一話 観察
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・きて・・・・・す・・・・
・・・お・・・・すん・・・・・・・
・・・ぶ・・・・・・です・・・
・・・あれ?なんだろ?どこかから声がする・・・それより、僕は何してるのだろう?目の前が真っ暗だ。。。気絶していたのかな・・・?
・・・しかも体が全く反応してくれないな・・・はて、どうしたものか。。。
・・・はっ!も、もしや、これが「誘拐」「拉致」「監禁」というものか!?・・・でゅふふ・・・
・・・そんなわけないか。なに笑ってるんだ落ち着け僕。
・・・だったらなんだろう。。。不安になってきた・・・
・・・そうだ、確かぼくは父に墨と紙をもらいにいってて・・・それから・・・突然雷がきて・・・そのあとは・・・思い出せない・・・
・・・早く帰らないと・・・先生怒るだろうしな・・・しかしまったく体が動かない・・・
・・・それよりも。さっきから聞こえる声はなんだろう?女性のようだけど・・・?
・・・一体なにしてんだろう僕は・・・? あとここはどこ・・・?
===================
「おーい、起きてくださいですー!おーい」
「おいリュシー、あんま刺激すんなよ。どこのどんなやつかもわからねぇし。」
「大丈夫なのです!僕の勘がそう訴えてるんです!ほら、ビビビ〜って。」
「なんだその信憑性のかけらもないような理由は。」
「・・・・・・・でゅふふ」
「・・・あ、なんか笑いましたよサリーさん!」
「・・・倒れながらなに考えてんだこいつは・・・?」
今この場には、サリーさんと呼ばれた一人の女性、リュシーという一人の少女、そして一人の仰向けに倒れている少年がいる。女性の一方は輝いた目で、もう一方は警戒の目で、少年に視線を集めている。少年はというと、ずっと倒れていたが、一瞬にやけたかと思うと、すぐにまた戻ってしまった。
「にしても、こいつどこから来たんだ?しかもどこの服だこれ?」
「わかんないです〜。でもカッコいいです〜。スリスリ」
能天気な返答をしたリュシーは、倒れている少年に乗っかり、そしてほお擦りをし始めた。
「なにほお擦りしてんだお前は。よく普通に触れるな。」
「要はなんでも慣れが肝心なのですよーサリーさん」
「慣れって、、、まだこいつを見つけてから会話もしてないんだぞ?・・・もしやこの服は・・・[ハカマ]ではないのか?」
「ほんとですー、なんかごっついですー!スリスリ〜」
リュシーは少年に一切警戒していないのか、服の感触が気に入ったのか、尚も少年にほお擦りしている。
「ほんとになんなんだお前は。むしろすばらしく見えるぞ。」
サリーはというと、リュシーのその仕草にもはや感激しているようだ。それだけリュシーが初対面の人に対してとるべきでない行動をしているということではあるが。
「・・・・・・ん〜」
「あ、うなりましたです!すごいです〜!というかいい加減おきてくださいです〜!」
「こいつもこいつでどうしたものかな・・・」
「おーい!起きてくださいですー!」
そういってリュシーは少年に往復ビンタを食らわす。
「お、おい、大丈夫かリュシー・・・突然起きて暴れるかもしれないぞ?」
そういってサリーは懐に装備していた短剣を手に持ち身構える。
「おきてくださーいですー!」
ペシペシ・・・
==================
ペシペシ・・・
ん・・・なんか顔面に淡い痛みが・・・それよりなんか体が重い・・・
「・・・かリュシー・・・かもしれ・・・」
・・・さっきよりも声がはっきりしてきたな・・・
「・・・・てくださー・・すー!・・・」
ペシペシ・・・
ペシペシ・・・
ペシペシ・・・
・・・・・・・・
執拗な顔面の痛みが続いた結果、ついに少年の体がついに覚醒した。
「ダァァァァーーーーー!!!地味に痛い!!!」
そういって、バッ!と少年が勢いよく起き上がった。
「キャーー!!」
「・・・・・・??」
そんな奇声が胸のあたりからしたと思い、少年は胸のあたりを見た。
「うー・・・突然ひどいです・・・」
すると、そこに飛び込んできたものは、可愛らしい帽子をかぶった小さな少女がほっぺたを膨らませながら自分の体にしがみついて、そして上目遣いに少年を見上げているという、目覚めたばかりの少年にはあまりにも理解しがたく、ハードすぎる刺激だった。
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・・・・・・・きて・・・・・す・・・・
・・・お・・・・すん・・・・・・・
・・・ぶ・・・・・・です・・・
・・・あれ?なんだろ?どこかから声がする・・・それより、僕は何してるのだろう?目の前が真っ暗だ。。。気絶していたのかな・・・?
・・・しかも体が全く反応してくれないな・・・はて、どうしたものか。。。
・・・はっ!も、もしや、これが「誘拐」「拉致」「監禁」というものか!?・・・でゅふふ・・・
・・・そんなわけないか。なに笑ってるんだ落ち着け僕。
・・・だったらなんだろう。。。不安になってきた・・・
・・・そうだ、確かぼくは父に墨と紙をもらいにいってて・・・それから・・・突然雷がきて・・・そのあとは・・・思い出せない・・・
・・・早く帰らないと・・・先生怒るだろうしな・・・しかしまったく体が動かない・・・
・・・それよりも。さっきから聞こえる声はなんだろう?女性のようだけど・・・?
・・・一体なにしてんだろう僕は・・・? あとここはどこ・・・?
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「おーい、起きてくださいですー!おーい」
「おいリュシー、あんま刺激すんなよ。どこのどんなやつかもわからねぇし。」
「大丈夫なのです!僕の勘がそう訴えてるんです!ほら、ビビビ〜って。」
「なんだその信憑性のかけらもないような理由は。」
「・・・・・・・でゅふふ」
「・・・あ、なんか笑いましたよサリーさん!」
「・・・倒れながらなに考えてんだこいつは・・・?」
今この場には、サリーさんと呼ばれた一人の女性、リュシーという一人の少女、そして一人の仰向けに倒れている少年がいる。女性の一方は輝いた目で、もう一方は警戒の目で、少年に視線を集めている。少年はというと、ずっと倒れていたが、一瞬にやけたかと思うと、すぐにまた戻ってしまった。
「にしても、こいつどこから来たんだ?しかもどこの服だこれ?」
「わかんないです〜。でもカッコいいです〜。スリスリ」
能天気な返答をしたリュシーは、倒れている少年に乗っかり、そしてほお擦りをし始めた。
「なにほお擦りしてんだお前は。よく普通に触れるな。」
「要はなんでも慣れが肝心なのですよーサリーさん」
「慣れって、、、まだこいつを見つけてから会話もしてないんだぞ?・・・もしやこの服は・・・[ハカマ]ではないのか?」
「ほんとですー、なんかごっついですー!スリスリ〜」
リュシーは少年に一切警戒していないのか、服の感触が気に入ったのか、尚も少年にほお擦りしている。
「ほんとになんなんだお前は。むしろすばらしく見えるぞ。」
サリーはというと、リュシーのその仕草にもはや感激しているようだ。それだけリュシーが初対面の人に対してとるべきでない行動をしているということではあるが。
「・・・・・・ん〜」
「あ、うなりましたです!すごいです〜!というかいい加減おきてくださいです〜!」
「こいつもこいつでどうしたものかな・・・」
「おーい!起きてくださいですー!」
そういってリュシーは少年に往復ビンタを食らわす。
「お、おい、大丈夫かリュシー・・・突然起きて暴れるかもしれないぞ?」
そういってサリーは懐に装備していた短剣を手に持ち身構える。
「おきてくださーいですー!」
ペシペシ・・・
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ペシペシ・・・
ん・・・なんか顔面に淡い痛みが・・・それよりなんか体が重い・・・
「・・・かリュシー・・・かもしれ・・・」
・・・さっきよりも声がはっきりしてきたな・・・
「・・・・てくださー・・すー!・・・」
ペシペシ・・・
ペシペシ・・・
ペシペシ・・・
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執拗な顔面の痛みが続いた結果、ついに少年の体がついに覚醒した。
「ダァァァァーーーーー!!!地味に痛い!!!」
そういって、バッ!と少年が勢いよく起き上がった。
「キャーー!!」
「・・・・・・??」
そんな奇声が胸のあたりからしたと思い、少年は胸のあたりを見た。
「うー・・・突然ひどいです・・・」
すると、そこに飛び込んできたものは、可愛らしい帽子をかぶった小さな少女がほっぺたを膨らませながら自分の体にしがみついて、そして上目遣いに少年を見上げているという、目覚めたばかりの少年にはあまりにも理解しがたく、ハードすぎる刺激だった。
11/01/30 20:32更新 / れじぇん道
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