読切小説
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サバトについてヤホーで調べてまいりました
「えー、僕、肛門見えても」

「こう見えても、肛門は見えてちゃだめですから」

「こう見えても、ロリコンでして…」

「いきなりとんでもないカミングアウト来ちゃいましたけどね」

「いや、これには理由があるんですよ」

「理由ですか?なに?」

「僕の家の近くに最近あれができたんですよ」

「あれって言われても分かりませんよ」

「あれですよあれ…あー、やべ、ド忘れしちゃった」

「忘れちゃったんですか、頑張って思い出してください」

「サバ…サバ…、サバと何するんだったっけ」

「サバトね、青魚関係ないですから」

「サバと平和に…」

「勝手に付け足さない!サバトであってますから」

「そのサバトがね、家の近くにできまして」

「あら、そうなんですか」

「最初は僕も、なんじゃこりゃぁあ!!!…と思ってたんですが」

「オーバーリアクションすぎるでしょ、どこの松田優作ですかあなたは」

「気になってインターネットのヤホーとペドフィリアで調べてみたら…」

「ヤフーとウィキペディアね、ある意味ペドフィリアでも正しい気はしますけど」

「大変なことに気づいてしまったんですよ」

「なになに?」

「はい、それがですね、聞いてくださいよ、ここだけの話なんですけど…」

「なんですか?」

「そこにいる子がかわいいんですよ」

「知ってるよ!少なくともここにいる皆さんならみんな知ってますよ」

「それですっかりロリコンになっちゃいましてね」

「そういう理由だったんですか」

「そこで今日は皆さんに、サバトがどれだけすごい組織なのかお話させていただきます」

「改めましてね、名前もあいまいだったのに大丈夫なんですか?」

「えー、サバトには様々な刃物娘が所属しているんですが…」

「魔物娘ね、刃物娘だとカースドソードさん一択だから」

「やっぱりサバトといえばバフォメットですね」

「まあやっぱりね」

「幼い少女のような見た目で、略してアフォ様なんて呼ばれたりも…」

「バフォ様ね、魔物の中でも屈指の賢さですから」

「バフォメットはとても強い魔力を持っていて」

「図鑑にも『魔物の中でも最高峰』なんて書かれてますね」

「マオウグソの最高幹部の一人だといわれています」

「ンをソって読んじゃったんですかね」

「サバトはバフォ様をトップに無数の痴女が構成しているんですが」

「魔女かな?怒られますよ」

「魔女、英語ではビッチっていうんですけど…」

「ウィッチね!本当に怒られるぞ!」

「それでこのマゾッ子は…」

「魔女っ娘かな?みんなMとは限りませんからね」

「魔女はもともとは人間なんですよ」

「あらそうなんですか?」

「えーと、『永遠の若さ』や『高い魔力』を得られるとバフォメットに誘惑され魔物になったんですよ」チラッ

「カンペ見えてますよ、ちゃんと覚えときなさいよ」

「なぜこの魔女も幼い姿をしているかはサバトの教義が関係しているんですが…」

「なんでですか?」

「『幼い少女はハイオクが動力』っていう理念があって」

「『幼い少女の背徳と魅力』な!サイボーグ化してるわけじゃないから!」

「だからサバトのマコモ娘はみんな幼い姿をしてるんですよ」

「魔物娘ね、今度はアルラウネさんに寄っちゃったかな?」

「ですが、魔女に似た魔物娘もいまして」

「この娘は幼くないんですよね」

「昭和…違うな、大正…ダークメイジっていうんですけど」

「どんな覚え方してるんですか」

「それでこのダークガーナがですね」

「ダークメイジね、チョコレート違いですか?」

「ダークロッテは魔女なんですが、見た目が幼くないんですよ」

「会社に行っちゃったよ、しかもガーナの方の製造会社じゃねーか」

「これはバフォメットの力ではなく自力で魔物化したからなんですね」

「自力で魔物化するのはすごいですねえ」

「余談ですが、今ロッテは暗黒時代と呼ばれてますね」
「100敗するんじゃないかとか言われてますが…」
「流石に100敗はないですよ、90敗はすると思いますけどね」

「何の話だよ、本当に余談じゃねーか」

「あとサバトといえばファミリアですね」

「ファミリアちゃんも可愛いですねー」

「ファミリアはバフォメットによって作られたまんじゅうで」

「魔獣ね、バフォ様手作りのまんじゅうは魅力的ですけど」

「不快な召喚によって呼び出されたりしますね」

「使い魔召喚かな?そんなに不快ではないと思いますけどね」

「バフォメットの魔力が尽きない限りいくらでも召喚できるんですよ」

「さすがバフォ様ですね」

「そのためファミリアコンプレックス、略してファミコンが社会現象になりまして」

「その略し方は誤解を生みますよ!」

「もうみんな徹夜でパコパコですよ」ポチポチ

「ジェスチャーはピコピコですけども」

「ファミリアはサバトの布教の監修を仕事としていて」

「布教と勧誘ね、そんな現場監督みたいな仕事はしてないから」

「バフォメットと同じ詐欺の魔物なので…」

「山羊の魔物ですよ、魔物騙ったりしてないですから」

「高価な魔法が使えるんですよ」

「幼化の魔法だよ、高価な魔法はそれこそ詐欺だよ」

「サバトの活動としましては『魔物らしく快楽に忠実であれ』という邪念のもと」

「理念ね、確かによこしまかもしれないですけど」

「『幼い少女の背徳と魅力』を伝えるというのが主な活動ですね」

「そこにつながってくるんですね」

「そのほかに、魔術や魔法道具や乳首の開発も行っていて」

「違う意味の開発が混ざってますけども」

「これらの成果を定期的に行われる風呂ミサでお披露目しているんですよ」

「黒ミサですね、入浴してませんから」

「他には、魔法薬の販売なんかもサバトの仕事ですね」

「そうなんですか?」

「ブソシソ薬が人気みたいです」

「またンをソって読んじゃってますね、分身薬です」

「まあサバトもまとも娘の組織ですから」

「魔物娘ね、まともだと世界観成り立たなくなっちゃいますから」

「夫とのソックスが一番優先される活動ではありますね」

「S○Xをそのまま読んじゃったみたいですね」

「僕がたまらないと思うのはですね」

「なんですか?」

「サバトの魔物娘の夫になると少し変わった呼び方をされるんですよ」

「お兄ちゃん、とかですね」

「お兄ちゃん、おじ様、パパ、ビッグダディ…」

「ちょっと違うのが混ざりましたけど」

「ぜひビッグダディと呼んでほしいですね」

「よりによってあなたの希望だったんですか」

「そんな魔物娘大好きな僕らの漫才、今から見てください」

「始まってなかったのかよいい加減にしろ」

「「どうも、ありがとうございました」」

























ファントム「…という脚本を考えたのだけど、どうかしら?」
ゴースト「そんなだからうちの劇場は色物扱いされるんですよ」
17/08/26 15:16更新 / Rest

■作者メッセージ
面白いと思ってやりました。
後悔はしてませんが、反省はしてます。

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