読切小説
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愛情がミルクで溢れて止まらない
私、倉前澪は画面の前で発情してしまった。
自分が交尾している動画を見て。

私は自慢の幼馴染である雪原渓くんと付き合ってる。お互いに両親が長期の外出をしていたという事もあって、私たちは気兼ねなくデートを重ね、気兼ねなく交尾をしていた。ホルスタウロスの私は、毎日のように愛する渓くんに胸を絞ってもらって、おちんちんをいれてもらいたかった。

しかし、当初の予想以上に外出が長引いた雪原家の両親が今日帰ってくるそう。彼の両親は長く家をあけていた事もあったのか、今日は渓くんを連れて家族水いらずで一日過ごしたいみたい。

渓くんだって私の事を報告したいだろうし、私としても、彼の両親にあれほどよくして貰った訳で、家族の邪魔はしたく無かったのだけれど…

「寂しいなあ…」

愛する雪原くん。愛する渓くん。あの日一線を越えて、下の名前で呼びあえる仲になった私たち。今日一日会えないという事が、こんなに寂しいなんて。

渓くんには合間を縫ってもらってメッセージアプリの返信をしてもらう。

「父さんが『澪ちゃんなら安心だ、いい嫁さんでよかったな』って言ってたよ」
「『澪ちゃんにふさわしい男になるんだぞ』とも言われちゃったけど…」

そんな中、届いたメッセージ。ついつい「ふさわしい男なら今すぐ私の所に来てよ」と返信したくなるが、そんなこと言っても仕方がない。それに、彼の両親が私たちの仲を認めてくれているのが嬉しかった。

「今日はゆっくり楽しんでいってね」と、まるで私が既に奥さんになっているかのようなメッセージを送って、私は息を吐く。

「寂しい」

きっと今家をあけている私の両親だって、私たちの仲を認めてくれるだろう。そして私たちは幸せな結婚生活を送る。だけど…寂しかった。

私は何もする気になれなかった。勉強して気を紛らわす事もできなさそうだった。渓くんの成分が補給できてないのだ。がんばろうにもがんばれない。そこで、私は強引に渓くんの成分を補給しようとした。

実は私は動画を何個か隠し撮りしていた。渓くんが私を愛してくれる姿を記録に残したかった私は、彼に隠れて動画を取っていたのだ。

パソコンに移していたその動画を開く。

画面には、私と渓くんが写っている。私たちはベッドで裸で向き合っていて、側には私の母乳を受けるバケツが置かれている。
そして画面の中の私は、

「けっ、//渓くんの事なんか、全然好きじゃないんですからねっ!///ぼっ、母乳なんかも、でるはずがないんですぅっ////」

と、心にも無いことを言った。



――



あの日、ぼんやりスマホを見ていた渓くんは、急に

「ツンデレの真似とかできない?」

と聞いてきた。なんでも、私がツンデレのフリをすると、彼もいつもと違う感じで責める事ができるかも、らしい。マンネリ化しないセックスでも、ちょっとしたスパイスが必要だと言っていた。

なんでも渓くんはツンデレキャラを見てそれを思いついたらしく「もしも澪さんがツンデレだったとしたら別の可愛さが生まれるかも」との事。私は渓くんにはいつだって愛を伝えたかったけれど、たまにはそういうのもありなのかもと思って、ツンデレのフリをする事を決めたのだった。

画面の中の渓くんはニヤケながら早速私の胸を触る。この時の事を私は覚えていて、いつもにまして強い絞られ方をされたのだった。

「あぅっっ!!!///でりゅっ!!!!/////」

早速画面の中で私は母乳を吹き出す。渓くんといっぱい身体を重ねて、私の身体はどんどん敏感になっていった。渓くんに胸を触られた途端すぐ母乳が出てしまったり、あるいは、胸に快感が全く来ていないのに、絶頂すると母乳をまき散らしたり。今の私はそんな敏感で淫乱。

「母乳、出さないんじゃないの?」

意地悪な渓くんは、わざとらしく聞いてくる。

「母乳なんてっ//ホルスタウロスなら誰でも出すんですっ!」
「そりゃそうだけどさ、好きな男の手じゃないと母乳出さないって聞いたよ?」
「それはっ///とにかく、ホルスタウロスは母乳を出すんです!」

「そんな事言われたら反論できないからやめてほしい」とこの時は思った。私は渓くんの事が大好き。そんなの否定できない。「好きじゃない」とは言えても「嫌い」なんて言えない。

「じゃあ、いっぱい母乳を出してあげるね」

この映像はここからが見物なのだ。見入っていた私は上着を脱いで、大きくなった胸をボロンと空気に触れさせる。バケツをひざの上に置いて、母乳が出るのに備える。

「そんなっ////ああっ!///わたしはぁっ///すきなんかじゃぁぁ///ああぁっ////すきじゃぁぁっ////やめっ///すきじゃっ////ああぁぅっ////」

あの時の私は「好きじゃない」と言おうとする度に胸を強く揉まれたのだ。本当は好きなのに嘘をついている私をおしおきしているかのような、そんな快感。私はそんな快感が欲しくなって、そんなおしおきを期待して、ついつい心にも無いことを言おうとしていたのだ。

「すきじゃなぃぃっっ///!やめっ////やめぇぇぇっ/////!!まってぇっっ!!!つよぃぃぃぃっ/////」

画面の向こうの私は強がりながら、胸から大量の母乳を滝のように流している。

私は本当は渓くんの事が大好きなのに、「好きじゃない」って言うことで彼の愛情を味わえるから、頑張って嘘を言う。嘘をつけた瞬間に乳首をゴリっとされて、尚も激しく胸を揉まれる。彼の愛撫は乱暴な中にも優しさがあって、私はそんな彼が大好きなのだ。

「ぜんぜんすきじゃぁっっ///すきじゃっっ////ぜんぜんんんんっっっっ!!!!!////すきぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!//////////」

思えばあの時渓くんは、「好き」と言う言葉を見計らって私を絶頂させたのだろう。画面の向こうの私は胸からビュービュー液体を吹き出して、股からもぴゅーっと液体を噴射させていた。

「まあ、渓くんにかかるとこうなっちゃうもんなあ」

今現在、私のあられもない姿を見ている私は、そう呟いて自分の胸を揉む。渓くんほどじゃないけれど、私だって渓くんに責められているから自分の弱点はわかるのだ。

「はあぁぁぁ///はぁぁっっ///」

画面の向こうで私は果てて四つん這いになる。肩で息をしていて、さながら陸上選手が走り終え満身創痍になってるかのようだった。実際には愛されていただけだったのだが。

その背後に渓くんが忍びより、私を立たせて壁に手をつかせた。そして、彼のおちんちんを押し当てる。

「いっ///いまは、やらぁ…////」

母乳をあらかた絞られると、今度は子宮が疼き出すかのような感覚に襲われるのだ。私のおまんこが濡れ濡れになり、弱点が疼いて、ぐじゅぐじゅに犯されるのを待つしかなくなる。でも、この犯される感覚には未だに慣れない。それは勿論この世で一番気持ちいいけれど、それが故に慣れない。

「ああああっ//////!!!!」

当然待ってもらえるわけもなく、私は為すすべもなく挿入される。胸からさっきの残りの母乳がトロリと垂れていく。

「だめぇっ///そんなぁぁっ////しゅきなきもちっ/////おさえらりぇないよぉぉっ////」

まるで獣のように(実際私は獣になったようなものだけれど)犯されている私を見ている私。身体の中で母乳が作られている気がする。彼の事を愛しく思うと、胸や乳首の弱点が疼き出す。そこを当然彼は刺激してきて、私は何も抵抗出来ずに母乳を吹き出すのだ。

「ああっ///」「しゅきっ///」みたいな音声を聞きつつ、私は胸の露わになった弱点を揉みしだく。渓くんみたいにうまくはできないけれど、胸に程良く快感が伝わる。今のところ母乳は出てこないが、そのうち出るだろう。

「ああっ///しゅきっ/////だいしゅきぃぃぃっっっ//////」

画面の私と渓くんは、スパートをかけていた。パチンパチンと音がなり、私は愛を叫んでいる。私は思わず息を呑む。渓くんに私が蹂躙されている感覚。何も抵抗出来ずに快楽に流されている感覚。二人でひたすら快楽をむさぼる感覚。

「ああっ////ああああっっっっ//////いっでるぅぅぅっっ////いっぱいだされてりゅぅぅぅぅっっっっっっっ!!!!!//////」

中にびゅくっと出されたのか、画面の二人は絶頂を迎えている。そこでの私は胸から母乳をビュービュー漏らして、身体はガクガクと射精の余韻を味わっているようだった。

快感で何もかもの思考が止まり、ただひたすらに暴力的な快感に流される。一番の弱点に精を流し込まれると、私はどうしようもない。渓くんとの一番幸せな時間の中でも、一番幸せな瞬間。

「私、こんなになっちゃうんだ…」

でも、その瞬間を客観的に見ると、蹂躙、と言う二文字が的確なように感じる。何も出来ず、ひたすら母乳を吹き出すしかない私。それはもう、絶対適うはずのない人に為すすべもなく退治されてるみたいで。

「あぅ…」

そんな映像を見ていて、私の子宮がズクっと疼く。尚も母乳は身体の中で作りだされている。渓くんと交わっている時はどちらか一方は何とかなると言うのに、今の私はその両方を味わっている。

「あふっ…」

私は母乳の方を何とかしようと、胸を揉みしだく。渓くんにさんざん責められ、敏感になったその弱点を責めたてる。でも、胸の弱点は何かの壁で守られているかのよう。いくら責めても、その疼きが解消されない。

画面のほうでは、もはや力すら入らない私を、渓くんが正常位の体勢にして、二回戦が始まる。意味のある言葉すら話せないくらいやられてしまった私を渓くんはひたすら犯す。

「うらやましい」

そう思ってしまった。私の子宮が、おまんこが、ひたすら切なさを味わっているというのに、画面の向こうの私は愛する人のおちんちんを思う存分味わっている。

そんな中、下着にどろりとした感触。自分のおまんこから、とてもどろどろした液体がこぼれた事は明白だった。

(あぁ…//わたし……///)

犯されたい。私でひたすら快感を味わって欲しい。快感を味あわせてほしい。そんな感情が頭の中で渦巻く。

画面では、渓くんが両胸に手を添えて揉みしだいている。尚も責めは止まらず、胸とおまんこの両方から快感を受けている。

そんな私の姿を見ていると、母乳の製造も止まらない。

(いまっ//ぼにゅうぅっ////やらぁっ///けいくんがのめないしぃっ///わたしもおかしくなるよぉっ///)

行き場のない母乳が私に「旦那に絞らせろ」と私を発情させて急かしているよう。そんなことされても渓くんは外出してると言うのに。

画面では二回目の絶頂。終わりが近いと感じ取っていた私が渓くんに足を絡ませて、奥に促す。彼はそれに答えるように私に精を流し込む。

気持ちよさそうに、何も反応できずにガクガクと受け止めている私。
愛する渓くんの、愛情の全てを身体に注がれている私。

うらやましい。自分に嫉妬する自分。
あんなに幸せそうに、最愛の人の愛情を一手に受け取っているなんて。

私もほしい。あんな風に、いっぱい、いっぱい、ほしい。
おまんこが受け入れ体制に入る。発情して、互いに快楽をむさぼれるように、どろどろと。

(だめぇ…//いまぁ//はつじょーしてもぉ///けいくん…//いないよぉ……/////)

「旦那に犯してもらえ」と言われているよう。すっかり火がついてしまった私の身体は、もう愛する人じゃないとどうにもならない。

映像が終わる。結局母乳は自分で絞れず、発情した私が残った。身体の弱点の隅から隅までが浮かび上がり、疼いて、切ない。

「これ…どうしよ…」



――



私は全裸になって、ベッドの上でひたすら自分を慰めている。渓くんとは明日になるまで会えないのだから、何とか今日寝れる程度には収めておかないといけない。

私のおまんこの一杯ある弱点のうちの一つに目をつける。ここは渓くんが指で私を責める時のお気に入りの場所で、ここをゴリゴリと責められるとたまらずに穴という穴からびゅーっとしてぐったりしてしまうのだ。

とっておきの場所を責めるため、指を入れ、そこを刺激する。最初は弱く、段々強くしていく。

「くぅ…///ふぅっ……///」

いくら渓くんとは比べものにならない刺激でも弱点は弱点だった。ゆっくりではあるが着実に限界が近づいてくる。

「はあっ…//はあぁっ……//////」

ようやく、絶頂できそう。

「はぅっっっ!//あれ…?//」

絶頂できそうな瞬間、身体がブレーキをかけるような感覚。快感が波のように引き、そこに疼きが残る。

「イけて…ない…」

私は不意に納得した。私の身体は渓くんにむちゃくちゃにしてもらう為に発情しているのであって、それを私がどうにかするという事はできないのだと。

さっきより疼きは増していた。引っ込んだ快感はそのまま疼きに変わり、私を苛ませる。

「いうぅっっ!!///」

私は胸を乱暴につねる。胸がうずうずして辛抱できなかった。私は絶頂できないとわかっていながらも、胸を揉んで快楽を貪ろうとする。

「ふうっ…//!ふぅっ…///!」

呼吸が荒くなる。しかし、母乳も出てこなければ絶頂もできない。それはわかっているけれど、疼きをなんとか収めようとしてしまう。

「あぁっ…///」

切ない快感。物足りない快感。弱火でコトコト煮込まれているよう。渓くんに味わわれるための身体になっているかのよう。
私ではどうでもできない快感を、解消できない欲望を、ひたすら溜め込み続けて、渓くんに差し出すみたい。

(じゃあ、一晩中、徹夜して、ひたすら溜め込む事になるの?渓くんが来てくれる明日まで?)

そんな事を考えると、頭がおかしくなりそう。

思考の最中。不意に玄関のドアが開いた気がした。足音は正しく愛する人で、まっすぐ私の部屋に向かってくる。
両親がいないことをいいことに、勝手に合鍵を渡してしまったのだが、今この瞬間、私がどうにもならない瞬間、初めて使われた合鍵。
やっぱり、私の大好きな人は、私が来てほしい時に来てくれる。

そろりと扉が開いて、渓くんは少しびっくりした様子で、

「澪さん、その、メッセージに既読がつかなくて、心配してたらさ、僕の両親が行って来いって…」

そんなふうに、困惑した様子で話す。彼はすぐ臨戦態勢になっていたのを私は見逃さなかった。



――



渓くんはベッドの近くに来た後、少しもじもじしていた。

「あの、私ね?渓くんの事をいっぱい考えてたらね?興奮しちゃって…おまんこも切ないし、ミルクもいっぱい溜まっちゃって」

私は事情を説明する。渓くんは少し困惑したような顔をしている。それもそうかもしれない。様子を見に来たらいきなり発情している私がいるのだから。

「それで、興奮しちゃって、渓くんにむちゃくちゃにされないとおさまらなさそうで…」

私は吐息混じりの声で話す。自分で聞いていても色っぽいと感じた。
渓くんは少し遠慮気味。いつもあんなに私の事を愛してくれるのに。こういう所が優しいと言うか、優柔不断と言うか、なんか少し物足りない。

でも、こういう時は私がしっかり誘ってあげないといけない。
私はベッドから立ち上がると、渓くんの事を抱きしめる。

「んっ///」

私のおっぱいが変形する。敏感になったおっぱいから少しだけ母乳が滴る。あんなに自分で絞っても出なかったのに、愛する人に当てるだけで快感が来て、滴り落ちる。

「私のこと…むちゃくちゃにして…いいよ?」
「うん…」

渓くんは私から迫られる事に慣れていないのかもしれない。思えば私から直接誘ったのは初めての時だけで、いつも誘ってくるのは渓くんの方。もっとも、私のミルクを飲むとムラムラしちゃうだろうから、それは当然かもしれないけれど。

「まずは、水分補給…しないとね…?」
「うん…」

渓くんはおそるおそる、慎重に、私の胸に顔を近づける。ペロっとふくらみを舐められる。さっき漏れた母乳を舐め取ったのだろう。

「あぁ…//」

また染み出る感覚。私の溜め込んだ母乳を、愛する人が飲む。それで私は興奮して、また母乳を出す。

ミルクサーバー。彼に求められたら我慢出来ずにミルクが出ちゃう。そしてミルクが空っぽになったら、彼にミルクを補充してもらう。そんな関係性。

渓くんは、いよいよ私のおっぱいから直接飲もうと、口を近づける。
右胸がムニっと揉まれた感覚と同時に、ちゅーっと乳首を吸われた。

「んんんんっっっ!!!////」

思考は言葉にならず、言葉は声にならず。何も反応出来ずに私は絶頂に達する。今まで経験したことがないような勢いで母乳が吹き出し、流石の渓くんも受け止めきれずに、飲みきれなかった母乳が床にこぼれる。

渓くんは苦しそうな、嬉しそうな、そんな表情でそれを飲み干す。

「こんなに溜め込んでたんだ」

渓くんは少し驚いたように口にする。

「渓くんの事を想っておっぱい揉んでたのに、全く母乳が出なくて、それで溜め込んでた」
「ふーん、なるほど…」

渓くんは淡泊な反応を示して、私に背を向け部屋の隅に行く。もっと何か言ってよ!と思ったのだが、

「愛されてるんだな…僕…」

そう呟いたのを私は聞き逃さなかった。
渓くんが部屋の隅から持ってきたのはミルク瓶だった。

「流石にあの勢いだと飲むのも大変だし、いくらかこっちに移そうかなってさ。それに、結構上質なミルクだし」

私たちホルスタウロスが出すミルクの中でも、愛する人の為に出したミルクは上質になるのだと言う。渓くん成分が不足して、渓くんの事を待っている間に作られたミルクだ。当然「濃くなる」だろう。

でも、本当はそれを全部飲んでほしかった。待ち望んでいた人の為に作られたミルク。全部飲むのが礼儀だよね?そんな感情が渦巻いていた。でも、全部いっぺんに飲むとおなかもタプタプになるだろうと理性で抑える。

渓くんはさっき絞らなかった左胸にミルク瓶をあてがう。そしてゆっくりと揉みだす。

「ふあああっ///」

私はさっきより優しい快感を味わう。母乳は相変わらず吹き出すが、さっきよりは流石に勢いがない。それでも瓶はあっという間に満タンになり、渓くんはとっかえひっかえ瓶を交換している。

母乳の勢いが更に弱まると、渓くんは左胸に顔を近づけて、吸い始める。

「あああっ///」

直接渓くんに吸い上げられている感覚はとても気持ちのいいものだった。渓くんは気持ちよさそうに、美味しそうに私の胸にしゃぶりついていて、私も心地よい。たくさん飲んで、一杯私に出して欲しい。

飲み終わると渓くんは大きなバケツを持ってくる。これから私はたくさんイかされて、この中に私の母乳がいっぱい入ると思うと、ドキドキしてしまう。

そして、渓くんは私の身体を寄せて、キスをする。

「ん!んっー/////」

私の唇だって、渓くんの事を待ちわびていたようだった。私はキスされただけで軽くイってしまう。

渓くんは舌同士を絡み合わせようとして、私はそれを受け入れる。感じやすくなった私の身体は、舌ですらも性感帯になっているようで、ピクリ、ゾワっ、そのような細やかな快感が断続的に私に押し寄せた。

キスが終わり、舌が離れ、唾液が下へと落ちる。その時の渓くんの顔も私みたいに蕩けていて、私はドキドキしてしまう。

「ねえ、挿れるよ?」
「うん…」

私は後ろを向いた。最近は、私の母乳の余りを売り出した関係上、母乳を集めやすい立ちバックでする事が多くなっていた。正直、色々な体位で渓くんと楽しみたかったが、母乳が飛び散ると後処理に面倒だと言う事もあって、結局他の体位で行う機会が少なくなってしまっている。

「あああああっ!!!///」

欲しかったものが、ようやく乾ききった私のおまんこに入ってくる。もはや私の身体は弱々しくなっていて、少しの刺激だけでイってしまう。

渓くんはゆっくり腰を打ち付けていく。じんわり、快楽をゆっくり味わうかのように。

「母乳、垂れ流しちゃってるね」
「うぅっ//だってぇぇっ…///気持ちいいからぁ…///」

私の乳首の穴が開ききって、そこから母乳がちょろちょろと垂れ出ていた。

「おまんこもぐちょぐちょに濡れてて気持ちいい…」
「けいくんのこと考えてたからぁ…//」

私のおまんこから快感が少しずつ染み出していく。渓くんだってそうみたいで、ゆっくりゆっくり動かして、私を味わっているかのよう。

「澪さんのっ、おまんこ、ふわとろで、僕のモノが、とろけちゃいそう」

渓くんは不意にそんな事を言う。今までも、セックスが終わった後にたびたび似たような事を言われたりもしたのだが、こう挿れられている時に言われると、渓くんを虜にできているかのようで嬉しかった。

「我慢できないから、ペースあげるね」
「あっ///まってぇっ////やらっ////ひいっ////」

渓くんは急にハイペースなピストンを始める。敏感極まった私のおまんこはひとたまりもなかった。

「まってっ///しゅごっ////ああっ////あああっ/////」

私はただおちんちんを出し入れされて喘ぐだけの存在になっていた。脳内からあらゆる思考が、あらゆる理屈がぶっ飛んで、私はひたすら愛する人を受け入れるだけの存在へと化していた。

「すごい、感じてるね」
「だってぇっ///けいくんにっ////いっぱいぃぃっ///あいされたんだもの////」

私をこんなに淫乱にしたのは渓くん。渓くんが私を愛してくれて、二人で幸せに過ごしてもまた愛してくれて、こうして繋がっている時も、日常を過ごしているときも、変わらない愛情を注いでくれるのだから、私だって、渓くんをいっぱい幸せにしてあげたい。

恋仲になってしばらくたった後、渓くんはこんな事を言っていた。

「澪さんが喘いでる時に、凄い興奮するんだけどさ、同時に『僕をこんなに愛してくれてるんだ』って思えて、安心するんだ。澪さん、喘いでても、言葉で僕を愛してくれるから、嬉しくなるし、もっと気持ちよくさせたいなって思うんだ」

たぶん、あの時こんな事を言われたから、「喘いでる私」に興奮して、安心してくれたから、その期待に答えるべく私はどんどん淫乱になっていったんだと思う。私だって、渓くんとたくさん幸せになりたい。「私たちが世界で一番幸せ」って自負するカップルは世界にたくさんいるし私も当然そう思っているけれど、渓くんにもそう思って欲しいし、私と過ごした一生について「正解だった」「自分は幸せだった」と思ってほしい。私がそう思っているように、渓くんにも。

依然として渓くんはハイペースに私に欲望を打ち付けていた。私はひたすら快楽と愛情を受け取っていて、気持ちよさと渓くんへの愛以外はどうでも良くなっていた。

「澪さんっ!そろそろっ!」
「ぜんぶだしてっっっ////びゅーびゅーってだしてぇ/////」

私のおまんこは逃がさないとばかりに締め付けを強くする。私もそろそろ限界が近づいていて、来る絶頂に身体が備えていた。
そして渓くんが私にぎゅっと抱きついて、私の奥に射精する。

「あああああぁぁぁっっっっっ////いっぱいぃぃぃっっっっ////いっぱいぃぃぃっっっ///」

私は語彙力が低下し、ひたすら喘ぐ事しかできなくなっていた。私の乳首からは母乳がビュービュー吹き出して、ガクガクと身体を震わせて、全身で愛する人を味わっていた。きっと、今の私はひどい顔になっているだろう。幸せの濁流に流されて、とてもだらしない顔になっているはず。

渓くんはしばらく余韻を堪能していたみたいだけれど、やがておちんちんを引っこ抜く。正直私は物足りない。もっと、私のおまんこを味わってほしい。私を満足させてほしい。私だって、満足させてあげるのに。

「おっぱい、絞るね」

そう言った渓くんは、手を壁につけていた私の横に来て、私のおっぱいを絞ろうとする。でも、おちんちんが勃起しているのを私は見逃さなかった。

「そんなにおちんちんたたせてるのに、おっぱいしぼれるの?」

私は問いかける。私は少し腹を立ててしまった。最近は渓くんが飲みきれない私のミルクを第三者に売っている。渓くんだってまだ満足していないのに、お互い繋がりあうより赤の他人の為のミルクを優先しているのかと言う気がした。

「えっと、多分絞れるけど…ところで、目が血走っているけど大丈夫?」

渓くんは少し困惑したような、少し怯えたような声で言う。何というか、私の期待した答えでは無かった。私が期待しているのは、もっと、こう、私を滅茶苦茶にしてくれるとか、私を愛しているとか、そう言うような答えで…

私は、質問と望む回答が乖離しすぎていると自嘲する。でも、それを考えたおかげで今何をするべきか理解できた。

私は壁から手を離して、その手を私に近づいてきた渓くんに回して、抱きしめる。

「んむぅ!」

渓くんは驚いた声で、私の身体に埋もれる。私はぎゅーっと抱きしめる。渓くんが一歩も動けないような力で抱きしめる。私の方が身長が少し低いけれど、手も足も出ないようだった。

気が済むまで抱きしめて渓くんの成分を摂取した後、私は少し手を緩める。渓くんはゆっくり離れようとしたけれど、それで満足するような私ではない。

私は今度は渓くんの顔を私のおっぱいに近づけて、押しつける。

「っ!!」

渓くんはびっくりした様子だったが、しっかり私の乳首を見て口を開けてくれたみたいで、私が顔を動かせないように固定し、ぎゅーっと押しつけるとしっかりおっぱいを吸ってくれる。

「あっ///いっぱいのんで…///いっぱいだして?////」

私の声に反応するかのように、渓くんはちゅーちゅー私のおっぱいを吸っている。まるで無垢な子供のよう。この後搾り取られてしまうと言うのに、一生懸命吸っているのがなんだか可愛らしかった。

母乳の出が悪くなったら少し力を緩める。渓くんが離れようとして、私はすかさずもう片方の胸に顔を近づけさせる。

「んむぅ…」

っと声を出して再び渓くんは私のおっぱいに埋もれる。リラックスした表情でちゅぱちゅぱ私のおっぱいを吸っていて、とても可愛い。

やがて母乳がほとんど吸われて、私はようやく力を緩めて、渓くんが離れられるようにする。渓くんは蕩けきった顔をしていて、相変わらずおちんちんは大きい。そして、何かを期待しているような顔をしていた。

そんな姿を見ていたら私はどうしようもなくなって、渓くんをベッドの上に押し倒す。魔界産のベッドは耐水加工が施されているらしく、これからどんなに二人が乱れても大丈夫なのだ。

私は仰向けになって寝ている渓くんの上に跨がって、その物欲しそうなおちんちんにおまんこを近づける。

「だいすき…//」

私はそんな風に呟いて、腰を落とす。私のおまんこから渓くんの成分がじんわり広がっていく。その勢いで私は上下に動く。渓くんの成分を感じ取りたい、独り占めしたい。
ふと渓くんの顔を見る。彼の顔はとても蕩けていて、快感に流されているようだった。その顔がとてもいじらしい。

こんな可愛くて、かっこいい男の子と結ばれていると思うと、私は更に興奮してくる。

(わたしの全部…私の身体だって…母乳だって…全部渓くんの物なのに…)

そう思うが早いか、私は空いた両手で自分のおっぱいを揉む。おまんこから渓くんの成分を摂取できているから、母乳がすぐに出てくる。

「けいくんをっ///ぼにゅうまみれにっ///しちゃうねっ///」

渓くんの顔に母乳がかかる。渓くんは口を開けて、私の母乳を飲もうとしている。

「やっぱり//けいくんもっ//わたしのっ//ぼにゅー//すきなんだねっ////」

私は動きながらも渓くんにそう問いかける。やっぱり渓くんは私の母乳が好きなのだ。こうやって母乳まみれにしてあげたら素直に飲んでくれる。飲みたいなら最初からそういえばいいのに。

「いっぱいっ///いっぱいっ///のませてあげる/////」

私が一往復する度に、母乳がビュッビュッと噴き出る。その母乳は渓くんの顔に、身体にかかって一部は口にスルっと入る。
渓くんは私に見惚れて、口を開けて、完全に私に魅了されていた。
大好きな人を私自身が魅了できていると言う事実に、私だって昂ぶってしまう。

「ま、待って、もうそろそろ出る…」

さっきまで懸命に口を開けていた渓くんが急にそんな事を口にする。
(やっぱり渓くんだって物足りなかったんだ)と思いながらも私はラストスパートをかける。二人の肉体が触れ合う音、ひたすらに快楽を貪る音。そんな音がひたすら部屋に響き渡る。

ふと渓くんの方を見ると、口を真一文字に閉じて、ひたすら何かを我慢しているかのよう。我慢なんてしなくていいのに。全部私の中に出してほしいのに。

「いっぱいだしていいんだよぉ////」

そんな風に声をかけて、固く閉じられた口に母乳をかける。
おちんちんだってピクっピクっと我慢を一生懸命していて可愛らしい。
渓くんはセックスの時ずっと私を責めていたから、逆に私に責められるのが苦手なのかもしれない。

私はそんな陥落が近いおちんちんにひたすらおまんこで刺激を与える。そして、

「おくにだされてりゅぅぅぅっっっっっっ/////」

おまんこにピクリとした感覚。そして、奥にいっぱい出される。
この感覚は剥ぎ出された弱点にこれまた弱点の液体を否応なしに出されているようで未だに慣れない。だからこそ、今回の私も渓くんと同時に絶頂してしまう。

身体はガクガクともう制御が効かないけれど、肝心の精液だけは一滴も残らず搾り取る。
その上で快感に流されるというメリハリ。これこそ魔物娘特有のバランス感覚なのかなと甘く蕩けた脳内で考える。

渓くんの息遣いは荒かった。私に為す術なくしてやられたのだから当然だろう。やっぱり可愛らしい愛する人を見ていると、またキスしたい欲が出てしまう。

「渓くん…好き…」

私はそう甘く囁いて渓くんの顔に近づく。私がいっぱいかけた母乳が顔の周囲に散乱していた。私はそれを舌で舐め取る。

甘い味がした。私の母乳はまあまあ美味しいとは思う。そもそもホルスタウロスの母乳は高級品であり、私の母乳だって例外ではない。

でも、私はそれよりも美味しいものを知っている。当然、渓くんの精液だ。おまんこで味わっても美味しいし、口で味わっても軽くイっちゃうくらいには美味しい。

だから、精液をいっぱい出してもらうために私は頑張らなきゃいけない。渓くんを気持ちよくするためなら尚更。

私は渓くんにキスを仕掛ける。同時に、さっきまで母乳を舐め取っていた舌を渓くんの口内にねじ込む。渓くんはびっくりした様子で私を見るけれど身体は正直なようで、渓くんの舌は私の舌を迎え入れた。

そのまま唾液の交換と母乳の受け渡しが行われる。同時に渓くんのおちんちんは少しずつふっくらしていた。私はそれを見逃さない。咄嗟にゆっくり、労るようにストロークを開始する。

しばらくゆったりした時間が続く。性器同士の交流よりは舌同士の交流が激しかった。
お互いが好きあっているのをキスで確認しながら、その快感を性器に流す。
私が感じた疼きはすぐに渓くんのおちんちんによって解消されるし、その度に彼のおちんちんは大きくなっていった。

ある程度おちんちんが膨らんだところで、私は舌を離す。ちょっと白みがかった唾液が糸を引く。私はそれをどこかで誇らしく見ながら、少しずつ動きを激しくしていく。

「けいくん…//わたしでこうふんしてるんだね…///」
「当たり前…じゃないですか」

劣情を煽るような言葉をかけた私に、何故か敬語で抗弁する渓くん。

「僕…昔からずっと、澪さんの事を意識していて、多分昔から、出会ったときから大好きで、そんな人が、裸で、僕の上に乗って腰振ってるんですよ?それで興奮しないならいつ興奮するんですか」

私のふわふわした桃色の頭に、渓くんの声が響く。私だって、昔から意識していた渓くんとこうして繋がれることが嬉しい。

ふと、昔の事を思い出す。二人で一緒に近所の夏祭りに行ったり、夏にはお互いの家でダラダラ過ごしたり。冬には寒がっている渓くんの手を私の手で温めてあげたり、初詣に二人で行っておみくじを引いた。

日常の風景から、1年の重要行事まで一緒だった。今思えば志望校が同じだったのも、運良く二人で合格できたのも、運命でしかなかったのだろう。

そしてこれからも、二人でいっぱい思い出を作る。子供だって産まれるだろう。そして子供と思い出を作って、その子もまた私達みたいに幸せな人生を送っていく。
そう考えると、私の桃色の頭が幸せで包まれる。

「んんっ////」

その幸せを噛み締めていると、軽くイってしまった。膣キュンって言葉を聞いたことがあるが、今の私みたいな事を指すのだろう。今までも、これからも幸せを二人で作ってきた幼馴染のおちんちんと私のおまんこが触れ合っている。それが何よりの幸せであった。
渓くんのおちんちんがそれに呼応するかのようにまた大きくなる。完全に臨戦態勢だ。さっき出した事も忘れているかのように、再び精液を出したがっているようだった。

(イっちゃったのバレたかな…//)

バレたって問題はなかった。それ以上の快楽で塗りつぶせば良いのだから。私はフルスロットルに腰を持ち上げ、振り下とす。上下運動を繰り返す。愛しい。ひたすら愛おしい。

私の桃色は漏れ出てオーラとなって私の周りに漂っている気がした。母乳だって、何の刺激も与えてないのにまた滴り落ちていた。要するに、私は昂ぶっていた。

「けいくんっ////わたしもっ/////ずっと///ずっと///だいすきだよぉ//////」

愛の告白。陳腐で、ひたすら繰り返しているのだから市場価値なんてだだ下がり。でも、それでも、私達二人にとってはプライスレス。

「だからっ////けいくんもっ/////わたしだけをみてっ/////わたしといっしょっ////わたしだけをあいしてぇ/////」

変な所で愛を囁いて女の子をおかしくさせる男の子。そんな子は可愛くて、かっこよくて、独占したくなっちゃう。それが女の性だし、魔物娘の性だろう。
渓くんの顔はさっき以上に蕩けていたし、何より顔を赤らめていた。私の愛の告白で、すっかり興奮して、恥ずかしくなってしまったのだろう。やっぱり可愛い。

「すきっ////すきっ////あいしてるっ/////」

私は完全に理性を失ってひたすら腰を振る。母乳の出が更に良くなって勢いよく射出され、渓くんの顔までかかる。蕩けた顔で快楽を味わっている渓くんも、自分の顔の近くに母乳がかかると口を開けて飲み込もうとする。そんな彼をもっと溺れさせてあげたいと、私は更に動きを激しくする。

「出るっ」

渓くんの逃げ場をなくしてひたすら腰を振ったお陰か、また絶頂が近づいていた。この時の私の顔は多分快楽に浸って、愛情に浸って、へにゃへにゃとした笑みを浮かべていたのだと思う。微笑みが快楽で歪んだ顔。渓くんに言わせるとそんな感じなのだそう。
そして、渓くんは精液をいっぱい私の奥に出した。

「ああああっ////いぐっっっ///いっでりゅっ////!!!!!!!!」

無様な声を出して私は絶頂に達する。最後の方はもう声にすらならない。身体はもうイキっぱなしで制御が効かない。母乳は勢いが良すぎてものすごい勢いで壁にかかってしまう。

精液の一滴一滴で絶頂に達しているような気がしていた。私はそれほどまでに深い快感を覚え、それに対して何も抵抗できなかった。

私はしばらく「あっ」とか「おっ」とか、意味すらない喘ぎ声をあげて余韻に浸っていたけれど、やがてそれも収まると、支えを失うように渓くんの方に倒れる。渓くんはそれを優しく受け止めると、ゆっくり下ろす。そして軽くも甘いキスをした後、身体を横向きにして流石に萎えきったおちんちんを引き抜いた。
そして渓くんはバケツを持ってきて、私をベッドの脇に座らせた。そして膝にバケツを乗せて、おっぱいを揉み始める。

「あぁっ///」

セックスの後の乳搾りは緩やかな快感に浸る事ができて好きだった。渓くんは私の顔を見るのが恥ずかしいのか、ひたすらおっぱいばかりを見ている。

(私の顔もさっきみたいに見てくれたっていいのに…それか単におっぱいが好きなだけかな?)

私はそんな事を思いながら渓くんを見て、母乳を出していた。さっき意図せず勝手にいっぱい出たというのに、それでも結構な量が出たのだった。



――



「渓くんもまだ物足りないかなって思ってたら、おちんちん引っこ抜かれちゃって、だからちょっと腹が立っちゃって…」
「あー。おっぱいも張ってるかなって思ったからそうしたけど…ごめんね」
「別に大丈夫だよ。お陰で今日は私が主導権握れたし」

乳搾りも終わって、私達はベッドの脇に座りピロートークに花を咲かせている。2人とも疲れてしまったのか、服を着ようともしなかった。

「それにしても、僕って愛されてるな…」

そうしみじみと話す渓くんは、右手にミルク入りの瓶を持ち、それを飲んでいる。

「さっきもそんな事言ってなかった?」
「言ったかも。と言うより、澪さんと一緒に過ごしてると事あるごとにそう思うから」

そう言うと、渓くんは私に微笑みかける。そして、こう続ける。

「ねえ、僕って澪さんの事、ちゃんと愛せているかな?」
「愛されてるよ、私も。渓くんは私に優しくしてくれるし、私が好きって言ったらおちんちんピクってするし、渓くんだって私ほどじゃないけれど好きって私に言ってくれるし」

私も渓くんに微笑む。私達は愛し愛され仲良し幼馴染カップルなのだ。

「良かった。僕あまり伝えられてないかなって不安でさ…」
「大丈夫だよ」
「ところで澪さん…1つお願いがあるんだけど…」
「何?」
「澪さんのミルク飲んでたらまた興奮してきちゃったんだけど…鎮めてくれる?」

渓くんは不意にそんな事を言ってくる。私は彼のおちんちんを見る。さっきあんだけ出し切って萎えたというのに、再び元気いっぱい、臨戦態勢に入っていた。

すると渓くんは私をベッドに押し倒す。さっき私が散々出した母乳が、私の後頭部に触れた。

「よくよく考えたら、さっき澪さんは僕を押し倒したんだから、僕だって澪さんを押し倒す権利あるよね」

そう言うと右手の中指を私のおまんこに近づけて、入れてくる。そして、弱点を明確に突いて、かき回してくる。

「あっ///だめっ////スイッチはいっちゃう////淫乱になっちゃうっ//////」

私は渓くんにいっぱい弱点を見つけられちゃったけれど、これもそのうちの一つ。この責められ方をすると、おまんこがすぐ濡れて、おちんちんを受け入れる体制になってしまうのだ。

「あうぅっ/////」

程なく私は絶頂に達し、潮を吹く。同時におまんこの中が再び愛液で満たされてしまう。一回こうなると、私だって気が済むまでセックスしたくなってしまうのだ。
渓くんはそんな私を見て満足そうに微笑んだ後、おちんちんをおまんこに充てがった。

「挿れるよ?」

私はその言葉に何も返せず、ただ来る快楽に備える事しかできなかった。そしてじんわりとおちんちんが入ってくる。

「うぅっ///」

私は声を漏らす。毎日のように沢山身体を重ねても、今日だって何回も挿れられたけれど、未だにこの感覚には慣れない。

そんなおちんちんはぬぷぬぷと奥まで入ってきて、奥まで到達した。

「動くよ?」
「うん…」

渓くんはゆっくりと動き出す。いつもそうしているみたいに、じっくりと快感を求めているような動きだった。

私は正常位で渓くんとセックスするのが好きだった。初めての時の体位がこれだったってのもあるけれど、私の身体で興奮して、ピストン運動して、イっちゃう渓くんを間近で見られるのが好きだった。

「あぅ///やっ////ひぃっ///」

一突きごとに反応してしまう私の身体。渓くんが好きなように、自分の身体が貪られている。蕩けてしまうような私の身体。受ける快感に対する逃げ場などないどころか、私は渓くんの身体に足を絡めて自ら退路を断っている。

「澪さんっ、好き!」

渓くんだって不意にそう言う事を言うものだから、私の心が喜んで、おまんこでいっぱい気持ちよくさせてあげたくなるし、それ故に私の快感も増す。私は両手を渓くん身体に絡ませる。これでもう私からは逃げられない。

「わたしもっ////だいすきっ////けいくんっ////しゅきぃ/////」

さっきまでのセックスで私の火照りは収まったと思いこんでいたけれど、全然そんな事はなかった。渓くんのおちんちんが入ってくる度に、私はもうひたすら快楽に耐えて、喘ぎ声を出すしかなくなってしまうのだ。

「いってきのこらずせーえきだしてぇ////ぜんぶわたしがうけとめりゅからあぁっ////」

不意にそんな言葉が口に出る。私を見て欲情した以上、それは私の責任なのだから私に全部それを吐き出してほしい。それに、精液を全部私に出すのは旦那の義務ではないだろうか。その代わり、私が渓くん専用の、渓くんの弱い所を知り尽くしたおまんこでいっぱい気持ちよくしてあげて、極上の快楽を提供してあげるのだから。

私は、愛する渓くんに対する、欲望、嫉妬心、愛情、友情、劣情、全てを剥ぎ出しにしていたのだと思う。だからこそ、そんな大切な存在と繋がっていられる事はとても嬉しかったのだ。

「もう出る、全部出るっ」
「だしてっ////いっぱいだしてっ/////」

再び終わりが近づいてくる。渓くんは無我夢中で私は夢見心地。またいつものように渓くんが私の為に作ってくれた精液をいっぱい私に流し込むのだ。私はそれを逃さないべく、渓くんの身体に巻きつけてある足に力を入れる。

それが追い打ちだったのだろう、私の中にいっぱい精液が出される。

「ああああっっっっっ/////いっぱいぃぃぃぃぃっっっっっっっ//////だされてりゅぅぅぅっっっっっっ///////」

私はこれに耐えられずに、脱力してしまう。私のおっぱいからはまた勢いよく母乳が発射されて、渓くんの胸元にかかる。おまんこは暴力的な快楽に耐えられずヒクヒクとしているだけ。それでも、巻き付けた足だけは「一滴も逃すまい」と意志を持って渓くんにまとわりついていた。

びゅるびゅると注がれる精液。愛情と情欲の液体。そんな液体が、私を逃すまいと、快楽に溺れさせようと注がれる。私はそれに白旗をあげるしかなかった。快感に負けた魔物として、ひたすらそれを受け入れて、イってしまうだけだった。

そんな射精が収まった頃、ハァハァと荒い息遣いな私に渓くんが甘いキスをする。私はそれを静かに受け入れる。さっきまでやっていたキスと比べたら軽い物ではあったけれど、

「澪さん、大好き。ほんとに付き合えて、こうして交われて、嬉しい」

渓くんはそんな事を口にする。

「私も渓くんの事が大好き。こんなに愛されるなんて、私は本当に幸せ者だよっ」

だから私もそう返答する。今思い返せば、私達が今みたいな関係になる前にすれ違ってしまった時から、私達はこうして愛を確かめ合う事が増えたのだと思う。お互いがお互い愛しているってわかっているのに、あえて口に出さないと気が済まないし、そう言ってくれると嬉しいし、そう言って相手を安心させてあげたかった。

それからはまた、キスをしたり、「大好き」って互いに言い合ったり。性器同士が繋がりあったまま、身体を密着させたまま、お互いに愛を確かめ合う。
そうしているとおちんちんが膨らんだ感覚がする。それを感じ取った私のおまんこも再び渓くんの愛を受け入れる準備を始める。

「僕、また興奮しちゃったみたいで…」

少し恥ずかしそうにする渓くんを見て私は思った。

(これっていつまで続くんだろう)

日が昇るまで続いた。
22/06/24 18:04更新 / 千年間熱愛

■作者メッセージ
濡れ場を書くのは本当に難しいですね…筆が一向に進まないし、進んだとしてもエロさを伝えられているか不安になるし…そんなこんなで17000字ほど書いてしまいました。お楽しみいただけたら幸いです。

やっぱりホルスタウロスさんは可愛いですね。

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