読切小説
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例のあの部屋を作ってみた
B「ついに、遂にこの日がやって来た」

C「我らの憎きAを陥れる、この時が」

D「・・・で?何するの?」



B,C「ノリ悪いなぁ」

B「まぁ、良いや。今回は俺とCが作った例の部屋にAを誘き寄せて楽しむドッキリをしようと思ってな」

C「鍵を全てオートロック式にして操縦はこっちでやる。で、Aがクリアしたら鍵を開けるって訳」

D「そんな事をしてAが怒るんじゃないか?」

B,C「あいつが、あったら入ってみたいって言ったんだぜ?」

D「・・・・フラグ、か」




B「Aさんや、この箱の中にある紙を1つ取ってくれるか? ・・ちなみに、内容は見るなよ」

A「いきなりなんだよ。 ・・じゃあこれ」


"相手の好きなところを言い合わないと出られない部屋"


B「OK、そしたら放課後に先輩とこの部屋に行ってみてくんない?」

A「・・・はぁ」




A「スマセンね、先輩。なんか変なのに付き合わせちゃって」

「別に良いよ。こんなの今に始まったこっちゃ無いし。・・で、呼び出されたのがここで間違い無いのか?」

A「うっす、・・でもここはラブホっすね」

「まぁ、良いじゃないか。久々に楽しもうぜ?」


『ガチャン』

「「!!?!?」」

-タダイマヨリ、○○シナイト、デレナイヘヤヲ、カイシシマス-

「マジか、良かったなA。夢にまで見た部屋に入れうわぁ」

A「先輩こうなったら、やるしかないですよね」

「・・・はぁ、上等だよ。満足するまでヤリ合おうじゃないか」


--30分後--

「なんで開かないんだよぉ。ちょっとA、今ドア調べてるんだから、盛ってんじゃ、あぁん」

A「もしかしたら、体勢に問題があったのかもですよ。後ろからはまだでしたし」


--1時間後--

A「先輩、次はこっちでやりましょうか。・・・嫌がないで下さい。もしかしたらドアが開くかもですよ?」

「や、やめろ。そこに入れるなら開かなくたって良いよ、本当にや、あああああああぁぁぁぁぁ」

--2時間後--

「やっと落ち着いたか馬鹿野郎が」

A「本当にスイマセンした。出すもん出したら賢者になるってマジでしたね」

「・・・まぁ、ヤっている時のお前は男らしかったし、そういう所は嫌いじゃないぜ」

A「俺も優しくしてくれる先輩が好きですよ」


『・・・ガチャリ』

-ジョウケンヲ、ミタシタノデトビラガヒラキマシタ-

「「何で!??」」




A「・・・ヘェー、ドッキリねぇ」

B「日頃から俺らで遊んでいた仕返しみたいなもんだからな」

C「これで少しはやられるがわの気持ちが解っただろう?」

A「あぁ、解った。解った上でお前らもやってみろ」

B,C「何でそうなるのぉぉ」



D「・・・回収っと」
18/07/05 13:08更新 / kirisaki

■作者メッセージ
お疲れ様です

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