連載小説
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夜が明けたら
「良助、爺ちゃん行ってくるけど、一人で大丈夫か」
「うん、大丈夫。行ってらっしゃい爺ちゃん」

にこにこと手を振る子供に笑いかけて、老人は引き戸を閉じる。
この戸の向こう側で、先程まで笑っていたあの子はどんな顔をしているだろう。ゆっくりと家を遠ざかりながら老人は思う。大丈夫。大丈夫なわけがない。

子供が一人で過ごすには、あの家は少し広すぎる。

(※前編微エロ)
(※後編エロなし&シリアスな展開が続きます)
(※図鑑世界と現代世界の関わり方に作者独自の設定が多く含まれます)
前編13/12/22 12:16
後編13/12/22 13:02

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33