私の素敵な旦那様、私をお使いいただけますか?」
「あうっ・・・ふぅ・・・そうだね、気持ち良かったよ・・・ありがとコーデリア、またしてね」
「お褒め頂き光栄です・・・では愛しき私の素敵な旦那様、どうぞお挿れくださいませ」
たっぷりと目に焼き付けた青の下着へ手を掛けて、するりと脱がせる。クロッチの部分にうっすらと愛液が糸を引く。至近距離で下着を目に焼き付けられるという行為はコーデリアにとっても平常心ではいられなかったのだろう。
立ちバックのままガチガチの肉棒をおまんこにあてがって突き込んでゆく。亀頭が、竿が温かくぬめついた肉筒に包み込まれてゆく感触。何度突き入れようと慣れることの無い気持ちよさに歯を食いしばって暴発しないように堪える。
最奥のコリッとした子宮口の感触を先端に感じうっとりとしてしまいながら呼吸を整えて本格的な抽挿を始める。甘美で最高に気持ちの良いおまんこの感触が背筋を駆けのぼって脳髄を蕩けさせてゆく。
ぱちゅんっ♥ぐちゅっん♥ぬちゅっ♥ぬじゅっ♥ぱちゅんっ♥ぐちゅっ♥ぱちゅんっ♥ぱちゅんっ♥
熱くぬめつく肉壺をかき回すたびにコーデリアが甘い声を上げて頭の炎が大きく揺れ動く。腰を引くたびにきゅうきゅう膣壁が肉棒へと吸い付くようにまとわりついて、逆に突き入れるときはぎゅうぎゅうと狭く締まった蜜壺をかき分けさせられる。
これが精液満タンの1発目のセックスだったらとっくに射精感が込み上げ始めているだろう。今もさほど余裕がある訳でもないが、せめてもう少し、コーデリアに気持ち良くなって欲しいと想いを込めて極上の名器へ腰を打ち込み続ける。
「あぁぁぁぁ・・・♥コーデリア・・・気持ちいい・・・?」
「んぅん・・・♥あんっ・・・♥んぁん・・・♥旦那様の力強い腰使い・・・私も心地よくて堪りません・・・あぁん♥」
「良かった・・・今朝は騎乗位で気持ち良くしてもらってるから・・・今回は僕がコーデリアをうんと気持ちよくさせてあげる・・・♥」
「ひぅ・・・♥愛しき私の素敵な旦那様、あぁん♥・・・お慕いしております♥愛しき私の素敵な旦那様♥愛しておりますっ♥んぁんっ♥」
「僕も・・・愛してるっ・・・♥・・・愛してるっコーデリア・・・♥」
互いに至上の快楽に浸りながら愛の言葉を伝えあう幸せを噛み締める。身も心も満たされるセックスは愛しさが際限なく高まってゆく。ぎゅうぎゅう締め付ける膣内が震える感触・・・コーデリアが一足先に絶頂に至っているようだった。
胸を満たす達成感にほっとした瞬間精液が込み上げてくる感触、睾丸が持ち上がり、精巣から白濁が絞り出されてゆく感覚が僕を蕩けさせる。
「あっ・・・あぁ・・・もう・・・出るっ・・・でちゃう・・・♥」
「あぁぅ・・・何時でもどうぞ愛しき私の素敵な旦那様っ♥もう私は・・・既に私はイっておりますから♥」
びゅるるるっ♥びゅるっ♥びゅくっ♥びゅるるるっ♥
最奥の子宮口へしっかりと押し込んで未だに絶頂に震えているコーデリアの膣内へ白濁を吐き出してゆく。全身を貫く快楽に身悶えしながら愛しい恋人へと後ろからしがみつくように抱き着いて、むっちりと柔らかなお尻へぐりぐりと腰を押し付けて最後の一滴までしっかりと注ぎ込んでゆく。
あまりの快楽にお互い膝から崩れ落ちて、おまんこからおちんちんが抜け落ちた。コーデリアが振り返って僕の顔を両手でつかみ唇を激しく重ねてくる。口内で舌先が激しくまとわりつき互いに鼻で激しく息をするから少しくすぐったい。
「ぷはぁ・・・愛しき私の素敵な旦那様、心地良い最高のセックスでした・・・♥あまりにも気持ち良すぎて、どうにかなってしまいそうでした・・・♥」
「僕も・・・最高だったよ・・・♥コーデリアをちゃんとイかせてあげられたって・・・自信が付いたかも」
「ふふ・・・使っていただいているときも、ご奉仕しているときも、私は何時も気持ち良くて息も絶え絶えなのですよ?」
コーデリアの大きな手で布団の上に仰向けに寝転がらせられる、先程まで快楽に蕩けていた目つきは一転して上位存在のような・・・捕食者の目をしていた。
「では愛しき私の素敵な旦那様、お返しにご奉仕をさせていただきますね」
ご奉仕という言葉は僕の身体に騎乗位セックスの経験を刻み込んでいる言葉、まるでパブロフの犬のようにゴクリと生唾を飲み込む。セックスはギブ&テイクだというけれど、お互いを想う心が際限なくテイクしたくなるし、快楽に溺れるギブも最高に幸せなのだ。
結局僕ら含めて母さんたちも結構時間ギリギリまで盛り上がってしまったのだった。
大慌てでセックスの残滓をきれいに拭い、着なれないタキシードを身に纏って父さんの車を飛ばしてパレードの行われる繁華街へとやってきた。今朝がた歩いた時とはうって変わったお祭り騒ぎでにぎやかな繁華街は目につく駐車場は満車の表示ばかり。
「いやーーどこも満車ばかり!職員用駐車場に停められなかったら危なかったなあ!」
「もうパレード開始予定まで10分しかないけど参加申請とか大丈夫なの?」
「カップルの数が不特定多数すぎてな、もういっそ諦めて参加申請とかなく飛び入り参加も可にしたんだ、今まで事情があって結ばれていることを隠しているカップルたちもこれで結婚式が出来ると喜んでいたよ」
人の善性に頼った議事進行だと思うが魔物娘とのカップルにそんな悪人はいないだろうという妙な納得感もあった。パレードのパンフレットを眺めると、どうやらスタート地点は母さんたちと最初に待ち合わせをした駅前の広場からアーケード街を歩き、ちょうど駅前と反対側に建っている聖堂前の広場までを歩くというもの。そして最後は聖堂前に設営されたステージ上で代表のカップルが夫婦の誓いをたて、キスをするという進行だった。
職員用駐車場は駅前広場のすぐそばで、どうにか開始時刻に間に合った。駅前の広場には様々な魔物娘だけでなく人間の夫婦に見える方々も多くみられた。その皆がウエディングドレスや、魔物娘特有の衣装を身に纏っており、頭にヴェールをかぶった小さな女の子と男の子までいるようだった。
「パレードが終わったらそのまま出店巡りも楽しんできな、アタシは父さんと一緒に本部に顔を出してくるからまたあとで連絡するよ」
「了解、じゃあ母さんたちもまたあとで」
時刻は午後6時半過ぎ、空は夕暮れの中を父さんと母さんが人込みをかき分けて去ってゆく。パレードは予定時刻に開始しますのでこのままお待ちくださいませ!とハーピーの娘さんが空から拡声器で呼びかけている。
「まさかこんなに早く結婚式が出来るとは思っていなかったけど・・・これはこれとして、いつか僕らも式をあげようね」
「ええ、いつか必ず・・・このパレードにも負けない素敵な式をあげましょう」
互いに手を繋ぎあい、約束する。叶えられるのは卒業して働き始めて何時になるか・・・気を長くして待つことにしよう。
―――――パンパンパン!・・・と空砲が3発鳴り響いた、お待たせしました!結婚式パレードの開宴です!!とハーピーの女の子が叫び、あたりのスピーカーが結婚式で聞いたようなあのBGMを奏で始める。
賑やかな街中を幸せいっぱいなカップルたちが互いの伴侶と硬く手を繋ぎパレードとなり歩き始めた。
――――――嫁さん大事にしてやれよーーー!!!
――――――二人ともおめでとーーー!!!
――――――ようやく結ばれやがって!お幸せになーーー!!!
街道の脇から見物人のカメラのフラッシュや鳴りやまぬ祝福の声やライスシャワーが飛び交っている。
「こんなにもいっぱいの人たちが祝福してくれるなんて・・・」
「ええ、とても胸が温かくなります・・・」
―――――僕と結婚してください!!!
―――――ふふ・・・いいですよ!!!
―――――おめでとうございます!!!飛び入り参加も可能ですよ!!!今この場の勢いで想いを伝えるのも全然ありですよーーー!!!
空を飛びながらパレードを先導するハーピーが先だって祝福すると街中を包み込む祝福ムードにつられて想いを伝え、結ばれたカップルがパレードの輪に加わってくる。
ならば僕も私もと至る所で告白の声、OKを返す声が聞こえてくる。新しいカップルたちでパレードの列は当初よりもはるかに長く伸びていき、幸せの連鎖は終わることを知らなかった。
パレードを歩く伴侶たちは僕とコーデリア含め皆全員幸せで、夢見心地だったのだろう。気が付けばパレードのゴール地点たる聖堂前広場へとたどり着いていた。
聖堂前に設営されたステージの上は深紅のカーペットが敷かれていて、その上で白のタキシードを着た男性とメイド服を着たキキーモラの女性、黒のタキシードを着た男性と修道服を着た女性が並び立っていた。
「愛しき私の素敵な旦那様、あの人がこの街の勇者様と聖女様らしいですよ」
「へぇ、あの人が・・・でも残りの二人は誰なんだろう?」
「ええ、聖女様の御付きの従者様と勇者様に仕えていたメイドさんだったとか・・・ややこしいですが、勇者と聖女様は二人とも互いに仕えてくれている従者に恋をしていて、新魔物領化の影響で互いの陣営が勝手に決めた婚約の話も破談となり、晴れて互いの想い人と結ばれるようになったとか」
「なるほど、つまり万事ハッピーエンドってわけだね」
壇上の神父様が誓いの文を述べ始める・・・いつか自分たちも同じように誓いをたてるのだと固く心の中で誓いをたてる。
―――――これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか。
――――――誓います
――――――では、誓いのキスを
ステージ上の2組の夫婦だけではない、聖堂前広場に集う数えきれないほどのカップルたちも互いの伴侶と向き合って・・・一瞬の静寂があたりを包む。
そして皆、愛しい伴侶と誓いのキスを交わした。
―――――この場に集う数えきれないほどの夫婦たちに幸多からんことを
神父様の言葉を以って結婚式のパレードは閉宴となり、賑やかな後夜祭が始まった。
「いっぱい出店があるねぇ・・・あ、魔界豚の串焼き・・・コーデリアも食べる?」
「ええ、いただきます・・・あちらに虜のレモネード、私はあちらに並びますね」
二手に分かれて出店に並ぶ。香ばしい油の香りが狂おしくすきっ腹を刺激してくる。程なくして2本分の串焼きを買ってレモネードを買いに行ったコーデリアを探そうと人混みに目を凝らす・・・までもなく特徴的な頭の炎が目に留まる、あちらもこっちに気が付いたようで、何やらいろいろと食べ物を両手いっぱいに持って近寄ってくる。肉巻きおにぎりにフランクフルト、箸巻きにフライドポテト、そして虜の果実入りのレモネードだ。
「愛しき私の素敵な旦那様、お好きそうな食べ物を一通り買ってみました、お気に召しますでしょうか?」
「ふふふ・・・いいねえ・・・お祭りの出店フルセットだねえ」
「こういったジャンキーな料理は普段作りませんからね、あちらの席で食べましょう」
聖堂前広場に多数の机や椅子が設営されており、各々に出店で買った料理を並べている。とりあえず近くの席に座ってパレードに歩き詰めでパンパンなふくらはぎを揉みほぐす。
「じゃあ・・・かんぱーい!」
プラスチックのカップになみなみと入ったレモネードで乾杯、まずは魔界豚の串焼きへ思い切りかぶりつく。まだまだ芯の方はアツアツ、美味しい肉汁で舌をヤケドしながらハフハフ肉を貪る。レモネードでいったん舌を冷やしたのちに箸巻きにかぶり付き、濃厚でフルーティーなソースが生地とキャベツにバッチリ合っている。
「こういった場だからこそ、こういったチープな料理がひときわ美味しいですね・・・」
「ほんと・・・パレードもあっという間だったけど楽しかったし・・・わざわざ夜行バスに乗ってまで来て良かったよ」
ピロンッとスマホがチャットアプリの新着を知らせる。母さんたちが合流しようとのこと、聖堂前広場だと返信、了解!と可愛らしい猫のスタンプが即座に返ってきた。
ちょうど粗方食べ終えたところで母さんたちがやってきた。道が混み始める前に帰ろうとのこと、出店もひとしきり見て回ったしちょっとくたびれ気味だったし父さんの車までもうひと踏ん張り歩くのだった。
父さんたちの部屋まで帰り着いて、久しぶりに一人でシャワーを浴びる。いつもコーデリアと当たり前のように混浴してたから何だか変な気分だ。それにしてもコーデリアのドレス姿は本当に言葉にできない程見惚れてしまったなあとかしみじみ思いながら脱衣所へ、バスタオルで体を拭いてパジャマに着替える。
客間へ戻るとありがたいことに布団が2組敷かれていて、先にシャワーを浴びたパジャマ姿のコーデリアが布団に寝転んでいた。流石に疲れたのかスヤスヤと寝息をたてているようで、安らかな寝顔を眺めているとリビングで待っていた母さんが小声で話しかけてくる。
「アンタも疲れたろう?こっちも寝るから、また明日ね」
「うん、お休み母さん」
ゆっくりと寝室へ引っ込んだ母さんを見届けてから眠っているコーデリアを起こさないようにゆっくりと隣へ、掛布団をかけた瞬間愛しい温もりが潜り込んでくる。
「あっ・・・ごめんね、起こしちゃったかな」
「いいえ、少し微睡んでいただけですから・・・愛しき私の素敵な旦那様、共に眠りましょう?」
「うん、お休み・・・コーデリア」
「お休みなさいませ、愛しき私の素敵な旦那様」
心地の良い疲労と愛しい温もりに包まれて、睡魔に身を委ねた瞬間・・・体感10秒も経っていない自信がある・・・世界新記録を樹立しながら僕は眠りの世界へと引きずり込まれていくのだった。
24/08/12 00:09更新 / たっぷりとしたクリーム
戻る
次へ