三匹の雌ブタ
実家の付近で盗賊行為をして暮らしていた、オークの三匹の姉妹たちだったが、夫といちゃいちゃするのに邪魔だからと、母親から住処を追い出されてしまいました。
「ちくしょう。あのオニババァめ、追い出さなくたっていいだろうに」
雌ブタの長女は竹を縦に割ったような単純思考の持ち主で、思ったことを口に出してしまう悪癖のある魔物娘です。
「姉さん、お母さんに向かってそれは駄目」
雌ブタの次女はそんな姉を見て育ったため、随分と確りさんな性格になりました。
「そ、そうだよ。もし聞かれてたら、怒られるよぉ……」
そして雌ブタの末っ子は、そんな正反対な姉を持った影響からか、それとも力強い姉がいる環境で育ったからか、少し臆病な性格です。
「まあいいや。グチグチいっててもしょうがないし。お、ここら辺良い住処になりそうじゃんか。ここに住処作ろう!」
「また姉さんはそうやってカンで場所を決めようと……前はジャイアントアントの住処の真ん前で、怒られたの忘れたんですか」
「なんだよ。ここら辺誰も居無さそうな平地だろ。いいじゃんか」
「や、やめてよお姉ちゃんたち。喧嘩は良くないよ」
末っ子の仲裁で喧嘩を止めた二人は、とりあえずここが他の魔物娘の縄張りでかどうかを確かめました。
その結果、この付近を縄張りにしていたケンタウロスが、つい先日晴れて男と結婚して別の場所へ移住したことを突き止め、ならば今日からここが三匹の雌ブタの縄張りだと長女が決め、次女は反対する理由が見当たらなかったので賛同し、末っ子は反対意見を出しても聞いてもらえないため大人しく賛成しました。
さてそうなると住む家が必要です。
でも広い縄張りですから、どうせならば別々の家を建てようと、次女が言い出します。
「えー、家作るのかよ……面倒だなぁ」
「将来男を連れ込んだ時、独り占めできるのよ?」
自分が作るのが嫌なのか、長女は嫌がりましたが、次女のこの言葉で自分で作る決心をしました。
末っ子も、姉二人に将来の旦那様を取られるのが嫌なのか、無言ながらも首を縦に振って、次女の案に賛成します。
さて、では家を作る事になったのですが、ここでも三人の性格が現れてしまいます。
「よし、こんなもんでいいだろう」
早く家を作って男を見つけに行きたい長女は、簡単に出来る藁の家を内装に藁のベッドだけ作り、男探しに外へと出かけてしまいます。
「さてと、後は下僕を探さないとね」
次女は将来の夫――下僕に身の回りの世話をしてもらおうと決め、内装に木と枯れ草でベッドを粘土でかまどを作り、長女に遅れて男を捜しに外へと出かけます。
「えっと、これがこうなって、あれがああなって……」
末っ子は将来の夫――自分の主人になる人に不自由な思いをさせないようにと、レンガを使って大きめの家を作り始めます。それは長女と次女が男を見つけられずに家へと戻り、寝息を立てる頃になっても完成しません。
次の日になっても完成せず。四日も経った頃にようやく家が完成しました。
しかし今度は内装を作らなければなりません。
末っ子は将来の夫と寝ても十分に余裕のあるベッドを木で作り、背中が痛く無いようにと綿のベッドマットを敷き、寒く無いようにと毛布をかけます。
温かいご飯も食べたいと、レンガでかまどと調理台を作り、冬寒いのは嫌だなと暖炉も作ります。
最終的には、長女や次女に遅れる事一週間も経って全ての作業が終わり。漸く男を捜しに出かける事が出来ました。
しかしこの場所は街道から少し離れている所為か、全く旅人が現れる事はなく、ただただ時間だけが過ぎていきます。
秋も深まってきた頃、そんな三匹の雌ブタの元に、いよいよ憐れな犠牲者である一人の男が早朝に付近を通りかかります。
その男の足音に気が付いたのは、外の音が良く聞こえる藁の家に住む長女でした。
そっと藁の家から首を出して、歩いているのが人間の男だと知ると、大慌てで藁の家から飛び出して男へと走りよります。
そんな長女の物音に気が付いた次女でしたが、もう人間の男へと突進する長女を見て、今から行ったのでは間に合わないと諦めて、ベッドに入って寝直します。
最後に長女に捕まえられた男の悲鳴で気が付いた末っ子は、長女に夫が出来たことを喜びつつ、自分も早く夫が欲しいなと暖かいベッドの上で毛布に包まって寝てしまいます。
男を捕まえた長女は、早速その男を自分の藁の家に連れて帰ります。
「ぐふふ、男だ男……」
厭らしい笑みを浮かべて男の身ぐるみを剥いだ長女は、前戯も何もなく男のちんこを膣の中に入れようとしますが、ふにゃふにゃのちんこは膣に入りません。
そんな予想外の事態に長女は焦ります。そして焦れば焦るほど、目測を誤ってちんこは膣に入りません。
「なんでだよ、なんでだよ……」
半泣きになっている長女が可哀想に思えたのか、男はそっと長女を押して藁のベッドの上に横たわらせます。
「ちょ、俺が上に、むぅうう!!?」
自分が上で無い事に腹が立った様子の長女でしたが、男が無理矢理唇を奪うという男らしい行為をされて、オークという種族に眠る被虐趣味が目覚めてしまい、とろんとした目つきでその口付けを受け入れてしまいます。
嫌がる様子から一転して感受するようになった長女に、調子に乗った男は長女の胸を揉みしだき、股に手を差し込んで弄り回します。
「ああん。もっとぉ、もっとしてぇ〜。弄り回して、抓って捻ってぇ……」
すると段々と長女はこの男にメロメロになっていき、最終的には男のことを全て受け入れたいと思うようになります。
そんな長女の変化を感じ取った男は、長女にどんな事を欲しいかを聞いてそれに答えながら、男の方も長女にこうして欲しいと命令を出します。
「じゅぷじゅぷ、ぬろろろぉぉ――ねぇ、きもちひひ? わたひのくちきもちひひ?」
長女はそんな男の指示に従うことで、力強い雄に従う雌の喜びに目覚め、口で男のちんこをしゃぶるだけで股間が濡れそぼってしまいます。
やがて前戯をし終えた男が藁のベッドの上に長女を押し倒す頃には、彼がどんな酷い事をしてくれるのかと、期待で長女の胸が張り裂けてしまいそうになっています。
やがて愛撫のし合いでギンギンに勃起した男のちんこが、長女の膣に差し込まれます。
「ひぎぃぅうぅう……」
処女膜を力強い腰使いで破かれた長女は、思わず悲鳴に似たうめき声を口から漏らし、股からは破瓜の血が男のちんことの結合部分から流れ出てしまいます。
身を包んでいた興奮から思わず奥まで無遠慮に突き込んだ男は、その痛がる様子に思わず腰を引いてしまいます。
「ひうぅうぅう!」
しかし腰を引いたことで男のちんこが膣内を擦り、それによって痛みと快楽がない交ぜになった感覚を得た長女は、思わず喘ぎ声を出してしまいます。
そうです、長女は処女を失った痛みで感じる変態になったのです。
どうやら心配は無さそうだと、男はずんずんと腰を前後に振って、ちんこを突き入れたり引き抜いたりを繰り返します。
「ひゃぅ、ふひゅ、あひゃぅ、ふあぅ!」
その度に長女は激しい快楽を感じ、口から声が漏れてしまいます。
それが男の興奮を更に高め、より一層腰の振りが強くなります。
しかしそんな激しい性行為が長く続く訳も無く、男が一際大きく腰を引いてから、奥の奥にある子宮をちんこで叩くほど突き入れます。
そして子宮に浴びせかけるように射精します。
「きたぁ、精子きたぁ……子袋にとんとくん出てるぅ……」
男の精液を受けた長女は絶頂してしまい、身を襲う快楽から自分を保つために何かに掴まりたいと、思わず家の壁を掴んでしまいます。そう藁の家の壁を。
するとただでさえ簡素な藁の家の壁を、人間よりも力強いオークの握力で握ればどうなるか。
簡単です。藁の家は倒壊してしまいます。
バサバサと藁が崩れて地面へ落ちるのを、長女と男は性行為の疲れも手伝って、呆然と見つめます。
藁の家が簡単に作れるとはいえ、もう地平線に沈み、寒い秋の夜が訪れます。
このままでは愛しい愛しいご主人さまが風邪を引いてしまうと、長女は泣く泣く次女の木の板で作った家の扉を叩きます。
「見ていたから、判ってるわ。入りなさい」
普段仲の悪い二人のことですから、何か一悶着あるかと思いきや、すんなりと男と長女を中へと次女は案内します。
しかし次女が自分一人用に作った家に三人は流石に狭く、魔物で寒さに強い長女を外に出そうと次女は持ちかけますが、男は肌を合わせた女性を外に放り出すのに後ろめたさがあるのか拒否します。
放置プレイが出来るかもと、長女が少しだけ心を躍らせていましたが、ここはあえて無視します。
「姉の家が潰れたのでしょう。判ってるわ。だからね……」
すると次女は今日一日家を使う代わりに相手をしてもらうと、男に別の事を持ちかけます。
男の方は少し気後れしている様子ですが、しかし断ってこの寒空の下に放り出されるのは嫌なのか、渋々要求を受け入れます。
さて草のベッドの上に男を押し倒した次女は、長女とは違い前戯を始めます。
しかし次女が前戯をするのではなく、男に次女の前戯をさせるのです。
「ほらほら、確り舐めなさい」
サドっ気たっぷりの言葉を使いながら、男の顔に股間を押し付けて舐めることを強要します。
しかしそこはもうぐちゃぐちゃに濡れているのをいぶかしみながらも、おずおずと男が舌をクリトリスに這わせて舐めます。
「ひゃぁぅ!!」
ただそれだけで次女は達して、体を震わせてしまいます。
まさかと思い、男が次女に尋ねます。
自分と長女との睦み合いを聞きながら、オナニーしていたのかと。
「そうよ。木の板の家ですもの、近くの音はよく聞こえるの。姉の喘ぎ声聞きながらオナニーして何が悪いの!?」
痛いところを突かれたのか、次女は怒った様にそう男に語気を荒く言葉を吐きかけます。
次女が他人の情事に耳を傾けつつオナニーをする淫乱ブタだと判った男は、側で大人しくしている長女に目配せをします。
その意味合いに気が付いたのか、そっと長女は頷くと、次女を羽交い絞めにします。
「ちょっと姉さん、何のつもり!?」
「ごめん。逆らえないんだ。だって私、あの人の雌ブタだもの」
一人称が俺から私に代わってしまった長女に驚きつつも、長女に指示しているのが男だと判った次女は男に汚い言葉を吐きかけます。
「鬼畜め。姉さんに何した!さっさと止めるよう言うのよ、この蛆虫!」
頭の良く無いオークである次女の語彙が貧困だからか、余り答えた様子の無い男ですが、しかしそんな悪い言葉を使う悪い子にはお仕置きが必要だと、勃起したちんこを次女に押し当てます。
「待って、私が悪かったわ。だから犯すのだけは――ッ!!?」
どうにか男を止めようと心無い謝罪をする次女に、お仕置きと称して男のちんこが次女の膣へと入り込みます。
処女膜を突き破り、思いっきり子宮を叩いた男のちんこの感触に、次女はオナニーと男の舌での愛撫で高ぶっていた体が快楽で痺れてしまいます。
そんな次女の様子をにやりと笑って確認した男は、長女にしたときよりも高速で腰を上下に動かしていきます。
「やめ゛でぇ〜〜〜!うごない゛でよぉ〜〜!い゛っでる、い゛っでる、い゛っでる、い゛っでるっでばぁーー!!」
完全に出来上がった体に男の高速ピストンはキツイのか、次女は激しく体を震わせて絶頂し続けるものの、彼女よりも力の強い長女に羽交い絞めにされて身動きが取れません。
しょうがなく絶頂で震える涙声で自分が達している事を男に伝えても、お仕置きだからと男の腰は一瞬たりとも止まりません。
命乞いをするように泣き叫ぶ次女の顔を見た長女は、犯されてブヒブヒ鳴くその声とその表情が琴線に触れたのか、思わず次女の唇を奪ってしまいます。
ただでさえ絶頂で朦朧としている意識を、口を塞がれる事による酸欠によって、次女の意識は霧がかかったかのようなぼんやりとしたものになってしまい、なぜ犯されるのが嫌なのかも判らなくなってしまいます。
やがて散々次女の口の中を弄っていた長女の口が離れますが、入れ替わるように男の口で塞がれると、もう次女の意識はこの男に犯される事こそが自分の存在意義であると勝手な解釈を下してしまいました。
「ご主人様〜、口の悪い雌ブタに、もっとお仕置きしてください」
そしてそんな朦朧とする意識の中で、そう男に向かって甘えるように次女は言葉を紡いでしまいます。
次女のその様子に満足した男は、視線で長女に羽交い絞めを止めるように告げると、再度腰を高速で前後に高速で振り始めます。
「ひぐぅう゛ぅう゛ぅ!!」
ゴンゴンとちんこで子宮を叩かれる次女は、身に襲い掛かる快楽をどうにかやり過ごそうとして、思わず手を振り回してしまいます。
すると枯れ草のベッドの直ぐ側にある木の板の壁に、次女の手があたります。
力の強いオークの手が木の板に当るとどうなるのか。
簡単です。穴が開きます。
そこの木の板の壁に穴が開くと、なぜかそこから亀裂が木の板の家全体に走り、終いにはバキバキと音を立てて崩れてしまいます。
行き成り崩れ始める木の板の家に、ビックリした男は腰を振るのを止めて、思わず射精してしまいます。
「ひゃうぅぅ……でてるぅぅ……」
子宮の口にびしゃびしゃと精液を浴びせかけられた次女は、幸せそうなアヘ顔を曝して枯れ草のベッドの上で、ぼんやりと崩れる自分の家を眺めました。
さて藁の家と木の板の家を失った男の二人の雌ブタは、しょうがないと最後のレンガ造りの末っ子の家の扉を叩きます。
「はいぃ〜……どなたれふか〜〜?」
眠っていたのか、目を瞬かせながら末っ子が扉を開きます。
そして男の両腕を片方ずつ掴む姉二人と、それを困ったような笑顔で受け入れる男の様子を眺めていた末っ子だが、ふと横を見て姉二人の家が崩れているのを見てどういう事か悟ったのか、眠そうな笑顔で三人を中に迎え入れます。
「うわ〜、ひろ〜〜い」
「この綿のベッド、ふかふかで寝心地よさそう……」
末っ子のレンガの家は、将来の夫と子供との家族で住んでもいいようにと広く作られているため、彼女の姉二人と男を入れてもまだまだ余裕がありますし、将来の夫と一緒に寝られるようにと作ったベッドはふかふかで寝心地がよさそうです。
そこで思わず男のお腹がなってしまいます。それもそうでしょう、雌ブタ二人に精を吐き出したのだから、腹も減るというものです。
恥ずかしさに真っ赤になったそんな男を気遣い、しかし末っ子に強い姉二人は、夫であり主人である男が腹が減っているから料理を作れと、末っ子に命じます。
何時ものことだからと、かまどで湯を沸かし始める末っ子。
その二人の余りのあつかましさに、男は激怒してしまいます。
しかし三姉妹とも、なんで男が怒っているのかわかりません。
だってこれが三姉妹の何時もの通りなのですから。
これは教育が必要だと、男は熱めのお風呂のような温度になったかまどの湯を柄杓ですくうと、姉二人の背中を肌蹴させた後で、その背中にゆっくりとお湯をかけながら、お前らが俺の雌ブタなのだから末っ子ではなくお前らが俺に奉仕しろと、教育的指導を行います。
「ありがとうございます!ありがとうございます!」
「勘違いしている雌ブタを教育してくださり、ありがとうございます!」
普段の彼女たちならば、こんな事をする男に激怒して殴りかかるはずなのにと末っ子は軽く混乱しますが、男が姉二人に反抗を許さないほどに絶対的な強者である事を察した彼女は、心の中ではもうこの男の雌ブタになる事を決めてしまっています。
そして男の命令で、レンガの家にある客間へとすごすごと引き下がる姉二人を尻目に、ご主人様がお腹が減っているのならばと末っ子は料理を始めます。
「はい、ご主人様。スープが出来ましたよ」
カタリと机の上に置かれたのは、木の椀に入った暖かそうな木の実のスープ。
恐る恐る木のスプーンですくって口に入れた男は、思わず叫びそうになります。その余りの美味しさに。
がつがつと食べ始めた男の様子に、末っ子は口にあって良かったと胸をなでおろします
そしてスープを食べ終えてお腹が満腹になった男は、姉二人とは違って良い子の末っ子に、思わずお礼がしたいと言ってしまいます。
「でしたら、そのぉ……私の夫になってくれませんか?」
その言葉にグッと言葉を詰まらせる男でしたが、末っ子の期待するようで片隅では諦めているようなその瞳を見て、男は末っ子の夫になる決心しました。
そうなれば少し臆病な性格だとはいえ、根っからの魔物娘の末っ子は、そっと男の手を引いて彼女の部屋に案内します。そうあのふかふかの綿のマットのベッドのある部屋へ。
「そのぉ……お姉ちゃん達のように大きくは無いので、満足いただけるか判りませんが……」
そっと上の服を脱いで男を誘う末っ子に、姉二人には無かった情緒を感じ取った男は、思わずその姉二人に比べたら控えめな胸にしゃぶりついてしまいます。
そんな発情した雄らしい男の様子に、もうすっかり犯される覚悟を済ませた末っ子は、喘ぎ声を隠す事無く男の気持ちを高めていきます。
男が末っ子の乳房を堪能し、やがて股間へと口を付けます。そして膣内へと舌を差し込んだ男は、末っ子の上壁を舌で舐め上げて性感を高めてから、ぷっくりと大きくなりつつあるクリトリスに男は吸い付きます。
「ひゃあん♪」
軽くフルフルと震えながら達しつつも、まだまだ末っ子には余裕がある様子です。
それならばと男は起立したちんこを、末っ子にあてがいます。
その熱く固いちんこに、末っ子は思わず生唾を飲み込んでしまいます。
「はぁ〜……はぁ〜〜……」
そして末っ子は期待から荒く息を吐き始めます。
その期待に応えるように、男は勢い良く腰を突き出し、末っ子の処女膜を突き破ります。
「うぅぅうぅ……」
体の奥深くから湧き上がるような痛みに、末っ子は思わず体を縮みこませてしまいます。
そんな末っ子の様子に、姉二人の時には構わなかったというのに、男は思わずうろたえてしまっています。
「大丈夫、動いて下さい」
弱弱しく気遣う言葉を言う末っ子に、男の胸はキュンと高く鳴ります。
そしてその胸の鼓動に突き動かされるように、末っ子の二人の姉が喜んだように、男の腰が前後に力強く振られ始めます。
ぞりぞりと雁首に細い膣道を撫で上げられ、さほど深くは無い場所の子宮を突き上げられ、末っ子はキャンキャンと鳴き始めます。
「もっとぉ、もっとぉ抉ってください。もっともっと、私で感じで下さい!」
必死に男に両手足でしがみつきながらも、彼の動きを阻害しないように気を使う末っ子に、男はもうメロメロになってしまい、末っ子の言うとおりにもっと膣内を抉り、その膣道をちんこで感じ取っていきます。
「ひゃぁああっぁあああ!!」
やがて末っ子が与えられる性感に耐えられなくなって絶頂しても、男は気にせずに攻め続けます。
こんなに素早く腰を前後に振っているのに、男のちんこから精液が出る様子はまだありません。
なにせもう今日は二度も射精しているのですから、まだまだ次の精液が上ってくるまで余裕があります。
「ひぃくぅうぅ!そこは、そこはぁああああ!!」
何度も耕され、抉られて、末っ子はもう男のちんこが一度前後する度に、一度達するほどに体を躾けられてしまいました。
しかしまだまだ男のちんこから精液が出る様子はありません。
でも、よりいっそうちんこが固くなってきました。射精する前兆でしょうか。
「あうぅ……ひゃぁぅぅ……」
達し続けてもう手足どころか、体の全ての部分に力が入らない様子の末っ子は、男に抱きつく事も出来ません。
なので手足をぐったりと投げ出しながらも、膣だけはきゅっきゅっと男のちんこに刺激を与え続けます。
男のちんこがびくびくと震え始めています。どうやらもうそろそろ射精するようです。
「うぁぁぅ……」
ラストスパートをかけるためでしょうか、男は末っ子をうつ伏せにさせると、腰を掴んでガンガンと腰を振っていきます。
先ほどまでとは違う場所を小突かれて、しかもそこが弱点だったのか、末っ子の弛緩していた体がガクガクと震えていきます。
もうそろそろ男のちんこから精子が出てきそうです。なにせ男が歯を食いしばって、射精を堪えているのですから。
「…………」
ガクガクと全身を震わせて絶頂しても、もう末っ子は悲鳴一つ上げません。だって意識が飛んでしまっているのですから。
男の方も不意にきつく締め付けてきた末っ子の膣に搾り取られるように、末っ子の中へと精液を吐き出します。
姉二人の時に比べて明らかにその量が多いのは、もしかしたら姉二人よりも体の相性が良かったからでしょうか。
しかしそんなことを確かめる事をする余裕は男にも末っ子にもなく、二人とも睦み合いで限界まで体を行使しため、そのまま二人は柔らかい綿のマットを敷いたベッドの上で、折り重なるようにして毛布に包まりお互いの体温を感じながら、秋の寒い風を通さないレンガ造りの家に守られて、安らかに眠りに付いきます。
恐らく二人ともいい夢を見られることでしょう。それも愛しい人と愛し合うような、そんな夢を。
その後、三匹の雌ブタは一人の男と仲良くこのレンガの家で暮らしましたとさ。
どっとはらい。
「ちくしょう。あのオニババァめ、追い出さなくたっていいだろうに」
雌ブタの長女は竹を縦に割ったような単純思考の持ち主で、思ったことを口に出してしまう悪癖のある魔物娘です。
「姉さん、お母さんに向かってそれは駄目」
雌ブタの次女はそんな姉を見て育ったため、随分と確りさんな性格になりました。
「そ、そうだよ。もし聞かれてたら、怒られるよぉ……」
そして雌ブタの末っ子は、そんな正反対な姉を持った影響からか、それとも力強い姉がいる環境で育ったからか、少し臆病な性格です。
「まあいいや。グチグチいっててもしょうがないし。お、ここら辺良い住処になりそうじゃんか。ここに住処作ろう!」
「また姉さんはそうやってカンで場所を決めようと……前はジャイアントアントの住処の真ん前で、怒られたの忘れたんですか」
「なんだよ。ここら辺誰も居無さそうな平地だろ。いいじゃんか」
「や、やめてよお姉ちゃんたち。喧嘩は良くないよ」
末っ子の仲裁で喧嘩を止めた二人は、とりあえずここが他の魔物娘の縄張りでかどうかを確かめました。
その結果、この付近を縄張りにしていたケンタウロスが、つい先日晴れて男と結婚して別の場所へ移住したことを突き止め、ならば今日からここが三匹の雌ブタの縄張りだと長女が決め、次女は反対する理由が見当たらなかったので賛同し、末っ子は反対意見を出しても聞いてもらえないため大人しく賛成しました。
さてそうなると住む家が必要です。
でも広い縄張りですから、どうせならば別々の家を建てようと、次女が言い出します。
「えー、家作るのかよ……面倒だなぁ」
「将来男を連れ込んだ時、独り占めできるのよ?」
自分が作るのが嫌なのか、長女は嫌がりましたが、次女のこの言葉で自分で作る決心をしました。
末っ子も、姉二人に将来の旦那様を取られるのが嫌なのか、無言ながらも首を縦に振って、次女の案に賛成します。
さて、では家を作る事になったのですが、ここでも三人の性格が現れてしまいます。
「よし、こんなもんでいいだろう」
早く家を作って男を見つけに行きたい長女は、簡単に出来る藁の家を内装に藁のベッドだけ作り、男探しに外へと出かけてしまいます。
「さてと、後は下僕を探さないとね」
次女は将来の夫――下僕に身の回りの世話をしてもらおうと決め、内装に木と枯れ草でベッドを粘土でかまどを作り、長女に遅れて男を捜しに外へと出かけます。
「えっと、これがこうなって、あれがああなって……」
末っ子は将来の夫――自分の主人になる人に不自由な思いをさせないようにと、レンガを使って大きめの家を作り始めます。それは長女と次女が男を見つけられずに家へと戻り、寝息を立てる頃になっても完成しません。
次の日になっても完成せず。四日も経った頃にようやく家が完成しました。
しかし今度は内装を作らなければなりません。
末っ子は将来の夫と寝ても十分に余裕のあるベッドを木で作り、背中が痛く無いようにと綿のベッドマットを敷き、寒く無いようにと毛布をかけます。
温かいご飯も食べたいと、レンガでかまどと調理台を作り、冬寒いのは嫌だなと暖炉も作ります。
最終的には、長女や次女に遅れる事一週間も経って全ての作業が終わり。漸く男を捜しに出かける事が出来ました。
しかしこの場所は街道から少し離れている所為か、全く旅人が現れる事はなく、ただただ時間だけが過ぎていきます。
秋も深まってきた頃、そんな三匹の雌ブタの元に、いよいよ憐れな犠牲者である一人の男が早朝に付近を通りかかります。
その男の足音に気が付いたのは、外の音が良く聞こえる藁の家に住む長女でした。
そっと藁の家から首を出して、歩いているのが人間の男だと知ると、大慌てで藁の家から飛び出して男へと走りよります。
そんな長女の物音に気が付いた次女でしたが、もう人間の男へと突進する長女を見て、今から行ったのでは間に合わないと諦めて、ベッドに入って寝直します。
最後に長女に捕まえられた男の悲鳴で気が付いた末っ子は、長女に夫が出来たことを喜びつつ、自分も早く夫が欲しいなと暖かいベッドの上で毛布に包まって寝てしまいます。
男を捕まえた長女は、早速その男を自分の藁の家に連れて帰ります。
「ぐふふ、男だ男……」
厭らしい笑みを浮かべて男の身ぐるみを剥いだ長女は、前戯も何もなく男のちんこを膣の中に入れようとしますが、ふにゃふにゃのちんこは膣に入りません。
そんな予想外の事態に長女は焦ります。そして焦れば焦るほど、目測を誤ってちんこは膣に入りません。
「なんでだよ、なんでだよ……」
半泣きになっている長女が可哀想に思えたのか、男はそっと長女を押して藁のベッドの上に横たわらせます。
「ちょ、俺が上に、むぅうう!!?」
自分が上で無い事に腹が立った様子の長女でしたが、男が無理矢理唇を奪うという男らしい行為をされて、オークという種族に眠る被虐趣味が目覚めてしまい、とろんとした目つきでその口付けを受け入れてしまいます。
嫌がる様子から一転して感受するようになった長女に、調子に乗った男は長女の胸を揉みしだき、股に手を差し込んで弄り回します。
「ああん。もっとぉ、もっとしてぇ〜。弄り回して、抓って捻ってぇ……」
すると段々と長女はこの男にメロメロになっていき、最終的には男のことを全て受け入れたいと思うようになります。
そんな長女の変化を感じ取った男は、長女にどんな事を欲しいかを聞いてそれに答えながら、男の方も長女にこうして欲しいと命令を出します。
「じゅぷじゅぷ、ぬろろろぉぉ――ねぇ、きもちひひ? わたひのくちきもちひひ?」
長女はそんな男の指示に従うことで、力強い雄に従う雌の喜びに目覚め、口で男のちんこをしゃぶるだけで股間が濡れそぼってしまいます。
やがて前戯をし終えた男が藁のベッドの上に長女を押し倒す頃には、彼がどんな酷い事をしてくれるのかと、期待で長女の胸が張り裂けてしまいそうになっています。
やがて愛撫のし合いでギンギンに勃起した男のちんこが、長女の膣に差し込まれます。
「ひぎぃぅうぅう……」
処女膜を力強い腰使いで破かれた長女は、思わず悲鳴に似たうめき声を口から漏らし、股からは破瓜の血が男のちんことの結合部分から流れ出てしまいます。
身を包んでいた興奮から思わず奥まで無遠慮に突き込んだ男は、その痛がる様子に思わず腰を引いてしまいます。
「ひうぅうぅう!」
しかし腰を引いたことで男のちんこが膣内を擦り、それによって痛みと快楽がない交ぜになった感覚を得た長女は、思わず喘ぎ声を出してしまいます。
そうです、長女は処女を失った痛みで感じる変態になったのです。
どうやら心配は無さそうだと、男はずんずんと腰を前後に振って、ちんこを突き入れたり引き抜いたりを繰り返します。
「ひゃぅ、ふひゅ、あひゃぅ、ふあぅ!」
その度に長女は激しい快楽を感じ、口から声が漏れてしまいます。
それが男の興奮を更に高め、より一層腰の振りが強くなります。
しかしそんな激しい性行為が長く続く訳も無く、男が一際大きく腰を引いてから、奥の奥にある子宮をちんこで叩くほど突き入れます。
そして子宮に浴びせかけるように射精します。
「きたぁ、精子きたぁ……子袋にとんとくん出てるぅ……」
男の精液を受けた長女は絶頂してしまい、身を襲う快楽から自分を保つために何かに掴まりたいと、思わず家の壁を掴んでしまいます。そう藁の家の壁を。
するとただでさえ簡素な藁の家の壁を、人間よりも力強いオークの握力で握ればどうなるか。
簡単です。藁の家は倒壊してしまいます。
バサバサと藁が崩れて地面へ落ちるのを、長女と男は性行為の疲れも手伝って、呆然と見つめます。
藁の家が簡単に作れるとはいえ、もう地平線に沈み、寒い秋の夜が訪れます。
このままでは愛しい愛しいご主人さまが風邪を引いてしまうと、長女は泣く泣く次女の木の板で作った家の扉を叩きます。
「見ていたから、判ってるわ。入りなさい」
普段仲の悪い二人のことですから、何か一悶着あるかと思いきや、すんなりと男と長女を中へと次女は案内します。
しかし次女が自分一人用に作った家に三人は流石に狭く、魔物で寒さに強い長女を外に出そうと次女は持ちかけますが、男は肌を合わせた女性を外に放り出すのに後ろめたさがあるのか拒否します。
放置プレイが出来るかもと、長女が少しだけ心を躍らせていましたが、ここはあえて無視します。
「姉の家が潰れたのでしょう。判ってるわ。だからね……」
すると次女は今日一日家を使う代わりに相手をしてもらうと、男に別の事を持ちかけます。
男の方は少し気後れしている様子ですが、しかし断ってこの寒空の下に放り出されるのは嫌なのか、渋々要求を受け入れます。
さて草のベッドの上に男を押し倒した次女は、長女とは違い前戯を始めます。
しかし次女が前戯をするのではなく、男に次女の前戯をさせるのです。
「ほらほら、確り舐めなさい」
サドっ気たっぷりの言葉を使いながら、男の顔に股間を押し付けて舐めることを強要します。
しかしそこはもうぐちゃぐちゃに濡れているのをいぶかしみながらも、おずおずと男が舌をクリトリスに這わせて舐めます。
「ひゃぁぅ!!」
ただそれだけで次女は達して、体を震わせてしまいます。
まさかと思い、男が次女に尋ねます。
自分と長女との睦み合いを聞きながら、オナニーしていたのかと。
「そうよ。木の板の家ですもの、近くの音はよく聞こえるの。姉の喘ぎ声聞きながらオナニーして何が悪いの!?」
痛いところを突かれたのか、次女は怒った様にそう男に語気を荒く言葉を吐きかけます。
次女が他人の情事に耳を傾けつつオナニーをする淫乱ブタだと判った男は、側で大人しくしている長女に目配せをします。
その意味合いに気が付いたのか、そっと長女は頷くと、次女を羽交い絞めにします。
「ちょっと姉さん、何のつもり!?」
「ごめん。逆らえないんだ。だって私、あの人の雌ブタだもの」
一人称が俺から私に代わってしまった長女に驚きつつも、長女に指示しているのが男だと判った次女は男に汚い言葉を吐きかけます。
「鬼畜め。姉さんに何した!さっさと止めるよう言うのよ、この蛆虫!」
頭の良く無いオークである次女の語彙が貧困だからか、余り答えた様子の無い男ですが、しかしそんな悪い言葉を使う悪い子にはお仕置きが必要だと、勃起したちんこを次女に押し当てます。
「待って、私が悪かったわ。だから犯すのだけは――ッ!!?」
どうにか男を止めようと心無い謝罪をする次女に、お仕置きと称して男のちんこが次女の膣へと入り込みます。
処女膜を突き破り、思いっきり子宮を叩いた男のちんこの感触に、次女はオナニーと男の舌での愛撫で高ぶっていた体が快楽で痺れてしまいます。
そんな次女の様子をにやりと笑って確認した男は、長女にしたときよりも高速で腰を上下に動かしていきます。
「やめ゛でぇ〜〜〜!うごない゛でよぉ〜〜!い゛っでる、い゛っでる、い゛っでる、い゛っでるっでばぁーー!!」
完全に出来上がった体に男の高速ピストンはキツイのか、次女は激しく体を震わせて絶頂し続けるものの、彼女よりも力の強い長女に羽交い絞めにされて身動きが取れません。
しょうがなく絶頂で震える涙声で自分が達している事を男に伝えても、お仕置きだからと男の腰は一瞬たりとも止まりません。
命乞いをするように泣き叫ぶ次女の顔を見た長女は、犯されてブヒブヒ鳴くその声とその表情が琴線に触れたのか、思わず次女の唇を奪ってしまいます。
ただでさえ絶頂で朦朧としている意識を、口を塞がれる事による酸欠によって、次女の意識は霧がかかったかのようなぼんやりとしたものになってしまい、なぜ犯されるのが嫌なのかも判らなくなってしまいます。
やがて散々次女の口の中を弄っていた長女の口が離れますが、入れ替わるように男の口で塞がれると、もう次女の意識はこの男に犯される事こそが自分の存在意義であると勝手な解釈を下してしまいました。
「ご主人様〜、口の悪い雌ブタに、もっとお仕置きしてください」
そしてそんな朦朧とする意識の中で、そう男に向かって甘えるように次女は言葉を紡いでしまいます。
次女のその様子に満足した男は、視線で長女に羽交い絞めを止めるように告げると、再度腰を高速で前後に高速で振り始めます。
「ひぐぅう゛ぅう゛ぅ!!」
ゴンゴンとちんこで子宮を叩かれる次女は、身に襲い掛かる快楽をどうにかやり過ごそうとして、思わず手を振り回してしまいます。
すると枯れ草のベッドの直ぐ側にある木の板の壁に、次女の手があたります。
力の強いオークの手が木の板に当るとどうなるのか。
簡単です。穴が開きます。
そこの木の板の壁に穴が開くと、なぜかそこから亀裂が木の板の家全体に走り、終いにはバキバキと音を立てて崩れてしまいます。
行き成り崩れ始める木の板の家に、ビックリした男は腰を振るのを止めて、思わず射精してしまいます。
「ひゃうぅぅ……でてるぅぅ……」
子宮の口にびしゃびしゃと精液を浴びせかけられた次女は、幸せそうなアヘ顔を曝して枯れ草のベッドの上で、ぼんやりと崩れる自分の家を眺めました。
さて藁の家と木の板の家を失った男の二人の雌ブタは、しょうがないと最後のレンガ造りの末っ子の家の扉を叩きます。
「はいぃ〜……どなたれふか〜〜?」
眠っていたのか、目を瞬かせながら末っ子が扉を開きます。
そして男の両腕を片方ずつ掴む姉二人と、それを困ったような笑顔で受け入れる男の様子を眺めていた末っ子だが、ふと横を見て姉二人の家が崩れているのを見てどういう事か悟ったのか、眠そうな笑顔で三人を中に迎え入れます。
「うわ〜、ひろ〜〜い」
「この綿のベッド、ふかふかで寝心地よさそう……」
末っ子のレンガの家は、将来の夫と子供との家族で住んでもいいようにと広く作られているため、彼女の姉二人と男を入れてもまだまだ余裕がありますし、将来の夫と一緒に寝られるようにと作ったベッドはふかふかで寝心地がよさそうです。
そこで思わず男のお腹がなってしまいます。それもそうでしょう、雌ブタ二人に精を吐き出したのだから、腹も減るというものです。
恥ずかしさに真っ赤になったそんな男を気遣い、しかし末っ子に強い姉二人は、夫であり主人である男が腹が減っているから料理を作れと、末っ子に命じます。
何時ものことだからと、かまどで湯を沸かし始める末っ子。
その二人の余りのあつかましさに、男は激怒してしまいます。
しかし三姉妹とも、なんで男が怒っているのかわかりません。
だってこれが三姉妹の何時もの通りなのですから。
これは教育が必要だと、男は熱めのお風呂のような温度になったかまどの湯を柄杓ですくうと、姉二人の背中を肌蹴させた後で、その背中にゆっくりとお湯をかけながら、お前らが俺の雌ブタなのだから末っ子ではなくお前らが俺に奉仕しろと、教育的指導を行います。
「ありがとうございます!ありがとうございます!」
「勘違いしている雌ブタを教育してくださり、ありがとうございます!」
普段の彼女たちならば、こんな事をする男に激怒して殴りかかるはずなのにと末っ子は軽く混乱しますが、男が姉二人に反抗を許さないほどに絶対的な強者である事を察した彼女は、心の中ではもうこの男の雌ブタになる事を決めてしまっています。
そして男の命令で、レンガの家にある客間へとすごすごと引き下がる姉二人を尻目に、ご主人様がお腹が減っているのならばと末っ子は料理を始めます。
「はい、ご主人様。スープが出来ましたよ」
カタリと机の上に置かれたのは、木の椀に入った暖かそうな木の実のスープ。
恐る恐る木のスプーンですくって口に入れた男は、思わず叫びそうになります。その余りの美味しさに。
がつがつと食べ始めた男の様子に、末っ子は口にあって良かったと胸をなでおろします
そしてスープを食べ終えてお腹が満腹になった男は、姉二人とは違って良い子の末っ子に、思わずお礼がしたいと言ってしまいます。
「でしたら、そのぉ……私の夫になってくれませんか?」
その言葉にグッと言葉を詰まらせる男でしたが、末っ子の期待するようで片隅では諦めているようなその瞳を見て、男は末っ子の夫になる決心しました。
そうなれば少し臆病な性格だとはいえ、根っからの魔物娘の末っ子は、そっと男の手を引いて彼女の部屋に案内します。そうあのふかふかの綿のマットのベッドのある部屋へ。
「そのぉ……お姉ちゃん達のように大きくは無いので、満足いただけるか判りませんが……」
そっと上の服を脱いで男を誘う末っ子に、姉二人には無かった情緒を感じ取った男は、思わずその姉二人に比べたら控えめな胸にしゃぶりついてしまいます。
そんな発情した雄らしい男の様子に、もうすっかり犯される覚悟を済ませた末っ子は、喘ぎ声を隠す事無く男の気持ちを高めていきます。
男が末っ子の乳房を堪能し、やがて股間へと口を付けます。そして膣内へと舌を差し込んだ男は、末っ子の上壁を舌で舐め上げて性感を高めてから、ぷっくりと大きくなりつつあるクリトリスに男は吸い付きます。
「ひゃあん♪」
軽くフルフルと震えながら達しつつも、まだまだ末っ子には余裕がある様子です。
それならばと男は起立したちんこを、末っ子にあてがいます。
その熱く固いちんこに、末っ子は思わず生唾を飲み込んでしまいます。
「はぁ〜……はぁ〜〜……」
そして末っ子は期待から荒く息を吐き始めます。
その期待に応えるように、男は勢い良く腰を突き出し、末っ子の処女膜を突き破ります。
「うぅぅうぅ……」
体の奥深くから湧き上がるような痛みに、末っ子は思わず体を縮みこませてしまいます。
そんな末っ子の様子に、姉二人の時には構わなかったというのに、男は思わずうろたえてしまっています。
「大丈夫、動いて下さい」
弱弱しく気遣う言葉を言う末っ子に、男の胸はキュンと高く鳴ります。
そしてその胸の鼓動に突き動かされるように、末っ子の二人の姉が喜んだように、男の腰が前後に力強く振られ始めます。
ぞりぞりと雁首に細い膣道を撫で上げられ、さほど深くは無い場所の子宮を突き上げられ、末っ子はキャンキャンと鳴き始めます。
「もっとぉ、もっとぉ抉ってください。もっともっと、私で感じで下さい!」
必死に男に両手足でしがみつきながらも、彼の動きを阻害しないように気を使う末っ子に、男はもうメロメロになってしまい、末っ子の言うとおりにもっと膣内を抉り、その膣道をちんこで感じ取っていきます。
「ひゃぁああっぁあああ!!」
やがて末っ子が与えられる性感に耐えられなくなって絶頂しても、男は気にせずに攻め続けます。
こんなに素早く腰を前後に振っているのに、男のちんこから精液が出る様子はまだありません。
なにせもう今日は二度も射精しているのですから、まだまだ次の精液が上ってくるまで余裕があります。
「ひぃくぅうぅ!そこは、そこはぁああああ!!」
何度も耕され、抉られて、末っ子はもう男のちんこが一度前後する度に、一度達するほどに体を躾けられてしまいました。
しかしまだまだ男のちんこから精液が出る様子はありません。
でも、よりいっそうちんこが固くなってきました。射精する前兆でしょうか。
「あうぅ……ひゃぁぅぅ……」
達し続けてもう手足どころか、体の全ての部分に力が入らない様子の末っ子は、男に抱きつく事も出来ません。
なので手足をぐったりと投げ出しながらも、膣だけはきゅっきゅっと男のちんこに刺激を与え続けます。
男のちんこがびくびくと震え始めています。どうやらもうそろそろ射精するようです。
「うぁぁぅ……」
ラストスパートをかけるためでしょうか、男は末っ子をうつ伏せにさせると、腰を掴んでガンガンと腰を振っていきます。
先ほどまでとは違う場所を小突かれて、しかもそこが弱点だったのか、末っ子の弛緩していた体がガクガクと震えていきます。
もうそろそろ男のちんこから精子が出てきそうです。なにせ男が歯を食いしばって、射精を堪えているのですから。
「…………」
ガクガクと全身を震わせて絶頂しても、もう末っ子は悲鳴一つ上げません。だって意識が飛んでしまっているのですから。
男の方も不意にきつく締め付けてきた末っ子の膣に搾り取られるように、末っ子の中へと精液を吐き出します。
姉二人の時に比べて明らかにその量が多いのは、もしかしたら姉二人よりも体の相性が良かったからでしょうか。
しかしそんなことを確かめる事をする余裕は男にも末っ子にもなく、二人とも睦み合いで限界まで体を行使しため、そのまま二人は柔らかい綿のマットを敷いたベッドの上で、折り重なるようにして毛布に包まりお互いの体温を感じながら、秋の寒い風を通さないレンガ造りの家に守られて、安らかに眠りに付いきます。
恐らく二人ともいい夢を見られることでしょう。それも愛しい人と愛し合うような、そんな夢を。
その後、三匹の雌ブタは一人の男と仲良くこのレンガの家で暮らしましたとさ。
どっとはらい。
12/05/19 23:14更新 / 中文字