「えへへ〜♪ まさか勇者くんが捕まるなんて思ってなかったなあ〜♪」

　小さな妖精が、一人の少年の周りを踊っているかのような動きで飛び回る。

　ツタで捕らわれ宙に浮く少年を、ゆるりと旋回しながら値踏みするようにあちこちから眺める。少年は手足に絡まるツタからの脱出を試みるが、非力な少年では強靭な繊維を持つツタを引きちぎることなどできず、空中で大の字の姿勢にさせられたまま、身をよじることしかできない。

「こ、の……！はな、せぇ……！」

　力を込めてもびくともしないツタの拘束具をぎしぎしと鳴らしながら、少年勇者は妖精をきっと睨みつける。妖精はそんな視線など意にも介さず、無邪気に笑いながら哀れな勇者を見下ろす。

「あはは♪ そんなかわいい顔で睨んでもぜんぜんこわくなーい♪」
「う……く……！」
「ふんふん……確かに勇者と認めますーって書いてあるけど……3日前かあ♪ まだまだ駆け出しくんなんだぁ♪ 力も技術もよわよわだもんねえ♪」

　妖精は少年の懐から奪い取った真新しい認定書を両手で持って読みながら、くすりと笑う。その言葉通り、魔物を退治するために認められた勇者であるはずの少年は、無様に捕らえられ、なす術なく弄ばれていた。少年は数日前ようやく勇者としての訓練を終えて、この森のダンジョンを訪れた。意気揚々と踏み込んだのはいいものの、あっさりとツタの罠にとらえられてしまった。それも罠の主は手のひらほどの大きさの妖精──ピクシーであり、少年のプライドは十二分に傷つけられていた。

「いくら駆け出しとはいってもさあ、私レベルの罠にかかる勇者様なんて……うふふっ♪」
「う、うぅ……っ」

　反論できなかった。昔からの夢であった勇者になれて、舞い上がっていたのは紛れもない事実だ。その結果がこれなのだから、言い訳の余地はない。だからといって、このまま辱められるわけにはいかない。なんとか隙を見て逃げ出そうと考えていたその時だった。

「んふふ……ふぅー♡」

　妖精の気配が変わった。艶っぽい吐息と共に向けられた視線は、明らかにただの獲物を見るそれではない。ねっとりとした熱っぽさが混じるそれに少年は思わず生唾を飲み込む。少年はふと思い出した。妖精に限らず魔物という種族はたとえ幼い容姿だとしても性欲が強く、人間を好んで襲うことを。

「ねえ勇者くん♡ これからえっちなことしてもいいかな♡」
「えっ……そんな、だめだよっ！」

　勇者とは人々のために魔物を退ける者。堕落した者たちのように魔物と交わることは禁忌である。だからこそ、少年は屈することはできなかった。一度でも魔物と交わればもう二度と勇者とは名乗れない。とろんとした瞳で見つめるピクシーから視線をそらし、細い腕や足を懸命に動かして必死に抵抗を続ける。

「くっ、この、うぅ……！」
「ねぇ、勇者くん♡ みてぇ♡」

　ピクシーの言葉に反射的にそちらに顔を向けると、少年は手足の動きを止めてしまった。一糸まとわぬ裸体が少年の目に飛び込んできたからだ。この妖精は少年の手のひらほどの大きさしかない。だが、小さくともそれは間違いなく女体であり、発情に上気した裸体は少年の性を目覚めさせた。少年の中でまだぼんやりとしていた女性への欲が、体の奥底から吹き上がる。

「あ、ぅぁ……っ！」
「みてみて♡ 勇者くんとえっちできるって想像しただけで……わたしもうこんなになってるの♡」

　妖精は小さく羽ばたきながら少年の眼前まで移動し、股を広げて割れ目を見せつけた。そこは少年への欲情を表すようにてらてらとぬめり、ひくひくと痙攣している。

「ね♡ しよ♡」
「だ、だめだよっ……魔物と交わるのはだめっ……！」

　少年勇者はかぶりを振って拒絶するが、妖精は目を爛々と光らせながら更に近づき──濡れそぼった秘部を少年の鼻に擦り付けた。

「んふぅっ♡ おねがぁい勇者くん♡ わたしもうおまんこびちゃびちゃなの♡ ほら、ほらぁ♡」
「うぁっ、やめっ……ふぁあ……っ♡」

　くちくちと小さな水音を立てて擦り付けられる割れ目から、発情した妖精の甘い香りが漂ってくる。擦り付けられるように鼻腔に入り込む甘い発情香が、脳の奥深くまで染み渡っていく。徐々に思考力が奪われ、抵抗する気力が緩んでいく。

「あはぁ……っ♡ もうおちんぽびんびんだあ……♡」
「う、ぁ……っ！」

　少年は自分の股間に目を向け、そして驚愕した。いつの間にかズボンを押し上げるほどに勃起してしまっていた。少年自身も信じられないほどに怒張し、先走りが染みまで作っている。あまりの恥ずかしさに顔を赤らめる少年を見て、ピクシーはくすくすと笑う。

「ね、いいでしょ？ 勇者くんだってもう我慢できないよね♡」
「そ、そんなこと……っ」
「わたしぃ、勇者くんのこと大好きになっちゃったぁ……♡ だからお願い♡ 一回だけ♡ ね♡」

　妖精は少年の股間の上まで移動すると、器用にベルトを外してズボンを下ろし、先走りの染みる下着に頬を寄せる。

「んはぁ……勇者くんのえっちなにおいでむれむれになってるぅ……♡」
「や、やめてぇ……っ！」

　妖精の甘い声と、鼻腔に擦り付けられた甘い淫臭に少年の理性は限界を迎えていた。言葉だけは拒否しているが、もはや抵抗の意思は消え去りピクシーのされるがままだった。下着に手を掛けられ、ずりずりと下ろされているにも関わらず、その様子を見つめるばかりで身動ぎひとつしなかった。ぷるん、と飛び出た少年の性器は色白で、陰毛すら生えていなかった。

「んふふ♡ かわいいおちんちん♡ じゃあいただきまーす……あむぅ♡」
「うあぁっ！」

　ピクシーは小さな口で少年の先端にしゃぶりついた。唇で食むようにして敏感な部分を刺激し、あふれでる先走りを口いっぱいに啜り、ごくごくと飲み下していく。その快感たるや、少年勇者の想像を絶していた。今まで味わったことのない強烈な快楽が少年の脳天を貫く。

「んちゅ♡ ちゅるる♡ んく、ごく♡ ちゅるるるっ♡」
「ふあっ♡ あぅっ♡ だめっ、だめなのにいぃ……♡」
「んふふ♡ はむっ、ごっく♡ じゅるごく♡ じゅぅるるるっ♡」

　少年は抵抗しようと頭では考えるが、体は言うことを聞かずに与えられる快感を受け入れてしまっている。それどころか腰を動かし、自らの性器を妖精の唇に押し当ててしまっていた。妖精もそれを察して口を大きく開き、少年のモノをぱくりと咥えこむ。小さな口内で舌を動かし、鈴口周辺をねっとりと刺激しながらぐにぐにと唇を動かす。

「ひあぁっ♡ んぅっ♡ んぅううっ♡」
「あは♡ 勇者くん暴れすぎ♡ そんなに気持ちいいんだ♡ ちゅる♡ じゅるるっ♡」

　手足の自由を奪われたまま、少年は空中で快感に身もだえる。ピクシーはそんな少年の様子に気をよくして、ペニスに抱きつくようにして体全体で快楽を与える。根本に足を絡ませ上下に扱き、体をよせてぷるぷるとした乳房で裏筋をこねくりまわし、先走りでぬるつかせた両腕をカリ首に巻き付けぞりぞりと左右に擦り回す。その間も先端に吸い付き、管の奥底の熱い白濁をねだるように吸い付く。その刺激に耐えられるわけもなく、少年は限界を迎えた。

「あぅっ♡ だめっ♡ もうでるぅううぅぅ♡」
「んぶっ♡ んぐぅっ♡」

　びゅくびゅくと放たれた熱い精液が妖精の口内から飛び出し、彼女のからだを白濁に染めていく。溢れ出るそれを手足で受け止めながら、こくこくと飲み下し、射精がおさまると鈴口をかぷりと咥えこみ、尿道に残った精液をじゅるり、じゅるると吸い上げて飲み干す。

「んふ……♡ あつあつおちんぽみるくっ♡ おいしすぎるぅ……♡」
「うあっ♡ 吸わないでっ……ひあぁっ♡」

　強制的に与えられた快楽の余韻で、少年勇者は情けない声を上げてしまう。ピクシーは羽についた精液をこそげて手のひらにあつめ、それをじゅるりと飲み干すと、音もなく羽ばたき体を浮かせた。射精したばかりでまだ固さを残す少年のペニスの上まで体を浮かせると、自らの秘部を指でくぱぁと開く。

「みてみてぇ……♡ わたしもぉ……おまんこでもぉっと気持ちよくなりたいの♡ おちんぽほしいのぉ♡」
「うあ……あぁ……♡」

　その淫裂から滴る愛液を受けた少年のペニスは、再び硬さを取り戻してしまった。それを見てピクシーはにんまりと笑う。

「おまんこ気持ちいいよ♡ ぬるぬるてあつあつでキツキツで♡ もっとずっときもちいいよ♡ 勇者くん♡ えっちしていいよね♡」
「あ、うぅ……♡」

　少年は荒い息を吐きながら、自分は勇者であるということを懸命に思い出そうとしていた。しかし、その想いを塗り潰すように、魔物との交わりを期待する気持ちが沸き起こる。そんな少年の心を見透かしたのか、ピクシーは頬を淫らに染めながら言葉を続けた。

「ね、いいでしょ♡ 勇者くん♡」
「う……あ……♡」
「ほらぁ、わたしのおまんこにおちんぽいれていいよね♡ おちんぽできもちよくなりたいのぉ♡」

　ピクシーは少年の上で腰を前後に動かし、割れ目でペニスを擦り始める。くちゅり、くちゅりといやらしい水音が静かな森に響き渡る。少年はその快楽に抗えない。理性が決壊する瞬間を、彼は確かに感じた。

「……れ、て」
「ん？ なぁに♡」
「いれて、挿入てくださいぃ♡」
「よくできましたぁ♡」

　ピクシーはにんまりと微笑むと、ゆっくりと腰を下ろした。ぬかるんだ割れ目が人間では考えられないほどに広がり、少年のモノを飲み込んでしまう。とろとろの媚肉がペニス全体に絡みつき、きゅうきゅうと締め付けてくる。そのあまりの快楽に少年はあられもない声を上げた。

「ひあぁあっ♡ な、なにこれぇえ♡」
「んぐぅう♡ おちんぽおっき……ぃ♡ おまんこ……っ♡ きもちいいっ♡」

　妖精は少年のモノを根本まで飲み込んでしまった。少年のモノは年相応に小さいとはいえ、ピクシーの腹は少年のペニス形に膨れ、彼女は息苦しさと快感が混ざった吐息を吐き出す。

「はぁっ♡ あ、ぐぅ……♡」
「ふぁ♡ あ……だ、大丈夫……？ ……無理しな──あぅうっ♡♡♡」

　心配する少年の言葉を無視するように、ピクシーは体を激しく上下させ始めた。ぎちぎちに狭い膣肉がペニスを余すところなく擦り上げられる。少年はその刺激に耐え切れず情けない声を上げた。

「ああっ♡ あぅぅっ♡ まってっ、うぁあっ♡」
「きもちっ♡ おちんちんこすれてっ♡ おまんこいっぱいなのっ♡ おまんこきもちいっ♡ からだじゅうきもちいいのぉっ♡ もっとおちんぽでずぽずぽするぅっ♡」

　ピクシーは少年のペニス型に膨らんだ腹を押さえながら激しく体を動かした。小さな乳房がぷるぷると揺れるのも構わずに腰を動かし、膣をきゅうきゅうと締め付けながらペニスを扱く。その強烈な快楽に少年はただ喘ぐことしかできない。

「あっ♡ ひぃっ♡ あうっ♡ ひぁああっ♡」
「んあぁっ♡ おちんぽしゅごいっ♡ もうイっちゃいそぉっ♡ 勇者くんのおちんぽみるくっ♡ なかだししてぇっ♡」

　ピクシーが絶頂を迎えようと激しく体を動かし、少年のペニスを限界まで絞り上げた。少年は小さな妖精を気遣うことも忘れて自らも腰を動かす。

「あぅっ！ またでるっ♡ でちゃうぅう♡」
「きてぇっ♡ おまんこのなかにいっぱいだしてぇぇえっ♡」
「うあぁっ♡ でるっ♡ あぁう──っ♡♡♡」
「んあぁあっ♡ イくっ♡ おまんこイくぅぅううう──っ♡♡♡」

　そして少年とピクシーは同時に絶頂を迎えた。少年は妖精の膣奥に精液をどくどくと注ぎ込み、ピクシーはその小さな子宮に大量の熱い子種を受け入れ、溢れさせ、体をがくがくと震わせる。少年のペニスをきゅうと締め付ける膣肉が精液を搾り取るように蠢き、その刺激で射精の勢いが増す。少年勇者の初めての性交はあまりにも激しいものだった。しかし、それはまだほんの始まりに過ぎない。妖精は自らの子宮を満たしあふれでる白濁を感じ取りながら、淫靡な笑みを浮かべた。

「もっと、もっとしてぇ♡ わたしのことオモチャみたいに使っていいから♡ もっと気持ちよくしてほしいのぉ♡」

　ピクシーの膣穴の中で、少年のペニスは硬さを取り戻した。少年はいつの間にか自由になっていた片手でピクシーを鷲づかむと、オナホールでも使うように彼女の体でペニスを扱き始める。

「はぁっ♡ うぅうっ♡ きもちいっ♡ あぁあっ♡」
「ひぁっ♡ あ、ぐぅっ♡ おちんぽしゅごいぃ♡ もっとおまんこしてぇ♡」

　ピクシーは少年の手の動きに合わせてぐりぐりと腰を動かした。膣肉がうねりペニスをしゃぶりあげ、少年はあっという間に絶頂へ導かれてしまった。

「あぅあっ♡ あ゛ぁぁっ♡♡ イぐっ♡ またイクぅぅ♡♡♡」
「ぼくもでるっ♡ でるぅうっ♡」

　三度目の射精にもかかわらずその勢いはまったく衰えず、妖精の身体中を白濁で埋め尽くすかのように注ぎ込む。びゅくびゅくと精液を注ぎ込みながら、ふたたびピクシーの腰を両手で掴んで腰を振る。その刺激でピクシーの絶頂が引き延ばされ、彼女は舌を突き出してあへあへと情けない声を上げた。

「んぉっ♡ おちんぽしゅごいぃっ♡ おまんこもっとしてぇ♡」
「うあっ♡ あぅっ♡ またでるぅうっ♡♡」

少年は四度目の射精を妖精に注ぎ込むが、少年のペニスは衰えることを知らず、固さと大きさを保ったままだった。ピクシーの膣肉がきゅうと締まり、注がれた精液があふれでる。ぼたぼたと滴り落ちるその先には、勇者の認定証があった。背を向けたピクシーの尻たぶを両手で掴み、腰を打ち付ける少年は大切な認定証が白濁で汚れていくことに気がつきもしない。

「はぁんっ♡ あぅあぅっ♡ しゅごいぃっ♡ おちんぽきもちいっ♡ うしろからズンズンきもちいいのぉっ♡♡♡」
「うぅっ♡ あ、あぁっ♡」

　ピクシーは少年のペニスをきゅうと締め付け、ぷるぷると尻肉を震わせ性を煽る。震える左右の尻たぶに両手の指をうずめて腰を打ち付け、少年はまた射精した。ぷるんと震える尻に腰を押し付けてびゅるびゅると精液を吐き出し、あふれでる精液で認定証はもう読むことができないほど汚れていた。

「んあぁっ♡ でてりゅっ、おちんぽみるくでてるぅっ♡」
「うぁっ、あっ♡ あうぅうっ♡♡♡」

　少年のペニスがびくびくと脈打ちながら大量の精液を流し込むたびにピクシーは絶頂し、その快楽に酔いしれる。五度目にしてようやく少年勇者の射精が終わった。ピクシーは体をひくひく痙攣させながらもなんとか体を起こし、少年と向かい合うように座る。

「あ、う……♡」
「んふ♡ とってもきもちよかったねぇ♡」

　妖精の淫蕩な笑みを見て、少年は違和感を覚えた。ピクシーが、大きくなっている。初めはペニスと同じくらいだった。彼女をつかむ時も片手でよかったのに、次は両手でないとつかめなかった。そしてついさっき後ろから突いていたときは左右の尻肉を両手で掴んでいた。そして、今は──。

「あ、う……っ」
「おちんぽみるくのおかげでね♡ わたしたち同じ大きさになれたよ♡」

ピクシーが手を広げて少年の手に重ねる。ぎゅっと恋人繋ぎにできるほどに妖精は大きくなっていた。だが、少年はその変化の違和感よりも繋がれた手のぬくもりの幸福感に脳を満たされていた。

「ね♡ ちゅーしよ♡ ……んむ♡ んぅ……♡」
「ん……♡ んぅ……っ♡」

　ピクシーは少年の両手をきゅっと握って押し倒し、奪うように唇を合わせ、舌を絡ませた。妖精の舌が少年の口内を這い回り、歯列をなぞって唾液を啜る。少年はされるがままで、ただただその快楽に酔いしれた。周囲の景色が、みたこともない場所へと変化していくことにすら気がつかず、少年は妖精との口淫に夢中になっていた。

「ぷぁっ♡ おちんぽみるくもおいしいけど♡ お口のおつゆも美味しいね♡」
「うん、ん……っ♡」
　
　唇を離すと、二人の間に唾液が糸を引いた。ピクシーは満足げにぺろりと唇を舐める。少年はただぼんやりとピクシーを見ながらこくこくと頷く。

「じゃあもっとちゅーしよっか♡ はむ♡ んちゅ♡ ちゅううっ♡」
「ふぁ♡ んむ♡ ちゅっ♡ ちゅううっ♡」

　妖精が飛び交う不思議な森の中で、2人は何度も口づけを交わし続けた。やがて少年のペニスが固さを取り戻すと、2人は再び交わり甘いあえぎ声を奇妙な森の中に響かせた。

　少年がいたはずの森には二人の姿はなく、喘ぎあう嬌声も微塵も聞こえはしなかった。静かな森の中に、白濁で汚れ切った勇者の認定書だけが残されていた。