連載小説
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アイテムの正体と彼女の気持ち
(ダグ『……俺っちには勿体無いぜ。本当に俺っちより強くて良い奴と暮らせよ…な!』


(セリナ『………』



セリナは泣きそうな顔で無言で出ていった。これで良いんだ…扉が閉まってダグは拳を強く握った



(ダグ『そうだよ……俺っちには勿体無いんだ。あんなに美人で強くて料理が出来る娘は……。確かに結婚したいが変な仕事(?)してるし勉学が苦手なクソッタレな俺っちには合わない……』



バゴォン!!!!


凄い振動が来て、そこで扉が破壊されセリナが戻ってきた。手にはイビルソードとイビルリングが…まさかあのドワーフの店から買い取ったのか…!?。



(セリナ『クソッタレだと!?。優秀なお前がクソッタレで私みたいな女が勿体無いだと!?。……ならば私が強行手段して手に入れてやる!。ダグ…愛してる!』



あれが聞こえてたのかよ!?。ダグは後ろを見たが逃げ場が全く無い。後ろは寝室だ。窓や扉は…セリナがいる所しかない。しかも狭いので前回みたいに避けられないだろう。尻尾で捕らえ、イビルソードを振り上げて兜割り!。しかしイビルソードの特殊能力で痛いだけで死にはしない。セリナの多数の剣技!


(ダグ『ぐ!!、がは!!、…うぶ!!!!。ぐえ…!?』



ダグは気がついた。この剣の本当の使われ方は……拷問用だったのかと!。激しく切られたり叩かれたりするが痛みだけ…



(セリナ『こんなに!!。こんなに愛してるのに!!。どうして分かってくれないの!?』



痛みで精神的に参り、思考が薄れセリナに倒れ込むダグ…。次に指輪を無理矢理付けられた。



(ダグ『ズバシィィィィィィ!!!!』



あの時同様、全身が痺れて激痛が走る!。徐々に体力が失われていき……ダグは意識があるが手足を動けず、そして息が出来なくなる!?。



(セリナ『さあダグ…私を妻にしてくれますか?』


このまま返事をしないか断ったら、死んでも…このままだろう…。もし死んだらセリナは後を追うかもしれない。そこで観念して目を上下に動かし、ハイと返事をしたら指輪を外してくれた。


しかし息が吸えない!?。


それに気がついてセリナはダグの鼻をつまんで首を上げて人工呼吸をしてくれる……。セリナの温かい息が肺に入っていき体が感覚を取り戻してくる。ようやく自力で息が出来るようになった時にセリナが


(セリナ『ダグ…強行手段ごめんなさい。でもこうしないと…。クソッタレと言って自分を責めないで…。私は……貴方が好きだから』


セリナは泣きながら、熱い口付けをしてくれた。ダグはもう観念してセリナを受け入れて抱いた。きっとこれから大変だろう……あのセリナの想いとイビルソードでの痛みで……変な目覚めがあったから…。






ダグは、セリナと夫婦になった!。
HPが上がった!。
MPが上がった!。
守備が上がった!。
どMになった!。


11/08/09 00:38更新 / サイジョー
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■作者メッセージ
ピクシブで、よく魔物娘の絵を描いてますが、こちらでは小説(?)を出すのは初めてですのぅ。大丈夫かな?。誤字、脱字、読みにくいがありますかもしれません。

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