読切小説
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縛り付けられた「  」
 ぼくは悪い人間だ。

 目の前の、椅子に縛られたお姉さんを見てそう思う。冒険の途中でたちよった廃村に、そのお姉さんはいた。ボロボロの服を来て、呻きながらよろよろと廃村をうろついていたお姉さん。彼女は、ゾンビという魔物になっていた。

 一目惚れだった。

 土気色で虚ろな顔で、生気を失った白髪を揺らしながらうろうろと歩き回るお姉さんは、どの町でみた女の人よりも美しく魅力的に見えて──とても、興奮してしまった。ぼくは、気がついたらお姉さんをロープで縛り付けて、廃墟に連れ込んでいた。お姉さんの動きは緩慢で、難しい事じゃなかった。手近にあった椅子にお姉さんを縛り付けて、ぼくはじっとお姉さんを見つめた。

 普通の人間であれば、きっと怯えか怒りか、マイナスな感情を向けられるような行為だとは分かっている。でも、目の前のお姉さんは道を歩いていた時と変わらずぼんやりとした視線をこちらに向けるばかり。引っ込み思案で、女の人とまともに話すこともできないぼくには、ゾンビのお姉さんがちょうどよかった。

 ちょうどいい、だって? なんて、なんて最低な言葉だろうか。ゾンビとはいえ一人の人間に、女性にむかって『ちょうどいい』なんて言葉が出てくるなんて。急激に自分が愚かでどうしようもない人間に思えて来て、お姉さんを縛る縄をほどこうとしたそのとき、

「──ぁ……っ」

 ボロ布の服、その片側がはらりとめくれた。その下にあったのは、紛れもない女の人の──おっぱい。土気色の生気のない肌色だったけれど、まんまると柔らかそうなふくらみと、その先端の血の通っていない薄青い乳首が、ぼくの理性を奪った。

「うー……あぁー……」
「ぅあっ、はぁ……っ!」

 ズボンのしたでおちんちんが痛いくらいに固くなっているのを感じながら、おっぱいに触れてみた。ひやりとして驚いたけれど、ふくらみはぼくの指が沈み込んでしまうほど柔らかくて、手が離せなくて、夢中で揉み続けてしまう。
ゾンビのお姉さんは、抵抗しなかった。虚ろな瞳でぼくを見つめながら、あーとかうーとか呻くばかりだった。そんな様子にすら興奮して下半身が熱くなる。ズボンを脱ぎ捨てて、自分のモノを触る。

「あっ、んん……っ!」

 お姉さんを見つめながら、おっぱいを揉みしだきながら、必死におちんちんをしこしこと擦る。おっぱいに触っただけで興奮して、勝手にしこしこしてしまうなんて、恥ずかしくて顔から火が出そうだ。でもやめられない。

「ふぅー……ふぅー……!」
「んぁー……んー……」

 荒い息づかいで見つめる先では、お姉さんが相変わらず虚ろな表情を浮かべたまま。ぼくが何をされもされるがままになっている。そのことに堪らなく興奮してしまう自分がいた。おちんちんはどんどん固くなって、とろとろの先走りを溢れさせ、扱く手にまとわりついてにゅこにゅこといやらしい水音をたてる。

「ああぁ……! お姉さんっ、お姉さん……!」

 絶頂はすぐに訪れた。腰の奥から熱いものが湧き上がってきて、頭の中で何かが弾けるような感覚。勢い良く飛び出た精液は土気色のおっぱいにかかり、どろりと垂れ落ちて地面へと落ちていく。それをぼんやりと見下ろしてから、はっとしてお姉さんを見た。

「ご、ごめんなさい……!」

 射精で興奮の収まったぼくの頭は理性を取り戻した。慌てて謝りながら、汚れてしまったおっぱいを拭く。白く濁った体液が土気色のおっぱいにぬらぬらと光ってとてもエッチだ……なんて、頭に浮かんだいやらしい考えを振り払いながら、自分の出したものを全部拭き取った。

 綺麗になったおっぱいを見てほっとしたけど、同時に罪悪感も湧いてきた。ゾンビとはいえ女の人を汚してしまったのだ。それもこんな風に無理やりに縛り付けて、名前も知らないお姉さんに向けて射精してしまったなんて……。

「本当にごめんなさ……」
「ぁあー……! んぅー……!!」

 突然、お姉さんは体を揺らして暴れだした。暴れるといっても椅子に縛られているのだから、ガタガタと脚がなる程度でロープがほどけるほとではなかった。好き勝手にして、精液までかけたことを怒っている。罪悪感で血の気が引いたけれど、お姉さんの虚ろな顔にちょっとだけ浮かんだ感情は、怒りというより不満。

「え……?」

 口を開けて色の悪い舌を伸ばしながら、椅子の足をガタガタと揺らして暴れる。お姉さんの視線と舌の先にあるのは、ぼくの精液を拭いたタオル……。まさかと思いながら、そっと口もとに持っていくとお姉さんは躊躇せずに吸い付いた。ぼくの精液で汚れているのも構わず、むしろタオルについた白くて臭う塊を舐め取っては飲み込む。

「んむぅ……んぐ……♡」
「っ、うぁ……ああ……っ!」

 拒絶や軽蔑を向けられているかと思っていたのに、目の前のお姉さんはぼくの精液をまるで甘い密でも舐めるかのように自分から口にしている。現実離れした、ぼくに都合が良すぎるいやらしい光景に、頭が混乱して無意識にタオルを引き剥がすと、お姉さんの顔に再び不満の色が浮かぶ。

「んぁあー……!! あーうー……!!」
「あぁ、そんな、こんなの嘘だ……!」
「あぅうー……!! んー……! んれぇー……!!」

 またガタガタと椅子を揺らしながら、タオルに向けて舌を……いや、違う。お姉さんはぼくのズボンに、おちんちんに向けて舌を伸ばしている。何をしたがっているのか察しがついた時には、自分でズボンも下着も脱ぎ捨てて、固くなったおちんちんを晒していた。

「はっ、はっ……! お姉さん……!」
「んぁあー……♡ あっ、あぅう……っ!!」

 間違いない、お姉さんはぼくのおちんちんを咥えようとしている。でも、縛られているせいで自由がきかなくておちんちんに届かない。おちんちんの高ぶりに突き動かされるように、お姉さんの上半身の縄を少しゆるめる、けどまだ届かなくて、お姉さんを椅子ごとベッドの方へ向けてベッドの上に立つと、ちょうどいい位置になった。

「お姉さんっ、これでできる? おっ、おちんちん舐められるよね?」
「あー……♡ んぁ……んれぇー……♡」

 お姉さんは嬉しそうに目を細めて肯く。そして、ゆっくりと舌を差し出してきた。ぼくは我慢できずにお姉さんの頭を掴んで、おちんちんに近づけるとぴちゃりと湿った音を立てて触れた。体温の低い舌の冷たさに体が震えたけど、それ以上に柔らかくてぬめぬめした感触が気持ち良くて、そのまま腰を動かして、お姉さんの舌に擦り付けるように動かす。

「あっ、ああぁっ! これ、すごいぃ……舌っ、きもちいぃ……!」
「んれぇ……♡ れろ、れろ……あぁー……♡」

 舌の表面がぬるぬると動き回っておちんちんの先っぽを舐めまわされる。少し冷たいざらついた感触に腰の奥から熱いものが込み上げてくる。お姉さんが舌を尖らせて、ちろちろとおちんちんの裏側をくすぐられるとびくびく全身が震えるほどきもち良かった。

「ひぁっ♡ お姉さんっ、それきもちいいっ♡ もっと……もっとして……っ!」
「んぁー♡ れろれろ、れるれる、んれ……あうぅー♡」

 ぼくの言葉を理解してくれたのか、おちんちん裏側ばかりをぺろぺろと舐めてくれる。もどかしいきもち良さに全身がじんじんしてくると、もっと気持ちよくなりたくて、お姉さんの後頭部に手を添えて引き寄せた。柔らかい唇におちんちんの先端を触れさせて、そのまま押し込んでいく。

「あぁっ! やわらか……んああっ♡」
「んむ、んぅー……♡ 」

 なんて乱暴なことをしているんだろう。縛り付けた女の人の頭を掴んで無理矢理おちんちんをお口に入れるなんて。そんな罪悪感は、お姉さんが言葉を話せないこと、お姉さんの表情がどこか嬉しそうなことを言い訳にすぐに心のすみっこに追いやられてしまう。
 
 お口の中も舌やおっぱいと同じように冷たかったけれど、ぼくのおちんちんの熱さが移ってすぐに温まる。ぬるぬるしたお姉さんの舌と、ひんやりとした歯が触れる感触がすごくえっちで、夢中で腰を振ってしまう。

「んちゅっ、んうう〜♡ んっ、んっ、んんぅー……!」
「あぁああっ♡ お姉さん、お姉さんのお口きもちいいっ♡ あっあっ♡ こしっ、腰止まんない……っ♡」

 お姉さんは嫌そうな顔ひとつせず、むしろ、喉奥までおちんちんを飲み込もうとするかのように、頭を突きだしちゅうちゅうと吸い付いてくる。乱暴で最低なことをしているぼくを受け入れてくれているようなその動きに、あっという間に興奮が高まってしまう。

「あぁっ♡ だめ、出る……っ! あぁああっ♡」
「んぶっ、ちゅる♡ んっ、んんっ! んぅ〜……♡」

 一度出したにも関わらず、たった数分でお姉さんのお口の中に射精してしまった。勢い良く飛び出した精液がお姉さんの喉に向けてびゅるびゅると放たれていく。お姉さんは口をすぼめて、じゅるじゅると吸い付いてくる

「ひぁっ♡ おねえさっ、いまでてるからっ♡ すっちゃだめっ♡ うぁっ、あぁっ♡」
「んふっ、ずじゅるるっ♡ んぐっ、んっんっんっ♡ じゅるるっ♡ んくっ、んくっ♡」

 お姉さんはぼくの言うことも聞かず、必死になっておちんちんを吸ってくる。ぼくは何度もおちんちんを口から引き抜こうと腰を引くけど、ぴっとりとくっついた唇を引きはがすことができない。おちんちんを根元まで飲み込まれて、精液をぢゅうぢゅうと吸い取られる。

「あっあぁっ♡ おねっ、おねぇさっ♡ おちんちんとれちゃうっ♡ ふぁっ♡ とれちゃうよぉっ♡」
「んぢゅっ♡ ずぞっ、じゅるるるぅっ♡ んぐ、こく……♡ ちゅぽっ♡」

 ようやくお姉さんがおちんちんを解放してくれた時には、立っていられなくてベッドの上にへたりこんでしまった。お姉さんの唾液でべとべとになったおちんちんがお腹の上でぴくぴく震えているのを感じる。

「あぅ、あ……♡ はぁっ、はぁ……っ♡」
「んくっ、ごくっ♡ こくっ♡ んぁあー……♡♡♡」

 お姉さんは、喉を動かして口の中のものを飲み込むと、土気色の顔で幸せそうに笑った。ぼくは息を整えながらぼんやりとお姉さんを見つめていた。もぞもぞとお姉さんの体が動くのを見て、ぎしぎしとベッドが軋む音を全身で感じて、お姉さんの幸せそうな顔が目の前にきて──。

「え……あっ!」

 気がついた時には遅かった、お姉さんを縛っていた縄が完全にほどけていた。お姉さんの手がぼくの頬に当てられ、冷たい指や手のひらが肌に触れる。ぼくの体が硬直すると同時に、お姉さんの唇が近づいてきた。

「んぁ、んちゅー……♡」
「あっ、んむ……っ!!」

 お姉さんの唇が触れた。柔らかくて湿った感触が伝わってきて、全身が震える。お姉さんはぼくに覆い被さるような体勢で、キスをしながらゆっくりと体重をかけてきた。柔らかいおっぱいが胸に触れてどきりとする。お姉さんの長い白髪がぼくの顔を撫でて、甘い匂いが鼻腔を満たす。

「んぁ♡ んちゅ、ちぅ……♡」
「んぅっ!? んっ……んぅ……♡」

 ぼくは思わず押し退けようとしたけど、それよりも早く両手首を掴まれて、そのままベッドに押し付けられた。縛り付けた時は全然力がなかったのに、今は腕に力を込めてみても微動だにしない。細い腕からは想像できない人外の筋力に、ぞくりと背筋が震えた。

「んぁあ〜……♡ んちゅ♡ ちゅっちゅ♡」
「んぅっ! んっ♡ んぅ……っ♡」
「んちゅ♡ ちぅ♡ んぷ、んれぇ……♡」

 ぬるり、とお姉さんの舌が口のなかに入ってくる。ほんのりと生臭いぼくの精液の臭いがしたけれど、それはすぐに薄れて消えて、お姉さんの味が口のなかに広がる。ざらついた舌の表面同士が擦れて、ぞくぞくとした快感が背筋を駆け上がる。逃げようとするぼくの舌を追いかけるようにお姉さんの舌が動いて、絡め取られる。唾液が混ざって、ぴちゃぴちゃという音が頭のなかいっぱいに響いて何も考えられなくなる。

「んむぅー♡ んれ、れるれる♡ はふ、んちゅ♡ れろぉ〜……♡」
「んぅっ! んっ、んぅっ……♡」

 舌を絡ませてくるお姉さんの舌の動きが激しさを増していく、舌の裏側を舐められると頭の中がぼうっとしてくる。お姉さんはぼくの手を押さえつける力を緩めてくれなかったけど、もうそんなことはどうでも良かった。ただひたすらにお姉さんとのキスに夢中になっていた。

「れるれろ、んちゅぅ♡ じゅぷ、れろぇろ……ちゅぱぁ♡ んぁあ〜……♡」
「ぷあっ! はぁ、はあっ……あっ! あうっ♡ んぅうっ♡」

 お姉さんは口を離すと、今度は耳たぶを甘噛みしてきた。くすぐったいような気持ちいいような感覚にびくりと肩が跳ねる。お姉さんの熱っぽい吐息と甘く噛まれる快感の後は、今度は鼻先が首筋に押し付けられて、そのまま舐められる。

「はぁ、はぁ……♡ おねえさんっ、おねえさぁん……♡」
「んちゅ、ちゅっちゅ……♡ れる、れろ♡ うぁあー……♡」

 お姉さんは甘ったるい呻き声をあげると、また唇を重ねてきた。お姉さんの舌の温かさを感じながら、ぼくはうっとりと目を閉じた。

「れるれる♡ れぇろ、れろ♡ じゅるるっ、ちゅぱ……んぁー……♡」
「んむっ、ちゅる……♡ んぁっ、れろ、んちゅう♡」
「んちゅっ♡ ちゅっ、ちゅうぅっ♡ ちゅっちゅっ♡」
「んぅうっ♡ ぷあっ、んむっ、んぅううっ♡」

 お姉さんはぼくの口に吸い付き、舌を絡ませながら片腕を離した。自由になった腕だけど、お姉さんのキスでとろかされた今のぼくは指先をすら動かせなかった。お姉さんが空いた方の手でぼくのおちんちんを握ると同時に、下半身に密着していたお姉さんの体が浮く。それからおちんちんの先端に冷たいぬるぬるの何かが擦り付けられる感触。ぼくは目を開いて、お姉さんを見た。

「んっ♡ おねえさっ、これっ、おねぇさ……あっ、んぅっ♡」
「んちゅ♡ んっ、んっ、んぅー……♡」

 にゅるにゅると擦り付けられているのは、きっとお姉さんのおまんこだ。ぬるぬるの肉ひだがにゅる、にゅるるっ♡ とをおちんちんに擦れる。数回ぬるぬるのお肉が擦りつけられた後、つぷ、と先端が飲み込まれた。

「んむ、あっ♡ ああっ♡ おねえさっ、これっ、だめっ♡ セックスしちゃうっ♡ おねえさっ♡」

 わけのわからないまま恥ずかしいことを口走るぼくを、お姉さんは幸せそうな笑顔で見つめたまま、ゆっくりと腰を沈めてきた。にゅぷぷっ♡と冷たくてぬるぬるのお肉の塊の中に、おちんちんが飲み込まれてしまった。

「ああっ♡ あっ、あっ♡ おねっ、お姉さんっ♡ お姉さんのなか、にぃい……♡♡♡」
「んああ〜……♡ はぁあう〜……♡ んぅ〜……♡♡♡」
「あぅっ、んっ♡ お姉さんっ、お姉さんっ♡ あぁあっ♡」

 お姉さんの膣内はぼくのおちんちんの熱ですぐに温まって、温泉みたいにあったくなって、ぬるぬるしていて、狭くて、柔らかくて──とにかくすごく気持ちよかった。お姉さんはぼくの指に指を絡めてぎゅっと握ると、上体を起こしてゆっくりと動き始めた。

「あぁっ♡ あっ、あっ♡ お姉さんっ♡ うごくのだめっ♡」
「んっ、んぅうっ♡ はぁあ〜……♡ んっ、んっ♡ んぁ〜……♡」
「ああっ♡ すご、あぁっ♡ おまんこ、きもちよくて、あぁあっ♡」

 ぬるぬるの肉ひだがぼくのおちんちんを包み込んで、ぎゅーっと締め付けてくる。そのまま腰を持ち上げられれば、気持ちのいいぞわぞわが全身を駆け巡って、一気に腰を沈められればぬるぬるのひだひだがおちんちんに一斉にまとわりついて気、頭が真っ白になる。

 お姉さんのお尻がぼくの太股に触れるたびに、ぱんっ、ぱちゅっ、と音が鳴って、見えないけれど、ぼくたちは繋がっているんだって実感する。土気色のおっぱいが、たゆんたゆんと柔らかく跳ね回る。

「あっ、あっ♡ だめっ、もう出ちゃうっ♡ 中に、中に出ちゃうよぉ……っ♡」
「んぁあ〜……♡ はぁう〜……♡ んぅ〜……♡♡♡」

 お姉さんはぼくの言葉を聞いているのかいないのか、蕩けた顔のまま腰を振り続ける。ぼくはお姉さんにされるがままに快楽を与えられ続けて、もう限界だった。お姉さんはぼくの両手を押さえていた手を離すと、今度はぼくの背中に回して体を密着させてきた。ひんやりと柔らかい身体に、初めてのセックスで興奮している身体中の熱が奪われて、ぼくとお姉さんの体温がぴったりと揃う。

「あぅうっ♡ お姉さんっ、お姉さんっ♡ ああっ♡」
「んぁあ〜♡ あぅう♡ あぁっ♡ あぁあっ♡ あぅ〜♡♡♡」
「あっ♡ でるっ、ほんとにでちゃうっ♡ あっ、だめ……あぁっ──♡♡♡」

 どくん、と心臓が脈打つ。お姉さんの中でおちんちんが大きく震えて、根元からせりあがってきた精液がどぽどぽと吐き出される。射精に合わせてお姉さんの膣内がきゅうきゅうと締まって、すべてを搾り取ろうとしてくる。お姉さんに抱きついたまま、胸のなかに顔をうずめて、びゅくびゅくと射精していると、頭の中がふわふわして何も考えられなくなる。

「はぁ……あ……♡ あぁ……♡」
「んぁあ……♡ んぅううう……♡♡♡」

 お姉さんの甘い声を聞きながら、ぼくは生まれて初めて女の子の膣内に思い切り出したという達成感と幸福感に包まれていた。無理やりに性のはけ口にしていた筈のお姉さんに、反対に無理やりに搾り取られてしまった。そのことに、例えようもなく興奮して、そして幸福に感じていた。

「んあ……んぅ……っ♡」

 ぬぽっ、という小さな音と一緒におちんちんが引き抜かれて、お姉さんの体が離れる。ぼくは荒い息を整えながら、お姉さんを見上げた。こぽりとあふれでた精液を指でいじくると、虚ろな顔に小さく笑みを浮かべて……くるりと体を反転させてお尻をこちらに向けて四つん這いになった。

「うぁー……♡」
「あ……ふぁあ……っ♡」

 目の前に突き出されたお姉さんのお尻を見て、ぼくは思わず情けない声を出してしまった。お姉さんのおまんこから垂れ流されている大量の愛液とぼくの精液が混じったぬるぬるが、ベッドの上に水溜りを作っている。むっちりした土気色のお肉の向こう側で、ピンク色の穴がいやらしくひくついているのが見える。

「はあっ、はあっ♡ おねえさん……っ♡」

 気がついたらぼくは、カチカチになったおちんちんをお尻に擦り付けていた。ぬちゅぬちゅと擦り付ける度に、お姉さんのおまんこの入り口がくぱくぱと開いて、ぼくの先っぽを飲み込もうとする。その動きに誘われるように、ぼくはゆっくりと腰を沈めていった。

「あっ……♡ はいってる……っ♡ お姉さんのなか、またっ♡ はいって……るぅ……♡」
「んぅう〜……♡ うぁあ〜……♡」

 お姉さんの中はとても熱くて狭くて、おちんちんの形に広がってぎゅーっと締め付けてくる。挿入れる角度が違うからか、さっきとはまた違う気持ちよさに頭がおかしくなりそうになる。おちんちんをお腹の奥まで突き入れると、ぴたりとぼくの腰骨がおねえさんお尻のお肉にくっついた。

「あぁあ……っ♡ おくっ♡ 奥まで入っちゃった……♡」
「んぁあ〜……っ♡」

 根元まで入れきると、お姉さんがぶるっと身震いした。そのままじっとしているだけで、膣壁がぐちゅぐちゅと動いて、ぼくのおちんちんを揉みしだいて射精を促してくる。

「うあぁ……っ♡ お姉さん、これすごぃ……っ♡」
「あぅ〜……♡ あぁ〜……♡」
「ぼくのおちんちんっ、食べられちゃってる、みたいぃ……っ♡」
「んぅう〜っ♡ はぁあうっ、うぅあ〜……♡」

 お姉さんは肩越しにぼくを見ながら、甘い声で喘ぎ続けている。ぼくももう我慢できなくて、ゆっくりだけど、動き始めた。ぬるぬるのお肉が絡みついてきて、引き抜くときにおちんちんのくぼみに引っかかる。おちんちんが抜けそうなくらいギリギリまで引いて、それから勢いよく押し込む。お姉さんの一番奥に、ごちゅっ、とぶつかる。一連の動きがきもち良すぎて、腰が勝手に前後に揺れてしまう。

「あっ♡ あっ♡ お姉さんっ♡ お姉さんっ♡ あっ♡ あっ♡ ああっ♡」
「んぁあ〜っ♡ はぁああ〜っ♡」

 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。打ちつけるたびに、お姉さんは嬉しそうに鳴いた。腰を動かすたびに繋がった場所からじゅぷっ、ずちゅっ、と粘っこい音がして、ぼくたちの身体がぶつかり合うたびに、お姉さんの土気色のお尻がたゆんたゆんと揺れる。ぼくはその光景を見ながら、夢中で腰を振り続けた。

「あぁうっ♡ お姉さんっ♡ ぼく、また出ちゃうっ♡ んあぁっ♡ お姉さんのナカにっ、いっぱい出しちゃうぅ……っ♡」
「んぅう〜っ♡ うぁ〜♡ あうっ♡ あっあっ♡ あぁあ〜……っ♡」

 言葉の意味を理解しているのか、お姉さんは更にいやらしい声を上げ続けていた。ぼくはお姉さんに覆い被さるようにして背中に抱きつくと、腰の動きを速めた。ぱちゅぱちゅぱちゅ、と激しくなった水音が更にぼくを興奮させる。

「うあぁっ♡ 出るっ♡ 出すよっ♡ お姉さんのなかに……っ♡」
「うぁあ♡ あっあっ♡ あぁあ〜……♡♡♡」
「あっ、うぁ……〜〜〜〜ッ♡♡♡」

 ばちゅんっ! と思い切り腰を打ち付けて、お姉さんの一番深いところに思い切り射精する。3回目のはずなのに、びゅくびゅくびゅるびゅると射精の勢いは止まらない。ぼくが射精すれば、またお姉さんの膣内がきゅううううっ♡と締まって、ぼくの精液を搾り取ろうとしてくる。ぼくはお姉さんの膣壁におちんちんを押し付けて、びゅるるっ、と最後まで全部吐き出すと、そのままベッドに倒れ込んだ。

「はぁ……っ♡ はぁ……っ♡ お姉さん……♡」
「んぅ……っ♡ あぁ……っ♡」

 お姉さんはまだ物足りないようで、ぼくに覆い被さると、頭を押さえこんでキスをしてきた。ぼくはされるがままに舌を絡めながら、おちんちんがむくむくと大きくなるのを感じていた。

「はむ♡ んちゅ♡ ちぅ♡ ぷあ……うあー……っ♡」
「はぁ……っ♡ お姉さん……♡ もっとぉ……♡」
「あぁあ〜……♡」

     ◆

 ぼくたちはその後何度も何度もえっちをした。ぺろぺろと舌を舐めあうキスを繰り返して、おちんちんを舐めてもらって、ぼくもおまんこを丁寧に舐めた。ふわふわでとろとろのおっぱいにおちんちんを擦り付けたり、ぎゅっと抱き合って太ももにおちんちんをはさんで腰をへこへこと揺さぶった。おまんこの中にも数えきれないくらい射精して、お姉さんのお腹がぽっこりと膨らんだ。

 何度目かの射精をしたときに、壊れた窓枠の外に誰かがいるのが見えた。たぶん冒険者だ。えっちの邪魔をされたくなくて、ベッドとお姉さんを地下室に運んで、重い扉を閉めた。少し様子をみても誰も入ってこなかったから、またえっちを再開した。

 精液を注ぐ度に、おねえさんの身体はぽかぽかと人間らしい体温に戻っていくように感じた。反対にぼくは、人間らしさから離れていく気がした。何日もお姉さんとえっちするうちに、水もご飯もいらなくなった。お姉さんとキスして唾液を交換したり、おまんこを舐めてぬるぬるした愛液をこくこくと飲めばそれだけで喉は潤って、お姉さんの中におちんちんを入れればお腹も心も満たされた。

 それでいいと、ぼくは思う。大好きなお姉さんにびゅくびゅく気持ちいい射精をさせてもらって、ずっと一緒に居られれば他に何もいらない。だからぼくたちは、火傷しそうなくらい熱くなったおちんちんとおまんこをこすり合わせながら、際限なく愛し合った。

「お姉さん……っ♡ おねえさぁん……っ♡」
「あぁ〜……♡ んぅ〜……♡」
「んっ、んちゅっ♡ おねえさんっ♡ お姉さんっ♡ んむっ♡ すき♡ おねえさんすきぃ♡」
「んっ、んむ♡ んちゅう♡ うあ〜……す……き……♡ す、きぃ♡♡♡」
「──ッ♡♡♡ おねえさん……っ♡ ぼくも、ぼくも好きだよっ♡ おねえさん大好きっ♡♡♡」
「うあー……わた、しも♡ すき♡ だいす、き♡ あうー……♡」

 お姉さんとひとつになる感覚に夢中になって、ぼくはひたすら腰を動かし続けた。お姉さんに腰をぶつけるたびに、パンッ、パンッ、と乾いた音が響く。お姉さんが甘い声で鳴くたびにおまんこがきゅうきゅうと締まり、おちんちんが膨れあがってどぷどぷと精液が溢れ出す。

 その繰り返しが、ずっと続いた。
 ずっと、ずっと。

「ぁあ……♡ すき、お姉さんすき♡ うぁあ……またでる……きもちいい……すきぃ……♡♡♡」
「んぁあ……♡ すき、すき♡ わたし、も♡ きもちいい……♡ すき♡ うぁー……♡♡♡」

 ぼくたちは甘い呻き声をあげながら、暗い地下室の中で今日も交わり続ける。いつまでも、いつまでも──。
23/09/02 19:43更新 / TakoTako

■作者メッセージ
性欲に逆らえないで背徳的なことしちゃうショタ君もいいよね……

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