そのろく
禁断の恋に嘆く少年を救済した慈悲深い俺は、嫁達との新婚旅行を再開して
『医の楽園』へとのんびり向かい、今は馬車の中で夜を過ごしていた。
レスカティエから目的地へ辿り着くには、二つのルートがある。
一つは魔物に統治された都市国家『サバトン』を通るルートで、もう一つは
教団の勢力が根強い小国『メイデナ』を通るルートである。選択肢ないに等しい。
戦争の火種をつけたいなら後者を選ぶべきなんだろうが
今回そんな気は毛頭ないから前者でいく。
「魔法馬車はやはり早いな。普通なら四日はかかるところだが
このペースなら明日の夕方くらいには例の都市につきそうだ」
それに余裕で並走していた、護衛が騎乗している馬も凄い。魔界の生物だけはある。
「そこって、ミミルみたいな可愛くてえっちな子がわんさかいる場所らしいよ〜〜」
さりげなく自分を持ち上げるな。
「そうなんですか。なんだか、私が堕とした
あの孤児院を思い出してしまいますね」
にこにこと笑いながらサーシャ姉が淫らな回想に浸っていた。
いたいけな子供を魔の道に引きずり込むとかひどいな。俺には真似できない。
「あそこって、元々はメイデナでも首都の次に規模の大きな都市だったらしいけど
魔物に侵攻されてからは独立して親魔物国家になったのよね。
そのせいで今でも、二国の間で小競り合いが絶えないらしいけど」
マリナが説明するとロリ姉妹が目を輝かせて
「なるほどなるほどー」「お姉ちゃんってはくしきー」と言って
小さな手の平をパチパチ叩いて拍手した。
「えっへん」
なあマリナ、そんな程度の賛辞を浴びて『やってやったぜ』って顔をするなよ。
「で、お前はそこに行ったことあるのか?」
「行ったことはないけど、レスカティエが堕ちなかったら
そのうち教団の指示を受けて、兵を率いて攻め込んでいたと思う」
サバトンの住人は運のいい者ばかり揃っていたようだな。
こんなのに襲撃されたら即日ジェノサイド確定だ。
「いま、失礼なこと考えてたでしょ」
「ううん」
「肯定なのか否定なのかどっちなの?」
「じゃ、明日も早いからもう寝ようか、みんな」
魔力の明かりを消し、俺は、薄い毛布をかぶって就寝することに
「おい待て」毛布を引き剥がされた。
「安眠の邪魔すんな」
「ねえ、あなたから見て私ってそんなに凶悪なの?」
俺の頭を左右から挟みこんでから顔を近づけ、マリナが片方の眉をピクピクさせながら
それでも笑みを絶やさずに聞いてくる。
「ううん」
「だからどっちなのかな?」
どっちにしてもさらなる追及がきそうなので、態度で示すべく、俺は
程よく熟れたマリナの身体に触手を巻きつけてやった。
「やぁんっ………駄目えぇ……………
…も、もう。またこうやって、はぐらかすんだからぁ…」
「しつこい嫁は、朝までこのままにしてやる」
「やぁ、やだあぁ。生殺しなんてやああぁんっ」
そのままヌチヌチグチグチと優しく搾ってやることにした。
「今度はウィルマリナさんとイチャイチャですか?
ああ、イチャイチャじゃなくて、ニチャニチャでしたか。
それにしても日に二度も同じ内容でお説教させるのやめてもらえます?
誰も、いやらしいことをやるなとは言いませんよ。ただ他の面子を
ほったらかしというのは、ハーレムの主として失格と言わざるを得ませんね」
はいまたしてもサーシャ姉のお説教タイム入りました。
今回は長丁場になりそうだ。今までの経験がそう俺に告げている。
なので縛った。
「くぅん、わふうぅんんっ、きゃおおぉん………!
ねえ、イヌって呼んでぇ、アタシのこと雌犬って呼んでえぇ!」
「ミ、ミミルのロリまんこに、触手すりすりぃ!
きもひいいっ、まんこ気持ちいいいいぃ〜〜〜〜!」
他の嫁達も巻き添えにしたが、喜んで俺の触手に絡まれてたからよしとしよう。
時折、軽い絶頂に襲われているのか、彼女らは、手足や翼、尻尾、あるいは
触手などをピクピクと震わせては、股間から濃い蜜を零している。
もはや馬車の中は簡易的な寝室などではなく
無数の捕食者に嬲られるメスたちの牢獄と化していた。
俺は食虫植物になったような気分である。
「んあぁ……お説教しませんから、もっと堕としてくださぁい……
もっと、もっとお姉ちゃんを、どうにでもしてえぇ……」
祈りを捧げているようなポーズで両腕と両足を縛られているサーシャ姉が
俺の目の前で腰をくねらせ、詫びながら快楽をねだってきた。出来上がっている。
もう少し粘ってくれたほうが面白いのだが。
「どうにでも、ってのは、こうかな?」
「はひっ!?ひぃ、ひゃあぁ!?
あっ、あひいいぃ!」
首筋から背骨に沿って尻の割れ目まで、グールの唾液を分泌させながら
舌でなぞってやると、サーシャ姉は鳥肌を立てて腰をビクつかせた。
魔物が流す汗は、愛液や唾とは違った独特の甘さがあってうまい。
ほどよい塩気がまたいいアクセントになっている。
「よくわからないから、とりあえず背中や尻を
手当たり次第に舐めるとするよ」
などと言っておいて淫核を舐めてみた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぅぅう!!?」
交尾をしているかのように腰をガクガクと前後に振って
サーシャ姉が正気を失った。
「あぁあああ、あっあああぁああああ!あぁーーーーーーーー!!」
女性にとってただでさえ強力な性感帯である股間の突起を
さらに敏感にされて、頼りになる年上キャラが崩壊していく。
「舐め舐めえぇ!ペロペロ気持ちいいっ!お豆が気持ちいいのおおおぉ!」
冷静沈着な口調をかなぐり捨て、思いついたことを恥も外聞もなく口走る。
これが、魔物に堕ちたサーシャの本当の顔だ。
「まったく、サーシャは責められるのが好きだなぁ」
「そ、それは、あなたが上手だからぁああ!」
「俺はただ舐めてるだけだぞ」
次から次へと滲み出る汗を俺の舌が舐め取っていく。
「ひにゃあああぁ!」
舐めれば舐めるほどサーシャの柔肌は敏感になり、際限なく
どこまでも屈服していった。
「おっ、弟のように、可愛がってきたのに、こんなに私を鳴かせるなんてぇ!
お姉ちゃんを辱めるなんてえぇ!」
「擬似的な近親相姦みたいで、興奮するんだろ?」
「そっ、そうよ、本当は昔からセックスしたかったのよぉ!
弟にボテ腹にされたかったぁ!教会に来る、しっ、信徒の、方々にぃ、
ぶざまな孕み姉の姿を、さ、晒したかったのおお!
ザーメンで祝福されてぇ、ああっ、ぶっかけられてえええぇ!!」
いやそこまで聞いてない。
たぶん嫁達の中であんたが一番アブノーマルだ。
………やっぱ、聖職者ってストレスたまるんだろうな………
「ああんっ、触手でもっと縛ってぇ」「おにーちゃんの好きにしてぇ……」
そうでもないのか。
そうこうしている内に朝になった。
護衛に「嫁達は疲れてるようだからゆっくりさせてやってくれ。
俺は先に行っているからあとよろしく」と言い残して、新しいマント型魔力塊を
飛行用に変化させ、俺はさっさと飛び立った。
「ははははは!
ついに、ついに我が世の春がきた!」
秘密裏に調査しておいた裏酒場および純粋酒場の情報は
すでに脳内に叩き込んである。ぬかりはない。夕方まで飲み呆けてやるぜ。
その後のマリナたちがいささか怖いが、この際それはおいておく。
俺は今やれることをやればいい。
後のことは未来の俺に丸投げすればいいのだ。頼むぞ夕方の俺。
「………………ぬかったぁ……!」
一時間もたたずにサバトンへと着いたのだが、事前に
デルエラが根回ししていたのか、この時間帯に開いている酒場のほぼ全てに
レスカティエ魔軍の邪悪な手が伸びていた。
つーか、かつての俺の同僚や上司や後輩ばかりじゃねーかオイ。
俺の顔や声を知ってる連中のみをチョイスしてよこしているという
この隙のない念の入りよう。恐れ入ったぜ、糞リリム。
―ーやむを得ず、酒をこっそりくすねて裏通りで飲んだくれることにする。
一応、代金は倉庫に置いておいたので、窃盗にはなるまい。
「ぷはー」
まともにお日様が照っている場所でラッパ飲みとか久しぶりだなあ。
この開放感、実に至福なり!
…………だけどマリナたちが怖い。
「いや、気にしないでどこまでも飲んでしまえ」
俺は開き直ってみることにした。
そしたら夕方から俺が主演の逃走劇が始まった。何度目だこの展開。
『医の楽園』へとのんびり向かい、今は馬車の中で夜を過ごしていた。
レスカティエから目的地へ辿り着くには、二つのルートがある。
一つは魔物に統治された都市国家『サバトン』を通るルートで、もう一つは
教団の勢力が根強い小国『メイデナ』を通るルートである。選択肢ないに等しい。
戦争の火種をつけたいなら後者を選ぶべきなんだろうが
今回そんな気は毛頭ないから前者でいく。
「魔法馬車はやはり早いな。普通なら四日はかかるところだが
このペースなら明日の夕方くらいには例の都市につきそうだ」
それに余裕で並走していた、護衛が騎乗している馬も凄い。魔界の生物だけはある。
「そこって、ミミルみたいな可愛くてえっちな子がわんさかいる場所らしいよ〜〜」
さりげなく自分を持ち上げるな。
「そうなんですか。なんだか、私が堕とした
あの孤児院を思い出してしまいますね」
にこにこと笑いながらサーシャ姉が淫らな回想に浸っていた。
いたいけな子供を魔の道に引きずり込むとかひどいな。俺には真似できない。
「あそこって、元々はメイデナでも首都の次に規模の大きな都市だったらしいけど
魔物に侵攻されてからは独立して親魔物国家になったのよね。
そのせいで今でも、二国の間で小競り合いが絶えないらしいけど」
マリナが説明するとロリ姉妹が目を輝かせて
「なるほどなるほどー」「お姉ちゃんってはくしきー」と言って
小さな手の平をパチパチ叩いて拍手した。
「えっへん」
なあマリナ、そんな程度の賛辞を浴びて『やってやったぜ』って顔をするなよ。
「で、お前はそこに行ったことあるのか?」
「行ったことはないけど、レスカティエが堕ちなかったら
そのうち教団の指示を受けて、兵を率いて攻め込んでいたと思う」
サバトンの住人は運のいい者ばかり揃っていたようだな。
こんなのに襲撃されたら即日ジェノサイド確定だ。
「いま、失礼なこと考えてたでしょ」
「ううん」
「肯定なのか否定なのかどっちなの?」
「じゃ、明日も早いからもう寝ようか、みんな」
魔力の明かりを消し、俺は、薄い毛布をかぶって就寝することに
「おい待て」毛布を引き剥がされた。
「安眠の邪魔すんな」
「ねえ、あなたから見て私ってそんなに凶悪なの?」
俺の頭を左右から挟みこんでから顔を近づけ、マリナが片方の眉をピクピクさせながら
それでも笑みを絶やさずに聞いてくる。
「ううん」
「だからどっちなのかな?」
どっちにしてもさらなる追及がきそうなので、態度で示すべく、俺は
程よく熟れたマリナの身体に触手を巻きつけてやった。
「やぁんっ………駄目えぇ……………
…も、もう。またこうやって、はぐらかすんだからぁ…」
「しつこい嫁は、朝までこのままにしてやる」
「やぁ、やだあぁ。生殺しなんてやああぁんっ」
そのままヌチヌチグチグチと優しく搾ってやることにした。
「今度はウィルマリナさんとイチャイチャですか?
ああ、イチャイチャじゃなくて、ニチャニチャでしたか。
それにしても日に二度も同じ内容でお説教させるのやめてもらえます?
誰も、いやらしいことをやるなとは言いませんよ。ただ他の面子を
ほったらかしというのは、ハーレムの主として失格と言わざるを得ませんね」
はいまたしてもサーシャ姉のお説教タイム入りました。
今回は長丁場になりそうだ。今までの経験がそう俺に告げている。
なので縛った。
「くぅん、わふうぅんんっ、きゃおおぉん………!
ねえ、イヌって呼んでぇ、アタシのこと雌犬って呼んでえぇ!」
「ミ、ミミルのロリまんこに、触手すりすりぃ!
きもひいいっ、まんこ気持ちいいいいぃ〜〜〜〜!」
他の嫁達も巻き添えにしたが、喜んで俺の触手に絡まれてたからよしとしよう。
時折、軽い絶頂に襲われているのか、彼女らは、手足や翼、尻尾、あるいは
触手などをピクピクと震わせては、股間から濃い蜜を零している。
もはや馬車の中は簡易的な寝室などではなく
無数の捕食者に嬲られるメスたちの牢獄と化していた。
俺は食虫植物になったような気分である。
「んあぁ……お説教しませんから、もっと堕としてくださぁい……
もっと、もっとお姉ちゃんを、どうにでもしてえぇ……」
祈りを捧げているようなポーズで両腕と両足を縛られているサーシャ姉が
俺の目の前で腰をくねらせ、詫びながら快楽をねだってきた。出来上がっている。
もう少し粘ってくれたほうが面白いのだが。
「どうにでも、ってのは、こうかな?」
「はひっ!?ひぃ、ひゃあぁ!?
あっ、あひいいぃ!」
首筋から背骨に沿って尻の割れ目まで、グールの唾液を分泌させながら
舌でなぞってやると、サーシャ姉は鳥肌を立てて腰をビクつかせた。
魔物が流す汗は、愛液や唾とは違った独特の甘さがあってうまい。
ほどよい塩気がまたいいアクセントになっている。
「よくわからないから、とりあえず背中や尻を
手当たり次第に舐めるとするよ」
などと言っておいて淫核を舐めてみた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぅぅう!!?」
交尾をしているかのように腰をガクガクと前後に振って
サーシャ姉が正気を失った。
「あぁあああ、あっあああぁああああ!あぁーーーーーーーー!!」
女性にとってただでさえ強力な性感帯である股間の突起を
さらに敏感にされて、頼りになる年上キャラが崩壊していく。
「舐め舐めえぇ!ペロペロ気持ちいいっ!お豆が気持ちいいのおおおぉ!」
冷静沈着な口調をかなぐり捨て、思いついたことを恥も外聞もなく口走る。
これが、魔物に堕ちたサーシャの本当の顔だ。
「まったく、サーシャは責められるのが好きだなぁ」
「そ、それは、あなたが上手だからぁああ!」
「俺はただ舐めてるだけだぞ」
次から次へと滲み出る汗を俺の舌が舐め取っていく。
「ひにゃあああぁ!」
舐めれば舐めるほどサーシャの柔肌は敏感になり、際限なく
どこまでも屈服していった。
「おっ、弟のように、可愛がってきたのに、こんなに私を鳴かせるなんてぇ!
お姉ちゃんを辱めるなんてえぇ!」
「擬似的な近親相姦みたいで、興奮するんだろ?」
「そっ、そうよ、本当は昔からセックスしたかったのよぉ!
弟にボテ腹にされたかったぁ!教会に来る、しっ、信徒の、方々にぃ、
ぶざまな孕み姉の姿を、さ、晒したかったのおお!
ザーメンで祝福されてぇ、ああっ、ぶっかけられてえええぇ!!」
いやそこまで聞いてない。
たぶん嫁達の中であんたが一番アブノーマルだ。
………やっぱ、聖職者ってストレスたまるんだろうな………
「ああんっ、触手でもっと縛ってぇ」「おにーちゃんの好きにしてぇ……」
そうでもないのか。
そうこうしている内に朝になった。
護衛に「嫁達は疲れてるようだからゆっくりさせてやってくれ。
俺は先に行っているからあとよろしく」と言い残して、新しいマント型魔力塊を
飛行用に変化させ、俺はさっさと飛び立った。
「ははははは!
ついに、ついに我が世の春がきた!」
秘密裏に調査しておいた裏酒場および純粋酒場の情報は
すでに脳内に叩き込んである。ぬかりはない。夕方まで飲み呆けてやるぜ。
その後のマリナたちがいささか怖いが、この際それはおいておく。
俺は今やれることをやればいい。
後のことは未来の俺に丸投げすればいいのだ。頼むぞ夕方の俺。
「………………ぬかったぁ……!」
一時間もたたずにサバトンへと着いたのだが、事前に
デルエラが根回ししていたのか、この時間帯に開いている酒場のほぼ全てに
レスカティエ魔軍の邪悪な手が伸びていた。
つーか、かつての俺の同僚や上司や後輩ばかりじゃねーかオイ。
俺の顔や声を知ってる連中のみをチョイスしてよこしているという
この隙のない念の入りよう。恐れ入ったぜ、糞リリム。
―ーやむを得ず、酒をこっそりくすねて裏通りで飲んだくれることにする。
一応、代金は倉庫に置いておいたので、窃盗にはなるまい。
「ぷはー」
まともにお日様が照っている場所でラッパ飲みとか久しぶりだなあ。
この開放感、実に至福なり!
…………だけどマリナたちが怖い。
「いや、気にしないでどこまでも飲んでしまえ」
俺は開き直ってみることにした。
そしたら夕方から俺が主演の逃走劇が始まった。何度目だこの展開。
12/03/02 17:12更新 / だれか
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