信仰と恋心
月明かりの中、黄金の矢が音もなく放たれ、窓辺に佇んでいた白魔法使いの胸を射貫く。
痛みはなく、血が滲む代わりに彼女の中の愛を増幅させていく。宿屋の別室に泊まっている雇い主の冒険者へ仄かに抱いていた愛。それが今、矢で射貫かれた事で確信的な愛情になり、そして性欲へと変換される。少女は足早に冒険者の部屋へと向かった。勢いよく扉を開け、就寝の支度をしていた少年を驚かせたが、構わず白いローブを脱ぎ捨てて、全身を露わにした。陶磁器のような白い肌に、吸い込まれそうな黒い瞳。胸の膨らみは小さいが、それがかえって少女の青い美しさを引き立たせていた。
突然の事に冒険者が対応できないでいるのをいいことに、美しい裸体を押し付け、息のかかる距離で愛を囁き始めた。初々しい愛の言葉に少年の頬は朱色に染まり、その後に続く少女の爛れた性欲の告白に股間が膨らむ。少女はすぐに反応を示した少年に愛欲の言葉を囁き続けた。それが彼の性欲のタガを外したのだろう。少年は強引に少女を押し倒した。少女は抵抗するどころか喜びの声を上げ、突き入れられた愛する男の性器の感触に全身を震わせ、すぐに放たれた子種の熱さに歓喜の声を響かせた。
宿屋の上空からその様子を見守っていたキューピッドは、満足そうに頷き、交わり続ける二人を残して、静かにその場を後にした。月明かりの中、空を飛びながら交わる二人を思い返す。
白魔法使いの姿を、自分の姿と置き換えて。
◆
キューピッドの役目は、恋人の誕生を促すことだ。人間の一生は短い。恋という感情はその短さ故に激しく燃えたぎり、時には嫉妬や絶望といった感情によって壊れてしまう。それではせっかくの愛の営みも意味がない。そこでキューピッドはエロスの力を持つ矢をその者へ向ける。矢で射貫かれた者は愛という感情を増幅させ、そのまま男女の快楽に身を委ね、その愛を深めることができるのだ。他者の愛を深め、交わらせ、不滅の愛を育ませるのが彼女の役目であり、幸福であった。
──はずなのだが。
役目を終えたキューピッドは、小さな村の教会の前に居た。彼女が拠点としている場所で、石と木で造られた簡素で飾り気のない教会であったが、よく手入れされていた。古めかしいが綺麗に磨かれた木戸が開かれ、誰かが出てきた。
「キューピッドさん、お疲れ様でした!」
笑顔でキューピッドに駆け寄る黄金色の髪をした少年。彼が、ここの手入れをしていた。教会近くの村に住む信心深い家の一人息子で、神への奉仕の一環として息子をキューピッドの奉公人として遣わせていた。彼女が不在の時には掃除や管理を行い、彼女が戻れば雑事を引き受けキューピッドとしての役目に集中できるよう奉公する。かつては両親と共に行っていたことも、今は少年一人でこなせるほどに成長した。
「また愛をお広めになられたのですね」
「そうだね……今回もうまくいったよ……」
「なんと素晴らしい、お見事です!!」
キューピッドが微笑むと、少年は心からの賛辞を彼女に送る。少年の言葉に嘘はなく、彼女を心底尊敬していることが、表情は言葉からうかがえた。両親の教育もあるが、なにより実際にキューピッドの役目を知って、少年はキューピッドを尊敬していた。
一方キューピッドも、少年の事を尊敬していた。日々の奉仕もさることながら口下手な自分にも嬉々として話しかけてくれ、可愛らしい笑みを見せてくれる彼は、彼女の日常になくてはならない存在になっていた。
「──なので、キューピッドさんは素晴らしいお方ということは疑いようもなく……」
「も、もういいから……」
少年の口から次々に自身を褒めたたえる言葉が飛び出すのを気恥ずかしく思いながら、教会の中へと入っていく。木製の簡素な会衆席が数列並んだ先に、これも簡単なつくりの祭壇があるだけだが、どれも綺麗に磨かれ、ところどころに少年が生けた花々が飾られているため、みすぼらしさは微塵もなかった。
「お疲れでしょう、ベッドの用意はしてありますので」
祭壇奥の扉の向こうには、キューピッドの私室がある。ベッドと机や椅子など最低限の家具が置かれただけの部屋だが、ここも少年の管理が行き届いている。いつも役目を終えて戻ってベッドに横になれば、穏やかに眠りにつくことができた。癒しの場であるそこに腰かけ、キューピッドは少年を手招きする。
「はい、なんでしょうか!」
「ここ、座って?」
キューピッドは膝の上をぽんぽんと軽くたたく。突然の申し出に少年は頬を赤らめながらも、なにか意図があるのだろうと彼女の膝に座る。肩に優しく手を回すキューピッド、互いの鼓動が聞こえるほど距離が狭まる。
「あの、キューピッド様?」
「君と出会ってもう10年になるかな、初めて出会った君はまだ歩くのもやっとで……本当にかわいらしかった」
「こ、光栄です……!」
「今はこんなに立派になって、もう一人前だね」
「そんな、キューピッド様には及びません……それに、僕の一人前にはまだまだ……」
「そうだね、一人前の『男』になるにはまだシてないことがあるよね……」
少年の肩を引き寄せて頭を優しくなでながら、耳元で囁く。ぞくりとする感触に少年の体が震えるが、すぐにそれを鎮める。体の震えが止まったのを確認し、今度は軽く耳に息を吹きかけると少年の体がびくりと跳ねる。
「ひゃあっ!? きゅ、キューピッド様……あの、これは一体?」
「ごめんね、でももう我慢できないんだ……♡」
「え……ぁ……っ!」
とん、と少年を押すと、キューピッドは目にもとまらぬ速さで弓を構え、黄金の矢を少年に向けて放った。黄金の矢は少年の胸を貫き光と消え、代わりに小さな体に愛欲を巡らせる。がくがくと体を震わせ声も顔も蕩けさせる少年に歩み寄り、ゆっくり優しく服を剥いでいく。
「ひっ、ぁ……っ♡ はぁぁ、あっ♡」
「ふふ、これでいい……♡」
「あっ♡ なん、で……ああっ♡」
キューピッドは少年の耳を甘く噛み、熱っぽい吐息を吹きかける。甘く熱い耳愛撫が少年の体を昂ぶらせていく。小さな喘ぎ声を上げながら、少年は体をくねらせた。その様子に満足しながらキューピッドは少年の服のボタンを外して前を開かせる。健康的な白肌が露わになると、躊躇なく下着に手をかけ、とっさに少年がキューピッドの手を掴む。
「キューピッドさまっ! これは、こんなの……っ!」
「……嫌?」
「そういう、わけでは……でも、こんなこと……っ!」
「わたし、だって……」
ぽつりとつぶやかれた言葉に、少年はキューピッドの顔を見る。
「私だって好きな人とえっちをしたいんだ! 君と……君としたいんだ……っ! 10年も一緒にいてくれた、真面目で優しくてかわいい君と、私が射ってきた人たちみたいに!! ぎゅってして、キスして、体を重ねて愛し合いたいんだ……っ! でも、もし断られたらって思ったら……こうするしかなかったんだ!」
「キューピッド、さま……」
思いもよらぬ告白に、少年は言葉を失う。少年を見つめるキューピッドの顔は、少女のように赤らみ、目を潤ませていた。初めて見る彼女の表情に少年は思わず見とれてしまった。数秒後、キューピッドが少年を強く抱きしめる。お気に入りの、大事なぬいぐるみを離そうとしない子供のように。これから取り上げられてしまうのを、必死に繋ぎ止めようとしているかのように。
「僕は……嫌じゃありません……」
「それはそうだよ、だって私の矢で……」
「いいえ……僕も、ずっと貴女の事が好きでした」
「……え?」
「でもそれは! 敬愛だと思っていたんです!! こんな気持ちは許されないと……でも、キューピッド様もおんなじだった、こんなの……幸せ過ぎてどうにかなりそうで……っ♡」
「許されないことなんてないよ、私も君を愛している、本当だっ♡」
「ああ、キューピッド様……っ♡」
感極まった少年がキューピッドを強く抱きしめ返す。そのまま唇を重ね、互いを求め合う。ちゅっ、ちゅっと音が鳴り、唇同士が触れ合う。ゆっくと舌を差し出し、少年もそれを受け入れる。舌が絡み合い、唾液を交換し合う。唇を離すと透明な糸が二人を結んだ。ぷつん、とそれが途切れるのを合図に、キューピッドは少年の下着を取り払い、自らも服を脱ぎ去ると、二人は生まれたままの姿になった。
少年は初めて間近で見る女性の──キューピッド裸に思わず息を吞む。褐色の美しい肌、桃色の艶やかな髪、豊かに実った胸と尻は少年の視線を釘付けにした。そしてなにより目を引くのが背中から生えた天使の翼。柔く大きなそれは、彼女の人となりそのものを表しているかのようだった。敬い、愛してきた女性の裸体を目の前にして、少年は自身の雄をよりいっそう感じてしまう。
キューピッドもまた愛と性の欲にまみれた顔を少年に向け、その股間からは大量の愛液が垂れ落ちてシーツにシミを作っていた。それはいつも凛々しい彼女の姿からは想像できないほど淫らな姿であった。少年は、憧れであり信仰の対象でもあるキューピッドのそのような姿を見て、自身の中のオスを自覚した。むくむくと男性器を大きくしながらも、これから彼女と交わり、初めてを捧げ合うという行為に緊張し、その身体を硬直させていた。
「緊張しているね……でも大丈夫、すぐに慣れると思う……だって、今まで私が結ばせてきたカップルはみんなそうだったから……♡」
「は、はいっ! がんっ、頑張りますっ!!」
「そうだね♡ たくさん頑張って……ここに君の精液を注いで♡♡♡」
自分の股を広げて見せつける。少年の眼前に、大量の愛液で潤った女性器があらわになる。褐色の肌の奥でひくつく桃色の淫肉のあまりの淫靡さに、少年のものは更に大きさを増す。
「さあ、来て……君のおちんちんで、私の初めてを貰って……♡」
「キューピッド様……っ!!」
少年は興奮してキューピッドに覆いかぶさり、彼女の秘部にペニスをあてがう。本能に従い腰を押し付けるが、にゅるにゅると滑るばかりで挿入できない。焦る少年の頬を優しく撫で、もう片方の手で少年の細茎を掴み、導く。
「落ち着いて……ゆっくり挿れればいい……♡」
「は、はい……!」
つぷ、と先端が蜜壺に入ると「そのまま腰を沈めて♡」とキューピッドが囁き、少年は言われるままにゆっくりと腰を沈め始める。そして少年のものがキューピッドの膣へズブズブと入りこんで行く。亀頭が温かい肉壁に包まれ、その気持ち良さに少年は思わず声が出てしまう。
「んあぁっ♡ じょうず……っ♡ 」
「ああぁっ♡ は、はいり、ましたぁ……っ♡」
「そのまま奥まで……っ♡」
キューピッドも初めての感覚にたまらず声を漏らす。少年はキューピッドに言われるまま、さらに腰を押し進めて膣の奥までペニスを挿入させる。そして少年のモノがキューピッドの──天使の処女膜を破った瞬間、彼女は身体をのけぞらせた。
「うぁっ……♡ ぐぅ……っ♡」
処女膜が破れた感覚に顔をしかめるキューピッドだったが、その顔は苦痛よりも快楽に歪んでいた。10年以上の歳月の間、見守り、毎日を共に過ごして愛してきた少年と初めてひとつになることができた。その幸福感と快感に痛みなど吹き飛び、彼女はあたたかい涙を流した。
「ああっ♡ 嬉しいっ♡ やっとひとつに……♡♡♡」
「あぁっ♡ キューピッドさまぁ……っ♡」
二人はそのまましばらく抱き合い、お互いの体温を感じながら結合の余韻に浸っていた。キューピッドは膣内でビクビクと震える少年のペニスを、少年はきゅうきゅうと閉まる膣肉の感触を、それぞれ感じていた。
「んっ……ちゅっ……」
「んん……っ♡」
初めてのキス。それも恋人同士の甘くとろけた口交。キスの間もキューピッドの膣はきゅんきゅんと締まり、少年のものを搾り取ろうとしてくる。その締め付けに少年は我慢できなくなり、生殖本能のままゆっくりと腰を動かし始める。
「んぅ……っ♡」
少年の動きに合わせてキューピッドの口から吐息が漏れる。少年は自分が彼女を気持ちよくさせているという嬉しさと、初めてのセックスによる興奮で頭がいっぱいだった。キューピッドの膣は少年のものを優しく包み込み、その形を覚えようとするかのようにきゅんきゅんと締め付ける。そして少年が腰を引くたびに名残惜しそうに吸い付き、逆に押し込むときは柔らかく受け止めて包み込むように受け入れる。その絶妙な力加減に少年はたまらず腰を繰り返しへこへこと前後させてしまう。
「はぁ……っ♡ あんっ♡ どう? 気持ちいい……っ?」
「はいっ、すごくきもちいいです……キューピッド様の中、あったかくてぬるぬるで……腰、止められないっ♡」
「あぁっ♡ 止めないで……♡ 私も気持ちいい、からぁ……♡」
キューピッドは少年の背中に手を回し、彼の身体をぐっと引き寄せて抱きしめる。お互いの身体が密着し、二人はさらに深く繋がる。そして少年は彼女の胸の谷間に顔を埋め、その柔らかさを顔全体で感じる。少年の顔にはキューピッドの乳房がむにゅりと押し付けられていた。それは張りがありながらも柔らかく、少年の顔を包み込み幸福感で満たしていく。少年はたまらずその先端を口に含み、ちゅうっと吸う。すると口の中に甘い味が広がると同時にキューピッドの身体がびくんと跳ね上がる。少年が口を離すと乳首はすっかり勃起し、唾液でぬらぬらと光っていた。
「あんっ♡ もう、勝手に……っ♡」
「ごめんなさい……でもキューピッド様のおっぱいがすごく……♡」
「いいよ、君の好きなようにして……♡」
そう言ってキューピッドは少年の頭を撫でながら微笑む。少年はそのまま彼女の乳首に舌を這わせ、舐め回す。その度にキューピッドの身体はびくびくと震え、膣はきゅんきゅんと締まり少年のものを刺激する。その刺激に少年はたまらず腰の動きを激しくし、お互いの快感を高め合う。
「ああっ♡ はむ♡ んちゅ♡ キューピッドさまぁ……♡」
「あぁっ♡ いいっ♡ もっと……っ♡」
少年は夢中でキューピッドの乳房を吸い、腰を振る。そしてせりあがってきた彼女の子宮口に何度も亀頭を押し付ける。その刺激にキューピッドは身体をのけぞらせながら嬌声を上げる。少年のペニスがぐりっと押し付けられると、そのたびにきゅんと膣が締まり少年を絶頂へと導く。
天使は快感に顔を歪ませながらも、慈愛に満ちた微笑みで少年を見つめる。その微笑みに少年はさらに興奮し、腰を激しく振り始める。パンッ、パンッと肉同士がぶつかり合う音が部屋に響き、キューピッドは愛しい熱棒が出し入れされる度に甘い喘ぎ声を上げ、秘肉を締め上げ膣全体で少年のものを感じる。
「あっ♡ ふぁっ♡ ああぁ……っ♡」
「はぁ……っ!キューピッド様ぁ……♡♡♡」
キューピッドにさらに強く抱きつき、その大きな胸に顔を埋めて腰を振る。柔らかい感触と甘い匂いに包まれて、少年の頭は快楽で真っ白になる。そして少年のものがキューピッドの子宮口を叩く度に、彼女の身体はびくんと跳ね上がり、膣はきゅうっと締まる。その締め付けに少年はたまらず射精感が込み上げてくる。しかしまだ出したくないと我慢し、歯を食いしばって耐える。そんな少年の様子に気付いたのか、キューピッドは優しく微笑みかける。
「いいよ♡ 私の中にたくさん注いで……っ♡」
「──ッ♡ あっ♡ 出るっ、でちゃ……あぁあっ♡♡♡」
「んぁっ♡ んうっ♡ ああぁぁ〜っ♡♡♡」
少年のペニスから大量の精液が迸る。その熱さにキューピッドは身体をのけぞらせ、膣はきゅんきゅんと締まり少年を絶頂へと導く。熱い奔流を受け、キューピッドの子宮は悦びで震え、彼女は恍惚とした表情を浮かべる。少年は射精しながらも腰を振り続け、最後の一滴まで絞り出そうとしているかのようにキューピッドの膣内へ注ぎ込む。
「あぁ……すごい……♡ こんなにいっぱい……♡」
「はぁ……っ♡ あぅ……♡」
少年は射精の快感に身体をがくがくと震わせる。キューピッドも絶頂後の余韻に身体を震わせ、二人は繋がったまま抱き合い互いの体温を感じ合っていた。そのまましばらく繋がったままでいると二人の結合部からとろりとした白い液体が流れ出た。二人は繋がったまま抱き合ったままベッドに横たわり、呼吸を整えていた。
「どうだった?初めてのセックス……♡」
「すごく、気持ちよかったです……っ」
少年が恥ずかしそうに答えると彼女は嬉しそうに微笑んだ。そして彼を抱きしめ、耳元で囁いた。
「ありがとう……私の初めてを貰ってくれて……♡」
その言葉に少年は胸がいっぱいになり、キューピッドを強く抱きしめた。そして二人は再びキスをする。互いを慈しむような触れ合うだけの口づけから、興奮を煽るねっとりとしたディープキスへと変わり、少年は再び彼女の膣の中で硬さを取り戻していった。ゆっくりと唇を離すと銀色の橋がかかり、ぷつりと切れる。
「ん……ふふっ、また大きくなった♡」
「う……はい……」
キューピッドは少年のものが入ったまま自分の下腹部をさする。その動きに少年は反応し、さらに硬くしてしまう。その硬さと大きさを膣の中で感じながら彼女は少年に微笑みかける。天使であるキューピッドの微笑みは慈愛に満ちており、まるで聖母のようだった。しかし彼女の下半身では少年のペニスがしっかりと咥え込まれており、結合部からは白濁液が溢れ出し太ももを伝っていた。その姿はあまりにも淫靡で背徳的だった。
「今度は私が上になって動く番だね……♡」
キューピッドは少年を下に寝かせると騎乗位の体勢になった。そしてゆっくりと腰を動かし始めた。
「はぁ……っ♡ ん……っ♡」
「うぁあ……♡」
腰を上下させる度に、彼女の豊満な乳房が激しく揺れる。その淫靡な光景に少年は更に興奮し、彼女の中でどんどん硬さを取り戻していく。それを膣内で感じ取った彼女は、さらに激しく動き始めた。キューピッドの膣は少年のものを搾り取ろうとするかのような動きで、きゅうっと締まる。その動きに少年はたまらず腰を突き上げてしまう。その衝撃にキューピッドは身体をのけぞらせ、大きな胸がぶるんと揺れる。そして彼女は少年の上に倒れ込み、舌が絡み合うキスをする。お互いの唾液を交換し合いながら二人は快感を高め合っていく。その間も彼女の腰の動きは止まらず、二人の結合部はぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
「んむっ♡ キューピッドさまっ♡ んちゅう♡」
「んっ♡ ちゅぱっ♡ はぁ……っ♡」
キューピッドの口からは甘い吐息が漏れ、その目はとろんとしている。彼女の身体は汗ばんでおり、天使の翼もしっとりと濡れている。少年もまた快感で頭が真っ白になり、うわごとのように敬愛する彼女の名を呼び腰を突き上げる。
「──キューピッド様……っ♡ 気持ちいいです……っ♡ もっと、もっとください……っ!」
「ああ、もちろん♡♡♡ たくさんたくさん気持ちよくなって♡♡♡」
少年の懇願に応えるかのように、キューピッドは少年に覆い被さり激しく腰を振る。そして彼女は絶頂へと近づいていく。少年も限界が近づき、彼女の背中に手を回し強く抱きしめる。すると彼女もそれに応えるように少年の唇に自分の唇を重ねる。
「んっ♡ ちゅっ♡ んっんっ♡ んぅんっ♡」
「んむ……っ! んっ♡ 〜〜〜〜ッ♡♡♡」
そして二人は同時に絶頂を迎えた。少年のペニスから大量の精液が放たれ、再びキューピッドの子宮を満たしていく。キューピッドは少年のものを全て受け止めようと、彼の身体をぎゅっと抱きしめ膣を締め上げ最後の一滴まで搾り取る。その刺激に少年は身体を震わせ、彼女の子宮を再び満たす。長い射精が終わり、二人は唇を離すとお互いを見つめ合ったまま荒い呼吸を繰り返していた。キューピッドは少年の頭を撫でながら微笑む。その顔は慈愛に満ちた天使そのものであったが、汗ばんだ褐色肌や乱れた翼は背徳的な美しさがあった。
「はぁ、ああっ……♡ ふふっ、今回も気持ちよかったかな♡」
「は、はい……すごく……♡」
少年は恥ずかしそうに答えた。それを聞いてキューピッドは優しく微笑むと彼の頭を撫でた。その心地よさに少年はうっとりした表情を浮かべ、キューピッドもまた頬をゆるませると、腰を持ち上げペニスを引き抜いた。引き抜かれる瞬間、「んぅ……っ♡」とキューピッドの切なげに声と共にぶぴゅ♡と精液が漏れでる淫靡な水音が少年の鼓膜を揺らす。
「べとべと……お口で綺麗にするから……♡」
キューピッドは少年の股間に顔を寄せると、精液と愛液でべたべたのペニスを口に含んだ。
「んっ♡ちゅっ……じゅぷ……れろぉ……」
「ひぁっ♡ キューピッドさまっ、お口でなんて……っ!」
敬愛する天使にしゃぶられているという事実が背徳的な興奮を呼び起こし、少年は幼い雄茎を口内で再び硬くする。その様子にキューピッドは嬉しそうに微笑み、亀頭を舐め回し竿を手で扱きながら精液を啜りとる。そしてもう片方の手で陰嚢を揉みほぐしていると、小さな睾丸にどくどくと新たな精液が造られていくのを感じた。お掃除のつもりで始めたフェラチオが、射精を促す口淫に変わる。
「キューピッドさまっ、もうだめ……っ!」
「んちゅっ♡ちゅぱぁっ♡ いいよ♡ そのまま口にだして……♡」
「そんなっ♡ お口になんてっ♡ ああっ♡」
「んちゅ♡ じゅる♡ もう腟内に射精をしているし、遠慮なんてすることない♡ じゅぷっ♡ ぢゅるるるっ♡ たくさん出して♡」
「あああっ♡ そんなにはげしくっ♡ あああぁっ♡」
キューピッドは少年の腰に手を回し逃げられないように固定し、喉奥まで一気にくわえこんだ。そして口内で舌を絡ませながら頭を上下させ、激しく吸い上げる。
「んん〜っ♡ ぢゅぽっ♡ んぐっ♡ ぐっぽ♡ ぢゅるるるっ♡」
「ああっ! もうだめぇっ♡ うぁ、あぁあ……っ♡♡♡」
少年はたまらずキューピッドの喉奥に3度目の精を放った。口の中が少年の精液でいっぱいになり、喉の奥に熱いものが当たる感覚にぞくぞくと背中を震わせながら射精が終わるまで口を離さなかった。
「んむっ♡ まだこんなに……んく♡ こく♡ ちゅるるるっ♡」
「はぁ……はぁ……っ♡」
キューピッドは少年のものを綺麗になめとり、尿道に残ったものを吸い出す。最後の一滴まで飲み終えたところで、ちゅぽんと音を立ててようやくキューピッドの口から少年のものが解放された。そしてそのまま、キューピッドは萎んだ睾丸に舌を這わせる。
「れる♡ れるれろ♡ はむ♡ れろれろ♡」
「はぁっ♡ キューピッドさまっ♡ ああぅ……♡」
まだ足りない、もっと欲しいとねちっこく睾丸をなめ回し、舌先でつつき、咥え込んで口内で転がしていると、小さな睾丸にまた精液が充填されていく。キューピッドは嬉しそうに微笑み、睾丸から口を離すと萎えた少年のものを再びしゃぶり始めた。
「ふぁっ♡ ま、また……っ♡」
「んちゅ♡ すまない、でももっと欲しいんだ♡ 君の精液が、愛の証が、もっともっと……♡」
キューピッドは愛おしそうに少年のものをしゃぶる。柔らかい唇で優しく皮を剥き、口を離すと敏感になった亀頭にキスの雨を降らす。そして舌を伸ばして裏筋を刺激し、咥え込んで頭を上下に動かし始める。
「あぁっ♡ キューピッドさま……っ♡ ぼく、また……っ!」
しっかりと固くなるまでしゃぶると、キューピッドは口を離して、その豊満な乳房で少年のものを挟み込んだ。褐色の乳房に小さなペニスが隠れてしまう。少年はその光景にごくりと喉を鳴らした。
「ん……っ♡ 私のおっぱいはどう?」
「はい……すごくやわらかくて、きもちいいです……」
大きな乳房は少年の小さなものをすっぽりと覆い、優しく包み込んでいる。柔らかな圧迫感と温かさが心地よく、少年は無意識のうちに腰を動かしていた。その動きに合わせるように、キューピッドは乳房を上下に動かし始める。柔らかい弾力に包まれながら擦られるととても気持ちいい。ゆるく腰を打ち付ける度に、たぽ♡たぷん♡と飴色の乳房が波打つ。
「うぅ……っ♡ キューピッド様……っ♡」
「ふふっ、おっぱい気持ちいい? 君のものが、おっぱいの中でびくびくしているよ♡」
「はい……っ♡ すごくきもちいいです……っ」
キューピッドは嬉しそうに微笑むと、乳房を下から持ち上げるようにして力を込めた。その圧迫感に少年が呻く。キューピッドはさらに激しく乳房を動かし始める。少年はその動きに合わせて必死に腰を動かした。気持ちよくなりたい一心の彼を見てキューピッドはくすりと笑うと、乳房の動きをさらに激しくした。
「ふふっ、一生懸命に腰を動かしてかわいい♡ もう出そうなの?」
「は、はいっ! もう出そうです……っ!」
少年は限界が近いことを告げ、キューピッドは胸でしごくスピードを更に早めた。そして少年が達する直前に乳房を持ち上げ、亀頭が谷間から出たところで搾り取るように一気にしごきあげた。その瞬間少年は「ひぁぁっ♡」という甘い声共に背中をのけぞらせ、精液を放った。勢いよく飛び出した精液がキューピッドの褐色の顔や胸を、白く汚していく。
「あぁっ♡ またっ、いく♡ でちゃうぅっ♡♡♡」
「んんっ♡ すごい量……♡ 何回も出してるのに……♡」
胸や顔に飛び散った精液を指で掬うと、ぺろりと舐めた。そしてそのまま自分の指をしゃぶり始めた。少年の出したものを夢中で舐め取る姿はいやらしく、少年は再び下半身に熱が集まってくるのを感じた。
「あ、ぅ……っ♡」
「ふふっ、まだ元気そう……♡」
キューピッドは立ち上がると壁に手をついた。そして大きな尻を突き出し、少年を誘うように振る。少年の目の前には、褐色の尻と濡れそぼった秘所が晒されていた。割れ目からは愛液と精液が混じりあった白濁が溢れ出し太ももを伝っている。その淫靡な光景に少年はごくりと喉を鳴らした。キューピッドのそこはひくひくと物欲しそうに蠢いている。その光景に頭がくらくらするような感覚を覚えながら、少年は引き寄せられるように彼女に近づきその腰を掴んだ。そしてそのまま自分のものを彼女の秘所にあてがい、一気に挿入した。
「あぁんっ♡ きたぁ……っ♡」
「はぁっ♡ きゅーぴっどさまっ♡ あぁあっ♡」
待ち望んでいたものを与えられ、キューピッドは歓喜の声を上げる。少年もまた、熱く濡れた膣内に包み込まれる感覚に身震いし、熱い息を吐いた。キューピッドの中は狭くきつく締め付けてくるが、たっぷりと濡れているおかげでスムーズに動くことができた。少年が腰を打ち付ける度に結合部からぐちゅりと卑猥な水音が響き渡り、その音に合わせてキューピッドの豊満な乳房と尻肉が揺れ、キラキラと汗が飛び散る。
「あんっ♡ あぁっ♡ 君の、すごくきもちいいよ……っ♡」
「ああっ!キューピッド様の中もっ、すごくきもちいいです……っ!」
キューピッドは少年に突かれる度に甘い声で鳴き、膣内はきゅんと締め付けてくる。少年はその快感に耐えきれず夢中で腰を振り続けた。結合部は泡立ち白濁が溢れ出し床にぽたぽたと落ちていく。キューピッドは壁についた手をぎゅっと握り快感に身を委ねる。少年はキューピッドの腰を掴んでいた手を離し、彼女の背中に覆い被さった。そして後ろから手を伸ばし乳房を鷲掴みにする。柔らかい脂肪の塊は少年の小さな手から溢れ出し、指の間からはみ出している。
「あぁんっ♡ おっぱいっ、きもちいい……っ♡」
「キューピッドさまっ、好き……好きです……♡♡♡」
「わたしもっ、すきっ♡ 愛してるっ♡♡♡」
少年はキューピッドの背中、ちょうど翼の付け根あたりに顔を埋めながらうわ言のように呟く。その言葉を聞いた瞬間、キューピッドは少年の精液が残る子宮がきゅんとうずくのを感じた。そして少年を迎え入れるように膣内がさらにきつく締まり、少年のものを搾り取ろうとうねる。その刺激に少年は限界を迎えそうになる。
「あぁっ!キューピッドさまっ、ぼくもう……っ!」
「うんっ♡いいよ、中に出して……っ♡」
「はいっ♡ 出しますっ♡ 中に……大好きなキューピッド様のナカにっ♡」
「あぁっ♡うれしい……っ♡」
「あぁっ♡ きゅーぴっどさまっ♡ ああっ♡ うぁ……ぁああっ♡♡♡」
少年はキューピッドの最奥にペニスを突き入れ、子宮口に先端を押し当てるとそこで精を放った。熱い奔流を受け止めながらキューピッドは背中を仰け反らせ絶頂を迎える。少年のものをくわえ込んだ膣が痙攣し、精液を飲み干していく。少年も最後の一滴まで搾り取るような膣内の動きに腰を震わせた。最後の射精は長く続き、その間にもキューピッドは甘い声を上げ続けた。やがて長い射精が終わると、少年のペニスは本来の大きさへと戻り、ずるりと抜けた拍子にぶぴゅっ♡と精液が吹き出し床に広がる。
「はぁ……はぁ……」
「ふふっ、最後までたくさん出してくれた♡」
キューピッドは少年を抱き抱えると、そっとベッドに寝かせて自分もとなりに横になった。腰振りの疲労を整えるように上下する薄い胸板に優しく手を起き、度重なる射精の快感でとろけた愛しい人の顔をじっくりと見つめる。汗で張り付いた前髪を梳いてやりながら、キューピッドは少年に問いかける。
「私とのえっちはどうだった?」
「とっても気持ちよかったです……キューピッドさまの中、すごく熱くてとろとろで……」
少年は恥ずかしそうに答えた。その様子を見てキューピッドはくすくすと笑うと少年の頭を撫でてやる。
「もうこれで君と私は主従ではなく……恋人だね♡」
「はい♡ キューピッド様の……こ、恋人として恥ずかしくないように励みますっ」
「ふふっ、嬉しいな……♡」
キューピッドは少年をぎゅっと抱きしめた。豊満な乳房に包まれながら頭を撫でられる、それは先ほどまで性をかき立てられる行為であったが、今の少年にはただ安息と幸福を感じる行為となっていた。
町外れの小さな協会で、二人はいつまでもそうして抱き合い、愛を囁きあった。愛を分け与え続けてきたキューピッドは、ようやく自らも愛を享受することができた。
痛みはなく、血が滲む代わりに彼女の中の愛を増幅させていく。宿屋の別室に泊まっている雇い主の冒険者へ仄かに抱いていた愛。それが今、矢で射貫かれた事で確信的な愛情になり、そして性欲へと変換される。少女は足早に冒険者の部屋へと向かった。勢いよく扉を開け、就寝の支度をしていた少年を驚かせたが、構わず白いローブを脱ぎ捨てて、全身を露わにした。陶磁器のような白い肌に、吸い込まれそうな黒い瞳。胸の膨らみは小さいが、それがかえって少女の青い美しさを引き立たせていた。
突然の事に冒険者が対応できないでいるのをいいことに、美しい裸体を押し付け、息のかかる距離で愛を囁き始めた。初々しい愛の言葉に少年の頬は朱色に染まり、その後に続く少女の爛れた性欲の告白に股間が膨らむ。少女はすぐに反応を示した少年に愛欲の言葉を囁き続けた。それが彼の性欲のタガを外したのだろう。少年は強引に少女を押し倒した。少女は抵抗するどころか喜びの声を上げ、突き入れられた愛する男の性器の感触に全身を震わせ、すぐに放たれた子種の熱さに歓喜の声を響かせた。
宿屋の上空からその様子を見守っていたキューピッドは、満足そうに頷き、交わり続ける二人を残して、静かにその場を後にした。月明かりの中、空を飛びながら交わる二人を思い返す。
白魔法使いの姿を、自分の姿と置き換えて。
◆
キューピッドの役目は、恋人の誕生を促すことだ。人間の一生は短い。恋という感情はその短さ故に激しく燃えたぎり、時には嫉妬や絶望といった感情によって壊れてしまう。それではせっかくの愛の営みも意味がない。そこでキューピッドはエロスの力を持つ矢をその者へ向ける。矢で射貫かれた者は愛という感情を増幅させ、そのまま男女の快楽に身を委ね、その愛を深めることができるのだ。他者の愛を深め、交わらせ、不滅の愛を育ませるのが彼女の役目であり、幸福であった。
──はずなのだが。
役目を終えたキューピッドは、小さな村の教会の前に居た。彼女が拠点としている場所で、石と木で造られた簡素で飾り気のない教会であったが、よく手入れされていた。古めかしいが綺麗に磨かれた木戸が開かれ、誰かが出てきた。
「キューピッドさん、お疲れ様でした!」
笑顔でキューピッドに駆け寄る黄金色の髪をした少年。彼が、ここの手入れをしていた。教会近くの村に住む信心深い家の一人息子で、神への奉仕の一環として息子をキューピッドの奉公人として遣わせていた。彼女が不在の時には掃除や管理を行い、彼女が戻れば雑事を引き受けキューピッドとしての役目に集中できるよう奉公する。かつては両親と共に行っていたことも、今は少年一人でこなせるほどに成長した。
「また愛をお広めになられたのですね」
「そうだね……今回もうまくいったよ……」
「なんと素晴らしい、お見事です!!」
キューピッドが微笑むと、少年は心からの賛辞を彼女に送る。少年の言葉に嘘はなく、彼女を心底尊敬していることが、表情は言葉からうかがえた。両親の教育もあるが、なにより実際にキューピッドの役目を知って、少年はキューピッドを尊敬していた。
一方キューピッドも、少年の事を尊敬していた。日々の奉仕もさることながら口下手な自分にも嬉々として話しかけてくれ、可愛らしい笑みを見せてくれる彼は、彼女の日常になくてはならない存在になっていた。
「──なので、キューピッドさんは素晴らしいお方ということは疑いようもなく……」
「も、もういいから……」
少年の口から次々に自身を褒めたたえる言葉が飛び出すのを気恥ずかしく思いながら、教会の中へと入っていく。木製の簡素な会衆席が数列並んだ先に、これも簡単なつくりの祭壇があるだけだが、どれも綺麗に磨かれ、ところどころに少年が生けた花々が飾られているため、みすぼらしさは微塵もなかった。
「お疲れでしょう、ベッドの用意はしてありますので」
祭壇奥の扉の向こうには、キューピッドの私室がある。ベッドと机や椅子など最低限の家具が置かれただけの部屋だが、ここも少年の管理が行き届いている。いつも役目を終えて戻ってベッドに横になれば、穏やかに眠りにつくことができた。癒しの場であるそこに腰かけ、キューピッドは少年を手招きする。
「はい、なんでしょうか!」
「ここ、座って?」
キューピッドは膝の上をぽんぽんと軽くたたく。突然の申し出に少年は頬を赤らめながらも、なにか意図があるのだろうと彼女の膝に座る。肩に優しく手を回すキューピッド、互いの鼓動が聞こえるほど距離が狭まる。
「あの、キューピッド様?」
「君と出会ってもう10年になるかな、初めて出会った君はまだ歩くのもやっとで……本当にかわいらしかった」
「こ、光栄です……!」
「今はこんなに立派になって、もう一人前だね」
「そんな、キューピッド様には及びません……それに、僕の一人前にはまだまだ……」
「そうだね、一人前の『男』になるにはまだシてないことがあるよね……」
少年の肩を引き寄せて頭を優しくなでながら、耳元で囁く。ぞくりとする感触に少年の体が震えるが、すぐにそれを鎮める。体の震えが止まったのを確認し、今度は軽く耳に息を吹きかけると少年の体がびくりと跳ねる。
「ひゃあっ!? きゅ、キューピッド様……あの、これは一体?」
「ごめんね、でももう我慢できないんだ……♡」
「え……ぁ……っ!」
とん、と少年を押すと、キューピッドは目にもとまらぬ速さで弓を構え、黄金の矢を少年に向けて放った。黄金の矢は少年の胸を貫き光と消え、代わりに小さな体に愛欲を巡らせる。がくがくと体を震わせ声も顔も蕩けさせる少年に歩み寄り、ゆっくり優しく服を剥いでいく。
「ひっ、ぁ……っ♡ はぁぁ、あっ♡」
「ふふ、これでいい……♡」
「あっ♡ なん、で……ああっ♡」
キューピッドは少年の耳を甘く噛み、熱っぽい吐息を吹きかける。甘く熱い耳愛撫が少年の体を昂ぶらせていく。小さな喘ぎ声を上げながら、少年は体をくねらせた。その様子に満足しながらキューピッドは少年の服のボタンを外して前を開かせる。健康的な白肌が露わになると、躊躇なく下着に手をかけ、とっさに少年がキューピッドの手を掴む。
「キューピッドさまっ! これは、こんなの……っ!」
「……嫌?」
「そういう、わけでは……でも、こんなこと……っ!」
「わたし、だって……」
ぽつりとつぶやかれた言葉に、少年はキューピッドの顔を見る。
「私だって好きな人とえっちをしたいんだ! 君と……君としたいんだ……っ! 10年も一緒にいてくれた、真面目で優しくてかわいい君と、私が射ってきた人たちみたいに!! ぎゅってして、キスして、体を重ねて愛し合いたいんだ……っ! でも、もし断られたらって思ったら……こうするしかなかったんだ!」
「キューピッド、さま……」
思いもよらぬ告白に、少年は言葉を失う。少年を見つめるキューピッドの顔は、少女のように赤らみ、目を潤ませていた。初めて見る彼女の表情に少年は思わず見とれてしまった。数秒後、キューピッドが少年を強く抱きしめる。お気に入りの、大事なぬいぐるみを離そうとしない子供のように。これから取り上げられてしまうのを、必死に繋ぎ止めようとしているかのように。
「僕は……嫌じゃありません……」
「それはそうだよ、だって私の矢で……」
「いいえ……僕も、ずっと貴女の事が好きでした」
「……え?」
「でもそれは! 敬愛だと思っていたんです!! こんな気持ちは許されないと……でも、キューピッド様もおんなじだった、こんなの……幸せ過ぎてどうにかなりそうで……っ♡」
「許されないことなんてないよ、私も君を愛している、本当だっ♡」
「ああ、キューピッド様……っ♡」
感極まった少年がキューピッドを強く抱きしめ返す。そのまま唇を重ね、互いを求め合う。ちゅっ、ちゅっと音が鳴り、唇同士が触れ合う。ゆっくと舌を差し出し、少年もそれを受け入れる。舌が絡み合い、唾液を交換し合う。唇を離すと透明な糸が二人を結んだ。ぷつん、とそれが途切れるのを合図に、キューピッドは少年の下着を取り払い、自らも服を脱ぎ去ると、二人は生まれたままの姿になった。
少年は初めて間近で見る女性の──キューピッド裸に思わず息を吞む。褐色の美しい肌、桃色の艶やかな髪、豊かに実った胸と尻は少年の視線を釘付けにした。そしてなにより目を引くのが背中から生えた天使の翼。柔く大きなそれは、彼女の人となりそのものを表しているかのようだった。敬い、愛してきた女性の裸体を目の前にして、少年は自身の雄をよりいっそう感じてしまう。
キューピッドもまた愛と性の欲にまみれた顔を少年に向け、その股間からは大量の愛液が垂れ落ちてシーツにシミを作っていた。それはいつも凛々しい彼女の姿からは想像できないほど淫らな姿であった。少年は、憧れであり信仰の対象でもあるキューピッドのそのような姿を見て、自身の中のオスを自覚した。むくむくと男性器を大きくしながらも、これから彼女と交わり、初めてを捧げ合うという行為に緊張し、その身体を硬直させていた。
「緊張しているね……でも大丈夫、すぐに慣れると思う……だって、今まで私が結ばせてきたカップルはみんなそうだったから……♡」
「は、はいっ! がんっ、頑張りますっ!!」
「そうだね♡ たくさん頑張って……ここに君の精液を注いで♡♡♡」
自分の股を広げて見せつける。少年の眼前に、大量の愛液で潤った女性器があらわになる。褐色の肌の奥でひくつく桃色の淫肉のあまりの淫靡さに、少年のものは更に大きさを増す。
「さあ、来て……君のおちんちんで、私の初めてを貰って……♡」
「キューピッド様……っ!!」
少年は興奮してキューピッドに覆いかぶさり、彼女の秘部にペニスをあてがう。本能に従い腰を押し付けるが、にゅるにゅると滑るばかりで挿入できない。焦る少年の頬を優しく撫で、もう片方の手で少年の細茎を掴み、導く。
「落ち着いて……ゆっくり挿れればいい……♡」
「は、はい……!」
つぷ、と先端が蜜壺に入ると「そのまま腰を沈めて♡」とキューピッドが囁き、少年は言われるままにゆっくりと腰を沈め始める。そして少年のものがキューピッドの膣へズブズブと入りこんで行く。亀頭が温かい肉壁に包まれ、その気持ち良さに少年は思わず声が出てしまう。
「んあぁっ♡ じょうず……っ♡ 」
「ああぁっ♡ は、はいり、ましたぁ……っ♡」
「そのまま奥まで……っ♡」
キューピッドも初めての感覚にたまらず声を漏らす。少年はキューピッドに言われるまま、さらに腰を押し進めて膣の奥までペニスを挿入させる。そして少年のモノがキューピッドの──天使の処女膜を破った瞬間、彼女は身体をのけぞらせた。
「うぁっ……♡ ぐぅ……っ♡」
処女膜が破れた感覚に顔をしかめるキューピッドだったが、その顔は苦痛よりも快楽に歪んでいた。10年以上の歳月の間、見守り、毎日を共に過ごして愛してきた少年と初めてひとつになることができた。その幸福感と快感に痛みなど吹き飛び、彼女はあたたかい涙を流した。
「ああっ♡ 嬉しいっ♡ やっとひとつに……♡♡♡」
「あぁっ♡ キューピッドさまぁ……っ♡」
二人はそのまましばらく抱き合い、お互いの体温を感じながら結合の余韻に浸っていた。キューピッドは膣内でビクビクと震える少年のペニスを、少年はきゅうきゅうと閉まる膣肉の感触を、それぞれ感じていた。
「んっ……ちゅっ……」
「んん……っ♡」
初めてのキス。それも恋人同士の甘くとろけた口交。キスの間もキューピッドの膣はきゅんきゅんと締まり、少年のものを搾り取ろうとしてくる。その締め付けに少年は我慢できなくなり、生殖本能のままゆっくりと腰を動かし始める。
「んぅ……っ♡」
少年の動きに合わせてキューピッドの口から吐息が漏れる。少年は自分が彼女を気持ちよくさせているという嬉しさと、初めてのセックスによる興奮で頭がいっぱいだった。キューピッドの膣は少年のものを優しく包み込み、その形を覚えようとするかのようにきゅんきゅんと締め付ける。そして少年が腰を引くたびに名残惜しそうに吸い付き、逆に押し込むときは柔らかく受け止めて包み込むように受け入れる。その絶妙な力加減に少年はたまらず腰を繰り返しへこへこと前後させてしまう。
「はぁ……っ♡ あんっ♡ どう? 気持ちいい……っ?」
「はいっ、すごくきもちいいです……キューピッド様の中、あったかくてぬるぬるで……腰、止められないっ♡」
「あぁっ♡ 止めないで……♡ 私も気持ちいい、からぁ……♡」
キューピッドは少年の背中に手を回し、彼の身体をぐっと引き寄せて抱きしめる。お互いの身体が密着し、二人はさらに深く繋がる。そして少年は彼女の胸の谷間に顔を埋め、その柔らかさを顔全体で感じる。少年の顔にはキューピッドの乳房がむにゅりと押し付けられていた。それは張りがありながらも柔らかく、少年の顔を包み込み幸福感で満たしていく。少年はたまらずその先端を口に含み、ちゅうっと吸う。すると口の中に甘い味が広がると同時にキューピッドの身体がびくんと跳ね上がる。少年が口を離すと乳首はすっかり勃起し、唾液でぬらぬらと光っていた。
「あんっ♡ もう、勝手に……っ♡」
「ごめんなさい……でもキューピッド様のおっぱいがすごく……♡」
「いいよ、君の好きなようにして……♡」
そう言ってキューピッドは少年の頭を撫でながら微笑む。少年はそのまま彼女の乳首に舌を這わせ、舐め回す。その度にキューピッドの身体はびくびくと震え、膣はきゅんきゅんと締まり少年のものを刺激する。その刺激に少年はたまらず腰の動きを激しくし、お互いの快感を高め合う。
「ああっ♡ はむ♡ んちゅ♡ キューピッドさまぁ……♡」
「あぁっ♡ いいっ♡ もっと……っ♡」
少年は夢中でキューピッドの乳房を吸い、腰を振る。そしてせりあがってきた彼女の子宮口に何度も亀頭を押し付ける。その刺激にキューピッドは身体をのけぞらせながら嬌声を上げる。少年のペニスがぐりっと押し付けられると、そのたびにきゅんと膣が締まり少年を絶頂へと導く。
天使は快感に顔を歪ませながらも、慈愛に満ちた微笑みで少年を見つめる。その微笑みに少年はさらに興奮し、腰を激しく振り始める。パンッ、パンッと肉同士がぶつかり合う音が部屋に響き、キューピッドは愛しい熱棒が出し入れされる度に甘い喘ぎ声を上げ、秘肉を締め上げ膣全体で少年のものを感じる。
「あっ♡ ふぁっ♡ ああぁ……っ♡」
「はぁ……っ!キューピッド様ぁ……♡♡♡」
キューピッドにさらに強く抱きつき、その大きな胸に顔を埋めて腰を振る。柔らかい感触と甘い匂いに包まれて、少年の頭は快楽で真っ白になる。そして少年のものがキューピッドの子宮口を叩く度に、彼女の身体はびくんと跳ね上がり、膣はきゅうっと締まる。その締め付けに少年はたまらず射精感が込み上げてくる。しかしまだ出したくないと我慢し、歯を食いしばって耐える。そんな少年の様子に気付いたのか、キューピッドは優しく微笑みかける。
「いいよ♡ 私の中にたくさん注いで……っ♡」
「──ッ♡ あっ♡ 出るっ、でちゃ……あぁあっ♡♡♡」
「んぁっ♡ んうっ♡ ああぁぁ〜っ♡♡♡」
少年のペニスから大量の精液が迸る。その熱さにキューピッドは身体をのけぞらせ、膣はきゅんきゅんと締まり少年を絶頂へと導く。熱い奔流を受け、キューピッドの子宮は悦びで震え、彼女は恍惚とした表情を浮かべる。少年は射精しながらも腰を振り続け、最後の一滴まで絞り出そうとしているかのようにキューピッドの膣内へ注ぎ込む。
「あぁ……すごい……♡ こんなにいっぱい……♡」
「はぁ……っ♡ あぅ……♡」
少年は射精の快感に身体をがくがくと震わせる。キューピッドも絶頂後の余韻に身体を震わせ、二人は繋がったまま抱き合い互いの体温を感じ合っていた。そのまましばらく繋がったままでいると二人の結合部からとろりとした白い液体が流れ出た。二人は繋がったまま抱き合ったままベッドに横たわり、呼吸を整えていた。
「どうだった?初めてのセックス……♡」
「すごく、気持ちよかったです……っ」
少年が恥ずかしそうに答えると彼女は嬉しそうに微笑んだ。そして彼を抱きしめ、耳元で囁いた。
「ありがとう……私の初めてを貰ってくれて……♡」
その言葉に少年は胸がいっぱいになり、キューピッドを強く抱きしめた。そして二人は再びキスをする。互いを慈しむような触れ合うだけの口づけから、興奮を煽るねっとりとしたディープキスへと変わり、少年は再び彼女の膣の中で硬さを取り戻していった。ゆっくりと唇を離すと銀色の橋がかかり、ぷつりと切れる。
「ん……ふふっ、また大きくなった♡」
「う……はい……」
キューピッドは少年のものが入ったまま自分の下腹部をさする。その動きに少年は反応し、さらに硬くしてしまう。その硬さと大きさを膣の中で感じながら彼女は少年に微笑みかける。天使であるキューピッドの微笑みは慈愛に満ちており、まるで聖母のようだった。しかし彼女の下半身では少年のペニスがしっかりと咥え込まれており、結合部からは白濁液が溢れ出し太ももを伝っていた。その姿はあまりにも淫靡で背徳的だった。
「今度は私が上になって動く番だね……♡」
キューピッドは少年を下に寝かせると騎乗位の体勢になった。そしてゆっくりと腰を動かし始めた。
「はぁ……っ♡ ん……っ♡」
「うぁあ……♡」
腰を上下させる度に、彼女の豊満な乳房が激しく揺れる。その淫靡な光景に少年は更に興奮し、彼女の中でどんどん硬さを取り戻していく。それを膣内で感じ取った彼女は、さらに激しく動き始めた。キューピッドの膣は少年のものを搾り取ろうとするかのような動きで、きゅうっと締まる。その動きに少年はたまらず腰を突き上げてしまう。その衝撃にキューピッドは身体をのけぞらせ、大きな胸がぶるんと揺れる。そして彼女は少年の上に倒れ込み、舌が絡み合うキスをする。お互いの唾液を交換し合いながら二人は快感を高め合っていく。その間も彼女の腰の動きは止まらず、二人の結合部はぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。
「んむっ♡ キューピッドさまっ♡ んちゅう♡」
「んっ♡ ちゅぱっ♡ はぁ……っ♡」
キューピッドの口からは甘い吐息が漏れ、その目はとろんとしている。彼女の身体は汗ばんでおり、天使の翼もしっとりと濡れている。少年もまた快感で頭が真っ白になり、うわごとのように敬愛する彼女の名を呼び腰を突き上げる。
「──キューピッド様……っ♡ 気持ちいいです……っ♡ もっと、もっとください……っ!」
「ああ、もちろん♡♡♡ たくさんたくさん気持ちよくなって♡♡♡」
少年の懇願に応えるかのように、キューピッドは少年に覆い被さり激しく腰を振る。そして彼女は絶頂へと近づいていく。少年も限界が近づき、彼女の背中に手を回し強く抱きしめる。すると彼女もそれに応えるように少年の唇に自分の唇を重ねる。
「んっ♡ ちゅっ♡ んっんっ♡ んぅんっ♡」
「んむ……っ! んっ♡ 〜〜〜〜ッ♡♡♡」
そして二人は同時に絶頂を迎えた。少年のペニスから大量の精液が放たれ、再びキューピッドの子宮を満たしていく。キューピッドは少年のものを全て受け止めようと、彼の身体をぎゅっと抱きしめ膣を締め上げ最後の一滴まで搾り取る。その刺激に少年は身体を震わせ、彼女の子宮を再び満たす。長い射精が終わり、二人は唇を離すとお互いを見つめ合ったまま荒い呼吸を繰り返していた。キューピッドは少年の頭を撫でながら微笑む。その顔は慈愛に満ちた天使そのものであったが、汗ばんだ褐色肌や乱れた翼は背徳的な美しさがあった。
「はぁ、ああっ……♡ ふふっ、今回も気持ちよかったかな♡」
「は、はい……すごく……♡」
少年は恥ずかしそうに答えた。それを聞いてキューピッドは優しく微笑むと彼の頭を撫でた。その心地よさに少年はうっとりした表情を浮かべ、キューピッドもまた頬をゆるませると、腰を持ち上げペニスを引き抜いた。引き抜かれる瞬間、「んぅ……っ♡」とキューピッドの切なげに声と共にぶぴゅ♡と精液が漏れでる淫靡な水音が少年の鼓膜を揺らす。
「べとべと……お口で綺麗にするから……♡」
キューピッドは少年の股間に顔を寄せると、精液と愛液でべたべたのペニスを口に含んだ。
「んっ♡ちゅっ……じゅぷ……れろぉ……」
「ひぁっ♡ キューピッドさまっ、お口でなんて……っ!」
敬愛する天使にしゃぶられているという事実が背徳的な興奮を呼び起こし、少年は幼い雄茎を口内で再び硬くする。その様子にキューピッドは嬉しそうに微笑み、亀頭を舐め回し竿を手で扱きながら精液を啜りとる。そしてもう片方の手で陰嚢を揉みほぐしていると、小さな睾丸にどくどくと新たな精液が造られていくのを感じた。お掃除のつもりで始めたフェラチオが、射精を促す口淫に変わる。
「キューピッドさまっ、もうだめ……っ!」
「んちゅっ♡ちゅぱぁっ♡ いいよ♡ そのまま口にだして……♡」
「そんなっ♡ お口になんてっ♡ ああっ♡」
「んちゅ♡ じゅる♡ もう腟内に射精をしているし、遠慮なんてすることない♡ じゅぷっ♡ ぢゅるるるっ♡ たくさん出して♡」
「あああっ♡ そんなにはげしくっ♡ あああぁっ♡」
キューピッドは少年の腰に手を回し逃げられないように固定し、喉奥まで一気にくわえこんだ。そして口内で舌を絡ませながら頭を上下させ、激しく吸い上げる。
「んん〜っ♡ ぢゅぽっ♡ んぐっ♡ ぐっぽ♡ ぢゅるるるっ♡」
「ああっ! もうだめぇっ♡ うぁ、あぁあ……っ♡♡♡」
少年はたまらずキューピッドの喉奥に3度目の精を放った。口の中が少年の精液でいっぱいになり、喉の奥に熱いものが当たる感覚にぞくぞくと背中を震わせながら射精が終わるまで口を離さなかった。
「んむっ♡ まだこんなに……んく♡ こく♡ ちゅるるるっ♡」
「はぁ……はぁ……っ♡」
キューピッドは少年のものを綺麗になめとり、尿道に残ったものを吸い出す。最後の一滴まで飲み終えたところで、ちゅぽんと音を立ててようやくキューピッドの口から少年のものが解放された。そしてそのまま、キューピッドは萎んだ睾丸に舌を這わせる。
「れる♡ れるれろ♡ はむ♡ れろれろ♡」
「はぁっ♡ キューピッドさまっ♡ ああぅ……♡」
まだ足りない、もっと欲しいとねちっこく睾丸をなめ回し、舌先でつつき、咥え込んで口内で転がしていると、小さな睾丸にまた精液が充填されていく。キューピッドは嬉しそうに微笑み、睾丸から口を離すと萎えた少年のものを再びしゃぶり始めた。
「ふぁっ♡ ま、また……っ♡」
「んちゅ♡ すまない、でももっと欲しいんだ♡ 君の精液が、愛の証が、もっともっと……♡」
キューピッドは愛おしそうに少年のものをしゃぶる。柔らかい唇で優しく皮を剥き、口を離すと敏感になった亀頭にキスの雨を降らす。そして舌を伸ばして裏筋を刺激し、咥え込んで頭を上下に動かし始める。
「あぁっ♡ キューピッドさま……っ♡ ぼく、また……っ!」
しっかりと固くなるまでしゃぶると、キューピッドは口を離して、その豊満な乳房で少年のものを挟み込んだ。褐色の乳房に小さなペニスが隠れてしまう。少年はその光景にごくりと喉を鳴らした。
「ん……っ♡ 私のおっぱいはどう?」
「はい……すごくやわらかくて、きもちいいです……」
大きな乳房は少年の小さなものをすっぽりと覆い、優しく包み込んでいる。柔らかな圧迫感と温かさが心地よく、少年は無意識のうちに腰を動かしていた。その動きに合わせるように、キューピッドは乳房を上下に動かし始める。柔らかい弾力に包まれながら擦られるととても気持ちいい。ゆるく腰を打ち付ける度に、たぽ♡たぷん♡と飴色の乳房が波打つ。
「うぅ……っ♡ キューピッド様……っ♡」
「ふふっ、おっぱい気持ちいい? 君のものが、おっぱいの中でびくびくしているよ♡」
「はい……っ♡ すごくきもちいいです……っ」
キューピッドは嬉しそうに微笑むと、乳房を下から持ち上げるようにして力を込めた。その圧迫感に少年が呻く。キューピッドはさらに激しく乳房を動かし始める。少年はその動きに合わせて必死に腰を動かした。気持ちよくなりたい一心の彼を見てキューピッドはくすりと笑うと、乳房の動きをさらに激しくした。
「ふふっ、一生懸命に腰を動かしてかわいい♡ もう出そうなの?」
「は、はいっ! もう出そうです……っ!」
少年は限界が近いことを告げ、キューピッドは胸でしごくスピードを更に早めた。そして少年が達する直前に乳房を持ち上げ、亀頭が谷間から出たところで搾り取るように一気にしごきあげた。その瞬間少年は「ひぁぁっ♡」という甘い声共に背中をのけぞらせ、精液を放った。勢いよく飛び出した精液がキューピッドの褐色の顔や胸を、白く汚していく。
「あぁっ♡ またっ、いく♡ でちゃうぅっ♡♡♡」
「んんっ♡ すごい量……♡ 何回も出してるのに……♡」
胸や顔に飛び散った精液を指で掬うと、ぺろりと舐めた。そしてそのまま自分の指をしゃぶり始めた。少年の出したものを夢中で舐め取る姿はいやらしく、少年は再び下半身に熱が集まってくるのを感じた。
「あ、ぅ……っ♡」
「ふふっ、まだ元気そう……♡」
キューピッドは立ち上がると壁に手をついた。そして大きな尻を突き出し、少年を誘うように振る。少年の目の前には、褐色の尻と濡れそぼった秘所が晒されていた。割れ目からは愛液と精液が混じりあった白濁が溢れ出し太ももを伝っている。その淫靡な光景に少年はごくりと喉を鳴らした。キューピッドのそこはひくひくと物欲しそうに蠢いている。その光景に頭がくらくらするような感覚を覚えながら、少年は引き寄せられるように彼女に近づきその腰を掴んだ。そしてそのまま自分のものを彼女の秘所にあてがい、一気に挿入した。
「あぁんっ♡ きたぁ……っ♡」
「はぁっ♡ きゅーぴっどさまっ♡ あぁあっ♡」
待ち望んでいたものを与えられ、キューピッドは歓喜の声を上げる。少年もまた、熱く濡れた膣内に包み込まれる感覚に身震いし、熱い息を吐いた。キューピッドの中は狭くきつく締め付けてくるが、たっぷりと濡れているおかげでスムーズに動くことができた。少年が腰を打ち付ける度に結合部からぐちゅりと卑猥な水音が響き渡り、その音に合わせてキューピッドの豊満な乳房と尻肉が揺れ、キラキラと汗が飛び散る。
「あんっ♡ あぁっ♡ 君の、すごくきもちいいよ……っ♡」
「ああっ!キューピッド様の中もっ、すごくきもちいいです……っ!」
キューピッドは少年に突かれる度に甘い声で鳴き、膣内はきゅんと締め付けてくる。少年はその快感に耐えきれず夢中で腰を振り続けた。結合部は泡立ち白濁が溢れ出し床にぽたぽたと落ちていく。キューピッドは壁についた手をぎゅっと握り快感に身を委ねる。少年はキューピッドの腰を掴んでいた手を離し、彼女の背中に覆い被さった。そして後ろから手を伸ばし乳房を鷲掴みにする。柔らかい脂肪の塊は少年の小さな手から溢れ出し、指の間からはみ出している。
「あぁんっ♡ おっぱいっ、きもちいい……っ♡」
「キューピッドさまっ、好き……好きです……♡♡♡」
「わたしもっ、すきっ♡ 愛してるっ♡♡♡」
少年はキューピッドの背中、ちょうど翼の付け根あたりに顔を埋めながらうわ言のように呟く。その言葉を聞いた瞬間、キューピッドは少年の精液が残る子宮がきゅんとうずくのを感じた。そして少年を迎え入れるように膣内がさらにきつく締まり、少年のものを搾り取ろうとうねる。その刺激に少年は限界を迎えそうになる。
「あぁっ!キューピッドさまっ、ぼくもう……っ!」
「うんっ♡いいよ、中に出して……っ♡」
「はいっ♡ 出しますっ♡ 中に……大好きなキューピッド様のナカにっ♡」
「あぁっ♡うれしい……っ♡」
「あぁっ♡ きゅーぴっどさまっ♡ ああっ♡ うぁ……ぁああっ♡♡♡」
少年はキューピッドの最奥にペニスを突き入れ、子宮口に先端を押し当てるとそこで精を放った。熱い奔流を受け止めながらキューピッドは背中を仰け反らせ絶頂を迎える。少年のものをくわえ込んだ膣が痙攣し、精液を飲み干していく。少年も最後の一滴まで搾り取るような膣内の動きに腰を震わせた。最後の射精は長く続き、その間にもキューピッドは甘い声を上げ続けた。やがて長い射精が終わると、少年のペニスは本来の大きさへと戻り、ずるりと抜けた拍子にぶぴゅっ♡と精液が吹き出し床に広がる。
「はぁ……はぁ……」
「ふふっ、最後までたくさん出してくれた♡」
キューピッドは少年を抱き抱えると、そっとベッドに寝かせて自分もとなりに横になった。腰振りの疲労を整えるように上下する薄い胸板に優しく手を起き、度重なる射精の快感でとろけた愛しい人の顔をじっくりと見つめる。汗で張り付いた前髪を梳いてやりながら、キューピッドは少年に問いかける。
「私とのえっちはどうだった?」
「とっても気持ちよかったです……キューピッドさまの中、すごく熱くてとろとろで……」
少年は恥ずかしそうに答えた。その様子を見てキューピッドはくすくすと笑うと少年の頭を撫でてやる。
「もうこれで君と私は主従ではなく……恋人だね♡」
「はい♡ キューピッド様の……こ、恋人として恥ずかしくないように励みますっ」
「ふふっ、嬉しいな……♡」
キューピッドは少年をぎゅっと抱きしめた。豊満な乳房に包まれながら頭を撫でられる、それは先ほどまで性をかき立てられる行為であったが、今の少年にはただ安息と幸福を感じる行為となっていた。
町外れの小さな協会で、二人はいつまでもそうして抱き合い、愛を囁きあった。愛を分け与え続けてきたキューピッドは、ようやく自らも愛を享受することができた。
23/12/28 10:24更新 / TakoTako