奴隷商人の性癖
「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。新しい奴隷はいかがかね。服の仕立てに靴磨き、はたまた性処理の道具にいかがかね。さぁさぁ、寄ってらっしゃい」
黒闇を思わせる町並みの中で男が奴隷の売買を行っていた。 見た目齢10歳〜15歳ぐらいの男女や生きる気力を失ってしまったような女性が店前で立たされている。
行き行く人々はその者を見ては笑い、見下し、軽蔑したような態度をとっていく。
だけど商人はそんなのお構いなしで声を張って売り出すのだ。なぜなら・・・・
「おい、商人。この女とこっちのガキを買っていく。幾らだ?」
「おぉ、旦那様。女は金貨5枚、こっちのガキは銀貨10枚でございます」
などと、意外にもこの奴隷売買は繁盛するのだ。
そんな取引が続き気が付くと辺りは暗く客足も落ちていっている。 店に残っているのは男と顔が良い男の子。1人で寂しいのか今にも泣き出しそうな表情である。
しかし、男はニヤリと微笑むとすぐさま店じまいをして男の子と近くの宿へと向かった。
「へい、グレッツ。調子はどうだい?」
「散々だね、どっかの誰かさんが売っていた奴隷の女が侯爵に反発おこして首切りよ。お陰でこっちは商売上がったりさ。・・・・それよりも、今日はそのガキか?」
宿の亭主と男は顔馴染みなのだろうか、場違いの話を言い合いながら盛り上がっている。端から見たらどちらも異常だ。
「まぁな、悪いがいつもの部屋をいつもの風で頼むわ」
「あぁ、解ったよ。だが今回は金は高いからな」
そんなやりとりを終えて男は男の子を連れて宿の奥にある部屋へと向かった。
中に入ると、そこにはシンプルなベットだけ。男は男の子をベットに投げ出す。
「これは今日残ったお前への罰だ。嫌だったら売れるようになるんだな」
そう言いながら男は、怯える男の子を羽交い締めにし自分の性器を男の子に突き立てた。泣き叫ぶ男の子、その表情に対して男は笑いながら責め立てる。
それから数時間、男は自分の性癖を男の子に当てそれに満足したのか大きなイビキをかきながら眠りについた。
それから男と男の子の関係は続いた。売れ残っては男の性癖を受けていく男の子。なにもしないのを良いことに性の当て付けにする男。それがずっと続くのかと思っていた。少しずつ変化している事を知らずに・・・・
「なに? 近くの城が魔物に襲われただと?」
いつものように宿で楽しんだ男に宿の亭主が耳にした噂を聞いて驚いた。 噂であるにしても、自分の身に何かあっては元も子もないからである。
「そういうことで、悪いが俺は今夜中にここを離れる。一緒に来るなら今夜この場所で会おう」
その言葉を聞いてからのこと、男は亭主との待ち合わせ場所に行かず通りを走っていた。理由は簡単、亭主が魔物に襲われていたからである。魔物といっても見た目は女だった。しかも奴隷商人の男から見たら金貨50・・いや、100枚はいってただろう。それほどに綺麗であり、恐ろしかったのだ。
「クソッ、こんなところでくたばってたまるかよ」
男は自分の店に着くや否や近くにある衣類、金品を袋に詰め込みその場を離れようとした。
「どこいくの?」
一瞬にして背筋が凍った気がした。聞こえてきたのは女の子の声なのだ。
この店には女の子は居ない、男はゆっくりと声の方へと振り返った。 そこにいたのはいつも使っていた男の子。 男は安堵のため息をつくと思い出したかのように外へと向かいだす。
「待ってよ。僕を1人にするの?」
男は不安と恐怖、焦りで周りを見えなかったのだろう。振り向いた時には目の前に立っていた。しかしそれはもう男の子ではなかった。
「お前、どうしたんだ。その、身体は・・・」
「これ? 良いでしょ。神様がくれたんだよ。大好きな貴方のために・・ね」
その言葉を聞いたとき俺は今までの事が走馬灯のようになっていった。
「・・・・・俺、生きてるのか?」
気が付いた男がいたのはいつも使っていた宿の1部屋。その隣にはいつも見ていた男の子。いや、女の子が幸せそうに寝ている。どうやらここは現実でまちがいないようだ。
今のうち逃げるのも手だ。そう思ってベットから出ようとした時、腕を捕まえられた。
「今までの行い、これから償ってね」
黒闇を思わせる町並みの中で男が奴隷の売買を行っていた。 見た目齢10歳〜15歳ぐらいの男女や生きる気力を失ってしまったような女性が店前で立たされている。
行き行く人々はその者を見ては笑い、見下し、軽蔑したような態度をとっていく。
だけど商人はそんなのお構いなしで声を張って売り出すのだ。なぜなら・・・・
「おい、商人。この女とこっちのガキを買っていく。幾らだ?」
「おぉ、旦那様。女は金貨5枚、こっちのガキは銀貨10枚でございます」
などと、意外にもこの奴隷売買は繁盛するのだ。
そんな取引が続き気が付くと辺りは暗く客足も落ちていっている。 店に残っているのは男と顔が良い男の子。1人で寂しいのか今にも泣き出しそうな表情である。
しかし、男はニヤリと微笑むとすぐさま店じまいをして男の子と近くの宿へと向かった。
「へい、グレッツ。調子はどうだい?」
「散々だね、どっかの誰かさんが売っていた奴隷の女が侯爵に反発おこして首切りよ。お陰でこっちは商売上がったりさ。・・・・それよりも、今日はそのガキか?」
宿の亭主と男は顔馴染みなのだろうか、場違いの話を言い合いながら盛り上がっている。端から見たらどちらも異常だ。
「まぁな、悪いがいつもの部屋をいつもの風で頼むわ」
「あぁ、解ったよ。だが今回は金は高いからな」
そんなやりとりを終えて男は男の子を連れて宿の奥にある部屋へと向かった。
中に入ると、そこにはシンプルなベットだけ。男は男の子をベットに投げ出す。
「これは今日残ったお前への罰だ。嫌だったら売れるようになるんだな」
そう言いながら男は、怯える男の子を羽交い締めにし自分の性器を男の子に突き立てた。泣き叫ぶ男の子、その表情に対して男は笑いながら責め立てる。
それから数時間、男は自分の性癖を男の子に当てそれに満足したのか大きなイビキをかきながら眠りについた。
それから男と男の子の関係は続いた。売れ残っては男の性癖を受けていく男の子。なにもしないのを良いことに性の当て付けにする男。それがずっと続くのかと思っていた。少しずつ変化している事を知らずに・・・・
「なに? 近くの城が魔物に襲われただと?」
いつものように宿で楽しんだ男に宿の亭主が耳にした噂を聞いて驚いた。 噂であるにしても、自分の身に何かあっては元も子もないからである。
「そういうことで、悪いが俺は今夜中にここを離れる。一緒に来るなら今夜この場所で会おう」
その言葉を聞いてからのこと、男は亭主との待ち合わせ場所に行かず通りを走っていた。理由は簡単、亭主が魔物に襲われていたからである。魔物といっても見た目は女だった。しかも奴隷商人の男から見たら金貨50・・いや、100枚はいってただろう。それほどに綺麗であり、恐ろしかったのだ。
「クソッ、こんなところでくたばってたまるかよ」
男は自分の店に着くや否や近くにある衣類、金品を袋に詰め込みその場を離れようとした。
「どこいくの?」
一瞬にして背筋が凍った気がした。聞こえてきたのは女の子の声なのだ。
この店には女の子は居ない、男はゆっくりと声の方へと振り返った。 そこにいたのはいつも使っていた男の子。 男は安堵のため息をつくと思い出したかのように外へと向かいだす。
「待ってよ。僕を1人にするの?」
男は不安と恐怖、焦りで周りを見えなかったのだろう。振り向いた時には目の前に立っていた。しかしそれはもう男の子ではなかった。
「お前、どうしたんだ。その、身体は・・・」
「これ? 良いでしょ。神様がくれたんだよ。大好きな貴方のために・・ね」
その言葉を聞いたとき俺は今までの事が走馬灯のようになっていった。
「・・・・・俺、生きてるのか?」
気が付いた男がいたのはいつも使っていた宿の1部屋。その隣にはいつも見ていた男の子。いや、女の子が幸せそうに寝ている。どうやらここは現実でまちがいないようだ。
今のうち逃げるのも手だ。そう思ってベットから出ようとした時、腕を捕まえられた。
「今までの行い、これから償ってね」
15/04/22 23:24更新 / kirisaki