レベル１勇者くんの冒険は終わってしまった！
少年は期待と興奮で震える息を、必死に抑えていた。
木陰に隠れる彼の前方には1体の魔物娘がいた。青く半透明な体を持つ半液状の生命体、スライムと呼ばれる魔物娘だ。液状の体は豊満な女体を形作っており、その大きな乳房が揺れ、弾むたびに少年は自身の昂ぶりを自覚した。
少年は今日、彼女に会うためにここに来たのだ。
目の前の魔物娘に面識があるわけではない。
ただ、抑えようもない目覚めたての性を満足させたくて来たのだ。
少年は教団の教えを素直に信じ、勇者に憧れていた。だから故郷の町を訪れたキャラバンに同行させてもらい、魔物を退治するのだと旅に出た。だが、その道中でキャラバンの男たちが話しているのを聞いてしまった。
『魔物はいい性処理相手だ』と話していたのを。
初めに聞いた時、少年は男たちに怒りすら覚えた。魔物との交わりを楽し気に話すなど教団の教えに反するものだったからだ。だが同時に、性を自覚したばかりの少年はその話に惹かれている自分がいることも分かっていた。
キャラバンは男所帯で、性的な話題が上がることもしょっちゅうだった。少年にとって未知なる性の知識を、男たちは遠慮なしに話した。少年は『教団の教えに反する』と会話に参加することは無かったが、日増しに性への欲望が内に溜まっていくのも自覚していた。
男たちも少年の反応が面白く、わざと過激に大げさに魔物との交わりを少年に向けて話した。そして彼らは目的地の町で少年と別れる際に「この辺りにはスライムがいる。自分のナニ見せるだけでヤれるぞ」と言い残した。顔を赤くして起こる少年を笑いながら、男たちは娼館に向けて去って行った。
少年は彼らと別れた後、安い宿の硬いベッドの上でもんもんとしていた。教団の教えに背くことはいけないことだと分かってはいる。だが、とめどなく沸き立つ青く若い精が少年の体を内から熱していた。
これではいけないと少年は得物である木刀を持って素振りにでかけた。町のはずれで何時間も剣を振っているうちに、体の熱が少しずつ運動による爽やかなものに変わって行った。これでいいと少年は額の汗をぬぐい、宿へと戻ろうとした。
その時だった。
少し離れた森の陰に、青く動く物体を見つけた。
誰もが知っている魔物。
スライムが木々の陰から見えたのだ。
少年が体に感じていた熱は、一瞬でどろりとした欲望にすり替わってしまった。キャラバンの男たちが話していた事が脳裏に浮かぶ。少年はしばし立ち尽くして木々の陰から見えるスライムの青い姿を見ていた
その姿が森に消えると、少年の足は勝手にその姿を追った。芝生を足早に横切りながら、少年は「退治する魔物を調査するだけだ」「ぱっとみてすぐ帰ろう」。そう言い訳しながら森へと入って行った。
◆
「はぁ……はあ……」
少年は先ほどの言い訳などすっかり忘れて、目の前のスライムにくぎ付けになっていた。彼の股間は既に痛いほどに膨張し、先走りで下着をぬるつかせていた。そのオスの匂いに気が付かない魔物ではない。
「あ……！」
視線がスライムと交わり、少年は血の気が引いた。木陰から覗き見て、興奮しているなんて自分はなんと低俗な人間なのだろうかと我に返った。しかも、相手は魔物だ。自分を育ててくれた教団の先生になんて思われるだろうか。
だが、そんな少年の後悔はスライムのとった行動で簡単に塗りつぶされた。少年を見つけた彼女は、笑顔を見せたのだった。それも、とろけたような甘い笑顔。少年はこんな顔を女性に向けられたことなどなかった。
ずるずると近づいてくるスライムから逃げる事も忘れ、少年はただ荒く息を吐いて前かがみのまま動けずにいた。そうなればもう、スライムに捕まるのは当然の結果だった。ずるりと流動したスライムの体が、少年を包み込んだ。
「うわあっ！ あ……っ！！」
「ん〜これ邪魔〜」
スライムは液状の体を器用に使い、少年の衣服をはぎ取った。粘液に濡れた衣服が周囲に放り出され、少年の裸体を粘液が包み込む。粘液の上を青く半透明な女体が滑り、少年に跨るような姿勢で止まった。
「いただきま〜す♥」
「あっ、まって！ 待っ――ッ！！」
あっさりと、少年の童貞はスライムに奪われた。ぐちゅぐちゅのゼリーのようなスライムの膣部分が、限界まで張り詰めた少年の小さなモノを根元まで飲み込んだ。１、２度自慰をした程度の少年はその快感に耐えられるはずもなく、
「あぁっ！うぁあ……ッ！！」
溜め込んだ精をスライムの中へと吐き出してしまった。数日かけて無理に留められていた精の勢いはすさまじく、白い筋が数本スライムの内側をびゅるりびゅるりと吹きあがり、彼女の顔の部分まで到達していた。
子宮に当たる部分がないため、少年の精液はそのまま液状の彼女の体を泳いで行ってしまった。人ならざる者との交わりを視覚から味わわされていたが、少年に頭はその光景を懺悔や後悔ではなく、快楽に結び付けてしまっていた。
「わあ〜すっごいね〜♥」
「うあ……ああ……」
「あ、ちゅ〜ってするから動かないでね〜？」
「え……ひぁあっ！？」
瞬間、スライムの膣部分が蠢いた。比較的緩やかであった膣圧が高まり少年のモノを固定するかのようにまとわりついた。直後に、じゅぼじゅぼといやらしい水音と共に少年の尿道から精を吸い上げるように粘液が蠢く。
「ひあっ！ あああっ！！」
「あは♥ まだ濃いのが残ってる……♥」
膣の動きに合わせ、液状のスライムの体に残りの性が絞り出されていく。膣に包まれながら口で吸いだされるような快感は、少年の脳を淫靡に焼くには十分すぎるほどの快感だった。
じゅぽじゅぽとポンプのように最後の一滴まで搾り出された少年は、だらりと体を弛緩させ、スライムにその身を預けた。スライムは少年の精をしゅわしゅわと栄養に変えると、彼の耳元に顔を寄せ、
「すっごくおいしい……♥」
甘い囁きに、少年のモノはスライムの中でぴくぴくと跳ねた。その様子を満足げに眺めると、スライムは少年の横に寄り添うように体を移動させた。それから手にあたる部分で少年のモノを扱きながら囁き続ける。
「大丈夫〜？ ちんちん辛くない〜？」
「はあっ、あぁあ……」
「そうだよねえ〜気持ちいいよね〜……じゃあ、もっとくれるよね？」
「う、うぅう……！！」
快感で言葉を発することすら難しくなっていた少年の目に、スライムの乳房が映った。その視線に気が付いたスライムは自身の体を起こすように流動させ、少年の眼前に自分の乳房が来るように動いた。
「おっぱいすきなんだ〜？」
「あっ……うぅ………」
「じゃあ、おっぱいちゅ〜ってしながらしよっか♥」
スライムは少年を誘うように乳房の先端で「えいえい」と楽しそうに彼の唇をつついた。少年は瞬時ためらったが、おずおずと舌を伸ばし、彼女の乳房に口をつけた。ゼリーのように柔らかいがどこか芯のある、不思議な感触が口に伝わる。
「はむ、んん……ちゅう……」
「好きなだけちゅっちゅしていいよ〜」
幼児のように乳房に吸い付いているのに、それを全て肯定される甘い快感に、少年は夢中になって吸い付いた。スライムは自身の胸に吸い付く少年を愛おし気に見下ろしながら、少年のモノを扱く。
「んむ、んっ……んぅっ、んぁあっ……！」
「力抜いて〜？ 私みたくとろとろになっちゃお〜？」
素直に従い、粘液に体を沈ませる少年にスライムは微笑み、手の動きを速めた。少年は再び来た快楽の渦から逃げ場を求めるように、スライムの乳房に吸い付く。彼女はその様子を爛れた視線で捕えながらその頭を撫でた。
そうしながら、手指全体で包み込むように少年のモノを扱いていく。色素の薄く細い竿部分をぐちゅぐちゅと扱きあげ、カリ首に指を引っかけにゅるりと擦り上げる。亀頭を指の腹でぬるぬると撫で、鈴口をぬるついた指先で優しく押し広げ、先走りを指先でこすり取る。
「んむ、あう……あっ、んむ……っ！」
「我慢してる？ 何度でもしてあげるからだしていいんだよ〜」
スライムは淫靡な笑みを浮かべ、手の動きを更に速めた。町からはずれた静かな森の中に、ぐちゅぐちゅと淫らな水音が響く。強まった快感に少年は目に涙を浮かべ、乳房を吸うのも忘れて喘いだ。
「ああっ！ んあっ！ うぁあっ……！」
「あ、また出そう？ 出して出して〜」
「あっ、うあ……ひぁぅっ――！！」
静かな森に少年の声が一度響き、スライムの体に白濁がかけられた。少年の小さなものが跳ねる度、びゅくびゅくと白い筋が宙に放たれ、青い女体を汚していく。体表にかけられた精液の帯は彼女の体に浸み込み、そして栄養となった。
「あはっ、はあ……あぅ……」
「ん〜きみの精液美味しい〜♥」
自身の精を受け止め、嬉しそうに微笑むスライムに少年は恋慕にも似た感情を抱いてしまった。そして、それに応えるかのようにスライムは少年に顔を寄せて口づけを交わした。少年の唾液を舐めとるように、スライムの舌が少年の小さな口を舐めまわす。
「んむ、んぅ……んれ、ちゅうぅ……♥」
「んっ、んっ……れろ、んちゅ……んんっ！」
甘く舌を絡ませながら、いつの間にかスライムは少年に覆いかぶさるような姿勢になっていた。膣部分で硬くなりかけた少年のモノを咥え込み、激しく腰を上下に揺さぶり始めた。粘液が少年の裸体に打ち付けられる音が、また森に響く。
「んぅっ！ んむっ……んうぅっ♥」
口を塞がれ、粘液で体を固定され、少年は打ち付けられる快感に頭が真っ白になるのを感じた。ずっとずっとこうしていたい。彼女といつまでも気持ちいい事をしていたい。少年はもうそれ以外考えられなくなっていた。
少年はスライムの頭に腕を回し、より激しく舌を絡めた。技術も知識もなく、ただ舌を動かすといったようなものだったが、少年、そしてスライムの興奮を掻き立てるには十分だった。スライムは舌で唾液を舐めとり、吸い付き、少年はそれに応えた。
「んっんっ……ちゅう、ちゅう〜っ♥」
「はむ、んぅ……んれ、れろぉ……んむ……っ♥」
スライムも少年も互いの口内を貪り、互いの興奮を高めていった。絡まる舌から伝わる彼女の口内の味、押し付けられた乳房の圧迫感、打ち付けられ扱きあげられる膣の快感、口の端からもれる彼女の喘ぎ、爽やかだが熱っぽく淫靡な彼女の体臭、そして眼前にあるとろけた顔。
「んんっ、はむ……んあっ！ んむ……んぅうッ〜〜――♥」
少年は語感全てを彼女に支配されながら、絶頂を迎えた。包まれたスライムの中で、射精の快感で体を震わせる。精を放つのに合わせるように、スライムの膣が流動する。幾度も白濁の帯がスライムの中に放たれ、彼女の栄養となっていく。
射精が収まってもスライムは彼を離さなかった。ゆるく舌を絡ませながら、労わるように膣内が甘く彼のモノに纏わりついた。しばらくそうしていたが、スライムはちゅっと音立てて唇を離すと、少年の頭をなでながら、
「たくさん出してくれてありがとう♥」
「ああ、う……」
短い時間で三度も、それも人とはかけ離れた快感を与えられた少年は意識を手放す寸前であった。ぼやけた視界には青色の魔物の姿しか映っていない。
「ねえキミ、起きたらまた私に精液ちょうだい？」
「ん、ぅ……」
「次も気持ち良くしてあげるから、またいっぱい出してね？」
少年が最後に小さく頷くと、スライムはにこりと笑い、
「あは……だいすき♥」
スライムの唇が自身のそれに触れた瞬間、少年は意識を手放した。
◆
「うあっ、ああっ……あっ！ うあっ――ッ！！」
森の奥、小さな洞窟の中で少年の喘ぎ声と共に精が放たれた。少年のものは小さなままだったが、その精液量は人のものとは思えぬ量だった。繰り返しスライムと交わり、魔物の薬まで口にした彼はインキュバスと化していた。
どくどくと放たれる精液を、小さなスライムたちが受け止める。少年のモノを扱いていた大きなスライムは、満足そうにそれを見つめた。幼い顔のまま淫らに笑う小さなスライムたちをよそに、大きなスライムは少年のモノを口に含んだ。
「うあっ、あぁ……っ！」
「あ〜ママずるいよ〜」
「わたしもパパの白いおしっこもっとほしい〜」
「だめだめ〜パパはママのものなんだから〜……♥」
じゅぷじゅぷと顔を上下させ粘液の口内で扱きあげれば、少年のモノはすぐにまた硬さを取り戻す。ぷるりとした唇を竿に密着させ、ときおりくぽくぽとカリ口に引っ掛ける。下で亀頭を舐めまわし、口全体で扱きあげればすぐに快感は高まり――。
「うあ、あぁッ――！」
再び少年は精を放つ。びゅるびゅると放たれる精は、スライムの顔全体を白濁させるほどだった。ちゅぷ、と音立てて口を離したスライムに、小さなスライムたちが両手をひろげて甘えるような声を出す。
大きなスライムは白濁した顔のまま微笑み、小さなスライムたちひとりひとりに口づけをする。その度に、彼女の白濁が白い流れとなって、小さなスライムたちに――少年の娘たちに分け与えられていく。
体の構造上、倫理的な観点からも、決して人間相手ではできない淫猥な光景が、少年の目の前で当たり前のように行われている。背徳的で、扇情的なその光景に、少年のモノは再び大きくなり始める。
スライム親子はそれに気が付くと、淫らな笑みを浮かべた。
青く透き通った裸体を密着させ、少年の快感でとろけた顔を見つめた。
そして彼に――愛する夫に、父親に、こう言うのだった。
「今日も沢山出してね……パパ♥」
木陰に隠れる彼の前方には1体の魔物娘がいた。青く半透明な体を持つ半液状の生命体、スライムと呼ばれる魔物娘だ。液状の体は豊満な女体を形作っており、その大きな乳房が揺れ、弾むたびに少年は自身の昂ぶりを自覚した。
少年は今日、彼女に会うためにここに来たのだ。
目の前の魔物娘に面識があるわけではない。
ただ、抑えようもない目覚めたての性を満足させたくて来たのだ。
少年は教団の教えを素直に信じ、勇者に憧れていた。だから故郷の町を訪れたキャラバンに同行させてもらい、魔物を退治するのだと旅に出た。だが、その道中でキャラバンの男たちが話しているのを聞いてしまった。
『魔物はいい性処理相手だ』と話していたのを。
初めに聞いた時、少年は男たちに怒りすら覚えた。魔物との交わりを楽し気に話すなど教団の教えに反するものだったからだ。だが同時に、性を自覚したばかりの少年はその話に惹かれている自分がいることも分かっていた。
キャラバンは男所帯で、性的な話題が上がることもしょっちゅうだった。少年にとって未知なる性の知識を、男たちは遠慮なしに話した。少年は『教団の教えに反する』と会話に参加することは無かったが、日増しに性への欲望が内に溜まっていくのも自覚していた。
男たちも少年の反応が面白く、わざと過激に大げさに魔物との交わりを少年に向けて話した。そして彼らは目的地の町で少年と別れる際に「この辺りにはスライムがいる。自分のナニ見せるだけでヤれるぞ」と言い残した。顔を赤くして起こる少年を笑いながら、男たちは娼館に向けて去って行った。
少年は彼らと別れた後、安い宿の硬いベッドの上でもんもんとしていた。教団の教えに背くことはいけないことだと分かってはいる。だが、とめどなく沸き立つ青く若い精が少年の体を内から熱していた。
これではいけないと少年は得物である木刀を持って素振りにでかけた。町のはずれで何時間も剣を振っているうちに、体の熱が少しずつ運動による爽やかなものに変わって行った。これでいいと少年は額の汗をぬぐい、宿へと戻ろうとした。
その時だった。
少し離れた森の陰に、青く動く物体を見つけた。
誰もが知っている魔物。
スライムが木々の陰から見えたのだ。
少年が体に感じていた熱は、一瞬でどろりとした欲望にすり替わってしまった。キャラバンの男たちが話していた事が脳裏に浮かぶ。少年はしばし立ち尽くして木々の陰から見えるスライムの青い姿を見ていた
その姿が森に消えると、少年の足は勝手にその姿を追った。芝生を足早に横切りながら、少年は「退治する魔物を調査するだけだ」「ぱっとみてすぐ帰ろう」。そう言い訳しながら森へと入って行った。
◆
「はぁ……はあ……」
少年は先ほどの言い訳などすっかり忘れて、目の前のスライムにくぎ付けになっていた。彼の股間は既に痛いほどに膨張し、先走りで下着をぬるつかせていた。そのオスの匂いに気が付かない魔物ではない。
「あ……！」
視線がスライムと交わり、少年は血の気が引いた。木陰から覗き見て、興奮しているなんて自分はなんと低俗な人間なのだろうかと我に返った。しかも、相手は魔物だ。自分を育ててくれた教団の先生になんて思われるだろうか。
だが、そんな少年の後悔はスライムのとった行動で簡単に塗りつぶされた。少年を見つけた彼女は、笑顔を見せたのだった。それも、とろけたような甘い笑顔。少年はこんな顔を女性に向けられたことなどなかった。
ずるずると近づいてくるスライムから逃げる事も忘れ、少年はただ荒く息を吐いて前かがみのまま動けずにいた。そうなればもう、スライムに捕まるのは当然の結果だった。ずるりと流動したスライムの体が、少年を包み込んだ。
「うわあっ！ あ……っ！！」
「ん〜これ邪魔〜」
スライムは液状の体を器用に使い、少年の衣服をはぎ取った。粘液に濡れた衣服が周囲に放り出され、少年の裸体を粘液が包み込む。粘液の上を青く半透明な女体が滑り、少年に跨るような姿勢で止まった。
「いただきま〜す♥」
「あっ、まって！ 待っ――ッ！！」
あっさりと、少年の童貞はスライムに奪われた。ぐちゅぐちゅのゼリーのようなスライムの膣部分が、限界まで張り詰めた少年の小さなモノを根元まで飲み込んだ。１、２度自慰をした程度の少年はその快感に耐えられるはずもなく、
「あぁっ！うぁあ……ッ！！」
溜め込んだ精をスライムの中へと吐き出してしまった。数日かけて無理に留められていた精の勢いはすさまじく、白い筋が数本スライムの内側をびゅるりびゅるりと吹きあがり、彼女の顔の部分まで到達していた。
子宮に当たる部分がないため、少年の精液はそのまま液状の彼女の体を泳いで行ってしまった。人ならざる者との交わりを視覚から味わわされていたが、少年に頭はその光景を懺悔や後悔ではなく、快楽に結び付けてしまっていた。
「わあ〜すっごいね〜♥」
「うあ……ああ……」
「あ、ちゅ〜ってするから動かないでね〜？」
「え……ひぁあっ！？」
瞬間、スライムの膣部分が蠢いた。比較的緩やかであった膣圧が高まり少年のモノを固定するかのようにまとわりついた。直後に、じゅぼじゅぼといやらしい水音と共に少年の尿道から精を吸い上げるように粘液が蠢く。
「ひあっ！ あああっ！！」
「あは♥ まだ濃いのが残ってる……♥」
膣の動きに合わせ、液状のスライムの体に残りの性が絞り出されていく。膣に包まれながら口で吸いだされるような快感は、少年の脳を淫靡に焼くには十分すぎるほどの快感だった。
じゅぽじゅぽとポンプのように最後の一滴まで搾り出された少年は、だらりと体を弛緩させ、スライムにその身を預けた。スライムは少年の精をしゅわしゅわと栄養に変えると、彼の耳元に顔を寄せ、
「すっごくおいしい……♥」
甘い囁きに、少年のモノはスライムの中でぴくぴくと跳ねた。その様子を満足げに眺めると、スライムは少年の横に寄り添うように体を移動させた。それから手にあたる部分で少年のモノを扱きながら囁き続ける。
「大丈夫〜？ ちんちん辛くない〜？」
「はあっ、あぁあ……」
「そうだよねえ〜気持ちいいよね〜……じゃあ、もっとくれるよね？」
「う、うぅう……！！」
快感で言葉を発することすら難しくなっていた少年の目に、スライムの乳房が映った。その視線に気が付いたスライムは自身の体を起こすように流動させ、少年の眼前に自分の乳房が来るように動いた。
「おっぱいすきなんだ〜？」
「あっ……うぅ………」
「じゃあ、おっぱいちゅ〜ってしながらしよっか♥」
スライムは少年を誘うように乳房の先端で「えいえい」と楽しそうに彼の唇をつついた。少年は瞬時ためらったが、おずおずと舌を伸ばし、彼女の乳房に口をつけた。ゼリーのように柔らかいがどこか芯のある、不思議な感触が口に伝わる。
「はむ、んん……ちゅう……」
「好きなだけちゅっちゅしていいよ〜」
幼児のように乳房に吸い付いているのに、それを全て肯定される甘い快感に、少年は夢中になって吸い付いた。スライムは自身の胸に吸い付く少年を愛おし気に見下ろしながら、少年のモノを扱く。
「んむ、んっ……んぅっ、んぁあっ……！」
「力抜いて〜？ 私みたくとろとろになっちゃお〜？」
素直に従い、粘液に体を沈ませる少年にスライムは微笑み、手の動きを速めた。少年は再び来た快楽の渦から逃げ場を求めるように、スライムの乳房に吸い付く。彼女はその様子を爛れた視線で捕えながらその頭を撫でた。
そうしながら、手指全体で包み込むように少年のモノを扱いていく。色素の薄く細い竿部分をぐちゅぐちゅと扱きあげ、カリ首に指を引っかけにゅるりと擦り上げる。亀頭を指の腹でぬるぬると撫で、鈴口をぬるついた指先で優しく押し広げ、先走りを指先でこすり取る。
「んむ、あう……あっ、んむ……っ！」
「我慢してる？ 何度でもしてあげるからだしていいんだよ〜」
スライムは淫靡な笑みを浮かべ、手の動きを更に速めた。町からはずれた静かな森の中に、ぐちゅぐちゅと淫らな水音が響く。強まった快感に少年は目に涙を浮かべ、乳房を吸うのも忘れて喘いだ。
「ああっ！ んあっ！ うぁあっ……！」
「あ、また出そう？ 出して出して〜」
「あっ、うあ……ひぁぅっ――！！」
静かな森に少年の声が一度響き、スライムの体に白濁がかけられた。少年の小さなものが跳ねる度、びゅくびゅくと白い筋が宙に放たれ、青い女体を汚していく。体表にかけられた精液の帯は彼女の体に浸み込み、そして栄養となった。
「あはっ、はあ……あぅ……」
「ん〜きみの精液美味しい〜♥」
自身の精を受け止め、嬉しそうに微笑むスライムに少年は恋慕にも似た感情を抱いてしまった。そして、それに応えるかのようにスライムは少年に顔を寄せて口づけを交わした。少年の唾液を舐めとるように、スライムの舌が少年の小さな口を舐めまわす。
「んむ、んぅ……んれ、ちゅうぅ……♥」
「んっ、んっ……れろ、んちゅ……んんっ！」
甘く舌を絡ませながら、いつの間にかスライムは少年に覆いかぶさるような姿勢になっていた。膣部分で硬くなりかけた少年のモノを咥え込み、激しく腰を上下に揺さぶり始めた。粘液が少年の裸体に打ち付けられる音が、また森に響く。
「んぅっ！ んむっ……んうぅっ♥」
口を塞がれ、粘液で体を固定され、少年は打ち付けられる快感に頭が真っ白になるのを感じた。ずっとずっとこうしていたい。彼女といつまでも気持ちいい事をしていたい。少年はもうそれ以外考えられなくなっていた。
少年はスライムの頭に腕を回し、より激しく舌を絡めた。技術も知識もなく、ただ舌を動かすといったようなものだったが、少年、そしてスライムの興奮を掻き立てるには十分だった。スライムは舌で唾液を舐めとり、吸い付き、少年はそれに応えた。
「んっんっ……ちゅう、ちゅう〜っ♥」
「はむ、んぅ……んれ、れろぉ……んむ……っ♥」
スライムも少年も互いの口内を貪り、互いの興奮を高めていった。絡まる舌から伝わる彼女の口内の味、押し付けられた乳房の圧迫感、打ち付けられ扱きあげられる膣の快感、口の端からもれる彼女の喘ぎ、爽やかだが熱っぽく淫靡な彼女の体臭、そして眼前にあるとろけた顔。
「んんっ、はむ……んあっ！ んむ……んぅうッ〜〜――♥」
少年は語感全てを彼女に支配されながら、絶頂を迎えた。包まれたスライムの中で、射精の快感で体を震わせる。精を放つのに合わせるように、スライムの膣が流動する。幾度も白濁の帯がスライムの中に放たれ、彼女の栄養となっていく。
射精が収まってもスライムは彼を離さなかった。ゆるく舌を絡ませながら、労わるように膣内が甘く彼のモノに纏わりついた。しばらくそうしていたが、スライムはちゅっと音立てて唇を離すと、少年の頭をなでながら、
「たくさん出してくれてありがとう♥」
「ああ、う……」
短い時間で三度も、それも人とはかけ離れた快感を与えられた少年は意識を手放す寸前であった。ぼやけた視界には青色の魔物の姿しか映っていない。
「ねえキミ、起きたらまた私に精液ちょうだい？」
「ん、ぅ……」
「次も気持ち良くしてあげるから、またいっぱい出してね？」
少年が最後に小さく頷くと、スライムはにこりと笑い、
「あは……だいすき♥」
スライムの唇が自身のそれに触れた瞬間、少年は意識を手放した。
◆
「うあっ、ああっ……あっ！ うあっ――ッ！！」
森の奥、小さな洞窟の中で少年の喘ぎ声と共に精が放たれた。少年のものは小さなままだったが、その精液量は人のものとは思えぬ量だった。繰り返しスライムと交わり、魔物の薬まで口にした彼はインキュバスと化していた。
どくどくと放たれる精液を、小さなスライムたちが受け止める。少年のモノを扱いていた大きなスライムは、満足そうにそれを見つめた。幼い顔のまま淫らに笑う小さなスライムたちをよそに、大きなスライムは少年のモノを口に含んだ。
「うあっ、あぁ……っ！」
「あ〜ママずるいよ〜」
「わたしもパパの白いおしっこもっとほしい〜」
「だめだめ〜パパはママのものなんだから〜……♥」
じゅぷじゅぷと顔を上下させ粘液の口内で扱きあげれば、少年のモノはすぐにまた硬さを取り戻す。ぷるりとした唇を竿に密着させ、ときおりくぽくぽとカリ口に引っ掛ける。下で亀頭を舐めまわし、口全体で扱きあげればすぐに快感は高まり――。
「うあ、あぁッ――！」
再び少年は精を放つ。びゅるびゅると放たれる精は、スライムの顔全体を白濁させるほどだった。ちゅぷ、と音立てて口を離したスライムに、小さなスライムたちが両手をひろげて甘えるような声を出す。
大きなスライムは白濁した顔のまま微笑み、小さなスライムたちひとりひとりに口づけをする。その度に、彼女の白濁が白い流れとなって、小さなスライムたちに――少年の娘たちに分け与えられていく。
体の構造上、倫理的な観点からも、決して人間相手ではできない淫猥な光景が、少年の目の前で当たり前のように行われている。背徳的で、扇情的なその光景に、少年のモノは再び大きくなり始める。
スライム親子はそれに気が付くと、淫らな笑みを浮かべた。
青く透き通った裸体を密着させ、少年の快感でとろけた顔を見つめた。
そして彼に――愛する夫に、父親に、こう言うのだった。
「今日も沢山出してね……パパ♥」
21/09/20 17:08更新 / TakoTako