リア充を呪った日々から・・・
あー、まじリア充爆発しないかな〜
いつものごとく周りを見渡し呪いの様に繰り返す言葉
『リア充爆発』
元々おかしい世界だとは思ってたけどさ、リア充じゃなければバイトすら受からないってなんだよ!?
バイトの面接いって5人中4人はカノジョ持ち、一人彼女のいない俺だけに後日不合格通知がきましたよ。
「あー・・・彼女ほしいなぁ」
大きな独り言を恥ずかしげもなく言ってやる、こんなことで彼女ができたら苦労しないっての!
現在の俺はかなり痛い人なんだろうな・・・遠目から人のことを見ながらクスクスと笑ってる女の子たち
哀れみのまなざしで見てくる男たち
あー・・・まじリア充爆発して木っ端微塵になれよ!
「ただいま」
外でやることもないので家に帰ってきたのはいいが、相変わらず姉と妹は彼氏とイチャイチャしてた
「・・・飯は今日もないっと」
彼氏と一緒にいることで手が一杯なのか飯なんて存在しなかった
と言っても、食わないと腹が減るので自炊はする。モチロン一人分しか作らないけどな
「あ、兄貴帰ってたの?・・・おかえり」
たまたま近くを通りかかった妹がおかえりと言ってくるがその顔は迷惑そうだった。
「ああ・・・ただいま。」
「ご飯作るの?・・・なら私たちの分も」
「何言ってんだ?料理上手な彼氏に作ってもらえよ」
「・・・ケチ」
何が不満なんだ?つい昨日まで彼氏の自慢ばかりしてたくせに。
俺が作った飯なんて残飯とかほざいてたのはドコのドイツだよ
「せいぜいイチャイチャしてこいよ・・・妹様」
馬鹿にする口調で妹を追い払い、自分の飯を作る
「いただきます」
一人ぽつんと食事を取る、さびしいものだ
欲を言えば誕生日くらい祝ってほしかった・・・今日は俺の18の誕生日だったのに・・・
テーブルには自分で作ったオムライスとホットミルク
ケーキも無ければお祝いの言葉すらない
おめでとうの言葉もないな・・・・聞こえるのは愉しげな声だけ
モチロン彼氏と彼女たちの声だけ
「愉しそうだな・・・・あはは・・・はぁ」
うらやましい・・・俺にも彼女がいればあんなふうに笑っていたのかな?
「はぁ・・・無いもの強請りしてもしかたないよな・・・もう寝よ寝よ」
さっさと食べ終えて現実逃避の不貞寝をする。
「ん・・・今何時だ・・・?」
時間を見ようと目覚まし時計を探すが見当たらない
変わりにムニュと何かやわらかいものを掴んだ
「キャン」
「キャン?なんだ?」
何を掴んだかわからないがとりあえず何度か握ってみると女の子のような声が・・・
女の子・・・?
恐る恐る目を開けて右手の先を見てみると・・・
全身包帯だらけでところどころ褐色の肌が見え隠れする女の子の胸をわしづかみしていた
「・・・え?」
謝る言葉よりも疑問が先に来てつい声を発してしまった
その声に反応するかのごとく目の前の少女に似た少女たちがわんさかドコからかこちらへ寄ってくる
「一体ドコから・・・・」
沸いて出てくる少女たちにも驚いていたが、目の前の少女がなんとなくジト目で俺を見ているのに気がついた
彼女の視線は俺の右手・・・すなわち胸を掴んでる手を凝視していた
「あ、ごめん」
すぐさま手を引っ込めようとするも彼女に手を掴まれて身動きが取れなくなってしまった。
「えっと・・・あの・・・」
ドクンドクンと脈拍が上がってるのがわかる。ああ、俺こんなかわいい子の胸を無断で触るどころか揉んじまったんだな・・・
まだ右手に残る感触ににやけそうになる顔
目の前の少女はいまだに俺の手を取り、じっと俺を見つめていた
「お前たち何の騒ぎだ!?持ち場に戻れ!」
すこしはなれたところから凜とした綺麗な怒声が聞こえてくるやいなや、周りにいた少女たちはそそくさと物陰に隠れていった
「おい!ソコのお前も持ち場に・・・」
ツカツカというか・・・・プニプニと音が鳴りそうな足取りで怒声の持ち主が俺と彼女の前に来て・・・・
「何でこんなところに人間がいるんだぁぁぁぁぁぁ!?」
思いっきり叫んだ・・・ん?人間?
「あ・・・あの・・・」
「ん・・・なっなんだ?」
「そんなに驚くことなんですか?その、人間がいるってことが」
「そうだな・・・ところでお前は誰だ?」
「あ、俺はアレスって言います」
「で、アレスはなぜここにいるんだ?」
「さぁ・・・起きたらここにいたんですよ・・・どうやってきたかなんてさっぱりです」
「そうか・・・私はフィリアだ、種族は見たらわかるだろ?」
「はい、犬ですね!」
「そうだ・・・犬って違うわ!この姿を見てわからぬのか!?」
「え?・・・犬耳に尻尾・・・肉キュウまでついてるなんて本格的なコスプレなんですね」
「こすぷれ?よくわからんがそんな者ではない!いいか、私はアヌビス種だ」
「アヌビス?アヌビスってファラオ王とかを守護してる?」
「なんだわかってるではないか。そうだ、他にはソコにいるマミーたちの管理もしているな」
「へぇ・・・この子マミーっていうんだ・・・え?」
「何を驚いてる」
「いや・・・だって・・・こんなかわいい子がゾンビだなんて・・・」
「こいつらをかわいいとな・・・・アレスは変わっているな」
「え?」
「普通なら出会ったら速逃げるものなのだが・・・逃げておらぬし」
「あー・・・逃げるとか考えてなかった・・・てか危ない子なの?」
「危険ではないぞ・・・ただ性を多めに取られるだけだがな」
「はぁ・・・性って・・・え?」
「まぁ積もる話は場所を変えてからだな・・・ほらいくぞ」
「あ、ちょっと・・・」
フィリアに引きずられる形で別の部屋につれてこられたんだけど
「二人っきりでとも思ったが・・・こやつ、お前が気になるようだ」
「まぁ・・・不用意にですが胸さわっちゃったから・・・」
「ん?こやつの胸を触ったのか・・・・体がだるいとか不調はあるか?」
「特に無いですよ・・・えっと、さっきはごめんね」
「・・・」
謝ってみるも彼女はジト目で俺をみるだけ
「まぁ、気にするな・・・こやつらはコレで普通なのだからな」
コレで普通なのか?意思疎通とかできてるのかな?
「まぁ、私たちには必要ないがしゃべることも出来るぞ?」
「マジ?なら・・・えっと・・・」
「俺アレスっていうんだ・・・その、よろしくね」
「・・・私、ミア」
「ミアちゃんっていうのか・・・かわいい名前だね」
「・・・ありがと」(/// ///)
「なんか顔赤いような・・・大丈夫?」
「・・・・うん、ありがとう」
「(アレスは無意識か?・・・何はともあれしばし様子をみるか)」
「さっきは・・・ごめんね」
「気にしなくて・・・いい・・・嫌じゃなかった」
「そっそうかな・・・・痛くしたり・・・してたら・・・」
「大丈夫・・・・その・・・きもちよかった」
「え?」
「アレスの手・・・気持ちいい」
「それって「はいはいそこまでじゃ」フィリア」
「いつまで惚けた話をしておる。アレス私からいくつか質問をする、正直に答えてくれ」
「わかった」
「まず、お主は人間じゃな?」
「そうだよ」
「では、お主にとってここは異世界となるのじゃな?」
「まぁ・・・そうなるね」
「ふむ・・・コレは報告するべきか」
「報告?」
「うむ、アレスにわかりやすく言うと魔王みたいな存在の方じゃな」
「へぇ〜魔王なんているんだ・・・やっぱ強いのかな」
「実力は判らん・・・しばし待っておれよ」
そういってフィリアはそそくさと部屋の置くへ行ってしまった
「通信機器でもあるのかな?」
「・・・アレス・・・もっと触って」
「ミア?・・・ちょっちょっと!?」
ミアは俺の手を握ると自分の胸に押し当てる
「もっと・・・いっぱい・・・」
ぐいぐいと手を押し付けるが何をしてほしいのかがわからない
「ちょっと・・・ミア?さっきから何を・・」
「アレス・・・胸ちいさいの・・・・いや?」
「いや・・・嫌じゃないけど・・・・ちょっとまって」
「アレス?」
「ミアの気持ちはうれしいけど・・・・できればもうちょっと落ちついてから・・・」
「戻ったぞ・・・なんじゃまたやってたのか・・・若いのぉ」
「やってたって何を!?」
「とぼけなくても良い・・・まぁいい、アレス」
「何?」
「今から魔王様に会いに行くぞ」
「え?・・・えええええ!?」
いきなり魔王とか・・・・勘弁してくれよ
いつものごとく周りを見渡し呪いの様に繰り返す言葉
『リア充爆発』
元々おかしい世界だとは思ってたけどさ、リア充じゃなければバイトすら受からないってなんだよ!?
バイトの面接いって5人中4人はカノジョ持ち、一人彼女のいない俺だけに後日不合格通知がきましたよ。
「あー・・・彼女ほしいなぁ」
大きな独り言を恥ずかしげもなく言ってやる、こんなことで彼女ができたら苦労しないっての!
現在の俺はかなり痛い人なんだろうな・・・遠目から人のことを見ながらクスクスと笑ってる女の子たち
哀れみのまなざしで見てくる男たち
あー・・・まじリア充爆発して木っ端微塵になれよ!
「ただいま」
外でやることもないので家に帰ってきたのはいいが、相変わらず姉と妹は彼氏とイチャイチャしてた
「・・・飯は今日もないっと」
彼氏と一緒にいることで手が一杯なのか飯なんて存在しなかった
と言っても、食わないと腹が減るので自炊はする。モチロン一人分しか作らないけどな
「あ、兄貴帰ってたの?・・・おかえり」
たまたま近くを通りかかった妹がおかえりと言ってくるがその顔は迷惑そうだった。
「ああ・・・ただいま。」
「ご飯作るの?・・・なら私たちの分も」
「何言ってんだ?料理上手な彼氏に作ってもらえよ」
「・・・ケチ」
何が不満なんだ?つい昨日まで彼氏の自慢ばかりしてたくせに。
俺が作った飯なんて残飯とかほざいてたのはドコのドイツだよ
「せいぜいイチャイチャしてこいよ・・・妹様」
馬鹿にする口調で妹を追い払い、自分の飯を作る
「いただきます」
一人ぽつんと食事を取る、さびしいものだ
欲を言えば誕生日くらい祝ってほしかった・・・今日は俺の18の誕生日だったのに・・・
テーブルには自分で作ったオムライスとホットミルク
ケーキも無ければお祝いの言葉すらない
おめでとうの言葉もないな・・・・聞こえるのは愉しげな声だけ
モチロン彼氏と彼女たちの声だけ
「愉しそうだな・・・・あはは・・・はぁ」
うらやましい・・・俺にも彼女がいればあんなふうに笑っていたのかな?
「はぁ・・・無いもの強請りしてもしかたないよな・・・もう寝よ寝よ」
さっさと食べ終えて現実逃避の不貞寝をする。
「ん・・・今何時だ・・・?」
時間を見ようと目覚まし時計を探すが見当たらない
変わりにムニュと何かやわらかいものを掴んだ
「キャン」
「キャン?なんだ?」
何を掴んだかわからないがとりあえず何度か握ってみると女の子のような声が・・・
女の子・・・?
恐る恐る目を開けて右手の先を見てみると・・・
全身包帯だらけでところどころ褐色の肌が見え隠れする女の子の胸をわしづかみしていた
「・・・え?」
謝る言葉よりも疑問が先に来てつい声を発してしまった
その声に反応するかのごとく目の前の少女に似た少女たちがわんさかドコからかこちらへ寄ってくる
「一体ドコから・・・・」
沸いて出てくる少女たちにも驚いていたが、目の前の少女がなんとなくジト目で俺を見ているのに気がついた
彼女の視線は俺の右手・・・すなわち胸を掴んでる手を凝視していた
「あ、ごめん」
すぐさま手を引っ込めようとするも彼女に手を掴まれて身動きが取れなくなってしまった。
「えっと・・・あの・・・」
ドクンドクンと脈拍が上がってるのがわかる。ああ、俺こんなかわいい子の胸を無断で触るどころか揉んじまったんだな・・・
まだ右手に残る感触ににやけそうになる顔
目の前の少女はいまだに俺の手を取り、じっと俺を見つめていた
「お前たち何の騒ぎだ!?持ち場に戻れ!」
すこしはなれたところから凜とした綺麗な怒声が聞こえてくるやいなや、周りにいた少女たちはそそくさと物陰に隠れていった
「おい!ソコのお前も持ち場に・・・」
ツカツカというか・・・・プニプニと音が鳴りそうな足取りで怒声の持ち主が俺と彼女の前に来て・・・・
「何でこんなところに人間がいるんだぁぁぁぁぁぁ!?」
思いっきり叫んだ・・・ん?人間?
「あ・・・あの・・・」
「ん・・・なっなんだ?」
「そんなに驚くことなんですか?その、人間がいるってことが」
「そうだな・・・ところでお前は誰だ?」
「あ、俺はアレスって言います」
「で、アレスはなぜここにいるんだ?」
「さぁ・・・起きたらここにいたんですよ・・・どうやってきたかなんてさっぱりです」
「そうか・・・私はフィリアだ、種族は見たらわかるだろ?」
「はい、犬ですね!」
「そうだ・・・犬って違うわ!この姿を見てわからぬのか!?」
「え?・・・犬耳に尻尾・・・肉キュウまでついてるなんて本格的なコスプレなんですね」
「こすぷれ?よくわからんがそんな者ではない!いいか、私はアヌビス種だ」
「アヌビス?アヌビスってファラオ王とかを守護してる?」
「なんだわかってるではないか。そうだ、他にはソコにいるマミーたちの管理もしているな」
「へぇ・・・この子マミーっていうんだ・・・え?」
「何を驚いてる」
「いや・・・だって・・・こんなかわいい子がゾンビだなんて・・・」
「こいつらをかわいいとな・・・・アレスは変わっているな」
「え?」
「普通なら出会ったら速逃げるものなのだが・・・逃げておらぬし」
「あー・・・逃げるとか考えてなかった・・・てか危ない子なの?」
「危険ではないぞ・・・ただ性を多めに取られるだけだがな」
「はぁ・・・性って・・・え?」
「まぁ積もる話は場所を変えてからだな・・・ほらいくぞ」
「あ、ちょっと・・・」
フィリアに引きずられる形で別の部屋につれてこられたんだけど
「二人っきりでとも思ったが・・・こやつ、お前が気になるようだ」
「まぁ・・・不用意にですが胸さわっちゃったから・・・」
「ん?こやつの胸を触ったのか・・・・体がだるいとか不調はあるか?」
「特に無いですよ・・・えっと、さっきはごめんね」
「・・・」
謝ってみるも彼女はジト目で俺をみるだけ
「まぁ、気にするな・・・こやつらはコレで普通なのだからな」
コレで普通なのか?意思疎通とかできてるのかな?
「まぁ、私たちには必要ないがしゃべることも出来るぞ?」
「マジ?なら・・・えっと・・・」
「俺アレスっていうんだ・・・その、よろしくね」
「・・・私、ミア」
「ミアちゃんっていうのか・・・かわいい名前だね」
「・・・ありがと」(/// ///)
「なんか顔赤いような・・・大丈夫?」
「・・・・うん、ありがとう」
「(アレスは無意識か?・・・何はともあれしばし様子をみるか)」
「さっきは・・・ごめんね」
「気にしなくて・・・いい・・・嫌じゃなかった」
「そっそうかな・・・・痛くしたり・・・してたら・・・」
「大丈夫・・・・その・・・きもちよかった」
「え?」
「アレスの手・・・気持ちいい」
「それって「はいはいそこまでじゃ」フィリア」
「いつまで惚けた話をしておる。アレス私からいくつか質問をする、正直に答えてくれ」
「わかった」
「まず、お主は人間じゃな?」
「そうだよ」
「では、お主にとってここは異世界となるのじゃな?」
「まぁ・・・そうなるね」
「ふむ・・・コレは報告するべきか」
「報告?」
「うむ、アレスにわかりやすく言うと魔王みたいな存在の方じゃな」
「へぇ〜魔王なんているんだ・・・やっぱ強いのかな」
「実力は判らん・・・しばし待っておれよ」
そういってフィリアはそそくさと部屋の置くへ行ってしまった
「通信機器でもあるのかな?」
「・・・アレス・・・もっと触って」
「ミア?・・・ちょっちょっと!?」
ミアは俺の手を握ると自分の胸に押し当てる
「もっと・・・いっぱい・・・」
ぐいぐいと手を押し付けるが何をしてほしいのかがわからない
「ちょっと・・・ミア?さっきから何を・・」
「アレス・・・胸ちいさいの・・・・いや?」
「いや・・・嫌じゃないけど・・・・ちょっとまって」
「アレス?」
「ミアの気持ちはうれしいけど・・・・できればもうちょっと落ちついてから・・・」
「戻ったぞ・・・なんじゃまたやってたのか・・・若いのぉ」
「やってたって何を!?」
「とぼけなくても良い・・・まぁいい、アレス」
「何?」
「今から魔王様に会いに行くぞ」
「え?・・・えええええ!?」
いきなり魔王とか・・・・勘弁してくれよ
12/01/11 16:40更新 / 護衛
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