ウサギのお嫁さん
草原の真ん中に、倒れている人が見えた。
どこか具合が悪いのかもしれない。ただ寝てるだけにしても、もうお昼も過ぎた。今日は陽があって暖かいけど、冬の日に外で寝ていては風邪をひいてしまうかもしれない。ぼくはあわてて駆け寄りながら、「大丈夫ですか」と声をかけた。すると、ぴょこんと大きな耳が持ち上がって、ぼくのほうを向いた。大きな獣の耳に白くてふわふわの毛が生えた足、緑色のさらさらとした髪の毛――魔物娘だ。姿から察するにウサギの魔物娘だろうか。人間だと思っていたぼくはびっくりして立ち止まってしまった。魔物娘のほうも驚いたのか、きょとんとした顔のまま固まっていた。
魔物娘、人々を堕落させ破滅させる憎むべき存在。そう教えられてきた。辺境の村で何度か見かけたことはあったけれど、こうして面と向かい合うのは初めてだった。どうしたらいいんだ。退治するにもぼくは今小さなナイフくらいしか持ってない。魔物娘は人間より身体能力が高いと聞く。なんの訓練もしてないただの旅人のぼくが叶うのだろうか。穏やかな陽が射す草原の真ん中で、ぼくは身動きできずに魔物娘と見つめあっていた。
どうしようかと迷っているうちに、魔物娘はにこりと微笑んだ。
不意に向けられた笑みに、かわいい、なんて思ってしまった。
「あらあら、こんにちは! 人間の男の子がどうしたの?何か探し物?道にでも迷った?それとも私を退治しにきたの?」
ウサギの魔物娘は、笑顔になるとぺらぺらと早口で喋った。その気配に敵意はなく、むしろ好意的でさえあるように感じられた。すぐにでも襲い掛かられてしまうと思っていたぼくは、そんなことを言われるとは思っていなかったので、少し慌てた。そして急いで首を振って否定しながら、おずおずと答えた。
「ぼくは、ここを通りかかっただけで……」
「あら? でもなんでわざわざ私のトコに?」
「たっ、倒れているのかと思って」
緊張でまともに動かない頭は、馬鹿正直な言葉を紡いでしまう。
「わあ! 心配して助けに来てくれたのね! なんていいこなの!いいこ、いいこ!」
ウサギの魔物娘は嬉しそうな顔をして立ち上がり、近づいてきてぼくの頭を撫でてきた。その手はとても温かくて、なでなでされると不思議と落ち着くような気持ちになった。
「えっ、あのっ、えっ……」
「ふふ、いいこいいこ♡」
「あぅ……」
そのときになって初めて気づいたのだけれど、ウサギの魔物娘はすごく美人だった。長いまつげに大きな瞳、すらりと伸びた鼻筋にぷるんとした唇……こんな綺麗なお姉さん、町でもそうは見かけない。そんな人に頭を優しく撫でられて、ぼくは恥ずかしくなってうつむいてしまった。すると、またお姉さんの声が聞こえてきた。
「あれれ?照れてるのかな? かわいい♡ 私はコニーヨ! コニーでいいわ! あなたの名前は?」
「えっと……ノルです、旅人で……」
名前を言うときだけちょっと緊張して言いよどんでしまった。ぼくの名前を聞いたお姉さんはうんうんとうなずくと、ぼくの頭を撫でている手とは反対の手で、今度はぼくの手を取ってゆらゆらぶんぶん振り回し始めた。いきなり手を握られて、ぼくはびっくりしてしまった。だけど、手を子供みたいにぶんぶん揺さぶられるのがなんだか楽しくて、くすっと笑ってしまった。コニーヨさんもぼくの顔を見て、楽しそうに笑い始めた。
「そうだ、優しいノルくんにはご褒美あげないとね♡」
コニーヨさんはぼくの頭から手を離した。なんだかさみしい、もっと撫でて欲しかった。なんて思う間もなく、コニーヨさんが身を寄せてきてぼドキンと心臓が跳ねた。柔らかな胸がふにゅん♡と腕に押し付けられる。綺麗な緑色の髪が揺れていい匂いがする。さっきまでぼくの頭を撫でていた手が、ぼくの股間へ伸びていく。いけない、逃げなくちゃ。教団の教えが正しければぼくは――。
でも、体がうまく動かなかった――動かせなかった。このまま彼女から逃げなければ、ぼくは破滅させられる。性の虜にされて何もできなくなる。だから早く逃げなければいけない。わかっているはずなのにまるで魔法にかけられたように、体が動かない。でも、これは恐怖じゃない。この先にある快楽を心のどこかで期待してしまっている。美人のお姉さんとえっちな事ができると期待してしまっている。そんなぼくの心を見透かすかのように、彼女は妖しく微笑んでぼくの股間を撫で上げた。
「ひぁっ!」
「ノル君のおちんちん、気持ちよくしてあげる♡」
「だっ、だめっ。そんなの……」
「どうして? ノル君のおちんちん硬くなってきたよ? えっちしたいってことだよね?」
コニーヨさんの言う通りだった。ぼくの体はすっかり興奮しきっていて、彼女の手が数回ズボンの上から性器を撫でただけで、痛いくらいに勃起していた。すりすりとズボンの上からおちんちんを撫でられて、ぼくはもう抵抗できなかった。そのままコニーヨさんは押し倒してきて、仰向けに寝転がったぼくの上に馬乗りになる。彼女が腰を下ろすと、ぼくの股間にむにゅんとお尻が押し付けられ、服越しに柔らかい感触を感じて更にぼくのおちんちんは硬くなる。
「優しいノル君♡ いっぱい気持ちよくなろうね♡」
「やぁっ……待って、まってぇ……っ」
「大丈夫だよ♡ 怖くない、怖くない♡ ぜぇんぶお姉ちゃんに任せて、ノル君は気持ちよくなるだけでいいの♡」
「だめ、まって……っ」
ぼくがそう言っても、コニーヨさんはとろけた笑みを浮かべるだけだった。コニーヨさんはお尻をぼくのおちんちんにむにゅむにゅととすりつけながら体をずらし、ぼくのズボンに手をかけた。ベルトを外すと、ぼくの下半身を守るものはパンツ一枚になってしまった。その最後の砦も、コニーヨさんの手によってあっさりと取り払われてしまう。外気に晒されたぼくのペニスは、空に向かってそそり立っていた。コニーヨさんはうっとりとした目でぼくの勃起したモノを見ると、ぴょこんとウサギが跳ねるようにのようにぼくに飛び乗ってきた。四つ足で立つウサギのような姿勢で、ぼくを見下ろす。
「おちんちん寒いね♡ 私の中であったかくしてあげるね♡ すぐに入れてあげるね♡ ちょっと待ってね♡」
「あぁっ、ああ……っ」
コニーヨさんは早口にそういうと、ぼくのモノを掴んで下半身へと導いた。ウサギの白毛の奥、彼女の割れ目は桃色で、何もしていないのにとろとろに濡れそぼって白毛が湿って束になっている。ぼくはコニーヨさんは淫靡な笑みを浮かべ、少しの迷いもなく腰を沈め初めてぼくを穴の中へ受け入れた。その穴の入り口はぼくのモノの先端に触れると、まるで吸い付くようにしてちゅぷっと音を立てた。亀頭が熱い肉に包まれる。ぬるりと湿った膣内がぼくのものを優しく包み込む。ほんの数分前に出会ったばかりの女性の膣内へと、ぼくのモノはあっさりと飲み込まれてしまった。
教団の教えに背いて、魔物娘と交わってしまった。
今更自分のしでかしたことを自覚して、さっと血の気が引く。
なのに、おちんちんの熱だけは収まらない。
「あっ、あぅ……あ……あ……!」
「お姉ちゃんの中にノルくんのおちんちん入っちゃった♡ もしかして初めてだった? だったら嬉しいなあ♡ 私の中はどう? あったかい?きもちいい?」
「はぁ、はぁ……どうしよう、どうし……っ」
「答えてくれないならもっと気持ちよくしてあげないとね♡」
コニーヨさんはそう言って腰を持ち上げて、ぱちんと音立てて腰を振り下ろした。腰の動きに合わせてぼくのペニスが温かい粘膜の中へじゅぶぶっ♡と呑み込まれる。奥まで入ったと思った次の瞬間には引き抜かれて、そしてまた深く挿入された。コニーヨさんは激しい動きでピストン運動を始めた。ぐちゃっ♡ ばちゅっ♡ どちゅっ♡ ばちゅんっ♡ ぼくの上でコニーヨさんが激しく腰を振るたびにぼくの性器は激しく扱かれる。柔らかなヒダが絡みついてきて、ぼくのモノを容赦なく責め立てる。
「あっ、だめっ、こんなのだめぇっ♡」
「どうして? きもちよくない? そんなことないよね♡ おちんちんカチカチだもんね♡」
「だってっ、まものむすめとっ、あうっ♡ こんなっ、だめなのにぃっ♡」
快感に脳が塗りつぶされる。魔物娘と交わってはいけないという教団の教えが薄まっていく。いけないことだと思っていても、快楽に流されていく。ぼくは抵抗しようと手を伸ばしたけれど、コニーヨさんはその手をとって、ぎゅっと握りしめてきた。快感でぼやける視界にコニーヨさんの顔が映る。性の快感で上気した顔、ぼくの事を愛おし気に見下ろしてくる赤い瞳。ぼくの心臓が、とくん、と甘く鼓動する。
ああ、ぼくはもう戻れない。
これが教団の人たちが言っていた堕落なんだ。
なんだ、堕落って――とっても気持ちいいんだ。
ぼくがコニーヨさんの手を握り返すと、コニーヨさんはにっこりと笑ってくれた。そして、ぼくの股間へ杭打ちのようにぶつかる彼女の腰の動きが激しさを増していく。腰を打ち付けられるたび、ぼくのモノは根元から先端にかけてを何度も往復され、敏感なところを擦りあげられて、もう我慢できなかった。このまま魔物娘の中に射精する。会ったばかりの魔物娘に中出しする。そう思うと、ぼくの興奮はさらに高まる。
「あうっ♡ でちゃう♡ でちゃいますぅっ♡」
「うん♡ いいよ♡ いっぱい出して♡ ほら、びゅーってして♡ びゅるるー♡ どぴゅん♡ お姉ちゃんの中にせーえきちょうだい♡ おまんこの中に白いおしっこおもらしして♡ はやく、はやくう♡」
「でるっ♡ でますっ♡ ごめんなさいっ♡ ごめんなさ……あぁっでるっ♡ あっ……〜〜〜〜ッ♡」
ぼくは情けない声で誰に向けてかもわからない謝罪をしながら、コニーヨさんの膣内に思いっきり射精してしまった。精液が尿道を駆け上がって、間欠泉のようにどぷどぷとあふれ出ていく。コニーヨさんはそれを受け止めるように腰を落とすと、さらにお股をぐりぐりと押しつけてきた。ぐちゅぐちゅと絡みついてくる膣肉の刺激が最後の一滴まで搾り出すようにぼくのものを刺激する。ぼくはなす術もなくその快感に身を任せるしかなかった。
「ああっ♡ 出てる出てる♡ びゅーって出てるね♡ きもちいいね♡」
「あぅっ、ああっ♡ んあぁっ……♡」
魔物娘と交わって、膣内に射精してしまった。なんてことをしてしまったのだろうと思う一方で、こんなにも気持ちいいことが世の中にあったのかと感動すら覚えてしまう。びゅるり、と最後の精液がコニーヨさんの中に出ると、彼女はぼくを見下ろしながら、見せつけるようにお腹をさすった。そこにはぼくの出したものが溜まっているはずだ。コニーヨさんが嬉しそうな表情を浮かべると、ぼくは恥ずかしくなって目を逸らす。
「ふふっ♡ たくさん出たね♡ ノルくんの白いおしっこでお腹の中たぷたぷ♡ でもまだ硬いね♡ おちんちん元気だねぇ♡ もう一回できるかなぁ?」
「えっ、あ……うぅ……」
ぼくは思わず言葉に詰まってしまった。魔物娘と交わるなんていけないことだ、堕落することだ。これ以上コニーヨさんと交わったら本当に戻れなくなる。そんなことはわかっているはずなのに、ぼくのおちんちんはまだコニーヨさんの中で硬さを保っていた。もう一度交わってしまったのだから、あと一回くらいならいいんじゃないか。そんな考えが頭に浮かんでしまう。コニーヨさんは淫らな笑みを浮かべたままぼくの耳元に顔を近づけ、
「私もね、まだまだ足りないんだ♡ もっと気持ちよくなりたいな♡」
そう囁いてきて、ぼくの心臓がどきりと跳ね上がる。コニーヨさんが気持ちよくなりたいなら、仕方ない。そんな信じられないような言い訳を、ぼくの頭が勝手に作りだしてしまう。コニーヨさんがゆっくりと腰を動かし、くち、くち♡とねだる様な水音が繋がった部分から聞こえる。ぼくはごくりと唾を飲み込み、からからになった口を開いた。駄目だ、言っては駄目だと理性が警告を発している。でも、ぼくは言ってしまった。
「――もういっかい、だけなら……」
「あははっ♡ 素直になってくれたね♡ うれしい♡ じゃあお姉ちゃん頑張っちゃおう♡」
コニーヨさんは再び腰を動かし始めた。でも、それは最初の時のような勢いはなく、ゆるやかな動きだった。それでも、コニーヨさんのお尻が上下するたびにぼくのものは優しく扱かれ続ける。ゆっくりとしたペースで繰り返されるストロークが心地よい。やがて、さっきとは違う感覚に襲われる。もっと激しくして欲しい。そんな欲求が沸き起こってくる。
そんなぼくの心を読んだかのように、コニーヨさんは微笑むと動きを変えた。今度はぼくのペニスを飲み込んだまま腰を前後に動かし始めたのだ。ずにゅっ♡ ぬぽっ♡ じゅっぷ♡ にゅるっ♡ にゅぽっ♡ にゅっぽ♡ にゅっぽ♡ と、ぼくのモノが柔らかなヒダに包まれたままにゅぐにゅぐと擦られる。柔らかいのにしっとりと吸い付いてきて、それでいてざらついた感触が竿全体を包み込む。ぼくは思わず声を上げてしまった。
「あっ、だめですっ♡ それっ♡」
「きもちいいってことだよね♡ 私もすっごく感じちゃう♡ おまんこが熱くてとろけそう♡ このままずっとこうしてたいくらいだよ♡ ねえ、もっと動いてもいいかな♡ いいよね♡ どんどん気持ちよくなってね♡」
コニーヨさんの早口の言葉は半分以上理解できなかったけれど、その言葉でぼくの身体が快感を覚えているのは確かだった。コニーヨさんはぼくの返事を待たずに腰の動きを早めていく。彼女の言葉通り、快感の波は高まっていくばかりだ。ぼくの頭はもう真っ白になっていた。ただ気持ちいいということしか考えられない。ぼくは本能のままに快楽を受け止めることしかできなかった。
コニーヨさんの腰使いが激しくなるにつれて、ぼくのモノが包まれているヒダの締め付けが強くなっていく。柔らかくて温かくて、ぎゅっと抱きしめられているような優しい圧迫感。それがぼくの敏感になった亀頭を擦りあげていく。ああ、これダメになる。ぼくの頭の中はもう何も考えられなくなっていた。コニーヨさんはぼくの顔を見ると、赤い瞳を細めて妖艶に笑った。そして、さらに強く腰を打ち付ける。
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱちゅぱちゅっ♡ ばっちゅん♡ ずぶぶっ♡ どっちゅん♡
激しい音を立てて打ち付けられるお尻の衝撃がお腹の奥まで響いてくる。ぼくはその度に喘いでしまう。おちんちんが蕩けてなくなってしまいそうだ。熱い。おちんちんが溶けてしまいそうなほどに、コニーヨさんの中は暖かかった。コニーヨさんが動くたびにぼくの身体に甘い痺れが走る。それはおちんちんだけでなく全身に広がり、脳をとろかしていく。魔物娘と交わっているという事実さえ、背徳的な快感として変換され、射精欲を高めていった。
「あうぅっ♡ すごっ♡ だめっ♡ またでちゃいますぅっ♡」
「いいよぉ♡ いっぱい出してぇ♡ ノルくんのせーえき、私の中にびゅーびゅーして♡ 私もイっちゃうからぁ♡ 一緒に気持ちよくなろうね♡」
コニーヨさんがぼくの上で跳ねる。腰が叩きつけられるたび、ぼくは頭ががつんと揺さぶられる様な快感に襲われ、もう限界だった。ぼくは無意識のうちにコニーヨさんのお尻に手を伸ばしていた。ふわふわの毛の奥に、むっちりとしたお尻のお肉を感じる。ぼくの手が触れると同時に、コニーヨさんはぼくの方を見て淫らに微笑み、思い切り腰を打ち付けてきた。ずりゅりゅっ♡と膣肉がペニスに絡まりつく快感で、ぼくは射精してしまった。
どぴゅっ! どくっ♡ どぷっ♡ びゅるるるるるるるるるっ♡
熱い奔流がぼく中から飛び出していく。コニーヨさんのお尻を掴んだまま、ぼくは二度目の絶頂を迎えた。あまりの快感に視界がチカチカと点滅する。精液が尿道を駆け抜けていく感覚がたまらない。気持ちいい。もっと出したい。そんな欲望に従って、腰を突き上げてしまう。コニーヨさんも背中を大きく仰け反らせると、びくびくっと体を震わせた。彼女も絶頂を迎えたということが分かって、ぼくは何故かものすごくうれしかった。ぼくが快感に煽られて腰を突き上げてしまうと、コニーヨさんの大きな乳房がぷるっと揺れる。それがなんだかいやらしく見えて、ぼくは手を伸ばすと、彼女の胸を揉んだ。柔らかな感触が手に伝わってきて、幸せな気分になってしまう。
「ああんっ♡ イってるのにおっぱい触られたら、感じちゃうよ♡」
「ああっ、ごめんなさ……っ」
「ううん、いいよ♡ ノル君もまだまだえっちしたいってことだもんね♡」
そうじゃない、と否定しようとしたぼくの顔にむけて、コニーヨさんがおっぱいを押し付けてきた。柔らかな乳肉に顔を埋めながら、ぼくは甘い息苦しさに悶える。しかし、すぐにぼくはそんなことどうでも良くなっていた。コニーヨさんが腰を動かし始めたからだ。一度達したはずのおちんちんは、コニーヨさんの中で再び硬度を取り戻し始めていた。コニーヨさんは嬉しそうな声を上げて、ぐりぐりと腰を押し付けてくる。
「あっ待って、だめ、だめぇっ♡」
「ノル君のだめはいいってことだよね♡ お姉さん覚えちゃった♡」
「ちがっ、ちがぁっ♡ あうぅっ♡」
ぼくの言葉など無視して、コニーヨさんは再び激しく動き始めた。ぐちゅっ♡ ずりゅっ♡ という卑猥な水音が響くたびに、ぼくの頭は真っ白になっていく。何か言おうとして口を開けると、むにゅんとおっぱいで口をふさがれる。甘い匂いが口内から鼻腔へ立ち上り、残り少ないぼくの理性を溶かしていく。激しい音を立てて打ち付けられるお尻の衝撃がお腹の奥まで響いてくる。
「らめっ♡ いっかいっ♡ あといっかいって言ったぁ♡」
「そうだねぇ♡ ノル君は一回だけっていったけど、私は一回しかなんて言ってないよぉ♡ だから、まだ何回だってできるんだよ♡」
「ひぁっ♡ そんなのずるっ♡ うぁあっ♡」
おちんちんを包んでいるヒダがきゅうっと締まる。その締め付けに、ぼくはまたしても射精してしまいそうになる。だが、それはコニーヨさんの思惑通りだったようで、彼女はにんまりと笑みを浮かべると、さらに強く腰を打ち付けた。ぱちゅんぱちゅんっ♡という音とともに、子宮口に亀頭がぶつかる、膣肉がペニスをにゅぐにゅぐと締め付ける♡
ぱんっ♡ ぱんぱんぱんっ♡ ばちゅんばちゅんばちゅんっ♡ どちゅっ♡ ずぶっ♡ どっちゅうっ♡
今までで一番強い衝撃で打ち込まれたピストンで、いよいよぼくの理性は崩壊した。覆いかぶさるコニーヨさんの背中に手を回して、汗だくの身体を抱き寄せる。ぼくの顔にコニーヨさんのおっきなおっぱいが押しつぶされて形を変える。むぎゅうっと抱き寄せて、柔らかいおっぱいの感触を楽しむ、桃色の乳首を口に含んでちゅうちゅう吸う。甘くてふわふわでおいしい、気持ちいい、大好き。
「んちゅ♡ んむ♡ んむぅっ♡」
「あんっ♡ ノル君やっと素直になってくれたね♡ いいよ、私のおっぱいちゅっちゅしながら気持ちよくなって♡」
コニーヨさんがうれしそうな声で、淫靡な声で囁く。ぼくは夢中で彼女の胸に吸い付きながら、腰を突き上げた。ぼくのおちんちんが、コニーヨさんの中で暴れまわる。どくんどくんと脈打つペニスに絡みつくコニーヨさんの蜜壺は、ぼくのおちんちんを離そうとしない。むしろ、奥に引きずり込もうとするかのように、膣肉がきゅんきゅんとうねる。ぼくはその快感に抗えず、何度も何度も腰を突き上げる。コニーヨさんはそれに答えるように、お尻を振りたくる。ぼくの頭を抱きしめたまま、コニーヨさんは腰の動きを早めていく。お互いの体がぶつかり合う音が響き渡る。結合部から愛液と精液が混じり合ったものが飛び散る。
「ノル君っ♡ ノル君、好き♡ だいすきぃっ♡」
「ぼ、ぼくもっ♡ コニーヨさんのこと、好きっ♡ ああっ♡ もうダメぇっ♡」
「うんっ♡ 一緒にイこうね♡ ほらっ♡ もっと頑張ろ♡ 私もたくさんパンパンするからね♡」
コニーヨさんはそう言うと、腰を振る速度をどんどん上げていった。ぼくは必死に耐えながら腰を突き上げ、彼女のおっぱいに顔を埋める。コニーヨさんと一緒にイきたい。いっしょに気持ちよくなりたい。ぼくの口元に押し付けられた彼女の大きな乳房が、腰の動きに合わせてぶるぶると揺れる。ぼくはそこにしゃぶりつき、乳首を甘く噛んだ。
「あっ♡ それすごい♡ お姉さん感じちゃう♡」
「コニーヨさんっ♡ コニーヨさんっ♡」
「ノル君♡ かわいい♡ かわいいよ♡ ああ、だめ、またイク♡ イッっちゃう♡ ノル君もだしてぇっ♡」
びくんっ♡ と大きく痙攣すると、コニーヨさんの膣内がきゅうっと収縮した。それと同時に、ぼくのペニスが熱いもので包み込まれる。ぼくは耐えきれず、三度目の射精をした。びゅるるるるっ♡ どぴゅっ♡ どぷどぷどぷっ♡ 勢い良く吐き出された白濁が、コニーヨさんの子宮を叩く。その衝撃に、彼女も声にならない声を上げ、さらに深い絶頂を味わったようだった。コニーヨさんの秘所からは大量の潮が吹き出し、ぼくたちの下半身を汚していく。
ぼくは、あまりの快楽に意識を失いそうになった。コニーヨさん甘くて柔らかいお肉の布団に包まれて、心地よい疲労感に身を任せる。しばらく体を重ねて息を整えていたコニーヨさんは、不意に体を離して、にゅぽんと音を立ててぼくのおちんちんを引き抜いた。その刺激にさえ、敏感になったぼくは反応してしまう。そんなぼくを見て、コニーヨさんはくすっと笑みを浮かべで、ぼくをお姫様を抱っこするように持ち上げた。
「それじゃあ、行こっか♡」
「えっ、どこに……?」
「どこって私の家だよ? ノル君に決めたの、私のお婿さん♡ うふふ♡ これからよろしくね♡」
コニーヨさんは妖艶な笑顔でそういうと、ぼくの返事も聞かずにぴょんぴょんと軽快な足取りで草原を跳ねるように歩いていく。ぼくは彼女に抱えられたまま、呆然としていた。コニーヨさんのお婿さん? ぼくが? 頭の中に疑問符が浮かぶ。困惑している頭の奥底で、嬉しいと思っている自分もいた。ぼくは、コニーヨさんのことが好きになってしまっていたから。一度えっちしたくらいで単純で軽薄だとは思うけど、コニーヨさんのような人と夫婦になれるなら幸せだ、なんて思ってしまう。
「えへへ♡ ノル君、ずっと一緒に居ようね♡」
とろけた笑顔でそういう彼女に、ぼくは無言でうなずいてしまった。
◆
「よい、しょと……」
ぼくは畑の前の休憩所に、背負っていたリュックを下ろして一息ついた。コニーヨさんの家は、森の中にある小さなログハウスだった。丸太を組み合わせて作られた家は、コニーヨさんのイメージとぴったりだった。家のわきには畑があり、植えられているのはほとんどがニンジンだった。ぼくはその作物の世話をして、収穫したものを時々売ったりして生計を立てていた。今も、近くの町へニンジンを売ってきたところだ。
でも、一日のほとんどをコニーヨさんとのセックスで過ごしている。朝起きてから夜寝るまで、食事や睡眠の時間以外は、常にコニーヨさんに求められている。コニーヨさんは、ぼくのことが本当に好きなようで、少しの時間でもぼくと離れたくないと言ってくれた。それがとても嬉しくて、彼女の言葉に従って、毎日のように愛し合っている。
「あっ!! ノル君!!」
がちゃり、と扉の開く音と共にコニーヨさんが現れ、ぼくを見つけるとうれしそうに駆け寄ってきた。彼女はそのままぼくに飛びつくと、ぎゅっと抱きしめてくる。彼女の豊満なおっぱいとむちむちとした太ももの感触が伝わってきて、ぼくは思わずどきりとしてしまった。
「も〜遅いよぉ! さみしくて死んじゃうかと思ったぁ!!」
「ごめんなさい、ちょっと買い物が長引いて……すぐにご飯作りますね」
「もういいよ♡ それよりさ、シよ♡」
コニーヨさんは甘い声で囁くようにそう言うと、ぼくの手を引いてベッドルームへと連れていく。そして、入るや否や扉を閉めて服を脱いで裸になってしまった。コニーヨさんのおっぱいがぶるんっと弾みながら現れ、その頂点ではピンク色の乳首がつんと上を向いて存在を主張している。引き締まったお腹に、ふわふわの白毛の足。ぼくの大好きなコニーヨさんの体。
「ノル君も脱いで♡ はやくはやく♡」
「は、はい……♡」
ぼくは言われるままに服を脱ぐと、コニーヨさんの横に腰を下ろす。コニーヨさんはぼくを誘うような目つきで見つめると、ぼくに覆いかぶさるような形で抱き着いてきて、柔らかな唇を押し付けてきた。最初はついばむようにして、徐々に舌を入れて絡めあう濃厚なものに変わっていく。コニーヨさんの唾液は甘くて、頭がくらくらしてくる。
キスをしながら、コニーヨさんはぼくの体をまさぐる。大きな手が全身を撫でまわし、ぼくの興奮を高めていった。コニーヨさんはぼくの耳元に口を寄せ、吐息を吹きかける。びくっとぼくが反応してしまうと、コニーヨさんはくすっと笑って、ぼくのおちんちんに触れる。優しく包み込むように握られて、それだけで射精してしまいそうなほど気持ちよかった。コニーヨさんはそのまま上下に擦るように手を動かす。
「今日もおちんちん沢山気持ちよくしてあげるね……♡」
硬くなっていくおちんちんの感覚と共に、幸福感が胸の底から湧き上がって来る。あてもなく旅をして日々を過ごしていたぼくに、住む家と愛する人ができたんだ。これ以上の幸せはない。
ぼくは愛しい人に顔を寄せ、大好きという気持ちを込めて口づけをした。
どこか具合が悪いのかもしれない。ただ寝てるだけにしても、もうお昼も過ぎた。今日は陽があって暖かいけど、冬の日に外で寝ていては風邪をひいてしまうかもしれない。ぼくはあわてて駆け寄りながら、「大丈夫ですか」と声をかけた。すると、ぴょこんと大きな耳が持ち上がって、ぼくのほうを向いた。大きな獣の耳に白くてふわふわの毛が生えた足、緑色のさらさらとした髪の毛――魔物娘だ。姿から察するにウサギの魔物娘だろうか。人間だと思っていたぼくはびっくりして立ち止まってしまった。魔物娘のほうも驚いたのか、きょとんとした顔のまま固まっていた。
魔物娘、人々を堕落させ破滅させる憎むべき存在。そう教えられてきた。辺境の村で何度か見かけたことはあったけれど、こうして面と向かい合うのは初めてだった。どうしたらいいんだ。退治するにもぼくは今小さなナイフくらいしか持ってない。魔物娘は人間より身体能力が高いと聞く。なんの訓練もしてないただの旅人のぼくが叶うのだろうか。穏やかな陽が射す草原の真ん中で、ぼくは身動きできずに魔物娘と見つめあっていた。
どうしようかと迷っているうちに、魔物娘はにこりと微笑んだ。
不意に向けられた笑みに、かわいい、なんて思ってしまった。
「あらあら、こんにちは! 人間の男の子がどうしたの?何か探し物?道にでも迷った?それとも私を退治しにきたの?」
ウサギの魔物娘は、笑顔になるとぺらぺらと早口で喋った。その気配に敵意はなく、むしろ好意的でさえあるように感じられた。すぐにでも襲い掛かられてしまうと思っていたぼくは、そんなことを言われるとは思っていなかったので、少し慌てた。そして急いで首を振って否定しながら、おずおずと答えた。
「ぼくは、ここを通りかかっただけで……」
「あら? でもなんでわざわざ私のトコに?」
「たっ、倒れているのかと思って」
緊張でまともに動かない頭は、馬鹿正直な言葉を紡いでしまう。
「わあ! 心配して助けに来てくれたのね! なんていいこなの!いいこ、いいこ!」
ウサギの魔物娘は嬉しそうな顔をして立ち上がり、近づいてきてぼくの頭を撫でてきた。その手はとても温かくて、なでなでされると不思議と落ち着くような気持ちになった。
「えっ、あのっ、えっ……」
「ふふ、いいこいいこ♡」
「あぅ……」
そのときになって初めて気づいたのだけれど、ウサギの魔物娘はすごく美人だった。長いまつげに大きな瞳、すらりと伸びた鼻筋にぷるんとした唇……こんな綺麗なお姉さん、町でもそうは見かけない。そんな人に頭を優しく撫でられて、ぼくは恥ずかしくなってうつむいてしまった。すると、またお姉さんの声が聞こえてきた。
「あれれ?照れてるのかな? かわいい♡ 私はコニーヨ! コニーでいいわ! あなたの名前は?」
「えっと……ノルです、旅人で……」
名前を言うときだけちょっと緊張して言いよどんでしまった。ぼくの名前を聞いたお姉さんはうんうんとうなずくと、ぼくの頭を撫でている手とは反対の手で、今度はぼくの手を取ってゆらゆらぶんぶん振り回し始めた。いきなり手を握られて、ぼくはびっくりしてしまった。だけど、手を子供みたいにぶんぶん揺さぶられるのがなんだか楽しくて、くすっと笑ってしまった。コニーヨさんもぼくの顔を見て、楽しそうに笑い始めた。
「そうだ、優しいノルくんにはご褒美あげないとね♡」
コニーヨさんはぼくの頭から手を離した。なんだかさみしい、もっと撫でて欲しかった。なんて思う間もなく、コニーヨさんが身を寄せてきてぼドキンと心臓が跳ねた。柔らかな胸がふにゅん♡と腕に押し付けられる。綺麗な緑色の髪が揺れていい匂いがする。さっきまでぼくの頭を撫でていた手が、ぼくの股間へ伸びていく。いけない、逃げなくちゃ。教団の教えが正しければぼくは――。
でも、体がうまく動かなかった――動かせなかった。このまま彼女から逃げなければ、ぼくは破滅させられる。性の虜にされて何もできなくなる。だから早く逃げなければいけない。わかっているはずなのにまるで魔法にかけられたように、体が動かない。でも、これは恐怖じゃない。この先にある快楽を心のどこかで期待してしまっている。美人のお姉さんとえっちな事ができると期待してしまっている。そんなぼくの心を見透かすかのように、彼女は妖しく微笑んでぼくの股間を撫で上げた。
「ひぁっ!」
「ノル君のおちんちん、気持ちよくしてあげる♡」
「だっ、だめっ。そんなの……」
「どうして? ノル君のおちんちん硬くなってきたよ? えっちしたいってことだよね?」
コニーヨさんの言う通りだった。ぼくの体はすっかり興奮しきっていて、彼女の手が数回ズボンの上から性器を撫でただけで、痛いくらいに勃起していた。すりすりとズボンの上からおちんちんを撫でられて、ぼくはもう抵抗できなかった。そのままコニーヨさんは押し倒してきて、仰向けに寝転がったぼくの上に馬乗りになる。彼女が腰を下ろすと、ぼくの股間にむにゅんとお尻が押し付けられ、服越しに柔らかい感触を感じて更にぼくのおちんちんは硬くなる。
「優しいノル君♡ いっぱい気持ちよくなろうね♡」
「やぁっ……待って、まってぇ……っ」
「大丈夫だよ♡ 怖くない、怖くない♡ ぜぇんぶお姉ちゃんに任せて、ノル君は気持ちよくなるだけでいいの♡」
「だめ、まって……っ」
ぼくがそう言っても、コニーヨさんはとろけた笑みを浮かべるだけだった。コニーヨさんはお尻をぼくのおちんちんにむにゅむにゅととすりつけながら体をずらし、ぼくのズボンに手をかけた。ベルトを外すと、ぼくの下半身を守るものはパンツ一枚になってしまった。その最後の砦も、コニーヨさんの手によってあっさりと取り払われてしまう。外気に晒されたぼくのペニスは、空に向かってそそり立っていた。コニーヨさんはうっとりとした目でぼくの勃起したモノを見ると、ぴょこんとウサギが跳ねるようにのようにぼくに飛び乗ってきた。四つ足で立つウサギのような姿勢で、ぼくを見下ろす。
「おちんちん寒いね♡ 私の中であったかくしてあげるね♡ すぐに入れてあげるね♡ ちょっと待ってね♡」
「あぁっ、ああ……っ」
コニーヨさんは早口にそういうと、ぼくのモノを掴んで下半身へと導いた。ウサギの白毛の奥、彼女の割れ目は桃色で、何もしていないのにとろとろに濡れそぼって白毛が湿って束になっている。ぼくはコニーヨさんは淫靡な笑みを浮かべ、少しの迷いもなく腰を沈め初めてぼくを穴の中へ受け入れた。その穴の入り口はぼくのモノの先端に触れると、まるで吸い付くようにしてちゅぷっと音を立てた。亀頭が熱い肉に包まれる。ぬるりと湿った膣内がぼくのものを優しく包み込む。ほんの数分前に出会ったばかりの女性の膣内へと、ぼくのモノはあっさりと飲み込まれてしまった。
教団の教えに背いて、魔物娘と交わってしまった。
今更自分のしでかしたことを自覚して、さっと血の気が引く。
なのに、おちんちんの熱だけは収まらない。
「あっ、あぅ……あ……あ……!」
「お姉ちゃんの中にノルくんのおちんちん入っちゃった♡ もしかして初めてだった? だったら嬉しいなあ♡ 私の中はどう? あったかい?きもちいい?」
「はぁ、はぁ……どうしよう、どうし……っ」
「答えてくれないならもっと気持ちよくしてあげないとね♡」
コニーヨさんはそう言って腰を持ち上げて、ぱちんと音立てて腰を振り下ろした。腰の動きに合わせてぼくのペニスが温かい粘膜の中へじゅぶぶっ♡と呑み込まれる。奥まで入ったと思った次の瞬間には引き抜かれて、そしてまた深く挿入された。コニーヨさんは激しい動きでピストン運動を始めた。ぐちゃっ♡ ばちゅっ♡ どちゅっ♡ ばちゅんっ♡ ぼくの上でコニーヨさんが激しく腰を振るたびにぼくの性器は激しく扱かれる。柔らかなヒダが絡みついてきて、ぼくのモノを容赦なく責め立てる。
「あっ、だめっ、こんなのだめぇっ♡」
「どうして? きもちよくない? そんなことないよね♡ おちんちんカチカチだもんね♡」
「だってっ、まものむすめとっ、あうっ♡ こんなっ、だめなのにぃっ♡」
快感に脳が塗りつぶされる。魔物娘と交わってはいけないという教団の教えが薄まっていく。いけないことだと思っていても、快楽に流されていく。ぼくは抵抗しようと手を伸ばしたけれど、コニーヨさんはその手をとって、ぎゅっと握りしめてきた。快感でぼやける視界にコニーヨさんの顔が映る。性の快感で上気した顔、ぼくの事を愛おし気に見下ろしてくる赤い瞳。ぼくの心臓が、とくん、と甘く鼓動する。
ああ、ぼくはもう戻れない。
これが教団の人たちが言っていた堕落なんだ。
なんだ、堕落って――とっても気持ちいいんだ。
ぼくがコニーヨさんの手を握り返すと、コニーヨさんはにっこりと笑ってくれた。そして、ぼくの股間へ杭打ちのようにぶつかる彼女の腰の動きが激しさを増していく。腰を打ち付けられるたび、ぼくのモノは根元から先端にかけてを何度も往復され、敏感なところを擦りあげられて、もう我慢できなかった。このまま魔物娘の中に射精する。会ったばかりの魔物娘に中出しする。そう思うと、ぼくの興奮はさらに高まる。
「あうっ♡ でちゃう♡ でちゃいますぅっ♡」
「うん♡ いいよ♡ いっぱい出して♡ ほら、びゅーってして♡ びゅるるー♡ どぴゅん♡ お姉ちゃんの中にせーえきちょうだい♡ おまんこの中に白いおしっこおもらしして♡ はやく、はやくう♡」
「でるっ♡ でますっ♡ ごめんなさいっ♡ ごめんなさ……あぁっでるっ♡ あっ……〜〜〜〜ッ♡」
ぼくは情けない声で誰に向けてかもわからない謝罪をしながら、コニーヨさんの膣内に思いっきり射精してしまった。精液が尿道を駆け上がって、間欠泉のようにどぷどぷとあふれ出ていく。コニーヨさんはそれを受け止めるように腰を落とすと、さらにお股をぐりぐりと押しつけてきた。ぐちゅぐちゅと絡みついてくる膣肉の刺激が最後の一滴まで搾り出すようにぼくのものを刺激する。ぼくはなす術もなくその快感に身を任せるしかなかった。
「ああっ♡ 出てる出てる♡ びゅーって出てるね♡ きもちいいね♡」
「あぅっ、ああっ♡ んあぁっ……♡」
魔物娘と交わって、膣内に射精してしまった。なんてことをしてしまったのだろうと思う一方で、こんなにも気持ちいいことが世の中にあったのかと感動すら覚えてしまう。びゅるり、と最後の精液がコニーヨさんの中に出ると、彼女はぼくを見下ろしながら、見せつけるようにお腹をさすった。そこにはぼくの出したものが溜まっているはずだ。コニーヨさんが嬉しそうな表情を浮かべると、ぼくは恥ずかしくなって目を逸らす。
「ふふっ♡ たくさん出たね♡ ノルくんの白いおしっこでお腹の中たぷたぷ♡ でもまだ硬いね♡ おちんちん元気だねぇ♡ もう一回できるかなぁ?」
「えっ、あ……うぅ……」
ぼくは思わず言葉に詰まってしまった。魔物娘と交わるなんていけないことだ、堕落することだ。これ以上コニーヨさんと交わったら本当に戻れなくなる。そんなことはわかっているはずなのに、ぼくのおちんちんはまだコニーヨさんの中で硬さを保っていた。もう一度交わってしまったのだから、あと一回くらいならいいんじゃないか。そんな考えが頭に浮かんでしまう。コニーヨさんは淫らな笑みを浮かべたままぼくの耳元に顔を近づけ、
「私もね、まだまだ足りないんだ♡ もっと気持ちよくなりたいな♡」
そう囁いてきて、ぼくの心臓がどきりと跳ね上がる。コニーヨさんが気持ちよくなりたいなら、仕方ない。そんな信じられないような言い訳を、ぼくの頭が勝手に作りだしてしまう。コニーヨさんがゆっくりと腰を動かし、くち、くち♡とねだる様な水音が繋がった部分から聞こえる。ぼくはごくりと唾を飲み込み、からからになった口を開いた。駄目だ、言っては駄目だと理性が警告を発している。でも、ぼくは言ってしまった。
「――もういっかい、だけなら……」
「あははっ♡ 素直になってくれたね♡ うれしい♡ じゃあお姉ちゃん頑張っちゃおう♡」
コニーヨさんは再び腰を動かし始めた。でも、それは最初の時のような勢いはなく、ゆるやかな動きだった。それでも、コニーヨさんのお尻が上下するたびにぼくのものは優しく扱かれ続ける。ゆっくりとしたペースで繰り返されるストロークが心地よい。やがて、さっきとは違う感覚に襲われる。もっと激しくして欲しい。そんな欲求が沸き起こってくる。
そんなぼくの心を読んだかのように、コニーヨさんは微笑むと動きを変えた。今度はぼくのペニスを飲み込んだまま腰を前後に動かし始めたのだ。ずにゅっ♡ ぬぽっ♡ じゅっぷ♡ にゅるっ♡ にゅぽっ♡ にゅっぽ♡ にゅっぽ♡ と、ぼくのモノが柔らかなヒダに包まれたままにゅぐにゅぐと擦られる。柔らかいのにしっとりと吸い付いてきて、それでいてざらついた感触が竿全体を包み込む。ぼくは思わず声を上げてしまった。
「あっ、だめですっ♡ それっ♡」
「きもちいいってことだよね♡ 私もすっごく感じちゃう♡ おまんこが熱くてとろけそう♡ このままずっとこうしてたいくらいだよ♡ ねえ、もっと動いてもいいかな♡ いいよね♡ どんどん気持ちよくなってね♡」
コニーヨさんの早口の言葉は半分以上理解できなかったけれど、その言葉でぼくの身体が快感を覚えているのは確かだった。コニーヨさんはぼくの返事を待たずに腰の動きを早めていく。彼女の言葉通り、快感の波は高まっていくばかりだ。ぼくの頭はもう真っ白になっていた。ただ気持ちいいということしか考えられない。ぼくは本能のままに快楽を受け止めることしかできなかった。
コニーヨさんの腰使いが激しくなるにつれて、ぼくのモノが包まれているヒダの締め付けが強くなっていく。柔らかくて温かくて、ぎゅっと抱きしめられているような優しい圧迫感。それがぼくの敏感になった亀頭を擦りあげていく。ああ、これダメになる。ぼくの頭の中はもう何も考えられなくなっていた。コニーヨさんはぼくの顔を見ると、赤い瞳を細めて妖艶に笑った。そして、さらに強く腰を打ち付ける。
ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱちゅぱちゅっ♡ ばっちゅん♡ ずぶぶっ♡ どっちゅん♡
激しい音を立てて打ち付けられるお尻の衝撃がお腹の奥まで響いてくる。ぼくはその度に喘いでしまう。おちんちんが蕩けてなくなってしまいそうだ。熱い。おちんちんが溶けてしまいそうなほどに、コニーヨさんの中は暖かかった。コニーヨさんが動くたびにぼくの身体に甘い痺れが走る。それはおちんちんだけでなく全身に広がり、脳をとろかしていく。魔物娘と交わっているという事実さえ、背徳的な快感として変換され、射精欲を高めていった。
「あうぅっ♡ すごっ♡ だめっ♡ またでちゃいますぅっ♡」
「いいよぉ♡ いっぱい出してぇ♡ ノルくんのせーえき、私の中にびゅーびゅーして♡ 私もイっちゃうからぁ♡ 一緒に気持ちよくなろうね♡」
コニーヨさんがぼくの上で跳ねる。腰が叩きつけられるたび、ぼくは頭ががつんと揺さぶられる様な快感に襲われ、もう限界だった。ぼくは無意識のうちにコニーヨさんのお尻に手を伸ばしていた。ふわふわの毛の奥に、むっちりとしたお尻のお肉を感じる。ぼくの手が触れると同時に、コニーヨさんはぼくの方を見て淫らに微笑み、思い切り腰を打ち付けてきた。ずりゅりゅっ♡と膣肉がペニスに絡まりつく快感で、ぼくは射精してしまった。
どぴゅっ! どくっ♡ どぷっ♡ びゅるるるるるるるるるっ♡
熱い奔流がぼく中から飛び出していく。コニーヨさんのお尻を掴んだまま、ぼくは二度目の絶頂を迎えた。あまりの快感に視界がチカチカと点滅する。精液が尿道を駆け抜けていく感覚がたまらない。気持ちいい。もっと出したい。そんな欲望に従って、腰を突き上げてしまう。コニーヨさんも背中を大きく仰け反らせると、びくびくっと体を震わせた。彼女も絶頂を迎えたということが分かって、ぼくは何故かものすごくうれしかった。ぼくが快感に煽られて腰を突き上げてしまうと、コニーヨさんの大きな乳房がぷるっと揺れる。それがなんだかいやらしく見えて、ぼくは手を伸ばすと、彼女の胸を揉んだ。柔らかな感触が手に伝わってきて、幸せな気分になってしまう。
「ああんっ♡ イってるのにおっぱい触られたら、感じちゃうよ♡」
「ああっ、ごめんなさ……っ」
「ううん、いいよ♡ ノル君もまだまだえっちしたいってことだもんね♡」
そうじゃない、と否定しようとしたぼくの顔にむけて、コニーヨさんがおっぱいを押し付けてきた。柔らかな乳肉に顔を埋めながら、ぼくは甘い息苦しさに悶える。しかし、すぐにぼくはそんなことどうでも良くなっていた。コニーヨさんが腰を動かし始めたからだ。一度達したはずのおちんちんは、コニーヨさんの中で再び硬度を取り戻し始めていた。コニーヨさんは嬉しそうな声を上げて、ぐりぐりと腰を押し付けてくる。
「あっ待って、だめ、だめぇっ♡」
「ノル君のだめはいいってことだよね♡ お姉さん覚えちゃった♡」
「ちがっ、ちがぁっ♡ あうぅっ♡」
ぼくの言葉など無視して、コニーヨさんは再び激しく動き始めた。ぐちゅっ♡ ずりゅっ♡ という卑猥な水音が響くたびに、ぼくの頭は真っ白になっていく。何か言おうとして口を開けると、むにゅんとおっぱいで口をふさがれる。甘い匂いが口内から鼻腔へ立ち上り、残り少ないぼくの理性を溶かしていく。激しい音を立てて打ち付けられるお尻の衝撃がお腹の奥まで響いてくる。
「らめっ♡ いっかいっ♡ あといっかいって言ったぁ♡」
「そうだねぇ♡ ノル君は一回だけっていったけど、私は一回しかなんて言ってないよぉ♡ だから、まだ何回だってできるんだよ♡」
「ひぁっ♡ そんなのずるっ♡ うぁあっ♡」
おちんちんを包んでいるヒダがきゅうっと締まる。その締め付けに、ぼくはまたしても射精してしまいそうになる。だが、それはコニーヨさんの思惑通りだったようで、彼女はにんまりと笑みを浮かべると、さらに強く腰を打ち付けた。ぱちゅんぱちゅんっ♡という音とともに、子宮口に亀頭がぶつかる、膣肉がペニスをにゅぐにゅぐと締め付ける♡
ぱんっ♡ ぱんぱんぱんっ♡ ばちゅんばちゅんばちゅんっ♡ どちゅっ♡ ずぶっ♡ どっちゅうっ♡
今までで一番強い衝撃で打ち込まれたピストンで、いよいよぼくの理性は崩壊した。覆いかぶさるコニーヨさんの背中に手を回して、汗だくの身体を抱き寄せる。ぼくの顔にコニーヨさんのおっきなおっぱいが押しつぶされて形を変える。むぎゅうっと抱き寄せて、柔らかいおっぱいの感触を楽しむ、桃色の乳首を口に含んでちゅうちゅう吸う。甘くてふわふわでおいしい、気持ちいい、大好き。
「んちゅ♡ んむ♡ んむぅっ♡」
「あんっ♡ ノル君やっと素直になってくれたね♡ いいよ、私のおっぱいちゅっちゅしながら気持ちよくなって♡」
コニーヨさんがうれしそうな声で、淫靡な声で囁く。ぼくは夢中で彼女の胸に吸い付きながら、腰を突き上げた。ぼくのおちんちんが、コニーヨさんの中で暴れまわる。どくんどくんと脈打つペニスに絡みつくコニーヨさんの蜜壺は、ぼくのおちんちんを離そうとしない。むしろ、奥に引きずり込もうとするかのように、膣肉がきゅんきゅんとうねる。ぼくはその快感に抗えず、何度も何度も腰を突き上げる。コニーヨさんはそれに答えるように、お尻を振りたくる。ぼくの頭を抱きしめたまま、コニーヨさんは腰の動きを早めていく。お互いの体がぶつかり合う音が響き渡る。結合部から愛液と精液が混じり合ったものが飛び散る。
「ノル君っ♡ ノル君、好き♡ だいすきぃっ♡」
「ぼ、ぼくもっ♡ コニーヨさんのこと、好きっ♡ ああっ♡ もうダメぇっ♡」
「うんっ♡ 一緒にイこうね♡ ほらっ♡ もっと頑張ろ♡ 私もたくさんパンパンするからね♡」
コニーヨさんはそう言うと、腰を振る速度をどんどん上げていった。ぼくは必死に耐えながら腰を突き上げ、彼女のおっぱいに顔を埋める。コニーヨさんと一緒にイきたい。いっしょに気持ちよくなりたい。ぼくの口元に押し付けられた彼女の大きな乳房が、腰の動きに合わせてぶるぶると揺れる。ぼくはそこにしゃぶりつき、乳首を甘く噛んだ。
「あっ♡ それすごい♡ お姉さん感じちゃう♡」
「コニーヨさんっ♡ コニーヨさんっ♡」
「ノル君♡ かわいい♡ かわいいよ♡ ああ、だめ、またイク♡ イッっちゃう♡ ノル君もだしてぇっ♡」
びくんっ♡ と大きく痙攣すると、コニーヨさんの膣内がきゅうっと収縮した。それと同時に、ぼくのペニスが熱いもので包み込まれる。ぼくは耐えきれず、三度目の射精をした。びゅるるるるっ♡ どぴゅっ♡ どぷどぷどぷっ♡ 勢い良く吐き出された白濁が、コニーヨさんの子宮を叩く。その衝撃に、彼女も声にならない声を上げ、さらに深い絶頂を味わったようだった。コニーヨさんの秘所からは大量の潮が吹き出し、ぼくたちの下半身を汚していく。
ぼくは、あまりの快楽に意識を失いそうになった。コニーヨさん甘くて柔らかいお肉の布団に包まれて、心地よい疲労感に身を任せる。しばらく体を重ねて息を整えていたコニーヨさんは、不意に体を離して、にゅぽんと音を立ててぼくのおちんちんを引き抜いた。その刺激にさえ、敏感になったぼくは反応してしまう。そんなぼくを見て、コニーヨさんはくすっと笑みを浮かべで、ぼくをお姫様を抱っこするように持ち上げた。
「それじゃあ、行こっか♡」
「えっ、どこに……?」
「どこって私の家だよ? ノル君に決めたの、私のお婿さん♡ うふふ♡ これからよろしくね♡」
コニーヨさんは妖艶な笑顔でそういうと、ぼくの返事も聞かずにぴょんぴょんと軽快な足取りで草原を跳ねるように歩いていく。ぼくは彼女に抱えられたまま、呆然としていた。コニーヨさんのお婿さん? ぼくが? 頭の中に疑問符が浮かぶ。困惑している頭の奥底で、嬉しいと思っている自分もいた。ぼくは、コニーヨさんのことが好きになってしまっていたから。一度えっちしたくらいで単純で軽薄だとは思うけど、コニーヨさんのような人と夫婦になれるなら幸せだ、なんて思ってしまう。
「えへへ♡ ノル君、ずっと一緒に居ようね♡」
とろけた笑顔でそういう彼女に、ぼくは無言でうなずいてしまった。
◆
「よい、しょと……」
ぼくは畑の前の休憩所に、背負っていたリュックを下ろして一息ついた。コニーヨさんの家は、森の中にある小さなログハウスだった。丸太を組み合わせて作られた家は、コニーヨさんのイメージとぴったりだった。家のわきには畑があり、植えられているのはほとんどがニンジンだった。ぼくはその作物の世話をして、収穫したものを時々売ったりして生計を立てていた。今も、近くの町へニンジンを売ってきたところだ。
でも、一日のほとんどをコニーヨさんとのセックスで過ごしている。朝起きてから夜寝るまで、食事や睡眠の時間以外は、常にコニーヨさんに求められている。コニーヨさんは、ぼくのことが本当に好きなようで、少しの時間でもぼくと離れたくないと言ってくれた。それがとても嬉しくて、彼女の言葉に従って、毎日のように愛し合っている。
「あっ!! ノル君!!」
がちゃり、と扉の開く音と共にコニーヨさんが現れ、ぼくを見つけるとうれしそうに駆け寄ってきた。彼女はそのままぼくに飛びつくと、ぎゅっと抱きしめてくる。彼女の豊満なおっぱいとむちむちとした太ももの感触が伝わってきて、ぼくは思わずどきりとしてしまった。
「も〜遅いよぉ! さみしくて死んじゃうかと思ったぁ!!」
「ごめんなさい、ちょっと買い物が長引いて……すぐにご飯作りますね」
「もういいよ♡ それよりさ、シよ♡」
コニーヨさんは甘い声で囁くようにそう言うと、ぼくの手を引いてベッドルームへと連れていく。そして、入るや否や扉を閉めて服を脱いで裸になってしまった。コニーヨさんのおっぱいがぶるんっと弾みながら現れ、その頂点ではピンク色の乳首がつんと上を向いて存在を主張している。引き締まったお腹に、ふわふわの白毛の足。ぼくの大好きなコニーヨさんの体。
「ノル君も脱いで♡ はやくはやく♡」
「は、はい……♡」
ぼくは言われるままに服を脱ぐと、コニーヨさんの横に腰を下ろす。コニーヨさんはぼくを誘うような目つきで見つめると、ぼくに覆いかぶさるような形で抱き着いてきて、柔らかな唇を押し付けてきた。最初はついばむようにして、徐々に舌を入れて絡めあう濃厚なものに変わっていく。コニーヨさんの唾液は甘くて、頭がくらくらしてくる。
キスをしながら、コニーヨさんはぼくの体をまさぐる。大きな手が全身を撫でまわし、ぼくの興奮を高めていった。コニーヨさんはぼくの耳元に口を寄せ、吐息を吹きかける。びくっとぼくが反応してしまうと、コニーヨさんはくすっと笑って、ぼくのおちんちんに触れる。優しく包み込むように握られて、それだけで射精してしまいそうなほど気持ちよかった。コニーヨさんはそのまま上下に擦るように手を動かす。
「今日もおちんちん沢山気持ちよくしてあげるね……♡」
硬くなっていくおちんちんの感覚と共に、幸福感が胸の底から湧き上がって来る。あてもなく旅をして日々を過ごしていたぼくに、住む家と愛する人ができたんだ。これ以上の幸せはない。
ぼくは愛しい人に顔を寄せ、大好きという気持ちを込めて口づけをした。
23/01/01 15:07更新 / TakoTako