連載小説
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愛する2人の共同作業、それは極上のホワイトチョコレート作り
――2月14日。

世の中の男性が少しだけソワソワし、コンビニやデパートがピンク色に染まる日。そんな休日の朝、遅めの朝食を終えてリビングでコーヒーを飲んでいると、向かいに座るキャンドルガイストの恋人たるコーデリアが唐突に切り出した。

「私の伴侶様、今日はバレンタインデーですね」

「うん、そうだね」

彼女の頭上の炎が、チロチロと期待の色で揺らめいている。普段はクールな彼女だが、こういうイベント事は大切にするタイプだ。僕はコーヒーカップを置き、居住まいを正して彼女を見つめた。

「正直に言うとね・・・コーデリアから貰えるチョコレートに、もの凄く期待してるんだ」

隠しても仕方ない。料理上手で、僕の好みを完璧に把握しているコーデリアが作るチョコだ。美味しいに決まっているし、何よりコーデリアからの貰えるのだ・・・嬉しいに決まっているのだ。

そんな僕の直球な言葉に、コーデリアは嬉しそうに目を細め、ふふっと笑った。

「ご安心くださいませ。今年は気合を入れて『ザッハトルテ』を焼き上げました。今、冷蔵庫でしっとりと冷やして熟成させているところです」

「ザッハトルテ!うわぁ、最高だ・・・!あのチョコが濃厚なやつだよね?楽しみすぎるよ」

想像しただけで口の中に甘い記憶が蘇る。午後のティータイムが待ち遠しい。にやける顔を抑えきれずにいると、コーデリアが少しだけ身を乗り出して言った。

「・・・それはそうと、私の伴侶様?私『も』、チョコレートが欲しいのです」

「えっ?あ、そっか!逆チョコってやつだね」

僕は慌てて立ち上がろうとした。しまった、貰うことばかり考えていて、彼女への用意を失念していたのだ。

「ごめん、気が利かなくて!じゃあ今から買いに行こうか?駅前のデパートなら、まだいいのが売ってるはず・・・」

「いいえ、ご心配には及びませんよ」

コーデリアが静かに首を横に振る。そして、立ち上がろうとした僕の肩をトン、と押し、ソファへと押し戻した。

「買いに行く必要などございません。・・・私が欲しいのは、市販のチョコなどではないのですから」

彼女はゆっくりと、僕の股間へと視線を落とした。その瞳が、熱っぽく、そしてねっとりと潤む。

「私が欲しいのは・・・私の伴侶様が作り出す・・・温かくて、甘くて、とろとろの『ホワイトチョコレート』なのです♥」

――ドキン。

心臓が早鐘を打つ。

なんてベタな、しかし男なら誰もが一度は夢見る殺し文句だろうか。コーデリアの言う「ホワイトチョコレート」の意味を理解できないほど、僕は子供じゃない。ましてや、インキュバス化して精力が有り余っている今の僕にとっては、それは挑発以外の何物でもなかった。

「コ、コーデリア・・・それって・・・」

「ええ。ですが・・・ただ出すだけではいけませんよ?」

コーデリアは僕の手を取り、強引に立たせた。そして、誘うように寝室の方へと視線を向ける。頭の炎の熱気が僕を包み込む。

「ザッハトルテに負けないくらいの・・・濃厚で、ドロドロの『特濃ホワイトチョコレート』にしていただかないと♥」

「特濃・・・・・・っっ」

「そのためには・・・そうですね。激しくピストンするのではなく、ゆっくりと、じっくりと煮詰める必要があります」

コーデリアに手を引かれ、僕は寝室のベッドサイドへと連れて行かれた。ここまであからさまに挑発されたのだ、指一本たりとも触れられずとも、ズボンの上からでも分かるほど、僕のモノは既に期待でカチカチに反り返っていた。

「今日は・・・私のこのおっぱいで、ゆったりと、ねちっこく・・・気持ちよくなっていただきますね?」

トンッ。

僕は抗うこともできず、そのままふかふかのベッドに押し倒されてしまう。一気に上着を脱ぎ棄てるコーデリア・・・頭の炎と同じオレンジ色のブラジャーが僕の心を、欲望を狂おしく掻き立てる。

「ふふふっ・・・❤なんて熱く・・・イヤらしい目つき・・・❤」

不躾な視線もなんのその、目の前でブラジャーを外し取り、脇に置いたコーデリア。視界いっぱいに広がるのは、コーデリアの慈愛に満ちた笑顔と、キメ細やかで、艶やかな肌ツヤさえ放って見せる、豊満な爆乳。

「さあ・・・調理の開始です。最高のチョコを・・・一緒に作ってまいりましょうね♥」

器用な指先がズボンの金具を外し、下着ごと一気に引き下ろす。あっという間に僕の下半身は丸裸にされ、冷たい空気に触れた・・・はずなのに、熱い視線と期待感で燃え上がるように熱い。

「ふふっ、まぁ・・・♥今か今かと待ちわびて・・・可愛らしく武者震いをしておりますね」

コーデリアの言葉通り、解放された僕の肉棒は、ビクッ、ビクンッと期待に打ち震えながら天を仰いでいた。先端からは早くも透明な蜜が滲み出し、彼女の愛撫を渇望している。

コーデリアはベッドの上で優しく僕の身体を起こすと、自らの胴を跨がせるようにして抱き上げた。ベッドに腰を下ろした彼女の太ももの上に、僕が向かい合わせで跨る体勢。目の前には、圧倒的な質量の暴力――彼女の真っ白で豊かな双丘が、たわわに実っている。

「さて、本日の調理に欠かせない隠し味がこちらです」

コーデリアが取り出したのは、茶色いラベルが貼られた小瓶だった。見慣れた『ラブリーオイル』のロゴの下に、バレンタイン限定デザインの文字が躍っている。

「『パイズリ専用マッサージオイル・カカオ風味』・・・この時期だけの限定品だそうです」

「カカオ風味・・・?」

「ええ。甘くほろ苦いチョコレートの香りと、パイズリに最適な重厚な粘り気。これと・・・」

彼女は淫らな手付きで、僕の震える亀頭を指先でなぞった。鋭くも甘い刺激がビクンと肉棒を震わせる。

「私の伴侶様から絞り出される『特濃ミルク』を混ぜ合わせることで・・・世界で一番美味しくて甘い、最高のホワイトチョコレートが完成するのです♥」

「うぁ・・・そんなこと言われたら・・・我慢できなくなるよ・・・」

「ふふ、我慢なさらないでください。・・・さあ、仕上げてまいりましょう」

ポンッ、と小瓶の蓋が開けられると、途端に芳醇で甘美なカカオの香りが寝室いっぱいに広がった。まるで高級ショコラティエの厨房に迷い込んだかのような、濃厚な甘い香り。それだけで脳がとろけそうになる。

とろぉり・・・

溶かしたチョコレートのような深い褐色のオイルが、コーデリアの雪のような爆乳にたっぷりと垂らされた。

粘度の高い液体が、柔らかな曲線をゆっくりと伝い落ち、深い谷間へと吸い込まれていく。彼女の体温と頭の炎の熱で温められ、香りはさらに強さを増していく。つやつやとチョコ色に輝くオイルにまみれた白い肌は、まるで極上のスイーツのようだ。

「準備万端、ですね・・・♥」

コーデリアが両手で胸を捧げ持ち、ぐぐっと寄せる。

オイルでヌルヌルになったおっぱい同士が押し合い、深い、底なしの渓谷が生まれた。

「さあ、私の伴侶様・・・存分にお楽しみくださいませ♥」

思わず生唾を飲み下す。ガッチガチに硬直し、限界まで待ちわびていた肉棒が、カカオ香る魅惑の谷間へと吸い込まれていく。

むにゅうぅぅっ・・・ぬちゃぁ・・・♥

「あぐっ・・・!!」

余すところなく。本当に、一ミリの隙間もなく、僕のイチモツはコーデリアの爆乳に包み込まれた。

圧倒的な柔らかさ、圧迫感、そしてオイルのねっとりとした温もり。視界が埋め尽くされ、息をするのも忘れるほどの快感が、一瞬にして全身を駆け巡る。

もにゅん、もにゅん・・・♥たぷん、たぷん・・・♥

コーデリアがゆっくりと、本当にゆっくりと胸を揺すぶり始める。

決して激しくはない。まるで赤子をあやす揺り籠のように、あるいは波に揺られる小舟のように、ゆったりとしたリズム。しかし、その一挙手一投足がもたらす情報の密度は、とてつもなかった。

ムギュゥゥ・・・っと押し寄せる肉の波。右から、左から、上から、下から。コーデリアの豊満すぎるおっぱいは、まるで生き物のように形を変え、僕の逸物を貪欲に飲み込んでいく。

「あぁ・・・っ、き・・・気持ちいい・・・❤すごい・・・みっちり詰まってる・・・」

「ふふ、苦しくはありませんか?私の伴侶様・・・♥」

苦しいわけがない。

いや、ある意味では「快楽で息苦しい」と言えるかもしれない。オイルの膜を一枚隔てているはずなのに、コーデリアの肌のきめ細かさ、脂肪の弾力、体温の温かさが、ダイレクトに伝わってくる。むしろ、高粘度のカカオオイルが「接着剤」の役割を果たし、僕の肉竿とコーデリアの胸を一体化させてしまっているようだ。

ぬちょぉ・・・ねちょぉ・・・♥

動くたびに、鼓膜を甘く犯す粘着質な水音。カカオの香りが鼻腔を満たし、視界は茶色く光る白い肌の絶景で埋め尽くされ、下半身は底なしの沼に沈んでいる。五感のすべてが、コーデリアのおっぱいによってハッキングされている。

「んぅ・・・♥大きくて・・・硬くて・・・素敵ですね・・・♥おっぱいの中で、ドクドクと脈打っているのが分かります・・・❤」

コーデリアが蕩けた声で囁く。

嬉しそうに僕の顔を覗き込みながら、わざとらしく胸を寄せ、谷間の圧力を高めた。限界まで硬直した僕の肉棒は、その圧力に抗うように、さらに太く、硬く張り詰める。

鋼鉄のように硬い肉棒と、マシュマロのように柔らかい乳肉。相反する二つの質感がせめぎ合い、擦れ合うたびに、火花のような快感が散る。

硬いからこそ、柔らかさをより深く感じられる。柔らかいからこそ、硬さをより強く意識させられる。このコントラストこそが、パイズリの醍醐味であり、真髄だ。

「はぁ・・・はぁ・・・、コーデリア・・・柔らかすぎるよ・・・溶けちゃう・・・❤」

「溶けてしまってください♥貴方のその硬い理性が・・・全部トロトロになるまで❤」

ずずぅっ・・・むにゅぅん・・・♥

コーデリアは今度は、上下動ではなく、円を描くように胸を回し始めた。

肉の渦潮。洗濯機のように・・・いや、もっと粘度の高い、蜂蜜をかき混ぜるような重たい回転。亀頭のカリ首が、乳肉の奔流に揉みくちゃにされる。敏感な先端が、オイルまみれの肌にこすられ、弾かれ、撫で回される。

「あぁぁ・・・❤それ気持ちいい・・・❤熱いよ・・・焼けるみたいだ・・・❤」

「んんっ・・・♥私の胸・・・貴方の形でいっぱいになって・・・熱いです・・・♥」

カカオオイルには温感作用もあるのだろうか。それとも、二人の情熱が物理的な温度を上げているのか。結合部・・・いや、密着部は高熱を発し、汗とオイルが混ざり合ってさらに滑りを良くしていく。

たぷん、たぷん・・・♥

もにゅ、もにゅ、ずずず・・・♥

ゆったりとしたリズムが、永遠に続くかのように繰り返される。

激しいピストンなら、勢いでイってしまうこともできるだろう。けれど、この遅さは残酷だ。一秒一秒の快感を、強制的に味わわされる。
逃げることも、終わらせることも許されない。

じっくり、コトコト。まさに、僕という素材を煮詰めているかのようだ。

精巣の奥が、チリチリと痺れ始めた。下腹部に重たい熱が溜まり、出口を求めて渦巻き始める。

――射精の予感。

白い本能が、喉元までせり上がってくる。

「あ・・・くぅ・・・っ、コーデリア・・・そろそろ、やばいかも・・・」

「おや・・・?もう、限界ですか?」

僕の弱音に、コーデリアは聖母のように優しく、慈愛に満ちた微笑みを浮かべた。

そして、そっと、本当にそっと動きを止める。けれど、胸の力は緩めない。むしろ、赤子を抱きしめるように、優しく、けれど絶対に離さないという意志を込めて、ぎゅうぅぅっと抱きすくめられた。

「まだ・・・まだ、出しちゃだめですよ?私の伴侶様・・・♥」

耳元で囁かれる、甘い甘い制止の言葉。

命令ではない。お願いでもない。ただ、「まだここにいてほしい」という純粋な愛の響き。

「んぅ・・・っ、おちんちんが・・・ビクビクして・・・苦しそう・・・でも、可愛い・・・♥」

「くっ・・・はぁっ、はぁっ・・・!だめ、だめだよコーデリア・・・そんなに優しくされたら・・・逆に・・・!」

出したい。出して楽になりたい。

けれど、コーデリアの胸の中が、おっぱいの中があまりにも心地よくて、終わらせたくないとも思ってしまう。射精まであと数秒、いや数ミリという断崖絶壁。そこでピタリと寸止めされ、生殺しにされる。

普通なら苦悶に歪むはずのその状況が、今の僕には極上の幸福に昇華されてゆく。コーデリアの体温、匂い、柔らかさ、そして溢れ出る愛情。それらが僕の全身を包み込み、快感の苦しさを、蕩けるような幸せへと変換していく。

「大丈夫・・・大丈夫ですよ・・・♥私が、受け止めてあげますから・・・」

コーデリアは僕の頭を胸に引き寄せ、よしよしと撫でた。下半身はおっぱいに埋まり、心も彼女の愛に埋まる。

「もっと・・・もっと溜めて・・・。甘く、美味しくなるまで・・・❤一緒にとろとろになりましょう・・・?」

「あぁ・・・❤うん・・・一緒なら・・・いくらでも・・・❤」

抗う気力なんて、とっくに溶けてなくなっていた。

コーデリアがそう言うなら、このまま永遠にこの境界線で漂っていてもいいすら思える心地よさ。射精というゴールすらどうでもよくなるほど、今のこの「過程」が幸せすぎたのだ。

――それは射精直前の、3歩手前。

引き返すことも進むこともできない、快楽の特異点。

そこで僕はずっと、コーデリア胸の中で揺られ、蕩け、特濃の白濁ミルクを煮詰め続けてしまうのだ。

ぬちょぉ・・・ねちょぉ・・・♥

たぷん・・・もにゅん・・・♥

部屋に響くのは、粘度の高いオイルと柔らかな肉が奏でる、卑猥で重たい水音だけ。カカオの甘い香りが熱気と共に立ち上り、僕の思考回路を麻痺させていく。

「あぁ・・・っ、うぁ・・・♥ゆ、揺れる・・・おっぱいが・・・揺れて・・・♥」

僕はだらしなく口を開け、天井を仰ぎながら、途切れ途切れの言葉を漏らしていた。視界の端では、コーデリアの頭上の炎がゆらゆらと揺らめき、その光が彼女の爆乳に塗られたオイルをキラキラと反射させている。

コーデリアは、決して激しくは動かない。僕の肉棒を深い谷間の底に捕らえたまま、上半身を振り子のように、あるいは波に漂う小舟のように、ゆったりと、しかし力強く揺さぶり続けているのだ。右へ、左へ。たぷん、と重たい脂肪の塊が、遠心力で僕の竿を押しつぶし、擦り上げ、絡め取る。

「ふふ・・・♥どうですか?私の伴侶様・・・。私の胸の中で・・・貴方がかき混ぜられていますよ・・・♥」

コーデリアが聖母のような慈愛に満ちた瞳で僕を見下ろす。その言葉通りだった。僕は今、コーデリアの温かな乳房という名のボウルの中で、ドロドロに湯煎され、攪拌されているのだ。

オイルのヌルヌルとした感触と、吸い付くような感触。それらが混然一体となり、僕の硬直したイチモツの表面を、ねちっこく撫で回す。一揺れごとに、数万の神経細胞が一斉に歓喜の声を上げ、脳髄へ快楽の信号を送り続ける。

「ひぐっ・・・♥あ、あぁ・・・♥重い・・・柔らかい・・・吸い付く・・・♥」

―ー気持ち良すぎる

―ー幸せ過ぎる

―ーコーデリアへの愛おしさが溢れてしまいそうだ

今日の愛情たっぷりドロ甘パイズリ・・・それがこれほどまでに気持ちいいものだとは、想像をはるかに超えていたのだ。

コーデリアの爆乳が揺れるたび、その圧倒的な質量が僕のモノにのしかかる。ただ柔らかいだけではない。中身の詰まった、密度の高い「肉」の圧力。それが、敏感になりきった亀頭を、裏筋を、竿全体を、逃げ場のない檻のように圧迫する。

ぎゅうぅぅぅ・・・と締め付けられ、むにゅぅぅぅ・・・と開放される。その繰り返しのたびに、僕は小さく痙攣し、腰を浮かせてしまう。

「可愛い・・・♥こんなにビクビクして・・・。まるで、私の胸に食べられているみたいですね・・・♥」

「た、食べられてる・・・♥コーデリアのおっぱいに・・・飲み込まれてるぅ・・・♥」

全く持って、その通りだった。

視線を落とせば、僕の股間はあるべき場所になく、ただコーデリアの白く、茶色く汚れた胸の谷間に埋没し、完全に消失していたのだから。見えるのは、盛り上がり、波打つおっぱいの山脈だけ。僕の男としての象徴は、コーデリアの柔乳肉の牢獄に囚われ、完全に支配下にあるのだ。

ずずぅっ・・・ぬりゅっ・・・♥

コーデリアが少し、挟む力を強めた。

それだけで、世界が白く弾ける。限界まで張り詰めた肉棒の皮が、オイルまみれの乳肌に擦られ、引っ張られる。熱い。痛いほどに熱い。コーデリアの体温と、頭の炎の熱、そして摩擦熱がこもり、谷間の底は灼熱の炉のようだ。そこで僕の欲望は、グツグツと煮込まれ、濃縮されていく。

「くぅっ、ぅぅぅっ・・・!だ、だめっ、また、波が・・・!」

「あら、また高まってしまいましたか?・・・ふふ、いけませんよ。まだ『調理中』なのですから・・・♥」

射精の衝動が、背骨を駆け上がり、脳天を突き抜ける。出したい。出して楽になりたい。けれど、コーデリアは許さない。

むぎゅぅぅぅぅぅぅ・・・ッ♥

コーデリアは揺さぶりを止め、代わりに両腕で自身の胸を抱きしめるようにして、万力のような力で僕を締め上げた。柔らかいのに、岩のように動かない拘束。尿道口をふさがれ、膨れ上がったカリ首を押しつぶされ、射精の道を物理的に断たれる。

「んっ・・・!んーーーっ!!♥」

「我慢、です・・・♥もっと、もっと濃くして・・・。ホワイトチョコレートのように・・・ねっとりと糸を引くくらいに・・・♥」

耳元で囁かれる甘い命令。

それが呪文となって、僕の射精中枢を縛り付ける。苦しい。けれど、それ以上に気持ちいい。生殺しにされることへの背徳感と、コーデリアに管理されているという安心感。相反する感情が混ざり合い、脳内麻薬がドバドバと溢れ出す。

「はぁ、はぁっ・・・♥こ、コーデリア・・・僕、もう・・・おかしくなりそう・・・」

「もう、おかしくなっていますよ?・・・ご覧くださいませ、ご自分の顔を」

コーデリアが顎をしゃくり、部屋の鏡を指し示す。そこには、白目を剥きかけ、口の端から涎を垂らし、だらしなく舌を出して喘ぐ、廃人のような男の顔が映っていた。そして、その男の股間には、女神のように美しく、悪魔のように淫らなロウソクの化身が食らいついている。

「あぁ・・・すごい・・・変な顔・・・」

「いいえ、素敵ですよ。・・・私の愛に溺れ、私のおっぱいに溺れ・・・何も考えられなくなっている、幸せな殿方の顔です」

コーデリアは愛おしそうに僕の頬を撫で、そして再び、ゆったりとしたリズムで胸を揺すぶり始めた。

もにゅん、たぷん❤

もにゅん、たぷん❤

終わらない。終わらせてくれない。時間の感覚が消えていく。今が何時なのか、始めてからどれくらい経ったのか。そんなことはどうでもいい。ただ、この柔らかさと、甘い匂いと、ぬるぬるとした感触が、永遠に続けばいい。

ずぶずぶ・・・ぬちゃぁ・・・♥

コーデリアのおっぱいに、深く沈む。

沈むたびに、絡め取られる。まるで底なし沼だ。カカオの香りのする、温かくて甘い、肉の沼。気持ち良すぎる・・・僕だけのおっぱいだ。

「あぁ・・・コーデリア・・・僕、もう・・・君のおっぱいのことしか、考えられない・・・」

「ふふ、光栄です・・・♥私も、貴方のおちんちんのことしか考えられません・・・。中で大きくなって、硬くなって・・・私の胸を、内側から犯しているようです・・・♥」

意識が混濁する。

前後不覚。自分が誰で、ここがどこなのか。そんな自我の境界線が溶けてなくなり、ただ「気持ちいい」という信号だけが世界を満たす。

僕の先走り液と、オイルが完全に乳化し、白濁したクリーム状になって泡立っている。それが、クチュクチュと卑猥な音を立て、二人の結合部たる胸の谷間を埋め尽くす。

本当に、ホワイトチョコレートを作っているかのようだ。僕という素材を、彼女が丹精込めて練り上げているのだ。

「さあ・・・私の伴侶様・・・。もっと、蕩けて・・・もっと、幸せになって・・・貴方の全てが・・・甘い甘いチョコになるまで・・・離しませんからね・・・♥」

たぷんっ・・・むぎゅぅぅぅ・・・♥

視界が暗転する。

意識が飛ぶ寸前の、まどろみのような快感。

僕は、愛しい「柔乳肉の牢獄」の中で、抗うことをやめ、完全にコーデリアへと身を委ねた。このまま溶けて、彼女の一部になってしまっても構わない。そう思えるほどに、この地獄は甘く、そして幸せだったのだから。

柔乳肉に揺さぶられること・・・もうどれくらいの時間が経ったのだろう。

数分なのか、数十分なのか、あるいは数時間なのか。時間感覚なんて、とっくの昔にカカオの香りと熱気の中に溶けて吹き飛んでしまっている。

ただ確かなのは、僕の身体の芯まで、コーデリアの愛と快楽が染み渡り、いつでも爆発できる準備が整っているということだけ。

射精直前、崖っぷちの一歩手前。そこで留まり続ける極限の昂りを、シェフであるコーデリアは完全に見通していた。

「・・・ふふ、そろそろよろしいでしょう」

ゆったりとした揺さぶりを止め、コーデリアが慈愛に満ちた声で告げた。その声は、甘い毒のように鼓膜を溶かし、脳へと直接響いてくる。

「十分に煮詰まりました。・・・待ちに待ったお時間ですよ?私の愛しい伴侶様❤」

それは、待ちに待った許可。

天国への門が開く音。張り詰めていた緊張の糸がプツンと切れた瞬間、僕の口から漏れたのは、男らしい歓喜の声ではなく、幼児のような、蕩けきった安堵の声だった。

「やったぁ・・・♥出せる・・・ふぁぁ・・・♥」

幸福感に顔を緩ませ、へにゃりと脱力する僕。

そんな無防備で可愛らしい(と彼女には映っているであろう)反応を見て、コーデリアが嬉しそうに、そして嗜虐的に目を細める。そんな瞳の奥で、真紅の炎がギラリと怪しく輝いた。

「ふふっ・・・♥なんて可愛らしい・・・。では、参りますよ?」

コーデリアの雰囲気が、肉棒を包み込んでいる状況が一変した。

先ほどまでのゆったりとした揺り籠のような慈愛の動きではない。彼女は両腕で自身の爆乳をギチギチに寄せ上げ、僕の亀頭から先、一番敏感な部分をみっちりと、逃げ場なく包み込んだのだ。それは、獲物を絶対に逃さない捕食者の抱擁・・・特濃になるまで煮詰まれた白濁を、搾り取らんとばかりに蠢く、極上のフィニッシュホールドだ。

「思い切り・・・お出しくださいませ❤」

タプタプタプタプタプッ!!

始まったのは、目にも止まらぬ高速の振動だった。

先ほどまでとは別次元の速度。柔らかい脂肪の塊が、小刻みに、しかし強烈な圧力を伴って、カリ首を四方八方から擦り上げる。カカオオイルの極上のヌルつきが、その振動を一切の減衰なく粘膜へと伝え、さらに増幅させる。摩擦熱が一瞬で発火点を超え、僕の股間は灼熱の炉と化した。

「あひぃぃっ!?♥は、はやいっ、すごいっ・・・!!」

たちまち、下腹部に甘い電流がほとばしる。

背骨を駆け上がり、脳天を突き抜ける稲妻のような快感。煮詰めに煮詰まった精力が、堰を切ったダムのように出口へと殺到する。だが、ただ出すだけではない。コーデリアの胸が、まるでポンプのように僕の中身を根こそぎ吸い出そうとしているのだ。

「んっ!んっ!んっ!全部っ、全部搾り取りますっ・・・!空っぽになるまでっ・・・!」

コーデリアの頭の炎がボウボウと燃え盛り、その熱が胸を通して、オイルを通して、僕の芯へと伝わってくる。熱い。速い。気持ちいい。視界が真っ白に明滅し、自分が誰なのか、ここがどこなのかもわからなくなる。ただ、「気持ちいい」という情報の奔流だけが、僕の存在を塗りつぶしていく。

「あぁっ、だめっ!もう、もう出るっ!出るぅぅぅっ!」

情けなく喘ぎながら、僕は無意識に腰を突き上げていた。

コーデリアの胸の奥深く、少しでも深い場所へ、僕の全てを届けたくて。本能が、愛しき伴侶の中に種を撒き散らせと叫んでいる。

「ええっ!貴方の特濃ミルク・・・たっぷりとご馳走してくださいませっ♥」

その言葉が、トリガーとなった。理性の堤防が粉々に砕け散り、快楽の洪水が世界を飲み込む。

ドクンッ!!

限界を超えて膨張した尿道口が、パカリと開く。

全身の血液が股間の一点に集中し、魂ごと射出されるような感覚。

びゅるるるるるるっっ!!!

どぷっ、どぷぷっ、びゅーーーっ!!!

噴火。

コーデリアの深すぎる谷間の底に、大量の白濁が吹き出した。

普段とは違う、チョコレートソースのように濃厚で、重たい精液。インキュバス化した僕が、コーデリアへの愛と欲望を限界まで煮詰めた、特濃のエッセンス。それが、茶色いオイルと混ざり合い、美しいマーブル模様を描きながら、コーデリアの胸を埋め尽くしていく。

「んあぁぁぁぁぁっ!!♥あ、熱いっ・・・!すごい量っ・・・!溢れますっ、谷間からっ、溢れちゃいますっ・・・!♥」

コーデリアが歓喜の声を上げる。追い打ちをかけるように、射精の勢いに合わせて、さらに胸を押し付け、搾り取るように揉みしだく。ビクン、ビクンと脈打つ僕のモノが、そのたびに新たな白濁を吐き出し、バレンタインの甘い香りと青臭い性臭を部屋中に充満させてゆく。

一発、二発では終わらない。三発、四発・・・止めどなく溢れる生命の奔流。

出すたびに背筋がゾクゾクと震え、脳髄が溶けて耳から流れ出しそうになる。あまりの快感に、僕は酸素を取り込むことすら忘れ、ただ口をパクパクとさせて痙攣していた。長い長い放出の果て。僕らはチョコとミルクと愛液にまみれ、甘い泥沼の中で、幸せな虚脱感に包まれていた。

世界で一番甘くて、濃厚なバレンタインの贈り物が、今ここに完成したのだ。

「き、気持ち良かったぁ・・・♥ふにゃぁ・・・」

たっぷりと時間をかけて吐き出し終えた僕は完全に脱力し、魂ごと搾り取られた虚脱感と、それを上回る幸福感で、指一本動かせない。視界がぼやけ、天井が回っているように見える。

そんな僕の股間――コーデリアの胸元には、甘い香りを放つ白と茶色のマーブル模様の湖が出来上がっていた。

カカオオイルと、僕の特濃ミルクが混ざり合った、世界に一つだけのホワイトチョコレート。

「んむ・・・♥ちゅぷ、れろぉ・・・♥」

コーデリアは自身の胸元に溜まったそれを、顔を伏せるようにしながら愛おしそうに舐め取り始めた。長い舌が這うたびに、胸に挟まれたままの僕の肉棒が、クリクリと刺激される。

「んんっ・・・♥美味しい・・・♥カカオのほろ苦さと、貴方のミルクの濃厚な味わいが・・・絶妙に絡み合って・・・」

コーデリアは恍惚とした表情で、指ですくい、あるいは直接唇を寄せ、音を立てて味わっている。

その間も、豊満な爆乳によるホールドは解かれていない。むしろ、舐める動作に合わせて胸が動き、敏感になりきった竿を優しく、ねちっこくマッサージし続けているのだ。

「あぁ・・・っ、挟まれたまま・・・動くと・・・まだ、気持ちいい・・・❤」

「ふふ、デザートタイムはまだ終わりませんよ?・・・綺麗になるまで、たっぷりと味わわせていただきますね♥」

コーデリアは妖艶に微笑み、再び僕の分身ごと、胸元の甘い蜜に吸い付いた。

じゅるり、ちゅぷっ・・・♥

名残惜しそうに、けれど丁寧に。

コーデリアは時間をかけて、胸元と僕のモノにこびりついた甘い痕跡を、すべて自身の胃袋へと収めていった。やがて、カカオとミルクの混合物は綺麗になくなり、そこには唾液とオイルで艶やかに光る、洗われたばかりのような美しい爆乳だけが残った。

「・・・ふぅ♥綺麗になりました」

コーデリアが顔を上げ、満足げに・・・いや、どこか物足りなさそうに舌なめずりをした。

その瞳は、まだ妖しく輝いている。満腹になった獣の目ではない。獲物の味を覚え、さらなる饗宴を求める捕食者の目だ。

「ですが、私の伴侶様・・・。綺麗になったということは、また『汚す』ことができるということですよね?」

コーデリアの豊満な胸が、期待に弾むようにプルンと震える。もっと挟みたい。もっと揺らしたい。もっと搾り取りたい。そんな無言の圧力が、甘い香りと共に押し寄せてくる。

そんな愛する伴侶の更なる欲望の炎・・・その炎に僕の身体は全身全霊を以って答える。僕はインキュバス。愛する妻に精を注ぐために進化した魔性の身体は、限界などというリミッターをとっくに粉砕している。

射精直後だというのに、僕の股間はみるみるうちに熱と硬度を取り戻し、先ほど以上に獰猛に脈打ち始めていた。枯渇を知らない精力の泉は、愛しい伴侶からの煽情的な視線を受けただけで、瞬く間に滾々と新たな熱を湧き上がらせていく。

脳髄が溶けるような、あの圧倒的に甘く、優しく、そして逃げ場のない柔乳肉の感触。思考よりも先に、快楽の記憶と底なしの性欲が身体を突き動かす。僕自身も、あのドロ甘な柔乳肉奉仕にすっかりと魅了されてしまっていたのだ。

「・・・コーデリア」

「はい・・・♥」

「・・・もう一回・・・シて・・・♥」

それは、搾り取られた男のセリフとは思えない、精気に満ちた心からの甘えたおねだりだった。理性なんてものは、カカオの香りの中に溶けて消えてしまったようだ。

僕の言葉を聞いた瞬間、コーデリアの顔がパァッと輝いた。頭の炎が、ボウッ!!と音を立てて爆発的に燃え上がる。

「あぁっ・・・!嬉しい・・・!もちろんです、私の愛しい伴侶様っ!!♥」

コーデリアはすぐさまカカオオイルの瓶を取り上げると、躊躇なく逆さまにした。ドボドボドボ・・・と、先ほどよりもさらに大量のチョコレート色の液体が、コーデリアの胸と、僕の怒張した股間に降り注ぐ。

「では、もう一度・・・熱々で、特濃なミルクを作りましょうね・・・♥」

コーデリアは再び僕のモノを深い谷間に挟み込んだまま、たぷん、たぷん・・・と、魅惑の揺さぶりを開始した。

甘い香りと柔らかな感触に包まれながら、僕の視線はふと、サイドテーブルに置かれたカカオオイルの小瓶へと吸い寄せられた。

あれだけ贅沢に使ったというのに、瓶の中にはまだたっぷりと、半分以上の液体が揺らめいている。普通なら「まだこんなにあるのか」と戦慄するところだろう。けれど、今の僕の溶けきった脳みそには、それが「希望」と「約束された快楽」にしか見えなかった。

「ねえ、コーデリア・・・」

「はい・・・♥なんですか?」

僕はとろんとした瞳で瓶を見つめ、そして愛しいロウソクの化身を見上げた。口から漏れたのは、おっぱい星人の本能が言わせた、あまりにも破滅的なおねだり。

「あのオイル全部、使い切っちゃうまで・・・パイズリ・・・シて・・・♥」

それは、夜明けまで・・・いや、明日になっても終わらないかもしれない、果てしない愛欲への招待状。

それを聞いた瞬間、コーデリアの顔が、とろけるような至福の笑顔で満たされた。頭の炎が、ボウボウと嬉しそうに踊っている。

「・・・ふふっ、ふふふっ♥まあ、私の伴侶様ったら・・・なんて素敵なことをおっしゃるのでしょう・・・♥」

コーデリアは愛おしそうに僕の頬を撫で、そして悪魔のように、聖母のように微笑みかけた。

「かしこまりました・・・♥最後の一滴まで・・・貴方のすべてを、搾り尽くさせていただきますね♥」

・・・たぷん、たぷん❤

・・・もにゅん、もにゅん❤

愛情たっぷり、愛しい伴侶をメロメロに蕩けさせる揺さぶり。

世界で一番甘くて、濃厚で、終わりのないバレンタインの贈り物が、今ここに完成したのだ。僕らがこの甘い沼から抜け出せる頃には、きっと二人とも、身も心もとろとろに溶け合ってしまっていることだろう。
26/02/14 18:20更新 / たっぷりとしたクリーム
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■作者メッセージ
バレンタインデーのネタ!!!
特濃ミルクで作るホワイトチョコレート!!!
これはエロ魔物SSでしか描けない幸せな物語ですよな!!!

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33