連載小説
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愛しい彼女と学園祭二日目、エッチなゲームを宣伝せよ
学園祭二日目、私たちはキキーモラ族が監修する、といってもメインフロア担当はサキュバス族が多いのですが、高等部食堂の一角に構えるメイド喫茶の裏方手伝いにやってきました。

裏方手伝いでも女子はメイド服、純白のエプロンに胸元の赤いリボンが映えています。ワンピーススカートはロングで本格的なクラシカルメイド服ですね。
男子は燕尾服着用が義務付けられているため二人してちょっとしたコスプレ気分です。
私はサイズが合っていないのか少し胸が苦しいですが・・・でも先輩がくっきりと盛り上がっている私の胸元に目を引かれているから結果オーライってやつです。
それよりも先輩の燕尾服姿です、まずいです・・・だいぶ私の心の琴線に触れています・・・しゅっとしなやかさを感じながらその奥にはしっかりとした筋肉質な身体つきが・・・いつも見て触って愛し合っていますが、とにかくかっこよすぎます先輩・・・♥

さて、メイド喫茶といってもサキュバス族がメイドさんならばただのメイド喫茶な訳はありません。秘密の裏メニューがたくさん存在しています。王道的な物からエッチなものまで盛りだくさん、メインフロアのサキュバスたちは気に入ったお客・・・ここではご主人様ですね、に対して裏メニューをご提案。魅惑の裏メニューでご主人様の心をがっちりキャッチしようというのが趣旨の店です、サキュバスらしいですね。

私もパートナーがいなければメインフロア担当に立候補していたかもしれませんが、私たち二人は既にパートナーのいるお手付き禁止サイン、ピンク色のリストバンドが左手首にはまっていますからね。誰一人ピンクのリストバンドがはまっていないメインフロア担当という激戦区はとてもじゃないですが無理でしょう。

思ったよりも盛況している店内、私は調理担当で先輩はドリンク担当として裏方仕事に励むのですが、裏方の人数は十分でちょっと作業量に対して人手が多すぎるかもしれない状態・・・つまり暇です。
逆にメインフロア担当が自分の番はまだかと言わんばかりに控室でメインフロアをギラギラした目つきで見つめています。

結果、店内の席を空けるためにご主人様と店外デートへとガンガン出て行っては控室からメイドさんが送り込まれ、次のご主人様と出会う非常に回転率の高いお店になってきました。これでは喫茶店というよりも店内で出会った二人が店の外で自由恋愛をするお店・・・この辺でやめておきましょう。

――――――クロバちゃんと彼氏さん!適当に材料使ってまかない作って食べていいからね、と許可をいただきました。いつの間にかもうお昼時だったのですね。
それならば先輩のために愛情たっぷりオムライスを作りましょう、二人で切り分けながら食べるために大きなやつを焼きましょう。先輩も愛情たっぷり特製ドリンクを作るのだと気合いたっぷりです。

プライパンを熱したらバターを溶かして弱火に、溶き卵を普通よりも多めに入れて少しだけかき混ぜるように焼き入れたらあらかじめ用意してあるチキンライスを手前側に乗せます。あとは一気に勢いよく勇気をもってくるりと回して卵を巻き付けて・・・うん、いい出来栄えです。

先輩も出来上がったようです・・・ノンアルコールのサングリア。赤ワインの代わりにぶどうジュースをベースにしてひと口大にカットしたオレンジ・リンゴ・虜の果実がたっぷり浮かんでいます・・・あぁ・・・私これすごく好きな自信があります・・・絶対おいしいですよねこれ、目で分かりますもん。

ケチャップで大きなハートにLOVEと絞り出します・・・ちょっとつぶれ気味です、難しいですね。いざ食べようとしたらメインフロアの入れ替わりが激しすぎてメイド喫茶じゃなくなってきている、テコ入れ兼サクラとしてメインフロアの席で食べていて欲しいとお願いされました。
要は先輩と私の健全なイチャラブっぷりを周囲へ見せつけろとのお達し、そんなことにも気が付かず先輩は早く食べようよと呑気なものです。

気を取り直してメインフロアの席に着くとオムライスを一口にスプーンにとって先輩へあーん・・・うん、美味しそうに食べてくれています。あ、私の番ですね・・・あーん・・・もぐもぐ。うん、ほのかなバターの香りにふわふわな焼き加減の半熟卵と甘酸っぱいケチャップのチキンライスが合わさって美味しいですね。
普段はあまり食べさせ合いっこをしない私達ですがたまにはこういうベタベタなカップルのような事も楽しいものですね。

いよいよ本命、先輩の特製サングリアです。ごくりごくり・・・堪りません、ぶどうジュースにさわやかなオレンジの酸味やリンゴの甘酸っぱさ、虜の果実がこれまた・・・最高・・・美味しすぎます。絶対また作ってもらいましょう、こんなの美味しすぎます。

オムライスを食べさせ合い、美味しいサングリアを飲む。自宅ではない学校の一室だということをすっかり忘れてしまいそうです。

あっという間にオムライスを平らげてしまいました・・・二人とも満足げです。
お皿を下げに来た別なメイドさんから新たな指令が来ました。今度は裏メニューを頼め、ただし控えめにな・・・とのことです。
裏メニューのお品書きは・・・ポッ〇ーゲームにツイスターゲーム、王様ゲームに野球拳まで・・・控えめなメニューはどこでしょうか?

迷っていると先輩がメニューを指さしました・・・何と言っているでしょうかゲームです。声を出さずに口パクのみで相手が何を言っているのかを当てるゲームですね。
ちょうど良い塩梅でしょう、何と言ってるでしょうかゲームの開始です。

まずは第一問、先輩からの出題です・・・・・・むむむ・・・・・・オムライス・・・おいしかったよ・・・でしょうか?当たりのようです!うふふ、嬉しいな。・・・ダメです、照れちゃって先輩の顔を見つめられません。
気を取り直して第二問、今度は私からですね。・・・サングリアまた作ってね・・・。
うふふ、先輩も正解です。私達言葉がなくとも以心伝心ですね♥

そうして何問か出し合って正解し続ける私達、公衆の面前だということが頭から吹っ飛んでしまった私たちは愛おしさの衝動のままに二人の唇が重なりました。
先輩とのキス・・・うふふ、ずっと重ねていたくなります。
でもそういえばここは自室ではなく食堂ですし他の方々からのうらやむような視線も感じます、このまま続けるわけにもいかないなあ・・・。

そんなときにちょうどいい理由が閃きました、唇を重ねたまま何と言っているでしょうかゲームをすればよいのです。なんだか頭のネジが吹っ飛んでいるような答えですが魔物娘を舐めてはなりません、私はいたって平常運転です。

もごもご先輩の唇をついばむ様に意思を伝えます、ウームこれは思った以上に・・・気持ちが良いですね、しゃべっていなくてもずっと唇をついばんでいたくなります。
先輩からのお返事は・・・わかった・・・流石先輩、テレパシーの魔法なんかなくても以心伝心できるのですね。

もご・・・んちゅっ・・・♥はむっ・・・♥ちゅぅっ・・・♥はむんっ・・・♥
しっかり手と手が恋人繋ぎで固く結ばれたまま、大好き・・・愛してる・・・と愛の言葉を伝えあいます。
ヤバいです、この行為・・・幸福指数が高すぎます。

時間を忘れて唇を重ね合ったのですが、またもや別なメイドさんが指示を伝えに来ました。
そろそろ別なゲームをするべきとのことです・・・もっとキスしていたいのですが、仕方ありませんね。
それに周囲のメイドさんとご主人様達はオムライスを食べさせあっていたり、押し倒されてめちゃめちゃにキスされていたりしています。私たちのイチャラブっぷりにすっかり感化されちゃっていますね。

メニュー表を二人で覗き込み次のエッチなお遊びは何にしようかな・・・と。あ、スカートがハイアンドローゲームというゲームが目につきました。
ルール説明文は・・・通常のハイアンドローゲームをしながらハイを宣言して勝利するとメイドさんがスカートを少しずつたくし上げてゆき、ローを選べば勝利してもスカートから手を離されてしまう・・・ご主人様サイドはハイを連続して宣言することになりますから先にメイドさんの下着が見えてしまうか、それとも負けてしまうかのドキドキするゲームとなっておりますね。

テーブルにカードが届きました、先輩にシャッフルするように促します。先輩がカードを手に取ってシャッフルしようとしたときに耳元で詠唱、そうです・・・ラッキースケベ率極大上昇魔法です♥先輩も意図を理解したようで震える手で慎重にシャッフルしています。
これで先輩自身の手でしっかりとシャフルされたカードは・・・栄光の連続勝利を約束することでしょう。

一番上のカードを捲り表に置くと・・・クローバーの3が出ました、先輩ったら引きが強いですね♥

先輩が「ハイ」の宣言、カードを一枚めくって・・・クローバーの4、先輩の勝利・・・膝の少し下あたりまであるスカートをちょうど膝あたりまでたくし上げます♥
周囲のご主人様達も何をしているのかを気が付かれた様子、次々に同じ注文が殺到します。

再び「ハイ」の宣言、捲ったカードはクローバーの5、スカートが膝より少し上までたくし上げられて先輩の目が吸い寄せられます。・・・周りのご主人様達の目まで吸い寄せられちゃってますね、私がいるでしょう!と担当しているメイドさんに小突かれています。

「ハイ」カード捲ってクローバーの6、ほんの少しだけスカートをたくし上げ、下着が見えそうで見えないギリギリの高さ、ちょっとだけじらしちゃいます♥先輩がだらしなく鼻を伸ばして熱視線・・・でもどうしましょうか、このままだと何とかあと1回くらいは見えそうで見えない高さで焦らすことができるのですが・・・私は先輩以外に見せるつもりもなければ、先輩も同じように他の誰かに見せるつもりはない様子です、でもここまで来てお預けなんてかわいそうですし・・・どうしましょう?

カードをめくってクローバーの7、いよいよ退路がなくなりました。奇跡的な加減でたくし上げられたスカートはもはや下着との境界線1ミリ下あたりで止まっています。魔物娘たるものこれくらい出来ますとも!

・・・先輩も今日はここまで、帰ったらいっぱい見せてもらおうと考えている様子。
「ロー」の宣言をした先輩、やはり大切に想っていただける幸せに頬が緩んでいた私の脳内に一筋のひらめきが奔ります。

カードを捲くられてクローバーの3、望まぬ幸運か、それとも私の妙案までも魔法が考慮されていたのか、つまり先輩の勝利ではありますがスカートから手を離さなければなりません。ですが妙案思い付いた私はご主人様をメロメロにしちゃう大逆転の提案をします。

「先輩っじゃなかったご主人様、前のめりになっていただけますか?」
先輩が身体を前に倒し、目の前いっぱいにギリギリ見えない私のスカートが広がります。

―――――どういうこと?
―――――大丈夫です先輩、私を信じて

そしてそのまま一歩前に出て先輩の顔をスカートの中にすっぽりと収めてから手を離しました♥
先輩をスカートの中の花園へとご招待です♥

衝撃を受けるように息が詰まって、女の子の下着フェチな先輩をノックアウトです♥
こっそりと先輩の下半身へと手を伸ばすと、おちんちんは既に熱くてカチカチ♥
ほんと先輩ったら私の下着ひとつでここまでガッチガチになってくださるなんて・・・魔物娘心が分かっていらっしゃりますね♥

このまま先輩が思う存分目に焼き付けてるのを待っていると他のメイドさんがやってきて、ご主人様が辛抱たまらなさそうだから、ここらで1つ、気持ちよくして差し上げれば?とサキュバスらしい指示が来ました。

スカートの花園からまだ這い出てこない先輩を微笑ましく思いながらメニュー表を見ます、どれがちょうどいいかなあ・・・・・・あ、お手洗いサービス(ポロリもあるよ)なんてどうでしょうか?お手洗いサービス一名様お願いしますとオーダーします。

程なくしてメイドさんがバスタオルと水の入った桶におちんちん専用洗浄ソープを持ってきました。ええ・・・そうです、メイドさんによるおちんちんの手洗いサービスという訳ですね、もはやゲームですらありませんが先輩・・・いえ、ご主人様へご奉仕しましょう♥

「先輩、そろそろ出てきてくださいな。イイこと・・・してあげますよ♥」

ようやく花園から現実世界へと帰還した先輩、用意されたおちんちん専用洗浄ソープを一目見て何をされるのかを理解されたご様子、ゴクリとつばを飲み下す音が聞こえるほどです。

他の誰にも見られないように上からバスタオルを被せたままズボンを下ろして先輩のおちんちんを取り出します。何時もの事ながらヤケドしちゃいそうなほど熱くてカチカチで逞しい反り返ったおちんちん、いっぱい気持ちよくしてあげますからね♥

おちんちん専用ソープを手に取って泡立てて・・・人肌位に温かくなったらいよいよ準備完了です。

にちゅっ・・・♥にゅる♥にゅるん♥にゅるんっ♥
「ふぁぁああああっ♥・・・ぁぐっ・・・」
イヤらしい音を立てておちんちんへとソープがまぶされて、エッチなおちんちん洗いサービスがはじまりました。思わず先輩も歓喜の喘ぎ声が漏れてしまったようですが周囲に見られている事を思い出したかのように口を塞いで堪えています。

竿全体をにゅるにゅるしごき洗い・・・♥カリ首のあたりは汚れが堪りやすいですから手を輪っかにして何度も回すように集中的に洗って・・・♥え?この洗い方キツイです?我慢してくださいご主人様♥

―――――あんなかわいい子に手コキされてる・・・え?僕も洗ってくれるの!?
―――――いいなあ・・・あっあの・・・自分もお手洗いサービスってお願いできますか?
―――――あっ!俺もお願いできますか?

すっかり周りのご主人様達も影響されてお手洗いサービスを頼み始めています。ある意味で最高のコマーシャルになっているかもしれません。

さて、裏筋もしっかりと洗ってあげましょう♥優しく人差し指でにゅるにゅる擦り洗いをしてあげると、もはや先輩は喘ぎ声を塞ぐことすらできずに恍惚状態、無抵抗に喘ぎ声が漏れ出てゆきます、おちんちん全体を通して先輩の弱いところを集中攻撃です♥

にゅるんっ♥ずりゅんっ♥しこ・・・しこ・・・♥ぬるんっ♥
ねちっこく弱点ばかりを責め立てたからか、先輩のおちんちんもそろそろ射精しそう♥
トドメに亀頭全体を手のひらで包み込んで優しく揉みほぐすかのように洗うと淫らな手淫に蕩け切ったおちんちんがビクンビクンと射精の脈打ちを始めました。
図ったかのように傍へ置かれている空のカクテルグラスを構えます。

びゅるるっ!♥びゅるるるるるるっ♥
空のカクテルグラスへなみなみと、こってりと濃ゆい精液が注がれてゆきます♥

にゅるにゅる最後の一滴まで注ぎだされたらおしぼりを使っておちんちんの泡をきれいにふきとります。
こっそり中を覗き込むと、愛情たっぷり丹念に手洗いされた先輩のおちんちんはツヤツヤピカピカ、光沢すら放っているようです・・・見とれちゃいますね♥

さて、カクテルグラスにたっぷりと注いでもらった精液・・・いただきます♥
・・・衝動のままに一息に全部口に含んでしまったのは正解でもあり不正解でもありました。
口いっぱいに芳醇な青臭さが鼻を突き抜けて、濃厚でべったり舌に絡みつくほどの濃ゆさ・・・喉奥にまで絡みついてきて全然飲み下せません♥
たっぷりと数分の時間を用いて芳醇濃厚先輩の精液大吟醸を楽しむのでした。

手洗いセットを片付けに来たメイドさんから「もう十分すぎるほど宣伝になったから今日はもう上がっていいよ、収まりつかないでしょう?」と寛大なお言葉・・・え?早くメインフロアの席を開けろと?仕方ないですねえ・・・。
結局私は先輩にお姫様抱っこされたまま、先輩の開いたゲートをくぐって愛しのわが家へと引っ込むのでした。
24/05/21 18:45更新 / たっぷりとしたクリーム
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■作者メッセージ
学園祭二日目です、スカートたくし上げハイアンドローという妙案を閃いたのは我ながら頭どうかしてると思いました

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