読切小説
[TOP]
ひとりキャンプにご用心
「ああ、やっちゃったなあ……」

 少年は――ネイは、暗い森の中でため息をついた。彼は今、ギルドの仕事の息抜きにキャンプに来ていた。仕事と言っても少年の年齢では手伝えるのは日雇いの掃除やら荷物整理やらで大した稼ぎにはならない。だからキャンプ道具をそろえるのも一苦労だった。ようやく一式そろえて、前々から目を付けていたスポットにテントを張り、火を起こしたまではよかったが、食材を忘れてしまったことに気が付いたのだ。

 食料を調達するにもすでにあたりは真っ暗だ。この辺りはなんども下見で来ているし、危険の少ない場所と知っていたが、オイルランプや松明の少ない明りで歩き回るのは危険だろう。

 ネイは、結局食糧調達はあきらめて、テントの中に入って荷物を広げた。お腹がすく前に早々寝てしまおう、と思って寝袋を広げ始めたネイだったが、火を消そうとテントから出ると同時に、ぐう、とお腹が鳴り、少年はため息をついて項垂れた。

「はぁ……」
「……君、どうかしたの?」
「えっ!?」

 突然の声に驚いて頭上を見上げると、そこには魔物娘が羽ばたいていた。月明かりに照らされた大きな羽にモフモフとした体毛の魔物娘、モスマンだ。モスマンは月明かりを背に、にこりと微笑んだ。初めて魔物娘に出会ったネイは、固まって動けなくなってしまった。魔物娘は人間を食べるとか、連れ去ってやっぱり食べるとか、そんな噂を思いだしたからだ。

 ネイが何もできないまま見上げていると、モスマンは地面に降り立った。大きな翼の他にも頭のてっぺんに触角があり、彼女が魔物娘だということを証明していた。だが、白い長髪は月明かりに照らされきらきらと輝き、その顔立ちはギルドでもそうはいないほどの美貌だった。少し幼さの残る顔立ちだが、少年に比べれば大人びた印象受ける整った顔立ちだった。

 視線を落とせば、彼女の豊満な肉体が目に入った。少年の手のひらに、いや大人の手でも到底収まらなさそうな大きな乳房、むっちりと丸みを帯びた尻肉までもが、ふわふわの体毛の間から惜しげもなくネイの前に晒されている。女性と手をつないだことすらないネイは、つい彼女の体を見つめてしまったが、目の前の魔物娘はそんな視線を受けてもにこやかに立っている。

「私はファラエナ。こんな夜中にひとりで何してるの?」
「いや……その……」
「もしかして迷子?」
「いえ、キャンプに来たんですが食材を忘れて……」
「それは大変」

 ファラエナは微笑むと、懐から木の実を取り出した。それは宝石のようなピンク色の果実で、ハートの形をしていた。中が透けて見えてしまいそうな薄皮を、彼女は慣れた手つきで剥くと、ぷるぷるとした乳白色の果肉を少年の前に差し出した。

「これ食べれるよ?良かったらどうぞ」
「で、でも……」
「大丈夫、毒なんて入ってない」

 そういうとファラエナはその果実に歯を立てた。乳白色の果肉がぷるりと齧り取られて、白い果汁が彼女の口元から一筋流れ落ちた。ファラエナはその雫を指で掬い取り、舌で舐めとった。ネイにはその仕草が異様なまでに魅力的に映った。ごくりと鳴った喉の音は、食欲以外の熱も含んでいることにネイ自身は気づいていなかった。ファラエナはまた微笑み、再び果実を差し出した。

「ほら、甘くて美味しいよ?」
「あ、ありがとうございます……」

 ネイは言われるがままに果実を受け取り、口を付けた。実際、その果実は非常に美味であった。ぷるぷるした果肉からあふれる果汁は甘く、いくらでも食べられそうだった。夢中でひとつたいらげ、もうひとつを受け取ったところで、ふと自分が名乗っていないことに気が付いた。

「あの、僕の名前は……」
「ネイ君、だよね。知ってる」
「え、どうして?」

 ネイの問いに答えずに、ファラエナはただ微笑み、大きな羽をはためかせながら果実を食べるよう促した。ネイは戸惑いながらもそれを受け取り口に運ぶ。かじると甘い果汁が口に広がり、するりと喉の奥へと流れていく。果実を食べるネイを見下ろしながら、ファラエナは小さく舌なめずりをしたが、ネイは気がつかなかった。

 少年が焚火の前に置いた倒木に腰かけて食べていると、ファラエナもその隣に座り果実を口にした。ネイはとなりに座ったファラエナが、どんどんと魅力的な異性に見えてきた。ドキドキと高鳴る胸は今までに感じたことのない恋心を少年に自覚させた。

「さあ、今度はこっちのも食べてみて」
「は、はい……あむ、じゅる……」
「飲み込まないで、少し待ってて」

 自分の差し出した青い果実が少年の小さな口で食まれていくのを、ファラエナは羽をふわふわと動かしながら優しい目で見ていた。ネイの口を優しく拭き取ってから、赤い大きな果実を口に含んだ。ファラエナはそれをゆっくりと咀嚼しながら少年を見つめた。どくん、どくんと少年の心臓が高鳴る。口内にためた唾液と果汁が、際限なく上がっていく体温で温められていく。

 ファラエナの手が体に触れる。びくんと体を震わせると同時にふわりと抱き寄せられ、ファラエナの美しい顔が近づいてくる。キスされる、ネイがそう思った時には少年の小さな唇に彼女の柔らかな唇が触れていた。間を開けずに彼女の舌が、甘い果汁と共に滑り込んできた。ネイは頭が真っ白になるような多幸感と、狂おしいほどの情愛に支配され、ファラエナの真似をするようにたどたどしく舌を差し込み、酸味のある果汁をファラエナの口内に注いだ。

「はむ、ちゅる、んむ……♡」
「んちゅ、こく、こく……♡」

 互いの唾液と果汁を交換し、飲み干していく。二人は口内の果汁がすっかりなくなっても、ぴちゃぴちゃと舌を絡めあって体を離そうとはしなかった。ちゅぷんと音立てて唇が離れるころには、ネイは目の前の魔物娘の事しか考えられなくなっていた。少年の熱い視線を受けて、ファラエナも蕩けた笑みを浮かべてネイを抱きしめた。自分の胸に顔を埋めて息を荒げる少年の頭を撫で、彼女は優しく囁きかける。

「大丈夫?苦しくない?」
「はぃ……♡」
「ふふっ、可愛い♡」

 ファラエナはそう言うとネイを更にぎゅっと抱きしめた。少年は豊満な乳房に顔を挟まれ、鼻腔に飛び込む雌のフェロモンにびくびくと体を震わせ、目を閉じ鼻を擦り付けるように抱きついた。

「はふ、すぅ、すぅー……っ」
「よしよし、いっぱいすーはーしようね……♡」

 ネイがこうもファラエナに従順になってしまっている原因は、果実に含まれた効果であった。空腹に任せて胃に入れたのは『虜の果実』。口にした者は周囲の者を名前の虜にしてしまう効果があった。さらに口移しで食べあったのは『夫婦の果実』。ひとたび口にすればお互いを求め合い、絡み合い、繋がり合う事を求めてしまう。どちらも魔界の果実だ。少年の小さなモノは細い血管に精一杯に熱い血を集め、ズボンを内から持ち上げていた。

 また、モスマンの鱗粉には思考を単純化させる効果があった。だからネイは初対面であるファラエナに、その整った顔立ちや食料をわけてくれたことで簡単に好意を抱き、さらには性欲を受け止めてくれる雌だと認識してしまい、腰を擦り付け初めてしまう。目の前の雌を孕ませて自分の子を産ませたい、そういった雄の本能に突き動かされてしまっていた。

「うっ……んっ、はっ……っ♡」
「あん♡そんなとこすりすりして♡
「ごめんなさい、あっ……でも、止まらないくて……っ♡」
「ふふ♡我慢できないんだね?」

 ネイの果実に侵され鱗粉で単純化された頭では腰の動きを止めるとこはできなかった。ファラエナのむっちりとした太ももに擦り付けるズボンの股間は内側から溢れ出る先走りで大きな染みができ、布が吸収しきれない粘液が細く糸を引いている。

「ズボン汚れちゃうよ、だから……ね?」
「はい……」

 ファラエナはゆっくりとベルトに手をかける。カチャリという金属音すらネイの性感を刺激し、静かな夜に少年の上ずった声が響いた。ゆっくりと下着ごとズボンを降ろすと、ぶるりと勢いよく幼い陰茎が飛び出してきた。

 夜の闇の中、焚火に照らされたそれは既に限界まで硬くなっており、その先端からは透明な粘液が垂れ、焚火のあたたかな光を反射している。ネイは恥ずかしそうにしながらも、むき出しになったペニスをファラエナの太ももに擦り付け始めた。ネイの性器が擦り付けられた箇所がてらてらと光り、先端が触れたファラエナの羽毛から糸が引く。とろけた瞳に涙をため、遠慮がちに腰を擦り寄せてくる少年の姿に、ファラエナの割れ目からもとろりと愛液がにじみ出る。

「ふふっ、おちんぽぬるぬる……♡」
「ごめんな、さ……っ♡腰、とまらな、くてぇ……♡」
「じゃあ一緒に気持ちよくなろうね♡」
「あぁ……ぁ……♡」

 ファラエナは指先でネイの先端に触れ、そのまま裏筋までなぞった。敏感な部分を刺激される快感に少年は体を跳ねさせ、思わず腰を引く。

「ひぁんっ!」
「かわいいお声♡これからパパになるのにね♡」
「あっ、えっ?」
「大丈夫、私がちゃんとしてあげるから……♡」
「えっ、あの、あぁう……」

 戸惑うネイを無視し、ファラエナはネイの肉棒を握る。そしてすでにとろりと塗れそぼっている割れ目にあてがった。

「ネイくん、入れるね……?」
「ふぁっ、あっ……は、はい……お願いします……♡」

 ネイはファラエナに導かれるまま、彼女の膣内に挿入した。初めての挿入の快感に震える小さな体を、ファラエナはぎゅっと抱きしめた。ファラエナの中はすでに十分すぎるほどにほくされ、ねっとりと柔らかな膣肉が、きゅうきゅうと収縮し少年のモノを強く締め付けた。

「ふぁぁ……ぁ……んぁ……ぁ……♡」
「おちんちんとっても元気だね……私の中でぴくぴくってしてるよ……♡」
「はいっ、ファラエナさんの中、きもちいいです……♡」
「嬉しい……もっと気持ち良くなってね……♡」

 ファラエナはそう言うと少年の頭を撫でた。すると彼はびくりと震え、一気に絶頂へと向かう。未知の快感への恐怖で、ネイはファラエナの肉々しい体にさらに強く抱きついた。

「ああっ、なんか、なんか出ちゃうっ♡」
「あっ♡でちゃうの?出して良いよ♡ いっぱいびゅーびゅーして♡」
「あっ、あっ!ああぁっ♡」

 ネイが射精すると同時にファラエナも達し、ネイを優しく包み込むように抱擁し、精液を受け止めた。暗く静かな森のなか、焚き火の光のなかで2人は抱き合い体を震わせる。

「ふぁあっ、あっ、ファラエナさ……きもちいいっ……♡」
「ああっ♡私も……♡」

 ファラエナは愛しそうに囁き、ネイを更に強く抱きしめた。ネイが彼女の胸に耳を押し付けると鼓動が聞こえた。その心地良さにネイは目を細める。射精後の熱が引いていく体を甘く柔らかに包み込まれ、ネイは脳の奥の奥までファラエナへの恋慕で塗りたくられた。

「ふふっ、ネイくん甘えん坊さん♡」
「ファラエナさんのおっぱい……すごく、良い匂い……♡」
「お口に含んでちゅーちゅーしてもいいよ……♡」

 ネイはファラエナの言葉に素直に従い、乳房に吸い付き、乳首を口に含む。赤ん坊のようにちゅうちゅうと音を立て、母性を求める姿にファラエナは微笑んだ。ファラエナの肌はモスマン特有の鱗粉の効果でほんのりと赤く色づき、体臭も甘い蜜の香りがしている。また、鱗粉の思考を単純化させる効果で、ネイはファラエナの豊満な肉体を母親のようなものだと錯覚していた。そんな少年の様子に気づかないふりをして、ファラエナは彼を抱きしめ、繋がったまま頭を撫で続ける。

「んっ……んぅ……んん……っ♡」
「あんっ♡ネイくん赤ちゃんみたい♡」

 ネイは夢中でファラエナの母性を求めていた。ファラエナも応えるようにネイを抱きしめ、髪を優しく手ですいてやる。

「ネイくん本当に可愛い……2人の赤ちゃんはもっとかわいいよ……♡」
「ふぁらへなしゃ……ぼく、あかちゃんほしい……♡」
「うん、パパとママになろっか♡」
「はいぃ……っ♡」

 ファラエナはネイの性器が硬くなり始めたのを確認すると、そっと立ち上がって焚火の火を消した。ネイの手を引いてテントの中へ入ると、ランプを灯してからネイを寝袋の上に押し倒した。ネイは朦朧とする意識のなかで嬉しそうな声を上げる。

 テントの外からは重なり合う二人の影だけが見えている。少年の影の上に覆いかぶさった魔物娘が大きく腰を持ち上げ、そそり立った棒状の影に向けて、ゆっくりとおろしていく。くちゅん、という音と共に少年の上ずった嬌声がテントの中から漏れ聞こえる。魔物娘が上下に揺れ始め、大きく丸い影がゆさゆさと揺れ動く。

「あっあっ♡きもちいいっ♡きもちいいよぉっ♡」
「私も♡きもちいいよっ♡もっとぱんぱんしてあげるね♡」

 彼の性器は小さく可愛らしいものだったが、人間と違い、魔物娘のファラエナにはそれで十分だった。ファラエナの膣内は柔らかく、少年のモノを全て包み込み、にゅるにゅると上下の動きに合わせて少年のペニスを刺激する。

 ファラエナは自身の股の下で喘ぐ少年への愛情が止められず、倒れ込んでぎゅっとしがみつき、そのまま激しく腰を打ち付けた。不意にむっちりとした女体に包まれ、耳元でファラエナの喘ぎ声を聞かされた少年は、恥じらいもなく大声で喘いだ。

「あんんっ♡ファラエナさぁんっ♡ファラエナさぁんっ♡」
「ネイくん♡ネイくん♡ネイくんっ♡ずっと好きだった♡ずっと狙ってたの♡」
「ふぁらえなさっ♡ああっ♡んああっ♡」

 ファラエナは彼の名を呼びながら、ばちゅばちゅと激しく腰を振り続けた。彼女の膣内からは大量の愛液が分泌され、ネイのモノが動くたびに卑猥な水音が響く。この行為が周到に準備されたものだとファラエナは白状していたが、その言葉すら今のネイには甘い愛の囁きになり、ファラエナへの恋慕を深める効果にしかならない。

「うれしひっ♡うれひいれふっ♡ファラエナさぁんっ♡」

 ネイはファラエナの胸に顔を埋めながら、与えられる快楽に身を委ねていた。ファラエナの胸元は少年の唾液でべとべとになっている。ファラエナは少年の頭を撫で、彼の頭を上に向かせ、自身は体を折り曲げて口づけした。

 少年の唇は柔らかく、舌を入れると少年は無意識にそれを受け入れた。ファラエナはその反応に気をよくし、更に深くキスをした。とろとろと送り込まれるファラエナの唾液を、ネイはこくこくと飲んでは恍惚に涙を流した。

「ふぁらえなしゃ……すきぃ……しゅきぃ……♡」
「私も大好きだよ……ネイくん……♡」
「あっ♡あっ……ふぁあああ――――っ♡」

 ファラエナがそう囁くと、少年はびくりと震え、絶頂を迎えた。どぷんと子宮に精子を送り込まれると同時に、ファラエナも達し、少年を強く抱きしめた。全身が性感帯となったネイの体は、抱き着いてくるファラエナの柔らかさと匂いで、射精中にも関わらずもう一度絶頂を迎えた。二重の射精の快感にネイは体を震わせ、悲鳴のような嬌声をあげた。

「ふああぁぁっ♡でてるぅっ♡でちゃってましゅぅっ♡」
「ふふっ♡たくさん出して偉いね♡」
「ふぁらへなしゃ……♡」

 ファラエナの乳房に顔を押し付け、ネイはとろとろに蕩けた顔で笑った。少年の口からはだらんとよだれが垂れ、ファラエナはそれを指で拭いながら、優しく微笑んだ。彼女の体はまだ火照っており、汗ばんでいる。

「ネイくん♡ネイくんっ♡お姉さん、もっとネイくんの赤ちゃんの種欲しい♡」
「〜〜〜〜っ!!!」

 ファラエナの鱗粉と果実の効果で、ネイは身も心も彼女の物になっていた。ネイの性器は硬度を失い、小さくなりかけていたが、ファラエナの一言ですぐに硬くなり始める。度重なる射精後にも関わらず、苦痛はなく、ただひたすらに目の前の番に種付けできる快感で少年の脳を浸していく。自分だけが入れる蜜壺の快感に喜ぶようにファラエナの膣内で小さな性器がぴくんぴくんと跳ねる。

「ファラエナさんっ、ぼく、ぼくぅ……っ♡」
「ふふ♡でもちょっと休憩しようね♡ほら、お姉さんのおっぱい好きにして♡」

 ネイは促されるままにファラエナの豊満な胸を揉みながら、母乳を求めるように乳首を口に含んで吸っている。その姿はファラエナには赤子のように可愛らしく映り、彼女の母性本能を刺激する。

「ネイくん♡おっぱいおいしい?♡」
「ふぁ……おいひぃですっ♡」
「うんうん♡いっぱいちゅーちゅーして♡」
「んっ♡んちゅ……っ♡」

 ファラエナの言葉通り、ネイは大きく柔らかな胸に吸い付き、甘えるような声を出した。ファラエナはネイの頭を撫で、乳房を弄ばせながら彼の小さな睾丸を手で揉み解した。その様子は恋人同士の性交のようであり、また母子の抱擁のようでもあった。

(あぁ……♡可愛い……♡)

 ファラエナは愛おし気に少年を見つめ、膣内の性器が完全に勃起していることを確認すると、腰をもちあげ、ばちゅんと音立てて打ち付けた。ネイは蕩けた声を出してファラエナにしがみつき、彼女の胸元に顔を埋めて快楽に耐えていた。ファラエナの膣内は、ネイの小さなモノを全て包み込み、刺激する。ネイはファラエナの胸に夢中でしゃぶりつきながら、自身も腰を動かし始める。

「んむっ♡んんっ♡んんんっ♡」
「ふふ♡ネイくんったらまた腰へこへこして♡」

 少年の体が跳ねるたびに、ファラエナの肉壁がネイの幼い性器をぎゅうっと締め付ける。その圧迫感すら心地よく、ネイはファラエナの胸を両手で掴み、舌を這わせて乳首を舐めしゃぶる。その仕草にファラエナも性感で体を震わせ、更に腰の動きを速めた。二人の腰の動きはぴったりとそろい、ぱちんっ、ばちん、と規則的だった音が、ぱんぱんぱん、と激しさを増していく。

「ふぁらへなしゃ……っ♡きもちぃっ♡きもちぃよぉっ♡」
「うん♡私も気持ちいい♡ネイくんっ♡だいすきって言いながら出そ♡」
「ふぁらへなしゃっ♡だいすきっ♡んんっ♡らいしゅきぃっ♡」
「ネイくんっ♡わたしも♡私もだいすきだよぉっ♡」
「ふぁらへなしゃ……♡あっ♡しゅきっ♡あっ♡ふぁあ―――っ♡」

 少年はファラエナに抱き着き、絶頂を迎える。どくどくと注がれる精子の熱を感じながら、ファラエナもまた少年を強く抱きしめながら絶頂を迎えた。ファラエナの子宮は少年の吐き出した大量の精液で満たされ、溢れ出たそれは彼女の性器からこぼれ落ちて寝袋の上に大きな染みを作っていた。

 二人は荒い息を吐きながら抱き合い、お互いに口づけをした。少年は何度も果てたはずなのに、まだ足りないというかのようにファラエナを求め、まだ勃起しきっていないにも関わらず再び腰を振り始めた。

「んっ♡ちゅっ♡んんっ♡んんっ♡」
「ネイくんっ♡んっ♡好きっ♡んっ♡大好きっ♡んぅ♡んっ♡」
「ファラエナさんっ♡ファラエナさっ♡ファラエナしゃんっ♡ファラエナしゃぁんっ♡」

 二人は壊れたように愛を叫びながら交わり合った。人気のない森の中、小さなテントの中で一組の番はひたすらに互いを求めた。テントの中には二人の体臭で充満しており、その臭いでネイの性器はファラエナの膣内でさらに大きくなっていき、ファラエナの膣はきゅうきゅうと締め付けを増し、ネイの性器が動きやすいようにぬるついた蜜を分泌し続ける。

 少年はファラエナの胸に顔を押し付け、甘い匂いを嗅ぎながら腰を振り、突き出された舌にむしゃぶりつく。ファラエナの豊満な肉体を貪るように手と舌と腰を動かし、その合間に彼女への愛をうわ言のように囁き続ける。

 ファラエナもまた、ネイとの情事に酔っていた。ファラエナは愛しい番の子種を一滴残らず搾り取ろうと腰を動かす。その表情は淫蕩に歪み、快楽に浸っている。彼女は少年の頭に手を回し、胸に顔を埋めさせた。ファラエナの乳房の柔らかさと甘い香りに、ネイの体がびくびくと震える。

「ファラエナさんっ♡しゅきっ♡ふあぁあっ♡」
「ネイくんっ♡かわいいっ♡ネイくんっ♡私のネイくんっ♡」

 ファラエナが腰を振るたびに、少年の性器にファラエナの膣内の肉壁が激しく擦られる。その快感に少年は涙を流し、甘く情けない嬌声を上げてファラエナの体にすがりついていた。そんな少年をファラエナは慈愛に満ちた瞳で見つめ、激しく腰を打ち付けている。ファラエナの大きな乳房は腰の動きに合わせてぶるんぶるんと揺れ、顔を埋める少年の顔をもみくちゃにする。

 ファラエナの腰使いは徐々に早くなり、少年の性器を包み込む膣肉はねっとりと絡みついてくる。少年の小さな体はファラエナから与えられる快感に身動きが取れなくなり、彼女の上に覆いかぶさったまま、ただ快感に震えていた。ファラエナは自分の上でびくびくと喘ぐ少年が可愛くて仕方がないらしく、夢中になって腰を振り上げて少年を責め立てる。

「ふぁらへなしゃっ♡しゅごいっ♡しゅごいよぉっ♡ぼくもうだめぇっ♡」
「いいんだよ♡いっぱい出していいよ♡私も一緒にイクからね♡」
「ふぁあっ♡すご♡でるっ♡ひぁああ―――――っ♡」

 ネイは大きく叫び声をあげると同時に射精した。どぷどぷと注がれていく精液を、ファラエナはすべて受け止める。それでも収まりきらなかった精液はファラエナの秘部からあふれ出し、少年の太ももを伝って地面へと流れ落ちた。ファラエナは絶頂に体を震わせながらも体を起こすと、未だに硬さを残したネイのモノを引き抜いた。割れ目からごぽりと精液を溢れさせながら、その大きな尻を少年に向けた。

「今度はネイくんが動いて♡後ろから犯して♡」
「――――っ!!!」

 ファラエナの言葉に、ネイは息を荒げて膝立ちになった。ファラエナは羽をはためかせ、期待を込めた熱い視線を少年に向ける。ネイの性器は再び天を向き、興奮で先走り液を垂れ流していた。ファラエナはネイに向かって自分の性器を広げ、ねだるように腰を振った。

「きて♡ネイくん♡」
「ファラエナさんっ♡」

 ネイはファラエナの腰を掴むと、一気に腰を進めた。ずぶりと挿入されると同時に、ファラエナの口から甘い吐息が漏れる。ネイはそのままファラエナの背中に密着すると、両手を彼女の大きな胸へと伸ばした。柔らかく弾力のある乳肉を揉みしだきながら、腰を振り始める。ぱちゅんっぱちゅんと腰を打ち付ける音と共に尻肉が震え、ネイの性器がファラエナの奥まで入り込み、膣内を押し広げる。ファラエナの性器からは大量の愛液が流れ出て、ネイの性器を濡らす。その滑りの良さと、ファラエナの柔らかな肉体の気持ち良さに、ネイの腰の動きは激しくなっていく。

「ふぁああっ♡ネイくんはげしっ♡あっあっあっ♡」
「ごめんなさいっ♡気持ちよくてっ♡腰止まらないっ♡」
「いいのっ♡もっともっと気持ちよくなってぇ♡」

 ファラエナの体が激しく揺さぶられ、ネイの手の中でたわわな乳房が激しく揺れ動く。ネイはファラエナの背に頬を当て、その甘い匂いの鱗粉を吸い込んだ。ファラエナの体はどこもかしこも甘く柔らかく、少年の脳は快楽に溶けていく。ファラエナの甘い言葉と喘ぎ声に、ネイの腰の動きはさらに加速する。二人の結合部からは白濁とした液体があふれ出し、地面に溜まっていく。

「ファラエナさん♡ファラエナさんっ♡好きっ♡大好きですっ♡」
「私もっ♡好きだよっ♡私のネイくんっ♡」

 ネイがファラエナの腰を掴み、さらに強く打ち付けた。ずぷんとネイの性器がファラエナの最奥を穿ち、彼女の体が跳ね上がる。同時に彼女の膣内はネイの性器を強く締め付け、精液を搾り取ろうとしてくる。ネイはその刺激に一瞬耐えたが、すぐに限界が訪れた。

「だめぇっ♡もう出ちゃうぅっ♡ふぁらへなさあんっ♡」
「うんっ♡いいよ♡出して♡いっぱい注いで♡赤ちゃんのもとそそいでぇ♡」
「はいっ♡はひっ……♡んあっ♡ふぁっ♡あ……あぁああ―――――っ♡♡♡」

 ネイは体を持ち上げファラエナのお尻を鷲掴みにして、一層激しく腰を揺さぶり、射精の瞬間にファラエナの尻を引き寄せ、子宮口に性器を密着させてそのままどくどくと精液を流し込んだ。ネイの性器がびくびくと震え、ファラエナの中が精液で満たされていく。

 ファラエナもまた、最奥に精液を注ぎ込まれて何度目かもわからない絶頂を迎えた。ネイは射精が終わると、ファラエナの膣から性器を引き抜いた。ファラエナは脱力したようにその場に倒れ込むと、うつ伏せになってお尻を高く上げた。そして、ネイに見せつけるかのように、自分の尻を左右に開いた。ひくつく割れ目から、先ほど出されたばかりの精液がどろりと流れ落ちる。

「うふふ♡ネイくんの赤ちゃんの種、たくさん注いでくれたね♡」
「はぁっ♡はぁ……っ♡」
「でも、まだまだ頑張れそうだね♡」

 ファラエナが微笑む先には、また硬くなり始めた少年の性器があった。少年は恥ずかしさと興奮が入り混じった表情を浮かべながら、こくこくと頷いた。少年の体はファラエナの鱗粉と果実の効果で常に発情状態になっており、ネイはもう種付けするためだけの存在、ファラエナの愛する夫へと変えられてしまった。

 それからも二人はテントの中で二人は交わり続けた。ネイは何度も射精し、彼女が望む限り精液をなんども注ぎ込んだ。二人きりの空間で、誰にも邪魔されず、夜が明けるまで交尾し続け、ファラエナの膣内に白濁液を流し込んでいった。

 テントを朝日が照らすころ、ようやく嬌声が聞こえなくなった。精を最後の一滴まで出し切った少年は、ファラエナの膝枕で眠っていた。ファラエナの太ももの柔らかさと温かさが心地良く、ネイはとろけた顔のまま、寝息を立てていた。そんな彼の頬を優しく撫でながら、ファラエナは満足げな笑みを浮かべていた。

(ふふふ♡私たちの赤ちゃん……♡)

 ファラエナはネイの精液でたぷたぷになった腹を撫で、静かに目を閉じた。注がれた精が次々に彼女の中にある卵に結びついて新たな命になっていくのを感じ、ファラエナの頬は幸福で緩んだ。すやすやと眠るネイを抱きかかえ、テント出た彼女は朝日に目を細めてから、空へと飛び立った。

 腕の中で眠る少年を見ると、ファラエナは身もだえするほどの幸福を感じ、衝動にまかせて激しく羽ばたいた。周囲に彼女の鱗粉が散布され、それが原因で森の魔物娘たちを夫の元へ向かわせたが、彼女の知るところではなかった。
ファラエナは手の中で眠る少年に目を落として頭をなで、寝息を立てる顔に何度もキスをした。それから少年の耳元に口を寄せ、甘く囁いた。

「――たっくさん産んであげるからね♡あなたの赤ちゃん♡ 」



     ◆



 森の奥深く、人間ではたどり着けないほどの奥地。そこに、ファラエナの家があった。大樹の洞の中につくられた簡素な家だ。その中で今日もまた、番が交尾を繰り返していた。

「あっ♡あっ♡ファラエナさんっ♡」
「ネイくんっ♡んちゅっ♡ネイくぅん♡」

 ファラエナが腰を振り、ネイは彼女の背中に手を回し、唇を重ねる。舌を絡ませあい、互いの唾液を貪りあう。ファラエナの汗ばんだ体からは甘い匂いが漂い、それを吸い込んだ少年は疲れも忘れて腰を振り続ける。

 彼女の虫のような腹部分がびくびくと痙攣し、羽はゆらゆらと揺れ、愛する夫との交わりに酔いしれている。ファラエナの膣内は熱くうねっており、膣壁がぎゅうぎゅうと締め付けてくる。その刺激がたまらなく気持ちよく、少年は今日何度目かの射精をした。

 二人が交わるベッドの周囲には、いくつもの大きな卵が産み付けられている。十を超えるその卵たちは、すべて二人の子供だ。子供たちは、両親が交わる声を聴きながら生まれる時をじっと待っていた。ネイがファラエナに連れ去られてから、彼は毎日のようにファラエナと交尾していた。日に何十回も交わり、朝方になるとファラエナのおなかはパンパンに膨らんでしまうほどだった。

 出会ったときは、果実の効果でファラエナに好意を抱いていたネイだったが、今は違う。鱗粉の効果はあれど、彼はいま心の底から彼女を愛していた。繰り返し交わりインキュバスとなった少年は、飲食もせずに、妻である魔物娘の魔力だけで生活していた。

 ファラエナもまた、夫であるネイから注がれる精だけで過ごすようになっていた。日がな一日交尾し続け、少しの休憩の時もぴったりとくっついて愛を囁き合い、また交尾を初めて孕み、孕ませる。それが二人の日常だった。

「ふぁらへなさあんっ♡すきぃっ♡」
「私も好きっ♡愛してるよっ♡」
「あぁっ♡また出ちゃうよぉっ♡」
「出して♡もっともっと出してぇ♡」
 
 二人の愛の結晶に囲まれながら、夫婦は同時に絶頂を迎えた。少年はファラエナの上に覆いかぶさったまま、荒い呼吸を繰り返し、妻の体を抱きしめていた。そんな夫の頭を優しく撫で、ファラエナは微笑んだ。少年が体を弛緩させると、ファラエナの膣内から性器が引き抜かれ、どろりと精液が流れ出た。それを見つめたファラエナが、熱いため息を漏らした。

「また中に出されちゃった♡これでまた私たちの卵、産んであげられるね♡」
「はいっ♡また……お願いしますっ……♡」
「もちろん♡ああ、早くふ化しないかなぁ……♡」

 ファラエナのささやきが現実になるまで、あと数秒だということを、二人は知らなかった。愛しい子供たちに囲まれながら、二人は誰に邪魔されることなく、いつまでも仲良く子作りに励んだという。
22/10/26 20:18更新 / TakoTako

■作者メッセージ
リクエスト頂いていたSSです!!
甘々おねショタ孕ませえっちはいいぞ!

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33