助けた女性(ヒト)は…
いきなりですが質問!皆さんは女性を助けるといった行為をしたことがありますか?
助けると言ってもお婆さんの荷物運びを手伝うとか
迷子の女の子をセンターまで送ってあげるとかじゃないですよ?
若い女性を痴漢やストーカー等の危機から救うといった形でです。
ちなみに僕『登呂健司(とろ けんじ)』には無かった。
そう、『無かった』んです、今までは…
パッパァァァァァ!!
「危なーいっ!! 逃げてぇっ!!」ドンッ
「うおわぁっ!?」ドサァッ
今日、僕は女性を助けた。
横断歩道で車に轢かれそうになった女性を。
ブウゥゥゥンッ!!
「っと…だ、大丈夫ですか!?すいません、手荒な助け方になっちゃって…」スッ
「い、いや、ありがとな、助かったぜ;」スック
突き倒すという荒い助け方になったので手を差し伸べて立ち上がらせた。
助けた女性は黒い肌に真っ赤な目、犬の様な耳や尻尾と人間には無い特徴を持つ女性、
その時は何のかは分からなかったけど魔物の女性である事はわかった。
キイィィィッ!!……ガチャッ、バンッ!! ズカ、ズカ、ズカ
運転手「ブァッカヤロォッ!!オメェらどこ見て歩いてやがったんだぁ!!」
彼女の無事を確認していると、運転手が向こうから声を荒げながらやってくる。
向こうが信号無視だというのに何だあの態度は。
ガラが悪そうで正直話し合いで済まなさそうで怖いが、
この女(ひと)に飛び火がかかってはいけないしここははっきりと言っておかねば!
「あ、あのですねぇ、あなたが信号無視で突っ込んで来たかr
「(ズイ)あぁいいよ、アタシに任せてくれ」 …えっ?」
だが、そうする前に助けた女性が割って入ってきた。
自分でどうにかするって…いくら魔物娘でも危なくないだろうか?
不安に思ったその時、
運転手「あぁん?テメェオレに何か文句でもあんのk…」
ガゴッ!!
((・・・・・え!?))
ソレは交差点の中で起きたから僕と女性以外にも多くの人がいた。
その殆どの人の思考が重なった。
低く重い音が交差点上で響いた…
女性が運転手のアゴめがけて思いっきり拳を振り抜いた、
つまり殴ったのだ・・・
運転手「あ、ごぁ…」ドサッ
健司「…え?あれ?」
ガシィッ!!グイィッ
少女
「オイッゴラァッ!テメェこそどこ見て走ってやがったんだぁ、アァン!?」
運転手
「ひ、ひぃぃっ!?」
あっけにとられた…それしか言いようが無い。
轢かれそうになっている女性を助ける…
なんてのはアニメや漫画で見たことあったが、
その後こんな展開に走るなんてのは見たことが無い…
現実はやはりアニメと違うということか…
ものすごい音がした;男の方が背が高いのに殴り倒すなんて…
魔物娘の力は人間より優れているとは習っていたがこれ程とは…
少女
「くっは!酒臭ぇっ!!何っだよ、信号無視やら飲酒運転やら何から何まで
テメェが悪ぃんじゃねえか、ふっざけんじゃねーぞ!!ボケがぁっ!!」
運転手
「ひいいっ!す、すみませんでしたぁ!!;命だけはどうかぁっ!!」
さっきまで怒りと酒気帯びで赤かった運転手の顔が今や恐怖で真っ青である。
まぁ、自業自得ではあるので同情は出来ないけれど。
少女
「テメエの命(タマ)なんか奪りゃしねえよ、来い!!警察に突き出してやる!!
…ってああそうだ、おーいアンタも来てくれよぉ!」
あまりの出来事にろくな介入もできず様子を見ていたら突然女性が呼びかけてきた。
一緒に交番まで付いてきて欲しいって言ってるけど…
健司「え?僕ですか!?;」
少女「他に誰がいるんだよ?一緒に来て証人になってくれよ」
健司「あ、ああハイ、分かりました;」
予想外の出来事続きに頭がイマイチ追いついてないまま
僕は彼女と交番へ同行することになった。
〜交番へ引き渡し後〜
「ったく、何でアタシまで怒られなきゃならねぇんだ?悪いのは向こうだろうが…」
「ま、まぁ、道の真ん中でケンカしちゃいましたからね;」
飲酒運転していた男を交番へ引き渡した後、僕たちは婦警さんから
三十分程の説教を受けた。迷惑行為を止めたこと自体は良いことだが
止め方が良くない、とのこと。それに関しては同意見であったが、
「君も何故止めなかったんだ」と言われた時はそんな無茶なと思った…
あの顔の時のこの女(ひと)を止められる程の勇気は僕は持ってません;
魔物娘が激怒している時の顔、普段見ない分相当のものだった…
うぅ、思い出しただけでも震えが…;
なんて思い出し笑いならぬ思い出し震えをしていると
彼女の方から声をかけてきた。
「ああ、そう言えばちゃんと礼や名前を言えてなかったな、
アタシはヘルハウンドの『黒狗 美火(くろいぬ みか)』、
さっきは助けてくれてありがとな♪」ニカッ
(ッ!うわぁ…すごい綺麗な笑顔…)
改めてのお礼と自己紹介をされた。
それと同時に見せてくれた笑顔、
『快活』という言葉がぴったりな歯を見せた笑顔に
僕の心臓は跳ね上がらんばかりにドキッとした。
女性に面と向かってそれもこんな明るい笑顔で
お礼を言われるなんて初めてだ・・・
今僕の顔絶対赤くなってる;
「ああ、僕は健司、登呂健司です、ありがとうだなんて…
あれ程の事ができるんだったらきっと車も避けれただろうし、
僕がやったことなんて意味無かったんじゃ…」
「オイオイ、冷たいこと言うなよ;アタシは命掛けて助けてくれたことが嬉しいんだよ♪」
「そ、そうですか、ありがとうございます(照)」
「んん?なんでお前が礼言ってんだよ?」
「いやぁ女性から面と向かってお礼を言われたのが嬉しかったのでつい…」
「ハハッ、変なヤツだなぁ♪」
(笑われてしまった…何か変な事言ったかなぁ;)
その後もお互いについて話しあって美火さんのことが少し分かってきた。
美火さんは近くにある高校の二年生(17)であり
家には一人暮らし、今日は友達の家に遊びに行っていて
そこから帰る途中であのような目に遭ったとのこと。
同い年だったとは意外だった。年上かと思ってた…
「ハハッ、さっきの言い様だとこうやって仲良く話し合うのも
初めてなんだろう?どうだ、楽しいか?」
「は、はい、とても楽しいし嬉しいです…(照)」
ちょっとした会話程度なら交わしたことはあるけど、
こうやって面と向かってプライベートトークを交わすのは初めてといってもいい。
驚くと同時に本当にすごく嬉しい…
「そうかそうか♪じゃあもっと喜ばせてやるよ♥家に来いよ、お礼にご馳走してやるぜ♪」
「えぇ、い、良いんですか;親御さんとかは…」
「ん?さっき言ったろ?アタシ一人暮らしだって」
「ああそうでした;いや、でも女性の家にいきなり行くなんてちょっと…」
「遠慮すんなって♪ほら早くぅ♥」グイッ
「あ、うわぁぁ;」
自己紹介し合っている内に話はどんどん進み、
いつの間にか半ば強引に美火さんの家に連れて行かれることになった。
まさか助けた女性がその日の内に家に呼んでくれることになろうとは;
まるで恋愛小説の様な展開、いやこれは考えすぎかなぁ…
〜美火の家〜
「じゃあそこで座って待ってろよ、すぐ作ってくるからな♪」
「は、はい」
結局引きずられる様に家に連れて来られた。
リビングまで連れてこられ、料理が出来る間座って待つことになった。
(女性の家に上がるのも初めてだな…どうしよう、変に緊張してきた;)
ジュウゥ〜ッ
などと考えている内に食材を焼いてる音が聞こえてきた。
早速お肉の焼けるいい匂いがリビングまで漂ってくる。
「あ、出来るまでやっぱ暇だろ〜?
そこら辺見て回る位なら良いぞ〜、アタシの部屋とかもな♪」
「い、いえそんな;座って待ってますよ;」
キッチンにいる美火さんから言われたが、僕は座ったまま動けずにいた。
変に緊張している上に初めて女性の家に上がったというのもあり、
そこまでの好奇心は少なくとも今は無かった…
とりあえず座ったまま周りを見渡していると、
棚に立ててあった複数の写真に目が止まった。
(家族写真かな?)
気になって近づいて見ると、家族写真以外にも
クラスメートとの集合写真も含まれていた。
「うわ〜、お父さんの体すごい逞しい…あ、これは友達との集合写真かな?」
どの写真でも美火さんは快活な笑顔を浮かべていた。
それらの写真に微笑ましさと羨ましさを覚えた。
幼い頃から人と話すのが苦手だった僕からすれば
美火さんの様に明るいヒトは正に憧れの存在なのだ。
(いいなぁ美火さん、こんなにたくさんの友達に囲まれて…
ケンカ後って感じの写真もあるけど;)
「どうだ?どれもよく撮れてるだろ♪」ポン
「うわぁ;いきなり後ろから声を・・・っきゃあぁっ!?(赤)」
いきなり肩を叩かれ驚きながら振り向いた僕は更に驚かされることになった。
何故なら僕の視界に映ってきたのは…
「ん〜どうした〜?女の子みたいな悲鳴あげて顔まで真っ赤にして〜♪」ニヤニヤ
「どうしたって…!何でエプロンしか着てないんですかぁっ!?」
エプロンのみを着た状態、俗に言う『裸エプロン』姿の美火さんだったのだ!
腰にまくのみのタイプではなく肩掛けまであるタイプとはいえ
所詮はエプロン、前からも横からも際どい所が見えてしまう…
お互いの距離も近いものだから視線をちょっとでも下にそらせば、
隙間から谷間などが見えてしまう程だ。
「何だよ、男なら喜ぶカッコじゃないのかよ?」
「出会って間もない女性にいきなりそんなカッコされたら
誰だってこうなりますよ!着替えてください、何てはしたない!」
「え〜、つっても服はもう洗濯機に入れちゃったし、
替えの服出してる間に料理冷めちゃったらイヤだしな〜♪」
「だ、だからって…」
「もう良いからこのまま食べちゃおうぜ?ほら座って座って♪」グイグイ
「えぁぁ、ちょっ…」
「アタシ見ての通り肉食だから肉しか出せるモン無くてな、
とりあえずステーキにしてみたんだ、早速食べてくれ♪」
結局僕の頼みは聞いてもらえず
裸エプロン状態のままの美火さんと僕でご飯を食べることになった。
そのままの恰好だと目のやり場に困るんですけど…ああほら見えそう見えそう;
(もうこうなったらしばらくは料理だけを見る様にしよう;)
心の中でそう思いながら僕は美火さんの運んできた料理に視線を移した。
美火さんの言った通り出された皿には付け合わせのないステーキ一枚のみが
シンプルに乗せられていた。彩り具合は欠けているかもしれないが
よく焼かれた肉の匂いも相まってとても美味しそうである・・・
「い、いただきます…」
モグモグ…
「どうだ、ウマイか?」
「美味しい…美味しいです!」
口にしたステーキはそのまま飲み込めてしまいそうな程柔らかく
噛めば肉の旨みがこれでもかと言わんばかりに口いっぱいに溢れていく。
それでいて余計な油っこさは感じずこのまま
平らげて二枚目まで頼めてしまいそうな勢いだった。
流石に厚かましいだろうからそこまではしないけれど・・・
「そうだろぉ、へへっ♪仲間にも食わせてんだけどよ、めっちゃ評判良いんだよ」
「美火さん力もあるだけじゃなく料理も出来るんですね。羨ましいです」
「ん?ケンジ料理出来ねぇのか?」
「はい;お恥ずかしながら、お惣菜やインスタントです。
後は母さんに作ってもらうかとか…」
「だらしねぇなぁ♪今度アタシが弁当作ってやろうかぁ♥?」ズイ
「え、そんな出会って間も無いヒトにそこまでしてもらわなくてもいいですよ;(照)」
言いながら腕で胸を寄せ上げながら近寄ってきた。
絶対ワザとやってるよこの女(ひと)、にやにやしてるんだもん;
目線を逸らすのは失礼なんだろうけどなぁ…見続けるのは心臓やらに悪い;
あまりに刺激の強い格好に僕のアレが膨らんできてしまっている…
気付かれない内におさまってくれるだろうか?;
「そういやケンジ、さっきアタシの写真見てたよな?」
「え?あぁ、はい。美火さんって随分多くの方に慕われているんですね。
あんなに友達にも恵まれて…羨ましいです」
「へぇ〜…あの写真を見ても?」スッ
美火さんが指差した写真はケンカ後とみられる写真、
他校の生徒…見てくれからしてガラの悪そうな男子十数名を
後ろに山積みにし、複数の魔物娘と一緒に誇らしげに
ピースサインをしている美火さんが写っている写真であった。
「ああ、あれですか?やっぱり力が強いと
ケンカも強いんですね、すごいなって思いました」
「ホントにそれだけかぁ?おっかないなぁ、とかギラついてて怖いなぁ、
って思ってんじゃねぇか?良いんだぜ、正直に言ってくれても?」
そう問いかけた美火さんの顔は口元をニヤつかせつつも目が全く笑っていない;
言った通りのことを言ったら絶対にタダでは済まないだろう、
それぐらいは僕でもわかる。
「おっかないなんてそんな;そりゃ運転手に怒っていた時は怖さは感じましたけど、
何て勇ましいヒトなんだとも思いましたし、こうして普通に話し合ってみれば
全然怖くないしむしろ元気もあって綺麗だなぁっt「ぶっ!!;」 うわぁっ!!;」
下手に取り繕った言葉を選ぶよりかはと思って
しどろもどろになりつつも正直な気持ちを話していると
突然美火さんが水を噴き出した!
「え、ちょっ;大丈夫ですか!?どうしました突然…」
「ゲッホ…イヤ;だって今まで
乱暴そうだのうるさそうだの言われた事はあっても、
キレイなんて仲間はともかく男に言われたことねえから、
そんなにはっきり言われると思わなくて…
恥ずかしいじゃねぇか(赤)」
予想だにしていなかった言葉に驚いてしまったらしいが
最後あたりは何て言ったのか聞き取れなかった;
どうしよう、僕何かマズイ事言っただろうか?
「あ…はは、テーブル濡らしちまったな、ちょっと待ってろすぐふきん持ってくるから!」
「あっ、僕も手伝いますよ?」
「ああ大丈夫大丈夫!そのまま座っといてくれよ!」
この時、僕は気付かなかった…
「そっかぁ…アタシの事をキレイかぁ…へへ♥」
自分の言葉が原因で美火さんの獣性を完全に目覚めさせてしまった事に…
〜完食後〜
昼をやや過ぎた頃、僕たちは昼ごはんを食べ終えていた。
布巾を取りにいくついでに着替えてくれるかなと思ったけどそんな事は無く、
結局美火さんの顔をまともに見れないまま話を続けることになった。
「ご馳走様でした。本当に美味しかったです」
「そこまで言ってくれりゃ、コッチも作った甲斐あったぜ♪
…でもさぁ、いいかげん敬語外せよなぁ;タメだぜ?アタシら」
「す、すいません、人と、それも女性と会話するのは
やっぱり慣れなくて…(そんな格好されてるから尚更…)」
「チェリーボーイってやつかぁ?ケンジさぁ、その分だと男友達も少ねぇだろ?」
「う…は、はい…あんまり」
中々鋭い…いや態度に出ていたのかな?
幼い頃から何かと鈍臭くもあったため女友達はおろか男の友達も少ない。
美火さんとは真逆と言ってもいいくらいの立ち位置の差。
思い返すと何だか悲しくなってきた;
「ふ〜ん…よし決めた!アタシが彼女になってやるよ♪」
「……え?今、何と?」
流石に幻滅されたかなと思いきや、
予想だにしない言葉が美火さんの口から出てきた。
「アタシがダチすっ飛ばして彼女になってやるって言ってんだよ♪
ほらベッドに行こうぜ♪たっぷりシてやるよ♥」
「はぁっ!?いぃいやいやいや;友達トバして恋人とかいきなりすぎますよいくら何でも;」
「いきなりって何だよぉ、アタシさっき言っただろぉ…もっと喜ばせてやるって♥」ニヤリ
「ッ!?」
その時の美火さんの笑顔は、自己紹介の時や、からかっている時とも違う、
何というか色気を含んだ笑顔で、目も獲物を見るような目をしていた。
その顔にたじろいた一瞬の内に、腕をガッシリ掴まれて寝室まで連れていかれ、
ズルズル〜
「いや、ちょっ、展開が早すぎますって;ダメですよこんなの;」
「気にすんなって♪二人っきりだし家のカベもぶあついし
誰かに聞こえるなんてこたぁねぇ♪」ガチャッ
「そうじゃなくてっ!!僕たちまだ出会って数時間しか経ってないんですよ!?」
「ああ、出会って数時間で食べてヤりたいって思ったんだ♪イヤか?」
バタン カチャンッ
「嫌って程では…でも期間とか段取りって言うものg
「そぉれ♥(ブォンッ)」うわぁっ!!」
ボスンッ ギシィ…
「じゃあ、今がその時ってだけの話だ♥
そんなにビビる事ねぇさ♪全部アタシに任せろ♥」パサッ
鍵を閉め、僕をベッドに投げ飛ばすまでを流れる様に行ったあと、
美火さんはエプロンを外し、ウルフ属の特徴を含んだ女体を目の前に晒してきた。
艶やかで赤みも混ざった体毛を備えた黒色の肌、
つんと乳首を上に向かせたハリのある乳房、
やせすぎという印象を与えさせないくびれのあるお腹、
余分な肉をつけてない健康的な印象を与えるお尻、
そして男の僕にはない汗とは違う体液を垂らした股の間の一本の筋・・・
エプロンでは見えなかった見えきれなかった箇所全てが僕の視界に飛び込んでくる。
「つか、だんどりとか色々言っときながらよ、そんなにタってちゃ説得力無ぇぞ♪」ニヤニヤ
「えっ…あぁあ(照)」
それにより僕のアレがズボン越しでも分かるぐらいに膨らんでいた。
こんなに綺麗な女性がさっきまでは裸エプロン、今は全裸で目の前にいるのだ。
僕だって年頃の男なのだ、こうならない方がおかしいだろう。
「い、いや、これは、その…」
「アタシの裸エプロン見た時からタたせてたろ?
さっきほめてくれたのもうれしかったけどやっぱこうして
あからさまに反応してくれた方が一番だな♪」
やっぱり気付かれてた;
彼女は嬉しいと言ってくれているが
こちらは恥ずかしいことこの上ない;
「ガマンは良くねぇし、ケンジもまんざらでもないってことだろぉ♥だったらさぁ…」スッ
そう言いながら美火さんは僕のズボンではなく
顔に両手を添えてきて・・・
「アタシとシようぜ…なっ?♥…ふむっ」
「んむっ;」
どころかガッシリ掴んで強引にキスをしてきた。
間を置かずに舌を入れてきて歯の裏側、舌の裏側などを
ピチャピチャと音を立てながら嘗め回してくる…
その感覚に僕は身もだえする。
「んるぅ、ふっんむぅ、ちゅぷ、みゅう、ふ〜♥」
「ふぐっん、んんぅぐ、ふっ、んむふ〜っ;」
さらに美火さんが僕に覆いかぶさることで、お互いの体が密着し、
服越しにふにゅふにゅと彼女の肌の感触が伝わってくる…
それにより、僕のアレにさらに熱が集まってくる。
「ぷはっ…ハハッ♪何てとろけた顔してんだよ、ゾクゾクしてきちまうじゃねぇか♥」
「は、あ、うああ、あ」
口内で美火さんの舌の感触や唾液の味、
体全体で美火さんの肌を感じたことで、
体の力が抜けていく感覚に襲われる。
一部だけは元気のままで…
「へへっ♪それじゃあ次は下いくぞ〜♥」
それでも…
「……本当に良いんですか?僕なんかで…」
それでも抵抗感をぬぐいきれなかった。彼女とすること自体は嫌ではない、
嬉しい夢を見ているんじゃないかだと思う程だ。だが…
長い間親しい人をさほど作れず、人と話すことも
得意でない自分にどうしても自信が持てなかった。
一緒にいると迷惑じゃないだろうかという考えが拭いきれなかった。
「何だよぉ、まだ言ってんのかよ」ぷくぅ
「だ、だって、美火さんみたいなヒトなら、
僕みたいな弱虫なんかよりももっと強くて逞しい人の方が…んむっ」
でも、そんな僕の気持ちなんか知ったことではないと
言わんばかりに美火さんは僕の言葉をキスで止めてきた。
さっきとは違う唇同士を押し当てるだけの優しいキスで・・・
「ちゅ…っは、アタシらヘルハウンドにとっちゃ、
男がゴツいかヒョロいかなんて関係ないんだよ、
コイツだと思ったら絶対に自分のモノにするんだ♥
てか、あんなこと出来んのに弱虫ってのは無いだろ♪ケンジは十分強え男さ♥」
「美火…さん(赤)」
僕の顔を正面から見据えながら美火さんは言ってくれた。
その眼差しを見ただけでも嘘をついていないことが伝わってきた。
真っ赤な目なんてホラー映画なら恐怖感を煽るものでしかないけど
美火さんの目は力強さと優しさを同時に感じさせられるものだった。
吸い込まれそうな瞳とはこういうことを言うんじゃないだろうか・・・
「まぁつまりだ、あれこれ言ってないで観念しろって事だ♪」カチャカチャ
「ああ;脱がさないでください、恥ずかしい…」
抗議も空しくなすがままにズボンを下ろされ、
僕の男の象徴が外気に、そして美火さんの目の前に晒される…
「おお〜っ!ははっ♪服の上からでも分かる位だったからなぁ、
やっぱおっきいな♪ケンジのちんちん♥」
美火さんの言った通り僕のソレはこの状況もあってか
今まで自分が見た中でも一番大きく膨みそして震えていた。
そんなものを目の前に晒されても、美火さんは恥ずかしがるどころか
興味津々といった感じで鼻息がかかる程近くに寄って嗅いでくる…
「スンスン、フ〜ン、ス〜〜…」
「そ、そんなに近づいて嗅ぐと臭いでしょう?」
「ハ〜〜…ん〜♥そんなことねぇぞ〜♥すっげ〜イイにお〜い♥」
その言葉にも嘘は無いようで間近で嗅いでいるにも
関わらず美火さんは蕩けた表情を浮かべていた。
「へへっ♪甘ダちだったら口かおっぱいで活いれてからと思ってたが、
十分タってることだし早速下でいただくかぁ♥」
「え!?下って…ちょ、ちょっと待って下さい;何の準備も無しに…!」
「準備なら出来てるぜぇ♪とろっとろだぁ♥」
そう言いながら美火さんは自身の性器を手で開いて見せてきた。彼女の言う通り
ひくひくと動いている入り口からは愛液がだらだらと滴り落ちる程に濡れていた。
「んっく(う、うわぁ…これ、が、女性の、み、美火さんの…)」
予想以上に刺激的なそして煽情的な光景に
目をそらすどころかまばたきも忘れて見入りそして喉を鳴らす。
気にしている『準備』とは別の事だったのだが、この状態では
美火さんがそんな心配を聞くわけが無いだろう…
(でも、このままするのはやっぱり…!)
「へへっ♥エプロン着てた時からなりかけでさぁ、
キスやケンジのちんちん嗅いだ時にはぁ・・・
もう止まんなくなっちゃってぇ♥」
僕の反応を肯定と受け取ったのか美火さんは顔を一層赤くし息も荒げ、
自身のナカへと僕のを入れるため位置を合わせ腰を下ろし始める。
「あの準備ってそうじゃなくてっ!もしこのまましたら…!」
「あぁんもう、しつけぇぞ!観念しろって言った、ろっ!」
グッ・・・ズブンッ!
何とか一旦止めようとするも待ったなしで
美火さんは僕のソレを自分のナカに迎え入れた。
一気に奥まで入ったことで僕のソレは熱く柔らかくぬめった感覚に包まれた…
「ふっ、くぅぅ♥…は、はいったぁぁ♥ど、どうだ、痛くねぇか?」
今更言うまでもないだろうけど、僕は女性との性行為は初めてだ、
その上かなり昂ぶった状態でいきなりナカに入れられたのだ。
当然耐えられるわけも無く・・・
「う、くあ、あ…」ガクガク
「ん?お、おいどうした?(汗)もしかして腰やっちまって…」
どくんっ
「きゃんっ!?♥ふあ、あっつ…♥」
「う、あうぅいっああぁ、はぁぁ…」
身体中を震わせながら早々に僕は美火さんのナカに精液を放った。
抜いて外に出そうという考えに至る暇も無かった…
どくどくと、僕のソレから出た精液全てが美火さんのナカへ注がれていく。
「う、ふぅぅ…♥ケ、ケンジ…」
「ハァ、ハァ、ハァ、みか、さ…」
「お前…もう、イッタのか?」
「す、すいません…」
息の荒さがおさまっていないまま嬉しそうに尋ねてくる美火さん。
それに対し僕は恥ずかしさと申し訳なさから謝罪で返す。
恥ずかしいと思ったのは初めての性行為とはいえ早々に達してしまったこと、
そして申し訳ないと思ったのは・・・
「何早々にイッてんだよぉ♥アタシの処女マンコ、
そんなに気持ち良かったのかぁ?♥」ニヤニヤ
「すいません…僕、中に…」
断りもなくナカへ出してしまったことだ。
美火さんはさほど気に病んでいない、
なんならニヤケ顔で嬉しそうにしているが
僕としては不安な気持ちの方が大きい・・・
「何だそっちかよ;」
「だって、まだ学生なのに・・・というか美火さん今処女って…!」
『処女』という言葉を聞いて繋がっている所を見てみると
結合部分から漏れ出た精液にはわずかに赤色が混じっているのが見られた。
「何だよ、アタシが誰にでも股開くような女だとでも
思ってたのか?失礼しちゃうなぁ」ぷくぅ
「そんなことは無いですけど…い、痛くなかったんですか;初めてなら痛いんじゃ…」
「ん〜、さほどだな。むしろ気持ち良い♪
ケンジだからかなぁ♥このまま夜までヤり続けたいって気分だ♥」
「よ、夜までだなんてそんな時間は;それに子供ができたらどうするんですか;」
「アタシらは簡単にデキねぇんだよ、ケンジ知らなかったのかよ?」
「あ…あぁ、聞いたことはありますけど…でも今日はこの位にした方が…」
「何言ってんだよ、いくら何でも早すぎだぜぇ♪アタシまだイケてねぇんだぞ♥」ニマァ
そう言いながら美火さんはまた情欲を帯びた笑顔を浮かべてきた。
顔の赤さや息の荒さによってさらに色っぽくなっている。
僕は興奮を覚えると同時に恐怖心も感じていた。
自分は今目の前の女性に貪られていると…
「だ・か・ら♥」
ズチュンッ
「あひっ!?」
「アタシがイクまでつきあえ♥イヤだなんて言わせねぇぞ♥」
「う、あぁっあ!?ちょっ、いっひ…!い、一旦止めてくだっさ、あぁっあ!」
「よく言うぜ♪アタシの中で、どんどん、おっきくなってんぞ♥」
止める暇も無く美火さんは腰を振り始めた。
ずっちゅずっちゅと音を立てる程の激しい腰使いにより
あっという間に僕のソレは再び硬さを取り戻す。
それにより美火さんのナカにより密接に触れることとなる。
『下の口』だとか『コッチで食べる』という言い回しを聞いたことはあるけど
今味あわされている感覚は正にそれと言ってもよくて、
歯や舌ではなく膣肉で僕のソレは容赦無くなめしゃぶられ貪られている。
経験したての僕には強すぎる刺激である。
「ほらほら、シーツよりもっさ、このおっぱいを、さわってくれよ!!♥」
「うっくあぁ、あぁうっ!」
腰振りに捻りを加えたり、自らの胸に僕の手を押し付け
むにゅむにゅと揉みしだかせたりと美火さんの求愛はどんどん激しくなる。
結合部からの水音はじゅぷじゅぷと大きくなり、互いの体からは汗が浮かび始めた。
「あっは♥こりゃまたケンジだけイキそうだなぁ、ホントに夜まで続いたりしてな♪」
「んひぃっ、そ、そんな…!」
このまま為すがままにされてしまうのか…そんな時ふと視界に入ったのは、
後ろで揺れている美火さんの尻尾、性行為の興奮かブンブン揺れていた。
(アレ、握ったらどういう反応するんだろう)
僕だって男だ、されるがままというのは思うところがある。
せめてもの抵抗と思い、上体を起こし尻尾を強く掴んだ。
ガシッ
「きゃうんっ!?お、おまっ、しっぽにぎって…!」
すると予想以上の反応が返ってきた。そのまま尻尾をこすれば美火さんから
さっきまでの余裕の笑みから驚愕の顔に変わり腰の動きも止まって悶えはじめた。
体をぷるぷると細かく震わせている。
「こ、こすんなぁ…はなせぇ…ひ、きゃうぅぅっ♥」
「美火さんって尻尾弱いんですか?」
「み、みりゃわかんだろぉ…だからやめろって…んひゃぁっ!?」
「それは、良い事聞きました!」
まさかの攻守逆転のチャンスである。
ここでイかさなければ本当に夜まで続いてしまいそうである。
尻尾を握ったまま僕は体勢の上下を入れ替える。
そこから美火さんを四つん這いにし、もう片方の手で尻を鷲掴みし、
自身のソレを美火さんのナカへ深くねじ込んだ!
ぐちゅうっ
「ひゃんっ!?♥ケ、ケンジ!?」
後背位、所謂バックの体勢で美火さんを責め立てる。今度はこちらが覆いかぶさり
尻尾を擦るだけでなく、胸や尻も揉みしだき、全力で美火さんをイカせようとする。
「あっあ♥ひぃっ!?はぁうあっあ、ん〜〜♥フ〜!フ〜!いっあぁあんっ♥」
鼻息を荒くし、シーツをぐしゃぐしゃに握り締め、
体もビクビク震わせていて、目には涙が溜まっている。
美火さんが間違いなくさっきよりも感じているのが見て取れた。
「んっく…美火さん、イクの我慢してません?」
「ガ、ガマンゥ?ひゃう♥バカ、言ってんなよ、
胸やら尻尾ばかりのワンパターンとかぁ…物足りねぇってのぉ…んっん♥」
そう言いながらも限界に近づいているのは
さっきからの様子からして素人の僕でも分かった。
笑顔もさっきまでの色気を含んだ余裕の笑みではなく、
快楽で蕩けた真っ赤な笑顔になっている。
ただ完全に強がっているだけというわけではなさそうで
僕の動きに合わせて腰を前後に動かしてきている。
感じているからかナカのうねりもすごく、
こちらもとてつもない快楽を味わうこととなる。
この状態でもまだ自分のペースを保てるのは流石といった所か。
「おい、どしたぁ?動きが、にぶくなってんぞぉ?バテちまったの、かぁ?♥」
美火さんの言う通り;今までしたことのない動きを必死にしているせいで
僕の体力は限界を迎えようとしていた。同時に射精の感覚も近づいてきていた。
このままだとまた僕だけ達してしまうことになるだろう。
そうすればまた彼女のペースに呑まれてしまうだろう;
…どうにか状況をよくできないだろうか…
そう思いながら視界を前に向けると美火さんの後頭部の少し下、首筋が目に入った。
激しい運動をしていた事で浮かんだ汗により若干光っている…
首筋に対して欲情する人がいると言うのは聞いたことがあるけど、
どうやら僕はそのタイプらしい。
紅潮した顔とはまた違った色気を放つその部分に軽めのつもりで噛み付いてみた!
カプッ
「うっひあ!?♥バッ…おま、どこ噛んで…ぇぇ…」
くすぐったそうにされるだけかと思いきや、尻尾以上の反応が起きた!
美火さんの体が大きくビクンッっと震え、ナカの締まりも一瞬きゅっと強くなった。
「猫って交尾する時にここを噛むらしいんですけど犬にも効くんですか?」
「バ、バカかケンジは!?アタシは犬猫じゃなくて、おおか…ひゃうぅぅっ!?♥」
首筋を舐めれば美火さんは手足がふらつく程に
体を震えさせ、それがナカにまでぶるぶると影響してくる。
「大分効いてるみたいですね、くあっ、ナカのうねりも、すごくって…!」
「う、ふあぁっあ♥にゃんりゃ、コレェ、きゅうにゾクゾクきれぇ…♥」
あまりの快楽で舌足らずになり、四つん這いの姿勢は完全に崩れ、
こちらにも振動が伝わる位にガクガク震えている美火さん。
おかげで一気に快感が高まっていき…!
「も、もう出ます…!」
再び射精の感覚がこみ上がってきたので今度こそ外に出そうとした時、
美火さんが器用に足を組み、腰と尻を密着させてきた!
「え、ちょっ!?」
「だ、りゃす、ならぁ、なかに、しろぉ!そと、なんかじゃ、ヤだかんなぁ!」
「そ、そんな、まっ…うっあぁぁぁぁ!」
中出し強要の声と共にナカをぎゅぎゅうと締め付けうねらせてきて、
僕は耐え切れず二度目の射精を美火さんのナカに再び注ぎ込んだ。
腰と尻を密着させられてるからさっき以上に奥へ奥へと流し込んでしまう。
「あっ…きゃうぅぅぅぅんっ♥きったぁぁ…ぁ♥」
「うっあぁぁっか…み、みかさ、ん…」
美火さんのナカの肉全てが僕のソレに絡みつき、
まだ出せ、もっと出せと言わんばかりに蠕動(ぜんどう)を繰り返す。
そのせいで射精が治まらず、ドクドクと出し続けている…
「い、いかひゃれ…♥ケンジにいかひゃれるぅ♥くっふあぁぁあぁぁ〜♥」
大きな喘ぎ声と共に美火さんのナカがまたぎゅうときつく締まり、
僕のソレから美火さんのナカへとまた更に大量の精液が注ぎ込まれていった…
・
・
・
「はっ、はっ、はっ、はっ、うっく…はぁ…」
あれからしばらく経ちようやく射精が収まったソレを美火さんのナカから抜く。
相当の量を出したらしい、どぷりと音を立てて美火さんのナカから精液が零れていく。
相当激しく動いたせいで体が上手く動かせない、これ以上求められたら流石に…
でもおそらくそんな事は無いだろう。
「はっ、ふっ、へぁぁぁ♥ひぅ…んぁぁ♥」
美火さんの方も疲れたらしく肩で息をしながら横になっている。
目の焦点も合っておらず、小さく震えながら喘ぎ声を出している。
調子に乗ってやり過ぎたかな;一声掛けた方が良いだろうか…
「美火さん、大丈夫です「スキありっ!♥(グルンッ!)」か・・・え?」
何が起きたのか一瞬分からなった。美火さんの意識を確認しようと肩を叩いたら、
視界が回転していつの間にか見下ろしていたはずの美火さんを見上げていた。
「え?あれ?美火さん、これは?」
「ふぅ、ふぅ、はは♥散々ヤってくれたな♪こんなにイカされるなんてな♥」
もう何度見たか分からない色気を含んだ笑顔。
ただ今度は目が違う。何というか据わっている。
「あれ?イッた振りじゃ、無かったんですよね?」
「イかされたって言ったろぉ♥まさかあんなに責めてくれるとはなぁ?♥
ははっ♪また一つカッコいいとこ見つけちまったぜ?♥」
「あ、あの〜美火さん?イッたんですからもう終わりのはずじゃ?;」
「こんなん味わったら一回だけで物足りねぇ♪今度は満足するまで付き合え♥」
甘く見ていた…!これが美火さんの、魔物娘達の性欲…!
力も半端じゃなく、どころかさっきより強い;
とても直前まで力なく横たわっていたのが信じられない;
「む、無理ですよ、もう体が、疲れて…」
口ではそう言いつつも僕のソレはこの状況で元気を取り戻している。
動けないのは本当なのにこんなの見せたら絶対・・・;
「なんて言っておきながらココだけ元気にしてるじゃねぇか?
でもそんなに言うならしょうがないなぁ♥後はアタシが動いてやるよ♥」
「あ、ぁぁ、まって、くださ「ヤダ♥(ズチュンッ)」 うっふあっ!?」
いやらしい笑顔で拒否されそのまま腰を強く打ち付けられる。
あまりの快楽に僕の意識は急速に遠のき…
「させるかよ♥」
かけた所でブチュゥッという音が出そうな勢いで美火さんにディープキスをされた。
じゅるじゅると口内を貪られる感覚で僕の意識は引き戻された。
しかし上下ともに責め尽くされ快楽がグルグル回る様な感覚で
意識をまともに保つこともかといって失うことも出来ず、
そのまま僕は犯され続けた。ぼんやりと保たれた意識で捉えたのは
これまでに無い位淫らな笑顔をして腰を振り続ける美火さんの姿だった。
「あは、は♥これで、ケンジ、は、アタシの、オス♥、アタシの、男(モノ)だ♥」
意識を失う事は無くても、浮きっ放しの状態でこのまま…
数時間後まで僕、生きてるかなぁ…
〜数時間後〜
あれから何時間経ったか分からない…
散々に絞られた疲労で体が上手く動かせない;
意識の方もまだふわふわしている・・・
一方で美火さんはまだまだ元気な上に満足もしていないようで…
「うむぅ、れるぅ、ちゅぶん、、ふぉら、だひてふれ?」
今は僕のモノを口に咥えて丹念にねぶり回している。
体がろくに動かせないのでこの快楽にも抗う術が無い…
そのまま限界を迎えて…
「…うあぁあ」
「んっ!ふ、んぐっ、んぐっ、んぐっ、んっくん♥」
美火さんの口内に精液を放つ。
僕から放たれた精液を美火さんは一滴も零すこともなく
とても美味しそうにごくごくと喉を鳴らして飲んでいく。
「ぷふぅ、ごちそうさま♥体力が限界って言った割には
まだまだ濃い味出せるじゃねぇか♪ホントはまだまだヤれるんじゃねぇの?♥」
「イ、イヤ…本当に、もう、限界で…」
「ははっ冗談だよ♪分かってるっての、それにもう入らねぇだろうしな♥」
言いながら美火さんは自身の下腹部をさする。
どれだけ中に出したのだろう…美火さんの秘部とその付近は僕の精液で白く染まり、
さすった拍子にこぽりと音を出しながら零れ落ちた。
美火さんはそれをもったいないと言わんばかりに掬い取り口に運んでいる。
「ふぅむ、ちゅぴ、れろぉ、はぁ、おいし♥」
「お、美味しそうに口に入れてますね;」
「マジでうまいからな♥それがこんな立派な
ソーセージから出てるんだよなぁ、たまんねぇぜ♥」
「へ、変な言い回ししないで下さい;(赤)」
「あ〜♪赤くなってる〜♪かっわい〜い♥」ワシワシ
「うぅ…(照)」
赤くなった僕をからかう様に頭を痛くない程度に荒く撫で回してきた;
恥ずかしい反面悪い気がしないのは何でだろう;
美火「で、どうだった?初めてのセックスは?」
健司「全く余裕が無かったです…美火さん、激しすぎですよ;」
美火「ははっ、ケンジだってあの時結構激しくしてきたじゃねぇか♥」
健司
「あ、あの時だけでしょう(赤)それにその後はすぐ美火さん主体になりましたし…」
美火
「へへっ♥ケンジのちんちんにはいっぱい気持ち良くされたなぁ♥」サスサス
健司
「ふっあ…ちょ、握ったり擦ったりはやめて…!あぁっ!」
「ケンジもアタシの尻尾放してくんなかったじゃん?だからお返し♪」
「そ、そんな…うひぃ!」
言いながら美火さんは狼型の大きな手で僕のモノを撫で回してくる…
硬めながらも不快さを与えない程よくごわごわな体毛、
鋭く尖っていながらも痛みではなく痒い所を
掻いてくれている様な心地良さを与えてくる爪、
ぷにぷにと柔らかくそして暖かさを感じる肉球、
すられる度にそのどれもが違った快感を与えてくる…
「み、美火、さん…それ以上続けられたら、またでちゃ…」
「出そうなら、言ってくれよ♪また飲みたくなっちまった♥」シュッシュシュッシュ
「ちょっ、そんな…!うっうあぁぁっ!」
どうやら美火さんの性欲はまだまだ満たされそうに無い…
この時は『晩御飯までに帰れるかなぁ…』と思ってたけど、
当然そんな事は無くその後晩御飯まで世話になるどころか
お泊りまでする事になってしまった。
親は許してくれた(どころかいっそそこに住めと言われた)し、
明日は休日だしで良かったけど・・・
「もう、やめて、くらひゃいぃ…もうでま、もうでまひぇんよぉ…あぁぁあ〜…」
「まだ、まだだぁ♥もっと、だせるだろぉ♥ほら、またくるぅ…んあぁぁ〜〜ん♥」
その日の夜、果ては次の休日丸ごと含め
当然かのように絞り尽くされる目にあったのであった;
・
・
・
〜数日後〜
「健司〜、校門前でお前を呼んでる娘(こ)がいるぞ」
衝撃的な初めてを終えて数日後の登校日、
学校が終わったので帰る準備をしていた僕の元へ
友達(名は後藤 太一[ごとうたいち])が声を掛けてきた。
校門前で僕を呼ぶ人がいるらしいけど・・・
健司「僕を?誰だい?」
太一「多分、他校の生徒じゃないか?うちの学校にヘルハウンドはいなかったし」
健司「ヘルハウンド?もしかして…」
太一「めっちゃ可愛かったんだけど、どこで知り合ったんだ?…っておい健司!?」
『ヘルハウンド』という単語を聞いて
もしやと思い僕は急いで荷物をまとめて校舎を出る。
校門前で待っていたのは・・・
「あ♥お〜い、ケ〜ンジ〜♪」
予想していた通り美火さんだった。
僕の姿を確認するとパッと笑顔になり
大きく手を振りながら駆け寄って来た。
「美火さん⁉なんでここに…うわっむぅっ!?」
こちらも駆け寄ろうとしたが、向こうが駆け寄りきり
そのままの勢いで思いっきり抱きつかれキスをされた。
頭に回された腕でわしゃわしゃと髪が乱れそうな程撫で回される。
なんだか愛犬家に抱きかかえられた犬になった気分だ;
美火
「ん〜〜…ぷはっ♥何でって学校終わったろうから
どっかに誘おうと思って迎えに来たんじゃねぇか♪」
アイ「へぇ〜、これが姐さんが惚れた男っすか?」
サキ「ははっ、ホントにひょろちい〜♪」
太一
「え…何?健司、このかわいい子お前の彼女?お前に彼女!?ウソだろ!?」
美火さんの後ろからは彼女の友達(言動からして後輩かな?)
らしい二人組、僕の後ろからは太一君が寄ってきた。
ひょろっちいって言われた;言い方からして言い始めは美火さんだよね?
自分でも気にしていることをひどいなぁ;
あと太一君までウソだろはないでしょう;
健司
「誘おうって;昼過ぎに終わったんじゃないんですよ!?
四時位ですよ!?普通は家に帰るんじゃ…」
美火
「真面目かっ!?;いや真面目なヤツでももうちょっと何かに使うぞ!?;
何てもったいねぇ…アイ!サキ!こいつに遊びを教えてぇ、付き合ってくれるよな!?」
アイ「もちろんです!よろしくねケンジ君♪」
サキ「カラオケとかゲーセンとかオススメ教えたげる♪」
美火「というわけで♪早速行くぞ(グイッ)」
健司「え、あぁ、ちょっ…!」
太一「良かったな健司、いってらっしゃい…羨ましい」
初めて会った時の様に、また僕は美火さんに引きずられる様に連れて行かれる…
これからもこんな感じで美火さんに引っ張られて生きていくんだろうなぁ。
僕は美火さんのモノだから…でも…
「ホラ、ボヤッとしてんなよ?ケンジ♥」
こんな綺麗なヒトのモノならそれも良いかな…
助けると言ってもお婆さんの荷物運びを手伝うとか
迷子の女の子をセンターまで送ってあげるとかじゃないですよ?
若い女性を痴漢やストーカー等の危機から救うといった形でです。
ちなみに僕『登呂健司(とろ けんじ)』には無かった。
そう、『無かった』んです、今までは…
パッパァァァァァ!!
「危なーいっ!! 逃げてぇっ!!」ドンッ
「うおわぁっ!?」ドサァッ
今日、僕は女性を助けた。
横断歩道で車に轢かれそうになった女性を。
ブウゥゥゥンッ!!
「っと…だ、大丈夫ですか!?すいません、手荒な助け方になっちゃって…」スッ
「い、いや、ありがとな、助かったぜ;」スック
突き倒すという荒い助け方になったので手を差し伸べて立ち上がらせた。
助けた女性は黒い肌に真っ赤な目、犬の様な耳や尻尾と人間には無い特徴を持つ女性、
その時は何のかは分からなかったけど魔物の女性である事はわかった。
キイィィィッ!!……ガチャッ、バンッ!! ズカ、ズカ、ズカ
運転手「ブァッカヤロォッ!!オメェらどこ見て歩いてやがったんだぁ!!」
彼女の無事を確認していると、運転手が向こうから声を荒げながらやってくる。
向こうが信号無視だというのに何だあの態度は。
ガラが悪そうで正直話し合いで済まなさそうで怖いが、
この女(ひと)に飛び火がかかってはいけないしここははっきりと言っておかねば!
「あ、あのですねぇ、あなたが信号無視で突っ込んで来たかr
「(ズイ)あぁいいよ、アタシに任せてくれ」 …えっ?」
だが、そうする前に助けた女性が割って入ってきた。
自分でどうにかするって…いくら魔物娘でも危なくないだろうか?
不安に思ったその時、
運転手「あぁん?テメェオレに何か文句でもあんのk…」
ガゴッ!!
((・・・・・え!?))
ソレは交差点の中で起きたから僕と女性以外にも多くの人がいた。
その殆どの人の思考が重なった。
低く重い音が交差点上で響いた…
女性が運転手のアゴめがけて思いっきり拳を振り抜いた、
つまり殴ったのだ・・・
運転手「あ、ごぁ…」ドサッ
健司「…え?あれ?」
ガシィッ!!グイィッ
少女
「オイッゴラァッ!テメェこそどこ見て走ってやがったんだぁ、アァン!?」
運転手
「ひ、ひぃぃっ!?」
あっけにとられた…それしか言いようが無い。
轢かれそうになっている女性を助ける…
なんてのはアニメや漫画で見たことあったが、
その後こんな展開に走るなんてのは見たことが無い…
現実はやはりアニメと違うということか…
ものすごい音がした;男の方が背が高いのに殴り倒すなんて…
魔物娘の力は人間より優れているとは習っていたがこれ程とは…
少女
「くっは!酒臭ぇっ!!何っだよ、信号無視やら飲酒運転やら何から何まで
テメェが悪ぃんじゃねえか、ふっざけんじゃねーぞ!!ボケがぁっ!!」
運転手
「ひいいっ!す、すみませんでしたぁ!!;命だけはどうかぁっ!!」
さっきまで怒りと酒気帯びで赤かった運転手の顔が今や恐怖で真っ青である。
まぁ、自業自得ではあるので同情は出来ないけれど。
少女
「テメエの命(タマ)なんか奪りゃしねえよ、来い!!警察に突き出してやる!!
…ってああそうだ、おーいアンタも来てくれよぉ!」
あまりの出来事にろくな介入もできず様子を見ていたら突然女性が呼びかけてきた。
一緒に交番まで付いてきて欲しいって言ってるけど…
健司「え?僕ですか!?;」
少女「他に誰がいるんだよ?一緒に来て証人になってくれよ」
健司「あ、ああハイ、分かりました;」
予想外の出来事続きに頭がイマイチ追いついてないまま
僕は彼女と交番へ同行することになった。
〜交番へ引き渡し後〜
「ったく、何でアタシまで怒られなきゃならねぇんだ?悪いのは向こうだろうが…」
「ま、まぁ、道の真ん中でケンカしちゃいましたからね;」
飲酒運転していた男を交番へ引き渡した後、僕たちは婦警さんから
三十分程の説教を受けた。迷惑行為を止めたこと自体は良いことだが
止め方が良くない、とのこと。それに関しては同意見であったが、
「君も何故止めなかったんだ」と言われた時はそんな無茶なと思った…
あの顔の時のこの女(ひと)を止められる程の勇気は僕は持ってません;
魔物娘が激怒している時の顔、普段見ない分相当のものだった…
うぅ、思い出しただけでも震えが…;
なんて思い出し笑いならぬ思い出し震えをしていると
彼女の方から声をかけてきた。
「ああ、そう言えばちゃんと礼や名前を言えてなかったな、
アタシはヘルハウンドの『黒狗 美火(くろいぬ みか)』、
さっきは助けてくれてありがとな♪」ニカッ
(ッ!うわぁ…すごい綺麗な笑顔…)
改めてのお礼と自己紹介をされた。
それと同時に見せてくれた笑顔、
『快活』という言葉がぴったりな歯を見せた笑顔に
僕の心臓は跳ね上がらんばかりにドキッとした。
女性に面と向かってそれもこんな明るい笑顔で
お礼を言われるなんて初めてだ・・・
今僕の顔絶対赤くなってる;
「ああ、僕は健司、登呂健司です、ありがとうだなんて…
あれ程の事ができるんだったらきっと車も避けれただろうし、
僕がやったことなんて意味無かったんじゃ…」
「オイオイ、冷たいこと言うなよ;アタシは命掛けて助けてくれたことが嬉しいんだよ♪」
「そ、そうですか、ありがとうございます(照)」
「んん?なんでお前が礼言ってんだよ?」
「いやぁ女性から面と向かってお礼を言われたのが嬉しかったのでつい…」
「ハハッ、変なヤツだなぁ♪」
(笑われてしまった…何か変な事言ったかなぁ;)
その後もお互いについて話しあって美火さんのことが少し分かってきた。
美火さんは近くにある高校の二年生(17)であり
家には一人暮らし、今日は友達の家に遊びに行っていて
そこから帰る途中であのような目に遭ったとのこと。
同い年だったとは意外だった。年上かと思ってた…
「ハハッ、さっきの言い様だとこうやって仲良く話し合うのも
初めてなんだろう?どうだ、楽しいか?」
「は、はい、とても楽しいし嬉しいです…(照)」
ちょっとした会話程度なら交わしたことはあるけど、
こうやって面と向かってプライベートトークを交わすのは初めてといってもいい。
驚くと同時に本当にすごく嬉しい…
「そうかそうか♪じゃあもっと喜ばせてやるよ♥家に来いよ、お礼にご馳走してやるぜ♪」
「えぇ、い、良いんですか;親御さんとかは…」
「ん?さっき言ったろ?アタシ一人暮らしだって」
「ああそうでした;いや、でも女性の家にいきなり行くなんてちょっと…」
「遠慮すんなって♪ほら早くぅ♥」グイッ
「あ、うわぁぁ;」
自己紹介し合っている内に話はどんどん進み、
いつの間にか半ば強引に美火さんの家に連れて行かれることになった。
まさか助けた女性がその日の内に家に呼んでくれることになろうとは;
まるで恋愛小説の様な展開、いやこれは考えすぎかなぁ…
〜美火の家〜
「じゃあそこで座って待ってろよ、すぐ作ってくるからな♪」
「は、はい」
結局引きずられる様に家に連れて来られた。
リビングまで連れてこられ、料理が出来る間座って待つことになった。
(女性の家に上がるのも初めてだな…どうしよう、変に緊張してきた;)
ジュウゥ〜ッ
などと考えている内に食材を焼いてる音が聞こえてきた。
早速お肉の焼けるいい匂いがリビングまで漂ってくる。
「あ、出来るまでやっぱ暇だろ〜?
そこら辺見て回る位なら良いぞ〜、アタシの部屋とかもな♪」
「い、いえそんな;座って待ってますよ;」
キッチンにいる美火さんから言われたが、僕は座ったまま動けずにいた。
変に緊張している上に初めて女性の家に上がったというのもあり、
そこまでの好奇心は少なくとも今は無かった…
とりあえず座ったまま周りを見渡していると、
棚に立ててあった複数の写真に目が止まった。
(家族写真かな?)
気になって近づいて見ると、家族写真以外にも
クラスメートとの集合写真も含まれていた。
「うわ〜、お父さんの体すごい逞しい…あ、これは友達との集合写真かな?」
どの写真でも美火さんは快活な笑顔を浮かべていた。
それらの写真に微笑ましさと羨ましさを覚えた。
幼い頃から人と話すのが苦手だった僕からすれば
美火さんの様に明るいヒトは正に憧れの存在なのだ。
(いいなぁ美火さん、こんなにたくさんの友達に囲まれて…
ケンカ後って感じの写真もあるけど;)
「どうだ?どれもよく撮れてるだろ♪」ポン
「うわぁ;いきなり後ろから声を・・・っきゃあぁっ!?(赤)」
いきなり肩を叩かれ驚きながら振り向いた僕は更に驚かされることになった。
何故なら僕の視界に映ってきたのは…
「ん〜どうした〜?女の子みたいな悲鳴あげて顔まで真っ赤にして〜♪」ニヤニヤ
「どうしたって…!何でエプロンしか着てないんですかぁっ!?」
エプロンのみを着た状態、俗に言う『裸エプロン』姿の美火さんだったのだ!
腰にまくのみのタイプではなく肩掛けまであるタイプとはいえ
所詮はエプロン、前からも横からも際どい所が見えてしまう…
お互いの距離も近いものだから視線をちょっとでも下にそらせば、
隙間から谷間などが見えてしまう程だ。
「何だよ、男なら喜ぶカッコじゃないのかよ?」
「出会って間もない女性にいきなりそんなカッコされたら
誰だってこうなりますよ!着替えてください、何てはしたない!」
「え〜、つっても服はもう洗濯機に入れちゃったし、
替えの服出してる間に料理冷めちゃったらイヤだしな〜♪」
「だ、だからって…」
「もう良いからこのまま食べちゃおうぜ?ほら座って座って♪」グイグイ
「えぁぁ、ちょっ…」
「アタシ見ての通り肉食だから肉しか出せるモン無くてな、
とりあえずステーキにしてみたんだ、早速食べてくれ♪」
結局僕の頼みは聞いてもらえず
裸エプロン状態のままの美火さんと僕でご飯を食べることになった。
そのままの恰好だと目のやり場に困るんですけど…ああほら見えそう見えそう;
(もうこうなったらしばらくは料理だけを見る様にしよう;)
心の中でそう思いながら僕は美火さんの運んできた料理に視線を移した。
美火さんの言った通り出された皿には付け合わせのないステーキ一枚のみが
シンプルに乗せられていた。彩り具合は欠けているかもしれないが
よく焼かれた肉の匂いも相まってとても美味しそうである・・・
「い、いただきます…」
モグモグ…
「どうだ、ウマイか?」
「美味しい…美味しいです!」
口にしたステーキはそのまま飲み込めてしまいそうな程柔らかく
噛めば肉の旨みがこれでもかと言わんばかりに口いっぱいに溢れていく。
それでいて余計な油っこさは感じずこのまま
平らげて二枚目まで頼めてしまいそうな勢いだった。
流石に厚かましいだろうからそこまではしないけれど・・・
「そうだろぉ、へへっ♪仲間にも食わせてんだけどよ、めっちゃ評判良いんだよ」
「美火さん力もあるだけじゃなく料理も出来るんですね。羨ましいです」
「ん?ケンジ料理出来ねぇのか?」
「はい;お恥ずかしながら、お惣菜やインスタントです。
後は母さんに作ってもらうかとか…」
「だらしねぇなぁ♪今度アタシが弁当作ってやろうかぁ♥?」ズイ
「え、そんな出会って間も無いヒトにそこまでしてもらわなくてもいいですよ;(照)」
言いながら腕で胸を寄せ上げながら近寄ってきた。
絶対ワザとやってるよこの女(ひと)、にやにやしてるんだもん;
目線を逸らすのは失礼なんだろうけどなぁ…見続けるのは心臓やらに悪い;
あまりに刺激の強い格好に僕のアレが膨らんできてしまっている…
気付かれない内におさまってくれるだろうか?;
「そういやケンジ、さっきアタシの写真見てたよな?」
「え?あぁ、はい。美火さんって随分多くの方に慕われているんですね。
あんなに友達にも恵まれて…羨ましいです」
「へぇ〜…あの写真を見ても?」スッ
美火さんが指差した写真はケンカ後とみられる写真、
他校の生徒…見てくれからしてガラの悪そうな男子十数名を
後ろに山積みにし、複数の魔物娘と一緒に誇らしげに
ピースサインをしている美火さんが写っている写真であった。
「ああ、あれですか?やっぱり力が強いと
ケンカも強いんですね、すごいなって思いました」
「ホントにそれだけかぁ?おっかないなぁ、とかギラついてて怖いなぁ、
って思ってんじゃねぇか?良いんだぜ、正直に言ってくれても?」
そう問いかけた美火さんの顔は口元をニヤつかせつつも目が全く笑っていない;
言った通りのことを言ったら絶対にタダでは済まないだろう、
それぐらいは僕でもわかる。
「おっかないなんてそんな;そりゃ運転手に怒っていた時は怖さは感じましたけど、
何て勇ましいヒトなんだとも思いましたし、こうして普通に話し合ってみれば
全然怖くないしむしろ元気もあって綺麗だなぁっt「ぶっ!!;」 うわぁっ!!;」
下手に取り繕った言葉を選ぶよりかはと思って
しどろもどろになりつつも正直な気持ちを話していると
突然美火さんが水を噴き出した!
「え、ちょっ;大丈夫ですか!?どうしました突然…」
「ゲッホ…イヤ;だって今まで
乱暴そうだのうるさそうだの言われた事はあっても、
キレイなんて仲間はともかく男に言われたことねえから、
そんなにはっきり言われると思わなくて…
恥ずかしいじゃねぇか(赤)」
予想だにしていなかった言葉に驚いてしまったらしいが
最後あたりは何て言ったのか聞き取れなかった;
どうしよう、僕何かマズイ事言っただろうか?
「あ…はは、テーブル濡らしちまったな、ちょっと待ってろすぐふきん持ってくるから!」
「あっ、僕も手伝いますよ?」
「ああ大丈夫大丈夫!そのまま座っといてくれよ!」
この時、僕は気付かなかった…
「そっかぁ…アタシの事をキレイかぁ…へへ♥」
自分の言葉が原因で美火さんの獣性を完全に目覚めさせてしまった事に…
〜完食後〜
昼をやや過ぎた頃、僕たちは昼ごはんを食べ終えていた。
布巾を取りにいくついでに着替えてくれるかなと思ったけどそんな事は無く、
結局美火さんの顔をまともに見れないまま話を続けることになった。
「ご馳走様でした。本当に美味しかったです」
「そこまで言ってくれりゃ、コッチも作った甲斐あったぜ♪
…でもさぁ、いいかげん敬語外せよなぁ;タメだぜ?アタシら」
「す、すいません、人と、それも女性と会話するのは
やっぱり慣れなくて…(そんな格好されてるから尚更…)」
「チェリーボーイってやつかぁ?ケンジさぁ、その分だと男友達も少ねぇだろ?」
「う…は、はい…あんまり」
中々鋭い…いや態度に出ていたのかな?
幼い頃から何かと鈍臭くもあったため女友達はおろか男の友達も少ない。
美火さんとは真逆と言ってもいいくらいの立ち位置の差。
思い返すと何だか悲しくなってきた;
「ふ〜ん…よし決めた!アタシが彼女になってやるよ♪」
「……え?今、何と?」
流石に幻滅されたかなと思いきや、
予想だにしない言葉が美火さんの口から出てきた。
「アタシがダチすっ飛ばして彼女になってやるって言ってんだよ♪
ほらベッドに行こうぜ♪たっぷりシてやるよ♥」
「はぁっ!?いぃいやいやいや;友達トバして恋人とかいきなりすぎますよいくら何でも;」
「いきなりって何だよぉ、アタシさっき言っただろぉ…もっと喜ばせてやるって♥」ニヤリ
「ッ!?」
その時の美火さんの笑顔は、自己紹介の時や、からかっている時とも違う、
何というか色気を含んだ笑顔で、目も獲物を見るような目をしていた。
その顔にたじろいた一瞬の内に、腕をガッシリ掴まれて寝室まで連れていかれ、
ズルズル〜
「いや、ちょっ、展開が早すぎますって;ダメですよこんなの;」
「気にすんなって♪二人っきりだし家のカベもぶあついし
誰かに聞こえるなんてこたぁねぇ♪」ガチャッ
「そうじゃなくてっ!!僕たちまだ出会って数時間しか経ってないんですよ!?」
「ああ、出会って数時間で食べてヤりたいって思ったんだ♪イヤか?」
バタン カチャンッ
「嫌って程では…でも期間とか段取りって言うものg
「そぉれ♥(ブォンッ)」うわぁっ!!」
ボスンッ ギシィ…
「じゃあ、今がその時ってだけの話だ♥
そんなにビビる事ねぇさ♪全部アタシに任せろ♥」パサッ
鍵を閉め、僕をベッドに投げ飛ばすまでを流れる様に行ったあと、
美火さんはエプロンを外し、ウルフ属の特徴を含んだ女体を目の前に晒してきた。
艶やかで赤みも混ざった体毛を備えた黒色の肌、
つんと乳首を上に向かせたハリのある乳房、
やせすぎという印象を与えさせないくびれのあるお腹、
余分な肉をつけてない健康的な印象を与えるお尻、
そして男の僕にはない汗とは違う体液を垂らした股の間の一本の筋・・・
エプロンでは見えなかった見えきれなかった箇所全てが僕の視界に飛び込んでくる。
「つか、だんどりとか色々言っときながらよ、そんなにタってちゃ説得力無ぇぞ♪」ニヤニヤ
「えっ…あぁあ(照)」
それにより僕のアレがズボン越しでも分かるぐらいに膨らんでいた。
こんなに綺麗な女性がさっきまでは裸エプロン、今は全裸で目の前にいるのだ。
僕だって年頃の男なのだ、こうならない方がおかしいだろう。
「い、いや、これは、その…」
「アタシの裸エプロン見た時からタたせてたろ?
さっきほめてくれたのもうれしかったけどやっぱこうして
あからさまに反応してくれた方が一番だな♪」
やっぱり気付かれてた;
彼女は嬉しいと言ってくれているが
こちらは恥ずかしいことこの上ない;
「ガマンは良くねぇし、ケンジもまんざらでもないってことだろぉ♥だったらさぁ…」スッ
そう言いながら美火さんは僕のズボンではなく
顔に両手を添えてきて・・・
「アタシとシようぜ…なっ?♥…ふむっ」
「んむっ;」
どころかガッシリ掴んで強引にキスをしてきた。
間を置かずに舌を入れてきて歯の裏側、舌の裏側などを
ピチャピチャと音を立てながら嘗め回してくる…
その感覚に僕は身もだえする。
「んるぅ、ふっんむぅ、ちゅぷ、みゅう、ふ〜♥」
「ふぐっん、んんぅぐ、ふっ、んむふ〜っ;」
さらに美火さんが僕に覆いかぶさることで、お互いの体が密着し、
服越しにふにゅふにゅと彼女の肌の感触が伝わってくる…
それにより、僕のアレにさらに熱が集まってくる。
「ぷはっ…ハハッ♪何てとろけた顔してんだよ、ゾクゾクしてきちまうじゃねぇか♥」
「は、あ、うああ、あ」
口内で美火さんの舌の感触や唾液の味、
体全体で美火さんの肌を感じたことで、
体の力が抜けていく感覚に襲われる。
一部だけは元気のままで…
「へへっ♪それじゃあ次は下いくぞ〜♥」
それでも…
「……本当に良いんですか?僕なんかで…」
それでも抵抗感をぬぐいきれなかった。彼女とすること自体は嫌ではない、
嬉しい夢を見ているんじゃないかだと思う程だ。だが…
長い間親しい人をさほど作れず、人と話すことも
得意でない自分にどうしても自信が持てなかった。
一緒にいると迷惑じゃないだろうかという考えが拭いきれなかった。
「何だよぉ、まだ言ってんのかよ」ぷくぅ
「だ、だって、美火さんみたいなヒトなら、
僕みたいな弱虫なんかよりももっと強くて逞しい人の方が…んむっ」
でも、そんな僕の気持ちなんか知ったことではないと
言わんばかりに美火さんは僕の言葉をキスで止めてきた。
さっきとは違う唇同士を押し当てるだけの優しいキスで・・・
「ちゅ…っは、アタシらヘルハウンドにとっちゃ、
男がゴツいかヒョロいかなんて関係ないんだよ、
コイツだと思ったら絶対に自分のモノにするんだ♥
てか、あんなこと出来んのに弱虫ってのは無いだろ♪ケンジは十分強え男さ♥」
「美火…さん(赤)」
僕の顔を正面から見据えながら美火さんは言ってくれた。
その眼差しを見ただけでも嘘をついていないことが伝わってきた。
真っ赤な目なんてホラー映画なら恐怖感を煽るものでしかないけど
美火さんの目は力強さと優しさを同時に感じさせられるものだった。
吸い込まれそうな瞳とはこういうことを言うんじゃないだろうか・・・
「まぁつまりだ、あれこれ言ってないで観念しろって事だ♪」カチャカチャ
「ああ;脱がさないでください、恥ずかしい…」
抗議も空しくなすがままにズボンを下ろされ、
僕の男の象徴が外気に、そして美火さんの目の前に晒される…
「おお〜っ!ははっ♪服の上からでも分かる位だったからなぁ、
やっぱおっきいな♪ケンジのちんちん♥」
美火さんの言った通り僕のソレはこの状況もあってか
今まで自分が見た中でも一番大きく膨みそして震えていた。
そんなものを目の前に晒されても、美火さんは恥ずかしがるどころか
興味津々といった感じで鼻息がかかる程近くに寄って嗅いでくる…
「スンスン、フ〜ン、ス〜〜…」
「そ、そんなに近づいて嗅ぐと臭いでしょう?」
「ハ〜〜…ん〜♥そんなことねぇぞ〜♥すっげ〜イイにお〜い♥」
その言葉にも嘘は無いようで間近で嗅いでいるにも
関わらず美火さんは蕩けた表情を浮かべていた。
「へへっ♪甘ダちだったら口かおっぱいで活いれてからと思ってたが、
十分タってることだし早速下でいただくかぁ♥」
「え!?下って…ちょ、ちょっと待って下さい;何の準備も無しに…!」
「準備なら出来てるぜぇ♪とろっとろだぁ♥」
そう言いながら美火さんは自身の性器を手で開いて見せてきた。彼女の言う通り
ひくひくと動いている入り口からは愛液がだらだらと滴り落ちる程に濡れていた。
「んっく(う、うわぁ…これ、が、女性の、み、美火さんの…)」
予想以上に刺激的なそして煽情的な光景に
目をそらすどころかまばたきも忘れて見入りそして喉を鳴らす。
気にしている『準備』とは別の事だったのだが、この状態では
美火さんがそんな心配を聞くわけが無いだろう…
(でも、このままするのはやっぱり…!)
「へへっ♥エプロン着てた時からなりかけでさぁ、
キスやケンジのちんちん嗅いだ時にはぁ・・・
もう止まんなくなっちゃってぇ♥」
僕の反応を肯定と受け取ったのか美火さんは顔を一層赤くし息も荒げ、
自身のナカへと僕のを入れるため位置を合わせ腰を下ろし始める。
「あの準備ってそうじゃなくてっ!もしこのまましたら…!」
「あぁんもう、しつけぇぞ!観念しろって言った、ろっ!」
グッ・・・ズブンッ!
何とか一旦止めようとするも待ったなしで
美火さんは僕のソレを自分のナカに迎え入れた。
一気に奥まで入ったことで僕のソレは熱く柔らかくぬめった感覚に包まれた…
「ふっ、くぅぅ♥…は、はいったぁぁ♥ど、どうだ、痛くねぇか?」
今更言うまでもないだろうけど、僕は女性との性行為は初めてだ、
その上かなり昂ぶった状態でいきなりナカに入れられたのだ。
当然耐えられるわけも無く・・・
「う、くあ、あ…」ガクガク
「ん?お、おいどうした?(汗)もしかして腰やっちまって…」
どくんっ
「きゃんっ!?♥ふあ、あっつ…♥」
「う、あうぅいっああぁ、はぁぁ…」
身体中を震わせながら早々に僕は美火さんのナカに精液を放った。
抜いて外に出そうという考えに至る暇も無かった…
どくどくと、僕のソレから出た精液全てが美火さんのナカへ注がれていく。
「う、ふぅぅ…♥ケ、ケンジ…」
「ハァ、ハァ、ハァ、みか、さ…」
「お前…もう、イッタのか?」
「す、すいません…」
息の荒さがおさまっていないまま嬉しそうに尋ねてくる美火さん。
それに対し僕は恥ずかしさと申し訳なさから謝罪で返す。
恥ずかしいと思ったのは初めての性行為とはいえ早々に達してしまったこと、
そして申し訳ないと思ったのは・・・
「何早々にイッてんだよぉ♥アタシの処女マンコ、
そんなに気持ち良かったのかぁ?♥」ニヤニヤ
「すいません…僕、中に…」
断りもなくナカへ出してしまったことだ。
美火さんはさほど気に病んでいない、
なんならニヤケ顔で嬉しそうにしているが
僕としては不安な気持ちの方が大きい・・・
「何だそっちかよ;」
「だって、まだ学生なのに・・・というか美火さん今処女って…!」
『処女』という言葉を聞いて繋がっている所を見てみると
結合部分から漏れ出た精液にはわずかに赤色が混じっているのが見られた。
「何だよ、アタシが誰にでも股開くような女だとでも
思ってたのか?失礼しちゃうなぁ」ぷくぅ
「そんなことは無いですけど…い、痛くなかったんですか;初めてなら痛いんじゃ…」
「ん〜、さほどだな。むしろ気持ち良い♪
ケンジだからかなぁ♥このまま夜までヤり続けたいって気分だ♥」
「よ、夜までだなんてそんな時間は;それに子供ができたらどうするんですか;」
「アタシらは簡単にデキねぇんだよ、ケンジ知らなかったのかよ?」
「あ…あぁ、聞いたことはありますけど…でも今日はこの位にした方が…」
「何言ってんだよ、いくら何でも早すぎだぜぇ♪アタシまだイケてねぇんだぞ♥」ニマァ
そう言いながら美火さんはまた情欲を帯びた笑顔を浮かべてきた。
顔の赤さや息の荒さによってさらに色っぽくなっている。
僕は興奮を覚えると同時に恐怖心も感じていた。
自分は今目の前の女性に貪られていると…
「だ・か・ら♥」
ズチュンッ
「あひっ!?」
「アタシがイクまでつきあえ♥イヤだなんて言わせねぇぞ♥」
「う、あぁっあ!?ちょっ、いっひ…!い、一旦止めてくだっさ、あぁっあ!」
「よく言うぜ♪アタシの中で、どんどん、おっきくなってんぞ♥」
止める暇も無く美火さんは腰を振り始めた。
ずっちゅずっちゅと音を立てる程の激しい腰使いにより
あっという間に僕のソレは再び硬さを取り戻す。
それにより美火さんのナカにより密接に触れることとなる。
『下の口』だとか『コッチで食べる』という言い回しを聞いたことはあるけど
今味あわされている感覚は正にそれと言ってもよくて、
歯や舌ではなく膣肉で僕のソレは容赦無くなめしゃぶられ貪られている。
経験したての僕には強すぎる刺激である。
「ほらほら、シーツよりもっさ、このおっぱいを、さわってくれよ!!♥」
「うっくあぁ、あぁうっ!」
腰振りに捻りを加えたり、自らの胸に僕の手を押し付け
むにゅむにゅと揉みしだかせたりと美火さんの求愛はどんどん激しくなる。
結合部からの水音はじゅぷじゅぷと大きくなり、互いの体からは汗が浮かび始めた。
「あっは♥こりゃまたケンジだけイキそうだなぁ、ホントに夜まで続いたりしてな♪」
「んひぃっ、そ、そんな…!」
このまま為すがままにされてしまうのか…そんな時ふと視界に入ったのは、
後ろで揺れている美火さんの尻尾、性行為の興奮かブンブン揺れていた。
(アレ、握ったらどういう反応するんだろう)
僕だって男だ、されるがままというのは思うところがある。
せめてもの抵抗と思い、上体を起こし尻尾を強く掴んだ。
ガシッ
「きゃうんっ!?お、おまっ、しっぽにぎって…!」
すると予想以上の反応が返ってきた。そのまま尻尾をこすれば美火さんから
さっきまでの余裕の笑みから驚愕の顔に変わり腰の動きも止まって悶えはじめた。
体をぷるぷると細かく震わせている。
「こ、こすんなぁ…はなせぇ…ひ、きゃうぅぅっ♥」
「美火さんって尻尾弱いんですか?」
「み、みりゃわかんだろぉ…だからやめろって…んひゃぁっ!?」
「それは、良い事聞きました!」
まさかの攻守逆転のチャンスである。
ここでイかさなければ本当に夜まで続いてしまいそうである。
尻尾を握ったまま僕は体勢の上下を入れ替える。
そこから美火さんを四つん這いにし、もう片方の手で尻を鷲掴みし、
自身のソレを美火さんのナカへ深くねじ込んだ!
ぐちゅうっ
「ひゃんっ!?♥ケ、ケンジ!?」
後背位、所謂バックの体勢で美火さんを責め立てる。今度はこちらが覆いかぶさり
尻尾を擦るだけでなく、胸や尻も揉みしだき、全力で美火さんをイカせようとする。
「あっあ♥ひぃっ!?はぁうあっあ、ん〜〜♥フ〜!フ〜!いっあぁあんっ♥」
鼻息を荒くし、シーツをぐしゃぐしゃに握り締め、
体もビクビク震わせていて、目には涙が溜まっている。
美火さんが間違いなくさっきよりも感じているのが見て取れた。
「んっく…美火さん、イクの我慢してません?」
「ガ、ガマンゥ?ひゃう♥バカ、言ってんなよ、
胸やら尻尾ばかりのワンパターンとかぁ…物足りねぇってのぉ…んっん♥」
そう言いながらも限界に近づいているのは
さっきからの様子からして素人の僕でも分かった。
笑顔もさっきまでの色気を含んだ余裕の笑みではなく、
快楽で蕩けた真っ赤な笑顔になっている。
ただ完全に強がっているだけというわけではなさそうで
僕の動きに合わせて腰を前後に動かしてきている。
感じているからかナカのうねりもすごく、
こちらもとてつもない快楽を味わうこととなる。
この状態でもまだ自分のペースを保てるのは流石といった所か。
「おい、どしたぁ?動きが、にぶくなってんぞぉ?バテちまったの、かぁ?♥」
美火さんの言う通り;今までしたことのない動きを必死にしているせいで
僕の体力は限界を迎えようとしていた。同時に射精の感覚も近づいてきていた。
このままだとまた僕だけ達してしまうことになるだろう。
そうすればまた彼女のペースに呑まれてしまうだろう;
…どうにか状況をよくできないだろうか…
そう思いながら視界を前に向けると美火さんの後頭部の少し下、首筋が目に入った。
激しい運動をしていた事で浮かんだ汗により若干光っている…
首筋に対して欲情する人がいると言うのは聞いたことがあるけど、
どうやら僕はそのタイプらしい。
紅潮した顔とはまた違った色気を放つその部分に軽めのつもりで噛み付いてみた!
カプッ
「うっひあ!?♥バッ…おま、どこ噛んで…ぇぇ…」
くすぐったそうにされるだけかと思いきや、尻尾以上の反応が起きた!
美火さんの体が大きくビクンッっと震え、ナカの締まりも一瞬きゅっと強くなった。
「猫って交尾する時にここを噛むらしいんですけど犬にも効くんですか?」
「バ、バカかケンジは!?アタシは犬猫じゃなくて、おおか…ひゃうぅぅっ!?♥」
首筋を舐めれば美火さんは手足がふらつく程に
体を震えさせ、それがナカにまでぶるぶると影響してくる。
「大分効いてるみたいですね、くあっ、ナカのうねりも、すごくって…!」
「う、ふあぁっあ♥にゃんりゃ、コレェ、きゅうにゾクゾクきれぇ…♥」
あまりの快楽で舌足らずになり、四つん這いの姿勢は完全に崩れ、
こちらにも振動が伝わる位にガクガク震えている美火さん。
おかげで一気に快感が高まっていき…!
「も、もう出ます…!」
再び射精の感覚がこみ上がってきたので今度こそ外に出そうとした時、
美火さんが器用に足を組み、腰と尻を密着させてきた!
「え、ちょっ!?」
「だ、りゃす、ならぁ、なかに、しろぉ!そと、なんかじゃ、ヤだかんなぁ!」
「そ、そんな、まっ…うっあぁぁぁぁ!」
中出し強要の声と共にナカをぎゅぎゅうと締め付けうねらせてきて、
僕は耐え切れず二度目の射精を美火さんのナカに再び注ぎ込んだ。
腰と尻を密着させられてるからさっき以上に奥へ奥へと流し込んでしまう。
「あっ…きゃうぅぅぅぅんっ♥きったぁぁ…ぁ♥」
「うっあぁぁっか…み、みかさ、ん…」
美火さんのナカの肉全てが僕のソレに絡みつき、
まだ出せ、もっと出せと言わんばかりに蠕動(ぜんどう)を繰り返す。
そのせいで射精が治まらず、ドクドクと出し続けている…
「い、いかひゃれ…♥ケンジにいかひゃれるぅ♥くっふあぁぁあぁぁ〜♥」
大きな喘ぎ声と共に美火さんのナカがまたぎゅうときつく締まり、
僕のソレから美火さんのナカへとまた更に大量の精液が注ぎ込まれていった…
・
・
・
「はっ、はっ、はっ、はっ、うっく…はぁ…」
あれからしばらく経ちようやく射精が収まったソレを美火さんのナカから抜く。
相当の量を出したらしい、どぷりと音を立てて美火さんのナカから精液が零れていく。
相当激しく動いたせいで体が上手く動かせない、これ以上求められたら流石に…
でもおそらくそんな事は無いだろう。
「はっ、ふっ、へぁぁぁ♥ひぅ…んぁぁ♥」
美火さんの方も疲れたらしく肩で息をしながら横になっている。
目の焦点も合っておらず、小さく震えながら喘ぎ声を出している。
調子に乗ってやり過ぎたかな;一声掛けた方が良いだろうか…
「美火さん、大丈夫です「スキありっ!♥(グルンッ!)」か・・・え?」
何が起きたのか一瞬分からなった。美火さんの意識を確認しようと肩を叩いたら、
視界が回転していつの間にか見下ろしていたはずの美火さんを見上げていた。
「え?あれ?美火さん、これは?」
「ふぅ、ふぅ、はは♥散々ヤってくれたな♪こんなにイカされるなんてな♥」
もう何度見たか分からない色気を含んだ笑顔。
ただ今度は目が違う。何というか据わっている。
「あれ?イッた振りじゃ、無かったんですよね?」
「イかされたって言ったろぉ♥まさかあんなに責めてくれるとはなぁ?♥
ははっ♪また一つカッコいいとこ見つけちまったぜ?♥」
「あ、あの〜美火さん?イッたんですからもう終わりのはずじゃ?;」
「こんなん味わったら一回だけで物足りねぇ♪今度は満足するまで付き合え♥」
甘く見ていた…!これが美火さんの、魔物娘達の性欲…!
力も半端じゃなく、どころかさっきより強い;
とても直前まで力なく横たわっていたのが信じられない;
「む、無理ですよ、もう体が、疲れて…」
口ではそう言いつつも僕のソレはこの状況で元気を取り戻している。
動けないのは本当なのにこんなの見せたら絶対・・・;
「なんて言っておきながらココだけ元気にしてるじゃねぇか?
でもそんなに言うならしょうがないなぁ♥後はアタシが動いてやるよ♥」
「あ、ぁぁ、まって、くださ「ヤダ♥(ズチュンッ)」 うっふあっ!?」
いやらしい笑顔で拒否されそのまま腰を強く打ち付けられる。
あまりの快楽に僕の意識は急速に遠のき…
「させるかよ♥」
かけた所でブチュゥッという音が出そうな勢いで美火さんにディープキスをされた。
じゅるじゅると口内を貪られる感覚で僕の意識は引き戻された。
しかし上下ともに責め尽くされ快楽がグルグル回る様な感覚で
意識をまともに保つこともかといって失うことも出来ず、
そのまま僕は犯され続けた。ぼんやりと保たれた意識で捉えたのは
これまでに無い位淫らな笑顔をして腰を振り続ける美火さんの姿だった。
「あは、は♥これで、ケンジ、は、アタシの、オス♥、アタシの、男(モノ)だ♥」
意識を失う事は無くても、浮きっ放しの状態でこのまま…
数時間後まで僕、生きてるかなぁ…
〜数時間後〜
あれから何時間経ったか分からない…
散々に絞られた疲労で体が上手く動かせない;
意識の方もまだふわふわしている・・・
一方で美火さんはまだまだ元気な上に満足もしていないようで…
「うむぅ、れるぅ、ちゅぶん、、ふぉら、だひてふれ?」
今は僕のモノを口に咥えて丹念にねぶり回している。
体がろくに動かせないのでこの快楽にも抗う術が無い…
そのまま限界を迎えて…
「…うあぁあ」
「んっ!ふ、んぐっ、んぐっ、んぐっ、んっくん♥」
美火さんの口内に精液を放つ。
僕から放たれた精液を美火さんは一滴も零すこともなく
とても美味しそうにごくごくと喉を鳴らして飲んでいく。
「ぷふぅ、ごちそうさま♥体力が限界って言った割には
まだまだ濃い味出せるじゃねぇか♪ホントはまだまだヤれるんじゃねぇの?♥」
「イ、イヤ…本当に、もう、限界で…」
「ははっ冗談だよ♪分かってるっての、それにもう入らねぇだろうしな♥」
言いながら美火さんは自身の下腹部をさする。
どれだけ中に出したのだろう…美火さんの秘部とその付近は僕の精液で白く染まり、
さすった拍子にこぽりと音を出しながら零れ落ちた。
美火さんはそれをもったいないと言わんばかりに掬い取り口に運んでいる。
「ふぅむ、ちゅぴ、れろぉ、はぁ、おいし♥」
「お、美味しそうに口に入れてますね;」
「マジでうまいからな♥それがこんな立派な
ソーセージから出てるんだよなぁ、たまんねぇぜ♥」
「へ、変な言い回ししないで下さい;(赤)」
「あ〜♪赤くなってる〜♪かっわい〜い♥」ワシワシ
「うぅ…(照)」
赤くなった僕をからかう様に頭を痛くない程度に荒く撫で回してきた;
恥ずかしい反面悪い気がしないのは何でだろう;
美火「で、どうだった?初めてのセックスは?」
健司「全く余裕が無かったです…美火さん、激しすぎですよ;」
美火「ははっ、ケンジだってあの時結構激しくしてきたじゃねぇか♥」
健司
「あ、あの時だけでしょう(赤)それにその後はすぐ美火さん主体になりましたし…」
美火
「へへっ♥ケンジのちんちんにはいっぱい気持ち良くされたなぁ♥」サスサス
健司
「ふっあ…ちょ、握ったり擦ったりはやめて…!あぁっ!」
「ケンジもアタシの尻尾放してくんなかったじゃん?だからお返し♪」
「そ、そんな…うひぃ!」
言いながら美火さんは狼型の大きな手で僕のモノを撫で回してくる…
硬めながらも不快さを与えない程よくごわごわな体毛、
鋭く尖っていながらも痛みではなく痒い所を
掻いてくれている様な心地良さを与えてくる爪、
ぷにぷにと柔らかくそして暖かさを感じる肉球、
すられる度にそのどれもが違った快感を与えてくる…
「み、美火、さん…それ以上続けられたら、またでちゃ…」
「出そうなら、言ってくれよ♪また飲みたくなっちまった♥」シュッシュシュッシュ
「ちょっ、そんな…!うっうあぁぁっ!」
どうやら美火さんの性欲はまだまだ満たされそうに無い…
この時は『晩御飯までに帰れるかなぁ…』と思ってたけど、
当然そんな事は無くその後晩御飯まで世話になるどころか
お泊りまでする事になってしまった。
親は許してくれた(どころかいっそそこに住めと言われた)し、
明日は休日だしで良かったけど・・・
「もう、やめて、くらひゃいぃ…もうでま、もうでまひぇんよぉ…あぁぁあ〜…」
「まだ、まだだぁ♥もっと、だせるだろぉ♥ほら、またくるぅ…んあぁぁ〜〜ん♥」
その日の夜、果ては次の休日丸ごと含め
当然かのように絞り尽くされる目にあったのであった;
・
・
・
〜数日後〜
「健司〜、校門前でお前を呼んでる娘(こ)がいるぞ」
衝撃的な初めてを終えて数日後の登校日、
学校が終わったので帰る準備をしていた僕の元へ
友達(名は後藤 太一[ごとうたいち])が声を掛けてきた。
校門前で僕を呼ぶ人がいるらしいけど・・・
健司「僕を?誰だい?」
太一「多分、他校の生徒じゃないか?うちの学校にヘルハウンドはいなかったし」
健司「ヘルハウンド?もしかして…」
太一「めっちゃ可愛かったんだけど、どこで知り合ったんだ?…っておい健司!?」
『ヘルハウンド』という単語を聞いて
もしやと思い僕は急いで荷物をまとめて校舎を出る。
校門前で待っていたのは・・・
「あ♥お〜い、ケ〜ンジ〜♪」
予想していた通り美火さんだった。
僕の姿を確認するとパッと笑顔になり
大きく手を振りながら駆け寄って来た。
「美火さん⁉なんでここに…うわっむぅっ!?」
こちらも駆け寄ろうとしたが、向こうが駆け寄りきり
そのままの勢いで思いっきり抱きつかれキスをされた。
頭に回された腕でわしゃわしゃと髪が乱れそうな程撫で回される。
なんだか愛犬家に抱きかかえられた犬になった気分だ;
美火
「ん〜〜…ぷはっ♥何でって学校終わったろうから
どっかに誘おうと思って迎えに来たんじゃねぇか♪」
アイ「へぇ〜、これが姐さんが惚れた男っすか?」
サキ「ははっ、ホントにひょろちい〜♪」
太一
「え…何?健司、このかわいい子お前の彼女?お前に彼女!?ウソだろ!?」
美火さんの後ろからは彼女の友達(言動からして後輩かな?)
らしい二人組、僕の後ろからは太一君が寄ってきた。
ひょろっちいって言われた;言い方からして言い始めは美火さんだよね?
自分でも気にしていることをひどいなぁ;
あと太一君までウソだろはないでしょう;
健司
「誘おうって;昼過ぎに終わったんじゃないんですよ!?
四時位ですよ!?普通は家に帰るんじゃ…」
美火
「真面目かっ!?;いや真面目なヤツでももうちょっと何かに使うぞ!?;
何てもったいねぇ…アイ!サキ!こいつに遊びを教えてぇ、付き合ってくれるよな!?」
アイ「もちろんです!よろしくねケンジ君♪」
サキ「カラオケとかゲーセンとかオススメ教えたげる♪」
美火「というわけで♪早速行くぞ(グイッ)」
健司「え、あぁ、ちょっ…!」
太一「良かったな健司、いってらっしゃい…羨ましい」
初めて会った時の様に、また僕は美火さんに引きずられる様に連れて行かれる…
これからもこんな感じで美火さんに引っ張られて生きていくんだろうなぁ。
僕は美火さんのモノだから…でも…
「ホラ、ボヤッとしてんなよ?ケンジ♥」
こんな綺麗なヒトのモノならそれも良いかな…
22/08/31 23:47更新 / うたたねこっくりk