連載小説
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初めましてと最初の治療
僕の名前はエルヴィス、重度の早漏なのだ・・・いきなり何を言っているかと思われるかもしれないが、僕の話を始めるにはこの切り出し方しかないから我慢してほしい。

早漏だと気が付いたのは20歳の時、会社の先輩に連れられて如何わしいお風呂屋さんへと連れていかれた時だった。恥ずかしながら童貞かつ女体に対する耐性が無さ過ぎたからか、相手の女性に片手間な誠意のない良いように弄ばれて、料金分の義理を果たすとかいう理由のため無理やり挿入された女性器の中でコンドーム越しに1分も持たないまま射精させられてしまったのだ。

ええ・・・?はっや・・・・・・

その冷たい一言が僕の心とプライドをズタボロに引き裂き、僕はそれで悩みに悩んで一念発起して早漏治療の病院を受診したという訳だ。

そこでサキュバスの女医さんにシモの話をするという後悔羞恥プレイにも似た何かを堪えながらここまで来たなら腹を決めて赤裸々に症状を伝えると、先生も優しく配慮ある対応と説明をしてくれた。

 医学的には挿入後1分以内に射精してしまう場合を早漏と診断されること、様々な治療法はあるが最近認可された健康保険適用下の治療がある事、それはおちんちんに対して刃物であるメスや注射も使わないものであること、もしも自分さえよければ治療費用も病院持ちになる代わりに定期的に通院して経過観察という名の症例データを取らせてほしいことを説明された。

 そんな都合がよすぎるような治療だが、是が非でもなく僕はその治療を望んだ訳だ。

「先生、その治療法はどんな治療をするんですか?」
「この治療は自宅に専用の医療機器を持ち帰ってもらい、その機器を使って治療してゆくものです・・・実物を連れてきますから少々お待ちください」

 どのような機械だろうか・・・いや連れてくるって先生は言っていたような?ともかく診察室でしばらく待っていると先生が先程まではいなかったナースさんを連れて戻ってきた。

「お待たせしましたエルヴィスさん、こちらがオートマトンのハルルさんです」
「どうも初めましてでありますエルヴィスさん、私があなたの早漏治療に協力させていただくであります」

 僕の好みドストライクど真ん中の金髪碧眼どたぷんナイスバディな美少女がドヤっとした自信満々の顔で胸を張っている・・・一体どういうことなのかを理解できずに先生とハルルと呼ばれたオートマトンの女性を交互に見る。

「詳しい治療法はハルルさんに全てインプットされていますし痛みもなく、とても気持ちが良い治療になりますのでご安心くださいね」
「お任せくださいであります!」

―――――精力剤なども処方しますので、お大事に

 受付で治療費・・・激安だった・・・院内に併設されている薬局へ処方箋を渡して精力剤を受け取ってこれまた安い料金を払った。いったいこの病院は何だったのだろうか・・・傍に控えるハルルがしげしげと自分の顔を見つめられながら考えるが、まあ細かいことを気にしても仕方が無いと諦めて帰路につくのだった。

 そうして自宅へと帰り着き、ハルルが僕の家の勝手知ったるように粗茶を出したところからお話の前置きが終わる。

「改めまして、私はオートマトンのHLL-OM9900A3・・・ハルルと御呼びください」
「こちらこそハルル・・・さん、僕はエルヴィスです、よろしくお願いいたします・・・?」
「もしもよろしければお互いに名前の敬語呼びはやめたいでありますがよろしいでしょうか?治療の効率もよくなる傾向があるであります」
「そ・・・そうなの?じゃあ今後はハルルって呼ばせてもらうね」
「ありがとうでありますエルヴィス!では早速ながら早漏治療の方法について説明させてほしいであります、お時間は大丈夫でありますか?」

 今日は一日休みなのだ、大丈夫だとハルルへ伝えると嬉しそうにほほ笑んで自分の胸がドキリと高鳴った、好みド真ん中の女性に微笑まれたら仕方もないだろう・・・?

「では、これから毎日早漏治療をしてゆくのでありますが、方法として一番ベーシックなのはエルヴィスのおちんちんを私のおまんこへと挿入する・・・その名も!極上おまんこで甘々早漏トレーニングであります!さっそく治療を開始するでありますか?エルヴィス」

 飲みかけたお茶を盛大に吹き出してしまった、おちんちんを・・・ハルルに入れさせてもらえる・・・?早漏トレーニング・・・?

「ご安心くださいエルヴィス、私のおまんこは搾精筒となっており、とても気持ちが良い極上のおまんこなのであります、苦痛は無く気持ちよく治療を楽しめるでありますよ!」
「い・・・いやその…イイのハルル・・・それじゃあ初対面の僕とエッチすることになるんじゃないの・・・?」
「私の使命はマスターの傍に寄り添い、支え、人生を共に歩んでゆくことであります、その点で言えば私は貴方に一目ぼれしているでありますから、ぜひとも私のマスターになって欲しいのであります、エルヴィスも私に一目ぼれしているようにセンサーが反応しているでありますが誤反応でありますか?」
「あ・・・あう・・・違うよ、僕も一目ぼれしちゃってるって・・・」
「よかったであります、ではエルヴィス、マスターの初期登録をするであります、失礼するであります」

すっかり心の底まで覗き込まれそうな碧眼の美しさに目が離せない・・・美しいハルルの顔が僕の傍まで急接近し・・・

・・・ちゅう♥

 唇に柔らかな感触を覚えたと同時ににゅるりとハルルの舌まで押し込まれてきた・・・僕の口内をハルルの舌が舐めまわすようににゅるにゅると這いまわる。あまりに情熱的なディープキスにハルルへの思慕がより深く増してゆくのを感じる。

不意にドクンっ・・・と心臓が高鳴った、キスによるものではない体の熱を感じる・・・

「初期登録完了であります・・・私とのキスは心地よい物でありましたかエルヴィス?」
「よ・・・良すぎて・・・ねえさっきから身体が熱いのってまさかハルル・・・」
「処方された精力剤をお茶に入れたでありますよエルヴィス、正常な反応であります・・・もうおちんちんが辛抱たまらないでありますね?」

 恥ずかしさからハルルの顔をまともに見られない、ズボンはすっかりとテントを張っており言い逃れのできない状況下だ。

「エルヴィス、私のおまんこで早漏治療をするでありますか?」
「あ・・・お願いします・・・っ」

 ベッドに仰向けに寝転ぶように促される、するりとズボンに下着を脱がされて力強く反り返ったおちんちんがハルルの前へと突きつけられる。その上にまたがるようにハルルが股間を突き合わせて・・・腰を落として挿入していった。

ふにゅん・・・にゅるるる・・・♥

 人肌で温かく柔らかな肉におちんちんが包まれていく感触・・・だが思った以上に搾精筒の中は広く緩く迎え入れてきた、全く気持ちよくないわけではないが予想以上に穏やかな快楽に目を白黒とさせてしまう。

「健康的で逞しいおちんちんでありますね・・・大丈夫であります、最初は優しくするでありますからすぐに射精するなんてことは無いでありますよ」
「そうなんだハルル・・・確かにこれくらいなら・・・大丈夫そうだよ」
「ゆっくりと私に身を任せてリラックスすることがより効率的な治療となるであります、では私のおまんこをおちんちんへフィッティングする作業を行うので少しだけおちんちんをギュッと締め付けるであります、カウントダウン後に行いますから心の準備をするでありますよ」

―――――3・・・2・・・1・・・ぎゅうっ♥

カウントダウン後にハルルのおまんこが優しく締め付けてきた、たっぷりとしたヒダヒダがおちんちんへと寸分の隙間なく密着し、ため息の出そうなほど気持ちよい感触ながらハルルにカウントダウンという心構えが促されていなければこれだけでも射精して居かねないほどの快楽をおちんちんは浴びさせられていた。

「おちんちんひくひく射精しそうでありますね・・・そんな時は私の胸元に顔をうずめて深呼吸するであります、ふわふわ柔らかいKカップサイズのおっぱいでありますよエルヴィス・・・」
「むぐっ!?」

 優しく胸元へと抱きしめられる、女の子の体の柔らかさといい匂いに思考回路は幸せでぐずぐずに溶かされてゆく。

「このままゆっくりと搾精筒を稼働させるであります、我慢できなかったら・・・いつでも出していいのでありますが、頑張ったほうがたっぷりと気持ちが良い射精ができるでありますから、頑張るでありますよ」

にゅるっ・・・♥にゅるんっ・・・♥にゅるる・・・♥
 
 搾精筒が・・・ハルルのおまんこが淫靡なピストン運動を始めた途端に腰が砕けんばかりの快楽が背筋を貫いた。

幾重ものヒダが亀頭や裏筋へと絡みついて擦り回し、スローペースながら丹念に、じんわりと舐り上げるような気持ちよさ・・・おちんちんが歓喜に震え、精巣がぎゅるぎゅると射精の準備を行うむず痒い感触を覚える・・・必死にハルルの胸へと顔をうずめて深呼吸を繰り返すが・・・ふわふわ柔らかな感触を堪能することは興奮を抑えるというよりも、むしろより炊きつけてしまっているように感じてしまうが、あまりの気持ちよさに何かにしがみ付いていざるを得なかったのだ。

「おちんちん気持ちいいでありますね、これから毎日こうやって早漏治療を行ってゆくであります、それに今日は治療初日でありますから我慢せずに一旦気持ちよく射精してしまっても大丈夫であります・・・おちんちん限界そうでありますね・・・イイでありますよ・・・いっぱい射精するであります」

優しく気持ちよく幸せ心地のままくすぐったいような衝動が股間から湧き上がってゆく・・・僕はそのままマトモな返答すらできずに・・・

「あぁ・・・あぁぁぁぁ・・・ハルル・・・っ・・・ああうっ!!」

びゅるるるっ♥びゅるるるっ♥びゅーーっ♥

「いっぱい射精しているであります・・・このまま絞り出し動作に移行するであります、射精中のおちんちんには・・・ちょっと刺激的ですが、楽しんでほしいであります」

にゅこっ♥きゅうっ♥にゅこ・・・にゅこ・・・♥きゅうっ♥

ハルルのおまんこの中でおちんちんが淫らな揉み込みを受けてあまりにも狂おしい快楽に身悶えしてしまう。締め付けては緩められて、最後の一滴までしっかりと最高の放出感のままで射精させてもらった。

「射精量は4.96ml・・・私のおまんこは相当気持ちよかった模様でありますねエルヴィス、正式なマスター登録が完了したであります。現時刻をもって当機HLL-OM9900A3はエルヴィスをマスターとして一生を添い遂げるであります!!」
「こ・・・こちらこそよろしくね・・・ハルル・・・」

 凄まじい快楽の前に胸元へすっかり顔をうずめながら、ふにゃふにゃになりながらもどうにかハルルへと返事を返せた。

「それではエルヴィス、まだまだおちんちんは満足していないようであります、早漏治療を続けるでありますか?」
「あっ・・・♥おっ・・・お願いしますっ♥」

ハルルのおまんこの気持ちよさの前にプライドは一瞬たりとも抵抗にはなりえなかった。もっともっとハルルのおまんこで気持ちよくさせてほしいという浅ましいおねだりをハルルは笑顔で了承してくれたのだった。

期待にぴくんぴくんと震えるおちんちんへおまんこは密着したまま・・・再びゆったりとした動きで甘々甘やかしピストン運動を始めた。

「おぉ・・・あぁぁ・・・♥おっ・・・おちんちんがぁ♥・・・き・・・気持ちいい・・・っ♥は・・・ハルルっ・・・きもちよすぎるっ・・・♥」
「おちんちんが幸せいっぱいでありますね・・・このまま思う存分私のおまんこで気持ちよくしてあげるであります♥」

にゅこっ♥きゅうっ♥にゅるる・・・♥ぎゅうっ♥にゅこ・・・にゅこ・・・♥きゅうっ♥にゅるるる・・・♥

 おちんちんが蕩けてしまいそうな極上の快楽、こんなことを毎日繰り返すなんて頭がおかしくなってしまう自信がある程の気持ちよさに骨抜きにされてしまう。すっかり為すがままでハルルのおまんこの感触に酔いしれるだけの情けのない姿をさらしているのだが・・・ハルルはむしろ喜ばしいとばかりに淫靡な笑みを浮かべていた。

「ああ、あぁぁぅ・・・気持ちよすぎる・・・♥も・・・もうダメ・・・ハルル・・・ううっ・・・」
「極度の快楽を検知、おちんちんはすっかり屈服してメロメロであります、もっともっと気持ちよく・・・訂正、もう限界寸前でありますね・・・このまま幸せいっぱいに射精してもらうであります」
「あがっ・・・あぁぁああっ!!!」

びゅくんっ♥びゅるるるっ♥びゅーーっ♥びゅーーっ♥
 
ハルルのおまんこの中でおちんちんが上下左右に脈打ち暴れている。2回目の射精だというのに全く勢いの衰えぬまま射精してしまった。精力剤の効果を抜きにしてもあまりにも大量な精液がハルルのおまんこへと注がれてゆく。

「射精量5.03ml・・・こんなにたくさん出してもらえるなんて光栄であります・・・♥」
「あ・・・あうぅ・・・あぁぁ・・・」
「マスターに疲労と眠気を検知、本日の早漏治療プログラムはいったんここまでにするであります・・・ゆっくりお休みください、エルヴィス」
 そういえば当初の目的は早漏治療だったな・・・とかもはやどうでもいいと思えるまでの凄まじい快感だった。自分から動いてすらいないのに疲労感による眠気まで押し寄せてきた、いつの間にかハルルの膝枕の元で抵抗できないまま眠りの世界へと落ちてゆくのだった。

「エルヴィス、そろそろ起きるのでありますエルヴィス・・・夕飯の支度ができたでありますよ」
「え・・・?そんなに寝てたのか・・・それに晩御飯まで・・・ありがとうハルル」
「どういたしまして、であります・・・さあ、食べるでありますよ」

 ハルルの作ってくれた夕飯は栄養バランスに味付けに一切の文句が無いほどの美味しいものだった。思わずガツガツと食べ進める手が止まらない。

「口にあったようで良かったであります、これで私はエルヴィスの玉袋だけでなく胃袋もゲットしたでありますね!」
「あ・・・はははは・・・確かにどっちも掴まれちゃったかもしれないね」
「これからはどちらの袋も高いレベルで満足させることを約束するでありますよ」

 大変満足のいく夕飯を平らげてお皿まで洗ってもらった後に、ハルルの膝枕で耳掃除をしてもらってお風呂まで沸かしてもらって・・・背中まで流してもらった。

 まだお互いに出会ってから一日もたっていないというのに、日々の生活における些事を最高のレベルでサポートしてくれるハルルにもはや自分はハルル無しでは生活できない程に堕落させられてしまったと確信を持てるほどだった。

「ほら、エルヴィス・・・そろそろ眠ることで睡眠時間をたっぷり確保することも健康の秘訣であります、一緒に眠るでありますよ」

 一人暮らしのシングルベッドに二人で身を寄せ合い眠る・・・普通だったら狭くて眠っていられないはずなのだろうがハルルが優しく抱きしめてくるため驚くほどすんなりと眠ることができたのだった。

 そして翌朝・・・携帯電話の目覚ましよりもハルルの優しい声で目覚める朝は・・・これからの希望に満ち溢れた最高の一日のスタートになるのだった。

「おはようございますエルヴィス、朝ごはんができているでありますよ」
「ああ・・・夢じゃなかったんだ・・・おはようハルル」
「もちろんでありますよ、私はここにいるでありますし、貴方が私のマスターでありますよ」

 あまりの都合の良い幸福な夢なのではないかと誰もが思う事だろう、しかし現実にハルルは傍にいるし、朝食は美味しそうに湯気を放っている・・・冷めないうちに頂こう。

 最高の朝食を食べ終えてゆっくりと食後のお茶を楽しんだのちに制服へと着替えて職場へと出勤する・・・一人暮らしの時は例え1分であろうとも長く眠っていたいものだったが、ハルルのおかげで朝がこんなにも充実して心地よいものになるとは・・・。

 そのおかげか今日の仕事ははかどるはかどる・・・お昼休みにハルルが持たせてくれたお弁当を広げて少しニンマリしていると会社の先輩が女ができたか?なんて茶化してきた・・・この先輩が夜の街へと自分を引っ張っていったからこそ自分はハルルと出会えたのだから世の中何があるのか分からないものだと思う。

 たまった仕事も片付けて週末華の金曜日、先輩が飲みに誘ってきてくれたが丁重にお断りした・・・本当に女ができたのかよ!と先輩は悔しそうに一人夜の街へと溶け込んでゆき、自分は自宅へと舞い戻るのだった。

「ただいまー!」
「おかえりなさいであります、カバンを受け取るであります」

 リビングのテーブルには出来立て温かな夕飯が並び、とんでもなく美人でスタイルの良いパートナーが恭しくお世話をしてくれる・・・本当に今までも夢なのではないかとほほをつねってみても痛いだけで一向に目が覚めない。

「ご安心ください、夢ではありませんよエルヴィス」
「ははは・・・ごめんね、慣れるまでは定期的につねっちゃうかも・・・幸せすぎてさ」

 これまた最高の夕飯を平らげてソファーでくつろいでいると食器を洗い終えたハルルが隣へとしなだれかかるように座ってきた。

「本日のお仕事お疲れさまでした、明日はお休みでありますか?」
「そうだよ、基本的に土日祝は休みだからさ、明日は二人で眠れるようなベッドを買いに行こう?あとは食材なんかもさ」
「了解であります、明日はお買い物デートであります!」

 休みの日なんかは一歩たりとも外に出ずにぐうたら家で過ごしているだけだったのがハルルがいたおかげでここまで劇的に変わるとは・・・明日が楽しみである。

「ですがエルヴィス、その前に大切なことがあるでありますよ?」
「ん?なにかなハルル」

―――――本日の早漏治療がまだであります。わたしのおまんこで早漏治療をするでありますか?

 一気に股間へ血流が集まり始めることを自覚しながら首をブンブン縦に振るのだった。

「甘々早漏改善治療プログラムはまだまだ始まったばかりであります、エルヴィス・・・これからも一緒に治療を頑張っていこうであります!!」
24/06/20 01:10更新 / たっぷりとしたクリーム
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■作者メッセージ
オートマトンの女の子に優しくいっぱい気持ちよくしてもらえる幸せ、もはや悩みの種はどこに行った事やらですね

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