連載小説
[TOP][目次]
〜白蛇さんちの休日生活〜



〜朝食にて〜
男子A『手錠付きの箸使いにも慣れてしまった』
白蛇『残念です…』
A『でもね、白蛇さん』
白蛇『はい』

A『メニューをピザにして習得した技術を無に帰すのはよくなムグゥ!?』

白蛇『あーん♡』




〜午前のお勉強〜
白蛇『監禁されていても学生!お勉強は必要です』
男子A『違う、必要なのは学校に行くことだ…』
白蛇『そんな訳でお勉強会をしましょう♡どの科目をしましょうか?』シュルシュルマキマキ
A『…じゃあ手錠してても出来そうな英語を…って何で巻きつく必要が』

白蛇(…whisper…ささやく…tell…伝える…)ボソ…ボソ…

A『っ耳元で…!?これ、ヤバいっ!』ビクビク

白蛇(…marriage…結婚…couple…夫婦…pregnancy…妊娠…)

A(単語の…チョイス…っ!)ビクンッ!




〜お昼ご飯〜
男子A『なあ、白蛇さん』
白蛇『はい、何でしょう?』
A『このメニューは…』

白蛇『牛肉のそぼろ煮です♡』

A『メニューのチョイスがえげつなさすぎる!?もう箸がどうこうの次元じゃない!』
白蛇『頑張って考えました♡』

A『もういいや…美味しそうだし食べさせてください…』

白蛇『あら…おねだり、ですか?そうするとあとで見返りにイイコト、してくださるんですよねぇ♡』

A『ぐっ…肩揉み』
白蛇『愛撫?』
A『…お話』
白蛇『ピロートーク?』
A『…お風呂で』シクシク

白蛇『分かりました♡お背中お流ししますね♡さぁ、食べましょう』




〜午後のお勉強〜
白蛇『お勉強を続けましょう♡午前の続きからでいいですか?』
A『い、いやぁそうだなぁ…気分を変えて数学なんかいいんじゃないかな!』
白蛇『分かりました♡』ガチャ
A『あれ、手錠、外してくれるんだ…』
白蛇『それでは始めましょうか♡まずは、この問題から』シュルシュルマキマキ
A『巻きつくのは変わらないのね…』

白蛇(ほらぁ…ここは、もっと良く式をみて、簡単にしてから…)ボソ…ボソ…
A(耳元で囁くのも継続!?)ビクビク

白蛇(手が、止まっていますよ…?分からないんでしたら、もぉっと、丁寧に、教えちゃいますね…♡)ジュルゥジュプッ

A(解けないけど、蕩けるっ!)ビクンビクンッ!



〜夕食にて〜
男子A『今度は普通の和食だ』
白蛇『はい。冷めない内に早く食べましょう♡』
A『いただきます!…品数もあってすごく美味しそう。このおかずなんて』パクリ
白蛇『あらあらAさん。まずはお味の薄いものから頂いた方が、お料理を楽しめますよ♡』
A『へ?』
白蛇『この献立だと、この小鉢からなんかがいいと思いますよ?はい、あーん♡』
A『…ん、美味しい。…って自然な流れであーんされて』
白蛇『次にこちらはどうですか?はい、あーん♡』
A『くそう、策士め…!』モグモグ
白蛇『♡』
16/03/07 18:13更新 / 島眠
戻る 次へ

■作者メッセージ
次回脱皮しそう

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33