エロ魔物絵画展
僕の名前はパトリック、絵描きで生計を立てている。妻の名はオルレア、キキーモラ族の魔物娘だ。
僕たちの馴れ初めを簡潔に書くと、当時絵描きとしてはそれなりに当たっていた自分は日々の生活における掃除だとか洗濯だとか食事だとかそれら一切が煩わしくて仕方がなかった。
そう、家政婦を雇ったのだ。そうしてやってきたのがオルレアだった。彼女の仕事ぶりは優秀なんて言葉では言い表せられないほどの出来栄えで、たちまち僕の生活環境は快適過ぎるほどに改善されてしまった。
オルレアも魔物娘であるからには心の琴線に触れた相手にアプローチを仕掛けてくるわけで、最初はクラシックスタイルなロングタイプのエプロンスカートだったオルレアが、気がついたら膝上を攻めに攻めたミニスカートタイプのメイド服で仕事を行うものだから・・・この話はここまでにしておこう。
とにかくオルレアと結ばれてからより一層に仕事が捗り、小さいながらもアトリエ付きのマイホームまでもが建てられたのだ。
そんな私は現在とある美術館で個展を開くという大役を仰せつかっている。
個展のタイトルは・・・「エロ魔物絵画展」
今回の個展の出資者のオーダーは・・・美術館のガイド役に扮した様々な魔物娘達達の旦那様探しの場を設けたいとのことだった。だから展示する絵は全て欲望を駆り立てるような煽情的な物にしてほしいと要望された。
納品された絵のモデルとなった魔物娘達は裸婦画に始まる様々な構図の春画たちとなった。美術館をガイドするにあたってターゲットとなった男性たちがモデルとなった魔物娘の絵の前で結ばれる・・・といった寸法らしい。
誓って言うが僕はプロフェッショナルの絵描きだ、そして何よりも僕には最愛の妻たるオルレアがいる。妻も、モデルの娘さんたちもそれを了解の上で芸術として描かせていただいた。
そして今日、僕はその個展へと納品する最後の一枚である我が妻オルレアの春画を描くのだ。
「オルレア、最後の一枚を・・・君の絵を描きたい・・・いいかな？」
「かしこまりました、では・・・参りましょう」
僕は興奮さめやらぬ足取りで、オルレアは優雅な足取りでアトリエへと向かう。
アトリエには当然ながらイーゼル(キャンパスを乗せる台)に絵の具に鉛筆・・・といった絵を描くための道具だけでなく2人掛けのソファーが置かれている。後述するがこのソファーは休憩する為だけのものだけでは無い。
僕はキャンパスの前に、オルレアはソファーへと座る。ただソファーへ腰掛けているだけなのに優雅さと気品さを感じるのはオルレアの外面だけでなく内面の美しさもあるのだろう。
白紙のキャンパスへ鉛筆が舞い降りる、カリカリと静まり返ったアトリエ内に鉛筆が走る音だけが鳴り響く。
オルレアの亜麻色の髪、この間休暇で花畑にピクニックに行った時も咲き誇る花々よりも美しく風にそよめいた髪。
オルレアの瑠璃色の瞳、どんなに美しく輝く海の青よりも吸い込まれそうになる神秘的な瞳。
オルレアの桜色の頬、薄く化粧されている色白の肌合いにうっすらと浮かび上がる血色の良い頬。
オルレアの淫靡に艷めく唇、この口紅はディオールバームというらしい。僕は化粧品に詳しくは無いのだが、オルレアの唇をここまでもエロティックに引き立てるとは化粧という力の侮れなさを痛感する。
オルレアの首元、肩筋、両腕の健康的な肉付き。やせ細ってるでもなく太り過ぎでもない、抱き心地の良い男好きのしそうな黄金比のようなバランス、他の誰にも指一本たりとも触れさせはしないが。
オルレアの乳房、その豊満さは重力に逆らいメイド服の胸元を力強く押し上げているのに歩くたびにフルリフルリと柔らかそうに重量感のある揺れ方で目を誘惑してくる。劣情のままに揉みしだけばとハリと弾力と柔らかさが指先と手の平を楽しませ、時を忘れてこの乳房をいじくり倒すことだけしか考えられなくなる魔性の乳房だ・・・その魔力に取りつかれて昨日も一昨日も、おそらく今日もその豊かな双丘に包まれて果てるのだろう。
オルレアの腹部、無駄な贅肉のないスラリとしたウエストはキュッと引き締まって女性たちの羨む視線を一点に引き受けている。胸や尻にあれ程豊満で柔らかな肉が付いているというのにここだけはしっかりと芸術的なまでにくびれている。
次はいよいよオルレアの下半身を・・・独占欲とエロスのはざまで思いついた最高の構図を描く時だ。
「オルレア、片膝を立ててくれる？」
「ええ、どうぞ心行くまでご覧下さい旦那様」
ソファーへ優雅に座るオルレアが右足を立てるように足を崩した。あえてここにおさらいしておこう、オルレアはミニスカートタイプのメイド服を着ている。当然スカートはあられもなくめくれ上がって・・・
―――――レースに縁取られた清楚な純白の下着が僕の目を釘付けにした。
オルレアの下着、オルレアは純白の下着を好んで身に付ける。それは正しく彼女の魅力を際限なく高めていく。片膝を立てるようにしているためクロッチの布地へ淫靡で複雑で煽情的なシワが目を引いて、ふっくらと盛り上がる土手高の花びらに縦に一筋のスジが僕の心をかき乱すようにエロティック。
オルレアを我慢ならずに押し倒し、僕らが結ばれる要因となった純白の下着・・・部屋の掃除だとか何かと理由をつけて見せつけるように僕を誘惑してきたイヤラシイ下着・・・オルレアの下着姿を描くのはこれが初めてではないとだけ言っておこう。
他の部位よりも目を凝らしてモデルを見つめ、キャンパスへ描く。オルレアも頬を赤らめている。本人曰く、穴が空くほど情熱的に見つめられると、何時までも慣れることが出来ずに恥ずかしい・・・との事だ。
他の部位よりも3倍くらいの工程を踏んでオルレアの下着を描ききった。クロッチの部位がうっすらとシミが出来ている事を見つめながら僕自身の股間も熱く反り返っているのを自覚する。だが、まだだ・・・このリビドーをぶつけて最高の一枚にするのだ。
オルレアの両足、キキーモラ族の特徴的な鱗に包まれながらふっくらとした柔らかそうな太もも。この太ももに挟まれながらカリ首に下着の感触を楽しみながらピストン運動するのが最近のお気に入りだ。
これにてオルレアの全身絵の下書きが完成した・・・当然だろう？今まで鉛筆で描いていたのだから。
絵の具のパレットと筆を手に持ってオルレアの横へと腰掛ける。オルレアの柔らかな指先がズボン越しに僕の剛直をくすぐる。
思わず口から零れた呻き声と重ズボンのチャックを下ろす金属音が重なり合う。手慣れた手つきでズボンから赤黒く反り返る剛直が取り出された。
「どちらに出されますか？」
「・・・胸で、お願い」
かしこまりました。そう一言優雅に応えるとオルレアはメイド服の胸元のボタンを外し、純白のブラジャーを外して豊かな双丘を露わにする。
幾度と無く目の当たりにしても慣れることのない美しいオルレアの乳房。見とれる間もなく僕の股間へと前のめりになるように身体を差し込んで、今か今かと待ちわびる肉棒がオルレアの乳房に包み込まれた。
愛情たっぷり熱烈なパイズリ奉仕が始まる、鋼のように硬く反り返る肉棒を相反する柔らかさの乳房が肉棒を蕩けさせて、先端から先走りがねっとりと垂れ落ちてパイズリ奉仕をより一層熱烈なものへと昇華させてゆく。
極上のパイズリご奉仕に酔いしれつつも、僕は右手に持った筆をオルレアの乳首へと向けて近づけてゆく。途端にぴくんっとオルレアが身構えるように身体に力が入った。
そして筆がオルレアの右乳首をサワサワくすぐり始める。
「んうっ・・・んんうっ・・・♥」
オルレアは乳首が弱い・・・結ばれた当初は特筆するほどの敏感さでは無かったのだが、僕が毎晩たっぷりと筆で乳首をくすぐり倒していたからだろう、今では立派な性感帯となってしまったのだ。
乳首を筆でくすぐられながらも健気にパイズリ奉仕を続けるオルレア、身悶えするから刺激の予想が出来ずに一気に射精感が高まってゆく。
「オルレア、もう・・・でるっ」
「あっあう・・・いつでもどうぞ、旦那様♥」
オルレアが両乳房をぎゅうっと抱きしめるように圧を高め、豊かな乳房に囚われた肉棒は屈服の白濁を吐き出し始める。
脈動の度に熱い精液が結構な勢いで迸るが豊満なオルレアの乳房は一滴たりとも外に漏らすことなく全てを乳房内に納めている。
やがてピクンピクンと最高の射精感を楽しみながらオルレアの乳房へとたっぷり射精したのだった。
「ふう・・・いつもありがとうオルレア、腰が砕けそうなほど気持ちよかったよ」
「たっぷりと射精して頂けて光栄です、それに乳首をくすぐられて私も2回ほどイッてしまいました・・・♥では、どうぞご覧ください♥」
オルレアが乳房を両手で広げるように見せつける。その両端にねっとりとした精液が橋をかける・・・俗に言うザーメンブリッジ、その精液達を筆で余さず全て絡め取るとパレットの上に予め乗せておいた絵の具達の中でも黒の絵の具と混ぜ合わせる。
白を描く時は黒色の絵の具を水などで薄めて描くのが基本だ。
今日この日のために用意した特別製の絵の具。消臭効果を持ち精液と混ざりやすい特別な絵の具で、この黒に僕の精液を混ぜ合わせることでオルレアの純白の下着を色付けをするのだ。おそらくこの絵の具の色が、大衆の目をくぎ付けにするほどのエロティックな白になるのだろう。
色を準備している間にオルレアがイーゼルごとキャンパスを近くまで運んでくれた。漆黒だった黒は狙い通り、僕の精液で薄められて淫美な白へ変わっている。
筆に淫靡な白をたっぷりと乗せてキャンパスへ色を乗せ始める。オルレアは僕の股間へ顔を埋めて肉棒を咥えこんで緩やかに性感をじっくりと煮詰めていくようなフェラチオを始める。
たちまち肉棒からねっとりとした深い快楽が背筋を駆けのぼり、思わず深い安堵にも似たため息が零れ落ちる。断っておくがオルレアは邪魔をしているのではない、この絵は色欲に頭を支配されながら色つけすることでしか描くことが出来ない、僕一人で僕の作品は完成しえないのだから。
蕩けそうな肉棒の快楽に浸りながらオルレアの下着を塗り終えて、筆洗へ筆を突っ込んだ。別に用意してあるキレイな筆を手に取って少しだけ出たいたずら心を満足させるように今度はオルレアの左乳首をこちょこちょとくすぐった。
口いっぱいに肉棒を咥え込んでいるオルレアが甘く抗議の声をあげて舌先が裏筋を何度も細かく動いて仕返しされる。もっと乳首をくすぐりたいのだが、裏筋を入念に舐られるのが堪らない・・・このままでは絵が完成する前に射精してしまいそうだ・・・ごめんと一言謝ってからイタズラをやめて色付けを再開する。
手際よく、だが細部まで丁寧に絵具を重ねてゆく。亜麻色の髪、引き込まれそうな青い瞳、色白で健康的な肌に桜色の頬、メイド服の細部を彩る細やかなレースまでも抜かりなく塗り上げてゆく。
絶えず舐めしゃぶられて続けている肉棒が僕の劣情を燃え上がらせて、込み上げそうになるリビドーを歯を食いしばって堪え、行き場のなく己が内にひしめく浅ましい欲望をぶつけるかのように筆が走る。
絵の完成が近づくにつれてオルレアの口淫が激しさを増してゆく、必死に堪えるも限界がすぐ傍まで来ている、もう・・・抑えきれない、込み上げてくる熱が、堪えようとする尻の力が快楽に押し負けて緩み始める。睾丸が縮み上がり、精巣が収縮する甘い疼きが脳幹まで達した瞬間とオルレアの唇以外の色付けが終わるのは殆ど同時だった。
―――――嗚呼、どうにかこうにかリビドーの最高潮をぶつけることができた。
達成感と共に込み上げる欲望へ身を任せ、オルレアの口内へ濃ゆく粘ついたマグマが溢れだした。すかさずオルレアが軽く吸い上げるように脈動をアシスト、途方もない極上の甘美なる放出感を後押しする。射精の終わり際にも尿道に一滴たりとも残すことを許さない吸い上げに息が詰まって低くうめくような声が漏れ出てしまう。
ちゅぽんと小気味のいい音と共にオルレアの口内から肉棒が解放された。口内たっぷりの精液をオルレアがうっとりとした表情で舌の上で転がすように味わって、すべてを飲み下した。
水の入ったボトルから口をゆすぐようにしたオルレアは口紅を取り出しさほど紅が落ちてはいない唇へと塗り上げ始め、僕はハンカチで唇を軽くふき取る。化粧直しではない、余剰なほどたっぷりと唇へ紅を塗りたくるのはこれからの絵の最後の仕上げを行うためだ。
唇へたっぷりと紅がのったら準備完了、オルレアの唇へとゆっくりとその柔らかさを楽しみつつも少しだけ強めにキスをする。そうすれば僕の唇に紅がたっぷりと移り込む、まるで版画の墨のように。
最後に色付けるのはオルレアの唇、そのキャンパスへ口づけて・・・
―――――ソファーへ片膝を立てて座るキキーモラの女性・・・スカートの奧に男の劣情を駆り立てるエロティックな白が描写されている煽情的な絵画が完成した。
エロ魔物絵画展・・・そのタイトルに釣られてやってきたスケベな来場者達の股間を膨らませるであろう一番最初に目の当たりにする絵が「我が最愛のメイドの秘奥」だ。
オルレアの魅惑的な曲線美とスカートの奧、ドキリと胸が高鳴る白に目が奪われて思わず前かがみになる来場者達。そこへすかさず無料でガイドをやっているが如何か？と尋ねられれば・・・劣情に支配された脳みそはたちまち「イエス」の一言を述べるだろう。
時間はかかったが広い美術館に所狭しと並べられたであろう絵画たちは皆一様に男の欲望を煽り立てる春画ばかり。たった一日の開催予定だが・・・おそらくこの絵画たちはたくさんの夫婦を生み出す懸け橋となってくれると確信している。
さて、最後の一枚を納品しに行こう。そして明日は美術館の来訪者たちが魔物娘達に言い寄られていく様を眺めてインスピレーションを高めなければならない。
おそらく、いや、確実に・・・この催しは大成功を収め・・・第二回の開催が打診されるであろうからだ。
僕たちの馴れ初めを簡潔に書くと、当時絵描きとしてはそれなりに当たっていた自分は日々の生活における掃除だとか洗濯だとか食事だとかそれら一切が煩わしくて仕方がなかった。
そう、家政婦を雇ったのだ。そうしてやってきたのがオルレアだった。彼女の仕事ぶりは優秀なんて言葉では言い表せられないほどの出来栄えで、たちまち僕の生活環境は快適過ぎるほどに改善されてしまった。
オルレアも魔物娘であるからには心の琴線に触れた相手にアプローチを仕掛けてくるわけで、最初はクラシックスタイルなロングタイプのエプロンスカートだったオルレアが、気がついたら膝上を攻めに攻めたミニスカートタイプのメイド服で仕事を行うものだから・・・この話はここまでにしておこう。
とにかくオルレアと結ばれてからより一層に仕事が捗り、小さいながらもアトリエ付きのマイホームまでもが建てられたのだ。
そんな私は現在とある美術館で個展を開くという大役を仰せつかっている。
個展のタイトルは・・・「エロ魔物絵画展」
今回の個展の出資者のオーダーは・・・美術館のガイド役に扮した様々な魔物娘達達の旦那様探しの場を設けたいとのことだった。だから展示する絵は全て欲望を駆り立てるような煽情的な物にしてほしいと要望された。
納品された絵のモデルとなった魔物娘達は裸婦画に始まる様々な構図の春画たちとなった。美術館をガイドするにあたってターゲットとなった男性たちがモデルとなった魔物娘の絵の前で結ばれる・・・といった寸法らしい。
誓って言うが僕はプロフェッショナルの絵描きだ、そして何よりも僕には最愛の妻たるオルレアがいる。妻も、モデルの娘さんたちもそれを了解の上で芸術として描かせていただいた。
そして今日、僕はその個展へと納品する最後の一枚である我が妻オルレアの春画を描くのだ。
「オルレア、最後の一枚を・・・君の絵を描きたい・・・いいかな？」
「かしこまりました、では・・・参りましょう」
僕は興奮さめやらぬ足取りで、オルレアは優雅な足取りでアトリエへと向かう。
アトリエには当然ながらイーゼル(キャンパスを乗せる台)に絵の具に鉛筆・・・といった絵を描くための道具だけでなく2人掛けのソファーが置かれている。後述するがこのソファーは休憩する為だけのものだけでは無い。
僕はキャンパスの前に、オルレアはソファーへと座る。ただソファーへ腰掛けているだけなのに優雅さと気品さを感じるのはオルレアの外面だけでなく内面の美しさもあるのだろう。
白紙のキャンパスへ鉛筆が舞い降りる、カリカリと静まり返ったアトリエ内に鉛筆が走る音だけが鳴り響く。
オルレアの亜麻色の髪、この間休暇で花畑にピクニックに行った時も咲き誇る花々よりも美しく風にそよめいた髪。
オルレアの瑠璃色の瞳、どんなに美しく輝く海の青よりも吸い込まれそうになる神秘的な瞳。
オルレアの桜色の頬、薄く化粧されている色白の肌合いにうっすらと浮かび上がる血色の良い頬。
オルレアの淫靡に艷めく唇、この口紅はディオールバームというらしい。僕は化粧品に詳しくは無いのだが、オルレアの唇をここまでもエロティックに引き立てるとは化粧という力の侮れなさを痛感する。
オルレアの首元、肩筋、両腕の健康的な肉付き。やせ細ってるでもなく太り過ぎでもない、抱き心地の良い男好きのしそうな黄金比のようなバランス、他の誰にも指一本たりとも触れさせはしないが。
オルレアの乳房、その豊満さは重力に逆らいメイド服の胸元を力強く押し上げているのに歩くたびにフルリフルリと柔らかそうに重量感のある揺れ方で目を誘惑してくる。劣情のままに揉みしだけばとハリと弾力と柔らかさが指先と手の平を楽しませ、時を忘れてこの乳房をいじくり倒すことだけしか考えられなくなる魔性の乳房だ・・・その魔力に取りつかれて昨日も一昨日も、おそらく今日もその豊かな双丘に包まれて果てるのだろう。
オルレアの腹部、無駄な贅肉のないスラリとしたウエストはキュッと引き締まって女性たちの羨む視線を一点に引き受けている。胸や尻にあれ程豊満で柔らかな肉が付いているというのにここだけはしっかりと芸術的なまでにくびれている。
次はいよいよオルレアの下半身を・・・独占欲とエロスのはざまで思いついた最高の構図を描く時だ。
「オルレア、片膝を立ててくれる？」
「ええ、どうぞ心行くまでご覧下さい旦那様」
ソファーへ優雅に座るオルレアが右足を立てるように足を崩した。あえてここにおさらいしておこう、オルレアはミニスカートタイプのメイド服を着ている。当然スカートはあられもなくめくれ上がって・・・
―――――レースに縁取られた清楚な純白の下着が僕の目を釘付けにした。
オルレアの下着、オルレアは純白の下着を好んで身に付ける。それは正しく彼女の魅力を際限なく高めていく。片膝を立てるようにしているためクロッチの布地へ淫靡で複雑で煽情的なシワが目を引いて、ふっくらと盛り上がる土手高の花びらに縦に一筋のスジが僕の心をかき乱すようにエロティック。
オルレアを我慢ならずに押し倒し、僕らが結ばれる要因となった純白の下着・・・部屋の掃除だとか何かと理由をつけて見せつけるように僕を誘惑してきたイヤラシイ下着・・・オルレアの下着姿を描くのはこれが初めてではないとだけ言っておこう。
他の部位よりも目を凝らしてモデルを見つめ、キャンパスへ描く。オルレアも頬を赤らめている。本人曰く、穴が空くほど情熱的に見つめられると、何時までも慣れることが出来ずに恥ずかしい・・・との事だ。
他の部位よりも3倍くらいの工程を踏んでオルレアの下着を描ききった。クロッチの部位がうっすらとシミが出来ている事を見つめながら僕自身の股間も熱く反り返っているのを自覚する。だが、まだだ・・・このリビドーをぶつけて最高の一枚にするのだ。
オルレアの両足、キキーモラ族の特徴的な鱗に包まれながらふっくらとした柔らかそうな太もも。この太ももに挟まれながらカリ首に下着の感触を楽しみながらピストン運動するのが最近のお気に入りだ。
これにてオルレアの全身絵の下書きが完成した・・・当然だろう？今まで鉛筆で描いていたのだから。
絵の具のパレットと筆を手に持ってオルレアの横へと腰掛ける。オルレアの柔らかな指先がズボン越しに僕の剛直をくすぐる。
思わず口から零れた呻き声と重ズボンのチャックを下ろす金属音が重なり合う。手慣れた手つきでズボンから赤黒く反り返る剛直が取り出された。
「どちらに出されますか？」
「・・・胸で、お願い」
かしこまりました。そう一言優雅に応えるとオルレアはメイド服の胸元のボタンを外し、純白のブラジャーを外して豊かな双丘を露わにする。
幾度と無く目の当たりにしても慣れることのない美しいオルレアの乳房。見とれる間もなく僕の股間へと前のめりになるように身体を差し込んで、今か今かと待ちわびる肉棒がオルレアの乳房に包み込まれた。
愛情たっぷり熱烈なパイズリ奉仕が始まる、鋼のように硬く反り返る肉棒を相反する柔らかさの乳房が肉棒を蕩けさせて、先端から先走りがねっとりと垂れ落ちてパイズリ奉仕をより一層熱烈なものへと昇華させてゆく。
極上のパイズリご奉仕に酔いしれつつも、僕は右手に持った筆をオルレアの乳首へと向けて近づけてゆく。途端にぴくんっとオルレアが身構えるように身体に力が入った。
そして筆がオルレアの右乳首をサワサワくすぐり始める。
「んうっ・・・んんうっ・・・♥」
オルレアは乳首が弱い・・・結ばれた当初は特筆するほどの敏感さでは無かったのだが、僕が毎晩たっぷりと筆で乳首をくすぐり倒していたからだろう、今では立派な性感帯となってしまったのだ。
乳首を筆でくすぐられながらも健気にパイズリ奉仕を続けるオルレア、身悶えするから刺激の予想が出来ずに一気に射精感が高まってゆく。
「オルレア、もう・・・でるっ」
「あっあう・・・いつでもどうぞ、旦那様♥」
オルレアが両乳房をぎゅうっと抱きしめるように圧を高め、豊かな乳房に囚われた肉棒は屈服の白濁を吐き出し始める。
脈動の度に熱い精液が結構な勢いで迸るが豊満なオルレアの乳房は一滴たりとも外に漏らすことなく全てを乳房内に納めている。
やがてピクンピクンと最高の射精感を楽しみながらオルレアの乳房へとたっぷり射精したのだった。
「ふう・・・いつもありがとうオルレア、腰が砕けそうなほど気持ちよかったよ」
「たっぷりと射精して頂けて光栄です、それに乳首をくすぐられて私も2回ほどイッてしまいました・・・♥では、どうぞご覧ください♥」
オルレアが乳房を両手で広げるように見せつける。その両端にねっとりとした精液が橋をかける・・・俗に言うザーメンブリッジ、その精液達を筆で余さず全て絡め取るとパレットの上に予め乗せておいた絵の具達の中でも黒の絵の具と混ぜ合わせる。
白を描く時は黒色の絵の具を水などで薄めて描くのが基本だ。
今日この日のために用意した特別製の絵の具。消臭効果を持ち精液と混ざりやすい特別な絵の具で、この黒に僕の精液を混ぜ合わせることでオルレアの純白の下着を色付けをするのだ。おそらくこの絵の具の色が、大衆の目をくぎ付けにするほどのエロティックな白になるのだろう。
色を準備している間にオルレアがイーゼルごとキャンパスを近くまで運んでくれた。漆黒だった黒は狙い通り、僕の精液で薄められて淫美な白へ変わっている。
筆に淫靡な白をたっぷりと乗せてキャンパスへ色を乗せ始める。オルレアは僕の股間へ顔を埋めて肉棒を咥えこんで緩やかに性感をじっくりと煮詰めていくようなフェラチオを始める。
たちまち肉棒からねっとりとした深い快楽が背筋を駆けのぼり、思わず深い安堵にも似たため息が零れ落ちる。断っておくがオルレアは邪魔をしているのではない、この絵は色欲に頭を支配されながら色つけすることでしか描くことが出来ない、僕一人で僕の作品は完成しえないのだから。
蕩けそうな肉棒の快楽に浸りながらオルレアの下着を塗り終えて、筆洗へ筆を突っ込んだ。別に用意してあるキレイな筆を手に取って少しだけ出たいたずら心を満足させるように今度はオルレアの左乳首をこちょこちょとくすぐった。
口いっぱいに肉棒を咥え込んでいるオルレアが甘く抗議の声をあげて舌先が裏筋を何度も細かく動いて仕返しされる。もっと乳首をくすぐりたいのだが、裏筋を入念に舐られるのが堪らない・・・このままでは絵が完成する前に射精してしまいそうだ・・・ごめんと一言謝ってからイタズラをやめて色付けを再開する。
手際よく、だが細部まで丁寧に絵具を重ねてゆく。亜麻色の髪、引き込まれそうな青い瞳、色白で健康的な肌に桜色の頬、メイド服の細部を彩る細やかなレースまでも抜かりなく塗り上げてゆく。
絶えず舐めしゃぶられて続けている肉棒が僕の劣情を燃え上がらせて、込み上げそうになるリビドーを歯を食いしばって堪え、行き場のなく己が内にひしめく浅ましい欲望をぶつけるかのように筆が走る。
絵の完成が近づくにつれてオルレアの口淫が激しさを増してゆく、必死に堪えるも限界がすぐ傍まで来ている、もう・・・抑えきれない、込み上げてくる熱が、堪えようとする尻の力が快楽に押し負けて緩み始める。睾丸が縮み上がり、精巣が収縮する甘い疼きが脳幹まで達した瞬間とオルレアの唇以外の色付けが終わるのは殆ど同時だった。
―――――嗚呼、どうにかこうにかリビドーの最高潮をぶつけることができた。
達成感と共に込み上げる欲望へ身を任せ、オルレアの口内へ濃ゆく粘ついたマグマが溢れだした。すかさずオルレアが軽く吸い上げるように脈動をアシスト、途方もない極上の甘美なる放出感を後押しする。射精の終わり際にも尿道に一滴たりとも残すことを許さない吸い上げに息が詰まって低くうめくような声が漏れ出てしまう。
ちゅぽんと小気味のいい音と共にオルレアの口内から肉棒が解放された。口内たっぷりの精液をオルレアがうっとりとした表情で舌の上で転がすように味わって、すべてを飲み下した。
水の入ったボトルから口をゆすぐようにしたオルレアは口紅を取り出しさほど紅が落ちてはいない唇へと塗り上げ始め、僕はハンカチで唇を軽くふき取る。化粧直しではない、余剰なほどたっぷりと唇へ紅を塗りたくるのはこれからの絵の最後の仕上げを行うためだ。
唇へたっぷりと紅がのったら準備完了、オルレアの唇へとゆっくりとその柔らかさを楽しみつつも少しだけ強めにキスをする。そうすれば僕の唇に紅がたっぷりと移り込む、まるで版画の墨のように。
最後に色付けるのはオルレアの唇、そのキャンパスへ口づけて・・・
―――――ソファーへ片膝を立てて座るキキーモラの女性・・・スカートの奧に男の劣情を駆り立てるエロティックな白が描写されている煽情的な絵画が完成した。
エロ魔物絵画展・・・そのタイトルに釣られてやってきたスケベな来場者達の股間を膨らませるであろう一番最初に目の当たりにする絵が「我が最愛のメイドの秘奥」だ。
オルレアの魅惑的な曲線美とスカートの奧、ドキリと胸が高鳴る白に目が奪われて思わず前かがみになる来場者達。そこへすかさず無料でガイドをやっているが如何か？と尋ねられれば・・・劣情に支配された脳みそはたちまち「イエス」の一言を述べるだろう。
時間はかかったが広い美術館に所狭しと並べられたであろう絵画たちは皆一様に男の欲望を煽り立てる春画ばかり。たった一日の開催予定だが・・・おそらくこの絵画たちはたくさんの夫婦を生み出す懸け橋となってくれると確信している。
さて、最後の一枚を納品しに行こう。そして明日は美術館の来訪者たちが魔物娘達に言い寄られていく様を眺めてインスピレーションを高めなければならない。
おそらく、いや、確実に・・・この催しは大成功を収め・・・第二回の開催が打診されるであろうからだ。
24/07/04 02:10更新 / たっぷりとしたクリーム