連載小説
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前編
10月31日 私、ナイトメアのローナ(10才)は幼馴染のゴーストのユーコちゃんの家に招待されたんだけど…
ローナ「ユーコちゃんから、招待されたから来たけれど、なんか嫌な予感がするのよね‥」
ローナは私の幼馴染で基本良い子なんだけど、いつもいたずらしかけてくるのよね‥この間だって…うーうんきっと大丈夫
ローナ「でも今夜はきっと大丈夫よね。」そう願いドアを開けると・・・
アンデット達『ハッピーハロウィーン!!』
ローナ「きゃあああああああああああ!?!」
ユーコ「あはは、びっくりした?今日はハロウィンだったからアンデット仲間と一緒にパーティー使用ってことになって、どうせならローナちゃんにサプライズを仕掛け得ようと思ったの」
ローナ「・・・・・・・・」
ユーコ「あれ?ローナちゃんどうしたの?」そう言いながらローナに触れる
ローナ「・・・・・・」こけ そしてあっけなく横に倒れるローナ
ユーコ「きゃあ、ローナちゃんしっかりしてー」
リッチ「水、持ってきて早く」
スケルトン「やりすぎちゃったー」
グール「とりあえずソファーに・・・」
ローナ「きゅぅ・・・」
私はこの後の記憶がないんだけど、気が付いたら朝になってたの

ローナ「ユーコちゃんのバカ・・・・・人の苦労も知らないで。」
私の手にはローラから、結婚しましたのはがきが、私は5年間ずっと苦労してるというのに・・でもユーコちゃんもあの時悪意がなかったのはわかっているの。
あの後目が覚めた時、ユーコちゃんは何度も謝ってくれたし、ほかのアンデット系の魔物たちも看病してくれたんだって、きっと内向的だった私のことユーコちゃんなりに考えてくれたんだと思うでも・・
ローナ「私も彼氏がほしいな。でも、あれから、夜が怖くなっちゃったのよね‥でも面と話すのも怖いし・・どこかにいい人いないかな、あら?」
男1「おまえもさー、種族とかにこだわってないで恋人見つけたらどうだ、何なら紹介するぞ?」
男2「うるせえな、俺は獣人系が好きなんだよ!」
ローナ「男性の声・・・もしかしたら」ローナは二人の男のところまで行き茂みで様子を見ていたすると

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

アラン「お前相変わらず獣人が好きだよなー、お前がやってる農業とかも確か獣人のためだっけ?」
キアス「そんなの当然だろう、草食系獣人のために牧草やニンジン、肉食系獣人のために肉や魚、あとワーウルフや、火鼠ちゃんが来てもいいように体を鍛えるのも忘れてないぜ」
俺の名前はキアス 獣人大好きで自他ともに認めるケモナーだ、獣人を嫁にするためにあれこれ用意しているんだがなぜか獣人ちゃんとは、未だに出会えていないんだよな。
アラン「ほかの種族にだって可愛い娘はいっぱいいるだろうが、例えば俺の嫁さんのグラキエスのグレシアみたいによ、そりゃあ最初は少し冷たい印象を受けるかもしれないけど、仲良くなってくると可愛いんだぜ、無言でそっと寄り添ってきたりしてよ」
こいつは俺の悪友のアラン 最近グレイシアと結婚したんだが・・惚気話がひどいんだよな・・いつも同じようなことばかりだしよ
キアス「また嫁自慢かよ、その惚気話何度も聞いたぞ、それに俺は冷たい体よりも、もふもふの温かい体のほうが好きなんだよ、あのふわふわの毛皮に包まれてみたいんだよな。」
アラン「何言ってんだ、最初は確かに少しひんやりしているが、ずっと一緒にいると暖かくなってくるんだぞ、それに、甘えてきた時の表情とかすごい可愛いんだぞ、確か俺のグレシアの妹が彼氏探しているから紹介してやろうか?」
キアス「いらんって言ってるだろうが、っていうかグラキエスって恋人いないときって男性に興味ないんじゃなかったか?」
アラン「あー俺とグレシアがずっといちゃついてたから、うらやましくなったんだってよ、結構派手に言ってるところ見られたりしたかな、あの時のグレシアの様子は可愛かったな・・痛! 何するんだグレシア?」
グラキエスのグレシア「これ以上言わないで‥恥ずかしい」そう言って照れた表情を浮かべるグレシアは確かに少し可愛かった・・本当に少しだけだぞ
アラン「だからっていきなり殴ることないだろう。それと何しに来たんだ?」
グレシア「帰ってくるの遅いから迎えに来た・・それと、ずっと恥ずかしいこと言っていたアランが悪い… 。」
アラン「おっともうこんな時間か、そういえば妹のクレアは一緒じゃないのか?キアスに彼女として紹介しようと思ったんだけど。」
キアス「だから、必要ないって言っただろうが。」
グレシア「クレアなら魔女の依頼もかねてずっと東のほうに彼氏探しに行った・・」
アラン「ずっと東っていうと…ジパングか?」
グレシア「うん、そう言ってた。何か進展があったら連絡するって言ってた。」
アラン「そうか、というわけだ、キアス悪いな、妹のクレアを紹介できなくなった。」
キアス「だからいらねって言っただろうが、それより時間だとか言ってたが大丈夫なのか?」
アラン「あー、そうだったな、おれはこれからぐれしあといくところがあるからじゃあな」 
そういうとキアスはグレシアといちゃつきながら出かけて行った、くそ見せつけやがって。
キアス「はぁ、獣人の彼女ほしいな。」

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ローナ「あの人、キアスさんっていうんだ 私のような獣人系が大好きでしかも彼女がいない、あの人なら私の気持ち受け止めてくれるかも・・でもやっぱり起きているときに会うのはちょっと怖いし・・」
私がどうしようか悩んでいると、同じように茂みから彼のことを覗いている存在に気が付いた、ふわふわな体と金色の角たしかあれは、ワーシープだったかしら。
ローナ「彼女とならいけるかも」
そう確信した私はワーシープに近づいた
ローナ「あなたも彼のことが気になるの?」
ワーシープ「ひゃい、あ、あなたは?」
そのワーシープも人見知りみたいで私が声をかけると可愛い悲鳴をあげたの
ローナ「驚かせてごめんなさい、初めまして、私はナイトメアのローナよ、あなたの名前は?」
メラム「ワーシープの〜 メラムです〜よろしく〜。」
キアス「さっき女の子の声がしたけど、気のせいだな、きっと」
メラム「やっぱり、あの人、格好いいな〜。」
ローナ「やっぱりあなたも彼のこと気になるのね。」
メラムに彼のことを聞いたら顔を真っ赤にしちゃった、可愛いわね。
メラム「うん〜彼、獣人のモフモフが好きだって言ってくれたから〜、私のことも気に入ってくれると思うの〜、でも〜・・」
ローナ「自信がないのね、私もそうなんだけどね、そういえばメラムはどうしてここにいるの? 私は運命の人を探していたんだけど。」
メラム「私は〜 仲間と一緒にいたんだけど〜 気が付いたらいなくなってたの〜 それで寂しくなっちゃったんだけど〜 その時彼の声が聞けてきたの〜」
ローナ「状況的には私と似てるわね、それで一目ぼれしたところまで私たち似てるわね。」
メラム「だけど〜 私いつもみんなと一緒だったから〜 一人でアタックするの〜 怖くて〜。」
思った通り、メラムと私の力を合わせればいけるかも。
ローナ「だったら私といっしょにやらない?」
メラム「あなたと〜?」
ローナ「まず、メラムだけで彼の前に行くの、少し心細いかもしれないけれど、大丈夫彼ならすぐに受け入れてくれるわよ、であなたの毛の魔力で彼が眠ったら私が彼の夢の中に入り、メラムの姿で彼にアプローチするの」
メラム「私の姿になるの〜?」
ローナ「ええ、そうよ、本来は私の姿に似せた強気な女性とかだけど、彼は獣好きだからあなたの姿のほうがいいと思うの、どう、やって見ない?」
メラム「その方法ならうまくいくかも〜 やってみようかな〜。」
キアス「ここにいてもしょうがねえな。帰るか。」
ローナ「彼も動き出したみたい、めらむがんばって」  
メラム「わかったわ〜 やってみる〜」
16/10/30 00:57更新 / ガイア
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■作者メッセージ
本当はメラムがキアスを襲うことまで行きたかったのですが誘い方が思いつかなかったので一旦ここで投稿しようと思います。

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