第八話 天と地獄
「――きて!ねぇ――」
まどろみの中、可愛らしい女の子の声が頭の中にこだまする。ここが夢か現実かはわからないがとても心地よく、昔の光景を少し思い出した気がした。
「う、う〜ん、もう少し寝かしてくれよぉ…。」
「――おきて!今日は連れてってくれるんでしょ?おーい――」
先ほどよりも少し大きくなった声が何重にもなって耳に届く。そういえば前にも夢の中で何かあったような…。
「じゃないとまた精りょ――」
「ぶわぁぁ起きる!起きます!だからそれは勘弁して!」
何故か急に自分の第六感が体一部の危機を察知したためレンは布団をはねのけ飛び起きた。
「あ、起きちゃった、残念。おはよう!レン君!」
「あ、あぁ、おはよう…。」
残念の意味を聞こうかとも思ったが、これを聞くとトラウマの扉が開きそうな気がしたのでやめておく事にする。
「さぁ、学校の準備して!早速行こうよ!」
「さぁったってまだ5時だぜ?ふあぁ、いくらなんでも早すぎないか?」
と、欠伸交じりに返事をする。ヒナが早く学校に行きたいからっていくらなんでもこんな朝早くに起こされるのは勘弁してほしいものだ。
「だって待ちきれなくって。それよりも学校に居る時の私の格好なんだけど、これならバレないよね?」
と、ヒナは足?が隠れるようなフリルのついたロングスカートにすっきりとしたシャツとジャケットを着て、うれしそうにくるっと一回転して見せた。少し小柄な体形と可愛らしい顔も相まってとっても似合っていたその姿に思わず見とれてしまう。が、
「でも、それだと顔や髪が丸見えじゃないか。日光に照らされた時に透けるんじゃパニックにならないか?」
「えぇ〜、そ、そんなこと無いと思うけどなぁ。」
「それに足が良く見えないってのも気付かれたら危ないかもしれないし、他の方法を考えようよ。」
「そんなぁ、せっかくリアさんが選んでくれたのにぃ…。」
レンに空気の読めない正論をズバズバと言われ、ヒナはシュンとなって落ち込んでしまった。
「ま、まぁ、そう落ち込むなって。俺も良い方法を考えてたんだ。」
「ホント!?どんな方法なの?」
「ああ、これなら絶対にバレる事はない…と思う。」
と、レンは自慢げに言った。
「ねぇ、これなら確かにバレることは無いと思うけど…。あんまりじゃない?」
「仕方ないだろ?姿を見られたらまずいんだから。」
学校に着くと、鞄の中から小さな声でステンレスの水筒が話しかけてきた。
「ここ窮屈だし、暗いから結局何も見えないよっ。」
「講義棟に入ったらうまく出してあげるからそれまで我慢して。」
結局、前にヒナが体のサイズを変化させているのを見て人が居るところでは水筒に入っていてもらうこととなった。姿が見られないようにするには絶好の策だが、傍目には鞄に向かって一人で話しかけている状態なので、できれば会話を続けるのは避けたい所だ。でないと入学早々変人扱いになってしまいかねない。
「あら、あなたは。おはよう、藤堂君。」
そこへ、後ろからいつも通り落ち着いた雰囲気を持ったサクラがにっこりと笑いながらやってきた。
「おはよう、成田さん。成田さんも1限から?」
「……。」
幸いヒナも黙ってくれたようだ。しかし同時に鞄から何やら不気味な視線のようなものも感じるのは気のせいだと思いたい。
「ええ、早起きには慣れていたつもりなのに、やっぱりつらいものね。」
サクラは朝に弱いのか少しぼーっとした表情をして言った。
「早起きはキツいよね。大学生ってもっと自由に勉強できるものと思ってたけど、これじゃ高校と対して変わらないかも。」
「一年生のうちは仕方ないみたいね。そのうち専門分野に別れた時に変わってくるみたい。」
次第に周りの学生達が教室へと向かい始めたので、レンはサクラに先に席をとっておいてもらうよう伝えて人気のない通路へと移動した。
「――いいか、鞄とかで隠してできるだけ一目につかないようにするけど、気をつけるんだぞ。」
「わかってるよっ。…それよりもさっきの人がこの前言ってた`あの子`?」
「そ、そうだよ。」
「結構仲良さそうだったね?」
ヒナはニヤニヤしながら、しかし突き詰める様に聞いてきた。
「な、なんだかんだで授業が被っててよく一緒に授業受けるんだ。それだけだよ!さぁ行こう、授業に遅れるっ。」
これ以上の尋問は勘弁願いたいので急いで教室の中に入り、サクラがとってくれた黒板が良く見える少し前寄りの端の方の席に二人で座った。
「この辺りの席なら大丈夫よね。良かった、今日も間に合って。いつもごめんね、朝待っているの大変じゃない?」
「いやぁ全然、このくらい問題ないよ。」
鞄から微かに不満のような声が聞こえた気がした。
「今日は先生のお話をレポートに取るみたい。きちんとメモしないとね。」
「そうだね。」
鞄を開けて影に蓋を開けた水筒を置くと、ヒナの頭がそこから顔をのぞかせた。とりあえずこれで講義の雰囲気くらいは味わってもらえるだろう。
「ふぅ、やっと出られた。へぇ〜、こんな感じになってるんだっ。」
(新鮮で良いだろ?)
「うんっ、ありがとうね。レン君!」
ヒナに満面の笑みでこう言われると、なんだか照れくさくなってくる。思わず照れ隠しに頬をかいていると、
「それはそれとして…いつも待ち合わせしてたの?レン君」
(ほ、ほら、一人で授業受けるのって寂しいじゃん?せっかく知り合いになったし待ち合わせでもって。)
またその話かとギクッとなりつつも隣のサクラに聞こえないよう注意を払ってぼそぼそと返事を返す。
「ふーん。」
「――もし取りきれないところがあったらノート見せ合いっこしようね。」
と、ちょっと照れながらサクラが言った。
「そうだね、助かるよ。」
成田さんは優しいなぁなどと、顔がニヤつきそうになりつつも返事をする。
「むぅ、あんまり私を蔑ろにすると…。」
すると、急に不機嫌になったヒナが不穏な動きを見せ始めた。
(おい、ちょっと何を…。……!)
見つからないようにと言ったのに注意が足りなかったか等と思っていたら、ヒナは水筒からするりと抜け出し、股の間まで潜り込むとなんとおもむろにジーパンのチャックを下ろし始めたではないか。
(今成田さんも横に居るのに何やってるんだよ!?)
(ふふっ、焦ってる焦ってるっ。彼女と話してる時顔がニヤニヤしちゃって。まったく、お仕置きだからねっ。)
ヒナは手で器用にレンの陰茎をズボンから取り出すとレンの制止も聞かずに丁寧に弄り始めた。まったく冗談どころの話ではない。
「く、」
ヒナの、表面を撫でるような滑らかな指の仕草に思わず声が出てしまい焦ってくる。
(待て、話せばわかるから!それはやめてくれ!)
「? どうしたの?藤堂君。」
「い、いやぁ、何でもないよ、うん。」
「そうなの?」
どうやらヒナが透けているのと机と鞄がうまく影になっているのとが合わさって周りからは調度見えないようだ。ひとまず見られていない事に安堵するが、現状は全く打開できていない事に気づき急に嫌な汗が出て来る。
(さぁ、ごまかしきれる?レン君。)
ヒナはこっちの状況がわかっているのか不敵に笑いながら、大きくなってしまったペニスを本腰を入れてシュコシュコと扱き始めた。
「わあぁ、教室なのにこんなにおっきくさせて…レン君って実はそういう趣味があったの?」
(あるわけ無いだろ?こんなところでなんて…)
しかしヒナの透けた手越しに見える自分のソレは明らかに期待にいきり立っており、否定にはなってない事を現していた。
「こんなになってて認めないなんて強情だなぁ、――ほょれ。」
ヒナは亀頭の上に唾液を少量垂らすと、ますます滑りがなめらかになった手で責め始める。それがヒナの少しひんやりとした手の感触と合わさり、未体験の快感がレンを襲ってきた。
「…くふ、」
「? また何かあったの?」
「ん、いや、ホント何でもないよ。」
サクラや教卓前の先生の話が序々に遠くに聞こえて来る。
(じゃあそろそろ…いただきまーす!)
目の前で反り立ったモノに我慢が出来なくなったのか、ヒナは上から大きくかぶさる様にレンの分身を咥え込む。
「はむっ……、ちうぅ……んれろっ…はぁ…、ちゅぷっ……はぅ……ちゅくぅ…」
次第に卑猥な水音が机の下から聞こえ始めてきた。
「くぉ、フェラ……」
「…ふぇら…?」
「カ、フェラテ飲みたいなぁなんて、ね。昨日あんま寝て、なかったから。」
「そうなんだ、体調には気をつけないとね。」
成田さんの気遣いが心にぐさっと刺さってくる。しかしヒナの言うお仕置きは止まる気配はないようだ。
「れろぉ……ちゅぷ…、ふふっ、きもひいい?へんくん?くちゅ…んぷぅ……くふっ……」
さおのカリの所や筋、先っぽの方などを重点的に小さな口と可愛らしい舌で攻められ、序々に表情にも余裕がなくなって来る。
(もうやばいって!そろそろ赦してくれ。)
(ダメだよっ、まだこれからだからねっ。)
と、ヒナはまったく聞く耳を持たず行為を続ける。
「はぷぅ…れろれろ……、くちゅり…レロ…んふぅ…、ずるぉ……」
もはや授業どころではない。与えられるあまりの快感に頭がクラついてくる。
「ちゅるっ……んむ…、ちゅぱちゅぱ…もうふぇんふぁい?…んんっ……んはぁ…あむ…」
「大丈夫?顔色も良くないみたいだし…。」
隣の成田さんが流石に心配そうにこちらを窺ってきた。極力笑顔で返事をするが表情にかなり無理があったかもしれない。
「んはぁ…おちんちんがびくびく脈うって、別の生き物みたい…ちゅるる……んふぅ…はふっ…」
ヒナの頭越しに透けて見える肉棒が口の中で前後しているのが見え、興奮が高まってきてしまう。
「んくっ……ちうちう…はむぅ……、おふちのなかいぇうえってゆよ…ぢゅう…んあ……ぬちゅう…」
(もう、限界だ、出ちまう…)
「じゃあ、ちゅくっ…このまま、あひて!…ぢゅるる……ペロ…ずるろぉぉ…」
(くはっ、出るっ!)
びゅるるるびゅうぅぅぅううぅぅ――!ドクドクッ――
レンはイキそうになった瞬間、思わずヒナの喉奥に肉棒をつき込んで盛大に射精してしまった。
「んむぅん!?ンン――!?!?……んぐっんぐっ…んむぅ…ぢゅぷっ…ゴクッ…ぷはっ…んぐ…」
「…藤堂君、保健室に行く?体調悪そうだよ。」
「んん、だ、大丈夫、問題、無いよ。」
「レロッ……ちゅるちゅる……ぷふぅ…んふふっ、美味しかったよっレン君っ。」
(も、もうこれで気が済んだか?イタズラもほどほどにしてくれ。)
(どうしようかなぁ?もう一回だけもらっちゃおっかな?)
(待ってくれ!これ以上は勘弁――)
そしてその後も、授業の終了が宣告されるまで隣から不審な目で見られながらのヒナの搾取は続いたのであった。それからしばらくの間はサクラに体調を心配されることになったのは言うまでも無い。
まどろみの中、可愛らしい女の子の声が頭の中にこだまする。ここが夢か現実かはわからないがとても心地よく、昔の光景を少し思い出した気がした。
「う、う〜ん、もう少し寝かしてくれよぉ…。」
「――おきて!今日は連れてってくれるんでしょ?おーい――」
先ほどよりも少し大きくなった声が何重にもなって耳に届く。そういえば前にも夢の中で何かあったような…。
「じゃないとまた精りょ――」
「ぶわぁぁ起きる!起きます!だからそれは勘弁して!」
何故か急に自分の第六感が体一部の危機を察知したためレンは布団をはねのけ飛び起きた。
「あ、起きちゃった、残念。おはよう!レン君!」
「あ、あぁ、おはよう…。」
残念の意味を聞こうかとも思ったが、これを聞くとトラウマの扉が開きそうな気がしたのでやめておく事にする。
「さぁ、学校の準備して!早速行こうよ!」
「さぁったってまだ5時だぜ?ふあぁ、いくらなんでも早すぎないか?」
と、欠伸交じりに返事をする。ヒナが早く学校に行きたいからっていくらなんでもこんな朝早くに起こされるのは勘弁してほしいものだ。
「だって待ちきれなくって。それよりも学校に居る時の私の格好なんだけど、これならバレないよね?」
と、ヒナは足?が隠れるようなフリルのついたロングスカートにすっきりとしたシャツとジャケットを着て、うれしそうにくるっと一回転して見せた。少し小柄な体形と可愛らしい顔も相まってとっても似合っていたその姿に思わず見とれてしまう。が、
「でも、それだと顔や髪が丸見えじゃないか。日光に照らされた時に透けるんじゃパニックにならないか?」
「えぇ〜、そ、そんなこと無いと思うけどなぁ。」
「それに足が良く見えないってのも気付かれたら危ないかもしれないし、他の方法を考えようよ。」
「そんなぁ、せっかくリアさんが選んでくれたのにぃ…。」
レンに空気の読めない正論をズバズバと言われ、ヒナはシュンとなって落ち込んでしまった。
「ま、まぁ、そう落ち込むなって。俺も良い方法を考えてたんだ。」
「ホント!?どんな方法なの?」
「ああ、これなら絶対にバレる事はない…と思う。」
と、レンは自慢げに言った。
「ねぇ、これなら確かにバレることは無いと思うけど…。あんまりじゃない?」
「仕方ないだろ?姿を見られたらまずいんだから。」
学校に着くと、鞄の中から小さな声でステンレスの水筒が話しかけてきた。
「ここ窮屈だし、暗いから結局何も見えないよっ。」
「講義棟に入ったらうまく出してあげるからそれまで我慢して。」
結局、前にヒナが体のサイズを変化させているのを見て人が居るところでは水筒に入っていてもらうこととなった。姿が見られないようにするには絶好の策だが、傍目には鞄に向かって一人で話しかけている状態なので、できれば会話を続けるのは避けたい所だ。でないと入学早々変人扱いになってしまいかねない。
「あら、あなたは。おはよう、藤堂君。」
そこへ、後ろからいつも通り落ち着いた雰囲気を持ったサクラがにっこりと笑いながらやってきた。
「おはよう、成田さん。成田さんも1限から?」
「……。」
幸いヒナも黙ってくれたようだ。しかし同時に鞄から何やら不気味な視線のようなものも感じるのは気のせいだと思いたい。
「ええ、早起きには慣れていたつもりなのに、やっぱりつらいものね。」
サクラは朝に弱いのか少しぼーっとした表情をして言った。
「早起きはキツいよね。大学生ってもっと自由に勉強できるものと思ってたけど、これじゃ高校と対して変わらないかも。」
「一年生のうちは仕方ないみたいね。そのうち専門分野に別れた時に変わってくるみたい。」
次第に周りの学生達が教室へと向かい始めたので、レンはサクラに先に席をとっておいてもらうよう伝えて人気のない通路へと移動した。
「――いいか、鞄とかで隠してできるだけ一目につかないようにするけど、気をつけるんだぞ。」
「わかってるよっ。…それよりもさっきの人がこの前言ってた`あの子`?」
「そ、そうだよ。」
「結構仲良さそうだったね?」
ヒナはニヤニヤしながら、しかし突き詰める様に聞いてきた。
「な、なんだかんだで授業が被っててよく一緒に授業受けるんだ。それだけだよ!さぁ行こう、授業に遅れるっ。」
これ以上の尋問は勘弁願いたいので急いで教室の中に入り、サクラがとってくれた黒板が良く見える少し前寄りの端の方の席に二人で座った。
「この辺りの席なら大丈夫よね。良かった、今日も間に合って。いつもごめんね、朝待っているの大変じゃない?」
「いやぁ全然、このくらい問題ないよ。」
鞄から微かに不満のような声が聞こえた気がした。
「今日は先生のお話をレポートに取るみたい。きちんとメモしないとね。」
「そうだね。」
鞄を開けて影に蓋を開けた水筒を置くと、ヒナの頭がそこから顔をのぞかせた。とりあえずこれで講義の雰囲気くらいは味わってもらえるだろう。
「ふぅ、やっと出られた。へぇ〜、こんな感じになってるんだっ。」
(新鮮で良いだろ?)
「うんっ、ありがとうね。レン君!」
ヒナに満面の笑みでこう言われると、なんだか照れくさくなってくる。思わず照れ隠しに頬をかいていると、
「それはそれとして…いつも待ち合わせしてたの?レン君」
(ほ、ほら、一人で授業受けるのって寂しいじゃん?せっかく知り合いになったし待ち合わせでもって。)
またその話かとギクッとなりつつも隣のサクラに聞こえないよう注意を払ってぼそぼそと返事を返す。
「ふーん。」
「――もし取りきれないところがあったらノート見せ合いっこしようね。」
と、ちょっと照れながらサクラが言った。
「そうだね、助かるよ。」
成田さんは優しいなぁなどと、顔がニヤつきそうになりつつも返事をする。
「むぅ、あんまり私を蔑ろにすると…。」
すると、急に不機嫌になったヒナが不穏な動きを見せ始めた。
(おい、ちょっと何を…。……!)
見つからないようにと言ったのに注意が足りなかったか等と思っていたら、ヒナは水筒からするりと抜け出し、股の間まで潜り込むとなんとおもむろにジーパンのチャックを下ろし始めたではないか。
(今成田さんも横に居るのに何やってるんだよ!?)
(ふふっ、焦ってる焦ってるっ。彼女と話してる時顔がニヤニヤしちゃって。まったく、お仕置きだからねっ。)
ヒナは手で器用にレンの陰茎をズボンから取り出すとレンの制止も聞かずに丁寧に弄り始めた。まったく冗談どころの話ではない。
「く、」
ヒナの、表面を撫でるような滑らかな指の仕草に思わず声が出てしまい焦ってくる。
(待て、話せばわかるから!それはやめてくれ!)
「? どうしたの?藤堂君。」
「い、いやぁ、何でもないよ、うん。」
「そうなの?」
どうやらヒナが透けているのと机と鞄がうまく影になっているのとが合わさって周りからは調度見えないようだ。ひとまず見られていない事に安堵するが、現状は全く打開できていない事に気づき急に嫌な汗が出て来る。
(さぁ、ごまかしきれる?レン君。)
ヒナはこっちの状況がわかっているのか不敵に笑いながら、大きくなってしまったペニスを本腰を入れてシュコシュコと扱き始めた。
「わあぁ、教室なのにこんなにおっきくさせて…レン君って実はそういう趣味があったの?」
(あるわけ無いだろ?こんなところでなんて…)
しかしヒナの透けた手越しに見える自分のソレは明らかに期待にいきり立っており、否定にはなってない事を現していた。
「こんなになってて認めないなんて強情だなぁ、――ほょれ。」
ヒナは亀頭の上に唾液を少量垂らすと、ますます滑りがなめらかになった手で責め始める。それがヒナの少しひんやりとした手の感触と合わさり、未体験の快感がレンを襲ってきた。
「…くふ、」
「? また何かあったの?」
「ん、いや、ホント何でもないよ。」
サクラや教卓前の先生の話が序々に遠くに聞こえて来る。
(じゃあそろそろ…いただきまーす!)
目の前で反り立ったモノに我慢が出来なくなったのか、ヒナは上から大きくかぶさる様にレンの分身を咥え込む。
「はむっ……、ちうぅ……んれろっ…はぁ…、ちゅぷっ……はぅ……ちゅくぅ…」
次第に卑猥な水音が机の下から聞こえ始めてきた。
「くぉ、フェラ……」
「…ふぇら…?」
「カ、フェラテ飲みたいなぁなんて、ね。昨日あんま寝て、なかったから。」
「そうなんだ、体調には気をつけないとね。」
成田さんの気遣いが心にぐさっと刺さってくる。しかしヒナの言うお仕置きは止まる気配はないようだ。
「れろぉ……ちゅぷ…、ふふっ、きもひいい?へんくん?くちゅ…んぷぅ……くふっ……」
さおのカリの所や筋、先っぽの方などを重点的に小さな口と可愛らしい舌で攻められ、序々に表情にも余裕がなくなって来る。
(もうやばいって!そろそろ赦してくれ。)
(ダメだよっ、まだこれからだからねっ。)
と、ヒナはまったく聞く耳を持たず行為を続ける。
「はぷぅ…れろれろ……、くちゅり…レロ…んふぅ…、ずるぉ……」
もはや授業どころではない。与えられるあまりの快感に頭がクラついてくる。
「ちゅるっ……んむ…、ちゅぱちゅぱ…もうふぇんふぁい?…んんっ……んはぁ…あむ…」
「大丈夫?顔色も良くないみたいだし…。」
隣の成田さんが流石に心配そうにこちらを窺ってきた。極力笑顔で返事をするが表情にかなり無理があったかもしれない。
「んはぁ…おちんちんがびくびく脈うって、別の生き物みたい…ちゅるる……んふぅ…はふっ…」
ヒナの頭越しに透けて見える肉棒が口の中で前後しているのが見え、興奮が高まってきてしまう。
「んくっ……ちうちう…はむぅ……、おふちのなかいぇうえってゆよ…ぢゅう…んあ……ぬちゅう…」
(もう、限界だ、出ちまう…)
「じゃあ、ちゅくっ…このまま、あひて!…ぢゅるる……ペロ…ずるろぉぉ…」
(くはっ、出るっ!)
びゅるるるびゅうぅぅぅううぅぅ――!ドクドクッ――
レンはイキそうになった瞬間、思わずヒナの喉奥に肉棒をつき込んで盛大に射精してしまった。
「んむぅん!?ンン――!?!?……んぐっんぐっ…んむぅ…ぢゅぷっ…ゴクッ…ぷはっ…んぐ…」
「…藤堂君、保健室に行く?体調悪そうだよ。」
「んん、だ、大丈夫、問題、無いよ。」
「レロッ……ちゅるちゅる……ぷふぅ…んふふっ、美味しかったよっレン君っ。」
(も、もうこれで気が済んだか?イタズラもほどほどにしてくれ。)
(どうしようかなぁ?もう一回だけもらっちゃおっかな?)
(待ってくれ!これ以上は勘弁――)
そしてその後も、授業の終了が宣告されるまで隣から不審な目で見られながらのヒナの搾取は続いたのであった。それからしばらくの間はサクラに体調を心配されることになったのは言うまでも無い。
11/03/18 19:53更新 / アテネ
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