読切小説
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ノーブラメイドイチャイチャキャバクラがあるんすよ
 今日は華の金曜日、ウチの会社は完全週休二日制のため明日はお休み、同僚たちもみなウキウキと飲みに行こうぜと夜の街へと繰り出してゆく。

「先輩って確かまだ彼女無しのフリーでしたよね?」
「誠に遺憾ながらな!・・・で、いい店ってのはどんな店なんだ?」

―――――この辺に・・・ノーブラメイドイチャイチャキャバクラがあるんすよ。だからいってみませんか?

 即座に首をブンブン縦に振る先輩、いつもお世話になっているからこそ・・・あの店のことを伝えているのだ・・・先輩はイイ人だし、問題は無いだろう。

 駅前から歩くこと7分ほど、繁華街の外れにある風俗街の中ほどに目指すべきユートピアが・・・「のうぶるふぁんたじあん」の営業中の看板が見えてきた。

―――――いらっしゃいませ!のうぶるふぁんたじあんへようこそ!当店でお遊びになるのは・・・ってああお兄さんじゃないですか!スズランちゃんが待っていますよ!カーテンの向こうでお待ちください、すぐにスズランちゃんを御呼びしますから!え?時間とコース?・・・時間いっぱいノーブラメイドイチャイチャコースでしょう?さあさあ、早くカーテンの向こうで待っててくださいな!

―――――あ、後ろの方は初めてのお客様ですね、待合室こちらになります、こちらでアンケート用紙にご記入の上、当店自慢の女の子達とご挨拶となります!

 目を白黒しながら受付のキキーモラさんのこぼれんばかりの胸元へ鼻の下を伸ばす先輩へお先に失礼しますと告げてカーテンの向こうへと向かう・・・多分聞こえてはいないだろうが。

 のうぶるふぁんたじあん・・・キャストが魔物娘のキキーモラ族オンリーなキャバクラである。僕はここの常連客であり、週5回ペースで通い詰めている。そんな僕の職業はいたって普通のサラリーマン、普通だったらこんなペースで風俗店に通っていたらとてもじゃないが生活してゆけないだろう。

 まあそこは心配しなくても問題ない理由があるから安心してほしい。

「えへへへ!待ってたんだからコースケ君!さあ、今日はVIPルーム取ってたんだから早く行こう!」

 弾けんばかりの満面の笑みを浮かべて僕の右腕にスズランちゃんが抱き着いてきた。当然ながらノーブラであることを確信させてくる極上の柔らかさ、薄手のメイド服の布地越しに101センチのHカップだよ!っと教えてくれた豊満なおっぱいがぐにゅりと押し当てられる。

 店の奥にある紫のカーテンの向こうにあるVIPルーム、10畳ほどの広さの部屋にソファーベッドとやけに低いところにお酒の並べられたカウンターに大きなテレビとゲーム機、コントローラーが2つ並んでいる。

 二人そろって当然のようにソファーへ腰かけるとスズランちゃんが僕に頬ズリするように甘えてくるため最高級のシルクもタワシに感じるほどの頬肉をフニフニと押し付けられて、彼女からの程よく甘く石鹸のような清潔感を兼ね揃えた柔らかな香りを楽しむ。

 「はぁはぁ・・・堪んないなあコースケ君にスリスリするの・・・無限にできるわ・・・抱き枕にして毎日寝たいもん・・・」

 毎日抱きしめ合いながら寝ているじゃないか・・・という反論は飲み込んで、今日も僕の癒しタイムが始まるのだった。

「ふう、初期充電はこの辺にして・・・コースケ君今日は何飲もうか?いつものコーラにしとく?」
「そうだね、コーラとポテチでお願いするよ」
「のり塩味了解!!それじゃあ・・・準備するね♥」

 ソファーから立ち上がって僕にお尻を向けるように大きく前傾姿勢になりながら飲み物を用意し始めるスズランちゃん・・・冷えた大きなグラスに氷を入れながらコーラを注ぐ間にフリフリ誘惑するように振られたお尻はメイド服のミニスカートを大きく捲り上げて・・・

―――――今日は薄い水色か・・・

「はい、コーラとポテチお待ち同様!じゃあ・・・かんぱーい!!」

 カチンと小気味のいい音と共に彼女とグラスを交わし合う。ぐっぐ・・・っと炭酸の効いた冷えたコーラを2口3口と流し込む。今日も外は熱かったからひとしおに美味しく感じる。

「はい、あーん・・・」

 スズランちゃんが割りばしでポテチを3枚ほど掴んで僕の口へと近づける、大きく口を開けて受け入れてもぐもぐ・・・のり塩味の香ばしい風味が口いっぱいに広がってゆく。

「じゃあ私も・・・あーん」

 今度はこちらが食べさせてあげる番、割りばしを使ってスズランちゃんの口へとポテチを食べさせてあげる。

 グラスを傾けて2口分のコーラを口に含むとスズランちゃんが期待するかのように目を閉じて・・・二人の唇が重なり合った。コーラを口移しで飲ませあいながらも互いの口内は互いの舌先がにゅるにゅると蠢きあい、コーラの甘さがとっくに消え失せた後も終わらぬディープキスが熱烈に続く・・・。

「うう・・・コースケ君キスが上手すぎだよ・・・私ばっかり蕩けちゃってるじゃない!コースケ君なんて余裕綽々だし・・・あ!お客様!当店は女の子へのキスは禁止されております!ダメですよ?女の子へキスなんてしちゃ!」

 おさらいするがここはキャバクラ店である。基本的にキャバクラという店のシステムはキャストと一緒に比較的近い位置で一緒にお酒やソフトドリンクを楽しみながらおしゃべりをする店だと思っていただきたい。だからこそ基本的にはキャストへのお触り行為やお客様がズボンを降ろすような行為は禁じられているのが一般的だ。

「ふふ、そうだったねごめんごめん・・・じゃあスズランちゃん、代わりにおっぱい触ってもいい?」
「はい、どうぞ♥・・・じゃなかったお客様、申し訳ございませんが当店はキャストへの上半身へのお触りは禁止となってやんっ♥・・・禁止と♥なって♥おりますぅ・・・♥♥」

 スズランちゃんの警告も聞かぬまま、その豊満なおっぱいへと両手は伸びて、もにゅもにゅと揉みしだき始める。重ねておさらいとなるが、ここはキャバクラである・・・この店は女の子へのお触りは認められてはいない。どうしてもおっぱいを触りたいのならばセクシーキャバクラ・・・おっぱいパブなどに行けば基本的にお触りも許されているだろう。

「やんっ♥ほんと揉み揉み上手っ♥じゃなかった、お客様♥お触りは禁止されておりますっ♥もっと揉み揉み・・・じゃなかった、禁止行為はおやめくださいっ♥」

 口では禁止です、やめてくださいと警告しながらもスズランちゃんは執拗なおっぱい愛撫から身悶えするばかりで揉みしだく手を払いのけんばかりか上から重ねるようにうっとりとこちらを見つめていた。

「あっ♥あうっ♥お客様おっぱい揉み揉みやめてくださいっ♥きっ・・・禁止行為となっておりますぅ♥おっぱいだけでイかされちゃますから♥」

 スズランちゃんはおっぱいがとても弱い、揉み始めるとすぐさま腰砕けになって抵抗できずにそのまま絶頂するまで無抵抗なまま揉みしだかれてしまう。今日もまたこのまま心ゆくまでおっぱいは揉み揉みさせてもらおう。

「あーー♥ああーーー♥お客様っ♥おっぱいダメですっ♥私おっぱい弱いんですっ♥これ以上揉み揉みしないでぇ♥」

 もにゅもにゅむにむに幸せな感触を両手で味わいつつ、トドメにぷっくりと膨らんだ乳首をコリコリと摘みあげると・・・

「あぁぁぁぁ・・・♥イ・・・イくっ♥あぁぁん♥ああぁぁんっ・・・♥」

 甘く蕩けた声でスズランちゃんが鳴いた。ヒクンヒクンと身悶えして僕の体にしなだれかかるように脱力する。おっぱい愛撫だけで簡単にイってしまう淫らな女体・・・まだまだ揉みしだき足りなかった。

「あぁぁぁぁ・・・♥お客様っ・・・♥イっちゃっている間に揉み揉みするの幸せすぎるので♥おやめください♥おっぱい揉み揉みやめてくださいっ♥」
「んーーーそうだね、やめないといけないよねこんなことは・・・」

 空返事を返しつつもスズランちゃんの乳房から手を離すつもりは全くない、あるにしてもまだまだ今日は揉み揉みしたい気分だった。

「あっ♥ああっ♥もしかしてコースケ君ったら今日だいぶおっぱい星人な感じ♥あーー困ります♥困りますったらお客様♥おっぱいを揉み揉みされると困ってしまいます♥」

―――――お客様♥スカートの中に顔を突っ込むのは変態行為ですっ♥禁止行為ですからおやめくださいっ♥
―――――じゅっぽ♥じゅっぽ♥レロレロ♥じゅっぽ♥
―――――あぁ・・・おちんちんおっきい・・・♥じゃなかったお客様♥当店内でズボンを降ろす行為は禁じられ・・・トイレでも降ろしちゃダメなのかって・・・はい♥私がおトイレですっ♥何も問題ありません♥

 スズランちゃんのおっぱいを揉みしだく最中に店内へ響き渡る淫らな艶声。重ね重ねおさらいするがここはキャバクラ、こういうお店ではない・・・だからと言ってキャストは嫌だやめてと言いながらも皆嬉々としてみだらな行為を受け入れているこの店が、いわゆる治安を守る実力組織からガサ入れされていないのには訳がある・・・

だってこの店は、キャバクラではなく、キキーモラとの夫婦たちが住まうキャバクラ風の巨大なシェアハウスだったのだから。民事不介入の原則の元、今日もお客様とキャストに扮した夫婦たちはキャバクラ風プレイを楽しんでいるのだった。

「も・・・もうダメっ♥おまんこ切なくなってきた♥コースケ君♥私のおまんこおっきなおちんちんでマッサージして♥」
「禁止行為だったはずじゃないのかい?」
「あっ意地悪言わないでっ♥そうです禁止行為です♥おまんこにおちんちんを入れるのなんて絶対にダメです♥」

 お望み通りとズボンのチャックを降ろして下着の前布からギンギンにそそり立ったおちんちんを取り出した。途端に両目をハートマークを浮かべるスズランちゃんを横目にソファーベッドを倒してベッドにすると、そこにスズランちゃんがあおむけに寝転んで大股開き。既に股座がぐちょぐちょに濡れそぼった布地を横にずらしながらスズランちゃんのおまんこへとガッチガチなおちんちんが差し込まれていった。

「おっ・・・♥おっきいっ♥おなかくるしいっ♥奧までぎちぎち入ってきてるっ♥」
「ふぅ・・・ふぅ・・・相変わらず男泣かせな狭くてキツキツおまんこ・・・堪んないよスズランちゃん」
「あーー♥お客様っ♥おまんこにおちんちん入れるのダメです♥今すぐおちんちんをお抜きください♥」

 奧まできっちり押し込まれたおちんちんをゆっくりと引き抜きにかかるとカチカチな肉棒に絡みつくようなマン肉がいかないでとばかりに縋りついてきて痺れんばかりの快楽が背筋を駆け上がってゆく。

暴発しかねない程の淫らな歓待を受けながらも大きくエラの張った亀頭が埋まるくらいまで引き抜いた肉棒は粘っこい愛液でテラテラとツヤを放っている。もう、止まらないぞとばかりにお互いの目線が交差した。

「お客様っ♥どうぞそのままおちんちんをお抜きください♥間違ってもそのままおちんちんをおまんこに差し戻してはいけませんよ♥絶対にダメですよ?おまんこぱちゅぱちゅしちゃあぁぁぁぁんっ♥♥ダメですっ♥お客様っ♥お客様ぁぁ♥おちんちん出し入れするのダメですぅ♥」

 入り口近くまで引き抜いたおちんちんを再び最奥へと突き込んだ。道中の狭っ苦しいおまんこをくぐらされたおちんちんが悲鳴を上げる。幾度となく突き入れたこの穴っぽこは何時まで経ってもおちんちんをメロメロにして慣れさせることなくぎゅうぎゅうに締め付けて気持ちよくさせてくれる。

「うぐぐ・・・せまっこい・・・スズランちゃん・・・このままおまんこずぽずぽしててもいいでしょう?」
「ダメッ♥ダメですっ♥お客様っおまんこずぽずぽするの禁止行為です♥当店は女の子に対してセックスすることは認められておりません♥直ちにおまんこからおちんちんをお抜きくださいっ♥」

 口では拒絶の言葉が繰り返されるも僕の腰へはスズランちゃんの脚が巻き付いてだいしゅきホールドの構え、これではいくらおちんちんを引き抜きたくとも無理な相談である。

「このままじゃ抜ききれないから・・・仕方ないからおまんこの奧まで突きこんでから勢いよく引き抜くね、気持ちよくなっちゃうけど仕方ないもんね?」
「はいっ♥私のおまんこでおちんちん擦れちゃいますから♥自然とおちんちん気持ちよくなっちゃうの当然ですよね♥私の足が絡みついて離れられないので仕方ありませんね♥私のおまんこの奧まで突きこんでから一気に引き抜きましょう♥はやくおちんちん引き抜かないと射精♥しちゃいますもんね♥」

じゅぷっ♥にじゅっ♥ぐっちゅっ♥ぱちゅんっ♥ぱちゅんっ♥ぱちゅんっ♥

 最初こそは引き抜こうと努力するフリをしてゆっくりと腰を振ったが・・・浅ましい欲望を我慢しきれずに本格的な抽挿が始まった。

「あぁぁぁぁんっお客様♥早くおちんちん引き抜いてくださいっ♥このままお客様のおちんちん気持ちよくされては♥射精っ♥してしまいかねませんっ♥直ちにおまんこからおちんちんをお抜きくださいっ♥」
「頑張ってるけど抜けないや・・・あぁ気持ちいい・・・このおまんこ気持ちよすぎるよ・・・」
「だめですよっ♥わたしのおまんこでおちんちんメロメロに気持ちよくして精液煮詰めるのダメですっ♥射精しちゃう前に引き抜くんですよっ♥」

 そうは言われても狭くキツキツなおまんこへ何度も何度も出し入れしてはどれほど逞しいおちんちんでも限界というものがある。いまだにだいしゅきホールドは振りほどけそうにもない、振りほどくつもりもない。

「ごめんねスズランちゃん・・・気持ちよすぎて・・・イきそうになってきた・・・」
「ダメですっ♥お客様っ♥我慢しきれなくなる前に抜いてくださいっ♥膣内射精は禁止事項ですっ♥中出し禁止ですっ♥おちんちんおまんこの奧まで突っ込んでから射精なんて絶対にダメですからねっ♥」
「そうだね、頑張ってるけど・・・もう・・・で・・・でるっ」

ぱちゅんっ♥とスズランちゃんの最奥へ突き入れてから肉棒がおまんこの中で屈服のドロドロねっとり精液を吐き出し始めた。陰嚢が縮みあがって何度も何度もしゃっくりをするように精液が噴出し続ける。

「あーー!!!お客様っ♥ナカにたっぷりとっ♥おちんちんが射精っ♥膣内射精されちゃって・・・あぁぁぁぁ・・・♥」

 ぎゅっと互いに密着しあいながら愛しい人の熱に震えあう。圧倒的な射精感、絶頂に精巣が痛いほどにきゅうきゅうと震えておちんちんがおまんこの中で空撃ち射精の脈動を繰り返している。

「ふふふ・・・すっごい気持ちよかったよ、コースケ君」
「ああ・・・すっごい良かったよ・・・スズランちゃん」

 穏やかなピロートーク、コーラのグラスの氷がカランと音を奏でる、店内の他の皆もちょうどピロートークのお時間のようだ。スズランちゃんが愛おしそうに僕の胸元へ頬ズリするからお返しにスッと指が通り抜ける軽やかな髪を撫でさする。

「えへへ・・・♥コースケ君に頭なでなでされるの好きっ♥幸せ感じちゃうからもっともっとなでなでしてね♥」
「もちろん、いくらでも・・・」

 頭をなでなで、時折ディープキスしてお互いの想いを伝えあう。ちょっとだけムラリとしたからおっぱいへ手を差し伸べて揉み揉みするとおまんこの中に入れっぱなしのおちんちんがぎゅうぎゅう締め付けられて力を取り戻し始めた。店内も甘い喘ぎ声が響き渡り始めた様子・・・僕らも休憩はこの辺にして、再び禁止事項に溺れることにしよう。

「あっ♥お客様ったらまたおちんちんが大きくしちゃってますね♥でもダメですよ?こんどこそ私のおまんこの中で射精しちゃう前におちんちん引き抜いてくださいねっ♥」
「そうだね、こんどこそちゃんと引き抜けるように頑張るよ・・・あぁ気持ちいいなあ・・・スズランちゃんのおまんこは・・・」
「お褒め頂き光栄です♥じゃなかった、私のおまんこで気持ちよくなりたいからっておべっか使うのダメですよっ♥早く抜かないとだめなんですからねっ♥このお店はセックス禁止なんですからねっ♥あぁんっ♥おっぱいも一緒に揉み揉みするのもダメですっ♥」

―――――今日はもう店じまいするから私がお相手しますね。
―――――よっ・・・よろしくお願いいたしますマリーさん!

 うわづった先輩の声、よかった・・・いいキャスト・・・もとい伴侶と出会うことができたようだ。

店内に響き渡る艶声に腰の動きもヒートアップしてゆく、今日もまた精魂尽き果てるまでスズランちゃんとセックスして・・・抱きしめ合いながら眠るのだろう。素晴らしいユートピアは・・・ノーブラメイドとイチャイチャできる場所はここに実在するのだから。
24/07/13 02:47更新 / たっぷりとしたクリーム

■作者メッセージ
ヤホーなニュースでこの事件を知った瞬間、書くしかねえと筆のほうから催促されてきました

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