逃げる 捕まる 愛を掴む
「まちなさーい!逃げるなー!」
「聞きますが待てと言われて待つやつがこの世に存在すると思われますか!?捕まるとわかって!?」
俺は逃げていた。とにかく逃げていた。
だって捕まったら俺そのまま色々終わるじゃん?
殺されないのはわかっている。
最近の魔物は友好的だと言うことは旅をして知っている。
だがねーよ!?色々な魔物に追いかけ回されたことがある俺ですが(一応逃げきっている)ワイバーンに追いかけ回されるとは思ってねーよ!?
普通地上にいる魔物には良く襲われた。(たまにハーピーとかはいたが…)俺は逃げにくい森を良く選んで通る。
理由はそっちの方が俺にとって逃げやすいからだ。
慣れているからだ。
なんて事はない。
そして空の魔物に見えず逃げやすいとなったらやはり森。
単純に空からの魔物には対応しきれない。それが理由。
でもワイバーンはないって!何で地上にいる!?
あいつ等は空飛んでるじゃん!?
休憩中だとかじゃないだろ!?
ここは空から見えない。
それはない。だって真っ先に俺を狙って行きなり襲ってきたから。
「クソ!俺は色んなところを旅して見て回りたいんだ!こんなところで終了してたまるか!」
「待ちなさいよー!おりゃー!」
「!?!?」
あいつ木をへし折りながら特攻してきた!?
邪魔だからか!確かに良い選択だ、力がある魔物だからこそできる荒業だ。
だけどそんな魔物他にもいたわ!
「これでも食らっとけ!」
「!?」
ボンッ!
煙が辺りを包む。
よっしゃ!煙り玉だ!
たった一瞬でも怯ませることができたら俺の勝ちだ。
直ぐに風で吹き飛ばされることは分かってる。
目的はそれじゃないから問題なしだ!
「邪魔だ!」
煙が吹き飛ばされる。
「なっ!?いない!?」
男は消えていた。
正確には消えているように見えているだけだが…
(どうだ!蜃気楼の魔法だ!伊達に旅してないわ!幻影の魔法が何故か使えなかったからな…滅茶苦茶努力して自分用に作り上げた魔法だからな…魔力消費が半端ないけど!)
とにかくこれで逃げ切れるはず…
「めんどくさーい!」
あいつ口に火を溜めてね?
殺す気はないとする…
それでも…オワタ\(^o^)/
「ギャー!!!」
くそったれ…ちょっとしか熱くなかったけど…蜃気楼の魔法だからバランスが完璧に駄目にされた…
「見つけた!」
「グフッ」
タックルされて男は気を失った。
………………………
………………
………
…
「うーん」
「やっと目が覚めた」
「うおっ!?」
「ダメ、逃がさない」
「わかった!わかったから!拳を下げて!」
「…何で逃げたの?」
「突然来て夫になれと叫びながら走ってきたら逃げるわ!」
「だって気に入った男だから一気にいかないと…」
「考え方が恐ろしい!そして夫になるつもりはない!」
「なんで?」
「拳を握るな!?…俺は旅人だ、わかる?」
「色んなところをいく人」
「まあ、そんなところだ。何だ話が分かるじゃないか」
「それよりも夫になりたくない理由」
「はい…俺は色んなところを見て回りたい、それが誰かと一緒になったら連れ回せないだろ?」
「私はついていくよ?」
「グッ……そういうわけにもいかないだろ?」
「いくよ?」
「わかったそれはもういい…俺はそういう関係になるやつを自分の都合で迷惑かけるのがわかってるからだ」
「迷惑じゃないよ?」
「…………俺はお前の事を知らない」
「私はクルフあなたは?」
「アイル…」
「これで良いの?」
「そうじゃ…」
「わかってるよ、そういう関係になる人を作るのが怖い?」
「ずっと一人で旅してたからね、接する方法は知らない。それも間違ってない」
「私じゃダメ?」
「お前は嫌だろ?こんなうじうじしてるやつ」
「私はあなたを好きになったから」
「真っ直ぐなことで」
羨ましいな…
「私じゃダメ?」
「いやダメじゃない、だけどさっきまで逃げまくってたやつが…」
「さっきまでのあなたのようになれないの?私は気にしない」
「さっきまでのは無理矢理テンション上げてただけだよ…そうかい…ありがと」
「それじゃあ…」
「ですが!俺にそれの経験はないので!」
「気にしない」
「なんかお前ワイバーンらしくないよな…落ち着いてるし、普通強引じゃないの?」
「私も変わり者なのはわかってるよ?」
「そうですか(自覚あったんだ…)」
「いいよね?」
「経験ないので下手ですよ?」
「気にしない」
「頑張らせてもらいます」
アイルは服を脱ぎ、クルフは鱗を取り、行為に向け準備をする。
「綺麗だ」
クルフの身体はきれいに輝く。
胸、腕、括れ、腰、太もも、ふくらはぎ
ワイバーンの種としての身体
全てが美しく煌めきアイルを昂らせる。
「今さらだけど…」
「いいよ、私を愛して」
「ああ、俺を独りから救ってくれてありがとう」
一呼吸置いて…
「愛してる」
クルフのまだなにも知らぬところへアイルのモノが入っていく。
初めての証を貫く感覚をアイルは感じ取る。
「クッ…」
「あ…入ってる…」
クルフの中は魔物娘らしくアイルとの行為の証を手に入れようと強く激しく蠢き搾り取ろうとする。
そのあまりの良さにアイルは苦痛の呻き声をあげる。
「少しばかり…嫌、かなりきついな…」
「いつでも良いよ…」
「悪…い…」
アイルのモノの限界を迎える。
クルフの中が激しく蠢きアイルの精液を受け止める。
「搾り取られる…!」
「中に沢山アイルのが…」
二人は抱き締め合いながらその行為は終わりを告げる。
「これから色んなところにいって愛してね」
「ああ…愛してるよ」
逃げるものを手に出来たものに…
捕まえることが出来たものに…
愛を掴むことが出来る…
二人のこれからに幸あれ…
「聞きますが待てと言われて待つやつがこの世に存在すると思われますか!?捕まるとわかって!?」
俺は逃げていた。とにかく逃げていた。
だって捕まったら俺そのまま色々終わるじゃん?
殺されないのはわかっている。
最近の魔物は友好的だと言うことは旅をして知っている。
だがねーよ!?色々な魔物に追いかけ回されたことがある俺ですが(一応逃げきっている)ワイバーンに追いかけ回されるとは思ってねーよ!?
普通地上にいる魔物には良く襲われた。(たまにハーピーとかはいたが…)俺は逃げにくい森を良く選んで通る。
理由はそっちの方が俺にとって逃げやすいからだ。
慣れているからだ。
なんて事はない。
そして空の魔物に見えず逃げやすいとなったらやはり森。
単純に空からの魔物には対応しきれない。それが理由。
でもワイバーンはないって!何で地上にいる!?
あいつ等は空飛んでるじゃん!?
休憩中だとかじゃないだろ!?
ここは空から見えない。
それはない。だって真っ先に俺を狙って行きなり襲ってきたから。
「クソ!俺は色んなところを旅して見て回りたいんだ!こんなところで終了してたまるか!」
「待ちなさいよー!おりゃー!」
「!?!?」
あいつ木をへし折りながら特攻してきた!?
邪魔だからか!確かに良い選択だ、力がある魔物だからこそできる荒業だ。
だけどそんな魔物他にもいたわ!
「これでも食らっとけ!」
「!?」
ボンッ!
煙が辺りを包む。
よっしゃ!煙り玉だ!
たった一瞬でも怯ませることができたら俺の勝ちだ。
直ぐに風で吹き飛ばされることは分かってる。
目的はそれじゃないから問題なしだ!
「邪魔だ!」
煙が吹き飛ばされる。
「なっ!?いない!?」
男は消えていた。
正確には消えているように見えているだけだが…
(どうだ!蜃気楼の魔法だ!伊達に旅してないわ!幻影の魔法が何故か使えなかったからな…滅茶苦茶努力して自分用に作り上げた魔法だからな…魔力消費が半端ないけど!)
とにかくこれで逃げ切れるはず…
「めんどくさーい!」
あいつ口に火を溜めてね?
殺す気はないとする…
それでも…オワタ\(^o^)/
「ギャー!!!」
くそったれ…ちょっとしか熱くなかったけど…蜃気楼の魔法だからバランスが完璧に駄目にされた…
「見つけた!」
「グフッ」
タックルされて男は気を失った。
………………………
………………
………
…
「うーん」
「やっと目が覚めた」
「うおっ!?」
「ダメ、逃がさない」
「わかった!わかったから!拳を下げて!」
「…何で逃げたの?」
「突然来て夫になれと叫びながら走ってきたら逃げるわ!」
「だって気に入った男だから一気にいかないと…」
「考え方が恐ろしい!そして夫になるつもりはない!」
「なんで?」
「拳を握るな!?…俺は旅人だ、わかる?」
「色んなところをいく人」
「まあ、そんなところだ。何だ話が分かるじゃないか」
「それよりも夫になりたくない理由」
「はい…俺は色んなところを見て回りたい、それが誰かと一緒になったら連れ回せないだろ?」
「私はついていくよ?」
「グッ……そういうわけにもいかないだろ?」
「いくよ?」
「わかったそれはもういい…俺はそういう関係になるやつを自分の都合で迷惑かけるのがわかってるからだ」
「迷惑じゃないよ?」
「…………俺はお前の事を知らない」
「私はクルフあなたは?」
「アイル…」
「これで良いの?」
「そうじゃ…」
「わかってるよ、そういう関係になる人を作るのが怖い?」
「ずっと一人で旅してたからね、接する方法は知らない。それも間違ってない」
「私じゃダメ?」
「お前は嫌だろ?こんなうじうじしてるやつ」
「私はあなたを好きになったから」
「真っ直ぐなことで」
羨ましいな…
「私じゃダメ?」
「いやダメじゃない、だけどさっきまで逃げまくってたやつが…」
「さっきまでのあなたのようになれないの?私は気にしない」
「さっきまでのは無理矢理テンション上げてただけだよ…そうかい…ありがと」
「それじゃあ…」
「ですが!俺にそれの経験はないので!」
「気にしない」
「なんかお前ワイバーンらしくないよな…落ち着いてるし、普通強引じゃないの?」
「私も変わり者なのはわかってるよ?」
「そうですか(自覚あったんだ…)」
「いいよね?」
「経験ないので下手ですよ?」
「気にしない」
「頑張らせてもらいます」
アイルは服を脱ぎ、クルフは鱗を取り、行為に向け準備をする。
「綺麗だ」
クルフの身体はきれいに輝く。
胸、腕、括れ、腰、太もも、ふくらはぎ
ワイバーンの種としての身体
全てが美しく煌めきアイルを昂らせる。
「今さらだけど…」
「いいよ、私を愛して」
「ああ、俺を独りから救ってくれてありがとう」
一呼吸置いて…
「愛してる」
クルフのまだなにも知らぬところへアイルのモノが入っていく。
初めての証を貫く感覚をアイルは感じ取る。
「クッ…」
「あ…入ってる…」
クルフの中は魔物娘らしくアイルとの行為の証を手に入れようと強く激しく蠢き搾り取ろうとする。
そのあまりの良さにアイルは苦痛の呻き声をあげる。
「少しばかり…嫌、かなりきついな…」
「いつでも良いよ…」
「悪…い…」
アイルのモノの限界を迎える。
クルフの中が激しく蠢きアイルの精液を受け止める。
「搾り取られる…!」
「中に沢山アイルのが…」
二人は抱き締め合いながらその行為は終わりを告げる。
「これから色んなところにいって愛してね」
「ああ…愛してるよ」
逃げるものを手に出来たものに…
捕まえることが出来たものに…
愛を掴むことが出来る…
二人のこれからに幸あれ…
14/02/12 16:20更新 / 幸せのためのキセキ