読切小説
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ドジっ子ホルスタウロスちゃんは今日も幼なじみに支えられてます
 巨瀬(こせ)牧場宿舎。住み込みで働いている自分に割り振られた部屋の扉を開けた体勢のまま、特大寺(とくだいじ)樹(いつき)は立ち尽くしていた。
 無人のはずの自室に置かれている、2メートル近い身長と筋肉質の大柄な体格をした樹でも悠々と寝転がることのできるキングサイズのベッドの布団が、なぜかこんもりと膨らんでいたからだ。まるで、人が中に隠れているかのように。
 樹はぼりぼりと短く刈り込まれた髪をかきあげてから、意を決したように扉を潜って自室に入り、ベッドへと近づいた。

「……おーい」
「……ばあっ!」

 樹がベッドの傍に立つと、勢いよく布団を吹っ飛ばして、中からホルスタウロスの少女が現れた。
 勢いよく立ち上がったせいで、魔物娘たちの中でも規格外に大きな爆乳がばるるんっ、と激しく弾む。

「豊乃(とよの)、何して……めっちゃエロいけど本当になにしてんのありがとうございます!」
「サプライス大成功イエーイ!」

 女性としては長身で、そして魔物娘としても豊満なその体に牛柄のマイクロビキニだけを身につけた巨瀬豊乃は、樹の反応を見て無邪気に喜びはしゃいでいた。
 そして、豊乃が無邪気に飛び跳ねるたび、布地の少ない水着で無理に包んでいるだけのその大きすぎる胸は、ゆさゆさと上下左右に暴れてしまい、今にもビキニは弾けてしまいそうになっている。

「いや、サプライズっていってもベッドがこんもりしてたからすぐにわかったけどさ、でもその恰好は予想外だった」
「えへー、どう、似合う?」
「似合いすぎて、見ただけでもうこんなになってる」

 そう言って、樹は自らの股間を指さす。彼の雄の象徴は、今にもズボンを突き破りそうなほどに大きく、怒張の激しさを主張していた。

「わあっ……!」

 怒張の力強さに、魔物娘の本能を刺激されたらしい豊乃は、感嘆の息を漏らし、股間をじっと見つめている。

「それで、どうしたそのエロ水着」
「友達とこの間買い物行ったときに見つけて。いっちゃん、これ好きそうだなあって」
「さすが幼なじみ、俺の好みをよくわかってる」
「今は彼氏彼女だしね!」

 背中をのけ反らせ、胸を張る豊乃。そのせいでさらに強調された爆乳を見て、樹はごくりと唾を飲み込むと、手をわきわきと動かしはじめた。

「それで、そういう恰好で、わざわざ俺のベッドの中に隠れてたってことは、そういうことでいいんだよな?」
「そうだよ。いっちゃん、エッチ、しよ?」

 そう言ってベッドに座り込み、大きく腕を広げる豊乃。そんな恋人の魅力的な姿を見て、樹はたまらず押し倒し、遠慮なく爆乳をわしづかみ揉みしだく。

「あんっ」
「あー、でっかいおっぱいたまんないなー」

 正面から両手でたっぷりと揉みしだく。指を乳房に沈ませながら、何度も手のひらを開いたり閉じたりして感触を楽しみ、下から掬い上げるように弄ぶ。

「あー、ほんとスケベな体つきだよなあ」
「それいったら、いっちゃんだって、筋肉ムキムキでエッチだよ」
「たぶんそう感じるのお前だけだから筋肉フェチ」
「私が筋肉フェチになっちゃったの、いっちゃんのせいだよ」

 胸を揉まれながら、そう言う豊乃。鍛えられた樹の胸板に手を添えて、撫で回した。

「いっちゃん、元々体格よかったけど。同じくらい大きな体格で、でもすぐに転んじゃうドジな私を支えようと、鍛えてたの、知ってるもん」
「……まあ男としては、好きな女の子くらい、腕一本で支えられるようになりたかったから」

 そういって、樹は赤くなった顔を隠すように豊乃の谷間へと顔を埋める。そんな恋人をと抱きしめながら、言葉を続ける。

「うん。いつも支えられてます、ありがとう。大好き。……だから、私の唇もおっぱいもお尻も子宮も、ぜんぶいっちゃんの所有物だよ」
「……おう」

 谷間に顔を埋めたまま、豊乃を抱きしめ返す樹。体を前へと押し出して、キスをした。

「んちゅ」
「んむ」

 互いに舌を絡め合い、唾液まみれになりながら、幾度も唇を合わせる。
 そうしているうちに、自分の体に押し付けられている樹の雄の象徴が、どんどん熱を持っていくことに豊乃は気づいた。

「いっちゃん、お●ん●ん、苦しい?」
「ん、実は痛いくらいさっきから勃起してる」

 谷間の感触を堪能しつつ、樹が返事をする。

「じゃあ、もう、いれる?」
「ああ」

 頷くと、樹は身を起こし、自身の肉棒を取り出す。むわ、とした雄の臭いが、部屋に充満した。

「ん、いっちゃんのお●ん●ん、すっごく臭い」
「今日一日働いて汗だくだったし、風呂もまだ入ってなかったからな。いやなら無理しなくていいぞ?」
「ううん、私、このこの臭い、好き」

 ごくり、と生唾を呑み込みながら、豊乃は熱のこもった目で肉棒を見つめる。そして、脚を大きく開き、水着の布地をずらし、しどどに濡れている自らの雌の部分を樹へと見せつける。

「いっちゃんのお●ん●んで、たくさんたくさん種付けしてっ」
「ああ、溢れるくらい種付けしまくってやる……!」

 一気に挿入し、交わりだす二人。部屋中に、水音と嬌声が激しく響き渡っていった。

「んはあああん、んん、いっちゃん、きもちいい、もっとぉ!」
「ああ、俺もすっごく気持ちいいぜ……!」

 そういって、樹が強く突き上げる。ばるんばるん、と激しく爆乳が揺れて、ついにビキニが弾け飛んでしまう。

「あ、水着、壊れちゃったっ」
「また買えばいいだろ、今度は、俺も一緒に行くからっ」
「ん、うんっ、いっちゃんの好きそうな水着、他にも色々あったから、みてみよっ」

 激しく交わり合いながら、樹は爆乳に手を伸ばし、上から押しつぶすように鷲掴むと、びゅう、と母乳が噴き出てきた。

「あ、お乳、でちゃったっ」
「ん、へへ」
「んひゃああんっ!」

 片手で胸を揉みしだき、幾度も母乳を噴かせながら、もう片方の乳房を口に含み、舌先で舐めまわし、しゃぶる樹。

「あー、あっまい。すっげぇ、興奮する……!」
「あん、はあ、んん、いっちゃんにおっぱい揉まれると吸われるの同時にされながら、突き上げられるの、すっごく気持ちいい……!」

 お互いに興奮し、動きがどんどん激しくなっていく。あまりの激しさに、ぎし、とキングサイズのベッドが軋み出した。

「イク、イっちゃう……!」
「俺も、出る……!」
「うん、だして、一緒にイって、種付けして!」

 豊乃が、感じている快楽と多幸感と、そしてこれから訪れる最高の瞬間に備えて、腕と脚をがっしりと樹の体に回し、固定する。
 樹も、今まででもっとも激しく腰をふり、強く抱きしめる。そして、お互いに待ち望んでいた、最高の瞬間が訪れた。

「お、あああああああ!」
「ん、ひゃああああん!」

 激しい射精音をさせながら子宮へと精液を注ぎ込み、種付けする樹。豊乃も歓喜に震えながら、絶頂の衝撃に体を痙攣させる。
 
「へうー、んー……」
「あー、たまんねぇ……」

 二人は、しっかりとお互い抱きしめ合い、快感と幸福の余韻に浸っていた。
 そして、しばらくして息を整え、抱きついていた腕と脚を豊乃が緩めた瞬間、樹が強く腰を打ち付ける。

「ん、ひゃあああんっ!」

 いまだ絶頂の余韻が残る体に、油断して心構えもできないまま快感を与えられて、豊乃はまた絶頂してしまった。

「豊乃、もっとしようぜ……!」
「……うん、もっと、もっと、しようっ!」

 お互いにがっちりと抱きしめ合い、見つめ合う二人。

「いっちゃん、だーいすきっ」
「俺も、豊乃のこと、大好きだっ」

 キスをし、そして、また行為が再開され、嬌声と水音がまた部屋中、どころか宿舎中に響き渡りだしはじめた。
 
22/08/14 07:47更新 / フォロン・ジクシー

■作者メッセージ
とりあえずイチャラブセックスを書きたくて書き始めました。
前振りとかいらねぇ、ただただドシンプルにイチャラブしまくるカップル、って感じですはい。

下手に凝った設定にするよりも、こういうシンプルなほうが書きやすいかな、という練習やらもこめて。

以下、簡単なキャラ設定

:::
特大寺(とくだいじ)樹(いつき)
豊乃とは幼なじみの身長2メートル近い筋肉質な巨漢 年齢はたぶんまだ十代?
巨瀬牧場で住み込みで働いている 跡取り娘である豊乃とは双方の両親公認の仲


巨瀬(こせ)豊乃(とよの)
巨瀬牧場の跡取り娘 ホルスタウロス
女性としては身長が高い 170後半くらい
ただでさえドジなのに大きすぎる胸のせいで足元が見えず、よく転ぶ
体格がでかいからわりと被害が甚大だったけど、樹がフォローして抱きかかえてくれるおかげで最近は被害が激減した

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