バフォメット「ついに出来たぞ!」助手「なにがです?」
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「どんなことをしても決して目覚めることのない睡眠薬『永眠エターナルくん』だ!これで安眠間違いなしだぞ」
助手「なにそれこわい」
バフォ「さすがに一生寝続けるのは忍びないので、最大10時間までの効能としたから安心しなさい。ワーシープエキス配合のとっておき睡眠薬であるぞ」
助手「時間制限アリですか、それなら安心してつかえそうですね」
バフォ「ストレスの多い現代社会に悩むそこのアナタ!一錠10時間の安眠を約束できます!」
助手「サバトの資金源になると良いですね」
バフォ「うむ。その他にも眠姦、強姦、催眠オナニーなどなどで活用しまくると良い!」
助手「もうそれ自分が使いたいだけなんじゃないかな……」
バフォ「な、なんとハレンチな!私の夜ご飯に忍ばせて、夜寝静まったころで穴という穴を犯しつくすつもりだな!?……ひ、ひぃ犯されるぅ……レイプされるぅ……」
助手「そのわりには随分と楽しそうですね」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「相手を強制的に絶頂させる機械『エクスタシーEX』だ!恥辱まみれの姿を見せ付けろ!」
助手「うわぁこれまたえげつない」
バフォ「うむ、ありがとう」
助手「あれ褒めたつもりじゃないんだけどなー」
バフォ「さて、早速試運転してみるとしよう」
助手「まだ動作テストしてなかったんですか?」
バフォ「そんなことをしたら私が絶頂しすぎておしっこ漏らしてしまうからな。機械がショートしてしまう」
助手「さらっとひどい言いましたね。僕じゃなかったらドン引きしているところですよそれ」
バフォ「じょばっと漏れるぞ」
助手「特に聞いてないですし、聞きたくなかったです」
バフォ「それでは、起動してみよう。被検者として研究生のアヌビス君に協力してもらうことになっている」
アヌ「ええと……一体何をするのですか」
助手「うわこれ完全に何やるかわかってないタイプのやつじゃないですか」
バフォ「もちろんそうだが?」
助手「しかもアヌビスという生真面目系の魔物にやらせるなんて悪意しか感じないです」
バフォ「わかってたら面白くないからな。それに元々淫乱な者にやらせても然程変化が見られなさそうだから、普段はエロに関心が無さそうな者を選んでみた」
助手「なおさら性格が悪いよこれ」
バフォ「では始めよう。まず、被検者の爪と毛髪を少々摘出する」
アヌ「ど、どうぞ」
バフォ「それを機械の中にセットする。これで完了だ」
助手「セッティングはずいぶんと楽なんですね」
バフォ「後はこのスイッチをONにするだけである。スイッチは助手が押したまえ」
助手「はぁ、わかりました」
アヌ「あの、えーっと……」
助手「少しの間我慢していてくださいね」
アヌ「せめてなにやるかぐらいかでも……」
助手「僕だって乗り気じゃないんですけどねぇ」ポチットナ
スイッチ オン
アヌ「!?!?わふぅうっぅ!!んあああ!!イグイグクゥゥ!!トンじゃうのぉぉ!!!!オマンコずぼずぼってぇぇ!誰でもいいからぁぐちゃぐちゃにセックスゥゥゥゥゥーー!!」ビクンビクン
スイッチ オフ
助手「」
バフォ「おお、大成功だ。見よこのイキ狂った表情を!完全にメス犬の顔になっているぞ」
助手「あまりの崩壊ぐあいに言葉も出ないです」
バフォ「どれ、今度は私がスイッチを押してみよう」ポチットナ
スイッチ オン
アヌ「もうやらぁぁぁ!!クリちゃんじんじんしちゃうのぉぉ!!あああああああぁぁ!!!あひぃぃんん!!もうダメ漏れるぅう!!オチンポ欲しいのぉぉぉぉ!!!」ビクンビクン
スイッチ オフ
バフォ「我ながらこの頭脳が恐ろしい」
助手「僕はむしろ教授が恐ろしいです」
アヌ「わふぅぅ…………ぅへへ……あふぅ……」ブシャー
助手「そしてこの人もこの人で、こんな目に合いながらも潮吹きダブルピースしているなんてサービス精神旺盛過ぎるでしょ……」
バフォ「流石アヌビス」
助手「なにが流石なのかはツッコんだら負けな気がする」
バフォ「何はともあれ今回の研究は大成功だ。これでまた科学の道は一歩進んだであろう」ポチットナ
アヌ「イグゥゥゥゥゥ!!!!!」ビクンビクン
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「相手の淫乱度を視認できる『淫力スカウター』だ!これで気になるアノコの淫乱度も一目で丸わかりだぞ!」
助手「それどっちかというと淫乱度じゃなくて好感度を知りたかったですね」
バフォ「さあ、私の淫乱度を調べてみると良い。あまりの数値の大きさに恐れを抱くであろう!」
助手「どれどれ…………ほんとにこれもろスカウターですね。著作権とか大丈夫なんですか」
バフォ「許可は取ったつもりだから大丈夫なはずだ」
助手「つもりじゃ許可は取れないんですけど……まぁいいです。では、計測してみますよ」ピピピピピ
助手「お、出ました。教授の淫乱度は……55万ですね」
バフォ「ふっ、我ながら恐れおののく数値だ。あと2万ほど少なかったら丁度良かったんだけどな」
助手「何が良いのかはわかりませんが、しかし55万は高いのですか?基準値がないとなんとも言えないのですが」
バフォ「一般基準値は0〜100だ。したがっていかに私の淫乱度がとてつもないものだということがわかるだろう」
助手「淫乱の度合いを威張られたのが生涯で初めてなのでどう反応したらいいのかわかりません」
バフォ「では次は助手の淫乱度を計測してみようか。スカウターを貸せぃ」
助手「僕の淫乱度を測ったってそんなに面白い結果は出ないですよきっと」
バフォ「まぁまぁ良いではないか。ちょっとした余興だよ」
助手「ちょっとした余興で淫乱度を測られる僕の価値って一体……」
バフォ「ふんふ〜ん♪どうせ助手は50とか平凡過ぎる値しか出ないのが関の山だろう」
助手「それはそれで平均レベルだから嬉しいですけどね」
バフォ「私としてはちょっとくらい淫乱じみてても良いとは思うんだけど?」ピピピピピ
バフォ「どれどれ結果は〜…………」
!??!?!?!?!?!
助手「どうなりました?」
バフォ「………………よ、よかったなぁお望みどうり50だよ50」
助手「……ほんとですか」
バフォ「ホントダヨ、ワタシ、ウソツイテナイヨ」
助手「限りなく怪しい。ちょっとスカウター貸してくださいよ」
バフォ「あ、ちょ……!」
助手「…………既にデータが消されているとは……」
バフォ「数値は私の脳に記録されているぞ。さあ、教えてもらいたくば私とセックs」
助手「じゃあいいです」
――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「名付けて『擬似・魔物化体験光線銃』だ!」
助手「うわ名前からして嫌な予感しかしない」
バフォ「ふっふっふ……流石は助手、察しが良い」
助手「まあ貴女の助手をして入れば嫌でも警戒しちゃいますよ。それで、その銃にはどんなものなのですか」
バフォ「名前の通りだ。この銃の光線を浴びた者は一定時間の間魔物娘へと変化することができるのだ!素晴らしいだろう!ええ?」
助手「確かにそれは凄いですね。でも魔物化ってことは……」
バフォ「ふむ、その通り。女性にしか効果がない。まぁアルプ化という例外も稀にはあるかもしれないがな」
助手「なんだーそれはざんねんですねー」
バフォ「とても残念には見えないのだが?」
助手「気のせいですよ」キノセイキノセイ
バフォ「まぁいい。そんなこともあろうかと、今回は特別に私の講義を受けている学生三人に協力してもらった」
学生A「実は魔物化にはちょっとだけ興味があったのです!」フンスフンス
学生B「学食券が貰えると聞いて」ハラペコ
学生C「うぅ……こんなの聞いてないよぉ」オドオド
助手「あの明らかに一人おかしい人がいるんですけど」
バフォ「それもきっと気のせいだ」
助手「横暴すぎる」
バフォ「それでは三人とも!私のじっけn……研究に協力してくれてありがとう!」
助手「今の良い間違えはちょっとひどいんじゃないかな」
学生A「ぐへへムチムチダイナマイトボディになって世の男どもを悩殺してやんぜ(いえ、更なる魔物の研究のためならばこの身どうなろうともかまいません!)」
学生B「腹減った。食券はよ」
学生C「え、ま、魔物化……そんなの聞いてないよ……」
助手「本音と建前が逆だったんですがそれは」
バフォ「では三人とも横一列に並ぶのだ。なに一瞬で終わるさ」
助手「やめたほうが良いと思うんですがねぇ」
バフォ「私の発明品に欠損は決してない。"実は3分じゃなくて死ぬまでだったぜテヘペロ"なんてマネはないから安心するのだ」
バフォ「では、ゆくぞ……メモリを3分に合わせて……そりゃ!」
ビビビビビ
助手「おお!?これは想像以上にすごそうな予感」
学生ABC「アバババババババ」
助手「そして学生たちの顔が放送事故レベルでひどい」
バフォ「ほら見てみろ、徐々にだが姿が変化しているだろう」
助手「確かに……シルエットがだんだん人のそれとはかけ離れたものになっている」
バフォ「残り5秒…………3……2……1……終わりだ」
シュウウウウウ……
プスンプスン
助手「むぐ……眩しい……どうなっているのでしょう」
バフォ「ほら姿が見えてきたぞ。彼女は学生Cか」
学生C「うぇぇ……足が増えてなんだが変な感じぃ……上手く動かせない」ヌルン
バフォ「ほう、クラーケンになるとは!なかなか素質があると見えるぞ」
助手「魔物化に素質なんてあるんですかね」
バフォ「そういうのは直感で感じ取るものだ」
学生C「うわぁ……うねうねしてる……けど、案外悪くない……かも」
助手「早くも毒されている学生Cさんを素直に哀れむことが出来ない」
バフォ「む、次も見えてきたぞ。彼女は学生Bだな」
学生B「え、栄養が……胸に吸い取られて……ハラヘリー……」ドタプーン
助手「おお彼女はホルスタウロスですか。流石に胸がはち切れんばかりに主張してますね。これは目のやりどころに困る」
バフォ「むぅ……私、学生Bキライになった。サバトの教えに反するもん」プクー
助手「そんなこと言ったら学生Cさんもなかなか大きいですが」
バフォ「それとこれとは別だよ別。サバトとホルスタウロスとは昔っから水と油のようなものなのだ!フン!」
助手「そんな無茶な……あ、ほら学生Aさんも見えてきましたよ」
バフォ「次もホルスタウロスだったら私泣くよもう」
助手「流石にそれはないと思いますけどねぇ」
バフォ「…………って何か変な臭いしないか?」
助手「そう言われてみれば……良い臭いとは言い難いですね」
学生B「これはゲロそのものの臭いがプンプンするぜ!冗談抜きで食欲減退するんだけど」
学生C「そう、例えるならば排泄物と生ゴミを混ぜたような……うぇぇ」
バフォ「この悪臭……そして魔物化……はっ、まさか!」
学生A「いやータダで魔物化できるなんて超サイコー!」ベッチョベチョ
助手「な……バブルスライム……だと……」クッサ
学生B「おえええええ!!こんなくせぇ臭い初めて嗅いだし!」クッサ
バフォ「な、なぜだ、本来バブルスライムの悪臭は劣悪な環境下においてのみ発せられるはずなのだが……」クッサ
学生C「別に今いる研究所は不衛生なところじゃないよねぇぇ……」クッサ
学生A「…………な、ななななななんじゃこりゃーー!!こんな不定形流動体じゃ町も出歩けないじゃんかよぉぉぉー!!ムチムチボディの夢がぁ……」
助手「そ、そうかわかったぞ」クッサ
バフォ「何がだ」クッサ
助手「学生Aさんの悪臭の原因は不衛生な環境なんかじゃなかったんだ」クッサ
一同「では真の原因とは?」クッサ
助手「本当の原因は…………学生Aさんの心の汚さだったんだ!」クッサ
学生BC「な、なんだってー!!」クッサ
バフォ「なるほど、それなら合点がいく。バブルスライムは周囲の劣悪な環境を浄化する際に悪臭を発する特性がある。つまり、この悪臭の原因は学生Aの心の邪さを浄化しているから発生しているものであり、今現在学生Aの心は浄化されている最中ということか。助手ながら名推理だぞ」クッサ
助手「いえいえそれほどでも」クッサ
学生A「いやいやいや!!何か解決したっぽい雰囲気なんだけど全然解決してないからね!?どうすればいいのよ!」
バフォ「安心せい。効果は3分だ、それまでの辛抱というものだぞ」
学生C「あのぅ……それについて一つ言いたいことが……」
バフォ「何だね」
学生C「もう、とっくに3分過ぎてるんですけどぉ……」
助手「えっ」
学生A「はっ?」
バフォ「そ、そんなバカな。私の発明品はいつ如何なる時でも全て正確なのだぞ。そんなハズは……」
バフォ「メモリだって3分に設定したはずなのn……」
バフォ「あっ」
助手「うわぁすごい嫌な予感する」
バフォ「えー…………ゴホン。皆の者聞いてくれ」
学生ABC「ゴクリ……」
バフォ「実は……」
学生ABC「…………」
バフォ「………………」
バフォ「メ……メモリを間違えて3万年にしちゃっ、た」テヘ
学生ABC「」
バフォ「3万年経たないと元の姿には戻れない」ペロ☆
学生ABC「」
バフォ「よってこれからほぼ一生その姿のまま生活してもらうことになる」
助手「ほぼ一生っていうより、完全に死ぬまでじゃないですか」
学生B「んー……ま、まぁでもミルク出るし食には困らなそうだから別にいいかねー」
学生C「うん……ちょっと足の動かし方も慣れてきたし、それに多いと便利かも……」
助手「魔物化しちゃって考え方も若干変わってしまったようです」
学生A「いや良くないし!臭いし!不定形だし!!もうサイアク!」
助手「教授、流石にこれは擁護しきれませんよ」
学生A「そうですよ!!早く元に戻して下さい!そしてあわよくばムチムチした魔物に変化させて下さい!」
助手「だそうですよ、どうします教授」
バフォ「………………」
バフォ「…………」
バフォ「……」
バフォ「テヘペロ☆」シュイン
助手「どうにも出来ないと悟ったら速攻でテレポートしやがった」
学生A「おいィィィィ!?」
学生B「まぁ人生これからいろいろあるって。だから気分転換に特製ミルクでも一杯どうだ?」
学生C「イカスミパスタもあるよ……」
学生A「うるせー!私のメロンソーダ(仮)でも飲みやがれ!」ドドドドド
学生BC「く、くっさーーー!!」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「これさえあれば翻訳いらず!ありとあらゆる言葉を記録した検索機器『センテンスオブアルティマ』だ!」
助手「久しぶりにまともな発明品ですね」
バフォ「ふっ、何度も言わせるでない。私の頭脳は魔界一なのだ」
助手「そのわりには前回の失敗は散々でしたけどね」
バフォ「あれは私が些細なミスをしただけであって、発明品自体は成功してただろう。ノーカンだよノーカン」
助手「人間三人の人生奪っちゃってなに言ってるんですか」
バフォ「今の時代、魔物の方が生き易いぞ?」
助手「そういう問題じゃないんですけど……」
バフォ「ま、私としては貴重な実験サンプルが取れたから満足なのだがな」
助手「うわもう実験って公言しちゃったよこの人」
バフォ「それぞれが魔物としての生活を謳歌しているらしいし私も鼻が高い」
助手「僕は親族の方に謝罪して腰が低いですよ」
バフォ「さて、そんなことより助手よ。この検索機器を使ってみたくはないか」
助手「まぁ今回は害が無さそうなので……興味が無いと言えば嘘になりますね」
バフォ「もし人体に害があるとしたら」
助手「全力でお断りさせていただきます」
バフォ「助手の癖に生意気なやつだ。安心しろ、これは正真正銘ただの検索するだけのモノだよ」
助手「……ではその言葉を信じて早速使ってみましょうか。まずは何を検索しましょう?」
バフォ「そうだな……ではまずはこの淫乱の極みを追求し卓越されし身体を成している我が種族『バフォメット』と検索してみるがいい」
助手「淫乱の極みかどうかは個人の趣味にも寄りますが……ばふぉめっと、と」カタカタ
【タダイマ ケンサクチュウ】ピロリロピピ
【ケッカガ デマシタ】チーン
【『バフォメット』
バフォメット属 魔獣型 魔界に潜む強大な力を持った魔獣。異教徒集団サバトを率いる存在であり、非常に強力な魔力と統率力を兼ね備えた魔物。幾多の勇者を魔へと陥れている。容姿は個体差こそあるが、皆総じて共通して言えることは幼き少女の姿をしているということだろう。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
助手「おお、これはなかなか……」
バフォ「どうだすごいだろう。これさえあればどんなことでも調べることが出来るぞ。何か他に調べてみるといい」
助手「どれどれ……ではこれなんてどうでしょう」カタカタ
【タダイマ ケンサクチュウ】ピロリロピピ
【ケッカガ デマシタ】チーン
【『魔法』
常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。使役するには訓練と素質が必要であり、素質のある者は必然的により強力な魔法を使用することが約束される。基本形としては自然界に漂う元素の力と己の魔力とを一定の術式で練り込み、効果を具現化させて発動する。その用途は生活から戦闘、研究まで様々な用途として使用され、もはやなくてはならない生活術の一つといえよう。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
バフォ「魔法の概念だなこれは。魔法とは何ぞやという疑問を大雑把ではあるが簡潔に纏めてくれているのだ」
助手「へえ、今までは特に気にしないで普通に使っていましたが魔法って奥が深いんですね」
バフォ「当たり前だ。この世の全ては魔法で成り立っているといっても過言ではないからな。私ほどの実力となればほら、空間を捻じ曲げることも可能になる」
助手「僕には一生かかっても無理そうですね」
バフォ「しかし魔法を検索するとは……つまらないやつめ」
助手「そんないざ調べろって言われてもなかなか浮かんでこないものですよ?」
バフォ「そんなありきたりな言葉では私の発明品の凄さが伝わらないじゃないか!」
助手「誰に伝えてるのか僕にはさっぱりわからないですけどねー」
バフォ「どれ、私に貸してみろ。そうだな……これなんてどうだ」カタカタ
【タダイマ ケンサクチュウ】ピロリロピピ
【ケッカガ デマシタ】チーン
【『ロリコン』
ロリータコンプレックスの略。幼女・少女に対して異常な性的興奮を覚えること。性的倒錯のひとつである。大人の身体には興味が沸かず、幼い少女に対して興奮するという一種の精神病であり、総じて男性が陥る病である。この病の患者は社会的に厳しい境遇に追いやられることが多く、日々多くの男性を悩ませているものである。また精神医学ではペドフェリアと同義として捉えられることがある。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
【『おまんこ』
女性器を幼稚語で言い表したもの。ヴァギナ、陰唇と同義である。これら正式名称で言うよりはおまんこは些か幼稚さを感じるが、普段の会話で取り入れる場合においてはむしろこちらの方が正しいといえるだろう。また、性交の場面においておまんこと言うことにより、両者共により興奮が高まるということが確認されている。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
助手「…………んん?」
【『中出し』
性交において精液を女性の膣及び子宮内に射精することである。ピストン運動により刺激された男性器は快感を感じた後、射精し女性の胎内に精液を吐き出すことになる。このことにより、女性側は一定の確率で卵子と精子が受精し着床、すなわち妊娠へと繋がるのである。人間と比べると魔物娘は妊娠し難い傾向があるので、魔物娘が妊娠したいのならば、よりたくさんの中出しが必要である。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
助手「いや、ちょ、これ」
【『だいしゅきホールド』
夜の究極奥義である。これをやられた男性は死ぬ。正面から抱きつき、相手の体を足でくわえ込みロックする体勢のこと。こうすることにより、男性は女性から離れることが出来なくなり必然的に中出しするしか選択肢がなくなる。ゆえにどうしてもこの男性との子を孕みたいと願う女性が繰り出す奥義であり、男性は決して逃れることが出来ない。この技を喰らってしまった男性は潔くパートナーと幸せな家庭を築き上げるを覚悟したほうがいいだろう】
助手「教授、これ軽くセクハラで訴えれますよ僕」
バフォ「ん、ああ。いけないいけない、少し興奮してしまった。軽く濡れたわ」
助手「ホントですよ。これでも僕はれっきとした成人男子なんですから」
バフォ「そう言うなら私だってれっきとした魔物娘だぞ」
助手「そんな胸を張らなくても」
バフォ「張る胸なぞないがな!!」
助手「……上手いとはいいませんよ?」
助手「しかし、確かにこれは便利ですね。辞書に載ってないことまでワンクリックで検索できてしまうなんて」
バフォ「そうだろう。もともと調べごとをするのに図書館を往復していたことがあってな。あまりにも面倒だったのでそれならいっそ図書館と同等の検索機器があればと思って作ってみたのだ」
助手「偉大な発明は些細な閃きから思いつくもの、とはよく言われていることですよね。今回のものは素直に凄いといえます」
バフォ「ふっふっふ、助手も少しは私を見習いたまえよ」
助手「そうですねぇ。あの教授、お願いがあるのですが」
バフォ「何だね」
助手「これ、もうひとつ作ってくれないでしょうか」
バフォ「何ゆえだ?」
助手「いやぁ今後勉強する時にこれがあると色々と捗りそうかなぁと思いまして」
バフォ「ふむ、勉学に勤しむというのならば致し方あるまい。ひと月待っていろ。その間に作ってみせようか」
助手「ありがとうございます教授。そろそろ僕も勉強しなくてはならない時期が来そうなので」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「いつでもどこでも最高な気分でトブことができる『トビコプター』だ!フル充電で3時間の稼働が可能になるぞ」
助手「『淫力スカウター』といいこれといい、かなりアウトだと思うんですが」
バフォ「細かい事は気にするでない」
助手「さいですか」
バフォ「トビコプタ〜(ダミ声)」パンパカパッパパーンッパッパーン
助手「それ以上いけない」
バフォ「いやーしかしコレは自分で作っておいてなんだが、なかなか凄かったぞ」
助手「珍しく作動テストしてるんですね。自分でやったんですか」
バフォ「勿論。私の予想以上に盛大にトブことが出来たぞ」
助手「それはどれくらいです?」
バフォ「ううむ……言葉では表しにくいがそうだな、あれは限界を通り越していたと思う」
助手「(限界を通り越す?)随分抽象的なんですね。何メートルくらいとかは計測してなかったのですか」
バフォ「(メートル?よくわからんな)高さで表せと言うか、面白い。うーむ、軽く成層圏は越えていたと思うぞ」
助手「せ、成層圏!?それ飛びすぎじゃないですか」
バフォ「だらか凄いと言っただろう」
助手「流石に凄すぎて久しぶりに尊敬しそうです」
バフォ「私としては常に尊敬していて欲しいんだけど」
助手「照れ隠しですよ照れ隠し」
バフォ「そうか、ならいい」
助手「しかし限界を通り越していたということは教授も想定外だったのですか」
バフォ「ああ、私の計算ならばトブ一歩手前ギリギリでキープする予定だったのだが……」
助手「え、飛ぶ一歩手前ってそれ飛んでないじゃないですか」
バフォ「そうだが?トブというのはトブかトバないかのどちらかしかないだろう」
助手「へぇ……しかし飛ばないモノはただの失敗作なのでは……?」
バフォ「助手の癖に生意気だな。トブかトバないかのギリギリ境界線が一番良い場所なのではないか」
助手「(いや飛ばなかったらただのガラクタでしょうに)そうですかねぇ」
バフォ「うむ、まったくもってそうだ。ま、しかし今回の『トビコプター』は成層圏、いや助手の例えで言うならば宇宙レベルでトンでしまったがな!はっは!!」
助手「う、宇宙!?!それ大丈夫なんですか?」
バフォ「いやー流石に宇宙レベルにトンだときは意識を維持するので精一杯だった」
助手「いやいやいや、意識とかどうこうの前によく生きてましたね……呼吸とか気温とか大変だったでしょう」
バフォ「よくわかってるな。あまりの高みに登りすぎてしまったのか軽い過呼吸になってしまって大変だったぞ。気温……というか体温もとても暑かった」
助手「か、過呼吸?暑い?僕の知ってる宇宙と違いすぎるんですが……」
バフォ「それだけ宇宙レベルは神秘に包まれているという事なのだよ」
助手「そ、そうだといいですね」
バフォ「うむ。さて私は工場に赴き『トビコプター』の量産化を図ろうと思う。着いて来るか?」
助手「僕はそれ、量産しない方が良いと思います」
バフォ「……あ?何故だ。私の発明品は人々手に渡るに値しないとでも言うか」
助手「違います。教授の作るものは全て素晴らしいです。それはもう言葉も出ないほどに」
バフォ「ならばこの『トビコプター』も。いや、これこそが人々の望む欲望を叶えてくれる世紀の大発明ではないか。人々の手に渡るべきものなのだこれは」
助手「確かにそれも凄いです。ですが……危険すぎます。宇宙まで飛んでしまうなんて、何も対策していない人がそれを使ってしまったら最悪死んでしまいますよ」
バフォ「馬鹿を言え。宇宙レベルでトンだとしても命を失うことなどありはしないぞ。現にこうやって私が生きているのだからな」
助手「教授は対策術があるから大丈夫なのです。特に魔法の術を知らない一般人がそれを使って宇宙まで放り出されたとしましょう」
バフォ「それはとても良いことではないか」
助手「良いこと?とんでもないです、生身の人間が宇宙空間に放り出されたら死んでしまいますよ」
バフォ「……一体助手は何を言っているのだ。宇宙に出るなぞただの例え話ではないか」
助手「…………うん?」
バフォ「この『トビコプター』でどれだけ高みまで絶頂できるか、トブことができるかというのを話していたのだろう?」
助手「……はい?」
バフォ「もしかして助手よ。君はこの『トビコプター』が本当に空を飛行するためのものだと思い込んでいるのではないだろうな」
助手「思い込んでいるも何もそのまんまだと思ってましたが……まさか!」
バフォ「ぷっ……くくく……これは傑作だ!なんと愉快な勘違いだろうか!」
助手「もしかして、いやもしかしなくても……」
バフォ「コレは助手の思っているようなものではないぞ。空を飛ぶ機能など一欠けらもありはしないわ」
助手「普通そんなネーミングしてたら空飛ぶものだと思っちゃいますって!!」
バフォ「くひっ……ふふ、ああ全く面白い」
助手「ちっとも面白くありませんよ」
バフォ「ふっ、何を隠そうこの『トビコプター』はどんな女性も必ずイカすことができる最強電動マッサージ機なのだ!」
助手「最初からそう言ってくださいよ……」
バフォ「メートルだとか高度だとか言ってたがそういうことだったのか。ふっ……くひひっ……」
助手「ああもう恥かしいので笑わないでください。だいたい教授も教授ですよ。絶頂することをトブだなんて紛らわしい言い方しないでください」
バフォ「いや、なに。こんなプロペラのような見た目だから絶頂するとかイクと言うより、トブと言ったほうが合ってるような気がしてな」
助手「誤解生みまくりです」
バフォ「私は君の子を産みたいがね」
助手「セクハラです訴えます」
バフォ「弁護士、裁判員はサバトで根回ししておこう」
助手「ひどい賄賂を見た」
バフォ「まぁ何はともあれ、誤解は晴れてよかったじゃないか」
助手「若干納得いきませんがそうしときましょう。女性を喜ばせる発明品ならば量産は大いに賛成です」
バフォ「うむ、この私ですら気を失いかけるほどの気持ちよさだった。バカ売れ間違いなしだろう」
助手「それもじょばっと?」
バフォ「ああ、盛大にじょばっと漏らした。できれば助手に飲み干してもらいたかったな」
助手「大の大人がそんなこと言わないでください」
バフォ「伊達に君より数百倍生きているだけはあるからな」
助手「それだったら尚更です」
バフォ「お硬いことは気にするな」
助手「逆に考えて下さい。僕の小便なんて飲みたくないでしょう」
バフォ「全力で飲ませてくださいお願いします」
助手「うわぁ」
バフォ「私だったら腎臓から直接原尿を啜るレベルだ」
助手「やめてくださいしんでしまいます」
バフォ「と言うのは冗談だ。私が本当に啜るのは精巣から精子を搾り取る」
助手「もっとひどいです」
バフォ「私はいつでも準備万端だぞ」
助手「じゃあ僕は貞操帯をつけさせていただきます」
バフォ「いけず」
助手「僕は教授に見合うような男じゃありませんよ。さて、生産ラインの魔女達に『トビコプター』のこと通達しておきますね」
バフォ「あ、ついでだから100個に1個の割合でフル凝縮した魔力を染みこませてくれと追伸しておいてくれ」
助手「こんな時でも魔物化アイテムの作成なんですね……」
バフォ「そもそもサバト製のアイテムを買うような輩なぞたかが知れてるからな」
助手「それはごもっとも」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「何がです?」
バフォ「相手を辱めに合わせる錠剤『ダメ……そんなこと言いたくないの……んんっ!』だ!」
助手「名前長いですね」
バフォ「略して『ダんこん』だ」
助手「あからさまな無理やり感が漂う」
バフォ「無理やり犯してくれても構わんのだぞ」
助手「えっ」
バフォ「えっ」
助手「…………で、その錠剤にはどんな効果が」
バフォ「良くぞ聞いた。コレを飲んだ者は1日の間語尾がとても恥ずかしいことになる」
助手「恥ずかしいこととは?」
バフォ「それはこれから実証してみようと思う。おーい来てくれー」
ドラゴン「ふん……何かと思えば貴様の下らぬ実験の付き合いだったとは」
助手「あ、ドラゴンさんお久しぶりです」
ドラ「ほう、そなた生身の人間の癖にまだこんな山羊の助手をしていたとは。相当の物好きと見える」
バフォ「私の性処理係だかr」
助手「まぁ教授といると結構面白いですからね」
バフォ「最後まで言わせて!」
ドラ「好きにすると良い。貴様らが何をしようと我には関係無いからな。で、私は何をすればいいのだ」
バフォ「お前にはコレを飲んでもらおう」
ドラ「なんだこれは、ただの薬ではないか」
助手(大丈夫なんですか教授。ドラゴンさんにこんな得体の知れないモノ飲ませて)ヒソヒソ
バフォ(心配ない。何かあったらそのときはそのときだ)ヒソヒソ
助手(うわぁとても頼りない)ヒソヒソ
ドラ「何をこそこそ話している。この薬はなんなのだ」
バフォ「それは一粒飲むととーっても強くなれる『スーパーストロングΣ』という特別な錠剤だ。旧知の仲であるお前に最初の一粒をあげようと思ってな」
助手(まるで呼吸をするかのごとく嘘を自然に嘘を吐いている)
ドラ「ほう……貴様にしては気が利くではないか。ありがたく頂くとしよう」
バフォ「おお!さあ一思いにグッっと!一口で飲み込んでくれ」
助手(ドキドキ)
バフォ(ドキドキ)
ドラ「どれどれ……」ングッングッ
助手「だ、大丈夫ですか」
ドラ「………………」
バフォ「安心せい。私の発明品に失敗はない」
ドラ「……特に変わった様子はないのだが(性的な意味で)」
ドラ・助手「!?!?」
バフォ(ニヤリ)
ドラ「なんだこれは、語尾が変だぞ(性的な意味で)」
助手「教授、まさかこれって……」
バフォ「そのとーり!!語尾に”性的な意味で”がつく戒めの薬『ダんこん』だぞっと!まんまと騙されおってハッハッハ!」
ドラ「貴様っ……我の体をどうしてくれる(性的な意味で)」
バフォ「え?性的な意味でどうするって……まぁイヤらしい///」
助手「これはうざい」
ドラ「くっ、ククククク……どうやら貴様殺されたいようだな(性的な意味で)」
助手「凄い物騒な言葉なはずなのに全然怖く感じない」
ドラ「我の体をこのようにして(性的な意味で)」
ドラ「ただで済むと思うなよ(性的な意味で)」
ドラ「何か言ったらどうだ(性的な意味で)。それともあまりの恐ろしさに言葉も出ないか(性的な意味で)」
助手「もうなにがなんだか」
バフォ「これは愉快!かの冷血無比な魔王軍直属将軍のドラゴンともあろう者がこれほどまでに性に渇望していたとは。まことに愉快!」
ドラ「殺スッ!!(性的な意味で)」スゥーー
ゴワアアアァァ!
助手「あつっ、熱いですドラゴンさん!炎吐かないでください」
バフォ「全くだ。大事な研究試料が燃えてしまうではないか」
ドラ「山をも溶かす我が焔の熱気とくと味わうが良い(性的な意味で)」
バフォ「体が燃えるほど発情してるとは///この変態めっ」
助手「ひとのこといえないですよそれー」
ドラ「それとも鋼鉄を紙屑のように引き裂く剛爪の錆となるか?(性的な意味で)」
バフォ「ヤバイあんな爪で手マンされたらアクメ必須だぞ///」
助手「どうやったら今の会話でそう変換できるんですか」
バフォ「自慢じゃないが私の膣は鉄をもねじ切る」
助手「そんなこと聞いてないです」
ドラ「大樹を用意になぎ倒す巨尾で叩き潰してやろうか(性的な意味で)」
バフォ「なっ、あんな大きな尻尾で私をハメ殺すつもりか///」
助手「よく見てください教授。あの尻尾教授の腰周りよりも太いですから」
ドラ「それでも受け入れてしまうのが魔物娘の性よ(性的な意味で)」
助手「魔物娘怖い」
助手「というかドラゴンさん意外とノリノリじゃないですか」
ドラ「それほどでもない(性的な意味で)」
バフォ「さて助手よ。ずらかるぞ」
助手「確かに僕まだこんなところでコゲ肉になりたくないですからね」
ドラ「待て、勝手にイって良いとは言ってないぞ(性的な意味で)」
バフォ「私の手を掴むのだ。それでは旧友よまたいずれ会おうぞ!」バシュン
ドラ「おい、待っ――(性的な意味で)」
ドラ「逃げられたか(性的な意味で)」
ドラ「……」
ドラ「この棒を擦ってみます(性的な意味で)」
ドラ「まるで水浸しだ(性的な意味で)」
ドラ「我は貴様を待っていた(性的な意味で)」
ドラ「ここを突いてみるといい(性的な意味で)」
ドラ「なかなか立派だな(性的な意味で)」
ドラ「……………………」
ドラ「アカン」
ドラ「なんかムラムラしてきた(性的な意味で)」
ドラ「早く家に帰って穴埋めしてもらおう(性的な意味で)」
ドラ「…………にへへ」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「赤ちゃんが」
助手「はははまた面白い冗談を」
バフォ「…………」
助手「…………」
バフォ「………………」
助手「……………………えっ」
バフォ「うん、出来ちゃったの」
助手(教授が信じられないほど慈愛に満ち溢れた顔をしている)
助手「お、おめでとうございます」
バフォ「うん、ありがと」
助手(心なしか口調も変わってるし)
助手「で、でもビックリしたなーまさか教授に交際している男性がいたなんてーははは」
バフォ「ねえ」
助手「?」
バフォ「それしか言うことないの……?」
助手「え、あ、ああそうですね。そうだ!相手はどんなお方なんですか?教授の御眼鏡に適う男性なのですからそれはさぞ素晴らしい方なのでしょうね」
バフォ「ん」ユビサシ
助手「何ですか僕のほうに指さして。あっまさか僕の背後にもういらっしゃるとか――」フリムキ
助手「…………だれもいない」
バフォ「……」
助手「あ、あのー教授?それは一体どういった真似なのでしょうk」
バフォ「だから、もう」ユビサシ
助手「……あのーもしかして」
バフォ「…………」
助手「もしかしなくても」
バフォ「…………」
バフォ「……………………///」
バフォ「あなたと私の子供だよ♥」
助手「」
バフォ「まだお腹は大きくなってないけど確実にいるよ」
助手「」
バフォ「遺伝子検査をしてもちゃんとあなたと私の遺伝子を両方持ってる……あぁ幸せ♥」
助手「教授……ついに幻想を見るようになってしまいました。空想妊娠とはまた可哀相に」
バフォ「…………」
バフォ「…………うぅ」ポロポロ
助手「!?」
バフォ「ひどい……せっかくあなたとの赤ちゃんができたのに……」
助手(もうなにがなんだかさっぱりわからない)
助手「き、教授、とりあえず落ち着いてください。いつ、どこで、だれが、なにを、どうした!ハイッ!」
バフォ「今朝、研究所で、私が、妊娠しているのが、わかった……♥」
助手「」ゾッ
バフォ「だから父親であるあなたに認知してもらいたいのと、婚姻届を一緒に書こうかなって思って」
助手「あの――あのあのあのですね!?いいですか教授。僕は教授と性交した記憶なんてありませんよ!でっちあげです!空想です!」
バフォ「そう言うと思った。じゃあコレを見て納得してくれるかな?」ピラ
助手「写真……?一体なにが――――」
!?!?!??!?!?!
助手「な、ななななななんだこれ……なんだこれぇ!?」
バフォ「それが物言わぬ証拠。それを見てでも否定できる?いや、できない。だって――」
助手「なん、で……教授が僕の上にまたがって……るの……」
バフォ「さらにドン!もう一枚」
助手「う……うわぁぁああああ!中出ししてる!だいしゅきホールドされてる!!らめぇぇぇ!!」ビクンビクン
バフォ「それで納得してくれるかな。もう私の処女はあなたに捧げたの。だって愛して――」
助手「」
バフォ「…………き、気絶してる……」
助手「」
―数分後―
助手「ん、むむ……」
バフォ「やっと目覚ました」
助手「あれ、僕はたしか――うっ、頭が……」
バフォ「写真見ながら気絶する人始めてみたぞ」
助手「めんぼくないです。ちょっと現実を受け入れることができなかったもので」
バフォ「大丈夫。これからゆっくり受け入れていけばいいさ」
助手(うわぁまるで菩薩のような穏やかさ)
助手「あの、二つほど質問いいですか」
バフォ「なーに?」
助手「僕が教授の処女を喪失させたのはいつの話ですか?」
バフォ「んむ、そうだな……半年位前かな?」
助手「うわー結構前だー」
バフォ「今までいろんなオナニーしてきたけど、セックスの気持ちよさに比べたら全てが霞んでしまったね」
助手「じゃあもう一つ。僕には性交の記憶が全く無いんですけどそれはどうしてですか」
バフォ「あー記憶が無いのは当たり前だよ。だって私夜這いしてたから」
助手「……んん?」
バフォ「サバトの配給部から支給される夕食にね、あなたのものだけ『永眠エターナルくん』を混ぜ合わせてたの」
助手「あっ……(察し)」
バフォ「夜寝静まった頃、あなたの部屋に侵入して眠姦させてもらったわけ」
助手「どうりでここ半年寝起きが気だるいと思ったら」
バフォ「そういうこと♥もう、あなたったら毎晩精液の量スゴイんだから♥」
助手「毎晩来てヤッてたんですか……」
バフォ「もちろん。ただでさえ妊娠しにくいんだから、毎日子宮に精液飲ませないと」
助手「よく自分干乾びなかったな……」
バフォ「サバト製精力ギンギンの食事を毎日食べてるんだから大丈夫でしょ!」
助手「それは否定しない」
助手「はぁーーしかしそうですかぁ……僕と教授が……」
バフォ「嫌だとは言わせない。既成事実もあるんだし、何より心から愛して――」
助手「いや、僕だって教授のこと好きだったんですけどね。だけど、僕なんかじゃ絶対釣り合わないと思いまして」
バフォ「私はそんなこと気にしないぞっ――って、えっ?」
助手「どうしました?」
バフォ「い、今私のことすっすす好きって……!好きって!!」
助手「あ。……いやーはは、恥ずかしいですねコレ」
バフォ「え、うそ、やだ、嬉しっ、ええっ、だって全然そんな素振りなかったじゃない!」
助手「初めのころはただの憧れの存在だったんですけどね。一緒にいるうちになんかいいなーって思うようになってました」
バフォ「ちなみにそれはいつから?」
助手「去年ぐらいから、ですかね」
バフォ「私はあなたがここに配属されたその日から好きだったよ♥」
助手「あ、う、その顔やめてください。教授らしくないですし、とても恥ずかしいです」
バフォ「これが本来の私だとしたら?」
助手「ギャップ萌え!そういうのもあるのか」
バフォ「あ、それと私胸おっきくないけどいいの?」
助手「僕は思うんです。女性の胸は大きさで良し悪し争う必要はないのですよ。そこに胸がある、それだけでいいのです」
バフォ「つまり巨乳でもまな板でも構わないと」
助手「そういうことです。要するにその女性のことが好きになれば胸の大きさなんて二の次なんですよ」
バフォ「ふふっ、やはりあなたを好きになってよかった」
助手「僕も、教授の元で働けて、そして教授を好きになれてよかったです」
バフォ「これから忙しくなるよ。まずは親に挨拶に行かなきゃ、あとは式も挙げて、新居も立てなきゃね」
―――――
助手「ついにやったぞ!!」
バフォ「なにがだね?」
助手「ついに昇格試験に合格することが出来たんだ!!これで博士号、そして教授になることが出来る!!」
バフォ「おおお!やったね!これであなたも私と肩を並べる地位にまで登りつめたか……」
助手「いえいえ、僕なんてまだまだだ。教授の足元にも及ばないさ。教授は僕の永遠の上司だからね」
バフォ「永遠の伴侶でもあるがね」
助手「そうでもあるね。あー、嬉しい……」
バフォ「けど、そんなに頑張らなくても良かったんじゃない?生活費だってこれから生まれる赤ちゃんの教育費だってサバトがあれば十分賄えるのに」
助手「いやぁ、父親がプー太郎だったら父親としての面子が立たなくてさ。ほら、子どもって親の背中を見て育つって言うじゃないか」
バフォ「家でだらだらしている親の姿は見せたくないと」
助手「そういうこと。それに教授になるのは僕の昔からの夢でもあったから」
バフォ「長年の夢が適ったというわけだね。おめでとう」
助手「ありがとうございます。これからも精進し続けるよ」
バフォ「じゃあそうだね……今晩はとっておきのご褒美をしてアゲル♥明日は二人で有給取ろっか♥」チュッ
助手「楽しみに待ってるよ」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「ああ、やっとできたね」
ジャイアントアント「オーダーメイドにより若干時間がかかってしまいましたが無事建設完了いたしました!」
バフォ「ご苦労であった。報酬は後ほど女王の元へ送っておこう」
ジャ「ありがとうございます!魔力を注ぎ込めば自然に部屋が増える素材を使っておりますので、どうぞご自由に自分の家を作ってください!バフォメット様の魔力ならば半無限的に増やせるでしょう!」
助手「仕事っぷりを見るかぎり、貴女が一番頑張っていたように見えますので、特別にコレを差し上げます」
ジャ「おおこれは!巷で有名の『トビコプター』ですね!ありがたくつかわせていただきます!それでは私たちは撤収しますね」スタコラサッサ
バフォ「ここが私たちの新しい家だよ……」
助手「ようやく始まるんだ。僕たちの新しい生活が」
バフォ「性活でもあるけどね」
助手「娘にはばれない程度にしたほうがいいね」
バフォ「親子丼か……ふふふ」ジュルリ
助手「ぼ、僕はやめたほうが良いと思うなそれ」
バフォ「まぁそういうのはラージマウスとかデビルバグとかの習性だからね」
助手「僕たちの娘は普通に魔物娘として育てていこうよ」
バフォ「そうだな……いつの日か、娘が立派に独り立ちするまで見守っていこうじゃないか」
助手「バフォメットの娘さ、それはそれは立派に育つに違いないよ」
バフォ「お、今蹴ったぞ!自分の話をされてるのがわかってるのかな」
助手「そうかもしれないね」
バフォ「んふふ♥ねぇ……今日もいっぱい中に出して欲しいな♥赤ちゃんが精液飲みたいーってお腹蹴ってるよ♥」
助手「言われなくともそのつもりさ。人間相手じゃこんなことできないからね!」
バフォ「もぅ……変態♥」
助手「そっちこそ」
―――――
次女「たっだいまー!」
バフォ「おかえりー」
次女「ママ、ママ見て見て!テスト返ってきたよ!」
バフォ「どれどれ〜おっ、国語算数理科社会全て100点満点じゃん!よく頑張ったねぇ」
次女「驚くのはまだ早いよママ。見るがいいこの点数を!」
バフォ「!!保健体育が9987点!こんな点数ママも取ったことないよ」
次女「んっふっふ〜」
バフォ「それじゃ今日の夕飯は次女の大好きなマラーライスにしよっか」
次女「やりぃ!ママ大好きぃ〜」
バフォ「はいはい。それじゃちょっと触手の森に行ってサラダ用の触手採ってきてくれない?」
次女「合点承知!」
バフォ「あんまり奥には行かないようにね」
※※※
助手「ただいまー」
長女「ただいま」
バフォ「おかえり」
次女「おっかえりパパ、姉ちゃん!さてお二人に問題です。今日の夕飯は一体なんでしょう〜?」
助手「甘いな次女よ。この臭いはアレだ、マラーライスしかないだろう!」
次女「ぐわぁぁー!やーらーれーたー……」
長女「帰って早々テンション高いわよ…………折角の金曜日なのに」
バフォ「金曜日だから高いんだよきっと。さてお姉ちゃん、テストの結果はどうだったかな?」
長女「あーテストぉ?はいコレ、毎回おんなじ点数でつまらないでしょ」
助手「数学3・C、古代文法、化学、物理、政治、歴史、魔語全てオール100点かぁ……」
長女「大陸模試は残念ながら3位だったよ……残念」
バフォ「コレだけ取れてればママも親として鼻が高いってものだよ。そうよね、パパ?」
助手「まったくだ。長女はもう少し遊ぶことを覚えたほうが良いと思うぞ」
長女「パパは遊びすぎなんだよ」
バフォ「ハイハイ、話はそこまでにして二人とも早く手洗って。夕飯にするよ」
一同「はーい」
―――――
長女「おやすみ」
次女「おやすみなさいー」
バフォ・助手「おやすみー」
バフォ「……あれからあっという間に15年が経ってしまったね」
助手「そうだなぁ。子育てしていると月日が流れるのが凄く早く感じる」
バフォ「想像通り立派に育って嬉しいねほんとに」
助手「立派に育ち過ぎてる気がするけどな」
バフォ「どう育とうがそれはあの娘たちが勝手に決めることだよ。私たちはただそれを見守るだけ」
助手「うん、変にあーだこーだ言いつけるより自由にさせた方が良いに決まってるさ」
バフォ「そうだね…………」
バフォ「…………」
助手「…………」
バフォ「ねぇあなた……」
助手「どうした」
バフォ「……久しぶりに……シない?」
助手「……いいよ、僕も最近できてないから溜まってたところなんだ」
バフォ「最近娘二人が性に興味を持ち始めてさ……この前寝室掃除してたら隠しカメラ見つかったんだよ」
助手「だからしばらくセックスできなかったのか」
バフォ「そゆこと。でも今日は大丈夫だよ」
助手「カメラは全部取ったから?」
バフォ「それもそうだし、今日の夕飯のマラーライスに『永眠エターナルくん』混ぜておいたから」
助手「なるほどね。準備は万端ってわけか」
バフォ「そう……ねぇ、もう我慢できないっ……早く」
助手「うあ……またいつものように騎乗位で搾り取るつもり?」
バフォ「んふふ♥束縛魔法で身動きも取れずにね。たっぷり絞りつくしてあげる♥」
助手「本当に君はエッチで変態だ」
バフォ「あなたほどじゃないよ」
助手「よく言うよ。だから今日は僕がお仕置きしてあげよう」
バフォ「えっ……きゃあ!?」
助手「どうして私の束縛魔法が解かれた?って顔をしているね」
バフォ「それどころか……力がはいらな……」
助手「ねぇそういえばさ、教えてよ」
バフォ「な、なにを?」
助手「僕の淫乱力をさ。あの時『淫力スカウター』測ったけど僕に教えてくれなかったじゃないか」
バフォ「あぁあれね……3兆だよ」
助手「へ?」
バフォ「あなたの淫乱力は私の55万をはるか得に超える3兆だった。まったくインフレも甚だしいよ」
助手「ふっ…………ふふふふそうか、僕はそれくらい淫乱だったのか」
バフォ「私としては夫が淫乱なのは何よりも嬉しいことだけどね♥」
助手「そんな淫乱な僕は今晩きみをお仕置きするよ。いつもいつも搾り取られていつか仕返ししたいと思っていたからね!」
バフォ「生意気な……あなたの腕力じゃバフォメットである私の腕力には適うはずが…………」
助手「〜〜♪♪」
バフォ「ぐぎぎぎ……あ、あれ?」
助手「僕が適うはずがないって?じゃあどうしてきみは押し倒されているのかな」
バフォ「な、なんれ……」
助手「タケリダケを食べたって言えば納得する?」
バフォ「なっ……」
助手「僕も今日はヤル気だったからね。きみが娘達のマラーライスに『永眠エターナルくん』を混ぜてるのが見えたから、それに乗じて僕はタケリダケパウダーを自分のものにふりかけたわけさ」
バフォ「なっ、なんと……」
助手「だから今晩は僕が主導権を握る。やめてっていってもやめないよ。今日は君を徹底的に犯しつくしてあげるから」
バフォ「そんなぁ……やらぁ……♥」
助手「そう言うわりには心なしか嬉しそうだけど?」
バフォ「…………さんにんめ……」
助手「??」
バフォ「そろそろ三人目の子ども作るのっ!そのために今日は通販で買った子宝宝樹の樹液飲んでるんだから♥」
助手「〜〜〜!!」ゾクゾクッ
バフォ「もうだめ……受けでも攻めでもなんでもいいから早く、めちゃくちゃにして……♥」
助手「凄い……あまりのエロさとタケリダケ効果で僕の僕が倍の大きさに」
バフォ「おっきぃ♥」
「入るかな」
「入るよ。あなたのだもん」
「もし僕じゃなかったら」
「ねじ切ってやる」
「う、今のでちょっと縮んだ」
「ねぇ、もし私じゃなかったら?」
「きっと勃たなくてセックスできないと思う」
「ふふ、そういうのうれしい」
「ねぇ入れる前にもう一ついいかな」
「なぁに?」
「愛してる」
「!!」
「……バカ///♥」
助手「なにがです?」
バフォ「どんなことをしても決して目覚めることのない睡眠薬『永眠エターナルくん』だ!これで安眠間違いなしだぞ」
助手「なにそれこわい」
バフォ「さすがに一生寝続けるのは忍びないので、最大10時間までの効能としたから安心しなさい。ワーシープエキス配合のとっておき睡眠薬であるぞ」
助手「時間制限アリですか、それなら安心してつかえそうですね」
バフォ「ストレスの多い現代社会に悩むそこのアナタ!一錠10時間の安眠を約束できます!」
助手「サバトの資金源になると良いですね」
バフォ「うむ。その他にも眠姦、強姦、催眠オナニーなどなどで活用しまくると良い!」
助手「もうそれ自分が使いたいだけなんじゃないかな……」
バフォ「な、なんとハレンチな!私の夜ご飯に忍ばせて、夜寝静まったころで穴という穴を犯しつくすつもりだな!?……ひ、ひぃ犯されるぅ……レイプされるぅ……」
助手「そのわりには随分と楽しそうですね」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「相手を強制的に絶頂させる機械『エクスタシーEX』だ!恥辱まみれの姿を見せ付けろ!」
助手「うわぁこれまたえげつない」
バフォ「うむ、ありがとう」
助手「あれ褒めたつもりじゃないんだけどなー」
バフォ「さて、早速試運転してみるとしよう」
助手「まだ動作テストしてなかったんですか?」
バフォ「そんなことをしたら私が絶頂しすぎておしっこ漏らしてしまうからな。機械がショートしてしまう」
助手「さらっとひどい言いましたね。僕じゃなかったらドン引きしているところですよそれ」
バフォ「じょばっと漏れるぞ」
助手「特に聞いてないですし、聞きたくなかったです」
バフォ「それでは、起動してみよう。被検者として研究生のアヌビス君に協力してもらうことになっている」
アヌ「ええと……一体何をするのですか」
助手「うわこれ完全に何やるかわかってないタイプのやつじゃないですか」
バフォ「もちろんそうだが?」
助手「しかもアヌビスという生真面目系の魔物にやらせるなんて悪意しか感じないです」
バフォ「わかってたら面白くないからな。それに元々淫乱な者にやらせても然程変化が見られなさそうだから、普段はエロに関心が無さそうな者を選んでみた」
助手「なおさら性格が悪いよこれ」
バフォ「では始めよう。まず、被検者の爪と毛髪を少々摘出する」
アヌ「ど、どうぞ」
バフォ「それを機械の中にセットする。これで完了だ」
助手「セッティングはずいぶんと楽なんですね」
バフォ「後はこのスイッチをONにするだけである。スイッチは助手が押したまえ」
助手「はぁ、わかりました」
アヌ「あの、えーっと……」
助手「少しの間我慢していてくださいね」
アヌ「せめてなにやるかぐらいかでも……」
助手「僕だって乗り気じゃないんですけどねぇ」ポチットナ
スイッチ オン
アヌ「!?!?わふぅうっぅ!!んあああ!!イグイグクゥゥ!!トンじゃうのぉぉ!!!!オマンコずぼずぼってぇぇ!誰でもいいからぁぐちゃぐちゃにセックスゥゥゥゥゥーー!!」ビクンビクン
スイッチ オフ
助手「」
バフォ「おお、大成功だ。見よこのイキ狂った表情を!完全にメス犬の顔になっているぞ」
助手「あまりの崩壊ぐあいに言葉も出ないです」
バフォ「どれ、今度は私がスイッチを押してみよう」ポチットナ
スイッチ オン
アヌ「もうやらぁぁぁ!!クリちゃんじんじんしちゃうのぉぉ!!あああああああぁぁ!!!あひぃぃんん!!もうダメ漏れるぅう!!オチンポ欲しいのぉぉぉぉ!!!」ビクンビクン
スイッチ オフ
バフォ「我ながらこの頭脳が恐ろしい」
助手「僕はむしろ教授が恐ろしいです」
アヌ「わふぅぅ…………ぅへへ……あふぅ……」ブシャー
助手「そしてこの人もこの人で、こんな目に合いながらも潮吹きダブルピースしているなんてサービス精神旺盛過ぎるでしょ……」
バフォ「流石アヌビス」
助手「なにが流石なのかはツッコんだら負けな気がする」
バフォ「何はともあれ今回の研究は大成功だ。これでまた科学の道は一歩進んだであろう」ポチットナ
アヌ「イグゥゥゥゥゥ!!!!!」ビクンビクン
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「相手の淫乱度を視認できる『淫力スカウター』だ!これで気になるアノコの淫乱度も一目で丸わかりだぞ!」
助手「それどっちかというと淫乱度じゃなくて好感度を知りたかったですね」
バフォ「さあ、私の淫乱度を調べてみると良い。あまりの数値の大きさに恐れを抱くであろう!」
助手「どれどれ…………ほんとにこれもろスカウターですね。著作権とか大丈夫なんですか」
バフォ「許可は取ったつもりだから大丈夫なはずだ」
助手「つもりじゃ許可は取れないんですけど……まぁいいです。では、計測してみますよ」ピピピピピ
助手「お、出ました。教授の淫乱度は……55万ですね」
バフォ「ふっ、我ながら恐れおののく数値だ。あと2万ほど少なかったら丁度良かったんだけどな」
助手「何が良いのかはわかりませんが、しかし55万は高いのですか?基準値がないとなんとも言えないのですが」
バフォ「一般基準値は0〜100だ。したがっていかに私の淫乱度がとてつもないものだということがわかるだろう」
助手「淫乱の度合いを威張られたのが生涯で初めてなのでどう反応したらいいのかわかりません」
バフォ「では次は助手の淫乱度を計測してみようか。スカウターを貸せぃ」
助手「僕の淫乱度を測ったってそんなに面白い結果は出ないですよきっと」
バフォ「まぁまぁ良いではないか。ちょっとした余興だよ」
助手「ちょっとした余興で淫乱度を測られる僕の価値って一体……」
バフォ「ふんふ〜ん♪どうせ助手は50とか平凡過ぎる値しか出ないのが関の山だろう」
助手「それはそれで平均レベルだから嬉しいですけどね」
バフォ「私としてはちょっとくらい淫乱じみてても良いとは思うんだけど?」ピピピピピ
バフォ「どれどれ結果は〜…………」
!??!?!?!?!?!
助手「どうなりました?」
バフォ「………………よ、よかったなぁお望みどうり50だよ50」
助手「……ほんとですか」
バフォ「ホントダヨ、ワタシ、ウソツイテナイヨ」
助手「限りなく怪しい。ちょっとスカウター貸してくださいよ」
バフォ「あ、ちょ……!」
助手「…………既にデータが消されているとは……」
バフォ「数値は私の脳に記録されているぞ。さあ、教えてもらいたくば私とセックs」
助手「じゃあいいです」
――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「名付けて『擬似・魔物化体験光線銃』だ!」
助手「うわ名前からして嫌な予感しかしない」
バフォ「ふっふっふ……流石は助手、察しが良い」
助手「まあ貴女の助手をして入れば嫌でも警戒しちゃいますよ。それで、その銃にはどんなものなのですか」
バフォ「名前の通りだ。この銃の光線を浴びた者は一定時間の間魔物娘へと変化することができるのだ!素晴らしいだろう!ええ?」
助手「確かにそれは凄いですね。でも魔物化ってことは……」
バフォ「ふむ、その通り。女性にしか効果がない。まぁアルプ化という例外も稀にはあるかもしれないがな」
助手「なんだーそれはざんねんですねー」
バフォ「とても残念には見えないのだが?」
助手「気のせいですよ」キノセイキノセイ
バフォ「まぁいい。そんなこともあろうかと、今回は特別に私の講義を受けている学生三人に協力してもらった」
学生A「実は魔物化にはちょっとだけ興味があったのです!」フンスフンス
学生B「学食券が貰えると聞いて」ハラペコ
学生C「うぅ……こんなの聞いてないよぉ」オドオド
助手「あの明らかに一人おかしい人がいるんですけど」
バフォ「それもきっと気のせいだ」
助手「横暴すぎる」
バフォ「それでは三人とも!私のじっけn……研究に協力してくれてありがとう!」
助手「今の良い間違えはちょっとひどいんじゃないかな」
学生A「ぐへへムチムチダイナマイトボディになって世の男どもを悩殺してやんぜ(いえ、更なる魔物の研究のためならばこの身どうなろうともかまいません!)」
学生B「腹減った。食券はよ」
学生C「え、ま、魔物化……そんなの聞いてないよ……」
助手「本音と建前が逆だったんですがそれは」
バフォ「では三人とも横一列に並ぶのだ。なに一瞬で終わるさ」
助手「やめたほうが良いと思うんですがねぇ」
バフォ「私の発明品に欠損は決してない。"実は3分じゃなくて死ぬまでだったぜテヘペロ"なんてマネはないから安心するのだ」
バフォ「では、ゆくぞ……メモリを3分に合わせて……そりゃ!」
ビビビビビ
助手「おお!?これは想像以上にすごそうな予感」
学生ABC「アバババババババ」
助手「そして学生たちの顔が放送事故レベルでひどい」
バフォ「ほら見てみろ、徐々にだが姿が変化しているだろう」
助手「確かに……シルエットがだんだん人のそれとはかけ離れたものになっている」
バフォ「残り5秒…………3……2……1……終わりだ」
シュウウウウウ……
プスンプスン
助手「むぐ……眩しい……どうなっているのでしょう」
バフォ「ほら姿が見えてきたぞ。彼女は学生Cか」
学生C「うぇぇ……足が増えてなんだが変な感じぃ……上手く動かせない」ヌルン
バフォ「ほう、クラーケンになるとは!なかなか素質があると見えるぞ」
助手「魔物化に素質なんてあるんですかね」
バフォ「そういうのは直感で感じ取るものだ」
学生C「うわぁ……うねうねしてる……けど、案外悪くない……かも」
助手「早くも毒されている学生Cさんを素直に哀れむことが出来ない」
バフォ「む、次も見えてきたぞ。彼女は学生Bだな」
学生B「え、栄養が……胸に吸い取られて……ハラヘリー……」ドタプーン
助手「おお彼女はホルスタウロスですか。流石に胸がはち切れんばかりに主張してますね。これは目のやりどころに困る」
バフォ「むぅ……私、学生Bキライになった。サバトの教えに反するもん」プクー
助手「そんなこと言ったら学生Cさんもなかなか大きいですが」
バフォ「それとこれとは別だよ別。サバトとホルスタウロスとは昔っから水と油のようなものなのだ!フン!」
助手「そんな無茶な……あ、ほら学生Aさんも見えてきましたよ」
バフォ「次もホルスタウロスだったら私泣くよもう」
助手「流石にそれはないと思いますけどねぇ」
バフォ「…………って何か変な臭いしないか?」
助手「そう言われてみれば……良い臭いとは言い難いですね」
学生B「これはゲロそのものの臭いがプンプンするぜ!冗談抜きで食欲減退するんだけど」
学生C「そう、例えるならば排泄物と生ゴミを混ぜたような……うぇぇ」
バフォ「この悪臭……そして魔物化……はっ、まさか!」
学生A「いやータダで魔物化できるなんて超サイコー!」ベッチョベチョ
助手「な……バブルスライム……だと……」クッサ
学生B「おえええええ!!こんなくせぇ臭い初めて嗅いだし!」クッサ
バフォ「な、なぜだ、本来バブルスライムの悪臭は劣悪な環境下においてのみ発せられるはずなのだが……」クッサ
学生C「別に今いる研究所は不衛生なところじゃないよねぇぇ……」クッサ
学生A「…………な、ななななななんじゃこりゃーー!!こんな不定形流動体じゃ町も出歩けないじゃんかよぉぉぉー!!ムチムチボディの夢がぁ……」
助手「そ、そうかわかったぞ」クッサ
バフォ「何がだ」クッサ
助手「学生Aさんの悪臭の原因は不衛生な環境なんかじゃなかったんだ」クッサ
一同「では真の原因とは?」クッサ
助手「本当の原因は…………学生Aさんの心の汚さだったんだ!」クッサ
学生BC「な、なんだってー!!」クッサ
バフォ「なるほど、それなら合点がいく。バブルスライムは周囲の劣悪な環境を浄化する際に悪臭を発する特性がある。つまり、この悪臭の原因は学生Aの心の邪さを浄化しているから発生しているものであり、今現在学生Aの心は浄化されている最中ということか。助手ながら名推理だぞ」クッサ
助手「いえいえそれほどでも」クッサ
学生A「いやいやいや!!何か解決したっぽい雰囲気なんだけど全然解決してないからね!?どうすればいいのよ!」
バフォ「安心せい。効果は3分だ、それまでの辛抱というものだぞ」
学生C「あのぅ……それについて一つ言いたいことが……」
バフォ「何だね」
学生C「もう、とっくに3分過ぎてるんですけどぉ……」
助手「えっ」
学生A「はっ?」
バフォ「そ、そんなバカな。私の発明品はいつ如何なる時でも全て正確なのだぞ。そんなハズは……」
バフォ「メモリだって3分に設定したはずなのn……」
バフォ「あっ」
助手「うわぁすごい嫌な予感する」
バフォ「えー…………ゴホン。皆の者聞いてくれ」
学生ABC「ゴクリ……」
バフォ「実は……」
学生ABC「…………」
バフォ「………………」
バフォ「メ……メモリを間違えて3万年にしちゃっ、た」テヘ
学生ABC「」
バフォ「3万年経たないと元の姿には戻れない」ペロ☆
学生ABC「」
バフォ「よってこれからほぼ一生その姿のまま生活してもらうことになる」
助手「ほぼ一生っていうより、完全に死ぬまでじゃないですか」
学生B「んー……ま、まぁでもミルク出るし食には困らなそうだから別にいいかねー」
学生C「うん……ちょっと足の動かし方も慣れてきたし、それに多いと便利かも……」
助手「魔物化しちゃって考え方も若干変わってしまったようです」
学生A「いや良くないし!臭いし!不定形だし!!もうサイアク!」
助手「教授、流石にこれは擁護しきれませんよ」
学生A「そうですよ!!早く元に戻して下さい!そしてあわよくばムチムチした魔物に変化させて下さい!」
助手「だそうですよ、どうします教授」
バフォ「………………」
バフォ「…………」
バフォ「……」
バフォ「テヘペロ☆」シュイン
助手「どうにも出来ないと悟ったら速攻でテレポートしやがった」
学生A「おいィィィィ!?」
学生B「まぁ人生これからいろいろあるって。だから気分転換に特製ミルクでも一杯どうだ?」
学生C「イカスミパスタもあるよ……」
学生A「うるせー!私のメロンソーダ(仮)でも飲みやがれ!」ドドドドド
学生BC「く、くっさーーー!!」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「これさえあれば翻訳いらず!ありとあらゆる言葉を記録した検索機器『センテンスオブアルティマ』だ!」
助手「久しぶりにまともな発明品ですね」
バフォ「ふっ、何度も言わせるでない。私の頭脳は魔界一なのだ」
助手「そのわりには前回の失敗は散々でしたけどね」
バフォ「あれは私が些細なミスをしただけであって、発明品自体は成功してただろう。ノーカンだよノーカン」
助手「人間三人の人生奪っちゃってなに言ってるんですか」
バフォ「今の時代、魔物の方が生き易いぞ?」
助手「そういう問題じゃないんですけど……」
バフォ「ま、私としては貴重な実験サンプルが取れたから満足なのだがな」
助手「うわもう実験って公言しちゃったよこの人」
バフォ「それぞれが魔物としての生活を謳歌しているらしいし私も鼻が高い」
助手「僕は親族の方に謝罪して腰が低いですよ」
バフォ「さて、そんなことより助手よ。この検索機器を使ってみたくはないか」
助手「まぁ今回は害が無さそうなので……興味が無いと言えば嘘になりますね」
バフォ「もし人体に害があるとしたら」
助手「全力でお断りさせていただきます」
バフォ「助手の癖に生意気なやつだ。安心しろ、これは正真正銘ただの検索するだけのモノだよ」
助手「……ではその言葉を信じて早速使ってみましょうか。まずは何を検索しましょう?」
バフォ「そうだな……ではまずはこの淫乱の極みを追求し卓越されし身体を成している我が種族『バフォメット』と検索してみるがいい」
助手「淫乱の極みかどうかは個人の趣味にも寄りますが……ばふぉめっと、と」カタカタ
【タダイマ ケンサクチュウ】ピロリロピピ
【ケッカガ デマシタ】チーン
【『バフォメット』
バフォメット属 魔獣型 魔界に潜む強大な力を持った魔獣。異教徒集団サバトを率いる存在であり、非常に強力な魔力と統率力を兼ね備えた魔物。幾多の勇者を魔へと陥れている。容姿は個体差こそあるが、皆総じて共通して言えることは幼き少女の姿をしているということだろう。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
助手「おお、これはなかなか……」
バフォ「どうだすごいだろう。これさえあればどんなことでも調べることが出来るぞ。何か他に調べてみるといい」
助手「どれどれ……ではこれなんてどうでしょう」カタカタ
【タダイマ ケンサクチュウ】ピロリロピピ
【ケッカガ デマシタ】チーン
【『魔法』
常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。使役するには訓練と素質が必要であり、素質のある者は必然的により強力な魔法を使用することが約束される。基本形としては自然界に漂う元素の力と己の魔力とを一定の術式で練り込み、効果を具現化させて発動する。その用途は生活から戦闘、研究まで様々な用途として使用され、もはやなくてはならない生活術の一つといえよう。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
バフォ「魔法の概念だなこれは。魔法とは何ぞやという疑問を大雑把ではあるが簡潔に纏めてくれているのだ」
助手「へえ、今までは特に気にしないで普通に使っていましたが魔法って奥が深いんですね」
バフォ「当たり前だ。この世の全ては魔法で成り立っているといっても過言ではないからな。私ほどの実力となればほら、空間を捻じ曲げることも可能になる」
助手「僕には一生かかっても無理そうですね」
バフォ「しかし魔法を検索するとは……つまらないやつめ」
助手「そんないざ調べろって言われてもなかなか浮かんでこないものですよ?」
バフォ「そんなありきたりな言葉では私の発明品の凄さが伝わらないじゃないか!」
助手「誰に伝えてるのか僕にはさっぱりわからないですけどねー」
バフォ「どれ、私に貸してみろ。そうだな……これなんてどうだ」カタカタ
【タダイマ ケンサクチュウ】ピロリロピピ
【ケッカガ デマシタ】チーン
【『ロリコン』
ロリータコンプレックスの略。幼女・少女に対して異常な性的興奮を覚えること。性的倒錯のひとつである。大人の身体には興味が沸かず、幼い少女に対して興奮するという一種の精神病であり、総じて男性が陥る病である。この病の患者は社会的に厳しい境遇に追いやられることが多く、日々多くの男性を悩ませているものである。また精神医学ではペドフェリアと同義として捉えられることがある。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
【『おまんこ』
女性器を幼稚語で言い表したもの。ヴァギナ、陰唇と同義である。これら正式名称で言うよりはおまんこは些か幼稚さを感じるが、普段の会話で取り入れる場合においてはむしろこちらの方が正しいといえるだろう。また、性交の場面においておまんこと言うことにより、両者共により興奮が高まるということが確認されている。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
助手「…………んん?」
【『中出し』
性交において精液を女性の膣及び子宮内に射精することである。ピストン運動により刺激された男性器は快感を感じた後、射精し女性の胎内に精液を吐き出すことになる。このことにより、女性側は一定の確率で卵子と精子が受精し着床、すなわち妊娠へと繋がるのである。人間と比べると魔物娘は妊娠し難い傾向があるので、魔物娘が妊娠したいのならば、よりたくさんの中出しが必要である。更に詳しく見る場合は以下をクリック】
助手「いや、ちょ、これ」
【『だいしゅきホールド』
夜の究極奥義である。これをやられた男性は死ぬ。正面から抱きつき、相手の体を足でくわえ込みロックする体勢のこと。こうすることにより、男性は女性から離れることが出来なくなり必然的に中出しするしか選択肢がなくなる。ゆえにどうしてもこの男性との子を孕みたいと願う女性が繰り出す奥義であり、男性は決して逃れることが出来ない。この技を喰らってしまった男性は潔くパートナーと幸せな家庭を築き上げるを覚悟したほうがいいだろう】
助手「教授、これ軽くセクハラで訴えれますよ僕」
バフォ「ん、ああ。いけないいけない、少し興奮してしまった。軽く濡れたわ」
助手「ホントですよ。これでも僕はれっきとした成人男子なんですから」
バフォ「そう言うなら私だってれっきとした魔物娘だぞ」
助手「そんな胸を張らなくても」
バフォ「張る胸なぞないがな!!」
助手「……上手いとはいいませんよ?」
助手「しかし、確かにこれは便利ですね。辞書に載ってないことまでワンクリックで検索できてしまうなんて」
バフォ「そうだろう。もともと調べごとをするのに図書館を往復していたことがあってな。あまりにも面倒だったのでそれならいっそ図書館と同等の検索機器があればと思って作ってみたのだ」
助手「偉大な発明は些細な閃きから思いつくもの、とはよく言われていることですよね。今回のものは素直に凄いといえます」
バフォ「ふっふっふ、助手も少しは私を見習いたまえよ」
助手「そうですねぇ。あの教授、お願いがあるのですが」
バフォ「何だね」
助手「これ、もうひとつ作ってくれないでしょうか」
バフォ「何ゆえだ?」
助手「いやぁ今後勉強する時にこれがあると色々と捗りそうかなぁと思いまして」
バフォ「ふむ、勉学に勤しむというのならば致し方あるまい。ひと月待っていろ。その間に作ってみせようか」
助手「ありがとうございます教授。そろそろ僕も勉強しなくてはならない時期が来そうなので」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「いつでもどこでも最高な気分でトブことができる『トビコプター』だ!フル充電で3時間の稼働が可能になるぞ」
助手「『淫力スカウター』といいこれといい、かなりアウトだと思うんですが」
バフォ「細かい事は気にするでない」
助手「さいですか」
バフォ「トビコプタ〜(ダミ声)」パンパカパッパパーンッパッパーン
助手「それ以上いけない」
バフォ「いやーしかしコレは自分で作っておいてなんだが、なかなか凄かったぞ」
助手「珍しく作動テストしてるんですね。自分でやったんですか」
バフォ「勿論。私の予想以上に盛大にトブことが出来たぞ」
助手「それはどれくらいです?」
バフォ「ううむ……言葉では表しにくいがそうだな、あれは限界を通り越していたと思う」
助手「(限界を通り越す?)随分抽象的なんですね。何メートルくらいとかは計測してなかったのですか」
バフォ「(メートル?よくわからんな)高さで表せと言うか、面白い。うーむ、軽く成層圏は越えていたと思うぞ」
助手「せ、成層圏!?それ飛びすぎじゃないですか」
バフォ「だらか凄いと言っただろう」
助手「流石に凄すぎて久しぶりに尊敬しそうです」
バフォ「私としては常に尊敬していて欲しいんだけど」
助手「照れ隠しですよ照れ隠し」
バフォ「そうか、ならいい」
助手「しかし限界を通り越していたということは教授も想定外だったのですか」
バフォ「ああ、私の計算ならばトブ一歩手前ギリギリでキープする予定だったのだが……」
助手「え、飛ぶ一歩手前ってそれ飛んでないじゃないですか」
バフォ「そうだが?トブというのはトブかトバないかのどちらかしかないだろう」
助手「へぇ……しかし飛ばないモノはただの失敗作なのでは……?」
バフォ「助手の癖に生意気だな。トブかトバないかのギリギリ境界線が一番良い場所なのではないか」
助手「(いや飛ばなかったらただのガラクタでしょうに)そうですかねぇ」
バフォ「うむ、まったくもってそうだ。ま、しかし今回の『トビコプター』は成層圏、いや助手の例えで言うならば宇宙レベルでトンでしまったがな!はっは!!」
助手「う、宇宙!?!それ大丈夫なんですか?」
バフォ「いやー流石に宇宙レベルにトンだときは意識を維持するので精一杯だった」
助手「いやいやいや、意識とかどうこうの前によく生きてましたね……呼吸とか気温とか大変だったでしょう」
バフォ「よくわかってるな。あまりの高みに登りすぎてしまったのか軽い過呼吸になってしまって大変だったぞ。気温……というか体温もとても暑かった」
助手「か、過呼吸?暑い?僕の知ってる宇宙と違いすぎるんですが……」
バフォ「それだけ宇宙レベルは神秘に包まれているという事なのだよ」
助手「そ、そうだといいですね」
バフォ「うむ。さて私は工場に赴き『トビコプター』の量産化を図ろうと思う。着いて来るか?」
助手「僕はそれ、量産しない方が良いと思います」
バフォ「……あ?何故だ。私の発明品は人々手に渡るに値しないとでも言うか」
助手「違います。教授の作るものは全て素晴らしいです。それはもう言葉も出ないほどに」
バフォ「ならばこの『トビコプター』も。いや、これこそが人々の望む欲望を叶えてくれる世紀の大発明ではないか。人々の手に渡るべきものなのだこれは」
助手「確かにそれも凄いです。ですが……危険すぎます。宇宙まで飛んでしまうなんて、何も対策していない人がそれを使ってしまったら最悪死んでしまいますよ」
バフォ「馬鹿を言え。宇宙レベルでトンだとしても命を失うことなどありはしないぞ。現にこうやって私が生きているのだからな」
助手「教授は対策術があるから大丈夫なのです。特に魔法の術を知らない一般人がそれを使って宇宙まで放り出されたとしましょう」
バフォ「それはとても良いことではないか」
助手「良いこと?とんでもないです、生身の人間が宇宙空間に放り出されたら死んでしまいますよ」
バフォ「……一体助手は何を言っているのだ。宇宙に出るなぞただの例え話ではないか」
助手「…………うん?」
バフォ「この『トビコプター』でどれだけ高みまで絶頂できるか、トブことができるかというのを話していたのだろう?」
助手「……はい?」
バフォ「もしかして助手よ。君はこの『トビコプター』が本当に空を飛行するためのものだと思い込んでいるのではないだろうな」
助手「思い込んでいるも何もそのまんまだと思ってましたが……まさか!」
バフォ「ぷっ……くくく……これは傑作だ!なんと愉快な勘違いだろうか!」
助手「もしかして、いやもしかしなくても……」
バフォ「コレは助手の思っているようなものではないぞ。空を飛ぶ機能など一欠けらもありはしないわ」
助手「普通そんなネーミングしてたら空飛ぶものだと思っちゃいますって!!」
バフォ「くひっ……ふふ、ああ全く面白い」
助手「ちっとも面白くありませんよ」
バフォ「ふっ、何を隠そうこの『トビコプター』はどんな女性も必ずイカすことができる最強電動マッサージ機なのだ!」
助手「最初からそう言ってくださいよ……」
バフォ「メートルだとか高度だとか言ってたがそういうことだったのか。ふっ……くひひっ……」
助手「ああもう恥かしいので笑わないでください。だいたい教授も教授ですよ。絶頂することをトブだなんて紛らわしい言い方しないでください」
バフォ「いや、なに。こんなプロペラのような見た目だから絶頂するとかイクと言うより、トブと言ったほうが合ってるような気がしてな」
助手「誤解生みまくりです」
バフォ「私は君の子を産みたいがね」
助手「セクハラです訴えます」
バフォ「弁護士、裁判員はサバトで根回ししておこう」
助手「ひどい賄賂を見た」
バフォ「まぁ何はともあれ、誤解は晴れてよかったじゃないか」
助手「若干納得いきませんがそうしときましょう。女性を喜ばせる発明品ならば量産は大いに賛成です」
バフォ「うむ、この私ですら気を失いかけるほどの気持ちよさだった。バカ売れ間違いなしだろう」
助手「それもじょばっと?」
バフォ「ああ、盛大にじょばっと漏らした。できれば助手に飲み干してもらいたかったな」
助手「大の大人がそんなこと言わないでください」
バフォ「伊達に君より数百倍生きているだけはあるからな」
助手「それだったら尚更です」
バフォ「お硬いことは気にするな」
助手「逆に考えて下さい。僕の小便なんて飲みたくないでしょう」
バフォ「全力で飲ませてくださいお願いします」
助手「うわぁ」
バフォ「私だったら腎臓から直接原尿を啜るレベルだ」
助手「やめてくださいしんでしまいます」
バフォ「と言うのは冗談だ。私が本当に啜るのは精巣から精子を搾り取る」
助手「もっとひどいです」
バフォ「私はいつでも準備万端だぞ」
助手「じゃあ僕は貞操帯をつけさせていただきます」
バフォ「いけず」
助手「僕は教授に見合うような男じゃありませんよ。さて、生産ラインの魔女達に『トビコプター』のこと通達しておきますね」
バフォ「あ、ついでだから100個に1個の割合でフル凝縮した魔力を染みこませてくれと追伸しておいてくれ」
助手「こんな時でも魔物化アイテムの作成なんですね……」
バフォ「そもそもサバト製のアイテムを買うような輩なぞたかが知れてるからな」
助手「それはごもっとも」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「何がです?」
バフォ「相手を辱めに合わせる錠剤『ダメ……そんなこと言いたくないの……んんっ!』だ!」
助手「名前長いですね」
バフォ「略して『ダんこん』だ」
助手「あからさまな無理やり感が漂う」
バフォ「無理やり犯してくれても構わんのだぞ」
助手「えっ」
バフォ「えっ」
助手「…………で、その錠剤にはどんな効果が」
バフォ「良くぞ聞いた。コレを飲んだ者は1日の間語尾がとても恥ずかしいことになる」
助手「恥ずかしいこととは?」
バフォ「それはこれから実証してみようと思う。おーい来てくれー」
ドラゴン「ふん……何かと思えば貴様の下らぬ実験の付き合いだったとは」
助手「あ、ドラゴンさんお久しぶりです」
ドラ「ほう、そなた生身の人間の癖にまだこんな山羊の助手をしていたとは。相当の物好きと見える」
バフォ「私の性処理係だかr」
助手「まぁ教授といると結構面白いですからね」
バフォ「最後まで言わせて!」
ドラ「好きにすると良い。貴様らが何をしようと我には関係無いからな。で、私は何をすればいいのだ」
バフォ「お前にはコレを飲んでもらおう」
ドラ「なんだこれは、ただの薬ではないか」
助手(大丈夫なんですか教授。ドラゴンさんにこんな得体の知れないモノ飲ませて)ヒソヒソ
バフォ(心配ない。何かあったらそのときはそのときだ)ヒソヒソ
助手(うわぁとても頼りない)ヒソヒソ
ドラ「何をこそこそ話している。この薬はなんなのだ」
バフォ「それは一粒飲むととーっても強くなれる『スーパーストロングΣ』という特別な錠剤だ。旧知の仲であるお前に最初の一粒をあげようと思ってな」
助手(まるで呼吸をするかのごとく嘘を自然に嘘を吐いている)
ドラ「ほう……貴様にしては気が利くではないか。ありがたく頂くとしよう」
バフォ「おお!さあ一思いにグッっと!一口で飲み込んでくれ」
助手(ドキドキ)
バフォ(ドキドキ)
ドラ「どれどれ……」ングッングッ
助手「だ、大丈夫ですか」
ドラ「………………」
バフォ「安心せい。私の発明品に失敗はない」
ドラ「……特に変わった様子はないのだが(性的な意味で)」
ドラ・助手「!?!?」
バフォ(ニヤリ)
ドラ「なんだこれは、語尾が変だぞ(性的な意味で)」
助手「教授、まさかこれって……」
バフォ「そのとーり!!語尾に”性的な意味で”がつく戒めの薬『ダんこん』だぞっと!まんまと騙されおってハッハッハ!」
ドラ「貴様っ……我の体をどうしてくれる(性的な意味で)」
バフォ「え?性的な意味でどうするって……まぁイヤらしい///」
助手「これはうざい」
ドラ「くっ、ククククク……どうやら貴様殺されたいようだな(性的な意味で)」
助手「凄い物騒な言葉なはずなのに全然怖く感じない」
ドラ「我の体をこのようにして(性的な意味で)」
ドラ「ただで済むと思うなよ(性的な意味で)」
ドラ「何か言ったらどうだ(性的な意味で)。それともあまりの恐ろしさに言葉も出ないか(性的な意味で)」
助手「もうなにがなんだか」
バフォ「これは愉快!かの冷血無比な魔王軍直属将軍のドラゴンともあろう者がこれほどまでに性に渇望していたとは。まことに愉快!」
ドラ「殺スッ!!(性的な意味で)」スゥーー
ゴワアアアァァ!
助手「あつっ、熱いですドラゴンさん!炎吐かないでください」
バフォ「全くだ。大事な研究試料が燃えてしまうではないか」
ドラ「山をも溶かす我が焔の熱気とくと味わうが良い(性的な意味で)」
バフォ「体が燃えるほど発情してるとは///この変態めっ」
助手「ひとのこといえないですよそれー」
ドラ「それとも鋼鉄を紙屑のように引き裂く剛爪の錆となるか?(性的な意味で)」
バフォ「ヤバイあんな爪で手マンされたらアクメ必須だぞ///」
助手「どうやったら今の会話でそう変換できるんですか」
バフォ「自慢じゃないが私の膣は鉄をもねじ切る」
助手「そんなこと聞いてないです」
ドラ「大樹を用意になぎ倒す巨尾で叩き潰してやろうか(性的な意味で)」
バフォ「なっ、あんな大きな尻尾で私をハメ殺すつもりか///」
助手「よく見てください教授。あの尻尾教授の腰周りよりも太いですから」
ドラ「それでも受け入れてしまうのが魔物娘の性よ(性的な意味で)」
助手「魔物娘怖い」
助手「というかドラゴンさん意外とノリノリじゃないですか」
ドラ「それほどでもない(性的な意味で)」
バフォ「さて助手よ。ずらかるぞ」
助手「確かに僕まだこんなところでコゲ肉になりたくないですからね」
ドラ「待て、勝手にイって良いとは言ってないぞ(性的な意味で)」
バフォ「私の手を掴むのだ。それでは旧友よまたいずれ会おうぞ!」バシュン
ドラ「おい、待っ――(性的な意味で)」
ドラ「逃げられたか(性的な意味で)」
ドラ「……」
ドラ「この棒を擦ってみます(性的な意味で)」
ドラ「まるで水浸しだ(性的な意味で)」
ドラ「我は貴様を待っていた(性的な意味で)」
ドラ「ここを突いてみるといい(性的な意味で)」
ドラ「なかなか立派だな(性的な意味で)」
ドラ「……………………」
ドラ「アカン」
ドラ「なんかムラムラしてきた(性的な意味で)」
ドラ「早く家に帰って穴埋めしてもらおう(性的な意味で)」
ドラ「…………にへへ」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「なにがです?」
バフォ「赤ちゃんが」
助手「はははまた面白い冗談を」
バフォ「…………」
助手「…………」
バフォ「………………」
助手「……………………えっ」
バフォ「うん、出来ちゃったの」
助手(教授が信じられないほど慈愛に満ち溢れた顔をしている)
助手「お、おめでとうございます」
バフォ「うん、ありがと」
助手(心なしか口調も変わってるし)
助手「で、でもビックリしたなーまさか教授に交際している男性がいたなんてーははは」
バフォ「ねえ」
助手「?」
バフォ「それしか言うことないの……?」
助手「え、あ、ああそうですね。そうだ!相手はどんなお方なんですか?教授の御眼鏡に適う男性なのですからそれはさぞ素晴らしい方なのでしょうね」
バフォ「ん」ユビサシ
助手「何ですか僕のほうに指さして。あっまさか僕の背後にもういらっしゃるとか――」フリムキ
助手「…………だれもいない」
バフォ「……」
助手「あ、あのー教授?それは一体どういった真似なのでしょうk」
バフォ「だから、もう」ユビサシ
助手「……あのーもしかして」
バフォ「…………」
助手「もしかしなくても」
バフォ「…………」
バフォ「……………………///」
バフォ「あなたと私の子供だよ♥」
助手「」
バフォ「まだお腹は大きくなってないけど確実にいるよ」
助手「」
バフォ「遺伝子検査をしてもちゃんとあなたと私の遺伝子を両方持ってる……あぁ幸せ♥」
助手「教授……ついに幻想を見るようになってしまいました。空想妊娠とはまた可哀相に」
バフォ「…………」
バフォ「…………うぅ」ポロポロ
助手「!?」
バフォ「ひどい……せっかくあなたとの赤ちゃんができたのに……」
助手(もうなにがなんだかさっぱりわからない)
助手「き、教授、とりあえず落ち着いてください。いつ、どこで、だれが、なにを、どうした!ハイッ!」
バフォ「今朝、研究所で、私が、妊娠しているのが、わかった……♥」
助手「」ゾッ
バフォ「だから父親であるあなたに認知してもらいたいのと、婚姻届を一緒に書こうかなって思って」
助手「あの――あのあのあのですね!?いいですか教授。僕は教授と性交した記憶なんてありませんよ!でっちあげです!空想です!」
バフォ「そう言うと思った。じゃあコレを見て納得してくれるかな?」ピラ
助手「写真……?一体なにが――――」
!?!?!??!?!?!
助手「な、ななななななんだこれ……なんだこれぇ!?」
バフォ「それが物言わぬ証拠。それを見てでも否定できる?いや、できない。だって――」
助手「なん、で……教授が僕の上にまたがって……るの……」
バフォ「さらにドン!もう一枚」
助手「う……うわぁぁああああ!中出ししてる!だいしゅきホールドされてる!!らめぇぇぇ!!」ビクンビクン
バフォ「それで納得してくれるかな。もう私の処女はあなたに捧げたの。だって愛して――」
助手「」
バフォ「…………き、気絶してる……」
助手「」
―数分後―
助手「ん、むむ……」
バフォ「やっと目覚ました」
助手「あれ、僕はたしか――うっ、頭が……」
バフォ「写真見ながら気絶する人始めてみたぞ」
助手「めんぼくないです。ちょっと現実を受け入れることができなかったもので」
バフォ「大丈夫。これからゆっくり受け入れていけばいいさ」
助手(うわぁまるで菩薩のような穏やかさ)
助手「あの、二つほど質問いいですか」
バフォ「なーに?」
助手「僕が教授の処女を喪失させたのはいつの話ですか?」
バフォ「んむ、そうだな……半年位前かな?」
助手「うわー結構前だー」
バフォ「今までいろんなオナニーしてきたけど、セックスの気持ちよさに比べたら全てが霞んでしまったね」
助手「じゃあもう一つ。僕には性交の記憶が全く無いんですけどそれはどうしてですか」
バフォ「あー記憶が無いのは当たり前だよ。だって私夜這いしてたから」
助手「……んん?」
バフォ「サバトの配給部から支給される夕食にね、あなたのものだけ『永眠エターナルくん』を混ぜ合わせてたの」
助手「あっ……(察し)」
バフォ「夜寝静まった頃、あなたの部屋に侵入して眠姦させてもらったわけ」
助手「どうりでここ半年寝起きが気だるいと思ったら」
バフォ「そういうこと♥もう、あなたったら毎晩精液の量スゴイんだから♥」
助手「毎晩来てヤッてたんですか……」
バフォ「もちろん。ただでさえ妊娠しにくいんだから、毎日子宮に精液飲ませないと」
助手「よく自分干乾びなかったな……」
バフォ「サバト製精力ギンギンの食事を毎日食べてるんだから大丈夫でしょ!」
助手「それは否定しない」
助手「はぁーーしかしそうですかぁ……僕と教授が……」
バフォ「嫌だとは言わせない。既成事実もあるんだし、何より心から愛して――」
助手「いや、僕だって教授のこと好きだったんですけどね。だけど、僕なんかじゃ絶対釣り合わないと思いまして」
バフォ「私はそんなこと気にしないぞっ――って、えっ?」
助手「どうしました?」
バフォ「い、今私のことすっすす好きって……!好きって!!」
助手「あ。……いやーはは、恥ずかしいですねコレ」
バフォ「え、うそ、やだ、嬉しっ、ええっ、だって全然そんな素振りなかったじゃない!」
助手「初めのころはただの憧れの存在だったんですけどね。一緒にいるうちになんかいいなーって思うようになってました」
バフォ「ちなみにそれはいつから?」
助手「去年ぐらいから、ですかね」
バフォ「私はあなたがここに配属されたその日から好きだったよ♥」
助手「あ、う、その顔やめてください。教授らしくないですし、とても恥ずかしいです」
バフォ「これが本来の私だとしたら?」
助手「ギャップ萌え!そういうのもあるのか」
バフォ「あ、それと私胸おっきくないけどいいの?」
助手「僕は思うんです。女性の胸は大きさで良し悪し争う必要はないのですよ。そこに胸がある、それだけでいいのです」
バフォ「つまり巨乳でもまな板でも構わないと」
助手「そういうことです。要するにその女性のことが好きになれば胸の大きさなんて二の次なんですよ」
バフォ「ふふっ、やはりあなたを好きになってよかった」
助手「僕も、教授の元で働けて、そして教授を好きになれてよかったです」
バフォ「これから忙しくなるよ。まずは親に挨拶に行かなきゃ、あとは式も挙げて、新居も立てなきゃね」
―――――
助手「ついにやったぞ!!」
バフォ「なにがだね?」
助手「ついに昇格試験に合格することが出来たんだ!!これで博士号、そして教授になることが出来る!!」
バフォ「おおお!やったね!これであなたも私と肩を並べる地位にまで登りつめたか……」
助手「いえいえ、僕なんてまだまだだ。教授の足元にも及ばないさ。教授は僕の永遠の上司だからね」
バフォ「永遠の伴侶でもあるがね」
助手「そうでもあるね。あー、嬉しい……」
バフォ「けど、そんなに頑張らなくても良かったんじゃない?生活費だってこれから生まれる赤ちゃんの教育費だってサバトがあれば十分賄えるのに」
助手「いやぁ、父親がプー太郎だったら父親としての面子が立たなくてさ。ほら、子どもって親の背中を見て育つって言うじゃないか」
バフォ「家でだらだらしている親の姿は見せたくないと」
助手「そういうこと。それに教授になるのは僕の昔からの夢でもあったから」
バフォ「長年の夢が適ったというわけだね。おめでとう」
助手「ありがとうございます。これからも精進し続けるよ」
バフォ「じゃあそうだね……今晩はとっておきのご褒美をしてアゲル♥明日は二人で有給取ろっか♥」チュッ
助手「楽しみに待ってるよ」
―――――
バフォ「ついに出来たぞ!」
助手「ああ、やっとできたね」
ジャイアントアント「オーダーメイドにより若干時間がかかってしまいましたが無事建設完了いたしました!」
バフォ「ご苦労であった。報酬は後ほど女王の元へ送っておこう」
ジャ「ありがとうございます!魔力を注ぎ込めば自然に部屋が増える素材を使っておりますので、どうぞご自由に自分の家を作ってください!バフォメット様の魔力ならば半無限的に増やせるでしょう!」
助手「仕事っぷりを見るかぎり、貴女が一番頑張っていたように見えますので、特別にコレを差し上げます」
ジャ「おおこれは!巷で有名の『トビコプター』ですね!ありがたくつかわせていただきます!それでは私たちは撤収しますね」スタコラサッサ
バフォ「ここが私たちの新しい家だよ……」
助手「ようやく始まるんだ。僕たちの新しい生活が」
バフォ「性活でもあるけどね」
助手「娘にはばれない程度にしたほうがいいね」
バフォ「親子丼か……ふふふ」ジュルリ
助手「ぼ、僕はやめたほうが良いと思うなそれ」
バフォ「まぁそういうのはラージマウスとかデビルバグとかの習性だからね」
助手「僕たちの娘は普通に魔物娘として育てていこうよ」
バフォ「そうだな……いつの日か、娘が立派に独り立ちするまで見守っていこうじゃないか」
助手「バフォメットの娘さ、それはそれは立派に育つに違いないよ」
バフォ「お、今蹴ったぞ!自分の話をされてるのがわかってるのかな」
助手「そうかもしれないね」
バフォ「んふふ♥ねぇ……今日もいっぱい中に出して欲しいな♥赤ちゃんが精液飲みたいーってお腹蹴ってるよ♥」
助手「言われなくともそのつもりさ。人間相手じゃこんなことできないからね!」
バフォ「もぅ……変態♥」
助手「そっちこそ」
―――――
次女「たっだいまー!」
バフォ「おかえりー」
次女「ママ、ママ見て見て!テスト返ってきたよ!」
バフォ「どれどれ〜おっ、国語算数理科社会全て100点満点じゃん!よく頑張ったねぇ」
次女「驚くのはまだ早いよママ。見るがいいこの点数を!」
バフォ「!!保健体育が9987点!こんな点数ママも取ったことないよ」
次女「んっふっふ〜」
バフォ「それじゃ今日の夕飯は次女の大好きなマラーライスにしよっか」
次女「やりぃ!ママ大好きぃ〜」
バフォ「はいはい。それじゃちょっと触手の森に行ってサラダ用の触手採ってきてくれない?」
次女「合点承知!」
バフォ「あんまり奥には行かないようにね」
※※※
助手「ただいまー」
長女「ただいま」
バフォ「おかえり」
次女「おっかえりパパ、姉ちゃん!さてお二人に問題です。今日の夕飯は一体なんでしょう〜?」
助手「甘いな次女よ。この臭いはアレだ、マラーライスしかないだろう!」
次女「ぐわぁぁー!やーらーれーたー……」
長女「帰って早々テンション高いわよ…………折角の金曜日なのに」
バフォ「金曜日だから高いんだよきっと。さてお姉ちゃん、テストの結果はどうだったかな?」
長女「あーテストぉ?はいコレ、毎回おんなじ点数でつまらないでしょ」
助手「数学3・C、古代文法、化学、物理、政治、歴史、魔語全てオール100点かぁ……」
長女「大陸模試は残念ながら3位だったよ……残念」
バフォ「コレだけ取れてればママも親として鼻が高いってものだよ。そうよね、パパ?」
助手「まったくだ。長女はもう少し遊ぶことを覚えたほうが良いと思うぞ」
長女「パパは遊びすぎなんだよ」
バフォ「ハイハイ、話はそこまでにして二人とも早く手洗って。夕飯にするよ」
一同「はーい」
―――――
長女「おやすみ」
次女「おやすみなさいー」
バフォ・助手「おやすみー」
バフォ「……あれからあっという間に15年が経ってしまったね」
助手「そうだなぁ。子育てしていると月日が流れるのが凄く早く感じる」
バフォ「想像通り立派に育って嬉しいねほんとに」
助手「立派に育ち過ぎてる気がするけどな」
バフォ「どう育とうがそれはあの娘たちが勝手に決めることだよ。私たちはただそれを見守るだけ」
助手「うん、変にあーだこーだ言いつけるより自由にさせた方が良いに決まってるさ」
バフォ「そうだね…………」
バフォ「…………」
助手「…………」
バフォ「ねぇあなた……」
助手「どうした」
バフォ「……久しぶりに……シない?」
助手「……いいよ、僕も最近できてないから溜まってたところなんだ」
バフォ「最近娘二人が性に興味を持ち始めてさ……この前寝室掃除してたら隠しカメラ見つかったんだよ」
助手「だからしばらくセックスできなかったのか」
バフォ「そゆこと。でも今日は大丈夫だよ」
助手「カメラは全部取ったから?」
バフォ「それもそうだし、今日の夕飯のマラーライスに『永眠エターナルくん』混ぜておいたから」
助手「なるほどね。準備は万端ってわけか」
バフォ「そう……ねぇ、もう我慢できないっ……早く」
助手「うあ……またいつものように騎乗位で搾り取るつもり?」
バフォ「んふふ♥束縛魔法で身動きも取れずにね。たっぷり絞りつくしてあげる♥」
助手「本当に君はエッチで変態だ」
バフォ「あなたほどじゃないよ」
助手「よく言うよ。だから今日は僕がお仕置きしてあげよう」
バフォ「えっ……きゃあ!?」
助手「どうして私の束縛魔法が解かれた?って顔をしているね」
バフォ「それどころか……力がはいらな……」
助手「ねぇそういえばさ、教えてよ」
バフォ「な、なにを?」
助手「僕の淫乱力をさ。あの時『淫力スカウター』測ったけど僕に教えてくれなかったじゃないか」
バフォ「あぁあれね……3兆だよ」
助手「へ?」
バフォ「あなたの淫乱力は私の55万をはるか得に超える3兆だった。まったくインフレも甚だしいよ」
助手「ふっ…………ふふふふそうか、僕はそれくらい淫乱だったのか」
バフォ「私としては夫が淫乱なのは何よりも嬉しいことだけどね♥」
助手「そんな淫乱な僕は今晩きみをお仕置きするよ。いつもいつも搾り取られていつか仕返ししたいと思っていたからね!」
バフォ「生意気な……あなたの腕力じゃバフォメットである私の腕力には適うはずが…………」
助手「〜〜♪♪」
バフォ「ぐぎぎぎ……あ、あれ?」
助手「僕が適うはずがないって?じゃあどうしてきみは押し倒されているのかな」
バフォ「な、なんれ……」
助手「タケリダケを食べたって言えば納得する?」
バフォ「なっ……」
助手「僕も今日はヤル気だったからね。きみが娘達のマラーライスに『永眠エターナルくん』を混ぜてるのが見えたから、それに乗じて僕はタケリダケパウダーを自分のものにふりかけたわけさ」
バフォ「なっ、なんと……」
助手「だから今晩は僕が主導権を握る。やめてっていってもやめないよ。今日は君を徹底的に犯しつくしてあげるから」
バフォ「そんなぁ……やらぁ……♥」
助手「そう言うわりには心なしか嬉しそうだけど?」
バフォ「…………さんにんめ……」
助手「??」
バフォ「そろそろ三人目の子ども作るのっ!そのために今日は通販で買った子宝宝樹の樹液飲んでるんだから♥」
助手「〜〜〜!!」ゾクゾクッ
バフォ「もうだめ……受けでも攻めでもなんでもいいから早く、めちゃくちゃにして……♥」
助手「凄い……あまりのエロさとタケリダケ効果で僕の僕が倍の大きさに」
バフォ「おっきぃ♥」
「入るかな」
「入るよ。あなたのだもん」
「もし僕じゃなかったら」
「ねじ切ってやる」
「う、今のでちょっと縮んだ」
「ねぇ、もし私じゃなかったら?」
「きっと勃たなくてセックスできないと思う」
「ふふ、そういうのうれしい」
「ねぇ入れる前にもう一ついいかな」
「なぁに?」
「愛してる」
「!!」
「……バカ///♥」
13/09/08 17:15更新 / ゆず胡椒