読切小説
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おっきなお宝探し
「おい、おまえー! おっきなおたからもってるんだろ!」
「え、え!?」

 リータが庭先で日課の洗濯をしていると、年齢のわりに小柄な彼よりもさらに小さな女の子が勢いよく飛び込んできた。
 村の外れにある自宅の裏は山になっているため、リータも時折迷い込んだ動物と庭先で出会うことはあったが、少女が飛び込んで来たのは初めてだった。少女の頭からは大きな角が生えている上に尖った耳をしており、人間でないのは明らかだった。
 しかしそれ以上に目立つのは、その小柄な体に見合わないほど大きな胸だ。少女が一歩一歩歩くたび、胸がこぼれそうなほど揺れ弾んでおり、リータは思わず目を奪われ唾を呑み込んでいた。

「ほら、だせ、さっさとだせ!」
「な、なんのこと?」
「かぜのうわさできいたぞ、おまえがおっきなおたからもってるって。だからよこせ!」
「いや、心当たりないよ、それにどうしてそんなもの欲しがるのさ?」
「ふふ、みろ!」

 そう言って、リータに見せつけるように少女はその大きな胸を持ち上げ揺らす。

「わたしのおっぱい、おっきいだろ!」
「う、うん」
「むれのみんなよりおっきいんだ!」
「そ、そうなんだ?」
「いちばんおっきくていちばんすごいわたしと、おまえのおっきいおたからとどっちがすごいかしょうぶだ!」
「え、ええ……」

 少女の勢いに押されながら考えるリータだったが、心当たりが一切ないので困ってしまう。ひとまず話題を変えようと、自宅の扉を指差す。

「えと、何かの間違いじゃないかな……とりあえず、中はいる?」
「なかにあるのか!」

 扉を壊さんばかりの勢いで中に入っていく少女い苦笑しながらリータも戻る。

「あ、あのおのおっきいな!」
「それ、木こりの父さんの斧。今はいないんだけど」
「ん、どこにいったんだ?」
「麓の街に木を売りに行くついでに母さんに会いに行ってる」

 話しながら、リータは慣れた様子で紅茶とお菓子の用意を済ませて椅子に座り、少女を手招きした。

「どうぞ」
「ん……おいしい!」
「よかった」
「おまえすごいな、なまえは!?」
「えっと、僕はリータ。君は?」
「ホブゴブリンのボタンだ!」
「ああ、やっぱり魔物なんだ」

 そう頷いてリータが紅茶を一口飲んでいるうちに、ボタンに食べつくされてあっという間にお菓子は無くなっていた。

「このおかし、すっごくおいしい!」
「そっか。まだあるけど、食べる?」
「たべる!」
「美味しいなら、作った甲斐あるよ」
「リータがつくったのか!?」
「うん。母さんに教えてもらって、今じゃ特技兼趣味かな」

 リータの言葉を聞き、何か決意したかのように大きく頷くボタン。

「よし、きめた!」
「うん?」
「リータ、わたしのだんなさまになれ!」
「ええ!?」
「おかしおいしいし、わたし、リータのこと、きにいった!」
「いやいやちょっとま、わあ!」

 戸惑う間もなく、ボタンに魔物娘の腕力で強引に押し倒され、大きな乳房をむにゅむにゅと押し付けられてしまうリータ。その女性を感じさせる柔らかな感触に、思わず股間が硬くなってズボンが膨らんでしまう。

「な、いいだろ、このおっぱいすきにしていいぞ!」
「いや、まって、会ったばっかりだしっ」
「だいじょうぶだ!」

 強引にズボンを脱がされると、ボロン、と勢いよく雄々しく隆起した大きな肉棒が晒される。その大きさと逞しさに、ボタンが息を呑む。

「お、おお、すごくおっきい!」
「や、やめてみないで!?」
「え、なんでだ?」

 恥ずかしすぎて顔を覆うリータの反応に、ボタンがきょとんとしている。

「だ、だって、大きすぎて気持ち悪いでしょ?」
「そんなことない、すごいぞ!」

 そう言いながら服を脱ぐと、ボタンは胸の谷間に肉棒を挟み込んだ。その大きな乳房で包み込んでもなお肉棒の先端が収まりきらずに突出しており、如何にリータのそれが大きいのかよくわかってしまう。

「みろ、わたしのおっぱいからはみでちゃうくらいおおきい、すごいぞ!」
「え、あ」

 大きな乳房に自らの肉棒が挟まれている光景に、リータの全身の血がさらに股間に巡って肉棒の硬さを増していく。

「くう、くやしいけど、わたしのおっぱいよりもおおきいなんてわたしのまけだ!」
「い、いや、えっと!?」
「わたしはもうおまえのおよめさんだ、なんでもしたいこといえ!」

 なんでも、と言われて、ボタンの小柄な体とそれに反比例するように大きな巨乳を見つめリータは生唾を呑み込んだ。

「じゃ、じゃあ……そのまま、ゆっくり擦ってほしい」
「こうか?」
「ん、くぅ……!」

 ゆっくりと乳房で肉棒を擦るように動くボタン。無意識なのか本能的にか、その動きは的確に肉棒へ刺激を与えていた。
 二つの乳房が前後左右に動くたび同じように動く肉棒の先端を、唐突にボタンが舐めた。

「ん、れろぉ」
「うあ、なに……!?」
「くわえたい」

 そう言って、ボタンは先端を咥えてしゃぶりながら舐め始める。唇の端から唾液がこぼれて谷間へ流れ込み、乳房が肉棒を擦る動きがより滑らかになる。

「うあ、それ、すっごいきもちいい……!」
「ん、そうか、ならもっとするぞっ」
「うあああっ」

 乳房を強く両側から押し付け唾液を谷間に流しながらしゃぶって、より丹念な奉仕により与えられる快感に呻くリータ。腰が痙攣し、幾度も跳ねる。

「うああ、でる、もうでるぅ……!」
「ん、んんっ!」

 快感に耐えきれず精液を大量に射精し、ボタンの谷間も顔も白濁に染まっていく。

「う、うあー……すっごいぞぉっ」
「は、うん……」

 一発で家中に精の匂いが充満するほど激しく射精したというのにも関わらず、肉棒の勃起はいまだに治まっていない。
 むしろさらに硬度と大きさを増している肉棒に恍惚とした表情を浮かべ、ボタンは精液をすべて飲み干して床へと倒れ込んだ。

「ん、リータぁっ」

 興奮で顔を真っ赤にし、目じりには涙を浮かべながら、全裸になってすでに濡れそぼっている股を開くボタン。

「それ、ちょうだい、いれてっ」
「う、うん……!」

 その眼前の少女の淫らな姿にリータも我慢できず、覆いかぶさって秘所に一気に肉棒を挿入したその瞬間、甲高い嬌声とともにボタンの体が激しく震える。 

「うはぁぁ、ひゃあ、こえ、なんだぁ、きもちいいっ!」
「あ、ぼく、もぉ……!」

 巨乳での奉仕をも超える快感と多幸感に、リータは本能のままに激しく腰を動かす。肉棒を叩きつけるように最奥を突くたび、ボタンの小さい体は激しい快感に痙攣していた。

「ん、んひぃりーた、りーたぁ、すごひ、あ”っ、ん”っ」
「は、ん、ボタン、ちゃん……!」

 おっぱいを鷲掴みした瞬間、電流のような快楽が流れてボタンの体がさらに激しく跳ねた。

「んひゃああ、おっぱい、おっぱいもっともんで、たくさんぱこぱこついてたねつけしてぇっ!」
「は、ん、わかった、でなくなるくらいまで、たくさん何度もだすね!」
「うん、だして、だしてぇ!」

 きゅうっと、小さい体で抱きついてくるボタンに、リータはたまらずキスした。

「んー、んんっ」
「は、あ、ん、ごめん、きもちよすぎて……!」
「いい、だしてぇ、ちゅーして、あ、いく、いく……!」
「あ、は、もう、二回目なのに、またでちゃう……!」
「ん、んんんん”っ!」

 リータがまた射精を行うと、ボタンもまた激しく絶頂した。互いに強く抱きしめ合い、すさまじい快楽を小さな体で受け止める。

「へあ、リータの、おっきなおたから、すっごいなあ……」
「ボタンちゃんも、すごかったよ……」
「えへへ、そうだろぉ、わたしはすごんだっ」
「うん」

 激しい快感と絶頂の余韻で滂沱の涙を流し、小さく痙攣し続けるボタンを抱きしめ、キスするリータ。
 精液を一滴残らず搾り取られた後も勃起は治まらず、またゆっくりと腰を動かし始める。

「んあ、あ、んんん、あ、りーた、もっとぉ!」
「は、あ、ん!」

 そのまま二人は時間も忘れて交じり合い、家の中では一晩中嬌声と水音が響き続けていた。



「リーター!」
「わっぷ、ボタンちゃんっ」

 帰ってきた途端、荷物を放り出してリータに抱きつくボタン。勢いを受け止めきれずに倒れてしまう。

「ただいま!」
「うん、おかえり」

 ぎゅうぎゅう抱きついてくる愛しい少女を抱きしめ返し、頭を撫でるリータ。

「きょうはな、おとうさんとこんなふといきを切ったんだ!」
「そっか。父さんは?」
「きをうりにいくついでにおかあさんにあってくるっていってたぞ!」

 だからな、とボタンは言う。

「あさってまでかえってこないっていってたからな、だからきょうはたくさんえっちするぞ!」
「う、うん。わかった」

 顔を赤くして頷きながら、すでに勃起している節操のない自らの股間のお宝を押さえるリータだった。



24/04/08 21:51更新 / フォロン・ジクシー

■作者メッセージ
いつか書きたいと思っていたホブゴブリンちゃんのお話です
わりと勢いと即興で書いてた脳直イチャエロ話


キャラ紹介


リータ
村外れに住んでいる木こり夫婦の息子 10代前半 155cmくらい
年齢のわりに小柄だがそれに見合わぬ巨根で、村の共同浴場で同年代の子たちにそれをからかわれたのを気にしている(いじめられているわけではない)
村外れに住んでいるのは親の仕事の関係で森近くのほうが都合がよかっただけ
母親に似て可愛らしい顔つきをしている

元々父親が仕事の関係でよく街に行って不在にしがちな上、現在は母親も体調崩して(実は妊娠している)、街の病院に入院しているため半一人暮らし状態なので家事などはそれなりにできる 料理は趣味


ボタン
ホブゴブリン 身長140cmくらいだがおっぱいは大きい
ホブゴブリンらしいアホの子 甘いもの好き
大きさにこだわっており、大きい物を色々たくさん集めている
リータが大きいお宝をもっていると聞きつけて襲撃した(噂の出所は村の子どもの噂が巡り巡って魔物娘たちの耳に入った)

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