読切小説
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とある学生の暇つぶし1
男学生A「いきなりで悪いが俺が考えたゲームしようぜ」

男学生B「本当にいきなりだな。何、バトゲー?」

男学生C「そうやってすぐに暴力はいけないと思いまーす」

男学生D「・・・で、どんなゲーム?」



A「ふふ、聞いて驚くな。これは俺がつまらない授業中に考えたとっても素晴らしい・・・御免、前振りはもう止めるから殴らないで。・・えぇっと、その名も『命令ペーパー』だ」


BCD『・・・はぁ?』

A「この命令ペーパーはまず、3つの箱を用意します。箱は"誰と"と"どこで"と"〜をする"に分けておく。そこで俺たちがこの紙にその3つの事を書いて箱に入れる。で、俺らが目隠しをしながらその紙を引いて実行に移すってゲームさ」

C「ちょい待った。もしさ、その“誰と”ってところで知り合いとか同性だったら」

A「・・・・・ファイトw」


BCD『・・・・・・』

A「そうだ、箱に入れるときは解らないように小さく折りたたんでくれよ。中がバレタラつまらないしって事で、ほい」

B「ふぁっ。お前もう書いたのか?」

A「ふふん、言いだしっぺの俺が何の準備も無いと思っているのかい?という事で。シンキングターイム」


〜〜男学生考え中〜〜



A「それじゃあ、時間も時間だし始めようぜ。ってことで俺はこの3つ」

B「こんな事なら即行帰ればよかったよ」

C「その考えには僕も同じだね」

D「たぶん楽しんでんのあいつだけだわ」


A「あ、あと本当にその紙に書いたことをやったか知るために証拠撮ってきてね」

BCD『!!!?』



Aの場合


A「さてさて、俺は何を引いたかな」

“桐林先輩と”“近くの公園で”“追いかけっこをする”

A「・・・えぇーなにこれ。しかも桐林先輩ってヤンキーっぽいことで有名なオーガじゃん。・・仕方ないな。つか誰だよ追いかけっこって書いたやつ」




「・・・・で?私に何か用か」

A「実はですね俺、桐林先輩と追いかけっこしたいんですよ」

「はっ、興味が無いね。それにどっちにしても私の勝ちに決まっているさ」

A「とか何とか言って本当は負けるのが怖いんでしょ。屋上にいたのもただ逃げているだけですよね?」

「・・喧嘩売ってるのか?・・下手したら買うぞその喧嘩」

A「でしたら、俺を捕まえてみてください。それではぁ」

「・・っはや、もう外に居るわ。ったく、しかたねぇな」



*その後、存分に追いかけっこしたA君は桐林先輩と仲良くなりました。

『てめぇ、何録画してんだよ。おい、待てくぉらぁぁぁ』


Bの場合


B「なんか良くない事が起こる気がする」

“3組の貸間さんと”“図書室で""ハッスル❤"

B「・・・・マジかこれ。絶対に3枚目はAだな。そもそもあの堅物が俺の誘いに乗るわけ無いだろうが」



B「おぉーい、真木。悪いが物を探すのを手伝ってくれないか?」

「はぁ?何で私なんだ。お前の悪友どもに手伝って貰えば良いだろうに」

B「しょうがないだろう。無くした場所が図書室でお前が図書委員なんだから、それにこれから行くんだろう?図書室」

「はぁ〜、全くお前は昔から変わらないな。仕方がない少し早いが行って探してやるよ」



「これだけ探してるのに無いなんて一体どんな物を無くしたんだ?」

B「ん〜と、も少し奥かな。真木ってアヌビスなんだろ匂いで見つけられない《ガチャン》」

「え?なんだ?いきなり鍵なんて閉めてどうした。・・いや、や、やめろぉ」



*この後、B君は貸間さんに筋の通った説明を追求されるも恋人同士になりました。

『B好きぃ❤ もっと私の中を攻めてぇ❤』
16/04/23 01:02更新 / kirisaki

■作者メッセージ
すいません、途中ですがここまで
次回もありますので気長にお待ち下さい

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